建設コンサルタントはインフラを専門として顧客にアドバイスを行う仕事です。
自治体や建設業者と関わって行うやりがいがある仕事ですが、どんな志望動機を書けばよいか困ってしまう方もいるでしょう。
本記事では、建設コンサルタントの仕事内容・仕事に活かせるスキル・志望動機の例文などについて解説します。
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まずは確認!建設コンサルタントとは
まずは、建設コンサルタントとはどんな仕事なのかを詳しく知ることで、志望動機の構成を考えやすくなるでしょう。
ここでは、建設コンサルタントの仕事内容や取引相手について説明していきます。
①建設コンサルタントの主な仕事は建設事業の計画とサポート
建設コンサルタントの仕事内容としては、主に橋や道路などの建設物をスムーズに建設できるようにサポートすることや、建設事業の計画を立て、調査や設計を行うことが挙げられます。
建設会社が建設する前段階の仕事を行うほか、施工や施設の維持における管理事業も行うのが特徴です。
建設する施設の品質とコストパフォーマンスを高めるために、技術力が求められる仕事でもあります。
災害や老朽化した施設の整備などに携わり、国民に有益な公共施設を生み出していくのが魅力です。
②主な取引相手は国家地方自治体
建設コンサルタントの取引相手は国家や地方自治体で、依頼を受けて、建設の案を提出するのが特徴です。
建設案を検討する際には、地形のデータや図面を調査して計画を決めた後に、工事が環境に与える影響を考えるために交通量・水質・河川の調査などを行います。
また、施設全体の設計図を作成するほか、施工後の施設を点検し、長く維持するための管理方針や計画も担当するのがポイントとなります。
補修や修繕の必要性を考え、工事を計画する場合もありますよ。
建設コンサルタントの志望動機でアピールできる3つのスキル

建設コンサルタントという職業で役立てられるスキルについて知っておけば、自身の強みとしてアピールできます。
ここでは主に必要とされる3つのスキルを紹介していきますよ。
①論理的思考力
建設コンサルタントはミスを起こさずに有益な施設を作れるよう、論理的な思考力を活用して業務にあたる必要があります。
建設コンサルタントは、国や地方自治体から依頼を受けて仕事を行いますが、財源は国民の税金であるため、ミスを発生させない努力が重視されやすい傾向にあります。
またコストをかけすぎずに依頼された機能性を実現するには、建設に関連した知識が豊富といった強みだけでなく、筋道立てて計画を考える能力も必要になります。
建設業者にわかりやすく概要を伝える際にも、論理的思考力の有無が重要です。
②協調性
建設コンサルタントは依頼者と意見をすり合わせる機会が多い仕事なので、協調性やコミュニケーション能力も必要になります。
自身の考えた提案を相手に伝える力だけでなく、相手の要望を汲み取って改善していく姿勢が大切になる仕事です。
また、建設業者による施工を管理する際にも、適切な声かけで改善案を示す必要があります。
施設の完成に向けてさまざまな方とやりとりを行うため、協調性を備えているかどうかが重視されやすい仕事です。
③情報収集力
建設コンサルタントは建設予定の土地の環境をチェックして最適な計画を組み立てなければならないため、情報収集力も問われる仕事です。
事前の調査をしっかりと行うことで、施工中や施工後のトラブルを未然に防ぎやすくなります。
また、施工中も品質が低下していないかチェックするため、定期的に情報を収集して工程の管理を行わなければいけません。
より状況に適した提案を行うためには、専門性の高い知識を日々身につける力も必要です。
建設コンサルタントの志望動機を書く時の3つのポイント

建設コンサルタントの志望動機を書く際のポイントを把握すれば、どんな文章を書けば効果的にアピールできるのかイメージしやすくなります。
文章作成時のポイントは、以下の3つです。
①仕事への意欲をアピールする
志望動機を書く際には、仕事への意欲をしっかりとアピールすることで、仕事への熱意や企業の志望度の高さを印象付けられます。
建設コンサルタントの業務を通して、どんな影響を与えたいと考えているのか、どんな施設を作り上げたいのか、業務内容に触れつつ自身の展望を記入しましょう。
仕事のどんな部分にやりがいを見出しているのか、どんな姿勢で仕事に臨もうと考えているのか、具体的に説明するのもおすすめです。
どんなスキルを活かして仕事をしたいのか言及すれば、スマートに自身の強みを紹介できますよ。
②他の建設の仕事と差別化をする
その他の建設の仕事との差別化を行い、なぜ建設コンサルタントを志しているのかを明記することも重要です。
同じく建設計画に関わる、ゼネコンや施工管理業者との違いをはっきりと理解しておきましょう。
たとえば、ゼネコンは施工作業に大きく関わりますが、建設コンサルタントは企画から施工管理までを担当する、といった違いがあります。
また、施工管理業者は工程の正確さや納期を重視しますが、建設コンサルタントは施工後の管理案も考える必要があるのが違いとなります。
③具体的なエピソードを入れる

