【例文12選】Webデザイナーの志望動機の書き方|求められるスキルやNG例も紹介
「Webデザイナーの志望動機ってどう書けばいいの?」
クリエイティブな仕事に憧れていても、エントリーシートにいざ志望動機を書くとなると、何をどう伝えればいいのか迷ってしまう人は多いはずです。
「未経験だから不安…」「経験はあるけどどう差別化すればいい?」と悩む方も少なくありません。
そこで本記事では、志望動機に盛り込むべき要素やアピールポイント、実際に使える例文を未経験者・経験者別に紹介します。
読み終えた頃には、説得力のある志望動機を書けるようになっているはずですよ。
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Webデザイナーとは?仕事内容と将来性を解説

Webデザイナーは、企業や個人のWebサイトをデザインし、ユーザーにとって見やすく、使いやすい画面を設計する専門職です。
主な業務は、企業の要望をもとに、配色やレイアウト、フォントなどのデザインを通じて情報を伝え、設計することです。さらに、HTMLやCSSといったコードを使い、画面を実際に形にする場面もあります。
自分に合ったスタイルを選びやすい点も、Webデザイナーという職業の大きな魅力です。Web業界は変化が激しい分野ですが、その中でもWebデザイナーは安定したニーズがあります。
特にスマートフォンの普及やECサイトの増加により、UI/UXの重要性はますます高まっています。企業のデジタル戦略において、Webデザインの専門性は必要不可欠といえるでしょう。
将来的には、デザインだけでなく設計全体を統括するWebディレクターや、UXデザイナーなどの上位職を目指す道もあります。自分の得意分野を伸ばしながらキャリアアップしていくことが可能です。
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Webデザイナーの志望動機で書くべき要素

Webデザイナーとして企業に応募する際、志望動機は合否を左右する重要なポイントです。
ただ「興味がある」というだけではなく、企業への理解や自身のスキル、将来像を明確に示すことが求められます。
ここでは、志望動機の内容に盛り込むべき要素について具体的に説明します。
- 企業選びの理由
- 自身の経験やスキルの活用
- Webデザイナーになりたい理由
- 入社後のキャリアビジョン
- Web業界への関心と理解
- デザインを通じた社会貢献意識
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①企業選びの理由
企業を選ぶ理由は、その企業にどれだけ関心を持ち、真剣に志望しているかを示す最も重要なポイントのひとつです。
表面的な条件ではなく、その企業独自の取り組みや価値観に共感していることが伝わると、他の応募者との差別化につながります。
具体的には、過去に手がけたプロジェクトやクライアントの業種、Webサイトの構成やビジュアルスタイル、使いやすさへの配慮など、細かな観察から気づいたことを盛り込むとよいでしょう。
また、企業のブログや採用情報から「どのような人材を求めているのか」「職場環境はどのような雰囲気か」といった内部情報にも触れておくことで、より一層、説得力のある動機になります。
志望先への深い理解と共感を伝えることが、選考を突破する鍵になるはずです。
②自身の経験やスキルの活用
自分には特別な経験がないと思っていても、実はアピールにつながる材料は身の回りに多くあります。
たとえば、授業の中で取り組んだレポート用資料のレイアウト、学園祭のポスター作成、個人ブログのカスタマイズなど、日常的にデザイン的な工夫をしてきた経験も立派な実績です。
さらに、デザイン以外の経験も視野に入れてみてください。
未経験者にとっては、実務経験よりも「なぜそのスキルを身につけたのか」「どう工夫して成果を出したのか」といった姿勢の部分が見られています。
独学や自己発信の努力があることを、自信を持って伝えましょう。
③Webデザイナーになりたい理由
Webデザイナーという職業を目指す動機には、自分の中の想いや体験をベースにしたストーリーがあると、人事担当者の心に響きます。
ただ「デザインが好き」だけでなく、「誰かの役に立ちたい」「課題解決に貢献したい」といった視点が加わると、より本質的な動機になります。
たとえば、自分が日常的に使っているWebサービスのUIに感動し、それをきっかけに「自分も人の生活を支えるようなデザインをつくりたい」と考えるようになった、といった体験談は、強い説得力を持ちます。
また、Webを選ぶ理由として「より多くの人に情報を届けられる」「更新性の高さやインタラクションの魅力がある」など、メディアの特性への理解を盛り込めば、目的意識の高さを伝えられるでしょう。
将来の展望につながるような意欲を示すことで、真剣度が伝わります。
④入社後のキャリアビジョン
入社後にどのように成長していきたいか、どのような仕事を手がけていきたいかを明確にすることは、企業にとって非常に重要な評価ポイントになります。
目指す姿がはっきりしていれば、それに向かって努力できる人材として見てもらえる可能性が高まります。
たとえば「UI/UXに強いデザイナーになりたい」「アートディレクターを目指してチームでのプロジェクト運用を経験したい」といった目標を持つことで、あなたの将来像をイメージしてもらいやすくなります。
また、単なる夢で終わらせず、「貴社では●●というプロジェクトがあり、それが自分の目指す方向と一致している」といった企業研究に基づいた根拠を添えることで、ビジョンと企業の接点が明確になります。
成長意欲とその方向性を示すことが、評価につながる大きな要素です。
⑤Web業界への関心と理解
