自分は文系学生だから就活には不利だ、と悲観的になっていませんか?一般的に、理系出身者は就活に有利といわれていますが、実は就職率においては文系も理系もほとんど違いがないのです。
逆に文系学生の就職先は幅広いため、色々な選択肢が考えられます。この記事では文系学生に人気の企業や自分に合う職種の探し方も紹介していきますので、参考にしてください。
文系学生は理系学生に比べて、就職難易度が高いという意見がありますが、実はそこまで大差はありません。
文系の就職の選択肢をこの記事で一緒に学んでいきましょう!
人事 佐藤
2018年度新卒入社 新規営業を担当 入社後、新規営業に従事し、顧客開拓や提案活動を経験。 プロジェクト参画 その後、異動により大手外食チェーンや病院のプロジェクトに参画。プロジェクトマネジメントやシステム導入を担当。 2021年 人事部に抜擢 2021年に人事部に抜擢され、新卒採用と中途採用を担当。2024年9月現在も人事を担当している。
キャリアアドバイザー 久保
東証プライム上場通信事業会社で営業マネージャーを経験し、新規事業3つの立ち上げにかかわる。 営業マネージャや立ち上げの実績を持ちながら、株式会社C-mindには2023年に中途入社し、現在はキャリアアドバイザーのチーム運営と多くの就活生のサポートを担当。 自身が転職やキャリアアップをした経験から、内定だけではなく、入社後も徹底的に寄り添い企業を紹介している。 専門業界:IT、人材、広告
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文系学生から就職先として人気のある業界9つ

ここからは、文系学生から就職先として人気のある業界9つを紹介していきます。いろいろな業界があることを知って、就職先の幅を広げましょう。各業界の人気企業も列記していきます。
①IT
ハードウェア・ソフトウェア・情報処理システムなどのサービスを提供するのがIT企業の業務内容です。そしてIT企業には、Sler系とWeb系があります。
Sler系はクライアントからの要求に応じてシステムを構成していきます。主に企業や官公庁から仕事を請け負います。
Web系は自社開発をし、Webサービス運営や開発、提供をそれぞれの企業が手がけ、一般顧客へサービスを提供しています。
こちらが主要なIT企業3社です。
- NTTデータ
- 楽天グループ
- Sky
近年ではAIの発達に伴って、IT企業が文系学生も積極的に採用する動きがあります。未経験であっても研修を前提にしているため、文系学生も安心して応募できますよ。
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以下の記事では、IT業界について網羅的に解説しています。IT業界は文系学生の中でも人気の業界なので、まずは知識をしっかりと蓄えておきましょう。
IT業界とは?業界研究で知りたいIT業界の特徴・企業を紹介
②商社
商社の業務内容は、国内の卸売業や海外との貿易を中心にビジネス展開をし、他社の商品などを別の企業へつなぐことです。
商社には、総合商社と専門商社があり、総合商社は幅広い商材を扱い、輸出入貿易などを行います。
総合商社が「なんでも屋」と呼ばれるのは、このためです。一方で、扱う商材が特定の分野に特化しているのが専門商社になります。
総合商社を代表する3社はこちらです。
- 三菱商事
- 三井物産
- 伊藤忠商事
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以下の記事では商社に関してより詳しく解説しています。総合商社と専門商社の違いなども紹介しているので、気になる方は読んでみてくださいね。
総合商社とは?専門商社との違いや仕事内容・代表企業を徹底解説
③コンサルティング
コンサルティング業界は企業の問題を解決することが主な業務内容で、戦略コンサル・総合コンサル・ITコンサル・FASといった業種に分けられます。
戦略的コンサルは、クライアント企業が抱える経営戦略の問題解決を目的にサービスを提供します。ITコンサルは、ITシステムを使用し企業の業務効率化などをサポートします。
FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)は、企業に対し財務関連の助言やコンサルティングを行う企業です。
総合コンサルはその文字の通り、さまざまな業種のコンサル業をまとめて提供しています。
コンサルティング業界の主要3社はこちらです。
- 野村総合研究所(シンクタンク)
- ドリームインキュベータ(戦略コンサル)
- アビームコンサルティング(総合コンサル)
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以下の記事では、コンサルティング業界に関してより詳しく解説しています。実際にコンサルティング業界に興味を持っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
コンサルティング業界の研究を徹底解説|おすすめの研究本・選考対策も
