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【例文付き】縁の下の力持ちを自己PRするポイントや注意点を解説

就職活動における面接の自己PRで、縁の下の力持ちをアピールしたい人も多いでしょう。しかし「縁の下の力持ちであることをどうやってアピールすればいいんだろう?」と悩みますよね。

そこで本記事では、縁の下の力持ちを就職活動でアピールする時のポイントをわかりやすく解説します。アピールする際の注意点やNG例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

縁の下の力持ちとは他人のために陰で努力すること

「縁の下の力持ち」とは、他人のために陰で苦労・努力をする人という意味合いです。主に称賛される場合に用いられることが多い言葉になります。

例えば、人の見えない部分でリーダーシップを発揮したことや、陰からみんなを支えたことが挙げられます。

控えめな印象がありますが、陰の人から見えていないところでも人一倍努力ができるというイメージがあり、就職活動において好印象につながりやすい自己PRと言えます。

ただし、伝え方によっては、積極的ではないといったネガティブな印象を与えかねないので注意が必要でしょう。

縁の下の力持ちに当てはまる4つの特徴

まず、縁の下の力持ちに当てはまる人の特徴を紹介します。

  1. 献身的な努力が可能
  2. 自分から進んで仕事を引き受ける
  3. 裏で組織を支えている
  4. 周りをよく見ている

①献身的な努力が可能

一つ目は、献身的な努力が可能であることです。なぜなら、彼らは目立たない役割や仕事にも真摯に向き合い、自己満足ではなく共同の成功を重視するからです。

彼らは協力心と責任感を備え、仕事に対する深い使命感があります。献身的な努力ができることで、組織やチーム全体の円滑な運営に寄与し、他者と協力して目標を達成する力を発揮します。

縁の下の力持ちの存在は、献身的な努力によって支えられ、組織の持続的な成功に欠かせない存在と言えます。

②自分から進んで仕事を引き受ける

二つ目は、自分から進んで仕事を引き受けられることです。これは、彼らが協力的で責任感が強く、組織全体の円滑な運営に貢献したいと考えているからです。

彼らは自らチャンスを見つけ、機会を活かすことで、組織にとって重要な役割を果たすことができます。この積極的な姿勢には、仕事へのコミットメントと信頼感を築く効果があります。

自ら進んで仕事を引き受けることで、新たなスキルを磨き、成果を上げる機会も広がります。メリットとしては、組織内での評価が向上し、リーダーシップの機会が生まれることがあります

③裏で組織を支えている

三つ目は、裏方として組織を支えていることです。彼らは目立ちこそしませんが、組織の様々なプロセスやタスクを効果的に遂行し、トラブルや混乱を防ぎます。

裏方の存在は、組織に数々のメリットをもたらします。まず第一に、彼らは組織全体の安定性を確保し、業務の効率性を向上させます。

また、裏方が機能することで、他のメンバーは専念できる分野に集中し、クリエイティブな仕事や専門的な業務に注力できます。

④周りをよく見ている

四つ目は、周りをよく見る特徴が際立っています。なぜなら、彼らは謙虚であり、他者のニーズや課題に敏感に気づくからです。

この特性により、組織やチーム内で円滑なコミュニケーションが可能となり、問題や機会に早く気付くことができます。

周りをよく見ることは、協力と信頼を築き、結果として効果的なサポート体制を構築する手助けとなります

縁の下の力持ちをアピールする際の4ステップ

次に、縁の下の力持ちを就職活動でアピールする流れを4ステップで紹介します。

  1. 縁の下の力持ちだという結論を伝える
  2. 具体的な行動を伝える
  3. 行動の結果どのように変化したか伝える
  4. 入社後の再現性を伝える

①縁の下の力持ちだという結論を伝える

まず、最初にその結論を伝えることが重要です。結論を最初に述べることで、聞き手はその後の説明を通じて、その主張が具体的で根拠に基づいていることを理解しやすくなるからです。

書き方としては、難しく考えず「私の強みは、縁の下の力持ちであることです。」と述べれば問題ありません。

結論から始め、他者に縁の下の力持ちでということを最初に理解してもらいましょう

②具体的な行動を伝える

次に、具体的な行動を伝えましょう。なぜなら、抽象的な言葉だけでは自身の実績や影響力が伝わりにくいからです。

たとえば、「毎日の業務で細部に気を配り、効率的な改善点を見つけて実施することで、チーム全体の生産性向上に貢献しました。」といった具体的な例文が効果的です。

これにより、縁の下の努力や成果が明確に伝わり、他者に信頼感を与えることができます。

③行動の結果どのように変化したか伝える

次に、行動の結果どのように変化したか伝えることが大切です。

なぜなら、行動の結果を通じてもたらされたポジティブな変化を具体的かつ明確に伝えることで、信頼を築き、他者に自身の価値を示すことが可能だからです。

たとえば、リーダーシップを発揮してチームの調和を促進し、プロジェクトの効率を向上させた結果、利益が増加したといった具体例を挙げることで、あなたの役割が理解されやすくなります

