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【就活生必見】旅行会社の志望動機の例文を紹介|ポイントも解説

旅行会社が気になるけれど、志望動機はどんな内容が良いのだろう」と悩んでいる学生は少なくないでしょう。

そこで本記事では、旅行会社の主要職種や業界の概要・志望動機の例文をまとめました

旅行業界を志望している人は、ぜひ本記事を参考にして他の学生と差別化した志望動機を考えてみてください。

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目次

旅行業界とは?理解を深めて志望動機に繋げよう

旅行業界は、日本国内や海外への旅行を考えている顧客に対して、ニーズに応えたり魅力的なツアーを企画したりします。

後述するように訪日観光客数が増加しているため、今後は業界規模の拡大が見込まれています。とくにアジアは日本以外も観光客数が増加傾向です。

旅行業界の理解を深めるためには、日本国内の業界動向だけではなく世界的な旅行の需要を把握することも大切なので、ニュースだけではなく身近の観光地をチェックしてみてください。

旅行会社の主要職種4選

旅行会社を志望している人は、必ず主要職種は把握しておきましょう。どの企業にもある職種は、以下の4種です。

  1. ツアープランナー
  2. カウンター
  3. 法人営業
  4. ツアーコンダクター

もちろん他業界の企業のように、人事や総務・経理財務などもあるので、各企業の詳細は採用ページにある職種欄をチェックしてくださいね。

①ツアープランナー

ツアープランナーは、その名のとおりツアー商品の企画を行います。話題性がある観光地のチェックや、安定した需要がある地域の把握は欠かせません。

とくに海外の場合は、ツアー先に設定した現地の状況や注意点などの情報収集もプランナーが行っています

マーケティングやアンケート調査などをもとに企画するため、発想力だけではなく需要を見極められる分析力が求められるでしょう。

②カウンター

カウンターは、店頭窓口で個人顧客を対象に旅行プランを販売するのが主な業務内容です。予算・行き先・日程・人数などを聞き、顧客が満足できそうなプランを提案します。

旅行プランによっては、交通費が込みになっていたり、現地で体験ができたりすることも。必要に応じて、顧客にプラン内容や料金システムの説明も行います。

プラン販売後は、宿泊先の予約や交通手段の予約など多岐にわたる業務があるため、物事を順序だてて正確に進められる人が向いているでしょう。

③法人営業

法人営業は、企業や官公庁・学校などの団体旅行向けの旅行プランの提案および販売が主な仕事です。とくに学校向けの旅行の場合は積立金方式の場合もあり、長期のやり取りになります。

企業や官公庁は、観光よりも研修がメインなこともあるでしょう。魅力的な旅行プランを提案しつつ、顧客のニーズを第一に考える必要があります。

個人顧客と比べると、ある程度テンプレートがある場合がほとんどです。一方で、同業他社に後れを取らないように積極的な提案が求めらます。

④ツアーコンダクター

ツアーコンダクターは、添乗員とも呼ばれている職種です。観光地を楽しませるのではなく、旅行そのものを安全に参加できるように、スケジュール管理や注意事項説明を行います

旅行業法によって、国内の場合は「国内旅程管理主任者」、海外の場合は「総合旅程管理主任者」の資格が必須です。また国内旅行でも、海外観光客向けに語学力が求められるでしょう。

企業によっては、ツアーコンダクターは専門の派遣会社に外部委託している場合もあるので、ツアーコンダクターを希望している人は、必ず募集要項を確認してくださいね。

旅行業界のトレンド

旅行業界のトレンドを探るキーワードのひとつが、インバウンド・アウトバウンドです。インバウンドとは外国人が訪れてくること、アウトバウンドとは日本から海外へ旅行することを指しています。

2019年までは年々増加傾向にあった訪日外国人旅行者数が、2020年には新型コロナの感染拡大の影響でおよそ87%減少してしまいました。(参照:業界動向サーチ

訪日外客数の9割ほどが観光客だった2019年と比べると、2023年は未だ減少傾向のように感じますが、2022年1~6月と2023年1~6月を比較すると、どの月も観光客が大幅に増加しています。

