美容師を目指しているものの、志望動機の書き方がわからない人も多いでしょう。
そこで今回は美容師の志望動機の書き方はもちろん、経験別の例文や好印象のコツについても解説していきます。
是非参考にしてみてくださいね!
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志望動機の前に!美容師の仕事内容を確認
美容師の仕事内容は、一見すると「髪を切る」だけの単純な業務に見えるかもしれませんが、実際にはそれだけではありません。
美容師の仕事には顧客の髪や顔立ち、骨格を考慮して最適なヘアスタイルを提案し、それを実現するための確かな技術が必要です。
また、顧客の要望をしっかりと捉え、それを形にするための傾聴力や提案力はもちろん、楽しく会話したいのか、それとも静かな環境で落ち着いてカットして欲しいのかなど顧客に合わせた判断力も求められます。
志望動機のヒントに!新卒の美容師に求められる人物像
新卒の美容師には、技術力だけでなく、お客様やチームと信頼関係を築くコミュニケーション能力などが求められます。
ここでは、新卒の美容師に期待される具体的な人物像について詳しく解説します。
①信頼関係を築くコミュニケーション能力
新卒の美容師には、お客様との信頼関係を築くコミュニケーション能力が求められます。
会話を通じてリラックスした空間を提供し、満足度の高いサービスに繋げることが、美容師としての成功に欠かせません。
さらに、チーム内での連携を円滑に進めるための協調性も必要です。
②デザインや色彩に関する知識やセンス
新卒の美容師には、デザインや色彩に関する知識やセンスが求められます。
ヘアスタイルの提案やカラーリングでは、トレンドを取り入れつつ、お客様の顔立ちや雰囲気に合ったデザインを提供する力が必要です。
また、色彩理論や質感の理解があることで、より魅力的な仕上がりを実現できます。
センスは経験を積む中で磨かれる部分も多いので、後述しますが学び続ける意欲を示すことも重要です。
③自分から勉強し続けられる向上心
新卒の美容師には、自分から勉強し続けられる向上心も求められます。
美容業界はトレンドの変化が速く、新しい技術やデザインを学び続ける姿勢が必要です。
技術を磨くだけでなく、接客やカウンセリング能力の向上も欠かせません。
志望動機には、「学び続けることで美容師として成長し、お客様に満足いただけるサービスを提供したい」熱意を具体的に盛り込むと良いでしょう。
美容師の志望動機の書き方3ステップ

美容師の志望動機の書き方には大きく分けて3つのステップがあります。
それぞれの要点を抑えることで、より質が高く、採用担当の方の目に留まる志望動機が作成できるので、一緒にみていきましょう。
①なぜ志望するのかを最初に書く
美容室に限らず、就職活動において「なぜ志望するのか」を明確にすることは非常に重要です。
結論を先に書くことで採用担当の方が「なぜ志望しているのか」を念頭において志望動機を読み進められます。採用担当の方は複数の志望動機を読むので、印象に残ることが大切です。
また、結論を先に書くことでそれを補強するエピソードも書きやすくなり、文章が考えやすくなるメリットもあります。
②根拠となるエピソードを述べる
志望動機を作成する際は必ず根拠となるエピソードを述べるようにしましょう。
エピソードを挿入することで、説得力やリアリティが増すことはもちろん、話に抑揚ができるので採用担当の方も読みやすく、より興味を持ってくれる可能性が高まります。
また、エピソードは文字数調整がしやすいのもメリットです。複数のサロンを受ける場合、志望動機の文字数指定が異なることもあるでしょう。そのような場合にも、エピソードは文字数の増減がしやすく便利と言えます。
③どのようにサロンに貢献するかを示す
どのようにサロンに貢献するかを示すことは非常に重要です。
採用担当の方が「この人はこんな能力を活かして、うちで働こうと考えているのだな」とやる気が伝わるのはもちろん、実際に働いている姿をイメージしやすくなります。
また、企業からすれば内定を出した人材には必ず就職して欲しいものです。実際に働くイメージを伝えることで「この人は内定を出したらきちんと働いてくれるんだな」と内定を出して貰いやすくなるでしょう。
【未経験者・新卒向け】美容師の志望動機例文3つ

ここからは実際にポイントを踏まえた上で未経験者または新卒の方向けの志望動機例文を3つ紹介していきます。
それぞれ自分と最も近いものを参考にしてみてください。
①サロンへの志望が軸の例文
例文
私が〇〇サロンを志望する理由は、その革新的な技術とお客様一人ひとりへの真摯な接客姿勢に深く感銘を受けたからです。
実際、私が大学生の時、〇〇サロンを利用した際、スタイリストの方が私の髪質やライフスタイルに合わせた提案をしてくれたことが、この業界に対する情熱を持つきっかけとなりました。この経験は美容師としてのキャリアを歩み始める原動力となり、〇〇サロンのようにお客様に最適なサービスを提供する姿勢を学び取りたいと感じています。
