就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 受かる自己PRの書き方が分かる!基本を例文でしっかり解説

受かる自己PRの書き方が分かる!基本を例文でしっかり解説

就活が始まり、エントリーシートの提出で自己PRを書かなければいけないけど、どのように書くべきか分からず困ってしまいますよね。

「自己PRの基本的な構成が分からない」
「自己PRで書く強みやエピソードが見当たらない」
「自己PR欄を埋められたが、しっくりこない」

就活で初めて自己PRを求められるので、何を伝えるべきか分からず不安でいっぱいですよね。

この記事では、そんな自己PRの書き方が不安なあなたに、まずは自己PRの定義を説明し、そのあとに基本的な構成や書き方を解説しています。後半では自己PRの例文をエピソード別で紹介しているので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。

自己PRを早く書いてエントリシートを提出したい方は、こちらの「自己PR作成アイテム」もおすすめです。

全て無料!自己PR作成アイテム集

GPTツールお手軽完成
基本構成を押さえてすぐに作成!
自己PR添削伝わる文章に
何度でも無料で添削!
AI強み診断3分で強み発見
まだ知らない強みに出会える!

富樫

キャリアアドバイザー 富樫

早稲田大学卒業後、新卒で株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーを担当。年間2000名の就活相談実績を持つ。就活生に寄り添うことをモットーとし、特にファーストキャリアを重要視したアドバイスとケアを行なうことで、内定獲得実績において2024年度上半期MVPを獲得した。

佐藤

人事 佐藤

2018年度新卒入社 新規営業を担当 入社後、新規営業に従事し、顧客開拓や提案活動を経験。 プロジェクト参画 その後、異動により大手外食チェーンや病院のプロジェクトに参画。プロジェクトマネジメントやシステム導入を担当。 2021年 人事部に抜擢 2021年に人事部に抜擢され、新卒採用と中途採用を担当。2024年9月現在も人事を担当している。

目次

自己PRとは?

自己PRは、企業に向けて自分自身の強みや価値観をアピールするものです。

就活は自己PRの内容で企業とのマッチ度や業務適正も判断されるので、ただ自分をアピールするのでなく、企業とのマッチ度も伝えなければいけません。

また、選考を勝ち抜くためには1つの自己PRを使いまわすのではなく、企業ごとに好印象な自己PRを用意して望む必要があります。

自己PRは、採用担当者がしっかりと目を通す箇所になるので、気を抜いてはいけません。また自己PRの内容によって選考の合否が分かれるので、企業ごとに専用の自己PRを用意しておくと選考通過を勝ち取れますよ。

サクッと企業ごとの自己PRを作成したい方は、以下の「自己PR作成ツール」をダウンロードしてみてくださいね。

以下の記事では自己紹介と自己PRの違いについて解説しています。気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

自己PRの基本的な構成を解説

ここでは自己PRの基本的な構成を解説します。

構成が分からず書くべき内容が不明確だと自己PRはうまく書けませんここでしっかりと自己PRの構成を理解して、サクサク自己PRを書けるようになりましょう!

  1. 強みを結論ベースで伝える
  2. 強みが発揮されたエピソード
  3. 具体的な成果
  4. 入社後の活躍について

①強みを結論ベースで伝える

まずは、あなたの強みを完結に伝えましょう。

強みは結論ベースで完結に
私の強みは、チームの士気をあげ団結力を高める「コミュニケーション能力」です。

例のように強みのアピールに工夫を加えて「○○な強み」の形でアピールすると、採用担当者の目を引けます。

簡潔さは重要ですが、採用担当者は多くのエントリーシートの自己PRに目を通すため、差別化も大切です。簡潔な結論ベースでありながら、差別化を狙ってあなたらしい強みを工夫して表現してみましょう。

とはいえ、そもそも自己PRの強みが見つからないという人は以下の記事で自己PRがない場合の対処法を解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

②強みが発揮されたピソード

次に、強みが実際に発揮されたエピソードを伝えます

最初に結論ベースで強みを伝えますが、その強みが本当かを採用担当者は判断しています。そのため、自身の強みが発揮された過去のエピソードを提示して、強みの根拠を伝えましょう

