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不動産事務の志望動機の書き方を解説|例文や好印象のコツも紹介

不動産事務とは、不動産業の業務のうち、顧客対応やデータ管理などの作業を担当する職種です。

しかし、どんな志望動機を書けば好印象になるのかわからず、困ってしまう方もいるでしょう。

本記事では、不動産事務の仕事内容・文章の書き方の流れ・好印象を与えるためのコツ・例文について解説します。

目次

【前提知識】不動産事務の仕事内容

不動産事務は、不動産を開発・流通・管理している業界の職種の1つです。

不動産事務の仕事では、顧客の対応、物件や顧客に関係するデータ管理、書類作成を担当します。

事務作業を行うため、営業職のように屋外に出る業務は担当しませんが、営業職などの業務が円滑に進むよう、迅速かつ丁寧にサポートする姿勢が求められるのがポイント。

また電話をとり、受付として顧客対応を行うためマナーを身につけていてどんな相手に対してもコミュニケーション能力を発揮できる人材が重宝されやすいでしょう。

不動産事務の志望動機の書き方3ステップ

不動産事務を目指している理由の書き方を知っていれば、悩まずに適切な文章を作り出せるのが利点です。

ここでは、書き方の流れを3段階に分けて紹介します。

  1. なぜ不動産業界なのかを一文で書く
  2. 根拠となる具体的エピソードを述べる
  3. 働くビジョンを示して締める

①なぜ不動産業界なのかを一文で書く

最初に、なぜ志望するのかを一文で簡単に書きましょう。結論ファーストを心がけることで、聞かれている事柄に対して的確に答えている印象を与えられます。

結論は簡潔に言い切って、ストレートに内容が伝わる文章にしましょう。

理由の正当性を強調するためには、企業に憧れを抱いた部分や、職種への意気込み、自分の強みを活かせることなどを取り入れた文章にするのがおすすめです。

②根拠となる具体的エピソードを述べる

次に、理由の根拠になる具体的なエピソードについて述べましょう

なぜ事務職で自身の強みが活かせると感じたのか、自身の強みに気付いたきっかけはどんな出来事かを述べれば、最初に述べた文章に説得力を持たせられるのがメリットです。

大学時代の経験を通してコミュニケーション能力を養ったことや、前職の経験で事務職としてのスキルを培ったことなどを紹介しましょう。

出来事を紹介する時はどんな課題と向き合って解決したのか、どんな成果や学びが得られたのか説明すると、自身の魅力を印象付けられます。

③働くビジョンを示して締める

最後に、働いた時のビジョンを示して締めると、人材としての将来性をスマートにアピールしつつ、まとまった印象の文章に仕上げられるのが利点です。

将来的に自分はどのように働いて、どんな強みを発揮して企業に貢献するのか、自身の目標も添えて言及しましょう。

また自身が働いている様子を紹介する際、企業の事業内容にも触れて説明すれば、企業分析を怠らずにしっかりと理解を深めていることも強調できます。

不動産事務の志望動機に組み込める自己PR内容

不動産事務の志望動機をより魅力的にするには、自己PRを効果的に組み込むことが重要です。具体的なアピールポイントや例を挙げながら、採用担当者に響く自己PR内容の作り方を見ていきましょう。

  1. マルチタスクでの優先順位付けが得意
  2. 正確で迅速な書類処理能力がある
  3. 顧客対応につながるコミュニケーション力
  4. 業務に必要な知識を積極的に吸収する意欲

①マルチタスクでの優先順位付けが得意

マルチタスクでの優先順位付けが得意な方は、事務職での強みを効果的にアピールできます。複数のタスクを同時に進めるためには、高い集中力と適切な優先順位の設定が不可欠です。

タスクの進捗状況を常に把握し、重要度や緊急性を見極めながら柔軟に対応できることが求められます。

例えば、営業サポートや資料作成、電話対応など、同時に複数の業務を抱える不動産事務では、このスキルは特に重要となるでしょう。

②正確で迅速な書類処理能力がある

正確で迅速な書類処理能力を示すためには、具体的な経験を明確に伝えることも大切です。前職や学生時代のエピソードを通じて、文書作成スキルや情報管理能力をアピールしましょう。

例えば、「大学のサークル活動で、複数の書類を同時に管理し、期限内に正確に仕上げた経験があります」といった具体例を挙げることで、自身の事務処理能力の高さを印象付けることができます。

