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【就活の軸一覧150選】面接にも企業選びにも使える!軸の使い分け方も紹介

就職活動では就活の軸を決めた方が良いと言われても、「全く思いつかない…」と頭を抱えてしまうのも無理はありません。

就活の軸を定めることは難しく感じるかもしれませんが、実は「リモートワークが良いな」「好きなことで働きたいな」といった誰にでもある仕事への希望が、就活の軸になり得るんです。

そこで本記事では、まずは参考にしやすい就活の軸の例一覧や就活の軸を決めるメリットなど幅広く紹介します。探し方も併せて紹介しているので、この記事を読めばきっと「これだ!」と思える軸が見つかるはず。

ぜひ最後まで読んで、焦らず自分なりの就活の軸を見つけていきましょう。

鈴木

キャリアアドバイザー 鈴木

新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。

目次

就活の軸とは譲れない条件のこと

就活の軸とは、就活をする上で譲れない条件のこと。「大手企業が良いな」「残業はあまりしたくないな…」など、大切にしたいポイントはありますよね。その中で、「これだけは妥協したくない」と感じる条件が就活の軸です。

また、就活生の価値観が表れるからこそ、ESや面接で「あなたの就活の軸は何ですか?」と聞かれることも。

あなたの就活の軸を教えてください。

私の就活の軸は2つあります。1つ目は「社会に大きな影響を与えられる仕事ができるか」です。私は幼い頃から、~~~

このように、就活の軸をハッキリと定めておくことで、ESや面接で聞かれた時に回答できたり、業界・企業選びをする時の判断基準になったりと、役立つシーンも様々です。

長い就職活動の道しるべとなるため、「どこの企業を受ければいいかも分からない…」「どうしたらいいのか分からない…」と路頭に迷っている就活生ほど、就活の軸を決めるのは必須と言えます。

面接官が就活の軸を聞く4つの理由

そもそも就活の軸はなぜ面接で聞かれるのか、その意図が分からないとどう答えればいいか分からず不安に感じてしまいますよね。

面接官が、就活の軸を聞く理由としては、以下の4つが挙げられます

  1. 学生の価値観を知るため
  2. どうしてこの企業を選んだのかを知るため
  3. ミスマッチを防ぐため
  4. 長期的に働いてくそうか判断するため

質問の意図を理解しておくことは、効果的な回答を練り上げるためにも重要ですよ。

①学生の価値観を知るため

就活生がどんな考え方を持っているのかを知りたい……

就活の軸を聞いているとき企業がまず知りたがっていることの1つとして、学生の価値観そのものが挙げられます。

考え方自体は頭の中のことではありますが、じきに行動や意見に現れますよね。自社の理念や価値観と合っていない人材であれば、どんなに優秀でも早期退職されるリスクがあります。

新卒社員の早期離職は企業にとって大きな損失です。できるだけ長く働いてくれる人材を、面接の時点で選抜する必要があります。

そのため学生側も、質問に答える際には、企業の理念や社風などを理解しておくことが重要です。自分の意見を変える必要はありませんが、考え方のマッチする企業に応募していきましょう。

②どうしてこの企業を選んだのかを知るため

どんな軸をもとにこの会社を選んでくれたんだろう?

自社を選んだ理由を知ることも、就活の軸を聞く目的の1つです。就活の軸を聞くことで、そもそも自社のどこにひかれたのか、何がメリットだと思って応募してきたのかが分かりますよね。

ここから企業とのマッチ度を測っているパターンも少なくありません。

またシンプルに、学生側が就活にあたって軸を設定しているかどうかが分かるため、その学生が自己分析や企業研究をしっかり行ったのかも確認できます。

「なぜ他社ではだめなのか」と聞かれ、答えられないような人材では、入社後充分に働く意欲を持ってもらえない可能性があります。

学生側としては、「他の企業でも良いのでは?」と聞かれてしまわないように、面接を受ける企業に合わせて就活の軸を練り上げることが大切です。

③ミスマッチを防ぐため

本当に就活生の軸がこの企業と一致しているか確認したいな

就活の軸を聞く目的として、ミスマッチを防ぐことも挙げられます

企業を選ぶ際に就活の軸を足がかりにしている人は少なくありません。ですが、企業分析不足や認識のすれ違いで、企業の方針と学生の軸がズレている場合も。こうなるとミスマッチになってしまいます。

例えば、「周りは全員ライバルという気概を持ち、個人で成果を出して成長したい」という軸の学生が、チームでの成果を重視する企業に入ってしまうと、ストレスになり早期離職に繋がる可能性があります。

入社後に学生と企業の双方が「こんなことになるなんて」と思う結果にならないよう、面接の場で再確認しているのです。

就活生としても、面接を受ける前に自分の就活の軸と企業が本当に合っているのか、しっかりと考えることが大切ですよ。

④長期的に働いてくそうか判断するため

長期的に働いてくれそうだろうか

最後の理由は、上記のポイントを総合的にみて長期的に働いてくれるかどうか判断するためでもあります。

大卒の新入社員の早期離職率は34.9%と公表されており、企業にとっても多大な損失となるため、あらゆる視点から学生の言動や態度から判断しています。(引用元:厚生労働省「新規学卒者の離職状況(令和3年3月卒業者)」