ポイントは最初に伝える強みとの一貫性です。例えば、コミュニケーション能力が強みなのに、学業などあまりコミュニケーションが必要ではなさそうなエピソードを伝えると印象が良くありません。

自分の強みに合うエピソードを選択しましょう。

自己PRのエピソードは、アルバイトやサークルなどで問題ありません

大切なのはあなたの強みと企業の風土とのマッチ度なので、すごいエピソードがないからと不安になる必要はありませんよ。

③具体的な成果

エピソードを伝えたら、実際に強みを発揮してどのような成果を得られたのかを伝えましょう

成果を出すために自分自身の強みが発揮できたと伝える必要があり、この成果への言及がないと説得力が弱くなります。

また、成果から「学んだことや次に生かしたいこと」も一緒に伝えると好印象な自己PRになります。実際に社会人になって仕事を始めると、一度成果を出して仕事が終わることはなく、結果から学んでより大きな成果を出すために成長し続ける必要があります。

「学んだことや次に生かすこと」まで言及していると、将来をしっかりと見据えていると受け取られ好印象に繋がりますよ。

④入社後の活躍について

成果をもとに、実際に企業に入社した後も貢献できることを伝えます

その際、自分の強みを志望している企業の業務内容に絡めて伝えると、採用担当者が志望者の活躍イメージをしやすくなり、選考通過の可能性が高まります

逆に、入社後の活躍イメージが不明確な場合は、志望度が低いと判断される場合もあります

事前に企業のホームページを確認するなどして、志望度の高さをしっかりとアピールしましょう。

途中まで好印象だったのに、最後に自社の業務と合わなそうだなと思うことが意外とあります。
入社後の活躍イメージを志望者が持っていないと企業とのマッチ度をアピールできないので、入社後にどうしたいか?もしっかりと伝えましょう。

自己PRをさらに好印象に書くために意識すべき3つのこと

ここでは、好印象な自己PRを書くためのコツを紹介していきます。意外と他の就活生は気にしていない部分なので、しっかりと読み込んで実践し、他の就活生と差別化していきましょう。

  1. エピソードで課題や挫折経験を伝える
  2. 具体的なデータや数字で成果をアピール
  3. 入社後の活躍イメージを実務に絡める

①エピソードで課題や挫折経験を伝える

1つ目は、自己PRのエピソード部分で当時の課題や挫折経験を伝えることです。

好印象な自己PRの特徴は、過去経験の課題や挫折を自分の強みでどのように乗り越えたのかが書いてあるものです。

実際に人生はうまくいくことばかりではなく、なにかしら挫折を味わったり、課題を解決する時にあなたの強みが発揮されるのです。

そのため、自己PRではうまくいったことばかりではなく、当時課題に感じていたことや挫折経験なども伝えましょう。課題や挫折をどのように乗り越えたのかは入社後の仕事への取り組み方に表れるので、面接では必ず質問されますよ。

自己PRで何を書いたら良いかわからないと相談を受けることが多いですが、意外と過去に何をやってきたのか?その時の課題や挫折は?など質問していくと、たくさん強みが見つかります。

自分の強みが何かわからない人も、過去の挫折経験を自分で深堀りしてみると強みが見つかるかもしれませんよ

②具体的なデータや数字で成果をアピールする

2つ目は、成果に具体的なデータや数字を含めてアピールすることです。

意外と忘れがちな就活生が多いのですが、具体的なデータや数字などをもとに成果を伝えないと抽象的な自己PRになってしまいます。

NG例サークルでコミュニケーション能力を発揮し、メンバーを参加人数を増やした。(手段と具体的な成果の記載が抜けている)
OK例サークルでコミュニケーション能力を発揮し、インスタグラムの投稿を週に2回することで魅力を伝え、5名だけでの活動から15名まで参加人数を増やした。

例のように、手段と具体的な成果について明確な記載があると自己PRの印象がかなり変わりますよね。

実際に社会人は、目標を達成するためにそのような手段でどれぐらいの成果を出すかを逆算して動きます。そのため、自己PRでしっかりと具体的な成果まで伝えられると、「仕事ができそうだな」という印象になります。