Webデザイナーとして働くには、Web業界そのものへの関心や理解を持っていることが前提になります。企業は、業界に対する知識が乏しいまま応募してきた人を見抜こうとしています。
そのため、なぜこの業界を選んだのか、きちんと説明できる準備が必要です。たとえば「インターネットの技術進化によって情報の伝わり方が大きく変わっていることにおもしろさを感じた」のような関心です。
さらに、「新しいデザインツールや表現手法が日々登場する点に魅力を感じた」といった、時代の流れに関心を持っている姿勢は好印象につながります。
さらに、「Webはアクセスしやすく、誰もが利用できるインフラであるからこそ、デザインが持つ影響力が大きい」という認識があると、業界への理解の深さが伝わります。
単なるあこがれでなく、将来の変化も見据えていることを表現できると理想的です。
⑥デザインを通じた社会貢献意識
Webデザインには見た目の美しさだけでなく、情報の伝えやすさやユーザー体験の向上といった社会的な役割も含まれています。
そうした本質を理解し、自分なりに社会貢献を意識している姿勢があると、志望動機に深みが加わります。
たとえば「誰もが使いやすいUI設計を実現することで、高齢者や障がいのある方の生活を支えたい」といった視点は、企業にとっても共感しやすい価値観です。
また「地域の企業や個人事業主の魅力をWebデザインで発信し、経済活性化につなげたい」といった意欲も、社会的意義を持った動機といえるでしょう。
デザインを自己表現の手段ではなく、課題解決のツールとして捉えられる人材は、チームの中でも重宝されやすくなります。
自分のスキルを誰のために、何のために使いたいのか。その視点を持つことが、長く活躍するWebデザイナーへの第一歩です。
未経験者がWebデザイナーの志望動機でアピールすべきポイント

Webデザイナー職を目指す就活生にとって、未経験であることは不安材料かもしれません。しかし、志望動機の工夫次第で十分に強みを伝えられます。
ここでは、未経験者が押さえるべき重要なポイントを整理しました。
- Webデザインに関する基礎知識
- コミュニケーション能力
- 主体的な学習意欲
- 過去の経験の応用力
- ポートフォリオ作成への取り組み
- チームでの協働経験
①Webデザインに関する基礎知識
Webデザイナーを目指すなら、基本的なデザイン知識やツール操作を身につけているかが重要です。
未経験でも、「なぜWebデザインに興味を持ったのか」「どのように学んでいるのか」を明確に示す必要があります。
たとえば、PhotoshopやFigmaを使い模写や構成分析を行っている、HTML・CSSの基本文法を独学で理解している、配色やレイアウトの基礎を身につけている、などの具体例があると説得力が増すでしょう。
単なる「興味があります」という言葉では不十分であり、実際にどんな行動をしてきたかを示すことが大切です。
また、デザインの背景にある「ユーザー視点」や「情報設計」といった考え方にも触れていると、より深く学ぼうとする姿勢が伝わります。
知識や技術の習得に向けて着実に取り組んでいることがわかれば、未経験という立場の弱みを補うどころか、好印象につながるはずです。
②コミュニケーション能力
Webデザインは、クライアントやエンジニア、ディレクターなど、他職種との協力が必要な場面が非常に多い仕事です。技術だけでなく、人と意思疎通を図る力が問われます。
特に、相手の要望を正しくくみ取り、自分の考えもわかりやすく伝える能力は、実務で非常に役立つスキルといえるでしょう。
就活生であれば、たとえばアルバイト先で後輩の指導を担当した経験、グループ活動で役割分担を明確にしながら成果を出したエピソードなどを取り上げてください。
これらの体験は、相手を尊重しながら共通の目標に向かって進める力を示す材料になります。
さらに、Webデザイナーは完成したデザインをプレゼンテーションする機会も多いため、相手に納得してもらえる伝え方を工夫した経験があると、より強いアピールになります。
実績の大小よりも、どういう場面でどう行動したかを具体的に伝えることで、評価につながりやすくなります。
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③主体的な学習意欲
変化の速いWeb業界では、現状に満足せず、常に新しい情報や技術を取り入れようとする姿勢が欠かせません。
未経験者にとって、「今どんな努力をしているか」「学びをどのように日々の生活に取り入れているか」は、自己成長の意欲を示す重要な要素となります。
たとえば、朝の時間を活用して基礎スキルを磨いている、SNSやYouTubeでプロのデザインレビューを見て分析しているなど具体的な内容を伝えましょう。
さらに、週1回は作品を1つ仕上げてポートフォリオに加えているなど、日常の中に学びを習慣化している様子を伝えると好印象です。
また、単にツールを使えるだけでなく、「なぜこの配色にしたのか」「ユーザーにどう伝えたいのか」など、デザインに込めた意図まで深く考えるようにしていることが分かれば、より本気度が伝わるでしょう。
与えられたものを受け取るだけでなく、自ら学ぶスタンスを持っている人材であることを示してください。
④過去の経験の応用力
Webデザインに直接関係ない経験でも、それをどう活かせるか次第で、大きなアピールポイントになります。
自分の過去を丁寧に振り返り、「この経験はデザイン業務にどうつながるか」と考えることが鍵になります。
たとえば、飲食店のアルバイト経験があるなら、お客様のニーズに合わせて接客対応を変えたり、店内POPのレイアウトを工夫して売上を伸ばした経験などが考えられます。
そうした工夫や改善の姿勢は、ユーザー視点のWebデザインに直結する力といえるでしょう。