したがって、就活生が就活の軸をはっきり答えることができない、あるいは答えが社風とマッチしないようであれば、残念ながらこの時点で離職につながってしまうと捉えられ不採用となるでしょう。

そのような事態とならないようにするためには、今一度自分の就活の軸をよく吟味してから面接に応募するようにしてください。

なぜ必要?就活の軸を決める4つのメリット

前章では、就活の軸が面接で聞かれる背景を解説しました。「就活の軸は面接で聞かれなかったら意味が無いの?」と疑問に思うかもしれませんが、実は他にも様々な意義があります。

ここからは、就活の軸を決めることで就活生にどんなメリットがあるのかを解説していきますよ。

就活の軸を決めるメリットを知ることで就職活動の色々な場面で活用できるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

  1. 就活を計画的に進められる
  2. 内定を複数もらった時に判断ができる
  3. 入社後のギャップが少なくなる
  4. 今後のキャリアプランが描きやすい

①就活を計画的に進められる

就活の軸を定めることで、就活を計画的に進められます。就活の軸を定める過程で、自分の価値観や理想の企業について明確化できるためです。

就活の軸が定まれば、受ける業界・企業を絞ることも容易になります

就活の軸をはっきりとさせないまま進めると、入社を希望しないような企業の説明会に参加してしまい、時間を無駄にすることも。

志望する企業や業界への就活に時間を使うためには、就活の軸を定めることが重要なのです。

②内定を複数もらった時に判断ができる

内定を複数獲得した際の判断基準としても、就活の軸が役立ちます。自分の価値観や理想とする企業を理解できていれば、迷う心配が減ります。

どれが最も自分の就活の軸とマッチしているかを判断基準にすることで、なんとなくではなく確実に自分に合う会社で働けるはずです。

内定の返事は早期に行うことが求められるため、自分の判断基準を明確にする意味でも、就活の軸は定めておきましょう。

③入社後のギャップが少なくなる

入社後のギャップを減らすためにも、就活の軸をはっきりとさせることは重要だと言えます。

入社した後「自分に合っていない」と感じても、会社を辞める判断はなかなか簡単にはできないものです。

しかし、「もうどこでも良い」と考えたり、周りの意見に流されたりして就活をしていると、入社後のギャップが起きる可能が高まります。

早期退職は次のキャリアを考えてもマイナスになりやすいため、就活時点で軸をはっきりと持って取り組むことが重要でしょう。

④今後のキャリアプランが描きやすい

就活の軸がはっきりしていると、今後のキャリアプランを描きやすいと言えます。

就活の軸を決める過程では、自己分析や将来の目標などをしっかりと考えることになるためです。

「裁量権をもって仕事がしたい」「社会貢献のできる仕事がしたい」といった軸があることで、入社して満足するのではなく、入社後に焦点を当てて就活ができます。

早い段階からやるべきことが分かれば迷うことが減り、仕事にも意欲的に取り組めるようになるでしょう。

入社後のキャリアプランまで描くことができれば、必要な勉強や経験すべき仕事などもはっきりしますよ。

内定を貰えれば満足という多くの就活生に比べて、先を見据えて具体的に考えられる人として差をつけられるはずです。

【業界別50選】ESや面接で役立つ就活の軸の例を一覧で紹介

「就活の軸を決めるメリットは分かったけど、どんな軸にしたらいいんだろう?」と思っている人もいるはず。また、面接で聞かれたときの答え方まではイメージしにくいですよね。

そこで、ここからは就活の軸のポイントと回答例を業界別に紹介しますよ。

以下10の業界に向いている軸と、それぞれの企業で軸を聞かれた場合の回答例を載せているので、気になる業界がある人はぜひ見てみてください。

  1. メーカー
  2. 商社
  3. 小売
  4. 金融
  5. インフラ
  6. IT
  7. サービス
  8. 広告・出版・マスコミ
  9. コンサル・マーケター
  10. 官公庁・公社・団体

①メーカー

メーカーにおすすめの就活軸は、以下の通りです。

メーカーにおすすめの軸

  • 人々に必要なものを届けたい
  • モノづくりに関わりたい
  • 自分の作った物で人に感動を与えたい
  • 製品を通じた社会貢献がしたい
  • 自分の好きなものを作りたい

メーカーは「モノを生み出して販売する」ことを仕事としています。

そのため、自分が生み出したもので、誰かの生活に良い影響を与えたい方には向いているでしょう。

【メーカー編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は『人々の豊かな食生活を支える』ことです。この考えを強く意識するようになったのは、妹が小麦アレルギーで悩んでいた経験が大きなきっかけです。

小さい頃から食べられる食品が限られており、家族全員がアレルゲンに細心の注意を払う必要がありました。特に、周囲の友達が当たり前のように食べているパンやお菓子を妹が食べられないのを見て、食の制限がいかに人の生活に影響を与えるかを痛感しました。