③入社後の活躍イメージを実際の業務に絡める

3つ目は、入社後の活躍イメージを志望企業の業務内容と絡めて伝えることです。

強みをどれだけうまくアピールできても、選考通過するためには企業とのマッチ度を意識する必要があります

マッチ度は、企業の風土や働いている社員と雰囲気が合うか、実際の業務に適正があるかなどで判断されます。採用担当者は入社後の早期離職を避けるためにも、マッチ度を特に注意深く見ていますよ。

営業会社の選考に参加している場合
私の強みである「コミュニケーション能力」を用いて自社商材の魅力をお客様に伝え、成果はもちろん、お客様満足度もNo.1を目指して精進します。

上記は、営業会社を想定したアピールの例です。ただ成果を出すだけではなく、プラスアルファでどのような価値を企業に提供できるかも伝えています。会社に合いそうな印象に活躍イメージもプラスされた良いアピールとなっています。

好印象な自己PR書き方を例文で解説

ここでは実際に、皆さんが思い浮かべるエピソードや強みをもとに作成した例文で、好印象な自己PRの書き方を解説していきます。

自分の自己PRで書くエピソードが決まっている方は左から、強みが決まっている方は右から自分に合いそうなものを選択してタップしてみてくださいね。

\気になる自己PR例文をタップ/
エピソード強み
アルバイトコミュニケーション能力
サークル協調性
部活忍耐力
学業課題発見力
ゼミ問題解決力
研究探求心
課外活動チャレンジ精神

①アルバイト×コミュニケーション能力

「コミュニケーション能力」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、周囲と迅速かつ包括的に連携をとり、問題解決に取り組める「コミュニケーション能力」です。

【エピソード】
大学時代は、飲食店でアルバイトをしていました。 週末のピーク時には長い行列ができるため、スタッフ間の連携が重要となる場面も頻繁にありました。

【課題・挫折経験】
ある大型イベントの当日、店が満席となり、オーダーが混乱しました。 特に、新人スタッフが複雑な注文を間違えたり、連携がうまく取れず提供が大幅に遅れたりしたことで、クレームが続出しました。

【解決策と成果】
私はまず、冷静にチーム内で役割分担を再確認し、特に新人スタッフには簡単な作業に集中してもらうよう指示しました。 さらに、キッチンスタッフと密にコミュニケーションを取り、注文の優先順位を共有して全体の流れを改善しました。

結果としてスムーズな連携が取れ、混乱していた状況を立て直すことができました。 具体的には、その月のクレームを30%削減し、売上も同じく月比で15 %増加させることに成功しました。

【入社後】
貴社においては、このコミュニケーション能力を活かし、チームの連携強化に貢献したいと考えています。 特に、貴社の〇〇(一歩先企業の事業内容)でスムーズな連携を図り、業務効率を高めることで、さらなる成長に貢献できると確信しています。

自己PRを3分で自動作成する

コミュニケーション能力を活かしてアルバイトのメンバーとの連携を図ったエピソードを書いています。

ただ「クレームを減らした」「売り上げを伸ばした」と書くのではなく、具体的な数字を用いて成果を示している点がポイントです。

②サークル×協調性

「協調性」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、チーム全体で目標を達成するために尽力し、各メンバーの意見を尊重しながら最適な解決策を検討する「協調性」です。

【エピソード】
大学時代、音楽サークルでライブイベントの運営をしていました。イベントの成功には担当、企画、準備、当日の運営まで、全員が協力して取り組むことが必要でした。

【課題・挫折経験】
ある学園祭の大規模ライブでは、メンバー間で企画内容やスケジュールについて意見の対立が続き、進行が遅れたことがありました。

【解決策と成果】
このままではイベントが成功しないと感じ、私は率先してそれぞれの意見を聞きながら、全員が納得できる形で分担を見直し、もう一度全体のスケジュールを調整しました。

結果として、全員が自分の役割に集中でき、当日は大成功を収めました。具体的には、入場者数が120%に増加し、サークル内外から高い評価を得ることができました。

【入社後】
貴社においても、私の協調性を発揮し、チーム業務を円滑に進行したいと考えています。 特に、部署の垣根を超えた連携が求められるプロジェクトでは、効果的なコミュニケーションを図り、全体の目標達成に向けて貢献したいです。