④メーカー
メーカーは製造業とも呼ばれ、素材や材料に手を加え製品を作り上げる業界です。メーカー業には製品によって食品・素材・化学・電気製品・消費財といったさまざまな分類にわけられます。
またメーカー企業の中にも、営業や企画・商品開発、品質・メンテナンス等の部署にわかれ、必要とされる能力や技術、適性も変わってきます。
メーカー業界には数多くの企業があることから、選択肢が広いといえるでしょう。興味がある分野を中心に、企業研究をしていきましょう。
こちらが就活生に人気があるメーカー企業3社です。
- トヨタ自動車
- 日立製作所
- サントリーグループ
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また、メーカー業界に関してより詳しく研究したい方は以下の記事を参考にしてみてください。
【業界研究】メーカー業界の種類や魅力を紹介!現状や将来性も解説
⑤金融
金融はお金に関わる仕事で、社会を支える役割を担っています。そして金融業界の代表格といえるのが銀行です。
現在日本国内の銀行だけでも、メガバンク・信託銀行・地方銀行・第二地方銀行・信用金庫・労働金庫・信用組合といった数多くの銀行が存在しています。
また金融業界には銀行以外にも多くの企業があります。例えば、証券会社・生命保険会社・損害保険会社・クレジット会社・先物取引会社なども、金融業界に含まれます。
日本の3大メガバンクはこの3つの銀行です。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほフィナンシャルグループ
⑥不動産
不動産業界は土地を調査して仕入れ、そこに企画した建造物を作り販売したり賃貸仲介などをすることで利益を得る業界です。
また、不動産売買・仲介・賃貸・管理と大まかにわけることができます。
不動産業界を目指す中でよく耳にする「デベロッパー」とは、企画や開発事業を中心に行う企業のことを指します。
一方でハウスメーカーは、自社ブランドを持ち住宅設計や施工を行っています。各社オリジナルの商品を扱うことから、低コストで納期するまでのスピーが早いことが特徴です。
就活生に人気の不動産企業がこちらです。
- 住友不動産
- 東建コーポレーション
- 東急リバブル
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⑦広告
広告業界の主な仕事内容は、クライアント企業に代わってマーケティングや広告活動を行い、その企業の製品やサービスの売り上げを上げることです。
広告代理店にも種類があり、総合広告代理店・専門広告代理店・ハウスエージェンシーなどがあげられます。
総合広告代理店は、テレビや雑誌、新聞など多くの広告枠を用いて複数のメディアにアプローチできることが強みといえます。
またネット広告代理店では、広告運用の代理にGoogle広告やYahoo!広告といった、さまざまな媒体を利用したりプロモーションの企画や政策をしています。
こちらが主要な広告業界の3社です。
- 電通
- 博報堂
- サイバーエージェント
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以下の記事では広告業界の概要や職種、動向などを紹介しています。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
インターネット広告業界の職種や動向を紹介|主要な企業も解説
⑧マスコミ
マスコミ業界はメディアを通し、様々な情報を多くの人に提供し、広告費がこの業界の主な収益源になります。
テレビ局・新聞社・ラジオ局・出版社・オンラインメディア等が、主なマスコミ業界の就職先です。
テレビ局は全国に放送配信するキー局や地方局、衛星で放送するBS・CS局があります。
新聞には一般紙と専門紙の2種類あり、一般紙では全国紙や地方紙、ブロック紙があり、専門紙にはスポーツ新聞や株式新聞等です。
出版社では書籍をはじめマンガやファッション雑誌、生活情報雑誌、参考書などの発行を行っています。
就活生に人気のあるマスコミ3社がこちらです。
- 共同通信社
- ニッポン放送協会(NHK)
- 講談社
以下の記事では、マスコミ業界の仕事内容や動向を解説しています。マスコミ業界が気になっている場合は読んでみてくださいね。
マスコミ業界の仕事内容や動向|志望動機の書き方を例文つきで解説
⑨インフラ
インフラ業界は、社会・経済・国民生活を支える基盤を担う業界のことです。主に「交通・エネルギー・生活・空間」の4つの業種にわかれています。
例えば、私たちが普段利用する鉄道は交通インフラに含まれます。この他にも、航空業や海運業、運輸業、そして道路や橋といった公共施設の建築も交通インフラです。
エネルギーインフラの業種には、電気業やガス業、石油・石炭業があげられます。最近では電気やガスの自由化が進み、民間企業の参入が増加傾向です。
エネルギーインフラの主要3社がこの3社です。
- 東京電力HD
- 関西電力
- 中部電力
