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【新卒就職】志望動機の書き方を徹底解説!職種別に例文も紹介

就職活動では一般的に、履歴書やESに志望動機を書くことが求められるでしょう。志望動機は、就活における選考を突破する上で非常に重要です。

しかし、就活をはじめたばかりで何を書けばいいかわからない、志望理由が上手く書けないという方も多いですよね。

そこで本記事では、志望動機の書き方について基本ルールやコツ、注意点などを徹底的に解説します。

さらに、業界別に志望動機の例文も紹介しています。この記事を読めば、志望動機に必要な情報を網羅できるので、ぜひ参考にしてください。

久保

キャリアアドバイザー 久保

大手営業会社で営業マネージャーを経験後、株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーとして活躍。転職やキャリアアップなどの経験から、内定後のことも考えたアドバイスを行う。

目次

<業界別>志望動機の書き方の例文一覧

▼業界別|志望動機の例文一覧

医療業界公務員IT業界メーカー業界コンサル
看護師警察官エンジニア飲料監査法人
医療事務刑務官システム
エンジニア
化粧品会計事務所
介護自衛隊インフラ
エンジニア
アパレルコンサルタント
理学療法士教員プログラマー鉄鋼建設
コンサルタント
管理栄養士塾講師web
マーケティング
製造

志望している業界や職種に合った例文を見たい方は、上記のリンクを押すと詳しく解説している記事に飛べますよ!

この記事では、新卒向けの志望動機の基本例文(①営業②マーケティング③企画/制作④事務⑤エンジニア⑥デザイナー)を紹介しています。今すぐ見たい方は、以下のボタンから例文の項目まで飛べるのでぜひ参考にしてください。

志望動機は最重要!目的・理由を解説

志望動機とは、「志望する企業で働きたい理由」のことです。企業側は、応募者の志望動機から「自社を選んだ根拠」「自社への理解度」などを確認しています。

また、他にも以下の観点から志望動機は読まれています。書き方が分からない人は、これらも意識して書いてみましょう。

・なぜその企業&業界に興味を持ったのか知るため
・志望理由に明確な根拠があるかを確認するため
・企業とのマッチ度を確認するため

企業側は、将来自社で活躍してくれるであろう人材を求めています。企業の方向性が、就活生の人柄や考えと合致しているかを志望動機をはじめとした、ESや履歴書の項目を通して見ているのです。

志望動機は、「その企業に入りたい」という強い意思を一番伝えられる項目です。最重要といっても過言ではないので、しっかり対策しましょう!

就活のプロにアンケート!志望動機で最も重視していることは何?

今回カリクルメディア編集部では、累計5000人以上の就活生と面談してきたトップ就活エージェントや、最終面接の担当経験もある面接官など、就活のプロ14人にアンケートを実施!

ESや履歴書にある「志望動機」では何を最も重視しているかについて、質問しました!以下の結果を意識して志望動機を作成しましょう。

アンケート結果から、履歴書やESにおける志望動機では一貫した理由や根拠があるかを重視しているという意見が多いようです。

さらに、志望動企業に貢献してくれそうか、熱量や成長意欲があるかなど、入社後を見据えた内容も重視される傾向にあります。将来のビジョンや入社後の働き方に結び付けた志望動機を書きましょう!

志望動機を書く前に自己分析・企業研究を徹底しておくと、いざ書き始めるときに必要な情報がそろっているので書きやすくなりますよ。

これさえ見れば志望動機が書ける!基本ルールを徹底解説

志望動機を書き始めるにあたって、そもそもどう書き始めればいいのかわからないですよね。ここでは、志望動機の書き方について基本的なことをすべてまとめました!

  1. 志望動機の文字数は200~400字が一般的
  2. 志望動機の基本構造は3段階
  3. 志望動機のルールと正しい書き方

さらに上記のテンプレートに従って書くことで、実際の文章の流れを把握でき、論理構造に悩まずに書くことができますよ

志望動機の基本ルールと無料テンプレートを参考にして、質の高い志望動機を書きましょう!