④入社後の再現性を伝える

最後に、入社後の再現性を伝えましょう。なぜなら、新入社員に期待される成長や貢献が具体的かつ実現可能であることを示し、モチベーション向上に貢献できるからです。

入社後の再現性を伝える際のポイントは、具体的な事例や先輩社員の成功体験を共有し、研修やサポート体制の充実を強調することです。

これにより、新入社員が自身の役割やキャリアパスを明確に理解し、組織に長期的かつ意欲的に貢献できる環境を構築できます

【より効果的に】アピールで面接官に印象付けるためのポイント3選

次に、面接官に印象付けるために知っておくべきアピールのポイント紹介します。

  1. 自分に適した言い換え表現を使う
  2. 数字を使って定量的に表現する
  3. 主体的にサポート役になったことを伝える

①自分に適した言い換え表現を使う

一つ目は、自分に適している言い換え表現を使うことです。理由は、個々の強みや経験を的確かつ魅力的に伝えることができ、自己主張力を高めるからです。

適切な表現を選ぶ際には、誠実さやポジティブな姿勢を強調し、業界や職務に即した言葉を使用することが重要です。

これにより、自身の存在感をアピールし、縁の下の力持ちとしての貢献価値を効果的に伝えられます

②数字を使って定量的に表現する

二つ目は、数字を使って定量的に表現することです。具体的な数字は、実績や影響を客観的かつ分かりやすく証明できます。

たとえば、プロジェクトのコスト削減率や業務改善による時間短縮などを数値で示しましょう。これにより、あなたの仕事への貢献が具体的に理解され、信頼性が向上します。

ただし、数字だけでなく、その背後にあるストーリーやチームワークの側面も強調することで、仕事への総合的な理解を与えることが重要です。

③主体的にサポート役になったことを伝える

三つ目は、主体的にサポート役に回った経験を伝えることです。主体的なサポートは、組織全体の円滑な運営に貢献し、問題解決能力や協調性を示すものです。

面接官には、具体的な状況や課題に焦点を当て、どのように主体的なアプローチでサポートに貢献したかを具体的に説明することがポイントです。

自ら進んで課題に取り組み、周囲をサポートする姿勢が、仕事において信頼性と貢献度を高める要素となります。

縁の下の力持ちをアピールする際の2つの注意点

次に、縁の下の力持ちをアピールする際の注意点をご紹介します。

  1. 積極的な行動や売り込みが求められる仕事には向かない
  2. 他の話と矛盾しないようにする

①積極的な行動や売り込みが求められる仕事には向かない

一つ目は、積極的な行動や売り込みが求められる仕事には向かないことです

この役割は静かに裏方として支えることが求められ、目立つ行動や営業スキルは必要ありません。主に内部業務や組織の円滑な運営に貢献する仕事であり、積極的なアピールは逆に不適切となります。

控えめで着実な仕事ぶりが評価され、他者の成功に寄り添いながら組織全体を支えている姿勢が重要です。

②他の話と矛盾しないようにする

二つ目は、他の話と矛盾しないようにすることです。矛盾が生じると信頼性が損なわれ、アピールが弱まります。

一貫性がないと、他者はあなたの実力を信じにくくなり、縁の下の貢献が十分に評価されません。

したがって、自身の強みを強調する際は、一貫性を保ち、他の発言や行動と整合性を持たせることが重要です。

縁の下の力持ちをアピールする際のOK例文3選

次に、縁の下の力持ちをアピールする際のOK例文を紹介します。

  1. 部活のマネージャー
  2. ボランティア
  3. アルバイト

OK例文①:部活のマネージャー

私の強みは、縁の下の力持ちであることです。部活のマネージャーとして、メンバーがスムーズに活動できるようにサポートしました。例えば、試合前には選手たちの装備を整え、練習中にはコーチの指示を的確に伝え、トラブルが生じた際には迅速かつ的確に対応しました。

具体的な行動として、定期的なメンバーのヒアリングを実施し、課題や改善点を把握しました。これにより、部活動は円滑に進行し、メンバーは安心してプレーに集中できるようになったのです。

これらの行動の結果、部活動の効率が向上し、チーム全体のモチベーションも高まりました。選手たちは協力し合い、より良い成績を収めることができるようになりました。

これらの実績を踏まえ、私の縁の下での力強いサポートが、どのような状況でも発揮できることを入社後にも再現できると自信を持っています。

この例文では、部活のマネージャーを例に縁の下の力持ちであることをアピールしています。ポイントは、どのような場面で縁の下の力持ちが生かされたかアピールしていることです。