旅行会社の志望動機作成のポイント3選

志望動機を作成する際には、次の3つのポイントは最低限押さえておきましょう

  1. なぜ旅行業界を志望するのかを明確にする
  2. なぜその旅行会社を志望するのか明確にする
  3. 旅行会社で活かせる自身の強みをアピールする

熱意を伝えるためには、この3つのポイントが重要です。企業側に「どこでも良いのだろう」と思われてしまうと不採用の可能性が高まるので、注意してください。

①なぜ旅行業界を志望するのか明確にする

志望動機を考える際には、まずなぜ旅行業界に関心を抱いているのかを言語化しましょう。言葉にまとめるのが苦手な人は、箇条書きで次々書き出してみると考えがまとまるのでおすすめです。

旅行業界に興味を持ったきっかけがある人は、どんな経験か・自分は何を感じたのか・その経験から旅行業界への関心にどのように繋がったのかをエピソードにすると、他者と差別化できます。

具体的なエピソードが無い人は、自身のどんな一面が旅行業界に適性があると感じているのかを伝えても良いですね。

②なぜその旅行会社を志望するのか明確にする

たくさんの旅行会社のなかで、なぜその企業を選んだのかを明確にしなくてはいけません。「入社できればどこでも良い」と思っていると、採用されないおそれがあります。

他社と比較する際は、福利厚生よりも、業務内容や独自性の高いサービス・プランに着目したほうが好印象です。入社後の活躍イメージを伝えると、より志望意欲が伝わります。

インターンだけではなく、OB・OG訪問で得た情報も志望動機のひとつになるので、企業研究は徹底的に行いましょう。

③旅行会社で活かせる自身の強みをアピールする

志望動機では、入社後にどのような貢献・活躍ができるのかアピールすることも大切です。語学力・コミュニケーション力などは定番のアピールポイントでしょう。

強みをアピールする際には、根拠となる具体的なエピソードが不可欠です。しかし、ESや履歴書の志望動機欄は大きくないため、内容は簡潔にまとめてください。

重要なのは面接選考時の内容です。「ご自身の強みを教えてください」と言われた時に、「私の強みはコミュニケーション力です。なぜなら~」とスムーズに答えられるように準備しておきましょう。

旅行会社の志望動機の作成方法3ステップ

志望動機を書く際には、次の3ステップを意識しましょう。

  1. 結論ファーストで旅行業界の志望理由を書く
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを伝える
  3. 入社後にどのように活躍したいのかを伝える

以下では、各ステップのコツを解説しているので、志望動機の作成が苦手な人はぜひ確認してください。

①結論ファーストで旅行業界の志望理由を書く

まずは、「私が旅行業界を志望しているのは~だからです」など、志望動機の結論部分を書きます。結論部分を志望動機の最後に改めて伝えるPREP法を使うと、伝わりやすくなるでしょう。

結論部分にあたる内容には、「旅行業界でやりたいことがある」「自分のこんな強みを活かしたい」などが挙げられます。

旅行業界にこだわっている人は、就活軸そのものが結論部分と直結している可能性が高いでしょう。結論ファーストが書きにくい人は、一度文章にしたあとで結論部分を探してみても良いですね。

②志望理由の根拠となるエピソードを伝える

他の学生と差別化するためには、自分ならではのエピソードが欠かせません。エピソードは、志望動機に関わる内容を選びましょう。

例えば、コミュニケーション能力を活かして旅行会社に貢献したい人の場合は、他者が聞いて「この人、コミュニケーション能力高いな」と思うエピソードがおすすめです。

面接官の印象に残ろうとして派手なエピソードを出しても、志望動機と関係性が無いと、自己主張が激しい・質問の意図が読み取れないなど、悪印象になるおそれがあります。

③入社後にどのように活躍したいのかを伝える

志望動機は、入社後にどんな貢献ができるのかを締めとして述べましょう。エピソード同様、志望動機として挙げている強みとの一致が重要です。

企業や募集している職種によって、求められる人物像は異なります。貢献できる内容や活躍したいことが、企業が求めているものと合致しているのか必ず確認してください。

入社後のイメージは、1年後、3年後、5年後、と具体的に考えておくと、面接時の質問にも柔軟に対応できるようになりますよ。

【ネタが無いなら】旅行会社の志望動機を見つける方法

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「旅行会社を志望しているけど、具体的にどんな志望動機にすれば良いかわからない」という方もいるでしょう。