①志望動機の文字数は200~400字が一般的

志望動機の文字数は200字~400字が一般的です。企業から文字数が制限されている場合は、指定された文字数の8割は超えるように書きましょう。

短すぎると志望動機の内容が薄くなったり、熱意が低い・志望度が高くないと思われる可能性があるので、最低限の文字数は書くようにしてください。

反対に、長すぎる場合も注意が必要です。文章が冗長になり、何を伝えたいか読み取りづらくなる可能性があります。志望動機で何を言いたいのか、要点がわかるような内容・文章量を意識することが重要です。

②志望動機の基本構造は3段階

いざ志望動機を書き始めようと思っても、基本構造や文章の流れがわからないと書きにくいですよね。志望動機の文章は以下の3つの要素から構成されています

・【STEP1】結論|志望理由を明確に述べる
・【STEP2】具体例|動機となった出来事や背景を例に出す
・【STEP3】締めくくり|入社後の働き方や将来像を述べる

基本構造に則った文章を書くことで、就活の準備をしっかりしていることや、説得力のある文章が書けていることをアピールできます。以下の点を意識して志望動機を書きましょう。

【STEP1】結論|志望理由を明確に述べる

志望動機を書くときは、はじめに志望理由を簡潔に一文で書くようにすることがポイントです。この一文が志望動機全体の結論になります。

「私が貴社を志望する理由は、〇〇です。なぜなら、△△~」という一文から始めましょう。最初に理由を明確に述べることで、採用者側も「この人は〇〇な理由で志望しているのだ」と印象に残りやすくなります。

採用者は、何百、何千枚もの履歴書・ESに目を通します。一読して主張したいことがはっきり伝わる文章にするためには、伝えたいこと(結論)を最初にもってくることが重要です。

結論が不明瞭だったり、文章の最後だけにしかなかったりすると、何を言いたい文章なのか理解されない可能性があるので、注意しましょう。

「論理的に考えられる」「根拠に基づいて説明できる」といった能力をアピールできる機会でもあるので、文章構造はしっかり把握しましょう。

【STEP2】具体例|動機となった出来事や背景を例に出す

次に、結論で述べた理由に説得力を持たせるために、動機となった出来事や背景を例に出しましょう

その企業を志望するにあたって、ここに就職したいと思う「きっかけ」や魅力的に感じるに至った「出来事」があったはずです。

ただ「~したいから」といった願望を述べるだけでは、その学生を採用しようとはなりません。何をきっかけにその企業に入りたいと思ったのか、本気で入りたいと思っている証拠を示す必要があるのです。

【STEP3】締めくくり|入社後の働き方や将来像を述べる

最後に、具体例にあげた経験やそこからの学びを踏まえて、入社後の働き方や将来像について述べましょう。就活では企業に入社することだけでなく、その先で何をするのかを考えることも重要です。

入社後のビジョンを明確に持っていることをアピールできれば、「なぜその企業を選ぶのか」といった志望理由に説得力を持たせられます

「自分の能力を活かして企業にどう貢献するか」「企業で将来どうなりたいのか」を明確に述べ、将来的に活躍する人材だと印象付けましょう。

最後に入社後どう働いていくかを述べ、採用者に「この学生は私たちと一緒に働いていける人間だ」と、一緒に働くイメージを持たせることが大切です。

③志望動機のルールと正しい書き方

志望動機を書く際は、上記6つのことを最低限意識して書きましょう。先ほど紹介した基本構造に加え、敬語や一文の長さなど文章を書く上で基本的なルールも要確認です。

特に、具体例について述べるところでは、詳しく説明しようと一文が長くなりがちです。一読してみて、文章の切れ目は適切か、長く感じないかを確認してください。

書いた志望動機を一度声に出して読んでみると、話の流れが不自然ではないか、息継ぎのタイミングがなく、一文が長すぎないかに気づくことができますよ。

上記のチェックリストは、志望動機を書き上げた後の最終確認に使いましょう!しっかり項目を満たしていれば安心ですよ。

志望動機の書き方のコツ・ポイント4つ

前項では、志望動機の書き方における基本的なルールについて紹介してきました。

ここからは、志望動機を書く際の「内容」におけるコツ・ポイントについて詳しく解説します!