御社は、安全で美味しい食品を提供するだけでなく、アレルギー対応や健康志向の商品開発にも力を入れている点で、私の軸と一致すると感じています。御社で働くことで、妹のように食に悩む人々の生活を少しでも豊かにするお手伝いがしたいです。

メーカーでは、その企業で生まれるものがどのように軸と関連するのかを示すのがポイントです。

自分の原体験を具体的に示すことで、説得力を高めるようにしましょう。

メーカー業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてください。
【業界研究】メーカー業界の種類や魅力を紹介!現状や将来性も解説

②商社

商社におすすめの就活軸は、以下の通りです。

商社におすすめの軸

  • グローバルに活躍したい
  • 流通で生活水準を向上させたい
  • さまざまな人と関わりたい
  • 裁量権のある仕事がしたい
  • チャレンジ精神を発揮したい

商社の特徴は、グローバルに活躍できることや、多くの人と関わる仕事ができることなどが挙げられます。

そのため、「海外事業に関わりたい」「コミュニケーション能力を活かしたい」などの軸は、商社と好相性だと言えますね。

【商社編】就活の軸の回答例

私の就活の軸は、「グローバルに活躍できる仕事をする」です。

私は旅行を趣味としており、これまで16か国に旅行経験があります。旅行のたびに感じることが、現地の食事の素晴らしさです。特に現地で食べたイタリア料理には、人生観が変わるほどの衝撃を受けました。

日本ではなかなか食べられないものもあり、こうした価値体験を世界中に広める仕事ができたら幸せだと考えるようになりました。

海外事業にも力を入れている御社だからこそ、この私の軸をもとに貢献したいと考えております。

商社の面接では、「人々の生活を豊かにしたい」との軸も相性が良いと言えます。

具体的なエピソードを交えつつ、使命感や意欲を持っていることをアピールしましょう。

商社についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
【業界研究】商社の将来性と向いている人の特徴を徹底解説

③小売

小売業界におすすめの就活軸は、以下の通りです。

小売におすすめの軸

  • 生活の向上を助けたい
  • 地域に貢献したい
  • 顧客に寄り添いたい
  • 自分の好きなものに関わる仕事がしたい
  • 人の期待に応える仕事がしたい

小売業界は私たちの暮らしと密接につながっており、一般の方にとっても身近な業界だと言えます。

そのため、地域貢献や顧客の生活への貢献などを軸にしている方には、相性が良いと考えられるでしょう。

【小売編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は「人々の生活の質を向上させる仕事をすること」です。

この考えを強く意識するようになったのは、スーパーマーケットでのアルバイト経験が大きなきっかけです。アルバイトでは、商品の陳列やレジ業務、接客を通じて、地域のお客様の日常生活に直接関わる機会が多くありました。

常連のお客様が『いつも便利な場所に必要な商品が揃っていて助かる』と言葉をかけてくださったことで、日々の業務がお客様の生活を少しでも豊かにし、快適な買い物体験を提供していると実感しました。

御社は、豊富な品揃えと高品質なサービスを提供し続け、どの企業よりも顧客に寄り添っていると感じました。私も、御社でお客様により良い生活を提供できるよう尽力したいと考えています。

小売業の場合、アルバイトで現場経験がある場合は、積極的に取り入れたいところです。

「地域貢献」「お客さまのお役に」などの言葉をテーマに、入社後はどのように実現できそうか考えてみましょう。

小売業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
小売業界の仕組み・仕事内容を解説|今後の動向や売上状況まで紹介

④金融

金融業界におすすめの就活軸は、以下の通りです。

金融におすすめの軸

  • 責任のある仕事をしたい
  • 顧客と信頼関係を築きたい
  • 成果を着実にだす職場が良い
  • 無形商材を扱う仕事がしたい
  • 顧客と深い信頼関係を築く職につきたい

金融業界では目に見えない商品・サービスを扱うことから、就活生にはイメージが難しいと思われるかもしれません。

目に見えないだけに大切なのは「人」であり、顧客との人間関係や「自分の頑張りで成果を出したい」などの軸を考えている人には向いているでしょう。

【金融編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は、「責任のある仕事ができるか」です。

学生時代、私は長期インターンシップで営業を担当しました。インターンシップでは、交渉や提案の場に何度も立ち会い、時には自分が提案の責任者を務めることもありました。特に、新規顧客への提案で、ニーズを徹底して理解し、最適な提案を行った結果、契約を獲得した経験があります。この経験を通じて、単に売上を上げること以上に、クライアントの信頼を得ることがいかに重要であり、その信頼を得るためには高い責任感が必要であると実感しました。

金融業界では無形商材を扱うため、顧客の信頼を得ることが特に重要だと考えています。私は、責任を持って顧客に向き合うことで、信頼される営業マンとして活躍し、御社に貢献したいと考えています。

金融業界と言えば銀行や証券会社をイメージすると思いますが、インフラ系を中心に選考を受けている人には保険業界もおすすめです。

金融業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
金融業界に向いてる人の特徴とは|業務内容やおすすめの資格も紹介

⑤インフラ

インフラ業界におすすめの就活軸は、以下の通りです。

インフラにおすすめの軸

  • 生活基盤から支えたい
  • 災害時に人を助けられる仕事につきたい
  • 環境負荷軽減の取り組みに貢献したい
  • 新エネルギーなど技術革新に貢献したい
  • どんな時でも需要の高い仕事がしたい