以下の記事ではインフラ業界をより詳しく解説しています。インフラ業界という言葉は聞いたことがあるけど、実際に何をやっているかは分からない方はぜひ記事を読んでみてくださいね。
インフラ業界とは何をする業界?ランキング上位の企業も紹介
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文系が就職しやすい5つの業界
文系の人が就職しやすいと言われている業界は、主に以下の5つです。
①IT業界
IT業界は、理系の人が就職を目指す業界というイメージを持っている人が多いでしょう。
IT業界が技術職であるイメージは間違ってはいませんが、営業の担当や経理担当など、他の業界と同様に仕事内容はさまざまです。
そのためIT業界は、理系の人だけでなく文系の人でも活躍している人がたくさんいます。
また、現在IT業界は発展しており、知識やスキルがない人でも活躍できるように、研修制度が充実しています。そのため、文系の人でも挑戦しやすい業界と言えるでしょう。
IT業界は理系のイメージがある方もいると思いますが、近年では文系学生も積極採用する企業が増えています。
文系であっても積極的に応募してみましょう!また、研修制度が充実しているかが入社後の実務にもかかわってくるため、事前に調べておくと安心ですよ。
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②マスコミ業界
マスコミ業界は、文系の人に人気がある業界の1つです。しかし、文系の人からの人気が高い分、就職の難易度は他の業界と比較しても高い傾向にあります。
マスコミ業界はテレビやラジオなどの放送関係、出版社や新聞社など幅が広いです。そのためマスコミ業界を目指す際は、どの分野に進みたいのかあらかじめ決めておきましょう。
また、文系が有名な大学であれば、卒業生が自分の目指すマスコミ業界で働いている可能性もあります。
もし、マスコミ業界で働いている卒業生がいるのであれば、積極的に業界の情報収集をしておくと就職活動の役にたつかもしれません。
③メーカー業界
メーカー業界は、文系と理系の両方の人たちから人気の業界です。専門的な知識が必要なイメージがあり、理系の人が有利に見えるかもしれませんが、文系でも就職できる業界です。
例えば、作る業務を担当する人は理系が多いかもしれませんが、ものを売るための営業などでは文系の人でも活躍できます。
メーカー業界とはいえ、もの作りだけが仕事ではないため、文系の人でも活躍できる業務はたくさんあるのです。
他にも、商品の企画担当や経理業務など、文系の人でもメーカーに応募できる職種はたくさんありますので見逃さないようにしましょう。
④金融業界
金融業界も、文系の人に人気のある業界です。金融業界は銀行をはじめ、証券会社や保険会社、クレジットカード会社などさまざまな業種があります。
どの業種にも共通して言えるのが、コミュニケーション能力が必要な点です。また、金融分野の法律についても知っておく必要があります。
コミュニケーション能力や法律に関する知識は、文系の人の方が有利な傾向にあることから、文系の人に人気が高いと考えられます。
⑤法律業界
法律業界も、文系の人に人気の業界です。就職の難易度は高いものの、弁護士や裁判官、検察官など人気のある職業が揃っています。
しかし、これらの就職先は司法試験合格という難関を突破しなければいけないため、文系の人であってもなれる人はほんの一握りです。
他にも法律に関わる仕事としては、金融業界や法務省などがあります。
法律知識を活かせる仕事は想像以上に多いため、法律業界を目指す人はあらかじめどのような仕事があるのか、今一度確認しておきましょう。
文系学生が就職先として目指せる8つの職種

文系学生の就活では、文系の持つ強みを最大限に活かすことが大切です。ここでは、文系学生が就職先として目指せる8つの職種について解説していきます。
①営業
文系の就職先では、営業が一番多いと言われています。営業とは自社の製品やサービスのよさを最大限にアピールして売り込み、顧客から成約をもらうまでが仕事です。
そのためにも、高度なコミュニケーション能力が必須になります。この他にも、ヒアリング力・トラブル対応力・ストレス耐性能力なども求められるスキルです。
一般的に、文系の人は対人スキルが高いといわれています。そのため営業職は、文系学生に向いている業種の1つです。
コミュニケーションに苦手意識がある場合でも、営業職で活躍ができます。
営業では、コミュニケーション能力の高さが求められ積極的に提案するイメージがあると思いますが、話すことよりも聞くことの方が重要になります。
自分ばかりが話すのではなく、顧客の声に耳を傾け適切な提案ができる人が営業職で活躍していますよ。
以下の記事では、コミュニケーション能力の鍛え方に関して詳しく解説しています。気になる方はぜひ読んでみ見てくださいね。
コミュニケーション能力を鍛える方法を解説!【就活生必見】
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営業職を目指している場合は以下の3つの記事でしっかりと予習しておきましょう!