基本構造をもとに書いてみたものの、中身が薄い、内容に満足がいかない、と感じている人は、以下のコツ・ポイントを意識してみてください!

  1. インパクトのある内容にする
  2. 志望理由に根拠と熱量を持たせる
  3. 独自のエピソードを書く
  4. 伝えたい部分を強調する

①インパクトのある内容にする

採用者の記憶に残る志望動機にするためにも、インパクトのある内容にするのがコツです。「企業理念に共感した」などのありきたりな志望動機では、数多くいる他の応募者と差別化できません

また、ES・履歴書などの書類選考は、文字だけなので自分の人柄や仕事への熱量を伝えるのも難しいです。自分がどういう人間なのかを文章で印象づける必要があります。

とはいっても、「周りと差別化できるような経験もないし書けないよ…」という方もいますよね。例えば、志望したきっかけを書く際に、「その時感じた自分の感情」や「その経験で自分に起きた変化は何か」を述べると、自分ならではの文章になりますよ。

あくまで、実際自分が経験したこと・感じたことをベースに書きましょう!素直に自分の思ったことを書くと、より好印象に繋がりますよ。

②志望理由に根拠と熱量を持たせる

ESや履歴書などの書類選考を通過するために、志望理由に根拠と熱量を持たせることが非常に重要です。志望動機は「その企業でなければいけない理由とその根拠」を述べましょう。

他社に使った志望動機の使い回しをすると、面接で「他の企業でもできるのでは?」と聞かれることもあります。さらに、「自社への志望度は高くない」「熱量がない」と捉えられることも。

自己分析・企業研究を徹底して、企業が強みとしている部分を志望動機にするのがポイントです。他の企業にない部分だからこそ「貴社に入社したい」意志を強くアピールできます。

採用担当者は、自社に入社したい気持ちが強い就活生を求めています。能力が同じなら、より志望意欲のある就活生が魅力的に感じるでしょう。

③独自のエピソードを書く

自分自身の感情や経験をもとに志望動機を書くことが重要です。オリジナリティのある文を書くことで、採用者の印象に残りやすくするだけでなく、内容をより深めることができます。

就活向けサイトやOB・OG訪問などで、内定者の志望動機や例文を目にする機会があると思いますが、例文を丸パクリするのは避けましょう

たとえ書類選考を通過したとしても、二次選考の面接などで志望動機を深堀られたときに、上手く話せない可能性があります。自分の経験に基づいた独自のエピソードなら、深堀られたときにも柔軟に答えられるでしょう。

本記事でも志望動機の例文を紹介していますが、あくまで構成や流れを考える際の参考程度にしましょう。

④伝えたい部分を強調する

志望動機を書いてみて、文書がぼやっとするなと感じている人は伝えたいことを強調すると良いでしょう。そのためにも、何を一番伝えたいのかを明確にする必要があります。

まず、自分が志望動機を通して、採用者に伝えたいことを考えてください。伝えたいことが決まったら、それを志望動機の結論として最初に持ってきましょう

さらに、文章を書く際に、最初に述べた結論は最後にもう一度を書くことで、言いたいことが明確になります。伝えたいことが強調され、相手に伝わりやすい文章になるでしょう。

<基本>志望動機の例文6選

ここからは、志望動機の基本的な例文を6つ紹介します。営業職やマーケティング職、事務職など、一般的な職種における志望動機の例文をピックアップしました。

はじめて志望動機を書く方や基本的な文章の流れを知りたい方はぜひ参考にしてください!

  1. 「営業」の志望動機例文
  2. 「マーケティング」の志望動機例文
  3. 「企画・制作」の志望動機例文
  4. 「事務」の志望動機例文
  5. 「エンジニア」の志望動機例文
  6. 「デザイナー」の志望動機例文

また、業界別に詳しく解説した志望動機例文は記事冒頭にあるので、業界や職種別にみたい人はそちらを参考にしてください!

