メーカーには様々な業態があるため、志望動機が難しいと悩んでいる就活生は少なくありませんよね。メーカーの採用人数は多くないので、どうして志望したのか差別化できるようにアピールしましょう。
そこで、本記事ではメーカーの志望動機を書く際のポイントや向いている人の特徴を紹介します。ぜひ、今後の就活対策の参考にしてくださいね。
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押さえておきたいメーカーの特徴
一般的にメーカーは知名度が高い会社が多く、人々の産業を支えるために必要不可欠な存在です。まず、メーカーの業種や仕事内容を解説します。
メーカーの業種
メーカーとは、人々の生活で欠かせない物を製造・販売する企業のことです。メーカーの具体例には、飲料メーカー・食品メーカー・自動車メーカー・医療機器メーカーが挙げられます。
いずれも産業と密接に関係しており、幅広い製品を社会に送り出すため、自社工場を持っていることも共通する特徴です。
様々な分類があるため、どんな業種を選択すべきか、特徴やポイントをチェックしておきましょう。
メーカーの仕事内容
各メーカーは産業や市場のニーズを捉えて、新商品を企画・開発・製造しています。
顧客対象は企業や消費者の場合があり、仕事の要になるのは世の中や産業のリサーチや市場動向の分析です。そのため、分析やリサーチが好きな人に適している仕事だと言えるでしょう。
多くのメーカーでは、商品製造・生産管理・商品企画・営業・広報のような部門に分類されており、効率的に商品を販売できるように業務が細分化されています。
【企業視点】メーカーの選考で志望動機が大切な理由
メーカーの選考では、志望動機が採用の重要なポイントとなります。
この章では、企業が志望動機を重視する理由を企業視点で見ていきましょう。
①本当に入社してくれるか見極めたいから
メーカーの選考で志望動機が重視される理由の一つは、「本当に入社してくれるか」を見極めるためです。
ミーハーな就活生も受けに来るため、志望動機が曖昧だったり、他業界や他企業でも通用するような内容の場合、「本当に当社を志望しているのか?」と疑問を持たれる可能性も。
一方で、企業の特徴や事業内容に触れた具体的な志望理由を伝えることで、「自社への理解が深く、長く働いてくれる意欲がある」と評価されるでしょう。
志望動機を通じて、自分がその企業で活躍したい理由を明確に伝えることが大切です。
②長く働いてくれる人材が欲しいから
メーカーが志望動機を重視する理由の一つに、「長く働いてくれる人材を求めている」点があります。
メーカーの事業は、製品の企画・開発から製造・販売まで長いスパンで進行するため、企業の成長に貢献するには継続的な勤務が欠かせません。
そのため、選考では応募者が入社後にどう会社と関わり、成長していくかを見極めたいと考えています。
志望動機に、自分のキャリアビジョンや成長意欲、企業での長期的な貢献の意志を盛り込むことで、「この人なら長く働いてくれそう」な信頼感を与えられるでしょう。
③基礎的な社会人スキルの確認にもなるから
メーカーが志望動機を重視する理由には、基礎的な社会人スキルを確認する目的もあります。
志望動機を作成する過程では、自分の考えを整理し、それを相手に伝える論理的な思考力や表現力が重要です。
これらは、社会人として必要な基本的なスキルであり、面接官は志望動機を通じてそれらの能力も評価しているでしょう。
また、企業や業界について調べ、自分の強みと結びつけて動機を作る過程では、情報収集力や主体性も見られます。
メーカーの志望動機を書く時の4つのポイント

魅力的な志望動機を書くためには、構成が大切です。以下の4つのポイントを抑えることで、採用担当者から良い評価が得られるでしょう。
①企業の商品に興味があることをアピールする
志望動機を一言で述べましょう。このときに商品への愛着をアピールするのがおすすめです。メーカーは製品を作って販売するのが仕事なので、自社の商品への愛着や高い理解が必要になります。
ただ物作りがしたいだけなら、他のメーカーでもいいと思われてしまうので、差別化を図るためにも応募企業の商品に興味を持っていると伝えてくださいね。
商品に興味があることが伝われば、志望度の高さもアピールできます。
「企業に『興味がある』『魅力がある』と伝えるのは上から目線になってしまいそう……」そんなときの伝え方について、以下の記事では例文をまじえて解説しています。参考にしてみてくださいね。