また、学園祭の実行委員やイベント運営の経験があれば、「ターゲットに合わせた企画立案」「限られた時間や予算内での問題解決」といった経験も、制作現場の実務感覚に通じます。
ただ経験を羅列するのではなく、なぜそれがWebデザインに役立つのかを自分の言葉で説明できるようにしましょう。
⑤ポートフォリオ作成への取り組み
未経験者にとって、ポートフォリオは自己PRの中でも特に重要な要素です。企業は、「この人が実際に何をつくれるのか」「学んだことをどうアウトプットしているのか」を見ています。
ですので、志望動機にポートフォリオの取り組みを絡めることで説得力が一気に増します。
たとえば、自分で考えた架空サービスのLP(ランディングページ)をデザインした、既存サイトをユーザー目線でリデザインしてみた、配色理論を実践的に取り入れて改善した、などの具体例が良いでしょう。
その際には、完成品だけでなく、「どのような目的でつくったのか」「どんな課題にどう対応したか」まで伝えることがポイントです。
また、改善点や反省点にも触れることで、学びの深さや成長意欲を印象づけることができます。
企業は「完璧な成果物」を求めているのではなく、「今後の伸びしろ」を重視しているケースも多いため、取り組み過程をしっかり説明するようにしてください。
⑥チームでの協働経験
Web制作は、一人で完結する作業ではありません。
ディレクター、エンジニア、マーケターなど、さまざまな立場の人と連携しながら仕事を進める必要があります。そのため、チームでの協働経験は志望動機の中でも大切な要素となります。
たとえば、ゼミやグループワークで「進行管理を担当して納期通りに仕上げた」「意見が対立したときに中立的にまとめた」など、役割を果たしたエピソードがあると良いでしょう。
こうした経験から、自分がチームにどのような形で貢献できるのかを示すことができます。さらに、他者と協力しながら成果を出す力は、実務でも必ず求められるスキルです。
チームワークの中で自分の意見を主張しつつも、相手の意見に耳を傾けて調整していける柔軟性は、企業にとって安心感につながるでしょう。
どのような立場でも周囲と協力しながら動ける人材であることを、具体的にアピールしてください。
Webデザイナーに求められるスキル

Webデザイナーとして活躍するには、見た目を整えるだけでなく、設計の意図や使いやすさまで含めたスキルが求められます。
ここでは、就活生が見落としがちな視点や、実務で評価される能力をわかりやすく紹介します。自己PRや志望動機にも活かせるヒントが満載です。
- Webデザインスキル(HTML/CSS/Photoshop等)
- UI/UXデザインの理解
- Webマーケティングの知識
- 論理的思考力と課題解決力
①Webデザインスキル(HTML/CSS/Photoshop等)
Webデザイナーにとって、HTMLやCSS、Photoshopなどの基本スキルは必須といえるでしょう。これらのツールを扱えるかどうかで、制作物の完成度は大きく変わります。
特に、コーディングの基本であるHTMLとCSSは、デザインの再現性や保守性に直結するため、土台として確実に押さえておきたいところです。
さらに、PhotoshopやIllustratorを用いたグラフィック制作では、写真の補正、バナー作成、ロゴの作成など、ビジュアルの訴求力を高めるための技術が求められます。
重要なのは「どのツールが使えるか」ではなく、「そのスキルをどう活かしてきたか」という視点です。
まずは基本操作を押さえ、次に実際の制作に挑戦してみという繰り返しが、確実な成長へとつながっていくはずです。
②UI/UXデザインの理解
デザインの良し悪しは見た目だけで決まりません。ユーザーにとって「わかりやすく、使いやすい」かどうかが、実際の評価につながるためです。
そこで重要になるのが、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザー体験)を正しく理解することです。
UIは、ユーザーが直接触れる操作画面の構成を意味します。ボタンの配置や文字の大きさ、色使いなどが含まれます。
一方、UXは、ユーザーがそのWebサイトを利用する中で感じる「快適さ」や「使いやすさ」など、より広い視点で体験全体を指します。この2つを意識することで、デザインに説得力が生まれます。
見た目にこだわるだけでなく、「どんな人が、どのように使うのか」を考える視点を持つことが、実践的なスキルの第一歩です。
③Webマーケティングの知識
Webデザイナーにとって、マーケティングの知識は一見関係ないように思えるかもしれません。
しかし、現場では「結果につながるデザイン」が重視されるため、集客やコンバージョンに対する意識が欠かせません。
CTA(Call To Action)と呼ばれるボタンの配置や文言、ユーザーが離脱しない導線設計など、細かい要素が成果を大きく左右するのです。
このような背景を理解するには、SEOやアクセス解析といったWebマーケティングの基礎を押さえておくと強みになります。
Googleアナリティクスを用いたアクセス状況の把握や、検索キーワードを意識したコンテンツ設計ができるようになると、「考えて作れるデザイナー」として信頼されやすくなります。
視覚的に優れているだけでなく、「ビジネスに貢献できるデザイン」を目指していきましょう。
④論理的思考力と課題解決力
Webデザインは感性やセンスが大事と思われがちですが、実際の現場では「なぜそのデザインにしたのか」を明確に説明する力が求められます。ここで必要となるのが、論理的思考力と課題解決力です。
たとえば、クライアントから「もっとオシャレなサイトにしたい」という要望を受けたときにどのように受け取るべきでしょうか?