①「営業」の志望動機例文

<結論>
私が営業職を志望する理由は、人とのコミュニケーションを通じて課題解決に貢献したいという強い思いからです。

<具体例・根拠>
飲食店での接客の経験から、お客様のニーズを把握し、よりよいサービスを提供することの重要性を実感しました。営業職においては、商品やサービスの価値を理解し、お客様との信頼関係を築くことが成功の鍵だと考えています。また、新しい市場や競合状況に対する情報収集や分析が得意であり、柔軟かつ創造的な発想をもって課題にアプローチできる自身があります。

<企業の魅力>
貴社は、その先進的なアプローチと高品質な商品・サービスで市場において注目を集めており、そうした環境で自らの経験を活かし、お客様との連携を通じて共に成長できると確信しております。

<入社後の働き方・結論>
私は積極的で誠実な姿勢をもって、チームと連携し、お客様との信頼関係を築くことで、貴社の営業活動に貢献したいです。

アルバイトでの接客経験を具体例としてあげ、営業職を志望する理由を明確にしています。実際の経験をあげることで、自分独自の文章になるので、信憑性や説得力を持たせられますよ。

さらに、過去の経験と企業の特徴を結び付け、企業が求める人材像にマッチしていることを積極的にアピールしているのがポイント。前向きな姿勢を見せ、熱量や意欲を伝えましょう。

「営業」の志望動機の書き方についてより詳しく解説した記事があるので、詳細に知りたい方は以下のボタンからぜひ参考にしてください!

②「マーケティング」の志望動機例文

<結論>
私がマーケティング職を志望する理由は、市場調査を通して、消費者により良い商品・やサービスを提供することに魅力を感じているからです。

<具体例・根拠>
私は学生だけで運営しているカフェでアルバイトをしていました。カフェではマーケティング担当を任せてもらい、売り上げ分析や広告の効果測定を行い、「売れ続ける商品・サービスは何か」を常に意識して業務を行っていました。また、大学で学んだ経済学や広告学の知識を活かした戦略の立案し、売上を2倍に伸ばしました。この経験から、市場トレンドを把握し、既存の知識を新たな発見を組み合わせながら、効果的なマーケティング戦略を展開できる自信があります。

<企業の魅力>
貴社は市場リーダーとして知られ、その積極的かつ革新的なマーケティング活動に感銘を受けています。また、社会や環境への責任を果たす取り組みも素晴らしいと思います。

<入社後の働き方・結論>
私はそのような先進的な企業で経験を積み、新しいアイデアや戦略を提供しながら、共に成長していくことを目指しています。チームと協力してブランドの価値を高め、自社の市場での競争力を向上させていきたいと考えています。

大学で得た「知識」とカフェで得た「実践スキル」両方を持っており、入社後すぐに企業へ貢献できる人材であるとアピールできます。

また、実際に売り上げを2倍にしたという具体的な数値をあげることで、内容にインパクトを持たせているのもポイントです。実務的なことをしていたからこその経験や心境の変化は、志望動機のアピールポイントになりますよ。

「マーケティング」の志望動機の書き方についてより詳しく解説した記事があるので、詳細に知りたい方は以下のボタンからぜひ参考にしてください!

③「企画・制作」の志望動機例文

<結論>
私が企画職を志望する理由は、アイディアを形にし、クリエイティブなプロジェクトを進めることに情熱を感じるからです。

<具体例・根拠>
私は学校のプロジェクトでコンテンツの企画・制作に関わり、ターゲットのニーズに合ったものかつ、人々の印象に強く残り注目を集めるような企画立案に力を入れました。企画の中でもVRを用いた実体験型のものは評判が良く、教授陣からも高い評価を得ました。

<企業の魅力>
貴社はクリエイティブなアプローチが特に重要な分野で、新しいアイディアや技術を積極的に導入していると感じております。

<入社後の働き方・結論>
スキルと経験を活かし、企画から制作まで一貫してサポートできる自信があります。貴社に入り、自らをさらに高め、クリエイティブなプロジェクトに貢献していきたいです。

