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志望動機で魅力を感じたことを伝える場合の例文を紹介|注意点も解説

就活で志望動機を伝える際、志望している企業のどのような点に魅力を感じたのかを伝えることは非常に重要です。

本記事では例文をはじめとして、コツなども解説していくので、ぜひ役立ててくださいね。

志望動機で企業が特に見ているポイント

志望動機において企業が特に注視する部分は、大きく分けて2つあります。

それぞれどの業界の企業でも重要視しており、汎用性が高い部分なので、一緒に確認していきましょう。

  1. その企業への志望度の高さ
  2. 働くモチベーションの高さ

その企業への志望度の高さ

企業は、自分たちに真剣に興味を持っている応募者を探しており、志望動機に具体的な理由や詳細を盛り込んでいる学生を優先して採用します。

企業の取り組みや製品、サービス、企業文化などに触れ、どのように自分の価値観やキャリアビジョンと合致していることを明確に示すと良いでしょう。

他の企業ではなく、その企業でしか得られない経験や学びや達成できる目標を、企業の理念や事業内容と一致した形で述べるのが理想です。

働くモチベーションの高さ

企業は一時的な興味や短期的な動機ではなく、長期的な視点で働く意欲や成長の意欲のある応募者を求めています

キャリアビジョンやその企業での将来の展望を具体的に示すことで、持続的なモチベーションをアピールすることが大切です。

また、具体的な行動や取り組みを通じてどのように会社に貢献したいのかを明示するようにしましょう。

例えば、自らのスキルや経験を活かして新しいプロジェクトを推進する、特定の技術を用いて業務効率を向上させるなど、具体的なアクションを伴う文章が書ければ理想的と言えます。

【面接官に刺さる】魅力的な志望動機の書き方3ステップ

大量の志望動機を読む採用担当の方、または面接官にとって、要点を抑えた志望動機を書ける学生は魅力的に映ります。

魅力的な志望動機の書き方には大きく分けて3つのステップがあるので、参考にしてみてください。

  1. 結論ファーストでPREP法を意識して書く
  2. 「自分」についてより具体的に書く
  3. 企業の特徴を踏まえてどう活躍したいか書く

①結論ファーストでPREP法を意識して書く

結論ファーストでPREP法を意識して書くことで、採用担当者も志望動機を理解しやすくなるでしょう。PREP法とは、以下の4つのステップから成るコミュニケーション手法です。

  • P (Point): 主張や結論を最初に明確に述べる。
  • R (Reason): その結論や主張を支持する理由や論拠を示す。
  • E (Example): 具体的な例や事例を挙げて、理由や論拠を補強する。
  • P (Point): 最後に再び結論や主張を強調する。

採用担当の方は大量の志望動機を読むので、わかりやすく簡潔に内容が理解できる文章が好ましいです。簡潔に結論を説明できる能力はどの業界でも重宝されるという点からも、望ましいと言えます。

②「自分」についてより具体的に書く

採用担当の方は毎日数多くの応募者の書類を目にします。その中で、企業の特徴や良さだけを並べた志望動機は一緒になりがちです。

他の学生と同じようなことを書いているとうまく差別化はできません。「この人は当社で本当に活躍できるのか?」という疑問を持ってしまいます。

したがって「自分」に焦点を当て、その個人の独自性や適性を強調しましょう。自らの経験やスキルを具体的に紹介しながら、どのように企業の業務や文化に合致しているのかを示すことが重要です。

③企業の特徴を踏まえてどう活躍したいか書く

採用担当の方は志望者が自社においてどのように活躍できるかを重要視しているので、企業の特徴、企業理念、業務内容などを具体的に踏まえ、どう活躍できるかを明確にすることが求められます。

企業の理念や特色を引き合いに出すことで、企業でどう貢献したいと考えているのかが伝わりやすくなるので、可能な限り面接前には企業の公式サイトなどを熟読しておきましょう。

単に企業を賞賛するだけでなく、その中で自分がどのような役割を果たし、どのように成長・貢献していくのかのビジョンを採用担当の方に示せるので、高く評価される可能性が高まります。