この業界には他にも魅力的なサロンが複数ありますが、〇〇サロンの独自の技術やサービスの提供方法、そしてチームの熱意は他の追随を許さないと感じています。私はコミュニケーションを大切にし、お客様の満足を最優先とする姿勢を持っており、これが〇〇サロンが求める人物像と合致していると確信し、志望いたしました。
入社後はこの経験を基に、お客様一人ひとりのニーズに応じた柔軟なサービスを提供し、サロンの更なる成長をサポートしたいく所存です。
最初に明確な志望理由を述べることで、特に熱意を持って伝えたいポイントを明示しています。
その後、具体的なエピソードを挙げる、その志望理由に説得力を持たせているのもポイントですね。
②美容師への憧れが軸の例文
例文
私が美容師の道を志望するのは、子供の頃から美容師への深い憧れがあり、その魅力的な世界に心から惹かれてきたからです。小学生の頃、母が〇〇美容室で髪を整えてもらい、その変身ぶりに心から感動したのが、美容師という職業への憧れの始まりでした。
母の笑顔や自信に満ち溢れた様子を見て、私は美容師の仕事が人の心にも変化をもたらす力を持っていることを強く感じ、以降私の夢は変わらず、「美容師になること」です。
多くの美容室がある中で〇〇美容室を選んだ理由は、その独特の技術やサービスが私の憧れていた美容師像と一致しているからです。私は人とのコミュニケーションを大切にし、人の気持ちに敏感であることを自負しており、それが〇〇美容室が求める人物像に適合しているとも感じています。
入社後は、私は母が施術を受けるのを見ていた原体験、そして感動を忘れず、お客様一人ひとりの心に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えています。
結論を最初に述べ、採用担当の方が集中して読めるよう工夫しています。
その後、具体的な子供の頃のエピソードを織り込むことで、志望理由の深さや背景を表現しているのもポイントです。
③活かしたい強みが軸の例文
例文
私が〇〇美容室を志望する最大の理由は、私の強みであるコミュニケーション能力と繊細なセンスを最大限に活かして、お客様の「美を引き出す」サポートができると信じているからです。
中学生の頃、毎日のように友人の髪をアレンジしていたのですが、彼女が自信に満ち溢れて学校に行く姿を見るたび、自分のセンスと技術で人の心を明るくできることに喜びを感じていました。
この業界には数多くの美容室がありますが、〇〇美容室の技術力やサービスの質、そしてスタッフの教育体制に深く感銘を受けており、ここでなら私の強みを最大限に発揮できると感じました。また、私は明るく、人との関わりを大切にすることから、〇〇美容室が求める人物像にぴったりだと自負しています。
入社後は、学生時代時から磨いたセンスと、生来のコミュニケーション力を活かしてお客様の求めるスタイルを実現し、〇〇美容室のサービスの一層の向上に寄与していきたいです。
結論ファーストはもちろん、その後にエピソードを用いることで自分の思いをストレートに伝えています。
入社後の展望において、自身の強みをどのように活かしていくかを明確に示し、実際に働いている姿をイメージしてもらえるように工夫しているのもポイントですね。
【経験者向け】美容師の志望動機例文

すでに美容師として働いたことがあり、別のサロンから移籍する、またはブランクがあり、美容師として再び働きたい方向けの志望動機例文も見ていきましょう。
下記の例文をもとに、自分の境遇に合わせて作成してみてください。
経験者向け例文
私が〇〇美容室を志望する理由は、これまでの美容室での経験を活かし、更に高いレベルでのサービス提供を実現し、サロンの発展に貢献したいという強い希望からです。
現在働いているサロンで先日、あるお客様が自身のイメージチェンジを希望されたのですが、以前から悩んでいた「雰囲気が暗い」という点をスタイリングで解決できました。喜びの瞬間を共有できたことは、私の美容師としてのキャリアの中で最も価値ある瞬間であり、「もっとスキルを身につけ、多くの人に喜びを与えたい」と感じた瞬間です。
業界には多くの美容室がありますが、〇〇美容室の先進的な技術やトレンドを取り入れたスタイリング、そしてチームの絆の強さに惹かれ、志望いたしました。
私は経験豊富で、チームワークを重視する性格であるため、〇〇美容室が求める人物像に合致し、即戦力として貢献する所存です。
〇〇美容室に入社した暁には、これまでの経験や知識を活かして、カウンセリング力の向上や新しい提案方法の導入など、サロンのサービス品質向上に尽力したいと考えています。
まず結論を明確に述べることで主題をはっきりさせているのがポイントです。
また、現在働くサロンでのエピソードを挿入することでスキルの高さを暗に示しつつ、これから志望先のサロンでさらにスキルアップを目指すのはもちろん、即戦力として働けることもアピールしています。
美容師の志望動機で好印象を得るコツ3つ