インフラ業界では、電気・ガスなどまさに顧客の生活を土台から支える仕事をします。

「生活基盤」「災害時」などの言葉をポイントとして企業を探しているケースでは、おすすめしやすい業界だと言えるでしょう。

【インフラ編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は「人々の生活基盤を支えること」です。

震災の際、私は被災地でボランティア活動に参加し、避難所での支援や、ライフラインの復旧作業に関わりました。この経験を通じて、電気や水道といった基本的な生活基盤が整っていることで、どれほど安心して日常生活を送れるかを深く実感しました。

御社は安定したインフラの提供を通じて社会に貢献しており、私の軸と一致しています。御社での仕事を通じて、より多くの人々の生活基盤を支え、社会に貢献していきたいと考えております。

インフラ系の就活の軸について説明する際には、ありきたりなものにならないように具体性や説得力を持たせることが大切です。

具体的なエピソードによって、志望度の高さを伝えることが重要でしょう。

インフラ業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
インフラ業界とは何をする業界?ランキング上位の企業も紹介

⑥IT

IT業界におすすめの就活軸としては、以下が挙げられます。

ITにおすすめの軸

  • グローバルに活躍したい
  • 先進技術で人々に安心した暮らしを届けたい
  • 新たな技術を学びたい
  • 人々の豊かな生活に貢献したい
  • 自分の手で新たなサービスを作りたい

IT業界は、「グローバルに働く」「先進技術に触れる」などの軸で考えている方のおすすめの選択肢です。

向上心の高さをアピールできると、面接においても良い印象を与えられますよ。

【IT編】就活の軸の回答例

私が就活をする上で軸としているのは、「自分の手で新たなサービスを作る仕事をする」です。

ゼミ活動のプロジェクトでは、チームでアイデアを出し合い、実際にウェブアプリケーションを開発しました。私が担当した部分がうまく動作したときの達成感や、ユーザーからのフィードバックを受けて改善を重ねるプロセスが非常に刺激的でした。

この経験を通じて、自分のスキルを活かして、人々の生活を便利にするような新しいサービスを作りたいと感じるようになりました。革新的なサービスで業界をリードする御社でこそ、私のビジョンを実現できると考えております。

IT業界では、専門的なスキルを身につけ、さまざまな人と関わりながら仕事をしていきます

その意味で、「一人でコツコツ」というよりはチームで何かをエピソードを交えられると、好印象につながる可能性があるでしょう。

金融業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
IT業界とは?業界研究で知りたいIT業界の特徴・企業を紹介

⑦サービス

サービス業におすすめの就活軸は、以下の通りです。

サービスにおすすめの軸

  • 人に楽しみを感じてもらいたい
  • 笑顔が見たい
  • 利益追求に囚われない仕事がしたい
  • 人の心を動かしたい
  • チームワークを大切にしたい

サービス業界では、言葉の通り「サービス精神」のアピールがポイントです。

「人を楽しませたい」「笑顔にしたい」などのテーマで軸を考えているなら、サービス業との相性が良いでしょう。

【サービス編】就活の軸の回答例

私が就活の軸としているのは、「人の成長に貢献できる仕事をすること」です。

私は大学時代に3年間、学習塾での講師アルバイトの経験があります。塾では各生徒の学習進度や部活動の予定に合わせスケジュールを提案などをしていました。その結果、生徒の成長が成績として反映され、大きな達成感を感じたことが、この軸を決めたきっかけです。

御社は徹底して「人」を大切にしているため、御社でこそ、この軸を実現したいと考えております。

サービス業は特に、人との関わりを大切にできることもアピールポイントの1つになります。

アルバイトや部活動などにおいて人の役に立ったエピソードがあれば、盛り込んでみると良いでしょう。

サービス業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
サービス業の種類を徹底解説|将来性と向いている人の特徴も紹介

⑧広告・出版・マスコミ

広告・出版・マスコミ業界におすすめの就活軸は、以下の通りです。

広告・出版・マスコミにおすすめの軸

  • 社会問題を発信して解決したい
  • 海外へ発信する仕事がしたい
  • クリエイティブな発想を活かしたい
  • 社会的影響の大きい仕事がしたい
  • 沢山の人に商品・サービスの魅力を届けたい

広告やマスコミの業界の特徴は、業務として新鮮な情報を発信することだと言えます。

社会問題に関することや日本の文化についてなど、何らかの情報発信に使命感を持っているとのアピールは、高評価につながりやすいでしょう。

【広告・出版・マスコミ編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は、「魅力的なものの価値を広めること」です。

この考えを持つようになったのは、親戚が経営するカフェの宣伝を手伝った経験がきっかけです。カフェの魅力をもっと多くの人に伝えたいと思い、SNS用の投稿やポスターを自分で作成しました。その結果、来店客数が増え、売上が伸びたことに大きな達成感を感じました。

この経験から、広告の力で人々の興味を引き、魅力的なものを多くの人に伝えることの楽しさを学びました。御社は、クリエイティブなアイデアで多くの人々に影響を与える広告を提供しており、私の軸と一致していると感じています。

一見広告やマスコミに関係のない業界でのアルバイト経験でも、十分にアピールにつながります

現代において「情報発信」は誰でもできることであり、エピソード次第では十分に良い印象を与えられるでしょう。

広告業界についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
【就活生必見】広告代理店に就職したい人が知っておくべき事とは?