【営業職の年収や基本情報】
営業職の年収・基本情報を紹介!将来性・向いている人の特徴とは
【営業職の志望動機の書き方】
【新卒・未経験者必見】営業職の志望動機の書き方を例文付きで紹介
【営業職に向いている人の特徴】
【新卒必見】営業職に向いている人・仕事内容を徹底解説
②企画
企画の仕事は、世の中に売れる商品を生み出すことが目的です。消費者はどんな商品を望んでいるのか、ということを徹底的にリサーチして、それをコンセプトやターゲットに基づいて立案していきます。
企画は消費者のニーズに合った商品を考える仕事ですが、企業として利益を生み出せることが最重要課題です。
企画の仕事をするには、情報収集能力やリサーチ力、商品のよさを言語化できるプレゼンテーション能力が求められるため、文系のスキルを活かせる就職先といえます。
以下の記事では、企画職に実際に向いている人を詳しく解説しています。企画職に興味がある場合がぜひ参考にしてみてくださいね。
企画職の仕事に向いてる人の特徴を紹介|仕事内容ややりがいも解説
③マーケティング
マーケティングは、自社の商品を売れ続けさせるシステムを、構築していく役割があります。
主に、マーケット調査・商品のコンセプト立案・ネーミング・価格の設定などが、マーケティングの業務内容です。
分析力や発想力、マネジメント能力、コミュニケーション能力などが求められます。文系の人でも活躍できる業種のため、人気が高く倍率も高くなる傾向があります。
マーケティング職を目指している場合は以下の3つの記事でしっかりと予習しておきましょう。
【マーケティング職の仕事内容】
マーケティングの仕事内容と必要なスキルを解説!適性のある人も紹介
【マーケティング職の志望動機】
マーケティングの志望動機とは|未経験者の例文・高評価な動機を解説
【マーケティング職の難易度】
新卒でマーケティングを目指すのは難しい?人気就職先も解説
④エンジニア
文系学生で未経験でもエンジニアとして就職できるチャンスが増えてきました。エンジニアにもさまざまな種類があり、仕事内容も変わってきます。
代表的なものは、システムエンジニア・プログラマー・AIエンジニア・IoTエンジニア、インフラエンジニアなどで、この他にもエンジニアの仕事は多岐にわたっているのです。
文系でもエンジニアになることは可能ですが、論理的な物事の考え方が必要です。しかし理数系の専門知識がなくても、ITエンジニアはなりやすいといわれています。
現在では、研修を前提として未経験の文系学生をエンジニア職で採用する企業も出てきています。
AIの発達に伴って、IT領域に力を入れる企業も増えてきており、文系学生も未経験でもエンジニアになれますよ。
以下の記事では、エンジニアってそもそも何をするのか?を詳しく解説しています。未経験だけどエンジニア職に少し興味がある方はぜひ記事を読んでみてくださいね。
エンジニアとは何をする人?必要なスキル・向いている人を紹介
⑤人事
人事は企業の採用担当や社員の研修・教育を担当する部署です。人事部で働くには、人間観察力や臨機応変に対応できるスキルが求めらるため、就職してから文系の強みを発揮できます。
ただし人事としての募集が少なく、一般的には総合職で採用になった人が、適性を買われて人事部に採用されるケースが多いようです。
それでも人事採用が全くないわけではなので、人事を目指す人は募集要項を見逃さずにチェックしておきましょう。
以下の記事では人事を目指す際の志望動機の書き方を詳しく解説しています。人事の仕事内容も解説しているので、気になる方はぜひよんでみてくださいね。
【人事志望必見】志望動機の書き方を徹底解説!例文やポイントも紹介
⑥広報
広報の仕事は、自社を世の中にアピールし、自社製品やサービスを知ってもらうための活動を行います。文系学生の適性に合い活躍を期待できるため、人気の職種です。
広報の業務内容は、社外広報と社内広報の2つにわけられます。社外広報は、報道機関やメディアを通して取材を受け情報を発信したり、自社のwebサイトやSNSなどを駆使し発信したりします。