企画力・発想力を強調するとともに、実際の企画内容にも触れ、その効果や結果も述べることで、自分の能力をアピールしています。

実際の企画・制作経験を根拠とすることで、未経験の就活生と差別化できるのもポイント。志望意欲を見せるだけでなく、インパクトのある内容にすると採用者の印象に残りやすい志望動機になりますよ。

④「事務」の志望動機例文

<結論>
私が経理事務職を志望する理由は、数値に裏打ちされた正確な情報を通じて企業の財務健全性を確保し、効果的な経営に寄与したいからです。

<具体例・根拠>
私は大学での専門領域や事務系の長期インターンシップで、数値の取りまとめや帳簿管理、経費の処理などの経理業務に関する知識とスキルを磨いてきました。過去の実務経験から、会計ソフトやスプレッドシートを駆使してデータを整理・分析し、的確な経営判断をサポートすることができます。

<企業の魅力>
貴社は安定的な成長を遂げ、その中で経理が果たすべき役割も増しているように感じます。

<入社後の働き方・結論>
私はそうした環境で自らのスキルを向上させつつ、経理事務職としての専門性を活かし、企業の経営基盤の強化に貢献したいと考えております。責任感を持ち、経理業務において確かな実績を積み、貴社の発展に寄与できるよう努力したい所存です。

事務のうち特に経理事務では、専門的知識と実際の経験がアピールポイントになるでしょう。実際に事務作業をしたことがあるとその魅力について書きやすくなります。

会計学や統計学などの知識だけでなく、ソフトを利用したデータ管理など情報スキルもあることで、事務職として適正な人材であることを印象づけているのがポイントです。

「事務」の志望動機の書き方についてより詳しく解説した記事があるので、詳細に知りたい方は以下のボタンからぜひ参考にしてください!

▼事務系の志望動機の記事

一般事務経理事務

⑤「エンジニア」の志望動機例文

<結論>
私がエンジニア職を志望する理由は、貴社の最新の情報技術が社会に大きな影響を与え、人々の生活を支えていることに感銘を受けたからです。

<具体例・根拠>
大学で学んだ情報工学の知識やプログラミングスキルを活かして、クライアントとサーバー両者にとって利用しやすいシステム設計を心がけてきました。また、エンジニアとしての仕事においては、協力とコミュニケーションが不可欠です。チームと協力し、アイデアを共有し合いながら成長していく環境に魅力を感じています。

<企業の魅力・入社後の働き方・結論>
私は常に新しい技術やツールを学び、変化の激しい情報社会に柔軟に対応していく力があります。また、クライアントの視点に立ち、よりよいシステムを生み出していくことに強く関心を抱いています。貴社ではそのような志向に共感し、一緒に成長できる環境で活躍したいと考えております。

企業独自の情報技術に影響を受けたことを伝え、「なぜ貴社を選ぶのか」に説得力を持たせていることがわかりますね。

情報技術が発展している現代では、多くの会社でエンジニアなど開発職の人材が求められています。就活では、競合他社との比較を踏まえた上で、その企業にした理由が重視されるでしょう。

さらに、自身のシステム開発への姿勢を述べ、エンジニアとしての心構えがあることをアピールしているのもポイントです。

「エンジニア」の志望動機の書き方についてより詳しく解説した記事があるので、詳細に知りたい方は以下のボタンからぜひ参考にしてください!