自己PRを3分で自動作成する

メンバーの意見に耳を傾けてチーム全体に貢献したという面で、協調性を効果的に発揮できたことが伝わりますね。

入社後、どう活躍したいのかを具体的に述べられていることも重要なポイントです。

③部活×忍耐力

「忍耐力」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、困難な状況でも諦めず、目標達成まで粘り強く取り組む「忍耐力」です。

【エピソード】
私は大学時代、陸上部に所属しており、長距離走を専門としていました。部全体の成績に貢献するためにも、私は目標タイムを更新し続け、県大会に向けて練習に励んでいました。

【課題・挫折経験】
しかし、大会直前に足に怪我をしてしまい、一度も目標タイムに達しない期間が続いたことで挫折してしまいました。

【解決策と成果】
ここで諦めてはいけないと考え、自分と向き合ってリハビリと基礎トレーニングを地道に続けました。また、メンタル面の強化も図り、焦らず長期的な視点で考えました。

その結果、復帰後の県大会で自己ベストを更新しました。 チームの総合成績も以前より20%向上させることができ、屈せず行動し続けた結果だと考えています。

【入社後】
貴社においても、この忍耐力を踏まえ、長期的なプロジェクトや困難な課題に対しても粘り強く対応し、確実に目標を達成していきたいと考えています。また、チームと協力しながら着実な成果を上げていくことで貢献したいです。

自己PRを3分で自動作成する

陸上は個人競技ではありますが、諦めずに努力してチーム全体にも良い影響を与えられたことが伝わる自己PRです。

入社後はチームでのプロジェクトに携わることもあるため、チームに貢献できることのアピールは好印象に繋がりやすいですよ。

④学業×課題発見力

「課題発見力」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、課題に直面した際に論理的に問題を分析し、解決策を提案できる「課題発見力」です。

【エピソード】
大学では、ゼミで統計学のプロジェクトに取り組みました。しかし、完成が近いにも関わらず分析から見直す必要が出て、全体の進捗が遅れてしまう事態に見舞われました。

【課題・挫折経験と解決策】
問題の根本を探ると、データの欠損部分が多く、通常の手法では正確な分析が難しいことが原因であると分かりました。そこで、私はデータの欠損部分を補う新しい手法を学び、実験で提案しました。チーム内で議論を重ね、全員で試行錯誤しながらその方法を導入しました。

【成果】
結果として、プロジェクトは無事完了し、学内のプレゼンテーション大会で優秀賞を受賞しました。 特に、データ補完の手法を導入したことで、分析結果の視認性が大幅に向上し、正確なビジネス戦略を提案できたことが評価されました。

【入社後】
貴社においては、この強みを活かし、〇〇事業のプロジェクトにおいて様々な問題に対して、迅速かつ効果的に対応したいと考えています。 複数の部門に関わるプロジェクトでは、冷静な分析と柔軟な対応で解決策を提案し、貴社の成長に貢献したいです。

自己PRを3分で自動作成する

課題の根本を自ら探し、解決に向けて実際に行動できたことがよく伝わります。

自分自身が入社後に活躍するイメージを持てているので、企業側も想像しやすい文章になっていますね。

⑤ゼミ×問題解決力

「問題解決力」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、複雑な課題に対して冷静にアプローチし、解決策を考える「問題解決力」です。

【エピソード】
大学のセミナーでは、企業の業務改善をテーマにしたグループプロジェクトに参加しました。

【課題・挫折経験】
当初は、クライアントの業務フローが複雑で、多くのプロセスが不明確でした。また、初期調査の段階で多くのデータの欠落がわかり、どこから手を付けていいのかわからないという問題が発生しました。

【解決策と成果】
私はまず、業務の全体像を把握するために追加調査を実施し、クライアントと直接インタビューを行いました。次に、チーム内での意見調整を定期的に行うことで、プロジェクトの方向性を明確にしました。

提案した改善策が実施され、クライアントの業務効率が20%向上し、コスト削減にも成功しました。この成果により、ゼミのプロジェクトは高く評価され、学外のビジネスコンペティションでも受賞することができました。

【入社後】
貴社においては、この強みを活かし、特に〇〇(貴社の事業内容)の分野で複雑な問題に対して有効な解決策を提案することで貢献していきたいと考えています。

自己PRを3分で自動作成する

壁にぶつかっても冷静に考えて、大きな成果に結びつけられることを効果的にアピールしています。

「この子ならきっと成果を出してくれそう」と期待できる自己PRになっていますね。

⑥研究×探求心

「探求心」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、未知の領域に対して積極的に探求し、深い知見を得る「探究心」です。