ここまで志望動機作成の流れや例文についてみてきましたが、より好印象を得るために、下記のコツも抑えておくと良いでしょう。
絶対に組み込まなければならないわけではありませんが、参考にするだけで志望動機のクオリティが変わってきます。
①そのサロンを志望する理由を絶対入れる
「なぜそのサロンを志望するのか」は必ず明確にしておきましょう。
ただ単に憧れを示すのではなく、具体的にサロンのどのような特徴や魅力、方針に惹かれているのかを伝えられるかどうかは、合否に関わってくる部分です。
他の多くのサロンの中からなぜ選んだのかを具体的に伝えられれば、やる気が伝わることはもちろん、そのサロンからも入社してくれる可能性が高く、長く働いてくれるのではと好印象を与えられるでしょう。
②求められる人物像に合わせてアピールする
どの企業を志望する際にも言えることですが、サロンが求めている人物像に即していることを強くアピールするようにしましょう。
例えば美容師の場合、顧客に対して細やかな気配りができるスキルや、SNSなどを利用してトレンドを追いかける好奇心・向上心も重要です。
美容室では顧客と長く時間を共にする上に、基本的に1対1の接客になるので、「楽しく会話できる」ことはもちろん「話したくなさそうな人はそっとしておく」接客スキルも求められます。
③エピソードは具体的に書いて個性を出す
エピソードは可能な限り具体的に書いて、個性を出すようにしましょう。例えば「私はよく友人の髪を切ってあげるので、志望しました」と言われても響きません。
「専門学校で学んだスキルを活かし、普段からインフルエンサーの友人のスタイリングに協力しており、好評なため」など、具体的な志望動機が求められます。
エピソードは特に美容業界では必須とも言える部分なので、論理展開をしっかり組み立てることが大切です。
④美容好きという理由だけに終始しない
美容師の志望動機で「美容が好き」だということだけを理由だけに終始するのは避けましょう。
それだけでは、仕事への具体的な意欲や適性が伝わりにくくなります。
「美容が好き」な思いを起点に、またお客様にどんな価値を提供したいのかを具体的に述べることが重要です。
例えば、「ヘアスタイルを通じて自信を与えたい」など、明確な目標を示すと好印象を与えられます。
⑤「学びたい」など受け身に取られる内容にしない
美容師の志望動機で「学びたい」「技術を習得したい」など受け身に取られる表現ばかりを使うのは避けましょう。
採用担当者には、積極的に貢献したい姿勢を示すことが大切です。
「学びながら現場で即戦力として活躍したい」や「お客様に満足いただける技術と接客を提供したい」など、行動的な意欲をアピールしてください。
美容師の志望動機に役立つ企業研究方法3選
美容師の志望動機を作成する際には、企業研究が非常に重要。サロンの特徴や方針を深く理解することで、説得力のある志望動機が作れます。
ここでは、志望動機の作成に役立つ具体的な企業研究方法を3つご紹介します。
①実際にお店に行ってサービスを受ける
美容師の志望動機を作成する際には、実際にお店に行ってサービスを受けることが効果的です。
お店の雰囲気やスタッフの接客、施術の技術レベルなどを体験すると、そのサロンの特徴や魅力を具体的に理解できます。
また、サービスを受けた際に感じたことや印象を志望動機に盛り込むと、説得力が高まるでしょう。
「お客様として感動した経験を共有したい」熱意を伝えることで、採用担当者に強くアピールできます。
②WebサイトやSNSを見て力を入れている分野を調べる
美容師の志望動機を作成する際には、応募先のWebサイトやSNSを活用して、力を入れている分野を調べることも重要です。
例えば、トレンドのヘアスタイル、カラーテクニック、メンズカットなど、サロンが特化している技術やサービスを把握しましょう。
また、発信している投稿から店舗の雰囲気やスタッフの働き方も感じ取れます。
得た情報をもとに、自分の目標やスキルと結び付けて志望動機に盛り込むと、具体性と熱意が伝わりやすくなります。
③OB・OG訪問などで実際に働く人から話を聞く
美容師の志望動機を作成する際には、OB・OG訪問などを通じて実際に働く人から話を聞くことが大変役立ちます。
現場のリアルな仕事内容やサロンの雰囲気、成長できるポイントなど、外部からは分かりにくい情報を得れるでしょう。
また、具体的なエピソードを志望動機に盛り込むことで、説得力のある内容に仕上げることが可能です。
訪問を通じて得た経験や感想を基に、自分がそのサロンで何を実現したいかを明確に伝えてください。
志望動機を工夫して理想のサロンで美容師になろう!
今回は美容師を目指したい人向けに志望動機作成のポイントや流れ、例文などについて解説してきました。
美容師は髪を切るだけでなく、顧客の生活を彩る存在なので責任重大ですが、やりがいもある仕事なのでぜひ本記事を参考に素敵な志望動機を作成してください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。