⑥「デザイナー」の志望動機例文

<結論>
私がデザイナー職を志望する理由は、デザインを機能性や視覚的効果、持続性などさまざまな観点から考え、デザインによって人々の生活に幸せや良い影響を与え、感動を生み出すことにやりがいを感じるからです。

<具体例・根拠>
デザインはユーザーに感動や刺激を与え、商品・サービスを利用をしてもらうきっかけになります。私は、ユーザーの心に訴えかけ、使いやすさや効果的な伝達を追求することに強く関心を抱いています。また、大学で学んだデザイン理論やツールのスキルを基に、発想力を最大限に活かし新たなアイデアを生み出すことに喜びを感じています。

<企業の魅力>
貴社のような先進的で挑戦的な環境で、デザインの新しい可能性を広げながら、成長していくことが私のキャリアの目標です。

<入社後の働き方・結論>
また、マーケティングや企画部門の方との円滑なコミュニケーションが、デザイナーにおいて不可欠であると理解しており、他チームと協力しながら様々なプロジェクトに取り組みたいと考えています。

企業の成長だけでなく、顧客の喜びや満足度などを意識している志望動機です。

特にBtoC(企業から消費者)の会社では、顧客のニーズを満たした商品・サービスの提供が重要視されているので、顧客を意識した志望理由にすると良いでしょう。

また、他の部門との円滑なコミュニケーションにも触れ、協調性や提案力があることもアピールしています。

「デザイナー」の志望動機の書き方についてより詳しく解説した記事があるので、詳細に知りたい方は以下のボタンからぜひ参考にしてください!

<要確認>よくある志望動機のNG例3つ

ここからは、志望動機を書く際に陥りがちなNG例3つを紹介します。以下3つは実際に面接官から「これを言われると印象が悪く感じる」と意見が出たものなので、志望動機を提出する前にしっかり確認しましょう!

  1. 自分の成長についてしか考えていない志望動機
  2. 社風に共感したなどの浅い志望動機
  3. 福利厚生・条件面についての志望動機

①自分の成長についてしか考えていない志望動機

就活生が一番うっかり陥ってしまう志望動機のNG例として、自分の成長のことしか考えていない志望動機があげられます。

志望動機を書くときに成長意欲について述べることは大切ですが、自分のスキルや能力の成長しか考えていないのは、「自分のことしか考えていないな…」と企業に悪い印象を与えることも。

自分の成長だけでなく、企業の成長にどう貢献するかや入社後配属されるチームでどう頑張りたいかも述べると良いでしょう。

②社風に共感したなどの浅い志望動機

社風に共感した、働いている社員の人柄がよかったなどの志望動機は必ずしもNGというわけではありませんが、内容が浅くなりがちなので避けた方が良いでしょう

もし、社風に共感したという志望動機を書く際は、ただ共感したことを伝えるだけでは、浅い志望動機になります。

「共感した内容がどう自分の考え方や行動に結びつくのか」や「そのような職場で自分が活躍できる人材であることの理由」を述べると説得力がある志望動機になるでしょう。

③福利厚生・条件面についての志望動機

福利厚生や条件面についての志望動機は基本的にNGなので避けてください。「給与が良いから」「残業が少ないから」といった理由では、企業側は採用したいと思いません。

また、自分のことしか考えていないと思えわれる可能性もあり、印象が悪くなることが多いので、志望動機でこれらのことについて触れるのはやめた方が良いです。

もちろんワークライフバランスは大切ですが、それだけを理由に志望しても、仕事への熱量や本気度が伝わりにくく、落とされる可能性が高いです。

志望動機では自分ことだけでなく、企業への貢献や仕事に向き合う姿勢についても触れましょう!

志望動機を書く前にすべきこと3つ

就活ではESや履歴書を提出する機会が何回もあり、志望動機も企業ごとに変えて書く必要があります。時間も量もかかる作業なので、いかに効率よく作成するかが重要です。

志望動機をスムーズに書くためにも、志望動機を書く前にしておくべきこと3つを紹介します。まだできていない人は、以下3つを先に行ってから志望動機に取りかかりましょう。

  1. 自己分析を徹底する
  2. 企業研究で企業について知り尽くす
  3. 企業説明会に参加する

①自己分析を徹底する

就活を始めるにあたり最初に必ずすべきなのが自己分析を徹底することです。「自分は何に関心があり、どんな職種につきたいのか」を明確にしなければ、根拠のある志望動機を書くことはできないしょう。

