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インターンシップの志望動機は準備が不可欠!文字数別の例文も紹介

インターンシップの中には、ESや簡単な履歴書を提出して、面接などの選考に進む形のものもあります。

そうなると、問題なのは「志望動機」ですよね。きちんとした志望動機を書くのは初めてで、何から始めたらいいのか分からない、という人もいるでしょう。

大企業や、本選考に繋がる可能性のあるインターンシップほど、選考が必要なことも。志望動機をどのように書くべきか、悩む人は多くいます。

そこで本記事では、インターンシップの志望動機を書く前にするべき準備や、適切な志望動機の書き方、書いた後のチェックポイントなど、インターンの志望動機を書くのに役立つ情報を解説していきます!

まず例文が見たい!という人は、下のボタンから例文を確認してみてくださいね。

吉田

キャリアアドバイザー 吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

目次

インターンシップは早期選考に繋がることも!志望動機で意欲を伝えよう

就活の早期化が進んでいる今、インターンシップの価値も上がっています。インターンで早めに優秀な学生に声をかけたい、と考える企業は少なくありません。

選考が存在するタイプのインターンは大企業に多く、早期選考に繋がる場合もあります。本選考に直接繋がらなくても、インターンで好印象だった学生は、本選考での面接官に情報が共有されていることも。

そうでなくても、興味のあるインターンならしっかりと志望動機で熱意を伝えたいですよね。とはいえ、志望動機をいきなり上手に書ける人はいません。

志望動機を書くのが初めてな人はなおさら、事前準備や例文を確認して、万全の準備を整えてから書いてみましょう。ここからは、インターンで志望動機を聞かれる理由について説明していきます。

インターンシップの志望動機を聞く3つの理由

いざインターンシップの志望動機を書こうとしても、なぜか手が止まってしまう……その原因は、「そもそも企業側が志望動機を求めている理由」が分からないからかもしれません。

理由が分かれば、志望動機を書くときの指標の1つにできますよね。企業が志望動機を求める理由は、主に以下の3つです。

  1. インターンへの熱意があるかを確かめるため
  2. 自社と学生のマッチ度を図るため
  3. インターンで学生が何を目的としているかを知るため

企業が何を求めているのかを理解して、志望動機を組み立てる準備に役立てましょう。

①インターンへの熱意があるかを確かめるため

企業側としては、学生がどれほどインターンに意欲的なのかが最も気になるところです。志望動機を適当に書くと、「本当はこのインターンシップに興味がないのでは?」と思われる可能性も。

どんな企業も、自社に対する興味や理解が強い学生がインターンに参加してくれると嬉しいものです。また単純に、自社を選んだ明確な理由が気になる企業も少なくありません。

興味のあるインターンを見つけたら、その企業についてまず調べましょう。その過程でさらに気になったことや事業について、志望動機に練り込むと良いですよ。

②自社と学生のマッチ度を図るため

インターンで企業側が重視していることの1つは、「自社と学生のマッチ度が高いか」です。これは本選考でもよく見られるポイントですね。

たとえば、営業などのコミュニケーションが必要なインターンに、「人とあまり関わりたくない」「自分一人に裁量権を任せてほしい」という志望動機を出すと、企業側としても「マッチ度が低いかも」と考えてしまいます。

マッチ度が低い業界や業種に応募すると、最終的に学生も辛い思いをします。就活では自分に合った職業を探すことも大事です。自己分析を行い、自分の個性を活かせるインターン先を探しましょう。

苦手分野にあえて飛びこみたい人は、「苦手だが挑戦してみたい」「自分の力を伸ばしたい」など、熱意を伝える方向で書くと良いですよ。

③インターンで学生が何を目的としているかを知るため

インターンシップにおいて、「学生が何を目的としているのか」も、企業側が知りたいことの1つです。何かしらの目的をきちんと持っているか、その目的がインターンで達成できるかを見ています。

とはいっても、「絶対にこれを達成したい!」などの強い目的を持つ必要はありません。「得意分野に関する業界なので、自分の力を活かしたいと思った」などの控えめな目的でも構わないのです。