②具体的なエピソードを入れる
続いて、企業の商品に愛着があることの根拠になるエピソードを具体的に書きましょう。単に志望企業の商品に興味があると述べただけでは、説得力がありません。
選考で志望動機は重視されるので、体験談を交えたり、就活の際に発見した情報を志望動機に加えると、入社意欲が高い印象を与えやすいです。
志望動機に説得力が足りなかったり、熱意が感じられないと、採用後にきちんと活躍できるのかを疑われてしまいます。
③その企業で活かせる長所を入れる
次に、あなたがどんな人間で、入社後に活かせる長所があるとアピールしてください。今までの人生経験を自己分析し、採用後にどう貢献できるのか伝えることが大切です。
ただし、メーカーに志望しているからといって、ものづくりが得意である必要はなく、メーカー側も仕事ですぐ使える長所を求めているわけではありません。
そのため、少しでも好きな部分や興味を持っている取組みを志望動機に盛り込めば、良い印象が得られるでしょう。
そもそも自分の長所や強みなんてわからないと感じている人は、以下の記事を参考に、自分の自己分析を進めてくださいね。
④入社後のプランを入れる
最後に、企業に入ってからやってみたいことを書きましょう。メーカーには中小企業から大企業まで数多くの会社があるので、徹底的に企業研究を行い、採用後にやりたい内容を深く掘り下げて考える必要があります。
そして、あなたが志望企業で具体的にどういった業務をしたいのか述べてくださいね。
もしやりたいことがなくても、企業研究によって興味を持ったポイントを押さえて書くと、志望動機としてしっかりしてきますよ。
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【業種別】メーカーの志望動機例文10選

では、メーカー別で志望動機の例文を4つ紹介します。自分に近い志望動機をチェックして、自身の書類にも活かしてくださいね。
例文①医療機器メーカー
医療機器メーカー
貴社の検体検査システムや臨床検査情報システムに力を入れている部分に魅力を感じ、入社を志望いたします。
私は訪問介護のアルバイトを通じて、医療機器の利便性による検査の効率化が可能であることを学びました。介護を要する人の中には必要な検査を多く要する患者もいて、1つ1つの検査がより簡易化したらどれほど便利だろうかと嘆く姿も見かけました。貴社の製品はその検査の簡易化を可能にしていると考えます。
検査の在り方として、様々な医療技術が関わっているのはこれらの経験から気づきました。多くの人の健康を冗長するために検査がより身近に、制度が高くなることは必要不可欠です。これらを可能にするために、貴社に入社したいと思うようになりました。
アルバイトの経験から、患者側のニーズをより深ぼることを強みとして活かせます。貴社に入社した際には、ぜひ新しい視点としての提案をしていければと考えております。
オリジナリティのある内容が多く含まれた例文です。さらに、周囲への配慮を強みとしてアピールしています。
メーカーの中でも医療機器メーカーを狙っている人は、以下の記事も合わせて読んでおきましょう。業界や仕事内容、志望動機のNGポイントも解説しています。
例文②自動車メーカー
自動車メーカー
私は、貴社のような国を代表する自動車メーカーで新しい発想を実現したいと思い志望いたしました。現在の自動車業界は次世代自動車の開発が進み、将来はAIによる完全自動運転が実用化される時代が迫っています。
しかし、私は有人運転機能を残しつつ、運転手を補助的にアシストできる自動車を開発したいと考えています。なぜなら、自分で運転して走る喜びを感じたいという人が依然として存在し、私自身も車を自分で運転できることが一番魅力的だと信じているからです。
自動車メーカーの最先端を行き、世界的にもブランド力のある貴社だからこそ、クリエイティブな発案と実行が必要になると思います。
大学時代には世界中を旅行し、幅広い価値観に触れました。この経験から得た自由な発想を活かし、貴社に入社した際には、利用者のニーズについて深く思考していきたいと考えています。
消費者目線の発想と企業理念を関連付けてアピールされています。時流に逆行する内容にも関わらず、志望理由に納得感が得られるでしょう。
例文③食品メーカー
食品メーカー
私は、消費者のニーズに応える新しい調味料を開発したいと考えています。子供のころ、貴社が開発した調味料を店頭で見たときに、その斬新な発想に感銘を受けました。
