交通違反の取り締まりや地域住民の安全を守る警察官は、責任感と正義感が求められるやりがいのある職種ですよね。
この記事では、警察官の志望動機の例文や書き方などを解説しています。警察官志望者必見の内容です。
この記事を参考にして、警察官の志望動機を作成してみてください。
警察官の仕事内容を理解して志望動機の参考にしよう
警察官は住民の命や社会の安全、秩序を守る業務を中心に行っています。主な仕事内容は、下記の3つです。
- 地域や住民に対する保安業務
- 犯罪を捜査する刑事業務
- 交通事故の対応や交通違反の取締りなど交通に関する業務
保安業務は、地域住民の安心と安全を守る業務がメインになり、住民と接する機会が多くあります。
配属された地域の防犯パトロールや落とし物の対応、道案内などが保安業務に該当しますね。
小説や映画で馴染み深い刑事業務は、犯罪の捜査が中心の業務です。殺人事件や詐欺事件といった犯罪の初動捜査から犯人特定まで、幅広く担当しています。
交通に関する業務は、交通事故が起きた際の対応や交通違反の取締りを行う業務が中心です。
また、交通安全教室の開催や運転免許の交付・更新の事務作業も行っています。
その他イベントの警備や広報活動、各種窓口対応などもあり、警察官の業務内容は多岐に渡るといえるでしょう。
警察官の志望動機の書き方3ステップ
ここからは、警察官の志望動機の書き方を3ステップに分けて解説します。
警察官の志望動機だからといって、特別な書き方をする必要はありません。まずは、志望動機の大枠の書き方を確認しておきましょう。
①警察官を志望する理由を結論ファーストで書く
まずは「私が警察官を志望する理由は○○だからです」など、結論ファーストで書きましょう。
結論ファーストで書く理由は最初に要点を明確に伝えることで、相手の印象に残りやすいからです。
また、相手が要点を把握しているので、結論の後に続く根拠となるエピソードが伝わりやすくなります。
そのため、必ず警察官を志望する理由は結論から書くようにしましょう。
②志望理由の根拠となるエピソードを書く
志望理由の根拠となるエピソードを、結論の後に書いてください。警察官を志望するきっかけになった過去の経験などを、具体的に書くと良いでしょう。
具体的なエピソードは、志望動機に対する説得力を増す利点があります。
また、エピソードの内容から採用担当者が志望者の人物像をイメージできるメリットもありますね。
他の志望者と差別化できる自分だけの具体的なエピソードを考えて、志望動機を作成してみてください。
③警察官としての入社後の展望を書く
採用担当者は志望者が警察官になった後、警察官としてどのように責務を果たすのかを見極めています。
したがって、「○○のような警察官を目指している」や「警察官として▲▲にチャレンジしたい」といった、採用後の展望を書きましょう。
警察官としての具体的な展望例は、「警察官の志望動機の例文3選」内の例文で紹介しているので、合わせて確認してみてくださいね。
テンプレを活用して警察官の志望動機を作成しよう
ここまで、志望動機を作成する時のポイントを紹介してきました。大事なのは結論ファースト・エピソードの活用・入社後の展望を述べるの3つでしたね。
しかし、エピソードがない場合や、具体的な展望が思いつかない場合は、いざ作成しようとしてもなかなか進まないことも多いでしょう。
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警察官の志望動機の例文3選
ここからは警察官の志望動機の例文を3つ紹介します。「 警察官の志望動機の書き方3ステップ」で解説した内容に沿った例文です。
- 交通事故の件数を減らして地域の人々の命と暮らしを守りたい
- 犯罪を減らす仕事に従事したい
- 女性が被害に遭いやすい事件を減らしたい
例文① 交通事故の件数を減らして地域の人々の命と暮らしを守りたい
「交通事故の件数を減らし、地域の人々の命と暮らしを守りたい」という志望理由の例文です。