それをそのまま受け取るのではなく、「オシャレとは具体的にどういう状態か」「ユーザーの印象にどんな影響を与えるのか」といった視点で深掘りし、解決策を提示できることが求められます。
また、デザインの提案時には、「この色を選んだ理由」「この配置にした背景」といった論拠が必要です。感覚に頼るだけでなく、ユーザーの動きやデータに基づいた説明ができれば、説得力は格段に増します。
この力は、就活生でも鍛えることができます。プレゼンやゼミで資料を作成した経験、グループワークで意見を整理して提案にまとめた経験などは、まさに論理的に物事を考える力の表れです。
与えられた課題に対して、ただ形にするのではなく、「なぜその形にしたのか」を語れるデザイナーを目指してください。
Webデザイナーの志望動機の書き方|4ステップで解説

Webデザイナーの志望動機を書くには、ただ「デザインが好き」という気持ちだけでは十分とは言えません。
採用担当者に納得してもらうには、自分のスキルや経験、企業との関係性、そして将来の姿までを筋道立てて伝えることが重要です。
ここでは、志望動機を効果的に伝えるための4つのステップを順番に紹介します。
- Webデザイナー志望の動機を明確にする
- 活かせるスキル・経験を整理する
- 企業とのマッチポイントを伝える
- 将来の貢献イメージを示す
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①Webデザイナー志望の動機を明確にする
Webデザイナーを目指す理由をしっかりと説明できることは、選考通過のための第一歩です。単なる憧れや「好きだから」では、他の多くの応募者と差別化できません。
そのため、なぜWebデザインという職種に関心を持ったのか、どんな経験を通じてそう思ったのかを、具体的なエピソードとともに伝えることが大切です。
たとえば、大学の授業でWeb制作に取り組んだ際に、デザインと使いやすさの両立の難しさに触れ、そこに面白さを感じたというような背景があると、説得力が生まれます。
また、友人のために簡単なLPを作成したことをきっかけに、「もっと学びたい」と思ったなど、自発的な行動が含まれていれば、意欲の強さも伝わります。
未経験であっても、将来性や熱意を評価されることは十分に可能です。自分がなぜWebデザインを学び始め、どんな点に魅力を感じているのかを掘り下げて表現するようにしましょう。
②活かせるスキル・経験を整理する
自分のスキルや経験が、Webデザイナーとしてどう役立つかを伝えることは、志望動機において非常に重要です。
たとえ職務経験がなくても、授業や個人制作、アルバイトなどで得たスキルがあれば、それをもとに具体的な強みとしてアピールできます。
たとえば、「PhotoshopやIllustratorでチラシをデザインした経験がある」「HTMLやCSSを使ってサイトを自作した」「ゼミでUI設計を担当し、ユーザビリティを意識して構成を工夫した」などが該当します。
こうした実例があると、採用担当者はあなたのポテンシャルを具体的にイメージしやすくなります。
また、スキルを羅列するだけでなく、それが実際の業務にどう応用できるかまで踏み込んで伝えることが大切です。
経験が浅くても、吸収力や学ぶ姿勢、実践への意欲が見える内容であれば、採用担当者から前向きな評価を得やすいでしょう。
③企業とのマッチポイントを伝える
自分がその企業を志望する理由を明確にすることは、他の応募者との差を生み出すためのカギとなります。
業界への興味やWebデザイナーという職種への志望だけでは、どの企業にも当てはまるような内容になりがちです。だからこそ、「なぜその企業なのか」を深く掘り下げて伝える必要があります。
たとえば、その企業が手がけるプロジェクトに一貫しているデザインの方向性に共感した、自分の好きなブランドのWebサイトを制作していた会社だと知り感銘を受けたなど、企業の特色に言及しましょう。
さらに、「御社の理念である“ユーザーの行動をデザインする”という考え方に共鳴しました」といったように、自分の価値観とリンクさせて語ることも有効です。
企業研究をしっかり行い、ホームページや採用ページ、SNSなどから情報を得ることで、他にはない具体性を持った志望理由を作れます。
ただし、表面的に褒めるだけでは不十分です。「自分の強みが企業のどのようなプロジェクトで貢献できそうか」といった未来の話も含めて伝えることで、相手に納得してもらいやすくなります。
④将来の貢献イメージを示す
志望動機の最後には、将来の目標や貢献イメージを伝えることで、自分の成長意欲や長期的な視点を示せます。
たとえば、「まずはフロントエンドの基礎をしっかり身につけ、ゆくゆくはUI/UXデザインをリードする存在になりたい」など、具体的なビジョンを伝えましょう。
さらに、「複数の案件を通じてディレクションの視点も学び、将来的にはプロジェクト全体を動かせる人材になりたい」のように伝えることで面接官に好印象を与えることができます。
また、職種にこだわりすぎず、「ユーザーにとって心地よい体験を届けたい」「チームと連携しながら成果を出せるよう努力したい」といった視点も取り入れると、柔軟な姿勢が伝わるでしょう。
自分の未来像を描くことで、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まります。
自分の目指す姿と会社の方向性が重なっていることを示すことが、志望動機の完成度を大きく左右します。
Webデザイナー志望動機の例文【未経験】

未経験からWebデザイナーを目指す方にとって、志望動機をどう伝えるかは大きな悩みどころです。
ここでは、そんな不安を抱えるあなたの参考になるよう、未経験者向けの具体的な例文を目的別に紹介します。
- Webデザイナーを志した理由を伝える例文
- 他業界の経験を活かす例文
- 企業理念に共感する例文
- 学習意欲をアピールする例文
- デザインスクール・独学経験をアピールする例文
- ユーザー視点を意識した姿勢を伝える例文
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①Webデザイナーを志した理由を伝える例文