またトラブルや重大問題発生時には、メディアの前で説明や質問に答えるといった、危機管理広報も重要な仕事です。
社内広報は、その企業で働く人に向けて情報を発信したり、メッセージを送信し社内の意識を高めたりする役割もあります。
以下の記事では広報の志望動機の書き方を解説しています。実際に広報ではどのようなことをするのかに関しても紹介しているので、気になる方は読んでみてくださいね。
広報の志望動機の書き方は?例文付きで解説【新卒必見】
⑦経理
経理の仕事は、企業の取引やお金の流れを管理することです。このことから、企業の金庫番といえます。
具体的な仕事内容は、売り上げ管理・仕入れ管理・税金の計算・給料の管理・決算書作成などです。
経理は日々、数字との戦いです。文系学生でも数字に苦手意識や抵抗がなければ、目指せる職種といえます。
経理には文系の人が得意とする簿記力が求められるので、簿記の資格があると有利です。またExcelでの計算が必須になるので、就職前にパソコンスキルもあげておくことを進めします。
以下の記事では経理を目指す際の志望動機の書き方を解説しています。気になる方は読んでみてくださいね。
【就活生必見】経理の志望動機の書き方は?例文付きでポイントを解説
⑧公務員
公務員には国家公務員をはじめ、地方公務員や税務署職員、裁判所職員と多くの職種があります。公務員の仕事は、事務系と技術系になるので、文系学生にとって事務系は目指しやすい職種です。
国家公務員は行政府(各府省や機関の職員など)・司法府(裁判所事務官など)・立法府(衆・参議員事務局職員など)で働く公務員を指します。
一方で地方公務員には、県庁職員・市役所職員・警察官・消防官・公立学校の教師など、私たちの生活に密着し地域社会を支える重要な仕事が多くあります。
公務員志望の就活生必見!しっかりと記事を読んで予習しておこう!
【公務員試験の難易度】
【公務員志望必見】公務員試験は難易度が高い|倍率や勉強法を解説
【公務員試験のエントリーシート】
公務員試験のエントリーシートの書き方|志望動機・自己PRの例も紹介
また、ここまで職種に関してみてきて実施に自分に合う職種が分からない場合もありますよね。
以下の記事では、文系学生の職業を一覧で解説しており、自分に合った職業を探すコツも紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
【就活】文系の職業一覧|自分に合った職業を探すコツも解説!
文系が就職しやすい4つの職種

文系の人は主に就職しやすいと言われている職種は、以下の4つです。
①営業
営業は、顧客に自社の商品やサービスを売り、利益を出すのが仕事です。仕事の結果が数値化されるため、自分の実力を把握しやすいです。
その反面、実績が重要視される場合が多く、厳しい世界とも言えます。そんな営業職は、顧客とのコミュニケーションスキルが何よりも重要です。
営業の仕方もさまざまで、企業によっては既存の顧客に営業するルート営業などもあり、飛び込み営業に苦手意識がある人でも活躍できる可能性は十分あります。
自分の目指す業界の営業がどのような形態なのか、事前に確認しておくことが重要です。
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②人事
人事は、新人の採用担当や各部署への人材配置など、主に人に関する業務全般が担当です。
働く環境の土台を作る役割のため、企業にとって人事はとても重要な役割を担っていると言えます。
メーカー業界や金融業界など、どのような業界であっても人事の仕事は存在するため、人事を目指す人はさまざまな業界を広く見ておいた方がいいでしょう。
③経理・財務
経理・財務は、主に企業のお金まわり全般を対応するのが仕事です。
例えば、経理の仕事であれば、企業同士の取引内容を記帳したり、財務であれば会社を経営するための資金調達などが仕事として挙げられます。
文系の人に人気が高い職業ではありますが、日頃から数字を扱う機会が多いため、数字を扱うのが得意かどうかも向いているか確認する際のポイントです。