なんとなく応募してみようと思った人も、まずは少しでも興味のある業界を選んでみましょう。興味のある業界のほうが、自分の目的も探しやすくなりますよ。

インターンシップの志望動機を作る前に!やるべき3つの準備

インターンシップの志望動機を書くのは、いきなりだと難しいものです。まずは、志望動機を書くのに必要な準備を先に行いましょう。必要な準備は、主に以下の3つです。

  1. インターン先で「主に何が学べるのか」を調べる
  2. インターンでの目標・目的を具体的に考える
  3. インターン先で求められている力や人物像を確認

①インターン先で「主に何が学べるのか」を調べる

まずは、インターンそのものや応募先の企業についてを調べましょう。概要はもちろん、「そのインターンで何が学べるのか」は最も重要なポイントです。

なんとなくで応募先を選んだ人は、そもそもインターンで何をしたいのかが明確でないかもしれません。それでは志望動機を書くのも難しくなります。

インターンで何ができるか、何が学べるかがわかれば、自分が本当にそのインターンに参加したいか、興味があるかが分かりますよね。まずは、インターンの内容が自分に合っているかを確認しましょう。

このとき、志望する企業でしかできないことを発見するかもしれません。それも調べてメモしておくと、志望動機を書くときに役立ちますよ。

②インターンでの目標・目的を具体的に考える

応募先について調べたら、次に、そのインターンに参加する上での目標や目的を考えましょう

インターンに参加したいと思ったからには、何かしらの興味や目的があるはずです。応募先について調べたことを元に、自分がインターン先で何をしたいのかを書き出してみてください。

〈目標・目的の例〉
・インターンで実地経験を積んで、営業職としてのコミュ二ケーションスキルを成長させたい。
・商品企画に興味があるので、今回のインターンで企画のプロセスを学び、ゆくゆくはプレゼンスキルも身につけたい。

上の例にもあるように、「インターン先でできること」と「自分が目標・目的としていること」を合わせると、簡潔かつ伝わりやすい志望理由が作れますよ。

逆に、両方の要素が揃っていないと志望理由はなかなか思いつかないもの。上手く書けないと悩む人は、どちらかの内容が欠けていないか確認してみてくださいね。

③インターン先で求められている力や人物像を確認

ここまで説明してきた内容だけでも志望動機は書けますが、もう1つ、プラスアルファの準備をしておきましょう。それは、インターン先でどういう人材や能力が求められるかを確認することです。

勘違いしやすいですが、これは求められる人物像の振りをすべき、ということではありません。自分が持つ特徴の中でも、企業側が求めている能力を選びとって、積極的にアピールポイントにするためです。

〈アピールの例〉
・コンサルティングのインターンを通して、自分の得意な「課題発見力」を伸ばし、解決策を分かりやすく提示する力も身につけていければと考えています。
・長期間継続して集中することが得意な点を活かして、今回のエンジニア職のインターンでスキルを高めていきたいです。

また、この過程で企業の求める人物像が自分に合わないな……と感じたら、インターン先を変えるのもひとつの手ですよ。

大学も、自分には文系と理系どちらが合うかを考えて選びますよね。それと同じで、インターンも自分の気質に合う場所を選ぶほうがミスマッチを防げます。

【4ステップ!】インターンシップの志望動機の書き方

志望動機の準備をひととおり終えたら、いよいよ志望動機を書いていきましょう。ここまでに準備してきた「インターンの概要」「参加目的」「アピールポイント」を上手く活用するのがポイントです。

とはいっても、何から書いたらいいのか分からない人が大半ですよね。ここからは、インターンシップの志望動機を書くときの4ステップを解説していきます。

  1. 志望理由を一言でまとめる
  2. 志望理由の根拠を具体的に書く
  3. インターン先で学びたいことを示す
  4. 締めくくりでは自分自身の目標を述べる

①志望理由を一言でまとめる

インターンシップの志望動機では、最初に志望理由を一言にまとめて記しましょう

どうしてそのインターンに参加したいのか、結論を一番に示すことで、何を伝えたいのかが分かりやすくなります。

また、志望動機を書くときはPREP法を参考にしてください。PREP法とは、「結論→理由→具体例→再び結論」の順に説明することで、相手にスムーズに主張を伝える方法です。

〈志望理由の例〉
・私はアルバイトで培ったコミュニケーションスキルと対応力を活かして、新たな領域にチャレンジしたいと考え、貴社のインターンを志望しました。
・私は自分の「普通に暮らすことが困難な人を支えたい」という目標を達成するために、業界屈指の医療機器メーカーである貴社のインターンを志望しております。