また、エクセルやワードなどの基本的なソフトウェアスキルや、効率的な作業の進め方についても言及すると、より説得力が増します。

③顧客対応につながるコミュニケーション力

不動産事務では、コミュニケーション力も極めて重要です。お客様や不動産業者、関係者との円滑な対話が求められるため、単なる事務作業以上の能力が必要となります。

具体的には、電話対応や来客時の応対、書類のやり取りなどあらゆる場面で相手の立場に立って丁寧かつ正確なコミュニケーションが欠かせません。

相手の微妙なニュアンスを理解し、適切な言葉遣いと態度で対応できることが、不動産事務において高く評価されるポイントとなります。

④業務に必要な知識を積極的に吸収する意欲

不動産事務の業務には、常に最新の法律や業界トレンドに関する知識が求められるため、資格取得や自己学習に対する意欲はアピールポイントとなります。

例えば、宅地建物取引士の資格取得を目指していることや、不動産関連のセミナーや書籍で自己研鑽に励んでいることを具体的に伝えることで、学習意欲の高さと専門性への探求心をアピールできます。

業務に必要な知識を積極的に吸収する姿勢は、不動産事務職として成長できる可能性を示す要素となるでしょう。

不動産事務の志望動機で好印象を与えるコツ

好印象を与えるコツを踏まえた上で文章を作成すれば、ほかの候補者よりも高評価を得やすくなります。印象を良くするためのコツは、以下の3つです。

  1. 企業への志望動機は必ず入れる
  2. 求められる人物像に即して書く
  3. 待遇に関する記述はなるべく控える

①企業への志望動機は必ず入れる

なぜ該当企業に就職したいと感じたのか、理由を明確に述べることを心がけましょう。

企業ならではの強みや魅力を感じた部分について説明すれば、志望度が高いことを強調できます。

企業の特色について的確に言及するためには、同じ事業を展開している他社とポリシーやサービスの違いを比較して分析することが大切です。

数ある会社の中で吟味し、該当企業だからこそ貢献したい、といった熱意を込めて、会社から見ても採用したいと思わせるような文章に近づけましょう。

②求められる人物像に即して書く

会社が事務職に求めている人物像について把握した上で、自身との共通点を書くことも重要です。

コツコツと丁寧に作業を続けられるスキルや、相手に合った接し方を心がけられるスキル、不動産に興味を持っている姿勢などを紹介するとアピール力を高められます。

会社の採用サイトには、どのような心構えで業務を遂行する人材を求めているのか書かれていることが多いのがポイント。

一度は目を通して、自身の強みのうち、適性を感じさせるものをチョイスできるよう参考にしましょう。

③待遇に関する記述はなるべく控える

待遇に関して言及するのはなるべく避ければマイナスな印象を与えずに済みます。

確かに福利厚生や給与制度が充実しているかどうかは、会社を選ぶ上でチェックするべきポイントです。

しかし、企業向けの文章で自身が就職後に受けられる待遇について述べてしまうと、企業や職種に対する熱意が伝わりづらくなってしまいます。

自身が得られる利益ではなく、会社が自身を採用することで得られる利点に重点を置いて説明しましょう。

不動産事務の志望動機例文3つ

例文をチェックすれば、どんな文章であれば熱意が伝わるのかイメージを掴みやすくなるのがメリットです。ここでは、3つの例文を紹介します。

  1. 企業への志望が軸の例文
  2. 業界への志望が軸の例文
  3. 活かしたい強みが軸の例文

①企業への志望が軸の例文

例文①

貴社の人と住宅をつなげてより良い生活を送れるよう貢献する、といったポリシーに共感し、不動産事務として携わりたいと感じ、志望いたしました。

私は大学の文化祭で事務を担当した経験があります。初めはさまざまなイベントで必要な手続きを同時に進める際にはミスがないよう細心の注意を払いましたが、途中からは余裕を持ってから状況を見ながら最適な事務作業を行うことを心がけました。その結果、文化祭に参加したメンバーから感謝の言葉をもらいました。

貴社はお客様にしっかりと寄り添ってご要望を実現できる住宅を紹介していて、その点に大きな魅力を感じています。私は貴社で、事務職として状況に応じたサポートができるよう、尽力してまいります。