自己分析をすることで、何の仕事がしたいのか・何の仕事が得意なのか、自分自身について知ることができますし、どの職種・企業を選ぶかのきっかけにもなります。

志望理由が明確になっていない人や企業への熱量があまりない人は、もう一度自分自身について分析し、「本当にその企業で働きたいのか」考えてみましょう

②企業研究で企業について知り尽くす

自己分析ができたら、企業研究をして業界や企業について調べ尽くしましょう。企業研究をするかしないかで志望動機の書きやすさが大きく変わってきます。

企業について知り尽くすことで自分と企業の相性を知ることができますし、しっかり調べてから応募していることが伝われば、熱量があり真剣な姿勢であると好印象をもってもらえることも。

さらに、志望動機では志望意欲だけでなく、企業への理解度の高さも見られています。企業が公開している基本情報は全て知っておくようにしましょう。

③企業説明会に参加する

企業のHPなどで基本情報を調べても、実際の企業の動向や社員の雰囲気まではわからないことも。企業説明会に積極的に参加して、実際の雰囲気や社員の話などを知りにいきましょう

企業が求める人材や働き方について、インターネットの情報からは得られないことも聞けるかもしれません。

企業研究の一環として説明会に参加するのはもちろん、今まで知らなかったけど少し興味があるから行ってみたいという場合でも積極的に参加してくださいね。

今まで関心のなかった職種でも、説明会に行ったことで「自分の興味はここに近いかも」と気づけることも。志望動機がなかなか書けない方は、まずは事前にすべき3つのことをやってみてください!

新卒以外の志望動機の例文|転職・第二新卒など

ここでは、新卒以外の志望動機の例文について紹介します。中途採用・第二新卒として転職したい方、実務経験のない職種に転職したい方向けの例文を解説しているで、ぜひ参考にしてください。

  1. 「中途採用の転職」の志望動機例文
  2. 「第二新卒の転職」の志望動機例文
  3. 「未経験職種への転職」の志望動機例文

①「中途採用の転職」の志望動機例文

▼同職種

私が貴社の営業職に志望する理由は、前職の営業で培った交渉力と顧客のニーズを捉える力をより発揮し、貴社に貢献できると考えているからです。

前職ではBtoB営業をしており、取引先の企業へ価格交渉を行うなどしていました。前職でも仕事にやりがいを感じていましたが、直接消費者とやりとりをし、顧客の満足度を目の前で感じることのできるBtoC営業に魅力を感じました。さらに、貴社の商品の品質の高さに感銘を受け、貴社の営業職に志望しました。

前職での交渉力やコミュニケーション能力を発揮し、貴社のブランド力拡大に貢献したいと考えています。

中途採用の場合は、過去に培ってきたスキルや経験を活かす志望動機にすることが大切です。

新卒と違い、「実務経験のある自分を採用することで企業に利点がある」ということも伝えられると魅力的な志望動機になりますよ。

②「第二新卒の転職」の志望動機例文

▼経理事務(新卒)→マーケティング(第二新卒)

私が志望する理由は、今まで学んできたことが最大限発揮できるのが貴社のマーケティング職だと感じたからです。新卒で入社した会社では、経理事務部署で予算管理や経費精算などを行っていました。

大学では、マーケティングや経済学を専攻にしていたのですが、前職では専門的に学んだことが活かせない状態であったので、貴社のマーケティング職に志望いたしました。前職で得た経理関係の知識と経済学などの知識を活かし、貴社のマーケティング戦略に貢献したいと思っております。

また、私は過去の経験から学んだことを貴社で活かすだけでなく、新しい環境で学び、成長していく意欲を持っています。貴社が尊重している価値観やチームワークに共感し、その一員として協力し合いながら、共に成長していきたい所存です。

第二新卒とは、大学卒業後3年以内に他の企業へ転職する人を示します。第二新卒の志望動機では、志望する企業に「自分は長期的にこの企業で働いていきたい」などの意欲を示すと好印象です。

また、前職をやめた理由を明確にすることが大切です。やめた理由について書く際は、前職の企業に対するネガティブな意見は避けてください。自分のキャリアプランや成長について書くようにしましょう。