OK例文②:ボランティア

私の強みは、縁の下の力持ちであることです。地元のコミュニティセンターでのボランティア活動では、積極的に裏方の仕事に従事し、イベントの成功に貢献しました。これにより、私の協力的で効果的な仕事ぶりが評価され、主催者と参加者からの感謝の言葉をいただきました。

具体的な行動としては、イベントの企画・運営において、細部にわたる事前の調整や、当日の段取りをスムーズに進める役割を果たしました。

これらの行動の結果、イベントの雰囲気は和やかで、参加者同士の交流が深まりました。特に、私の貢献が大会の円滑な進行と参加者の満足度向上に繋がりました。参加者からのフィードバックには、「スムーズな進行は大会の成功に大きく貢献した」という声も多くいただきました。

私の協力的で責任感のある姿勢は、どんな状況でも活躍できることを示しており、貴社でも同じようにポジティブな影響を与えられると確信しております。

この例文では、ボランティアを例に縁の下の力持ちであることをアピールしています。ボランティアで具体的にどのような働きかけをしたかアピールしていることがポイントです。

OK例文③:アルバイト

私の強みは、縁の下の力持ちであることです。アルバイトでは、常に協力的であり、仲間と円滑なコミュニケーションを図ることで、チーム全体がスムーズに機能するよう心がけています。

たとえば、先月の新商品の陳列作業では、自ら進んで手伝い、商品が見やすく魅力的に陳列されるように心掛けました。その結果、来店されたお客様からは商品配置の良さが好評であり、売り上げにもプラスの影響を与えました。

また、先週の混雑した時間帯においても、柔軟に業務を調整し、スムーズなレジ対応を心掛けました。その結果、お客様の待ち時間が短縮され、店舗全体のサービス向上に寄与しました。

これらの経験から、私は協力的で柔軟かつ効果的な対応ができると確信しています。入社後も、同じ姿勢でチームと協力し、積極的に課題解決に取り組み、店舗の成功に貢献したいと考えております。

この例文では、アルバイトを例に縁の下の力持ちであることをアピールしています。「工夫したこと→その結果」と展開することで、縁の下の力であることに説得力が生まれています

縁の下の力持ちをアピールする際のNG例文2選

次に、縁の下の力持ちをアピールする際のNG例文を紹介します。

  1. やって当たり前のことをアピールしている例文
  2. 主体的に動けていない例文

NG例文①やって当たり前のことをアピールしている

私の強みは、縁の下の力持ちであることです。普段は目立たないけれども、チームのために黙々と働いています。

私は日々、業務の中で細部にまで気を配り、データの整理や文書作成など、地道な作業を丁寧にこなしています。例えば、プロジェクトの進行に欠かせない資料を的確にまとめ、メンバーがスムーズに作業できるようにサポートしています。

これらの地味な作業が功を奏し、プロジェクトの進行が劇的に改善されました。チーム全体がより効率的に仕事を進められるようになり、納期に対する信頼も高まりました。

私のような縁の下の力持ちがチームに加われば、確実に組織全体の生産性向上に寄与できると自信を持っています。

この例文がNGである理由は、やって当たり前のことをアピールしていることです。言われたことをやるのは強みではなく当然のことです。そのため、わざわざアピールするのは避けましょう。

NG例文②主体的に動けていない

私の強みは、縁の下の力持ちであることです。普段は裏方で動いていることが多く、主体的な行動が難しいですが、そのおかげでチームが円滑に機能することができます。

例えば、部署の雑務やメールの整理など、細かい作業をこなすことができます。これによって、他のメンバーは自分の仕事に専念でき、効率的な業務が可能です。

ただし、具体的な行動を挙げるのは難しいですが、何か問題が発生したときには、すぐに対応して解決できるかもしれません。

過去には、データの整理やファイリングの手伝いをしたことがあり、それが結果的に業務の効率向上につながりました。

この例文がNGである理由は、主体的に動けていないことです。縁の下の力持ちであることの特徴である「周りをよくみて動けること」を前面に押し出して自発的に動けることをアピールしましょう。

縁の下の力持ちに適した企業に効果的にアピールしよう

本記事では、縁の下の力持ちを自己PRするポイントを解説しました。

縁の下の力持ちであることは、面接において有利です。なぜなら、裏方からチームを支えたり、周りをよく見てサポートする素質があるからです。積極的にアピールしましょう。

その際、縁の下の力持ちであることが活きたエピソードや今後どう活かすかを交えてアピールすることが重要です。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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