志望動機のネタを見つける方法として、以下がおすすめです。

  1. 旅行会社のサービスを実際に利用する
  2. 旅行以外の事業にも目を向ける
  3. 旅行会社・旅行業界の歴史を振り返る

①旅行会社のサービスを実際に利用する

旅行会社のサービスを実際に利用することは、志望動機を具体的で説得力のあるものにする最良の方法です。実際の体験を通じて、顧客目線でサービスの質や特徴を肌で感じられます。

その旅行会社のツアーに参加したり、カウンターでサービスを利用してみましょう。独自の気づきや感動を得られるかもしれません。

実際の体験を通じ、「現地ガイドの親切さに感動した」「予約システムの使いやすさに驚いた」といった具体的な内容を志望動機に盛り込むことで、企業への関心の高さと深い理解を示せます。

実際の利用が難しい場合は、パンフレットやウェブサイトを詳細に調査することも有効です。

②旅行以外の事業にも目を向ける

旅行会社は、単なる旅行商品の販売だけでなく、多角的な事業を展開しているため、旅行以外の事業で関心があるものが見つかれば、そこを起点に志望動機の作成が可能です。

例えばJTBでは、「ツーリズム」「エリアソリューション」「ビジネスソリューション」の3つの事業領域があり、地域活性化や企業支援など、幅広い社会貢献活動を行っています。

地方自治体と連携した地域振興プロジェクトや、企業の研修・イベント企画、インバウンド戦略支援など、旅行以外の多様な事業展開に注目することで、旅行会社の社会的意義や可能性を理解できる点も メリットです。

③旅行会社・旅行業界の歴史を振り返る

旅行会社の歴史を振り返ることで、独自の志望動機を見出すことも可能です。旅行業の起源は、1841年のトーマス・クックによる団体旅行の企画に遡ります。

彼は単なる営利目的ではなく、旅行業を社会改革の手段と捉え、貧しい人々や女性も旅行できるよう工夫をした、という歴史があります。

日本では1905年に南陽軒による最初の団体旅行が行われ、1893年には渋沢栄一らによって外国人旅行者のためのインバウンド事業が始まりました。

旅行会社の歴史は、単なる移動手段の提供ではなく、人々の夢や可能性を広げてきた社会的意義の深い事業である、と理解できればそこから派生させて志望動機を作ることも可能です。

魅力的に見えない旅行会社の志望動機NG例

以下のような志望動機はありきたりで魅力的に見えないことも多いです。極力避けましょう。

  1. 旅行が好き
  2. 英語力が活かせる

人気の旅行業界だからこそ、埋もれてしまいがちな志望動機では選考突破は難しいです。

①旅行が好き

「旅行が好き」という理由は、最もありきたりで安易な志望動機と見做され、企業から高く評価されません。旅行会社は、単なる旅行好きな人材ではなく、ビジネスとして旅行サービスを提供できる人材を求めているためです。

「旅行が好き」の具体的な問題点は、以下の3点です。

  • 個人的な趣味に過ぎず、企業への貢献を示せていない
  • 差別化できない
  • 「顧客体験の創造」「地域活性」「ビジネスソリューション」といった視点が欠如している

代わりに、旅行業界の社会的意義や具体的な貢献を示せるような志望動機が求められます。

②英語力が活かせる

「英語力が活かせる」という理由も、旅行会社の志望動機として非常に安直で魅力に欠ける内容です。多くの就活生が同様の理由を挙げるため、企業側から見るとあなたの本質的な志望意図が伝わりません。

具体的な問題点は、以下の3点です。

  • 単なる業務スキルであり、旅行会社への熱意や貢献意欲を示せていない
  • 英語力は多くの業界で求められる基本的なスキルである
  • 旅行会社の本質的な価値とマッチしていない