⑨コンサル・マーケター

コンサル・マーケターにおすすめの就活軸は、以下の通りです。

コンサル・マーケターにおすすめの軸

  • 市場の最前線で働きたい
  • クライアントとともに戦略を考えたい
  • 組織改革を行いたい
  • 自己成長を続けていきたい
  • 実行力を認められたい

コンサルやマーケターは、クライアントである企業の経営課題に取り組む業務を一貫して担っています。

そのため、「市場動向に敏感であること」や「自己成長」といったキーワードがあれば、あらゆる業界に精通したいという意気込みとして強いアピールとなるでしょう。

【コンサル・マーケター編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は、「クライアントファースト」という考え方です。

私は大学で〇〇の市場調査を行い、ユーザーのニーズに即した商品開発の事案を考えてきました。
この事案を引っ提げ、学生討論コンペティションにも参加しました。その結果、準優勝を果たすことができました。

この経験とさらに自分の可能性を広げるためにも、〇〇市場における規模の大きいクライアント提携をしている御社で研鑽を積みながら、より一層クライアントに満足いただける戦略的アプローチの提案ができる人材として貢献したいと考えています。

一流のコンサル・マーケターになるには長期で経験を積みながら、日々の市場動向に目を向け、自己成長のためなら業界知識を貪欲に吸収しようとする力が求められます。

そのため、すでに学生のうちから論理的に解釈する力をもっていることや、さまざまな物事に興味関心を抱き、視座を広げていることが必須条件となるでしょう。

⑩官公庁・公社・団体

官公庁・公社・団体におすすめの就活軸は、以下の通りです。

官公庁・公社・団体におすすめの軸

  • 地域貢献がしたい
  • 安全・人権を守りたい
  • 困っている人を助けたい
  • 安定した職につきたい
  • 故郷に貢献したい

官公庁や公社では、地域の人々と直接かかわることが多くあります。

そのため、「地域貢献」や「人の役に立ちたい」との軸を考えているのであれば、相性の良い業界でしょう。

【官公庁・公社・団体編】就活の軸の回答例

私の就職活動の軸は、「生まれ育った町に貢献したい」という思いです。

大学時代、地元の地域活性化プロジェクトに参加した経験があり、地元の魅力を再発見し、それを他の人々と共有することで、地域全体の活気を取り戻す一助になれたことに大きなやりがいを感じました。

この経験と情熱を活かし、住民がいきいきと生活できる地域社会の発展に貢献したいと考えております。

自分が生まれ育った街の役所であれば、比較的軸は考えやすいです。

ただし、ありふれた内容になりやすいことから、自分の原体験と絡めて話せると差別化でき、高評価に繋がります。

【ジャンル別100選】企業選びに役立つ就活の軸の例一覧

ここまでは、業界別の就活の軸と回答例を一覧で見てきました。しかし、「まだ行きたい業界も決まっていないな…」という人もいるでしょう。

そこで、本章では企業選びや業界選びに役立つ就活の軸の例をジャンル別で紹介していきます。

前章の面接でも答えられる軸とは少し異なり、本音に近いものを中心に紹介しているので、まずは例を見て自分に当てはまりそうなものを探したいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 人に関する軸一覧
  2. 働き方に関する軸一覧
  3. 企業に関する軸
  4. 仕事内容に関する軸

①人に関する軸一覧

人に関する軸の例

  • 自分と価値観が合う人たちと働きたい
  • 尊敬できる人たちと働きたい
  • 部署を超えて色んな人達と協働できる企業を選びたい
  • 上司や先輩からのサポートを通じて成長できる環境がある企業で働きたい
  • 士気の高い企業で働きたい
  • プロセスも評価対象としてみてくれる環境で働きたい
  • 若手にもチャンスをくれる企業で働きたい
  • 成果主義の企業で切磋琢磨しながら働きたい
  • スタートアップ企業で主導となって働きたい
  • 年功序列の職場で働きたい
  • 海外事業に関わる部署で働きたい
  • チームワークで助け合いながら仕事がしたい
  • 部署間の距離感が近い職場で働きたい
  • 積極的な意見交換ができる企業で働きたい
  • 職場内のコミュニケーションが活発な企業で働きたい
  • 社内レクリエーションなどの交流がある企業で働きたい
  • 社会貢献に取り組む企業で働きたい
  • グローバル社会を見据えた企業で働きたい
  • 主にテキストコミュニケーションでのやり取りを中心とした企業で働きたい
  • 自分の長所や強みを理解した上司や先輩の元で仕事がしたい
  • できることを広げられる職場環境で働きたい
  • 変化をポジティブに捉える職場環境で働きたい
  • 顧客に喜ばれるような仕事がしたい
  • 挑戦し続ける企業で働きたい
  • 自分のチャレンジ精神を後押ししてくれる企業で働きたい