Webデザインに興味を持ったきっかけや、その職業を目指すようになった理由は、未経験者にとっても伝えやすいポイントです。ここでは、自分の体験をベースにした例文を紹介します。
大学時代、所属していたサークルでイベントの告知ポスターを作成する機会がありました。 デザインソフトの使い方を調べながら、試行錯誤して完成させたポスターが多くの人の目にとまり、実際にイベントの参加者が増えたことに大きな達成感を覚えました。 その経験を通じて、見た人の行動に影響を与える「伝える力」に魅力を感じ、Webデザインに興味を持つようになりました。 情報を視覚的に分かりやすく届ける仕事をしたいという思いが強まり、独学でデザインについて学び始めました。 今後は、ユーザーの視点に立ったデザインを追求し、より多くの人に届くWebサイトを制作できるようになりたいと考えています。 |
身近な経験や達成感をきっかけに志望理由を展開すると、自然で共感されやすい文章になります。「興味を持った理由」+「将来どうなりたいか」の流れを意識しましょう。
「上手く志望動機が書けない…書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは無料で受け取れる志望動機のテンプレシートを使ってみましょう!1分でダウンロードでき、テンプレシートの質問に答えるだけで、好印象な志望動機を作成できますよ。
②他業界の経験を活かす例文
異業種からWebデザイナーを目指す場合、これまでの仕事や経験がどのように活かせるかを伝えることが重要です。今回は、そのアプローチを具体的に示した例文を紹介します。
私はこれまで接客業に従事してきました。お客様の要望に耳を傾け、目に見えないニーズに応えることにやりがいを感じていました。 その中で「どうすればもっと伝わりやすくなるか」を常に考えるようになり、店舗POPやメニューのレイアウトにも興味を持つようになりました。 Webデザインに出会ったのは、友人に頼まれて個人サイトのレイアウトを考えたのがきっかけです。ユーザー目線で情報を届けるという点に、これまでの経験が生かせると感じ、本格的に学習を始めました。 今後は、お客様の立場に立った使いやすいデザインを提案できるWebデザイナーを目指していきたいです。 |
業界が異なっていても、共通する視点やスキルがあることを具体的に示すと説得力が増します。「前職で得た経験」→「Webデザインに通じる気づき」の順でまとめましょう。
③企業理念に共感する例文
企業の方針や理念に共感した経験は、志望動機として非常に強い材料になります。ここでは、理念への共感を中心に構成された例文を紹介します。
貴社の「人の暮らしに寄り添うデザイン」という理念に深く共感しました。大学時代、地域イベントのボランティア活動に参加した際、人とのつながりや情報の伝え方の大切さを学びました。 そのとき、分かりやすい案内チラシを作る役割を担当し、「伝わることの大切さ」を実感しました。Webデザインは情報をより多くの人に、より親しみやすく伝える手段だと考えています。 貴社が手がける温かみのあるデザインに惹かれ、ここでなら自分の想いを形にできると感じました。共感した理念を仕事を通じて体現できるよう、技術を磨いて貢献していきたいと考えています。 |
企業理念に共感する姿勢は、志望度の高さを示すアピールになります。「なぜ共感したのか」→「それをどう活かしたいか」の流れを意識して書きましょう。
④学習意欲をアピールする例文
未経験者にとって、どれだけ意欲的に学んでいるかを示すことは重要な要素です。ここでは、学習姿勢に焦点を当てた例文を紹介します。
私は現在、独学でWebデザインの勉強を進めています。平日は仕事の後に1~2時間、休日はまとまった時間を使って、HTML/CSSの基礎やデザインソフトの操作を学んでいます。 最初は専門用語も多く戸惑いましたが、自分で作ったページがブラウザに表示されたときの感動が忘れられません。 この経験が「もっと学びたい」という意欲につながり、毎日コツコツと継続できています。学んだことをすぐに試すように心がけており、日々の積み重ねが自信になっています。 今後は実務を通じてさらにスキルを磨き、ユーザーにとって使いやすく、見て楽しいWebサイトを作れるデザイナーを目指したいです。 |
学習の姿勢を具体的な行動で示すと、継続力や意欲が伝わります。「いつ・どのように・どんな工夫で学んでいるか」を具体的に書くのがコツです。
⑤デザインスクール・独学経験をアピールする例文
デザインスクールや独学経験がある場合、それをどう活かしていきたいかを明確にすることで、学習意欲と将来性を伝えられます。ここでは、デザインスクールに通っていた経験に基づいた例文を紹介します。
私は半年間、Webデザインの専門スクールに通い、基礎的なスキルを身につけました。講義だけでなく課題制作やグループワークも多く、実践的な知識やチームでの制作経験も得ることができました。 特に、自分の提案がユーザー目線で評価されたときには、自信とやりがいを感じました。授業で学んだ内容を復習し、ポートフォリオサイトも自作しました。 こうした経験を通じて、Webデザイナーとしての土台が築けたと感じています。今後は学んだ知識を実務に活かし、より実践的なスキルを身につけていきたいです。 |
スクールや独学の経験は、目的意識を持って行動してきた証になります。「学んだこと」だけでなく、「何を得たか・どう活かしたいか」まで言及しましょう。
⑥ユーザー視点を意識した姿勢を伝える例文
Webデザインでは、ユーザーの立場で考える視点がとても大切です。ここでは、その考えを志望動機にどう盛り込むかを示す例文を紹介します。
大学のゼミで行った地域紹介サイトの制作プロジェクトを通じて、ユーザー視点の重要性を実感しました。 当初は自分の好みだけでデザインを進めていましたが、実際に利用者から「情報が探しにくい」と言われたことで、使いやすさを重視する必要性に気づきました。 その後、ユーザーが求める情報にすぐアクセスできる構成やデザインを意識して作り直したところ、満足度も向上しました。 この経験から、Webデザインは「見る人の立場で考えること」が何よりも大切だと学びました。今後もこの姿勢を大切にしながら、ユーザーに寄り添ったサイト作りをしていきたいと考えています。 |
具体的な経験をもとに「ユーザー視点を得た気づき」を語ることで、実践的な学びが伝わります。「最初の失敗」→「工夫と改善」の構成が効果的です。
