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新卒の履歴書の書き方を徹底解説!注意点や封筒の書き方も紹介

就活活動において重要なのが、履歴書の作成です。しかし、新卒の人は特に「履歴書ってどうやって書けばいいんだろう?」と悩みますよね。

そこで本記事では、新卒の方に向けて、履歴書の書き方を徹底解説します。記事後半では、注意点や封筒の書き方も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

新卒の履歴書はパソコンでも手書きでも大丈夫

前提として、履歴書は手書きとパソコンどちらで作成しても問題ありません。なぜなら、採用担当者は履歴書のフォーマットよりも、内容や整理された情報を評価するからです。

手書きは個人の文字や筆跡が見られ、パソコンは綺麗なフォントでまとまった印象を与えます。どちらを選んでも大差はありません。

大切なのは、あなたの強みや経験、情報を正確に伝え、魅力的な履歴書を作成することです。あなたがやりやすいほうで作成しましょう。

新卒の履歴書を書く時に用意すべきもの3つ

次に、新卒の履歴書を書く時に用意すべきものを3つ紹介します。

  1. 大学指定の履歴書
  2. 証明写真
  3. 封筒を入れるクリアファイルとA4の白色封筒

①大学指定の履歴書

新卒の履歴書を作成する際、大学指定の履歴書が必要です。大学指定の履歴書は、企業が求める情報に合わせたフォーマットであり、必要事項を漏れなく記入できるメリットがあります。

大学指定以外の履歴書を使用したい場合は、インターネット上のフォーマットから印刷することも可能です。ただし、必要事項の抜け漏れやフォーマットの不適切さに注意しましょう。

手書きで履歴書を書く場合は、書き損じる可能性を考慮して、多めに用意しておくといいですよ。

②証明写真

履歴書には、証明写真が必要です。証明写真は、あなたの第一印象を左右する重要な要素のため、特にこだわりましょう。

証明写真は、原則として3ヶ月以内に撮影したものを選びましょう。サイズはタテ4㎝×ヨコ3㎝で、背景色は白・グレー・ブルーが一般的です。

なお、撮影は写真館で行うことをおすすめします。プロのカメラマンに撮影してもらうことで、自然な表情や適切な明るさ・コントラストを保てますよ。

③封筒を入れるクリアファイルとA4の白色封筒

新卒の履歴書を準備する際には、封筒を入れるクリアファイルとA4の白色封筒が必要です。これらは、履歴書を郵送や手渡しする際に使用します。

クリアファイルは無色透明で新品を選ぶことで、清潔感のある印象を与えられます。使い古されたものではなく、新品を用意しましょう。

A4の白色無地の封筒は履歴書を封入し、送付先や受付時の整理に役立ちます。封筒やクリアファイルの選び方にも気を配ることで、細かいところにまでこだわっているアピールにもつながりますよ。

【6つの基本情報】新卒の履歴書の書き方

次に、新卒の履歴書の書き方として、基本情報の6項目を紹介します。

  1. 印鑑
  2. 日付
  3. 写真
  4. 氏名
  5. 住所
  6. メールアドレス

①印鑑

履歴書には、印鑑が必要です。押印箇所がある場合は、必ず押印が必要となります。

履歴書全項目の記入後に押印しようとすると、うっかりミスが生じる可能性があるため、押印は最初に行いましょう。

押印は個人の識別や承認の意思表示として重要であり、正確に行うことで履歴書全体の信頼性が高まります。適切な場所にきちんと押印し、入社を希望する企業への真摯な姿勢をアピールしましょう。

②日付

履歴書の日付は、郵送の場合は投函日、面接で手渡しする場合は当日の日付を記入します。

また、履歴書全体で元号または西暦で統一することが大切です。これにより、日付の一貫性と正確性が保たれます。

注意深く日付を記入し、フォーマットを統一することで、履歴書の整合性を高め、採用担当者に良好な印象を与えられますよ

③写真

履歴書の写真は、最後に貼るのがおすすめです。なぜなら、履歴書を書き損じることもあるからです。最後に写真を貼ることで、他の情報が書き終わった後の作業になり、写真が無駄になることを避けられます。

また、写真が剥がれる可能性に備え、写真の裏に氏名や学校名を記入しておくと安心です。さらに、両面テープを使用することで写真がしっかりと貼り付けられ、安定性が確保されます。