また、簿記検定などを取得することで、就職活動で有利になることもあるため、経理・財務を目指すのであれば、資格取得も目指してみると良いでしょう。
④記者・編集者
記者・編集者は、主に取材して原稿を執筆したり、書籍やWeb上に掲載するものの企画を作り上げるのが仕事です。
記者・編集者は、対象への取材や企画作成で関係者と打ち合わせが多いなど、コミュニケーションスキルが重要です。
また、文章を扱う仕事のため、正しい日本語を扱う能力も求められます。
このようにコミュニケーション能力や文章能力が求められる仕事のため、文系の人が求められるケースは多いです。
文系学生の就職先は幅広いが倍率高め
文系学生の就職先は幅が広いけれど倍率が高めになるのが特徴です。文系の就活でのメリットは、選べる業界が幅広いことがあげられます。
そのため、自分がやりたい仕事や行きたい企業が見つかりやすくなるのです。しかし、理系の就職先よりも倍率が高くなるといわれています。
その例として、大手企業の一般職などは人気が高いわりに、募集人数が少ないためどうしても倍率が上がってしまい就活が厳しくなりがちなのです。
就活を成功させるには文系理系を問わず、念入りに就活対策を行う必要があります。自己分析をしっかり行い自分の理想と適応性を照らし合わせ、自分に合う企業を探していきましょう。
新卒採用は人柄が重要なポテンシャル採用
新卒採用では、専攻内容よりも「人柄」や「熱意」が重視される傾向があります。
リクルートみらい研究所の調査によると、企業が最も重視する採用基準は「人柄」、先に「熱意」「今後の可能性」であり、「専門性」は9位に留まっています。適応力が評価されるためです。
企業は、新卒者が学ぶ努力や柔軟性を重視し、「自分で活躍できるか」を自ら考えます。面接では専攻内容よりも「どのように学んだか」が問われ、本体的な学びや取り組む姿勢が評価されます。
そのため、専攻の違いが不利になることはなく、経験の中で「どのような価値を提供できるか」を意識することが重要です。
文系は理系に比べて不利なのか?
就活をしていると、文系学生に比べて、理系学生の方が就職が有利になると聞く機会もありますよね。ここでは果たして本当に文系のは就職活動で不利なのか?に関して解説していきます。
文系と理系で就職率は大差なし!
文部科学省が発表した令和6年度大学等卒業予定者の就職状況調査によると、文系の就職内定率は84.2%、理系の就職内定率は85.0%と0.8%ほどの差しかないことが分かります。
若干、理系の方が数値は高くなっていますが、文系とほぼ変わらない水準となっており、文系就職が不利ではないことが分かります。
ただ、就職できる業界や職種にそれぞれ違いが出てくるので、この記事で詳しく確認しておきましょうね。
文系は基本的に総合職採用
文系学生の就職活動では、総合職採用が一般的です。
総合職採用とは、特定の分野や配属先を限定せず、企業が求める「コミュニケーション能力・協調性・目標達成能力」などの総合的なスキルをもとに採用を行う方式です。
総合職採用が多い理由として、文系学生の主な就職が「営業・事務・販売」といった職種であり、これらの職種では専門知識ではなく、入社してから知識を身に付けていけば良いためです。
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業界の選択肢が広く、職種はの選択肢は狭い
文系の就職活動では、応募できる業界の幅は広いもの、分野の選択肢は制限されるという特徴があります。
文系学生は総合職採用が一般的であり、専攻分野による制限が少ないため、さまざまな業界や企業に応募することが可能です。
理系学生は専門的な職種が多いため、一見すると就職先が多いと感じますが、自身が専攻している分野に絞られるので、文系ほど自由に業界の選択はできません。
文系学生は就職先として選ぶ業界は幅広く、多様なキャリアの可能性があると言えます。
【近年の動き】文系就職の動向を把握しておこう!