Webデザイナー志望動機の例文【経験者】

これまでの実務経験を活かして転職を目指す方にとって、どのように志望動機を伝えるかは大きな課題です。ここでは、経験をもとにした説得力のある志望動機のパターンを具体的に紹介します。
「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」
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①実務経験を活かす例文
実務経験がある方は、その経験を志望動機にどう活かすかが重要です。ここでは、アルバイトなどで得たWeb制作の経験を踏まえた、説得力のある例文を紹介します。
大学時代にWeb制作会社でアルバイトをしており、WordPressを使ったサイト構築やバナー制作などを担当していました。 クライアントとの打ち合わせに同席する機会もあり、ユーザー目線を意識したデザインの重要性を学びました。 特に、ある飲食店サイトのリニューアルでは、メニューの見せ方や配色にこだわったことで、公開後に来店数が増えたと伺い、大きなやりがいを感じました。 貴社の制作実績を拝見し、ユーザー目線を大切にする姿勢に共感しました。 これまでの経験を活かし、より多くのユーザーにとって「わかりやすく、伝わる」デザインを提供していきたいと考え、志望いたしました。 |
経験を具体的な業務や成果に結びつけることで、信頼性の高い志望動機になります。実績の数字や反応があれば、より説得力が増します。
②企業の方針との親和性を伝える例文
企業ごとの理念や方針に共感したことを伝える志望動機は、採用担当者に強い印象を与えます。ここでは、企業研究の成果を活かした例文をご紹介します。
大学時代に参加した地域活性化プロジェクトで、Webサイトのデザインを担当しました。地元の魅力をどう伝えるかを考えながら制作を進める中で、「人と地域をつなぐ」ことの価値を実感しました。 貴社の「人と社会を豊かにするデザイン」という理念を拝見した際、その考え方に深く共感し、自分の経験とも重なると感じました。 制作物を通じて人の行動や感情に変化を生み出せる点に魅力を感じ、貴社の一員として社会に貢献していきたいと考えております。 |
企業の方針に対する共感を、具体的なエピソードと結びつけることで説得力が高まります。企業研究の内容を反映させることが鍵です。
③即戦力として貢献する例文
スキルや経験を活かしてすぐにでも貢献できる点をアピールしたい方は、具体的な作業内容に触れた志望動機が有効です。ここでは、即戦力として貢献できることをアピールしたい人の例文を紹介します。
大学時代にインターン先の制作会社で、実際のクライアント案件に携わり、HTML/CSSでのコーディングや画像編集、レスポンシブ対応の業務を行ってきました。 タイトな納期の中でもチームで協力しながら仕上げた経験は、実務に必要な対応力やスピード感を身につける良い機会となりました。 これまで培った知識と技術を、即戦力として活かしながら貴社のWeb制作に貢献し、より良いユーザー体験を提供できるよう努めていきたいと考えております。 |
インターンやアルバイトの実務経験がある場合、どんな業務を担当したかを明確に伝えると即戦力としてのアピールになります。
④キャリアビジョンに基づく例文
将来の目標やキャリアビジョンと企業での仕事を結びつけることで、長期的に活躍したい意志を伝えることができます。ここでは、キャリアビジョンに基づいた例文を紹介します。
私は将来的に、ユーザーにとって「使いやすい」をデザインで実現できるWebデザイナーになりたいと考えています。大学では情報デザインを学びながら、個人でLPのデザイン制作を行ってきました。 ユーザーの視線の流れや導線設計を意識して制作した経験から、より多くの実務に触れたいという気持ちが強くなりました。 貴社が手がける多様な業界のサイト制作は、私の目標実現に向けて大きな学びの場になると感じています。貴社で経験を積み、理想とするデザイナー像に近づいていきたいと考えております。 |
志望動機にキャリアビジョンを盛り込むことで、将来性や継続的な意欲を伝えることができます。目標と企業の環境との接点を明示するのがコツです。
⑤ディレクション経験を交えた例文
Webデザインだけでなく、企画や進行管理に携わった経験がある場合、それをアピールすることで総合的な視点を持つ人材として印象づけられます。ここでは、ディレクション経験を交えた例文を紹介します。
大学のゼミ活動で、地域向け情報発信サイトの制作プロジェクトに参加し、サイト構成やスケジュール調整を含めた全体の進行を担当しました。 メンバーと意見をすり合わせながら、デザインや機能の優先順位を明確にして進行する中で、チームの成果を引き出すディレクションの面白さを知りました。 デザインの実務スキルだけでなく、全体を見渡す視点を持ちながら制作に携われる環境に魅力を感じ、貴社で自分の強みをさらに伸ばしていきたいと考えています。 |
ディレクション経験を伝える際は、どのようにチームや進行に関与したかを具体的に示すと、視野の広さや調整力をアピールできます。
⑥プロジェクト単位で成果を示す例文
自分が携わったプロジェクトでの成果を通して、どんな価値を提供できたのかを伝えると、志望動機に説得力が生まれます。ここでは、プロジェクトで成果を出した経験に関する例文を紹介します。
サークル活動で広報担当をしていた際、イベント告知用のWebページを制作しました。 ターゲット層に合わせたデザインやレイアウトにこだわり、SNS連携も工夫した結果、前年の約1.5倍の来場者数を達成できました。 この経験から、デザインの工夫が人の行動に影響を与えることを実感し、大きなやりがいを感じました。 貴社での制作業務でも、単なる見た目の美しさだけでなく、成果につながるデザインを意識して取り組んでいきたいと考えております。 |
成果を示す場合は、できるだけ数字を用いて具体的な結果を伝えましょう。目に見える効果があると、説得力がぐっと高まります。
NG例文から学ぶ!Webデザイナー志望動機のよくある失敗

「Webデザイナーになりたい!」という気持ちはあるものの、どんな志望動機を書けばよいか悩んでいませんか?