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志望動機で「魅力を感じた」と書く場合のコツ3つ

志望動機において、企業のどのような点に魅力を感じたかを書く場合のコツは大きく分けて3つあります。

それぞれのポイントを抑えている志望動機と、そうでないものではクオリティに大きく差があるので、一緒に確認していきましょう。

  1. できるだけ具体性を持たせる
  2. 自己分析をして他の就活生と差別化する
  3. 業界・企業研究はしっかりとしておく

できるだけ具体性を持たせる

志望動機を書く際の具体性は、採用担当の方にとって、志望者が真剣に企業をリサーチして、具体的なビジョンを持って応募しているかを見極める重要な指標となります。

抽象的、または一般的な志望動機はどの企業に対しても言える内容なので、その企業への適性を感じられず、自社に対しての情熱を感じられません。

具体的な製品やサービスについて言及することで、採用担当の方は志望者が真摯に企業に対して考え、志望していると感じられるので、積極的に言及しましょう。

自己分析をして他の就活生と差別化する

志望動機作成の際、自己分析は極めて重要です。自分の長所や短所、経験やスキル、価値観や今後のキャリアを明確にすれば他の就活生と明確な差別化を図れます。

徹底的に自己分析をすることで、自分自身がその企業でどのような価値を提供できるのかどのような役割を果たせるのかを具体的に示せるでしょう。

自己分析を行い、結果をもとに志望動機を作ることで、採用担当の方に対して納得感を与えるとともに、自分自身の魅力や強みを最大限にアピールできるようになります。

業界・企業研究はしっかりとしておく

志望動機を伝える際、裏付けとなるのが業界・企業研究です。

企業が属する業界の動向、企業の歴史、業務内容、企業の強みや特色、そして最近のニュースや取り組みなどを深く理解することで、真剣に企業を志望していると認識してもらえます。

反対に、誤った情報を採用担当の方に伝えてしまうと、それだけで採用の可能性が大きく減少するだけでなく、その他の情報も信頼性を失ってしまう恐れがあるので、気をつけましょう。

志望動機で「魅力を感じた」と書く場合の例文

さまざまなポイントを一緒に確認してきたところで、実際に例文を見ていきましょう。

企業に感じた魅力について述べる際、メインとなるキーワードは下記の4つです。

  1. 【例文①】商品・サービスに魅力を感じた
  2. 【例文②】企業理念・社風に魅力を感じた
  3. 【例文③】仕事・業務内容に魅力を感じた
  4. 【例文④】スキルを活かせる環境に魅力を感じた

【例文①】商品・サービスに魅力を感じた

私は貴社の提供する介護用品・サービスに大きな魅力を感じており、特に貴社製品が持つユーザーニーズを的確に捉えた特徴や、その製品がもたらす社会的価値に深い興味と共感を持っています。

私が大学で学んだ福祉介護に関する知識を活かしながら、貴社製品がよりお年寄りの日常生活に溶け込むことや、新しいアイディアを提案して製品のグレードアップに貢献する所存です。

大学では介護士の人手不足問題に取り組んでおり、地域で展開する介護施設へ貴社製品を取り入れてもらったところ、介護士の方が業務中に時間ができたり、体力疲労の軽減が成されたりしました。貴社製品の持つポテンシャルの大きさや、その解決策としての可能性を実感しました。

貴社は製品の開発・販売を通じて介護業界の問題解決に貢献しており、ユーザーニーズを最優先にしたビジョンの実現に向けて、私も貢献に全力を尽くします。

このように商品・サービスの魅力を具体的に述べつつ、自分の背景や持っているスキル、知識を織り交ぜることで、採用担当の方に自分の価値を伝えられていますね

【例文②】企業理念・社風に魅力を感じた

私は現在大学でマーケティングの研究を行い、ユーザーニーズの重要性を痛感しました。貴社の「ユーザー第一」の理念に深く共感し、その思いに引かれて、貴社への入社を強く志望しております。

大学でのマーケティング授業を通じて、製品を販売する企業にとって重要なのは、ユーザーのニーズを的確に捉えた製品の開発や、ニーズを汲み取った宣伝だと学びました。私はその学びを活かし、ユーザーニーズを優先的に考えるマーケティングがしたいと考えております。そして、貴社の社風、特に「ユーザー第一」を強調する風土が私の理想と一致しており、貴社で成長し企業発展に貢献したいと考えております。

貴社での業務を通じて、私は企業理念を具現化した業務を行い貢献する所存です。自らのスキルと経験を駆使し、貴社の更なる成長に寄与し、その理念を広めるお手伝いをすることを心から願っております。

企業理念や社風に対する共感を中心に据えつつ、それを具体的な経験やスキル、ビジョンと結びつけることで、より説得力を持たせられています

【例文③】仕事・業務内容に魅力を感じた

私が貴社を志望する大きな理由は、貴社が手がける仕事・業務内容に対する深い興味と魅力を感じているからです。特に、貴社が先進的に取り組む生成AI活用プロジェクトや業務効率化の取り組みに感動し、私もその一員として貴社に貢献したいと考えております。