ここまで文系就職の概要を確認してきました。ここでは、近年の文系就職に新たな変化を紹介していきます。しっかりと理解しておきましょう。
ジョブ型雇用(職種別採用)の増加
近年では、ジョブ型雇用の導入する企業が増えています。この流れを受けて、新卒採用でも区域別採用を導入する企業が増加しています。
この変化により、学生も限定的に「大企業や有名企業で働きたい」という基準だけで就職先を選ぶのではなく、「自分がどのようにしで働きたいのか」「どのようなスキルを考慮し、成長できるのか」で判断するようになりました。
IT領域の文系採用の増加
近年、IT市場の拡大に伴い、日本ではIT人材の不足が深刻化しています。
ITと聞くと、プログラミングやネットワークなどの専門知識が求められるため、文系の学生にとってはハードルが高いと感じらるかもしれません。しかし、IT業界では技術力だけでなく、以下のようなスキルも重要視されています。
- 顧客の要望を正しく引き出すコミュニケーション力
- チームと協力して業務を継続性・チームワーク
- 「ドキュメンテーション」と呼ばれる資料作成のための言語化能力・国語力
これらの能力は、文系の学生が得意とする分野でもあり、IT業界での活躍のチャンスは十分あると言います。IT企業の多くは、新卒向けに研修制度を充実させており、入社後に育成することを前提に採用に動いていますよ。
文系の就職で有利になる資格を紹介
ここでは、文系の就職の際に有利になる資格を紹介します。企業の選考まで時間がある場合は、選考を有利に進めるために資格を取得する方法もあります。
資格があることで差別化にもつながり、志望してる企業のために資格取得を目指している場合は熱量の高さもアピールできますよ。実践的な資格の場合、即戦力としてのアピールも可能です。
文系が就職で有利になる資格一覧
- FP(ファイナンシャルプランナー
- 公認会計士
- 宅建
- 中小企業診断士
- 秘書検定
- TOEIC
- ITパスポート
- 簿記
注意点としては、志望している企業に入社した後に全く必要なさそうな資格では、好印象になる可能性が低いです。資格取得の前に企業のホームページで採用情報を確認しておくと安心ですよ。
【文系学生向け】自分に合った業界・職種の見つけ方3つ

これまで文系でも目指せる業界や業種を解説してきました。ここからは文系学生向けの、自分に合った業界や職種の見つけ方3つを紹介していきます。
①自己分析から始める
文系か理系かに関わらず、就活では自己分析が非常に重要です。
自己分析は、自身に合うを見つけるために重要であり、自分自身のことを理解して分析することで、適職が見つかりやすくなります。
逆に、自己分析が曖昧になっていると、就活で求められる自分の強みや適応性をアピールすることができないだけなく、企業選びもうまくいきません。
これまで自分が経験したことを書き出して、何をやりたいのか考えましょう。もしどうしても分からない時は、家族や友人に他己分析をしてもらうのも有効な手段になります。
就活において自己分析は、自分に合う企業選びのために重要です。自己分析が甘いと、自分に合わない企業の選考に多く参加し、たくさん選考落ちしてメンタルブレイクしてしまうケースも。
自分に合う企業に出会い、就活を効率的に進めるためにも自己分析は徹底して行いましょう。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
また、以下の記事では「自分1人でできる自己分析のやり方」を徹底解説しています。自己分析のやり方が分からない方や、やってみたけどしっくり来ていない方は記事を見て自己分析に挑戦してみてくださいね。
【関連記事】
自分に合う自己分析のやり方が見つかる|やりたい仕事を見つけよう!
②業界研究を行う
自分がどのような就職先に進むべきかを考える上で、業界研究は必ず行いましょう。詳しい業務内容や、求められる人物像を理解していないと、就活を成功させることができません。
また先入観で避けている業界や職種も、実際に調べてみると意外と興味を持ち、自分のスキルを活かせるものに出会えることも。
自身の色々な業界研究をすることで、新しい発見があり就活の選択肢を広げることができるでしょう。
業界研究をする際は、興味のある業界だけでなくなるべく多くの業界を分析することをおすすめします。
興味がある業界だけに限定すると自身の選択肢を狭める原因にもなり、場合によっては自身に本当は合うかもしれない業界を省いてしまう危険性もありますよ。
以下の記事では業界研究のやり方を徹底解説しています。業界研究をこれから始める方や、うまくできていな方はまず記事を読んでみてください。
業界研究のやり方を徹底解説|メリットや応用編のやり方も紹介
③就活の軸を定める
自己分析と業界研究をしっかり行ったら、就活の軸を定めていきます。就活の軸をしっかり持っていないと、就活を進める中で方向性や目的意識がぶれてしまう可能性があるのです。
やりたいと感じる業界から自分に合った就職先企業を選び、そこからさらに職種まで見つけ出すことが大切になります。
企業が求めるスキルや適応性を理解して、自分は求められる人材であるか、文系の強みをを活かせる企業か確認することも重要なポイントです。
就活の軸は、企業選びでも大切ですが、実際に入社した後のマッチ度にも影響してくる重要な基準になります。