履歴書全体の仕上がりを美しく整えるために、写真の貼り付けにも注意を払いましょう。

④氏名

氏名は履歴書での第一印象を形成する重要な要素です。カタカナ表記も忘れずに記入し、明瞭な筆記体で書くことが大切です。

姓と名の間に余白をあけずに書き、フォーマットに統一感を持たせましょう。字間や文字の大きさにも注意を払うことで、丁寧で整った印象になります

⑤住所

履歴書に記入する住所は、正確かつ分かりやすく書きましょう。郵便番号から始めて市区町村、番地、建物名の順で書くことがポイントです。

住所は、履歴書の郵送において大切な情報になることもあります。不備があると連絡が取れなくなる可能性があるため、間違いがないか何度も確認しましょう。

⑥メールアドレス

履歴書におけるメールアドレスの記入には、注意が必要です。社会人としてふさわしいイメージを持たせるため、愛称や単語の組み合わせは避けましょう。

アドレスは、氏名と数字の組み合わせなどが適切です。また、携帯電話のアドレスではなく、ビジネス向けのパソコンのアドレスを使用しましょう。

これにより、常識や最低限のビジネスマナーがあることをアピールできます。もしメールアドレスが適切でないのであれば、新しく作成することをおすすめします。

【2つの重要項目】新卒の履歴書の書き方

次に、新卒の履歴書の書き方として、2つの重要項目を紹介します。 

  1. 自己PR
  2. 志望動機

①自己PR

履歴書において、自己PRは特に重要です。採用担当者は自己PRから将来の活躍や人物像を洞察し、適性を評価するからです。

自己PRのスペースは限られているため、強みを結論ファーストでまとめましょう。その後の経験の裏付けは必ずしも詳細には述べなくても良い場合もあります。

企業の採用担当者は入社後の展望を重視し、人間性や価値観も見ています。自己PRは自身の特徴や強みを明確かつ魅力的に伝えるチャンスです。

②志望動機

志望動機も、履歴書において最も重要な項目のひとつです。志望動機をわかりやすくまとめることで、企業に関する興味関心や、あなたの強い動機をアピールできます。

HPや説明会での印象だけでなく、新聞やニュース、商品・サービス利用、OB・OG訪問の体験を通じて感じたことを織り交ぜ、自身と企業の関連性を示すことが大切です。

どのように企業に貢献したいか、どのような価値観が共通するかを具体的に述べ、自分の意欲と企業への理解を表現することで、説得力が高まりますよ

【その他7つの項目】新卒の履歴書の書き方

次に、新卒の履歴書の書き方として、その他の7項目について紹介します。

  1. 学歴
  2. 職歴
  3. 趣味・特技
  4. 資格・免許
  5. ゼミナールの研究・得意な学科
  6. 学業以外の取り組み(部活・サークルなど)
  7. 本人希望記入欄

①学歴

履歴書には、学歴の記入欄があります。元号または西暦で統一し、中学卒業から記入しましょう。

高校の表記は「高等学校」とし、卒業見込みも忘れずに記入します。これにより、正確な学歴経歴が示され、適切な情報提供が行われます

就職活動では正確性と整合性が求められるため、これらの点に気を付けて学歴を記入しましょう。

②職歴

履歴書の職歴は、過去の就業経験を書く項目です。この項目では、本格的な社会経験を持つ場合に活用されます。職歴がある場合には、具体的な企業名や期間、役職などを記載しましょう。

とはいえ、ほとんどの大学生が正社員経験がないと思います。そのため、職歴欄には「なし」と記入すれば問題ありません

注意点として、アルバイトやインターンは職歴に含まれないことが一般的です。もしアルバイトやインターンについてアピールしたい場合は、志望動機に記載しましょう。

③趣味・特技

履歴書における趣味・特技欄は、あなたの人柄や個性をアピールするチャンスです。企業はこの欄を通じて、社風との適合度を確認する場合があります。

また、面接時に緊張を和らげるトークのネタにもなります。興味深い趣味や特技を記載することで、あなたの多面的な魅力をアピールできます。

ただし、社会人としてのイメージに合わない内容や過度に個人的な情報は避けるべきです。選考担当者が興味を持ち、面接での良い話題になることを意識して、選び抜かれた要素を記載しましょう。

④資格・免許

履歴書には、資格や免許を記載する欄もあります。記載は、正式名称を用いることが重要です。また、現在取得に向けて勉強中の資格も記入可能です。

ただし、簡単な資格は避け、経験や専門性を示すものを選ぶことをおすすめします。免許や資格は自己PRの一環となるため、アピールできる資格があれば積極的に書きましょう。

⑤ゼミナールの研究・得意な学科

履歴書には、ゼミナールの研究や得意な学科を記述しましょう。就活において、企業業務と直接関係しない学部出身の場合でも、大学生活での学問的な側面をアピールできます。

専門的な用語は簡潔に説明し、わかりやすい表現を心掛けましょう。特に「どんな研究を行ったのか」を冒頭で明記することが大切です。

これにより、採用担当者があなたの学問的な興味や学びの成果を理解しやすくなり、選考においての判断材料となるでしょう。

⑥学業以外の取り組み(部活・サークルなど)

新卒の履歴書において、学業以外の取り組み(部活・サークルなど)は重要です。

部活、サークル、アルバイト、ボランティア活動などを通じて、どのような努力をしたか、どのように苦労を乗り越えたか、何を学んだかを具体的に記述しましょう。

これにより、自己成長やチームワーク、時間管理、リーダーシップなどのスキルを示すことが可能です。また、経験から得たスキルや価値観を反映させることで、応募先にあなたの魅力を伝えられます