家庭では再現できないと思っていたお店の味を、調味料で実現できたときから、料理への興味も広がり今では様々な調理方法や調味料を試すほど、料理好きにもなりました。貴社の商品に感銘を受け、趣味のきっかけにもなったことから、自分も調味料などの身近な商品から誰かを感動させたいと思うようになりました。
高校時代には部活動でレギュラーになるため、毎日朝6時から自主トレをしました。結果的にレギュラーを掴み取ったことから、努力をし続けることには自信があります。自分の忍耐強い性格を活かして、入社後には困難な仕事も諦めず、業務に取り組みたいです。
かつて自分が貴社の商品に感動したように、誰かを感動させてとりこになるような調味料の開発に関わりたいと考えております。
食品業界は幅広く、メーカー以外にも商社や小売店など、さまざまな企業が存在します。
その中でどうして食品メーカーを選んだのか、明確な理由をアピールすることが大切です。エピソードで理由に深みを持たせることで、説得力のある志望動機が書けますよ。
食品メーカーの志望動機例文を他にも知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。書き方も合わせて詳しく解説しています。
そもそも食品メーカーにはさまざまな職種があります。職種ごとに志望動機も変わるため、まずは自分がどの職種を目指しているのか確認してみましょう。
例文④飲料メーカー
飲料メーカー
私はインターンシップでの経験を通じて、エンジニアとして貴社の飲料水の生産技術の仕事に携わりたいと考えるようになりました。
貴社の生産技術の仕事に対する私の意気込みには、2つの強い動機があります。まず第一に、生活を豊かにするため、年代や性別を問わず愛される貴社の製品を、世界中の人々に届けたいと考えています。そして、次に私のひたすら挑戦し続ける性格を存分に発揮できる環境に魅力を感じています。
インターンシップでの経験を通して、自分は新しい案を発案して挑戦し続ける強みがあることを学びました。また社員の方のFBより、自分の案にしっかりと責任を持つことも大事であると教えていただきました。
エンジニアの仕事に責任感を持ちながら、自分の考えを積極的に挑戦していきたいと思います。入社後にはプロセス全体を捉えられる視野を養い、将来は世界中で新しい技術を工場に導入するプロジェクトに携わりたいと考えています。
インターン経験を通じて、具体的な仕事内容をイメージできています。理由も2つに分けられているため、構成も見やすいですね。
飲料メーカーの志望動機について、以下の記事でも例文付きで解説しています。さらに詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
メーカーの志望動機NG例

志望動機を書く際に注意点が2つあります。採用担当者に悪いイメージを与えないためにも、一通りチェックしてくださいね。
①他の企業でも通用する
志望動機は企業からのあなたの第一印象を決める重要なものなので、どのメーカーでも通用する当たり障りのない志望動機を書かないようにしましょう。
企業側は志望動機を確認して、なぜ自社を選んだのか把握し、応募者のやる気や熱意を感じ取っています。
したがって、応募メーカーごとに業界や企業を研究して、それぞれのメーカーに合った志望理由を明確に示すことが大切なのです。
②商品が好きというだけである
志望動機が単に「製品が好きだから」と述べる人も中にはいます。しかし、消費者と同じ立場で「製品が好き」だと述べても、評価される可能性は低いでしょう。
本来なら生産者や提供者と同じ立場で「製品が好き」だと話す必要がありますが、突然就活で製品への愛をひねり出そうとしても、普通は難しいはず。業界研究をする上で、製品について調べておきましょう。
ただし、「製品に興味がある」と、自分の気持ちを無理に作って志望動機を用意しても、面接で見抜かれて悪い評価につながりやすいので注意してください。
③自分勝手な印象を与えてしまう
メーカーの志望動機で避けるべきNG例の一つが、自分勝手な印象を与える内容です。
例えば、「給与が高いから」や「安定しているから」という理由だけを強調すると、企業への熱意が伝わらず、採用担当者に「本当に入社する気があるのか」と疑問を抱かれる可能性もあるでしょう。
また、「勤務地が近いから」や「家族が同じ業界で働いているから」など、企業の特徴や事業内容に触れない理由も評価を下げる原因になります。