入社後は人間関係も重視したいという人は、どんな人たちと働きたいのかという視点で軸を決めるのも大切です。

特に、どんな価値観の人が多いのかは企業理念や企業の求める人物像からある程度分かるため、気になる企業がある人はチェックすることをおすすめします。

今までのアルバイトや部活動などの経験がある人は、一緒に活動した仲間を浮かべながら考えてみるのも1つの手ですよ。

どんな人たちといるとやる気が出るのか、どれくらいの人と関わりたいのかを考えてみましょう。

②働き方に関する軸一覧

働き方に関する軸の例

  • 都会で働きたい
  • 転勤が無い企業で働きたい
  • フレックスタイム制を取っている企業が良い
  • 有給取得率が高い企業で働きたい
  • リモートワークも可能な企業で働きたい
  • 復職がしやすい企業で働きたい
  • 転居後も支店で仕事を続けられる企業で働きたい
  • 海外転勤のある企業で働きたい
  • 長期出張の場合は事前通達がある
  • 完全土日祝が休み
  • 夜勤後の休暇がしっかり取れる企業で働きたい
  • 会社創立記念日や勤続年数に応じた特別休暇がある
  • リフレッシュ休暇がある
  • NO残業デーを推進している
  • 繁忙期以外は残業が少ない企業で働きたい
  • 急な出勤のない企業で働きたい
  • 育児や介護に寛容な企業で働きたい
  • 住宅補助・社員寮がある企業で働きたい
  • 自己完結型の仕事がしたい
  • ワークライフバランスが取れる職場で働きたい
  • 定期オンラインミーティングがある企業で働きたい
  • 異動に関して自己申告制度を受け入れてくれる企業で働きたい
  • 社会人進学やMBA留学を認めてくれる企業で働きたい
  • 副業を認めてくれる企業で働きたい
  • 企業がストックオプションの権利を認めてくれる

働き方を重視したいという人は、働く場所や全国転勤の有無などから軸を決めましょう

特に、ワークライフバランスを大切にしたいという人は、具体的にどれくらいの休日が欲しいのか、フレックスタイム制度は導入されているかという視点も必要です。

働き方の軸を面接などで伝えてしまうと、企業への貢献意欲がいまいち伝わらずマイナスとされることも。

しかし、自分が入社した後もモチベーションを保って働くために大切な軸でもあるので、企業選びをするために考えておきましょう。

③企業に関する軸

企業に関する軸の例

  • 理念に共感できる企業で働きたい
  • 実力主義の風土がある企業で働きたい
  • 目指す方向性が自分の価値観と合う企業で働きたい
  • 大手で働きたい
  • 将来性のある企業で働きたい
  • 子会社から親会社に移動のチャンスがある企業で働きたい
  • 経営状況が安定した企業で働きたい
  • 営利達成率で評価される企業で働きたい
  • 社内設備が整った企業で働きたい
  • フリーアクセス可能な職場環境で働きたい
  • セキュリティー面がしっかりした企業で働きたい
  • 機械作業の安全性が確保された職場で働きたい
  • 給与ベースが高い
  • 資格取得制度がある企業で働きたい
  • 職能手当がある企業で働きたい
  • 社内研修制度が手厚い企業で働きたい
  • 毎年コンペティションに参加し功績をあげたい
  • 昇進・昇給の機会が多い企業で働きたい
  • メンター制度がある企業で働きたい
  • 研究開発に資金投資してくれる企業で働きたい
  • 他社のプロジェクトチームで携わる働き方がしたい
  • 新規事業の運営を後押ししてくれる企業で働きたい
  • 独立後も互いの事業を続けられる企業で働きたい
  • キャリア形成のための支援がある企業で働きたい
  • 社内カウンセリング相談ができる

職種や仕事内容だけでなくそもそもどんな企業かを重視したい人は、企業理念や規模で軸を考えるのがおすすめです。

大手ではなく中小企業やベンチャー企業の方が良いのか、勤務年数ではなく実力で評価される職場がいいのかなど多角的に考えてみましょう。

企業HPには、その企業のビジョンだけでなく今後の方向性など様々な情報が掲載されています。

特に思いつかないという人は、名前だけでも知っている企業のHPを見て、それぞれ何に共感できたかを記録してみると良いでしょう。

④仕事内容に関する軸

仕事内容に関する軸の例

  • 自分の「好き」を仕事にしたい
  • 社会貢献できる仕事がしたい
  • 若手のうちから裁量が与えられる企業で働きたい
  • 安定した仕事がしたい
  • 自分の強みやスキルを活かせそうな仕事がしたい
  • 自分のアイディアを形にできる仕事がしたい
  • 流行の先端を走るような仕事がしたい
  • 人の心を震撼させるような仕事がしたい
  • これまでにないサービスを作る仕事がしたい
  • サービス内容を世界中に広める仕事がしたい
  • 人をサポートする仕事がしたい
  • 研究職に就きたい
  • 専門知識を磨いてスキルアップしたい
  • 接客や営業のように顧客と密接な付き合いのできる仕事がしたい
  • 顧客満足度を1番に考える企業で働きたい
  • 手に職をつけられる仕事をしたい
  • 決められた業務内容に沿った仕事がしたい
  • 黙々とこなせる仕事がしたい
  • 成果がわかりやすい仕事がしたい
  • 積極的な業務改善を認めてくれる企業で働きたい
  • 自分の経験を活かして働きたい
  • 多文化コミュニケーションができる企業で働きたい
  • 地道な努力を認めてくれる企業で働きたい
  • 自己研鑽を積ませるチャンスを与えてくれる職場で働きたい
  • 得意分野を活かしチームで達成する職場で働きたい