上記の例文では、会社のポリシーに共感したことを重点的に紹介しています。自身の経験から、事務職としてのスキルを磨いたことを説明しているのも特徴です。

②業界への志望が軸の例文

例文②

私は人に豊かな暮らしを提供できる不動産業界で活躍されている貴社で、事務職として貢献したいと感じ、志望いたしました。

私は大学のサークルでワードやエクセルを用いた書類作りを担当した経験があります。関数を自分から学んで書類作成に活かすことで達成感を得られ、迅速かつ丁寧に誰かをサポートできる書類を提供できることを学びました。

不動産事務の業務は、自分の業務で営業職の方をフォローでき、お客様に寄り添って対応するやりがいがある仕事だと魅力を感じています。

貴社は不動産仲介の事業を中心に展開しており、より多くのお客様と住まいを結ぶ実績を生み出しています。私は貴社で事務スキルを活かし、営業職の方を支えてまいります。

上記の例文では、不動産業界の魅力について言及し、自分がどう携わりたいのかを説明しています。

業界で仕事をするやりがいと、会社の強みについて紹介しているのもポイントです。

③活かしたい強みが軸の例文

例文③

不動産を購入するお客様の大切な瞬間をサポートできる貴社で、前職での事務職経験を活かして貢献したいと感じ、志望いたしました。

私は前職で顧客のデータ入力や管理、電話対応に3年携わりました。ドライバーの方と連携しながら作業を行った経験から、必要なデータを素早く取り入れて書類を作るスキルを培いました。

また不動産に関する知識をより深めるために、今年宅地建物取引士の資格を取得いたしました。

貴社は不動産に入居するお客様の選択肢を増やすことにも力を入れており、その点に大きな魅力を感じています。私は貴社で、営業の方が円滑に業務を勧められるよう事務職経験を活かして尽力してまいります。

上記の例文では、前職で事務職3年経験したことを自身の強みとして紹介しています。

異なる業界から転職するために、業界に合った新しい資格を取得したことを伝えているのも特徴です。

不動産事務の面接で聞かれることは?

不動産事務の面接では、事務スキルや業界への理解、適性を見極める質問が多く投げかけられます。

ここでは、よく聞かれる質問や回答のポイントを解説し、面接準備に役立つ情報を見ていきましょう。

  1. 宅建の資格の有無
  2. 事務で必要なソフトの操作経験
  3. 繁忙期の残業対応は可能か

①宅建の資格の有無

不動産業界への転職において宅建資格は必須ではありませんが、面接では資格の有無について質問される可能性が高いです。

面接では、単に資格を持っているかどうかだけでなく、その資格をどのように活用し、理解しているかが欠かせません。

「転職のため」という安易な理由では、マイナスイメージを与える可能性があるため、資格取得の背景や熱意を明確に説明することが大切です。

しかし、資格の有無だけで採用が決まるわけではなく、重要なのは、不動産業界への理解と熱意、そして自身のスキルをどのように活かせるかを伝えることです。

②事務で必要なソフトの操作経験

不動産事務では、Word・ExcelなどのOfficeソフトの基本操作スキルが必要不可欠です。面接では、これらのソフトを使用した具体的な業務経験を聞かれることがあります。

例えば、「契約書類の作成」「データ入力」「表計算」などの実績を説明することが重要です。特に、Excelの関数やマクロを使った業務効率化の経験があれば、より高く評価されるでしょう。

未経験の場合でも、学生時代のレポート作成や、アルバイト先での書類作成経験など、PCスキルを具体的にアピールすることがポイントとなります。

③繁忙期の残業対応は可能か

不動産事務の面接では、繁忙期の残業対応について質問されることがあり、面接官は、あなたの柔軟性と仕事への姿勢を確認したいのです。残業に対しては、前向きで協力的な姿勢を示しましょう。

例えば、「業務の繁忙期には、チームの一員として必要な残業には積極的に対応する準備があります。周囲と協力して業務を円滑に遂行したいと考えています」といった回答が好印象につながります。

同時に、自分のワークライフバランスも大切にしていることを伝えることで、責任感のある姿勢を示せます。

不動産事務の志望動機を工夫して選考を突破しよう

不動産事務の志望動機は、文章を工夫することで選考を突破しやすくなります

企業や業界を意識した文章を取り入れ、求められる人物像やスキルを備えていることを強調することが大切です。

営業職を支援できる仕事へのやりがいについても触れて、熱意があることを印象付けましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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