理由をまとめられない人や思いつかない人は、事前準備をもう少し進めてみましょう。自分がインターンのどこに興味を持ったのかを掘り下げてみると良いですよ。

②志望理由の根拠を具体的に書く

志望理由を一言にまとめた後は、すぐにその根拠を書きましょう。結論とは反対に、こちらはよりくわしく、具体的に書くのがポイントです。

ここでは自分が過去に経験したことや感じたことを、エピソードとして合わせて書くとなお良いでしょう。具体的であればあるほど、志望理由にも説得力が出ます。

根拠については複数ある人もいるかもしれません。1つに絞れないな……と思ったら、その根拠について細かいところまで説明をしやすいものを選ぶと良いですよ。

興味のきっかけやインターン先を選んだ基準など、自分が一番くわしく説明できる根拠を選びましょう。

一番おすすめなのは、その根拠について深掘り質問をされたときに答えられるものを選ぶことです。面接では実際、インターンの参加理由を深掘りされることも多いので、対策としても有効ですよ。

③インターン先で学びたいことを示す

根拠を書いたら、インターン先で学びたいことは何なのかを簡潔に示しましょう。意欲のアピールにもなるため、上手く伝えられればプラスアルファで好印象を与えられます。

たとえば、実務経験タイプのインターンならその職のスキルを、企画やディベートなどの一時体験型なら業界への理解を深めることを学びにできますよね。

これについてはマッチ度も重要なので、インターンについてよく調べ、自分が学びたいことが学べるかはしっかり確認しましょう。

また、他の学生と差別化を図りたい人は、インターン先の企業に特有の魅力や、そのインターン先でしかできないことを示すのもおすすめですよ。

〈「特有の魅力+学びたいこと」の例〉
・他社にはない、業界唯一の〇〇が体験できる貴社でスキルを学ばせていただきたいと考えました。
・IT業界の中でも、初心者のエンジニアインターンも募集している貴社で、新しいことに挑戦したいと考えております。

企業に特有の魅力を見つけるなら、まず企業分析を進めましょう。OBやOGにインターンについて質問するのも1つの手ですね。

④締めくくりでは自分自身の目標を述べる

ここまで書けたら、最後はしっかりと自分の目標を述べて締めましょう。なんとなくぼんやりとした形で終わるのではなく、「~と考えています」「~したいです」など、断言する形で締めくくるのが好ましいです。

ここまでに「主な応募理由」や「学びたいこと」は示しているはず。最後は自分のアピールポイントも記しつつ、「インターンでどのように行動したいか」「どう成長したいか」などを簡潔に記してください。

また、前項で述べた「学びたいこと」に合わせて、自分がインターンシップでどうなりたいかを宣言するのもおすすめですよ。

〈締めくくりの例〉
・今まで接客業で培ってきたコミュニケーションスキルを活かして、今回のディベートインターンでは積極的に他の参加者の意見も取りまとめ、課題解決に努めたいです。
・マーケティング技術の基礎を学べるこのインターンで、お客様の要望を最大限叶える力を養っていきたいと考えています。

インターンシップの志望動機はテンプレを活かそう!

ここまで、インターンシップの志望動機には事前準備が重要だと説明してきましたね。

しかし、「インターンで何が学べるのかを確認する」「目標を具体的に考える」といった準備を頭の中で行うのは難しいでしょう。メモしようとしても、思い思いに書くと最終的によく分からないメモになってしまう可能性も。

そこでカリクルでは、「志望動機テンプレート」を無料プレゼントしています!

テンプレとインターン情報の載っているサイト、そして本記事を用意すればあとは簡単。本記事の事前準備項目を見つつ、テンプレ内の5つの質問に回答を書きこんでいくだけで、簡単に事前準備が完了します!