ここでは、ありがちな失敗例を取り上げながら、採用担当者に響く志望動機のポイントを解説します。
①待遇や福利厚生を強調しすぎている
待遇や福利厚生を志望動機の中心にしてしまうと、「その企業で働きたい理由」が伝わらず、熱意や貢献意欲が感じられません。ここでは、待遇や福利厚生を強調してしまっているNG例文について紹介します。
私は働きやすい環境を重視して企業選びをしています。貴社はリモートワーク制度やフレックスタイム制度が整っており、自分のライフスタイルに合った働き方ができると感じました。 また、年間休日も多く、福利厚生も充実している点に魅力を感じました。就職活動では、自分の時間を大切にしながら長く働ける会社を探しており、その点で貴社は非常に理想的だと思いました。 私はWebデザインに興味があり、独学でPhotoshopやFigmaを学んでいます。貴社のような働きやすい環境で、自分のスキルを活かして成長していきたいと考えています。 |
この例文では、志望動機の大半が「働きやすさ」や「制度の充実」に偏っており、「なぜこの企業でWebデザイナーとして働きたいのか」が伝わりません。
志望動機では、制度面への関心は添える程度にとどめ、企業の事業内容やデザイン方針、制作実績への共感を中心に据えるよう意識しましょう。
②企業への貢献が伝わらない
志望動機では「自分が企業にどう貢献できるか」を伝えることが重要です。自分の学びや想いばかりを述べてしまうと、採用担当者に刺さりません。
ここでは、企業への貢献が伝わりにくいNG例文について紹介します。
私は大学時代にデザインサークルに所属し、さまざまなバナーやポスターを制作してきました。 デザインを通じて人に何かを伝えることに魅力を感じ、将来はWebデザインを仕事にしたいと思うようになりました。 貴社を志望したのは、Webデザイナーとして活躍できる環境が整っていると感じたからです。これまでの経験を活かしながら、より多くの人に価値ある情報を届けていきたいと考えています。 将来的には、Webの力で社会をより便利に、楽しくできるような仕事に携わっていきたいです。 |
この例文では「自分が成長したい」「働きたい」という想いが中心で、企業にどのように貢献するかが示されていません。
志望動機では、「なぜその企業で働きたいのか」だけでなく、「自分がどう活かせるか・何を提供できるか」を明確に伝えることが大切です。
③志望動機に具体性がない
志望動機に抽象的な表現が多いと、印象に残らず説得力も弱まります。ここでは、具体性がないことで熱意があっても伝わらないNG例を紹介します。
私は昔からものづくりが好きで、特に人の心を動かすデザインに惹かれてきました。 大学では情報系の学部に所属し、授業でWebサイト制作に取り組んだことがきっかけでWebデザインに興味を持ちました。 貴社のWebデザイナー職では、自分のクリエイティブな感性を活かして、より多くの人に影響を与えられる仕事ができると思い志望いたしました。 今後も自分の可能性を広げながら、Webデザインの分野で活躍していきたいです。 |
この例文では「興味がある」「感性を活かしたい」といった抽象的な表現が多く、貴社を選んだ理由や自分が何をしたいかが伝わりません。
志望動機には、学んだこと・経験したこと・企業との接点を具体的に盛り込み、読み手の納得感を得られる構成を意識しましょう。
④結論があいまいで伝わりにくい
伝えたいことが明確に伝わらないと、熱意や志望度が低いと受け取られかねません。ここでは、結論がはっきりしないNG例を紹介します。
私は大学で経済を学びながら、趣味でWebデザインに取り組んできました。 SNSのバナーを作ったり、自分で簡単なWebページを作成したりしていくうちに、もっと深くデザインを学びたいと考えるようになりました。 Webの可能性は無限であり、情報発信の手段としても重要だと感じています。これからも学びを続けながら、Web業界に携わっていきたいと考えています。 その中で、貴社の仕事内容に惹かれ、応募を決めました。 |
この例文は、「何がやりたいのか」「なぜ貴社なのか」といった結論部分があいまいです。最後まで読んでも印象に残らない内容になっています。
志望動機は、冒頭で結論(志望理由)を明確に示し、その後に理由や背景を述べて補強する構成にすると効果的です。
⑤抽象的な表現に終始して説得力がない
言葉選びが抽象的すぎると、印象に残りづらく、真剣度も疑われてしまいます。ここでは、イメージ重視で具体性に欠けるNG例文について紹介します。
私は人々の心を動かすような、感性に訴えるデザインを作りたいと考えています。大学ではマーケティングを学びながら、独学でデザインの勉強を進めてきました。 貴社のWebサイトはユーザーに寄り添った優しい印象があり、私の理想と一致していると感じました。そうした世界観に共感し、自分もその一員として力を発揮したいと考えています。 将来は、誰かの人生に寄り添えるようなデザインができる人間になりたいです。 |
「心を動かす」「寄り添う」などの表現は美しい一方で、具体性がないと中身が伝わりません。共感は重要ですが、志望動機には客観的な根拠が必要です。
企業のどの取り組みに感銘を受けたか、自分のどの経験と結びついたかを明確にし、説得力を高めましょう。
⑥汎用的な内容で企業ごとのカスタマイズがない
どの企業にも通用するような内容では「志望度が低い」と見なされます。ここでは、どの企業でも当てはまるような内容で、企業理解が伝わらないNG例を紹介します。
私はWebデザインを通して、社会や人の役に立つ仕事がしたいと考えています。大学では情報系の学部でHTMLやCSSの基礎を学び、個人でポートフォリオサイトを制作しました。 Webの力で人々の生活を豊かにしたいという想いが強く、貴社でもそのような取り組みに携わっていけたらと考えています。 今後もWebデザインのスキルを伸ばしながら、誰かの役に立つサービス作りに貢献していきたいです。 |
どの企業にも当てはまりそうな内容で構成されているため、「なぜこの会社なのか」が伝わりません。
志望動機では、企業の特徴・理念・制作物などに触れ、自分との接点や共感ポイントを明確に示すことで、個別性と説得力が増します。
Webデザイナー志望動機に関するよくある質問

Webデザイナーを目指す就活生の多くが、志望動機の書き方に悩んでいます。
特に未経験者や明確なキャリアビジョンがない場合、どうアピールすればよいか分からず手が止まってしまうこともあるでしょう。
ここでは、よくある質問をピックアップし、それぞれに対する具体的なアドバイスを紹介します。
- 明確な志望動機が思いつかない場合は?