私は、交通事故の減少を通じて人々の命と安全を守りたいと思い、警察官を志望しています。 私が住む〇〇県では交通事故の件数が多く、自らも被害者になったことがあります。その際、一歩間違えれば深刻な事態になっていた可能性を感じ、恐怖心を抱きました。 この経験から、同じような状況を他の人が経験することなく、安心して生活できるように貢献したいと考えるようになりました。 採用後は巡査として交通安全に関する経験を積み、将来的には白バイ隊員に挑戦し、地域の交通と生活を一層守る力を身につけたいです。地域社会と連携し、市民の声に耳を傾けながら、積極的な啓発活動や安全対策に貢献していくつもりです。 私は警察官としての職務を通じて、地域社会に安心と安全を提供し、交通事故の被害を減少させることに尽力したいと考えています。 |
例文② 犯罪を減らす仕事に従事したい
「人々が安心して暮らせる地域社会を作るために、犯罪を減らしたい」という志望理由の例文です。
私は、人々が安心して生活できる地域社会を築くために、少しでも犯罪を減らす仕事に従事したいという強い思いから警察官を志望しています。 小学生の頃、父が盗難被害に遭い、犯罪の恐怖を身近に感じつつ、その際に精神誠意対応してくれた警察官の姿に憧れを抱きました。この憧れから学生時代にはスポーツイベントの警備員のアルバイトを経験し、人々の安全を守る責任感と正義感を深めました。 警備員としての経験を通じて、自らが犯罪防止に寄与し、人々が安心感を得られるような状況を創り出すことのやりがいを実感しました。 将来的には警察学校で指導する立場になり、後輩のサポートを通じて一層質の高い警察官を育て、地域社会において安心感と信頼感を築く一助となりたいと考えています。 私は警察官としての仕事を通じて、地域社会において安心できる環境を築くために尽力したいという強い意志を持っています。 |
例文③ 女性が被害に遭いやすい事件を減らしたい
「女性が巻き込まれやすい事件を減らし、被害に遭った方々に寄り添える警察官になりたい」という志望理由の例文です。
私が警察官を志望した理由は、ストーカーやDVなどの女性が被害に遭いやすい事件を減らしたいと思ったからです。 学生時代、ストーカー被害に遭った友人に対して、女性警察官が友人に温かく対応している姿を間近で見ました。 将来は、漠然と「人の役に立てる仕事に就きたい」という考えを持っていましたが、この経験を通して「警察官として被害に遭った方々に寄り添える存在になり、女性が被害に遭いやすい事件を減らしたい」と思うようになりました。 特にストーカーやDVといった女性が巻き込まれやすい事件は、命の危険だけでなく、心の傷も残ります。 地域パトロールに留まらず、被害防止のための広報活動など、女性ならではの視点で積極的に犯罪抑止を行っていきたいです。 「あなたに相談してよかった」と思ってもらえる、温かさと頼もしさを兼ね備えた女性警察官になりたいと考えています。 |
警察官の志望動機を作成する際の2つの注意点
ここからは志望動機を作成する際に気を付けるポイントを2つ解説します。
- 必ず自分の言葉で志望理由を伝える
- 志望理由が憧れだけにならないようにする
①必ず自分の言葉で志望理由を伝える
警察官の志望理由は、自分の言葉で文章を作成して伝えましょう。どこにでも通用するありきたりな言葉では、採用担当者に志望意欲や熱意は伝わりません。
特に、住民の安心・安全や社会の秩序を守る警察官は、偽りのない誠実さや熱意をもって志望理由を伝えることが大切です。
これまで紹介した志望動機の書き方や例文を参考にして、警察官を志望する意気込みを自分の言葉で伝えられるようにしましょう。
②志望理由が憧れだけにならないようにする
警察官は保安業務や交通に関する業務などを遂行する、責任感と正義感が求められる職種です。
憧れだけでは、警察官として業務を遂行するのは難しいでしょう。したがって、警察官の志望理由が憧れだけにならないように注意してください。
憧れを志望理由に入れたい場合は、きっかけとなった具体的なエピソードを補足して作成すると良いでしょう。
警察官の志望動機では自分の言葉で志を伝えることが大事
警察官の志望動機は、まず結論ファーストで書き、根拠となるエピソードが続くように作成しましょう。
警察官としてどのような貢献ができるのかなど、将来の展望も必ず添えて作成してください。
自分の言葉で志望意欲を伝えて選考突破を目指しましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。