大学では先進技術に関する研究を行っており、実際の職場での応用や企業が抱えるユーザーに対してどのように活かせるかを常に考えていました。最近では生成AIであるchatGPTを使用する人も増加していますが、大学の授業で「chatGPTを使いこなせているか」のアンケートを集めた結果、使いこなせていないと回答した人が過半数でした。この結果を受け、より日常に先進技術が溶け込めるような活かし方を考えたいと思うようになりました。

貴社の業務内容は、常に最先端の技術や知識が求められるものです。私は新しい挑戦を恐れず、むしろ積極的に学び続けることで自己成長を追求したいと考えてます。貴社の企業発展への貢献と、日常生活に先進技術が溶け込めるような提案をしたいです。

仕事や業務内容に対する具体的な興味や魅力を中心に、自身の経験やスキルとの関連性を強調し、その結果としてどのような貢献ができるかを伝えられます

【例文④】スキルを活かせる環境に魅力を感じた

私が貴社を志望する大きな理由は、私が大学で学んできた栄養研究の知識を最大限に活かせる環境が整っている点に魅力を感じているからです。特に、貴社が推進する高齢者の栄養バランスプロジェクトや、近隣小学校へ献立提供の取り組みに大変共感し、貴社への入社を志望しております。

大学時代、私は管理栄養の知識を学び、さらに貴社のインターンシップを通じて実際に管理栄養の知識を活用した業務に関わる機会を得ました。これらの経験を通じて、具体的なスキルや知識を身につけるとともに、それをどう活かすかを常に思考して行動することの重要さを学びました。

貴社の取り組みや栄養知識を広げるプロジェクトの詳細を知るにつれ、私が持つ管理栄養の知識を活用して貴社の企業発展や抱える顧客に貢献したいと考えております。

このようにスキル活用の環境に対する魅力を具体的な経験やスキルと結びつけることで、自分の持つ価値とその企業での可能性を強く伝えられます

志望動機で「魅力を感じた」と書く際の注意点

志望動機で「魅力を感じた」と書く際のポイントや例文について詳しく解説してきましたが、書く際の注意点ももちろんあります

  1. 「魅力を感じた」は言い換えて使う
  2. こそあど言葉は避ける

上記の2点を抑えておけば、マイナスイメージを与えずに済みます。それでは1つずつ見ていきましょう。

①「魅力を感じた」は言い換えて使う

「魅力を感じた」という表現は、就職活動の際に多くの学生が使うフレーズなので、採用担当の方に抽象的で遠回りな印象を与えてしまいます。

志望動機において会社に感じた魅力を表現する際には、言い換えたり、より具体性を持たせることが重要です。以下は言い換えやより具体性を持たせた例です。

  • やりがい→「〇〇の業務には特別なやりがいを感じます。特に△△を達成した時の充実感が想像を超えています。」
  • 嬉しい→「〇〇プロジェクトを知った際、その成果が社会にもたらす利益を考えると本当に嬉しく思います。」
  • 挑戦→「私は新しい技術や方法に挑戦することに大きな興味を持っており、〇〇社の取り組みはその好奇心を満たすものであると感じています。」
  • 貢献→「私がこれまで培ってきた経験やスキルで、〇〇社の□□部門に貢献できると強く信じています。」

このように言い換えを行いながらも具体的な例やエピソードを組み込むことで、より説得力のある志望動機を作成できますよ。

②こそあど言葉は避ける

「こそあど言葉」とは、「この」「その」「あの」「どの」などを始めとする指示詞のことを指します。指し示す内容が具体的でない場合、何の話をしているのかわかりにくいのが問題点として挙げられます。

就活の志望動機の中で「この企業」「その取り組み」「あの部門」といった表現を使うと、何について言及しているのかが伝わりにくくなってしまいます。

また、その志望動機が表面的であり、深い理解や調査がなされていない印象を与えることも多いです。

「〇〇社の△△プロジェクトが、持続可能性を追求する姿勢を明確に打ち出している点で魅力的だと感じています」など、具体的かつ説得力のある文章を書きましょう。

志望動機では具体性があれば魅力を感じたと書くのはOK!

今回は志望動機を作成するにあたり、企業に感じた魅力を盛り込む際のポイントを解説してきました。

曖昧な書き方はマイナスイメージとなり得ますが、魅力を感じたポイントを具体的に書ければ他の学生に差を付けられますよ。ぜひ本記事を参考に、質の高い志望動機を作成してくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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