仕事内容にこだわりたいという人は、自分はどんな仕事をすればいきいきと働けそうかを考えてみましょう。

また、少し曖昧になりやすいため、例えば「仕事にしたいほど好きなことは何か」「活かしたい自分の強みは何か」を言語化しておくことで、明確な軸になってきます。

この他にも、「幅広い分野で活躍できる総合職のような仕事がしたい」または「1つの分野のスペシャリストになりたい」という、自分の携わる範囲の広さも就活の軸の手がかりになりますよ。

【思いつかない人へ】就活の軸の探し方4つ

業界別の就活の軸の例はなんとなく分かったけど、「これだ!と思うものは見つからないな」と感じている人もいるかもしれません。

ここからは、誰でも実践しやすい就活の軸の探し方を4つ紹介しますよ。

ぜひそれぞれを実践して、自分なりの就活の軸を見つけていきましょう。

  1. 自己分析をする
  2. 身近な人にアドバイスをもらう
  3. 気になる企業の共通点を見つける
  4. 「やりたくないこと」から考える

①自己分析をする

就活の軸を定める方法としてまず挙げられるのが、自己分析です。以下の点を中心として、自分の経験を書き出してみましょう。

・自分が最も活躍できる分野は?
・これまで何に一番やりがいを感じた?
・自分が何を一番大切にしている?

上記の情報を洗い出してみることで、自分の価値観が見えてきます。

情報を棚卸しする際には、できる限り書き出してみることが大切です。紙でもスマホでも良いので、頭の中だけで終わらせず書き出してみましょう。

\自己分析について詳しく知りたい方はこちら/

②身近な人にアドバイスをもらう

身近な人にアドバイスをもらうことも、おすすめできる方法の1つです。

自分はどんな環境や仕事が向いていそうか、自分では気づけなかったヒントが見つかる可能性があります。

また、すでに社会人として働いている人に、「何を基準に仕事を選んでいたか」と聞くことで新たな発見に繋がることも。

アドバイスをもらう相手は1人に限定せず、なるべく多くの人に話を聞き、幅広い視点から分析してみましょう。

③気になる企業の共通点を見つける

就活の軸を探す方法としては、気になる企業の共通点を見つけることも挙げられます。

気になる企業を複数挙げて共通点を見つけることで、自分がどんなところに魅力を感じるのかを確認できるからです。

まず気になる企業を複数挙げてから、各企業に興味を持った点を次々と書き出してみてください。小さな魅力から大きな魅力まで、幅広くリストアップしていきましょう。

最初から無理に共通点を見つけようとせず、各企業の魅力ポイントを書き出し、見比べてみることをおすすめします。

④「やりたくないこと」から考える

どうしても「特に企業に求めることも無いな」「入社後どうしたいかも思いつかないな」という人は、先に「やりたくないこと」など自分が嫌だと感じることを挙げるのも1つの手です。

やりたいことはなかなか思いつかなくても、嫌なことなら思いつきやすいという場合も。何をやりたくないのか、どんな人は合わないと感じるのかなどを思いつくままに書いてみましょう。

