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自己紹介と自己PRの違いとは|面接での伝え方・例文も紹介

自己紹介と自己PRが同じようなものだと考えている就活生は、少なくないと思います。しかし、実際には全く違うので、正しく理解して、それぞれに合った内容を伝えることが大切です。

そこで、本記事では自己紹介と自己PRの違いから、作成のポイントまで詳しく解説します。ぜひ、面接対策の参考にしてみてくださいね。

自己紹介と自己PRの違いとは

自己紹介では、学歴・職歴・名前のような、基本的な情報を伝えることが目的です。初対面の人への挨拶なので、自分に興味を持ってもらうために、自己PRの概要を付け加えましょう。

それに対して自己PRは、自身の強みや就職後の抱負をアピールするものです。自己PRでは自分を売り込んで、最終的に相手から必要な人材だと思ってもらう必要があります。

採用後に活かせる強みをアピールするためにも、具体的なエピソードを話して、説得力のある伝え方を意識してくださいね。

企業が採用試験で見ているポイント|自己紹介・自己PR別に紹介

自己紹介と自己PRで、採用担当者がチェックするポイントを紹介します。それぞれ伝える際にはコツがあるので、事前に把握しておきましょう。

  1. 自己紹介で見ているポイント
  2. 自己PRで見ているポイント

①自己紹介で見ているポイント

自己紹介では就活生の話し方によって人柄をチェックし、短時間で端的に情報を伝えるコミュニケーションスキルがあるか、面接官は判断しています。

自己紹介の時間はあまり長くありませんが、緊張すると早口になったり、表情が硬くなる可能性もあるので、顔を上げて面接官に目線を合わせることが大切です。

そして最後に、「どうぞよろしくお願いいたします」と結びの言葉で、自己紹介を終えてくださいね。

②自己PRで見ているポイント

自己PRでは、採用後に活かせる能力を就活生が持っているのか確認されます。これまでの経験や実績を伝えて、持っているスキルをアピールしてくださいね。

面接では応募者が自己分析を行い、客観的に長所・人柄・強みを捉えているか見られています。

したがって、自分の経験や能力を活かして、企業にどう貢献したいと思っているのか述べることで、就職後のあなたの活躍をイメージできるように伝えましょう。

自己紹介の作成のコツ

自己紹介では構成が重要です。まず第一に、氏名と所属情報を述べてくださいね。卒業大学や所属する学校名も入れましょう。次に職務経歴や実績があれば、要点をまとめて話してください。

学生の場合には専門分野を伝えても問題ありません。続いて、部活やアルバイトのように、現在励んでいるものを話しましょう。

あなたの特徴を知ってもらうためには、積極的に趣味や特技を話して、自分を相手に印象づける必要があります。そして最後に、「よろしくお願いします」のような言葉で締めくくってください。

自己紹介の例文2つ|専門分野別に紹介

ここで、自己紹介の例文を専門分野別で2つ紹介します。例文を参考にしながら、あなたらしい自己紹介文を考えてみましょう。

  1. 自己紹介例文①文学部
  2. 自己紹介例文②工学部

自己紹介例文①文学部

○○大学文学部から参りました、△△と申します。私は昔から読書が好きで、とくに外国文学を学んできました。日本人にはない考え方や価値観を知り、日々驚きでいっぱいです。

面接では今までに学習したことだけでなく、学びによってどう成長したのかも伝えていきたいと考えております。何卒、よろしくお願いいたします。

個性がうまく伝えられており、読書によって成長したこともアピールされています。学習意欲も述べられているため、好印象を得られるでしょう。

自己紹介例文②工学部

○○大学工学部に所属している、△△と申します。大学ではネットワークセキュリティを研究しており、インターネット上のリスクを計測して、個人情報の漏洩を防止できる対策に取り組んできました。

研究によって培った慎重さを、御社の精密な作業に活かしたいです。本日はよろしくお願いいたします。

学んできた専門知識を簡潔に盛り込むとともに、経験や専門性によって得た強みも伝えられています。

自己PR作成のコツ

自己PRでは、まず結論となる自分の強みを端的に述べてくださいね。次に、あなたの能力の信憑性を上げるために、強みを発揮した具体的なエピソードを添えて、背景や理由を伝えることが大切です。