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【文字数別】インターンシップの志望動機例文5選

これまでインターンシップの志望動機の書き方について解説してきました。しかし、色々やってはみたけど実際のイメージが湧かない……という人は多くいますよね。

そこで、ここからは志望動機の例文を業界別・文字数別に紹介していきます!文字数は同じ内容で400字と200字の2パターンを用意しているので、参考にしてくださいね。

  1. 銀行・金融業界
  2. IT業界
  3. アパレル業界
  4. 営業職
  5. 食品メーカー

例文を読みつつ、自分なりの志望動機を書くイメージをつけていきましょう。

①銀行・金融業界

まずは銀行や金融業界の例文です。相手が銀行の場合、敬称は「貴社」ではなく「貴行」と記すよう気をつけましょう。銀行は会社とは異なるため、呼び方には注意してくださいね。

面接でも、銀行のことは「御行」と呼ぶのが正しいですよ。

【400字】成し遂げたいことを詳しく伝える

【志望理由を一言で】
私は、さまざまなお客様のニーズに幅広く答えられるような、豊富な知識を備えた銀行員になりたいと考え、貴行のインターンシップを志望しています。

【エピソードと共に志望した経緯を述べる】
私は大学時代に塾講師のアルバイトを経験したのですが、そこで、生徒を勉強面以外で手助けできないことに歯がゆさを感じていました。家庭の事情や金銭面の事情で、志望校に行けない生徒を見て、幅広い側面から人を支えたいと考えるようになったのです。

【インターン先特有の魅力+学びたい内容】
貴行は企業への融資にとどまらず個人の保健のサポートなども行っており、また海外展開もしております。インターンでも、さまざまな業務を個人の適性に合わせて体験できると聞きました。幅広い知識を備えた銀行員の方々がいる貴行だからこそ成り立つインターンだと感じ、同様の知識を学べるのではないかと考え、応募いたしました。

【締めくくり】
今回のインターンで自分の適性を広げ、上記の目的を達成できる銀行員を目指したいと考えております。

この例文では、一番最初に結論で「豊富な知識を備えた銀行員になりたい」と述べ、その目標をインターンシップでの目的に繋げています。

400字の場合は志望理由の根拠となるエピソードも、より掘り下げて記しましょう。自分の心境の変化や何を感じたのかなど、心の動きを中心にするとうまくまとまります。

また、「この銀行だからこその魅力」を入れるのも重要ですね。インターン先については事前に分析しておきましょう。

【200字】最も重要な主張を中心にまとめる

【志望理由を一言で】
私は塾講師のアルバイト経験から、幅広い知識で多くのお客様のサポートをしたいと考えるようになり、銀行員のインターンシップを志望しました。

【インターン先特有の魅力】
数ある銀行のなかでも、貴行は個人・法人に関わらず多くの人のサポートを行っており、業務も多岐に渡ります。インターンシップでもその幅広い業務の多くを体験できると聞きました。

【学びたい内容+締めくくり】
多くの知識を備えた銀行員が所属する貴行で、自分の適性を広げていきたいと考えております。

志望動機の文字数が200字以内、と指定されている場合は、最も重要な主張を中心にまとめましょう。「志望理由を最初に結論として出す」ことは絶対条件です。

根拠を語るときのエピソードについては、この場合少し削ってもかまいません。なぜなら、面接で深掘り質問をされてくわしく話すことになる可能性が高いからです。

最初の一行目で志望理由の根拠を少しだけ書く形がおすすめ。文字数もあまり圧迫しなくて済みますよ。

②IT業界

次に、IT業界の例文です。IT業界はやや専門的だと思われがちですが、積極的に未経験者を雇用する会社のほうが多くあります。

自分の専門性をアピールしてもいいですが、興味や熱意を前面に押し出しても全く問題ありません。

【400字】業界そのものに興味がある

【志望理由を一言で】
私は、最近のIT業界の革新によってIT業界そのものに興味を持ち、今回のインターンシップに応募させていただきました。

【根拠となるエピソード】
現在、IT技術の革新により、様々な企業でのDX化が進んでいます。私自身も以前よりITが発展してきたことで、どれほど世の中が便利になるのかに興味がありました。

しかし今はAIの台頭もあり、人間の仕事の過半数が代替可能と言われている時代です。AIに対してさまざまな不安を抱えている人も少なくありません。ですが、私はAIやIT業界に関しての知識を身につけ、うまく共存していくべきなのではないかと考えました。

【エピソードの締め+企業特有の魅力】
そこで、IT業界で○○など革新的なサービスを展開している貴社に興味を持ち、インターンシップを志望しています。

【締めくくり】
知識もスキルもまだ足りないものばかりですが、インターンで学びを得て、IT業界の革新に貢献できればと考えております。

上記の例文では、IT技術の革新について話題にし、「IT業界に興味を持った」という志望理由に繋げています。「興味」というだけではやや志望理由としては弱いため、エピソードで補いましょう。