理由を一番初めに述べた後には、理由を補足するための具体的なエピソードを添えて説明することも大切です。
これまでの経験をもとにどんな強みを培ったのか、仕事を志望する気持ちが強くなったのはなぜなのか、説明するようにしましょう。
エピソードについて紹介する際には、どんなことに困り、どう解決していったのか順序だてて記載することもポイントです。
学んだ内容を仕事にどう活かしていきたいのか伝えましょう。
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建築コンサルタントの志望動機の書き方4ステップ
建設コンサルタントの志望動機は、単なる「建設業界で働きたい」という漠然とした理由では不十分です。
採用担当者を納得させるためには、建設コンサルタントならではの魅力と自身の強みを結びつけ、論理的に説明するのがポイント。
ここでは、説得力のある志望動機を作成するための4つのステップを解説していきますよ。
①なぜ建築コンサルタントになりたいか
面接やESで志望理由を説明する際は、まずは簡単に建築コンサルタントになりたい理由を説明してください。
例えば、インフラ整備の重要性に気づいたきっかけや、まちづくりを通じて社会貢献したいという思いを述べます。
また、建設コンサルタントの特徴である「多くの人々の生活に影響を与えられる」という点や、「社会資本整備を通じて地域発展に貢献できる」といった魅力に触れてもよいです。
②なぜその企業・事務所で働きたいか
企業選びの理由は志望動機において重要な要素です。
採用担当者は「なぜ自社を選んだのか」という点を特に重視しており、説得力のない理由では採用の可能性が大きく下がってしまいます。
企業を選んだ理由を明確にするためには、徹底的な企業研究が欠かせません。その企業の得意分野、企業理念、独自の取り組み、強みなどを詳しく調べましょう。
例えば、交通量の少ない地域でのインフラ整備に力を入れている、ショッピングモール事業に強みを持つなど、企業ごとの特徴を見つけ出し自身のキャリアプランと照らし合わせることが重要です。
③志望理由の背景にある具体的な原体験
志望理由の背景にある具体的な原体験を記述すると、志望動機に説得力と個性が生まれます。
例えば、幼少期に見た大規模な都市開発プロジェクトに感銘を受けたこと、復興支援ボランティアで感じた社会インフラの重要性、海外旅行で目にした先進的な都市計画への憧れなど。
原体験を通じて得た気づきや価値観の変化、そしてそれが現在の志望につながる過程を論理的に述べることで、面接官に自身の志望の深さと真剣さを伝えられます。
また、原体験を通じて培った視点や姿勢が、建設コンサルタントとしてどのように活かせるかも併せて述べると効果的です。
④入社後にどう活躍したいかのビジョン
入社後のビジョンを明確に描くことは、志望動機の説得力を高める重要な要素です。
まず、入社すぐは基礎的な技術力の習得と実務経験の蓄積に注力し、一人で案件を担当できるレベルを目指します。
そして最終的には、熟練技術者としてさらなる専門性の追求か、マネジメント職として後進の育成に携わるかなど、具体的なキャリアパスを示すことが効果的です。
また、インフラ整備や地域開発など、社会貢献につながる具体的なプロジェクトへの関わり方についても言及すると、より説得力のある志望動機となるでしょう。
建設コンサルタントの志望動機の例文3選