やはり、旅行業界の本質に触れるような志望動機の方が魅力的に映ります。仮に英語力をアピールする場合でも、「〜〜で英語力を活かせる」といったように+アルファの内容で用いましょう。

【志望理由別】旅行会社の志望動機の例文3選

ここでは、旅行会社の志望動機の例文を3つ紹介します。

  1. 海外留学で培った英語力を活かしたい
  2. 長期インターンで培った提案力を活かしたい
  3. アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かしたい

各例文には、解説および補足文もあるので、志望動機の作成に悩んでいる人は参考にしてください。

例文①: 海外留学で培った英語力を活かしたい

例文①

私は、海外向けの旅行サービスを多数展開している貴社にて、海外留学で高めた英語でのコミュニケーション能力を活かしたいと思って志望しました。

私は大学時代、アメリカで1年間の留学を経験しました。そこでの生活や授業を通じて、英語を使ったコミュニケーション能力を高めることができました。


また、留学中、多様な文化や価値観に触れ合いながら、海外の旅行業界に対する興味を深めることができました。この経験がきっかけで海外の文化に強い関心を抱き、昨年はイギリスに行って歴史上深い関係があるアメリカとの文化の違いを体感しました。

私は貴社での仕事を通じて、これまでの経験や知識を活かし、多国籍のお客様と円滑にコミュニケーションをとりながら、最高の旅行体験を提供したいと考えております。

この志望動機では、海外留学の経験をもとに、英語能力や異文化理解の強みをアピールしています。

例文では「アメリカとの文化の違い」と総括していますが、「どのような違いを感じましたか?」など聞かれる可能性がある質問に対する回答は用意しておきましょう

例文②: 長期インターンで培った提案力を活かしたい

例文②

私は、長期インターンで身につけた分析力・提案力を活かし、貴社のお客様が満足する旅行プランの提案をしたいと思い志望しました。

大学生の頃、マーケティング関連の企業で半年間の長期インターンを経験しました。そこで、顧客のニーズを捉えたプランニングや提案のスキルを身につけることができました。

私が旅行業界を選んだのは、中学生の頃に祖父母が「紹介してもらった旅行先がとても楽しかった」と嬉しそうに話していた姿が印象的だったのがきっかけです。身につけたマーケティングスキルで、誰かの楽しい思い出作りの一端を担いたいと考えています。

貴社は個人のお客さまに対するプランが充実しており、私が求めている「楽しい思い出作り」ができると思っています。


貴社では、インターンで培ったマーケティングの経験を活かし、お客様に合わせた最適な旅行プランの提案を行いたいと考えております。

この志望動機では、長期インターンの経験から得た提案力を強調しています。インターン先が旅行業界と関わりが無い場合は、なぜ旅行会社を選んだのかも伝えましょう。

例文③: アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かしたい

例文③

私は、個人向けプランに力を入れている貴社にて、アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かした接客ができると思い志望しました。

学生時代、飲食店でのアルバイトを通じて、多様なお客様とのコミュニケーションスキルを養うことができました。その経験から、人々の様々な要望を的確に捉え、応える能力を磨くことができました。

私は旅行は計画の段階も含めて、「旅行」であると考えています。そのため、来店されたお客様一人ひとりに「ここに相談してよかった」と思ってもらえる接客を第一に大切にしたいと思っています。


お客様が満足できるプランのために、妥協はせずにお客様の要望をしっかり捉えたうえで最適な提案ができるのは、個人向けプランが充実している貴社ならではと思い、今回応募させていただきました。

この志望動機では、アルバイト経験から培ったコミュニケーション能力の重要性を強調。旅行会社での接客やプランニングにどう活かすかを具体的に述べています

旅行業界の志望動機では志望理由を明確にしよう

旅行業界の志望動機を考える際は、志望理由を明確にしましょう。また、説得力がある理由には具体的なエピソードも欠かせません。ぜひ自分ならではの内容にして熱意を伝えてくださいね。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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