どのように興味を持ち始めたのか、興味を持った結果何を考えてインターンに応募したのかなど、興味の内容についてどんどん中身を広げていくと説得力が生まれてきます。

【200字】業界への魅力を確実に伝える

【志望理由を一言で】
私は、最近のIT業界の革新に関する賛否両論を見てIT業界そのものに興味を持ち、今回のインターンシップに応募させていただきました。

【エピソード】
AIについてを不安視する声もありますが、私は社会の発展のためにも技術革新は必要不可欠だと考えます。AIとも上手く共存し、便利な社会を目指したいです。

【企業特有の魅力+締めくくり】
IT業界で○○など革新的なサービスを展開している貴社でのインターンを経て、IT業界の革新に貢献できればと考えております。

今回は「業界への興味」が志望理由なため、200字にまとめるときもそれを中心に組み立てています。指定文字数が少ないときは、自分が企業に対して何を一番伝えたいかを軸にすると書きやすいでしょう。

今回は志望理由である「業界への興味」の根拠を掘り下げる形にしましたが、企業への魅力を掘り下げたい場合は、最初の一行で志望理由と根拠をまとめて書いておきましょう。

③アパレル業界

次に、アパレル業界に関わる例文です。アパレル業界そのものは普段から触れやすいぶん、熱意をどう伝えるかが重要になってきます。エピソードと絡めてくわしく説明していきましょう。

【400字】自身のスキルを磨いて成長したい

【志望理由を一言で】
私はアパレルに関する専門的なスキルを磨き、より成長したいと思い貴社のインターンシップを志望しております。

【根拠となるエピソード】
私はアパレルショップのアルバイトをする中で、さらに専門的なファッションのスキルを学びたいと思うようになりました。お客様への対応やディスプレイの配置など、専門的な知識を備えていればよりお客様の期待に応えられるのに、と悔しくなる場面が多くあったのです。

アパレル業界はトレンドやニーズが迅速に変わることが魅力であり、同時に、常に学ぶ姿勢でいることが必須の厳しい世界です。

【インターン先特有の魅力+学びたい内容】
貴社のインターンでは、服を販売するだけでなく、実際に服の仕入れなども経験できます。普段関われない業務や、既に働かれている人の豊富な経験を直接学び、人々のファッションに対する意識に影響を与えられる存在になりたいです。

【締めくくり】
知識はまだまだと自覚していますが、貴社の社員の方々に負けないよう精一杯取り組ませていただきます。

上記の例文では、アパレルに対する熱意と共に「スキルを磨きたい」という向上心を示し、それを学びたい内容にも繋げています。

アパレルは普段から日常生活で接する業界でもあります。アルバイトの経験や、志望先の製品を好きな場合は、エピソードに盛り込むと良いでしょう。

「商品が好きなこと」をアピールするとミーハーと思われるのでは……?と不安な場合は、商品を好きになった後にどう行動したかまでを記すと良いですよ。

自分なりに服の魅力を分析した、実際に店舗で働いてディスプレイをしたなど、好きが高じた結果、どんな努力をしたのかを書いていきましょう。

【200字】向上心を明確に示す

【志望理由を一言で】
私はアパレルショップのアルバイトをする中で、アパレルに関する専門的なスキルを磨き、より成長したいと思い貴社のインターンシップを志望しております。

【インターン先特有の魅力+学びたい内容】
貴社のインターンでは、販売だけでなく服の仕入れから体験できるのが特徴です。普段関われない業務で働いている方々からも知識を学びたいと考えています。

【締めくくり】
インターンだからと気を抜かず、貴社の社員の方々の仕事ぶりを目指して、常に学びの姿勢を崩さず取り組みたいです。

今回の200字例文では、インターン先の魅力についてをやや文字数多めに書いています。もちろん、熱意をアピールしたい場合は自分のエピソードについてを掘り下げましょう。

文字数に限りがある場合は、一度文字数を考えずに書いて、後から削っていくのも1つの方法です。書いていくうちに自分が一番重要視しているポイントが分かってくるので、それについてを中心に削っていきましょう。