自分の価値観に従って書き出した内容を裏返して考えることで、本当の軸が見つかりますよ。

例えば、「ノルマに追われる仕事は焦りそうで不安だな」といった思いがあるなら、ノルマがつきやすい営業職は避けた方が良いかもしれません。

また、「ルールに縛られたくない」と感じる人であれば、伝統的な規則に縛られる職場ではなく、若いうちからある程度の自由が認められる社風の方が向いていると言えますね。

【実践から考えたい人へ】就活の軸を見つける方法4つ

ここからは、実践経験や思いついたことを書き出してみて就活の軸を見つける方法を4つ紹介します。

  1. OB・OG訪問やインターンに参加してみる
  2. アルバイトで働いて判断してみる
  3. 得意なことや向いている作業を考えてみる
  4. 未来の自分がどうありたいか考えてみる

普段何気なく行動している中にこそ就活の軸のヒントが隠されているパターンも意外とあります。これらの方法を実際に行動に移し、自分の就活の軸を見つけてください。

①OB・OG訪問やインターンに参加してみる

OB・OG訪問やインターンに参加して、直に感じたことを自分の就活の軸としてみるのも手段の1つとなるでしょう。

実際に働いている人の価値観は、企業が求める価値観と類似点が多く、就活の軸を決めるための要素が見つかるはずです。

逆に、話を聞きながら自分が想像していたことや違和感に気がついたのであれば、その点が自分の就活の軸であると思ってください。

こうした類似点・相違点を明確にできるのがOB・OG訪問やインターンに参加するメリットであり、自分にとっての就活の軸として譲れるかどうか決める助けとなるでしょう。

企業のリアルな雰囲気をしっかり把握した上で、自分の就活の軸を決めてきているのであれば説得力が増すはずですよ。


②アルバイトで働いて判断してみる

志望する業界のアルバイトとして実際に働いてみて、自分が理想とする働き方や業務中に気がついたことを深堀りして就活の軸を判断していくのもおすすめです。

憧れの業界でも、いざ働いてみると、全てが自分の理想通りではないことに気がつくでしょう。

こうしたギャップがあったとしても、アルバイト前後と変わらず入社したいと思えるのか考えてみてください。

もしも戸惑ったり、わからなくなったりした場合は、企業とのミスマッチが起きる前兆かもしれません。

逆にいえば、アルバイトを経験して、今以上に入社意欲が強いのであれば、すでに自分の就活の軸をしっかりイメージできているはずなので後は言葉にするだけですよ。


③得意なことや向いている作業を考えてみる

自分の得意分野や、向いている作業から考えてみるのもおすすめです。

「得意分野=企業で活かせる能力」としてアピールできるので、1つずつ書き出してみましょう。

また自分が向いている作業や、好きなことを活かせる環境であるか考えてみてください。

長期的に働くためには、ずっと苦手な作業を続けているとストレスが溜まり、いずれ離職してしまう可能性も出てくるかもしれません。

そうならないようにするには、まず自分が得意なことや、向いていることを中心に就活の軸を決めることで無理なく仕事を続けることになるはずです。


④未来の自分がどうありたいか考えてみる

未来の自分がどうありたいか、将来の目標やライフプランから考える方法もあります。

たとえば「将来は起業して独立したい」と考えているのであれば、そのために今は就活し、キャリア形成やスキルアップのための時間として譲歩できるはずです。

また人生のライフプランを見据えて、いずれは地元で就職を考えているのであれば、それまでの期間だけ就活の軸を譲れる条件を緩めるということもできるでしょう。

現時点で未来の自分をはっきり思い描くことは難しいかもしれません。

しかし、未来の自分の姿が少しでも決まっているのであれば、逆算して就活の軸の条件を広げることもできるはずですよ。

就活の軸を実際に聞かれた時の注意点3つ

本記事でも何度か述べているように、就活の軸は面接でも聞かれることがあります。ただ、間違った答え方をしてしまうとマイナス評価に繋がることも

そこで、ここからは就活の軸をESや面接で実際に聞かれた際の注意点を解説していきますよ。

「自分の就活の軸が見えてきた!」という人は、注意点にも気を付けながら回答を作ってみましょう。

  1. ポジティブな言葉に言い換える
  2. 具体的な理由を述べる
  3. 他の企業・業界でも通用する軸は避ける

①ポジティブな言葉に言い換える

就活の軸を答えるときには、できるだけポジティブな言葉を使用することが大切です。

ネガティブだと捉えられる理由は、採用担当者からの印象を悪くしてしまいます。

たとえば、「早く帰宅できる会社が良い」と言えば、「仕事への意欲がない」「やる気がない」と思われても仕方ないでしょう。

しかし「効率的に働いてできた時間で自己研鑽にも励みたい」と、前向きな表現に言い換えれば、向上心のアピールにつながるはずです。

②具体的な理由を述べる

就活の軸について話す際には、具体的な理由もセットにすることが大切です。就活の軸自体で独自性を出すことは、なかなかできません。

しかし、軸を決めた理由については、就活生がそれぞれの独自性を出せる部分だと言えます。

そして、理由に具体性と独自性を持たせるには、実体験からのエピソードとその体験から感じたことを交えることがポイントです。

具体的な理由と独自性のあるエピソードによって、他の就活生との差別化を図りましょう。

③他の企業・業界でも通用する軸は避ける

軸を答える際には、他の企業・業界でも通用するものは避けることが無難です。単に「人の役に立ちたい」「成長したい」といった軸では、「他の企業・業界でも良いのではないか」と感じさせる恐れがあります。

ただし、汎用性の高い軸でも、その軸を決めるきっかけとなったエピソードを深掘りすることで自分だけの軸にすることが可能です。

「なぜ?」と自分に問いかけて、志望する業界や企業に関連するエピソードと一緒に就活の軸の回答を練り上げましょう。

「自分の就活の軸と企業がこれくらい一致して、この企業だからこそ自分の軸が実現できると思った」という流れにすることで、その企業を選んだことに説得力が増しますよ。

就活の軸を定めて一貫性のある就活をしよう

本記事では、就活の軸を決めるメリットから探し方、業界とジャンル別の例などを紹介してきました。

就活の軸を定めることで、面接対策になるだけでなく、将来のビジョンを明確にしたり、企業とのミスマッチを減らしたりすることにもつながります。

業界別の軸の例を紹介したように、業界によって相性の良い軸も異なることから、業界研究を重ねて自分だけの説得力のある軸に練り上げましょう

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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