- 未経験からWebデザイナーになるには?
- 書き方次第で不採用になる可能性はある?
- 自己PRと志望動機は分けて書くべき?
- 志望動機に将来の夢は書くべき?
①明確な志望動機が思いつかない場合は?
志望動機が思いつかないからといって、無理に特別なエピソードを考える必要はありません。重要なのは、Webデザインに興味を持った瞬間や、自分なりの理由をきちんと見つめ直すことです。
たとえば、SNSで目にしたバナー広告の美しさに心を惹かれた経験や、授業でHTMLを触ったことが楽しかったといった些細な体験も立派な出発点です。
こうした実体験から、「視覚的に分かりやすく情報を伝える仕事に関心を持った」とつなげると、自然な流れで志望動機を形づくることができます。
また、興味を持ったきっかけを踏まえたうえで、自分が将来的にどのような分野のデザインに関わりたいか、誰にどんな価値を届けたいかまで言及できると、より深い動機として伝わります。
小さな感情や行動の積み重ねが、企業にとっても納得感のある志望動機につながるのです。
②未経験からWebデザイナーになるには?
未経験でWebデザイナーを目指す場合、スキル不足を不安に感じるかもしれません。しかし、多くの企業が重視しているのは「どれだけ成長意欲があるか」「現場で吸収し続けられるか」という点です。
まずは、基本的なデザインツールに触れてみることが第一歩です。FigmaやPhotoshopを使って、架空のサイトデザインを作成し、自分のポートフォリオにまとめてみましょう。
独学でも構いませんが、継続的に作品を作ることで、自分の成長過程を可視化できます。
さらに、志望動機では「なぜWebデザインに惹かれたのか」だけでなく、「今後どんなスキルを習得し、どう活かしたいか」まで具体的に伝えると効果的です。
未経験であっても、行動を伴った熱意は確実に評価されます。また、業界研究を深めて、「どのようなタイプのWebデザイナーが求められているか」を理解しておくことも、差別化につながるでしょう。
③書き方次第で不採用になる可能性はある?
志望動機の内容が良くても、書き方によっては魅力が正しく伝わらないことがあります。逆に言えば、書き方次第で評価を大きく変えることもできるのです。
たとえば、「デザインに興味があります」といった抽象的な表現だけでは、採用担当者にとって印象に残りません。
どのような体験を通じてその興味が生まれたのか、何を見て惹かれたのかなど、具体的なエピソードや対象を交えて説明することで、説得力のある内容になります。
また、「説明が回りくどい」「結論が最後まで出てこない」といった構成ミスも避けるべきです。
PREP法(結論→理由→具体例→結論)を使えば、読みやすくまとまった文章になります。さらに、企業ごとに志望動機を変えるのは基本中の基本です。
求人情報や企業サイトを参考にし、その企業が大切にしている価値観やビジョンに自分の考えを寄せると、共感が伝わりやすくなるでしょう。
④自己PRと志望動機は分けて書くべき?
自己PRと志望動機は、それぞれ異なる役割を持っているため、明確に分けて書くのが適切です。
自己PRは「自分の強みがどのように活かせるか」を伝えるものであり、志望動機は「なぜこの企業・職種を選んだか」に焦点を当てます。
一見似ているようですが、目的が違うため混同すると内容がぼやけてしまいます。ただし、自己PRで示した強みが志望動機に自然に絡むように書けば、文章全体に一貫性が出て効果的です。
たとえば、「観察力に優れている」という強みを自己PRで紹介し、志望動機では「ユーザー視点を重視する御社の姿勢に共感した」とつなげることで、両者の関連性を明確にできます。
このように、明確に分けつつも内容の連動性を意識すると、読み手にも強い印象を残せるでしょう。
⑤志望動機に将来の夢は書くべき?
志望動機に将来の夢を書くことは、熱意を伝えるうえで非常に効果的です。ただし、その夢が現実的で具体性のある内容でなければ、逆効果になってしまうこともあります。
たとえば、「有名なデザイナーになりたい」とだけ書いても、その夢に向けて何を考え、どう努力するつもりなのかが伝わらなければ、単なる理想論に見えてしまいます。
重要なのは、夢の背景にある価値観や、社会への貢献意識などをしっかりと説明できるかどうかです。また、その夢と企業のビジョンがどのように重なっているかも伝えましょう。
「ユーザーに寄り添ったUIをつくりたい」「地域に密着した情報発信の支援をしたい」など、会社の事業内容と方向性が合っていれば、強い共感が生まれます。
将来のビジョンを志望動機に取り入れることで、自分の成長意欲や長期的な姿勢を示すことができ、結果的に好印象につながるでしょう。
Webデザイナー志望動機のポイントを押さえて魅力的に伝えよう

Webデザイナーとしての志望動機を効果的に伝えるには、「なぜWebデザイナーになりたいのか」という動機に加え、自身の経験やスキル、キャリアビジョン、業界理解など多面的な要素を盛り込みましょう。
特に未経験者の場合は、学習意欲やポートフォリオの取り組みなどを通じて熱意を伝えることが求められます。
さらに、HTMLやCSS、Photoshopといった具体的なWebデザインスキルに加えて、UI/UXの理解や論理的思考力も重視されます。
このように、Webデザイナーの志望動機を書くには、「経験・スキルの棚卸し」「企業とのマッチ」「貢献意欲の明確化」といった観点を意識することで、説得力のある文章になります。
志望動機の例文やNGパターンも参考に、効果的にアピールできる志望動機を作成しましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。