⑦本人希望記入欄

履歴書には、本人希望記入欄が設けられていることがほとんどです。基本的に「貴社規定に従います。」と記入すれば問題ありません。

もし、勤務条件(給与・勤務地・勤務時間)などの希望があれば、具体的で現実的な内容を明記することが重要です。

希望がある程度柔軟であることや、会社のニーズに合わせた姿勢も示すことが良い印象を与えます。特にこだわりがなければ、細かい条件を求めることは避け、企業への適応意欲を示しましょう。

新卒が履歴書を書くときの注意点3つ

次に、新卒が履歴書を書くときの注意点を紹介します。

  1. 空欄はなくす
  2. 略語を使わない
  3. 修正ペンを使用しない

①空欄はなくす

履歴書を書く際、空欄をなくすことが重要です。なぜなら、採用担当者は詳細な情報を求めるため、経歴や能力に関する項目を見逃さず埋めることが必要だからです。

経験やスキルがない場合でも、「特になし」と記載することで、積極的な姿勢を示せます。空白が多い履歴書は情報不足を感じさせるため、学業成績や趣味・特技などで自己アピールするのも有効です。

全ての欄を埋めるだけでも、あなたのポテンシャルが最大限に伝わりますよ

②略語を使わない

新卒履歴書の際、略語の使用は避けるべきです。略語は全ての人に理解されるとは限らず、誤解を招く可能性があります。

たとえば、「バイト」や「就活」などの略語は、一般的には理解されるかもしれませんが、企業ごとに異なる解釈が生じることもあります。

  • バイト(アルバイト)
  • 就活(就職活動)
  • 部活(部活動)
  • インターン(インターンシップ)

無意識に使ってしまいがちなので特に注意しましょう。

③修正ペンを使用しない

履歴書を書く際、修正ペンの使用は避けましょう。修正液や修正テープと違って、修正ペンは文書の信頼性を損なう可能性があります。

間違いがあった場合、新しい紙に書き直すのがベストですが、時間が限られる場合は、間違いの部分に定規で二重線を引き、その上から訂正印を押す方法があります。

これにより、誤りを認識しやすくなり、信頼性を保つことができます。ただし、修正は慎重に行い、できるだけ正確な履歴書を提出するよう心掛けましょう。

新卒の履歴書用封筒の書き方

次に、新卒の履歴書用封筒の書き方を紹介します。

  1. 郵送の場合
  2. 手渡しの場合

①郵送の場合

新卒の履歴書用封筒を郵送する際は、封筒の宛名は企業名・部署名・担当者名を正確に記入し、住所も間違いのないように書きましょう。

自分の送り主情報も明確に表示し、切手を正しく貼り付けます。また、履歴書や職務経歴書などの書類を封筒にきちんと収め、折れないように気をつけましょう。

丁寧な仕上げと共に、到着日時を考慮して適切な郵便サービスを選び、確実な配達を心がけましょう

②手渡しの場合

新卒の履歴書用封筒は、手渡しの場合でも正確で丁寧な書き方が重要です。

封筒の表面には、企業名・部署名・担当者名を明記し、簡潔な敬称(例: 御中)を添えて宛名を記入します。

また、差出人の住所も忘れずに記載し、郵便番号や連絡先も明確に示します。丁寧な言葉遣いと整った印象を心掛け、清書することが大切です。

新卒の履歴書をメールで送るときの書き方・マナー3つ

最後に、新卒の履歴書をメールで送るときの書き方やマナーを紹介します。

  1. 署名
  2. 履歴書はPDF形式
  3. 件名・本文

①署名

履歴書をメールで送る際の署名は丁寧に行うことが重要です。

メール本文の下に、氏名と連絡先情報を記載し、「敬具」や「よろしくお願い申し上げます」などの丁寧な結びの言葉を添えて署名します。

たとえば、「敬具、[氏名] [連絡先電話番号] [メールアドレス]」といった形で署名を行います。これにより、送信者の身元が明確になり、丁寧な印象が伝わります

②履歴書はPDF形式

新卒の履歴書を送る際は、PDF形式を選びましょう。なぜなら、PDFはフォーマットが固定され、相手の環境で見たときにレイアウトが崩れづらいため信頼性が高いからです。

また、履歴書のファイル名は「履歴書+大学名+氏名」が一般的です。たとえば、「履歴書_〇〇大学_田中太郎.pdf」のように命名します。

このファイル名で送ることで、受け取った人がすぐに内容を理解でき、整理しやすくなります

③件名・本文

履歴書を送る際のメールの件名は、「氏名 – 新卒履歴書提出」とすることで誰が何を送ったかが明確に伝わります。

本文では、「拝啓、採用担当者様」から始め、氏名と応募の意図を簡潔に記述します。「新卒の履歴書を提出いたします。ご確認の程、宜しくお願い申し上げます。」などで締めましょう。

新卒の履歴書の書き方を理解しよう

本記事では、新卒の方に向けて、履歴書の書き方を徹底解説しました。

履歴書は、項目ごとに記入のポイントがあります。それぞれのポイントを押さえた上で作成すれば、印象の良い履歴書ができますよ

ぜひ、記事内で紹介したポイントを参考にしながら履歴書を作成してみてくださいね!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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