強みによる成果や実績を具体化して述べる際には、数字や固有名詞を使ったり、周りの評価を加えるとイメージしやすくなります。

最後に、志望企業での活かし方をアピールして、就職後に活躍する姿をイメージしてもらうことが重要です。志望動機と絡めた内容にすると、考え方が伝わりやすくなるでしょう。

自己PRの例文2つ|強み別に紹介

続いて、自己PRの例文を強み別で2つ紹介します。例文をチェックすれば、実際に自己PRを作成するためのイメージが湧くでしょう。

  1. 自己PR例文①コミュニケーション力
  2. 自己PR例文②行動力

自己PR例文①コミュニケーション力

私はコミュニケーション能力を活かして、誰とでも良い関係を築けます。私はレストランでアルバイトをしていますが、常に自分からコミュニケーションを取って、相手に合った話し方や言葉遣いを工夫してきました。

例えば、店長と仕事に関する会話をする場合には固めの言葉遣いで話しますが、常連の乗りの良いお客様とは失礼のない範囲で冗談を交えながら明るい雰囲気で会話をしています。

これまで話し方を工夫して、お客様やスタッフとも良好な関係を構築してきました。仕事をする際にもたくさんの方々と関わると思いますので、コミュニケーション能力を発揮して信頼を獲得したいと考えております。

同じコミュニケーション能力でも、他の応募者と差別化する必要があります。具体的に工夫している点が述べられているので、強みの説得力が上がるでしょう。

自己PR例文②行動力

私の強みは、チーム全体のことを考えて案を出し、素早くそれを実行に移せることです。

高校時代にはバスケットボール部に所属していましたが、練習メニューが先輩から受け継がれたまま、3年以上も変わっていないことに気づきました。そこで、基礎練習だけでなくチームの課題に合ったメニューにすべきだと考え、新しい練習内容を作成。

キャプテンにメニュー変更を依頼して、改善点があればすぐに変えながら、常に最善だと思うメニューに取り組んだ結果、チーム全員のやる気も上がって、大会では準優勝を果たしました。

御社でもチームの一員として何をすべきか考えて、行動に移したいと思っております。

行動を取った理由が明らかになっており、根拠に基づいて実行して結果を出せたと述べられています。採用後も仕事に前向きな姿勢が伝わるでしょう。

面接で使える!自己紹介・自己PRの伝え方のポイント3つ

自己紹介や自己PRを伝える際には、注意すべきことがあります。好印象を与えられるように、以下の3つのポイントに気をつけてくださいね。

  1. 大きな声ではっきりと話す
  2. 早口にならない
  3. 端的な文章で伝える

①大きな声ではっきりと話す

面接中は普段よりも少し声を大きくして、はっきり話すことが重要です。声が小さいと何を話しているのか聞き取りにくく、暗い印象になるため、自信がないと思われるかもしれません。

面接官が聞きやすいように、口角をわずかに上げて自然な笑顔を心がけましょう。

緊張すると表情も硬くなりやすいので、明るくはつらつとした印象を与えるためにも、にこやかな表情を意識してくださいね。

②早口にならない

緊張して焦って話すと、誰でも早口になりやすいです。

そのため、初めの質問はとくに意識して、相手に内容を理解してもらえるように、ゆっくり分かりやすく話すことを心がけてくださいね。もちろん、不自然に遅く話す必要はありません。

周りからどのように聞こえているのか客観的に理解するためにも、自分の声を録音して聞き直したり、家族や友人にスピードを確認してもらいましょう。

③端的な文章で伝える

一文が長くなりすぎてしまうと、相手の理解が追いつかないかもしれません。そのため、簡潔に述べる必要があります。

自己紹介と自己PRは長く話しすぎないように、要点のみをまとめるのがポイントです。長すぎず短すぎず話せるように、時間を計りながら練習してくださいね。

相手に分かりやすく伝えるためには、結論から話すことが大切です。結論を述べてから具体的に話すことで分かりやすくなり、説得力も上がるでしょう。

自己紹介と自己PRの違いを理解しておこう

今回は自己紹介と自己PRの作成のポイントや例文を紹介しました。

面接では両方ともよく問われるため、企業側が求めている情報を答える必要があります。質問の意図を把握して、相手の知りたい情報を的確に伝えることで、選考を突破してくださいね。

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梶

この記事を書いた人

#福島出身 #15卒 #元ペット業界志望 #人事部立ち上げ #鋼メンタル #採用知識オバケ #夢は逃げない、逃げるのはいつも自分 #犬 #一眼レフ

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