③「未経験職種への転職」の志望動機例文

▼広報職→人事職(未経験)

この職種に志望したいと思った背景には、広報部のリーダーをしていたときに、「チームの連携や役割分担、各工程に適任な人材を充てることの重要性」を知ったことがあります。

私は前職のメーカー企業で広報部のリーダーを担当していました。前職ではSNSや企業のHPにおける広告案を考えたり、実際に広告の宣伝効果を測ることで、顧客のニーズの分析を行ったりしていました。さらに、リーダーとして、どの作業を誰に割り当てることで生産性を上げられるのかを日々考えながら役割分担をしていました。

貴社の人事職では、組織全体を見て人員確保・手配を行い、企業と社員にとって最適な環境を作る点に魅力を感じました。人材育成などは未経験からのスタートではありますが、前職で培ったコミュニケーション能力と全体を俯瞰してみる力を発揮して、貴社の組織作りに貢献したい所存です。

職種は違いますが、前職で培った能力や知識を志望職種の特徴や求める人材像に結び付けることが志望動機を書く上で重要です。

自分が今まで得てきた実績の中で、活かせるスキルや考え方を見つけましょう。そのためにもまずは、転職先の職種について徹底的に調べることが大切です。

志望動機の書き方に関するQ&A

ここでは、志望動機の書き方についてよくある質問にお答えします!ES/履歴書と面接との違いや注意点について説明しているので要チェックです!

  1. 面接と履歴書で志望動機に違いを持たせるべきか?
  2. 面接で志望動機を話す際に気を付けることは?

①面接と履歴書で志望動機に違いを持たせるべきか?

基本的に面接と履歴書で変えることはせず、一貫した内容で話しましょう。記事前半にあるアンケート結果からもわかるうように、面接官は志望動機において「一貫した理由や根拠」を見ています。

面接は、履歴書やESで書いた内容をしっかり言えるかを確認する役割もありので、大きく内容を変えるといったことはやめましょう。

しかし、履歴書に書いてあった内容について質問されたり深堀られたりするのが面接。自分の中で、履歴書で書いた内容をより詳細にしておくと、いざ聞かれたときもすらすら話ことができますよ。

事前に質問内容を想定して、詳しく説明できるようにしておきましょう!5W1Hを意識して質問への回答を準備しておくといいですよ。

②面接で志望動機を話す際に気を付けることは?

面接で志望動機を話すときは、表情や話し方も意識しましょう。面接では、就活生の人間性や人柄も見られています。話す内容だけでなく、話すときの姿勢なども重要なのです。

面接で志望動機を話す際は、以下のことを意識すると良いですよ。

  • 志望動機は結論から話す
  • ゆっくり落ち着いた態度で話す
  • 声のトーンは明るめにする
  • 話に抑揚を持たせる
  • 一音一音はっきり発音する
  • 「えっと」などの口癖に注意する
  • 真剣な顔と笑顔を使い分ける
  • 質問のときなどは相槌をする

志望動機を話すときは、自分の真剣さや熱量を伝えるためにも、真剣な表情ではきはき話すと良いでしょう。質問されたときは、にこやかな表情でこたえると印象が良いですよ。

面接は面接官と就活生のコミュニケーションの場です。志望動機について質問されたときは、頭にいれてきた内容を機械的にこたえるのではなく、自然な流れでこたえるようにしましょう!

志望動機の書き方をマスターしてESや履歴書を魅力的にしよう

志望動機は、履歴書の中でも非常に重要な項目です。採用者は志望動機を聞くことで、就活生の企業に対する熱意や仕事への真剣な姿勢を見ています。

志望動機の書き方に困ったときは、志望動機の基本例文や職業別の例文を参考にしてみてください。また、無料のテンプレも利用して、基本構造やルールをしっかり習得しましょう。

面接官の目にとまる文章が書ければ、内定に近づきます。就活はまだ始まったばかり。質の高いESや履歴書を作成して、良いスタートを切りましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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