【エピソード】
大学の研究室では、未開の生物資源を利用した新薬の開発に取り組んでいました。

【課題・挫折経験】
当初、対象とする資源についてのそれまでの研究がほとんどなく、研究の方向性が定まらず、結果が得られない状況にありました。また、実験データが期待通りに得られず、プロジェクトが先に行ってしまいました。研究の進捗が大幅に遅れるという課題がありました。

【解決策と成果】
この課題に対処するため、私は独自に関連する文献を広く調査しました。また、他大学の教授とも連絡を取ることで研究の視点を広げていきました。

その結果、研究プロジェクトは予定よりも早く進み、最終的に新薬の候補物質を特定することができました。この成果により、論文が国際的な学術誌に掲載され、研究室の評価が向上しました。

【入社後】
貴社においては、この探求心を活かして、革新的な解決策を見つけるために貢献したいと考えています。また、貴社の研究開発に新しい視点を提供し、成果を上げることで、着実に成長に近づけると確信しています。

自己PRを3分で自動作成する

「探求心」という強みを活かして、どうすれば研究が進みそうかを自ら探っていたことをアピールする文章です。

大きな壁に直面しても諦めなかったエピソードは、入社後も安心して仕事を任せられそうだという印象を持ってもらえます

➆課外活動×チャレンジ精神

「チャレンジ精神」の例文

【強みを結論ベースで】
私の強みは、新しいことでも果敢に挑戦し、困難を乗り越える「チャレンジ精神」です。

【エピソード】
大学時代、私は学生団体で社会貢献活動を行うプロジェクトに参加しました。参加してすぐ、過去に例のない大規模イベントを開催することになりました。

【課題・挫折経験】
当初の最大の課題は、資金不足と協賛企業の獲得でした。イベントを成功させるためには十分な資金が必要でしたが、チームでスポンサーを得た経験はほとんどありませんでした。また、私自身も営業活動に慣れておらず、最初の数社からは断られることが続き、大きな挫折を感じました。

【解決策と成果】
私はまず、企業のニーズを調査し、協賛することで得られるメリットを明確にした提案書を作成しました。そして、過去の経験に頼るのではなく、営業の本を読んだり、先輩にアドバイスを求めるなどして、営業力を強化しました。

その結果、最終的に5社からの協賛を獲得し、イベントの開催に必要な資金を確保できました。イベント当日は500人以上の参加者を集め、団体の認知度も大幅に向上しました。

【入社後】
入社後はこの強みを活かし、新規事業も積極的に取り組みたいと考えています。難題に直面した際も解決策提案に向け行動し、貴社の成長に貢献したいです。

自己PRを3分で自動作成する

未経験の分野でも積極的に行動して、実際に大きな成果を出せたことがよく伝わります。特に、新規事業に積極的に取り組んでいる企業で「必要な人材だ」と思ってもらえるでしょう。

以下の記事では、様々な自己PRの例文を完全収録しています。就活生がよく使用するエピソード別に強みを分類して例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自己PRを書く際の注意点

ここでは、自己PRを実際に書く時の注意点を2つ紹介します。言われてみればという項目ですが、意外とやってしまう就活生が多いので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

  1. 抽象的な自己PRはNG
  2. 志望先企業と合わない自己PRはNG

①抽象的な自己PRはNG

1つ目のNG項目は、エピソードや成果の内容が抽象的な自己PRです。

面接も同じですが、エントリーシートの自己PRが抽象的だと説得力が感じられなくなり、好印象から遠ざかってしまいます。

また、内容が抽象的だと論理の飛躍などが起きてしまい、選考通過が難しいと判断されることも。

特にエピソードが抽象的過ぎると自己PR全体のクオリティーに関わってしまうので、当時感じていた課題や挫折した経験などをうまく織り交ぜるように意識してくださいね。

就活では多くのエントリーシートを提出する必要があるので、1つ1つのクオリティーが後回しになりがちです。
しかし、抽象的な自己PRでは他の就活生との差別化ができず、選考通過は難しくなります。初対面の相手でも十分に伝わるかどうかをしっかり確認しましょう。