④営業職

ここからは営業職の志望動機例文を紹介していきます。営業職は文系理系を問わず応募しやすいぶん、何をアピールしたらいいのかが分からなくなりがちですよね。

今回は自分の強みをアピールする形の例文を用意したため、ぜひ参考にしてみてください。

【400字】自分の強みを活かしたい

【志望理由を一言で】
私は「物事の魅力を伝える」という自らの強みを、貴社の実践的な営業インターンで活かしたいと考え志望しております。

【根拠となるエピソード】
私は大学で書道サークルに所属していたのですが、会員がなかなか集まらず、一時期は運営が厳しい状況にまで追い込まれていました。

書道は知名度こそありますが、道具や服装などのハードルを高く感じやすいのが難点でした。そこで、書道の道具・服も一式貸し出し、サークル会員が気軽に書道を行っている様子を動画に収めてSNSでアピールしたところ、翌年には会員数が倍以上に増えたのです。

【学びたい内容】
営業職は、お客様の課題を的確にとらえ、自身の商品やサービスがその課題解決に役立つことを魅力的に伝える必要があります。どれもサークルを立て直した経験に通じるのではと考え、インターンを志望しました。

【締めくくり】
貴社のインターンシップでは、課題解決力と物事の魅力を伝える力を活かし、実践的な営業スキルを学んでいきたいです。

上記の例文では、サークル活動で得られた自身の強みをアピールしつつ、それを活かして営業のインターンに参加したいという理由に繋げています。

強みをアピールするときは、そこに説得力を持たせるためにもエピソードを盛り込みましょう。どんな経験を経てそれが強みだと感じたのか、なるべく詳しく説明することが重要です。

エピソードの説明が上手くできているか、説得力があるか不安な人は、友人や家族に読んでもらうのもおすすめですよ。

【200字】強みの主張を端的にまとめる

【志望理由を一言で】
私は自身の「物事の魅力を伝える」という強みを、貴社の実践的な営業インターンで活かしたいと考え志望しております。

【強みのアピール】
私は以前、廃部寸前だった書道サークルを、SNSでの宣伝や道具貸し出しなどの計画を講じて立て直した経験があります。ここで培った「課題発見力」と「魅力を伝える力」が、営業でも役に立つのではないかと考えました。

【締めくくり】
インターンではこれらの長所を活かし、実践的な営業スキルを学んでいきたいです。

今回の例文では、自身のアピールポイントについてを特に彫り下げて200字にまとめています。

強みの主張を志望理由にしているため、その根拠となるエピソードはさほど削らず、説得力を出すことに注力した形ですね。

面接で掘り下げてもらえる可能性もありますが、志望理由に「自分の強み」が関係している場合は、ぜひその強みのアピールを軸にして書きましょう!熱意ややる気も強調できますよ。

⑤食品メーカー

ここでは食品メーカーへの志望動機例文を紹介します。

志望理由の根拠となるエピソードはもちろんくわしく書きたいですが、他にも企業分析・インターン内容の分析も行い、企業の魅力を洗い出しておくと書きやすいですよ。

【400字】食品の魅力を企画する力を学びたい

【志望理由を一言で】
私は貴社の「食品の魅力を自然にお客様に伝える企画力」を学びたいと思い、インターンを志望しました。

【エピソードと共に志望した経緯を述べる】
私は昔から貴社の食品を頻繁に買っており、新商品が出るたびに自然と手に取ってしまうことを不思議に思っていました。

そんなとき、大学で行動心理学を学び、貴社の商品パッケージや宣伝方法が人の「手に取りたい」という欲求を気持ちよく促すように作られていることに気づきました。理解した後でも楽しくその商品に手を伸ばせるくらい、そこには「気遣い」が含まれていると理解し、衝撃を受けたのです。

【学びたい内容】
私は、商品のイラストや宣伝のキャッチコピーに渡るまで気配りにあふれた貴社で、ユーザーのことを第一に考える食品を企画したいです。

【締めくくり】
今回のインターンでは販売時のことも考慮した企画を体験できると聞き、貴社の魅力的な商品を作る企画力を学ばせていただきたいと考えて志望いたしました。

上記の例文では、志望する食品メーカーへの「好き」をアピールしつつ、その魅力についてを深くまで考察し、志望理由に繋げています。

「好き」は主張しつつも軽くにとどめ、そこから企業努力について話題にしているのがポイントですね。企業独自の魅力も伝えつつ、自分の熱意も強調できます。

【200字】企画力に絞って熱意をアピール

【志望理由を一言で】
私は貴社の「食品の魅力を自然にお客様に伝える企画力」を学びたいと思い、インターンを志望しています。

【エピソード付きの根拠+企業の魅力】
私は大学で行動心理学を学んだことで、貴社の食品パッケージや宣伝が人の購買意欲を促す作りになっていると気づき、非常に衝撃を受けました。