就活軸がブレた状態で企業を選択すると入社後に違和感を感じる原因にも….就活の軸を定めるためにまずは自己分析を徹底して行う必要がありますよ。
就活の軸の例を一覧で見たい方は以下の記事を読んでみましょう!就活の軸を150個一覧で紹介していますよ。
【就活の軸一覧150選】面接にも企業選びにも使える!軸の使い分け方も紹介
文系が自分に合う仕事に出会うためにやっておくと良いことを紹介
希望の仕事に向けて前向きが前向きである人もあれば、「本当に希望通りの就職ができるのだろうか」と不安を感じている人もいるでしょう。
文系の就職活動では、理系のように専門性だけで勝負するのは難しい面があります。しかし、その分以外の工夫や努力で、就職を有利に進める力を身につけることが可能です。
そこで、文系学生が今すぐできる4つのアクションを紹介します。理想のキャリアを実現するために、できることから行動を始めてみましょう。
①語学や資格取得などのスキルアップに取り組む
まず1つ目は、語学や資格取得などのスキルアップに時間を使うことです。
特別な知識や覚悟した経験がなくても、希望する仕事に役立つ資格や語学を学ぶことで、実践的なスキルを高めることができます。
特に文系の就職活動で評価されやすい資格がいくつかあるため、自分の進む業界に合ったものがあれば、ぜひ挑戦してみましょう。
中でも英語力は幅広い業界で高く評価されるため、「就活でアピールできる強みが欲しい」と考えている人は、TOEICの勉強をして高得点を目指す一つの効果的な方法の一つです。
語学や資格取得は時間がかかるため、余裕がある人に限定されてしまいます。
時間があまりない場合は、自身の過去経験を深掘りしてみることをおすすめします。小さいと感じることでも他の人にない魅力である可能性もあるため、時間に「余裕がない場合は試してみてくださいね。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
そんな方は強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自身を持って臨めるようになりますよ。
②アルバイトで実際の仕事を経験する
2つ目は、アルバイトです。
実際にアルバイトの業務を経験しながら働くことで、基本的なビジネスマナーや接客スキルが自然と身につき、就職後にも有効な力を養うことができます。
また、まだ特定の業界に興味がなくても、気になる仕事や働きやすそうな職場を選んでみる一つの方法です。
さまざまなアルバイトを経験することで、自分の適性を知るきっかけになったり、新たな興味が生まれたりすることもあるため、就職、活動のヒントにつながる可能性があります。
すでにアルバイト経験がある方は以下の記事で、アルバイト経験をエントリーシート(ES)に記載する方法を紹介しています。
アルバイト歴をエントリーシート(ES)に書く際の書き方とポイントを紹介
③就活経験者や社会人に積極的に話を聞く
3つ目は、先輩周囲の社会人から積極的に話を聞くことです。
文系は選択肢が広いため、すべての業界や企業を詳しく調べるのは難しいです。
そこで実際に先輩の話しを聞くことで、就活で苦労した点や、仕事を選ぶ基準も理解しやすくなります。
また、気づきや家族以外にも、OB・OG訪問を活用すると、より詳しく業界や実務のリアルな話を聞くこともできる可能性がありますよ。
就活は初めてのことだらけなので、実際に経験がある先輩や社会人に話しを聞くことが重要です。
自身の仕事を選ぶ基準にもなり、また実際に入社することを想定すると入社後のミスマッチも防ぐことができますよ。
「自分に合う仕事は何だろう….」
「やりたい仕事なんてな….」
自分のやりたいことや合う仕事が分からず、不安な気持ちのまま就活を進めてしまっている方もいますよね。カリクル就活攻略メディアでは、就活応援のために「適職診断」を用意しました。LINE登録して診断するだけであなたに向いている仕事や適性が分かります。3分で診断結果が出るので、就活に不安がある方は診断してみてくださいね。
④インターンシップに参加する
4つ目は、インターンシップに参加することです。
文系の就職では選択肢が多くあるため、自身にあっている業界や職種が見つかりづらいです。
なので、いきなり選考に進むのではなく、まずはインターンシップに参加してみましょう。インターンシップでは実際に社員も行う業務を任される機会もあり、実務をより深く理解するきっかけになります。
また、インターンシップで実績を上げることで、選考時の自己PRやガクチカなどのエピソードの材料になるので、時間に余裕がある場合は参加してみましょう。
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文系学生の就職先は幅広いため自己分析と業界研究を徹底しよう!
これまで、文系の就職先について業界や区分ごとに解説してきました。
また、記事内では、自分に合った仕事を見極めるポイントや、希望のキャリアを実現するための具体的なアクションについても解説しました。
文系だからこそ、専攻に縛られず、さまざまな可能性に挑戦できます。今からできる行動を始め、納得のいくファーストキャリアを確立していきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。