次に、建設コンサルタントの志望動機の例文を3つ紹介します。どういった流れで文章を仕上げればよいか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文①まちづくりに貢献したい
まちづくりに貢献したい
高い技術力を持つ貴社で、人々の生活を根底から支えるべく、建築コンサルタントとしてまちづくりに貢献したいと考え、志望いたしました。
私は発展途上国を中心としてこれまで10か国以上渡航した経験があり、そこでインフラの整備の大切さを強く実感しました。また同時に日本は比較的インフラの整備が整っている国であることが、日本国民にとって当たり前になっていることに気づきました。
豊かな社会を実現するためには、地域内でのインフラの格差をなくしていくことが不可欠であり、地域に住む人々や環境、文化など、さまざまな視点から課題解決を導く必要があると考えます。
貴社は社会インフラを長寿命化するための施策にも積極的に取り組んでいて、その取り組みをきっかけに働きたいと思うようになりました。私は貴社で、文化社会学の知識を活かし、環境による社会問題に目を向けながら、人々が安心して暮らせるまちを作れるように尽力したいと考えています。
上記の例文では、会社が取り組んでいる施策について具体的に言及し、熱心な姿勢をアピールしています。
海外経験を活かし、人々が安心できるまちづくりをしたいと伝えているのもポイントです。
例文②自分の強みを活かしたい
自分の強みを活かしたい
地域全体を対象に総合提案者として働きかけることを重視し、国土保全事業に携わっている貴社で、近年の異常気象への適切な施策を提案していきたいと感じ、志望いたしました。
私は大学の研究で防災・減災の分野において数値解析を行い、構造力学や土質力学に活かした経験があります。一般公開されている情報だけでなく、大学周辺の地盤調査を行うことで、データを積極的に収集して適切に分析する力を身につけてきました。
また貴社の将来の人々のより良い生活を自分たちで創り上げていくといったポリシーを大切にしている部分が魅力的に感じています。大学で自主的にした調査により、地域への興味も深まったことから、このポリシーには深く共感しています。
私は貴社で、数学や土木分野の研究を通して培った論理的思考力を活かし、作業の省力化に働きかけ、社会インフラを異常気象に対応させるべく、より迅速に点検や補修を行いたいと考えています。
上記の例文では、会社のポリシーや事業に取り組む姿勢に言及して、志望度の高さを強調しています。
また、数学や研究によって論理的思考力を養ったことを、具体的なエピソードを交えて説明しているのも特徴です。
例文③影響力のある仕事をしたい
影響力のある仕事をしたい
業界トップの技術力を誇り、30代の技術士が多く活躍する環境を整備している貴社で、若い段階から高い技術を身につけて、影響力のある仕事をしたいと感じ志望いたしました。
私は前職で携わった住民参加型のプロジェクトにおいて、全体統括を担ったものの、プロジェクトの途中で住民との合意に手詰まった経験があります。その際は、地域に貢献したいという想いを強く持って住民の声に耳を傾け、人々の生活に寄り添った提案を行うことでより良いプロジェクトへの改良を進めました。
この経験より、地域の住民と協力することが開発に最も大事であると考えています。貴社の公民で連携して行う駅まち一体開発事業などを手掛けていることは、まさに自分の考えと一致した業務であると感じたのが志望のきっかけにもなります。
私は貴社で、自分から主体的にプロジェクトを提案し、住民の視点で考えて適した施策を考えることで社会に貢献したいと考えています。
上記の例文では、若手の社員が活躍している会社の環境作りについて触れて、強い魅力を感じているとアピールしています。
また、自ら動く姿勢を活かしたエピソードを添えて、活躍する姿を想起させているのもポイントです。
志望動機のヒントに!建設コンサルタントのやりがい

建設コンサルタントのやりがいについて理解を深めれば、仕事内容で魅力を感じる点を考えるきっかけになります。業務におけるやりがいは、以下の2つです。
①まちづくりに携われる
建設コンサルタントの仕事ではまちづくりに携われるため、人々の生活を支える基盤を作るやりがいが感じられます。
災害対策になるダムや河川の工事だけでなく、交通の便を改良する道路や鉄道、空港の工事などを担当できるのが魅力です。
自身の提案がまちづくりに取り入れられるため、利便性が高く安心して暮らせる場所を作り上げるプロジェクトに、積極的に参加したい方に適していますよ。
②影響力の高い仕事をできる
建設コンサルタントはまちの住人だけでなく、仕事やプライベートで訪れる人に対しても大きな影響を与える仕事で、やりがいを感じられます。
仕事の結果が実際に形として残るだけでなく、実際に施設を利用している人の姿を見て達成感を得ることも可能です。
建設コンサルタントの仕事では、最適な提案ができるように調査を怠らず、真摯に仕事を進めていく必要があります。しかし、国や地方自治体と連携して影響力が大きい仕事に携わることができるのは、魅力的なポイントの1つですね。
志望動機が混ざりやすい他の建築系職種との違い
建設コンサルタントは、建築・土木業界の中でも特殊な立ち位置にある職種です。
ゼネコンや施工管理など、似て非なる職種との違いの理解は、説得力のある志望動機を作成する上で重要なポイントでしょう。
①ゼネコンと建築コンサルタントの違い
建設コンサルタントとゼネコンは、同じ建設業界でも全く異なる役割を担っています。
建設コンサルタントは、インフラ整備に関する企画から設計、施工監理までを担当し、プロジェクト全体のトータルプロデュースが仕事です。
一方、ゼネコンは実際の施工と施工管理が主な業務で、建設コンサルタントが立案した計画に基づいて、実際の建設作業を行います。
この違いは「設計・施工分離の原則」という考え方に基づいており、公共事業の公平性と透明性を保つために重要な役割分担と言えるでしょう。
②施工管理と建築コンサルタントの違い
施工管理と建設コンサルタントは、建設プロジェクトにおいて異なる役割を担っています。
施工管理は、実際の建設現場で工事の進行を管理し、品質、安全、工程、コストなどを監督する役割です。
一方、建設コンサルタントは、プロジェクトの計画段階から関わり、調査、設計、技術的助言を提供。
施工管理が現場での実務に焦点を当てているのに対し、建設コンサルタントはプロジェクト全体を俯瞰し、専門的な知識やノウハウを活かして発注者をサポートする仕事です。
建設コンサルタントの志望動機はやる気アピールが大事
建設コンサルタントの志望動機を練る際には、企業の具体的な業務内容に触れてやる気をアピールすることが重要となります。
建設業界のその他の仕事と比較して、コンサルタントならではの魅力に言及し、高い意欲を持っていることを強調しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。