志望動機では、自己中心的な理由ではなく、企業の理念や事業内容に共感し、自分のスキルや目標とどう結びつけられるかを具体的に述べてください。
メーカーに向いている人の3つの特徴

誰でも向き不向きがあります。メーカーに向いている人の特徴を3つ紹介しますので、自分に適性があるのかチェックしてくださいね。
①ものづくりに興味がある
仕事を選ぶ際に、やりがいを重視する人もたくさんいるのではないでしょうか。メーカーは商品を製造する仕事なので、ものづくりが好きな人はメーカーでの仕事に向いています。
苦労して自分の手掛けた製品が店頭に並び、たくさんの人々の手に渡ることにやりがいを感じる人なら、ものづくりの仕事でしか感じられない達成感が得られるはずです。
試行錯誤しながらより良い製品を作る過程が好きな人にも、まさに天職と言えるでしょう。
②コミュニケーション能力がある
メーカーで仕事をするためには、コミュニケーション能力が重視されます。
例えば、営業職なら顧客のニーズを引き出す力が重要になり、商品企画部なら商品の良さをアピールするための発言力が必須です。また、技術職なら現場のメンバーと会話をして、信頼関係を構築する必要があるでしょう。
職種によって求められる能力は違いますが、コミュニケーション能力が仕事の成果に影響するケースもたくさんあります。
コミュニケーション能力は自己PRやガクチカでもアピールできます。以下の記事では自己PRでうまくアピールする方法を解説しているので、気になる人は確認してみてくださいね。
③縁の下の力持ちのような仕事をするのが好き
縁の下の力持ちとして働きたい人なら、メーカーでの仕事に向いています。なぜなら、素材・部品・機械のように、基礎的な商材を取り扱っているメーカーもたくさんあるからです。
そのため、目立ちたいと思っている人は、メーカーの仕事では輝けないかもしれませんね。
その一方で、素材を安定供給してものづくりをサポートしたり、新素材や新部品を開発して最終製品のイノベーションを陰から支援したいと考えている人はやりがいを感じるでしょう。
「縁の下の力持ち」は自己PRでもアピールできる強みです。以下の記事で詳しく解説しているので、「縁の下の力持ち」を自己PRに使いたい人は、合わせて読んでみてください。
メーカーの志望動機についてよくある質問
メーカーの志望動機を作成する際、多くの就活生が直面する疑問を解決するのが大切です。
この章では、よくある質問に対する具体的な回答やアドバイスを紹介します。
①メーカー志望の文系の志望動機のコツはある?
文系の学生がメーカーを志望する場合、理系のような専門技術ではなく、自分がどう企業に貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。
メーカーでは、企画、営業、マーケティング、人事など、文系のスキルが活かせる幅広い職種があります。
志望動機では「製品の魅力を多くの人に届けたい」や「市場のニーズを分析し、新しい価値を生み出したい」といった具体的な役割への意欲を示すと効果的。
文系ならではの視点を活かし、どう企業に貢献するかを明確に伝えましょう。
②メーカーの事務職の志望動機のコツはある?
メーカーの事務職を志望する際は、サポート役として企業を支える意欲をアピールするのが重要です。
例えば、「正確で効率的な事務作業を通じて、現場や営業を支えたい」などの姿勢を示しましょう。
また、メーカーの事務職は、製造や販売を円滑に進めるための調整力が求められるため、「コミュニケーション力を活かしてチーム全体を支えたい」等の志望動機も効果的です。
③志望動機が思いつかないときはどうすればいい?
志望動機が思いつかない場合は、まずメーカーの事業内容や製品、理念を詳しく調べてみましょう。
自分が興味を持ったポイントや共感できる部分を見つけることが重要。
また、自分の経験や強みを振り返り、企業の仕事にどう役立つかを考えると動機が見えてきます。
具体的な企業研究や自己分析を進めることで、自分に合った志望動機を作り出せるでしょう。
メーカーの志望動機は商品に興味があることをアピールしよう
今回はメーカーの志望動機を書く際のポイントや注意点を解説しました。
商品に興味があることをアピールして、入社後にやりたいことや活かせる長所を記載しましょう。本記事を参考にして、魅力的な志望動機を作ってみてくださいね。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。