②志望先企業と合わない自己PRはNG

2つ目は、志望している企業の風土や業務内容に合わない自己PRです。

企業側が一番気にしているのが、自社と志望者とのマッチ度です。そのため、どんなに素晴らしい自己PRでも「うちには合わなそうだな」という印象になると選考通過はできません。

実際に選考通過を勝ち取るためには、志望先企業の風土や業務内容などをホームページで確認し、自分の特徴と一致していることをアピールするように心がけましょう。

強みが見つからず自己PRがかけない場合の4つの対策

ここでは、自己PRで書けるような強みやエピソードが見つからない人向けに対策を4つ紹介します。

初めての就活で強みが思いつかないという人は少なくありません。あまり気にせず、まずはこれから紹介する対策を実行してみてくださいね。

  1. 自己分性をやり直してみる
  2. WEB診断サービスを使用する
  3. 第三者に長所や短所を聞いてみる
  4. 先輩が実際に使っていた自己PRの強みを聞いてみる

①自己分析をもう1度やり直してみる

1つ目の対策は、自己分析をおさらいすることです。「自己分析をあまりしっかりやっていなかった…」という人は、これを機に自己分析をやりこむのもおすすめです。

自己PRを作成する上では、過去にどのようなことをして、どのような強みを活かして、どうやって乗り越えたのかを見つける必要があります。

自己分析は、自分自身がどのような強みや価値観を持っているのかを分析することなので、自己PRを作るために必須の作業と言えます。

再度自分の自己分析を見直し、好印象な自己PRの作成を目指しましょう。

以下の記事では実際の自己分析のやり方について解説しているので、やり方から復習したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

②強み診断などのWEBサービスを使ってみる

2つ目の対策は、WEBの強み診断や適職診断などの診断ツールを利用することです。

WEBの診断ツールは精度にバラつきがあるため、完全に鵜呑みにするのは危険ですが、強みが全く分からない場合は自己PR作成の糸口として活用するのもおすすめですよ。

色々な考え方や、自分では意識していなかった強みに出会える可能性もあるので、強みがなくて自己PRの作成が止まっている方はぜひやってみてくださいね。

また、カリクルでは実際にチャットGPTを使ってあなたの強みを3分で診断できる特典をプレゼントしています。完全無料なので、気になる方はぜひダウンロードしてみてくださいね。

③第三者に長所や短所を聞いてみる

3つ目は、自分以外の第三者に長所や短所を聞いてみることです。

少し勇気が必要な対策ですが、自分では考えもしなかったような強みが見つかることが多いです。実際に自分は短所だと思っていたことが、他の人からすると長所に感じていたということも。

どうしても自分ひとりでは強みが思いつかない場合は、仲間や家族を頼ってみるのも有効ですよ。

④先輩が実際に使っていた自己PRの強みを聞いてみる

4つ目は、同じ大学の先輩に自己PRで使っていた強みを聞くことです。

この対策は、身近に話を聞ける先輩がいる方におすすめです。サークルの先輩や部活の先輩に実際にどのような自己PRをしていたか聞いてみましょう。

自己PRの作成方法だけでなく、就活の豆知識や体験談なども聞けるので身近に話を聞ける先輩がいる場合はぜひ積極的に質問しに行ってみましょう。

履歴書やESに自己PRを書く際のポイント3つ

ここでは、実際に履歴書やエントリーシートに自己PRを書く際のポイントを解説します。

自己PRが書けるようになったら、実際に提出するESや履歴書に自己PRを記載する時のポイントも合わせて確認し、さらなる好印象を目指しましょう。

  1. 読み手を意識して改行する
  2. 全体の8割以上を文章で埋める
  3. 簡潔に読みやすい文章を意識する

①読み手を意識して改行する

1つ目のポイントは、読みやすさを意識し改行することです。

採用担当者は就活時期に大量のエントリーシートや履歴書に目を通すので、読みにくい書類はあまり印象に残らず場合によっては読み飛ばされてしまうことも。

しっかりと改行をするなど、読み手に対しての配慮を感じられるだけで印象が良くなり、内容も理解しやすくなります。

読み手側の状況なども想定し、読みやすさを意識しましょう。

②全体の8割以上を文章で埋める

2つ目のポイントは、全体の8割以上を文章で埋めることです。

エントリーシートや履歴書は空白が用意されていて、文字数の指定がない場合もあります。その場合どれぐらい内容を記入するべきか迷いますが、8割以上を文章でしっかりと記入しましょう。