【学びたい内容+締めくくり】
貴社のインターンでは販売時のことも考慮した企画を体験できると聞いています。貴社の魅力的な商品を作る企画力を学ばせていただきたいと考えて志望しました。

今回は、200字にまとめる際に根拠の部分に「エピソード」と「企業の魅力」の両方を入れています。「企業の魅力に気づいた」というエピソードにしているわけですね。

200字だと「エピソード」と「企業の魅力」を両方入れるのは難しい……という場合は、どちらかに絞りましょう!説明しやすいほうを中心にしてOKですが、もう片方についても少しだけ書いておくと好印象ですよ。

インターンシップの志望動機はチェック必須!ポイントを確認

インターンシップの志望動機を書き終えたら、後は細かいところをチェックしましょう。内容は良くても書き方を間違っていたり、思わぬところで印象を悪くしてしまったりするものです。

ここでは志望動機に関するチェックポイントを5つまとめました!

完成した志望動機もしっかり確認して、すみずみまで印象の良いものを作りましょう。

①指定文字数の9割は書く

インターンシップの志望動機は、文字数制限を考えつつ書きましょう。文字数の指定がある場合は、指定された9割以上の文字数で書くことが望ましいですよ。

とはいえ、書きすぎもよくありません。いくら熱意があっても、指定された文字数を超えて志望動機を書かないように気をつけましょう。ルールが守れない人だと判断されると印象が悪くなってしまいます。

今はパソコンで志望動機を書くことも多いため、文字数を計るツールなどを活用しつつ書いていくと、ちょうどいい文字数になりますよ。

②分かりにくい表現がないかを確認

専門用語や堅すぎる表現がないか、読み返して確認するのも重要です。知識をアピールするためだとしても、過度な専門用語や堅い表現は読みにくさに繋がります。

堅い言葉になっていないか心配な人は、友人や家族に読んでもらうのもおすすめですよ。間違った表現なども、そこで指摘してもらいましょう。

③一文の情報量が多すぎないか

一文に入る内容はなるべく1つになるように調整しましょう。指定文字数が少なく、文をまとめなくてはいけないときも、一文の内容は多くても2つ以内にとどめておくのがポイントです。

夢中になって書いていると、一文の中の情報量が非常に多くなっていることがあります。内容が分かりにくくなってしまうので、最後によく確認してくださいね。

「~なので」「~のため」といった表現があると、要素が複数入っていることが多いです。チェックのときの目安にしてくださいね。

③誤字脱字を確認

誤字脱字は意外と見落としやすいため、何回か読み直して確認しましょう。小さいミスだからこそ、志望動機という重要なポイントでは印象を左右しがちです。

単純な誤字脱字だけでなく、言葉の意味を間違って使っていないかもチェックしてくださいね。友人や家族に確認してもらうのもおすすめです。

自分が把握している内容は、少し文字が間違っていてもそのまま読めてしまうことも。不安な人は誰かに確認してもらうと確実ですね。

④御社・貴社表現に気を付ける

企業のことを敬って言う「御社」「貴社」ですが、意外と企業はこのような細かい違いも見ています。

ESや履歴書など、書類状の敬称としては「貴社」、面接などで使う、話し言葉としての敬称は「御社」です。

ESや履歴書で志望動機を書くときに気を付けるのはもちろん、面接でもうっかり「貴社」と言ってしまわないよう、注意してくださいね。

インターンシップの志望動機には準備をしてから挑もう

インターンシップの志望動機では、書く前の準備も非常に重要です。なんとなくで作ると、途中で何を書きたいのかよく分からなくなったり、そもそも書けないこともありますよね。

企業やインターン内容について調べ、自分がインターンで何を学びたいのかをきちんと分析すれば、志望動機も書きやすくなります。

就活が早期化している今、インターンシップも「企業での体験」から「早期選考」のイメージに変わりつつあります。できる限り準備をして臨みましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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