読み手側からすると、仮に文字数が少なく寂しい印象を受けると、志望度が低いと判断される恐れがあります。

また、企業によっては文字数の指定がありますが、その場合は最低でも指定文字数の8割以上記入して、あなたの志望度の高さをしっかりとアピールしましょう。

③簡潔に読みやすい文章を意識する

3つ目のポイントは、読み手を意識して簡潔で分かりやすい文章を書くことです。

簡潔な文章を書く際に注意すべきなのが、1つの文章に対して句読点を増やさないことです。文章が全体的に回りくどく、何が言いたいのか不明確になる恐れがあります。

NG例私は過去にサッカー部で部長を務め、組織に練習不足や意識の低さがあることに気付き、改善が必要と考えて行動し、大会優勝に貢献したいと考えました。
OK例私は過去にサッカー部の部長を務め、県大会優勝を目指していました。しかし、部員の意識が低く、練習不足も目立っていたため改善が必要であると考えました。

1つの文章に読点は多くても2つまでを意識しましょう。3つ以上の読点はむしろ文章が回りくどくなり、内容が伝わりづらくなってしまいますよ。

豆知識
「、」読点
「。」句点

面接で好印象を与える自己PRの伝え方3つ

ここでは、面接で自己PRを好印象に伝える方法をいくつか紹介します。面接でより好印象を得ることが内定につながるので、しっかりと確認して実践できるようにしておきましょう。

  1. いつもよりトーンを上げて話す
  2. 「えっと~」をなるべく言わない
  3. 深堀りをされる前提で事前に自分で深堀しておく

①いつもより少しトーンを上げて話す

1つ目は、いつもより話すトーンを上げることです。

面接官とは初対面であり、第一印象がとても大切です。特に第一声目の挨拶はしっかりと大きな声であいさつしましょう。その際にいつもより少しだけ声のトーンを上げるとさわやかな印象になり、好印象を獲得できます。

逆に、いつも通りのトーンで話すと物足りなく、消極的な印象になりがちです。面接の時間は気合を入れて声のトーンを上げることを意識してみてくださいね。

特に最初の挨拶で、さわやかさや元気を感じるとかなり好印象です。無意識に期待値が上がってしまいますし「この子、仕事できそうだな」と感じてしまいますね。

②「えっと~」をなるべく言わない

2つ目は、「えっと~」を言わないことです。

口癖になっていたり、深堀りされて自信がないと言葉に詰まって「えっと~」と言ってしまいがちですよね。気持ちは分かりますが、自信がなさそうと判断されるため、面接では極力言わないようにしましょう

ただ、どうしても「えっと」が出てしまう!という方は、代わりに「ありがとうございます」を使ってみてください。

面接官の質問に対して、まずは「ありがとうございます」と言ってから返事をすると好印象ですし、「えっと~」を言わなくなりますよ。

③深堀りをされる前提で事前に自分で深堀りしておく

3つ目は、深掘りされそうな項目を先に自分で深堀りしておくことです。

面接において特に怖いのが自己PRの深堀りだと思いますが、先に自分で深堀りして対策しておくことで、自信を持って面接に挑めます。

自己PRの深堀り質問集
・なぜ、それをやろうと思ったのか?
・当時の課題や挫折経験は?
・どうやって苦しい状況を乗り越えたのか?
・乗り越えて何を感じたのか?
・その経験から次に活かせそうなことは?

実際に自分で深堀りをして、メモ用紙などに書き留めておきましょう。面接前に確認することで安心でき、内定に1歩近づきますよ。

また、面接の深堀りが怖い方は以下の記事で対策を解説しているのでぜひ読んでみてくださいね。

自己prの書き方を理解してまずは書いてみよう!

この記事では自己PRの書き方を詳しく解説しました。自己PRは多くの採用担当者が目を通す箇所であり、選考通過のために重要な項目です。

また、書類を出して終わりではなく、自己PRは面接でも質問されます。書類を提出する段階から好印象な自己PRを心掛け、内定獲得を目指してくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら