「IT業界って名前はよく聞くけど結局何をしてるの?」
IT業界には大きく分けて5つの種類があり、それぞれに特徴があります。この記事では、IT業界の概要から、業界の動向・求められる人材についてまとめています。
IT業界が気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
企業分析をサポート!便利ツール集
- 1適性診断|企業研究
- ゲットした情報を見やすく管理!
- 2志望動機テンプレシート|楽々作成
- 企業に合った志望動機がすぐに書ける!
- 3志望動機添削|プロが無料添削
- LINEで完結|志望動機をもっと好印象に!
IT業界とは?5つの種類と企業を紹介
IT業界は、「Information Technology」の名の通り、情報技術を活用してビジネスを展開する企業を総称した業界です。
一口に情報技術といっても、さまざまなビジネスモデルのあるIT業界ですが、大きく分けて以下の5つの種類に分けられます。
- ソフトウェア業界
- ハードウェア業界
- インターネット業界
- 通信業界
- 情報処理業界
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ソフトウェア業界
ソフトウェア業界では、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の中で使う、アプリやソフトの開発を行なっています。
コンピュータを動かすためのWindowsから、事務作業で用いるExcelやPhotoshopまで、電子機器をユーザーの指示通りに動かすためのシステムを全てソフトウェアと呼ぶのです。
企業例
ソフトウェア業界で有名な企業としては以下の企業があります。
- サイボウズ
- 日本マイクロソフト
- 日本オラクル
オフィスツールのKintoneで有名なサイボウズや、世界的なIT企業のマイクロソフト、オラクルの日本会社が有名ですね。
②ハードウェア業界
ハードウェア業界では、ハードウェア製品の製造や販売に関わる仕事を行います。
IT業界におけるハードウェアとは、パソコンやスマホだけでなく、家電製品や自動車などIT技術を用いる製品全てのことです。
ハードウェアはソフトウェアと相対する言葉で、サービスの仕組みがソフトウェア、そのソフトウェアを搭載して現実に触れる形にするのがハードウェアと言います。
企業例
ハードウェア業界で有名な企業は以下の企業です。
- ソニー
- パナソニック
- 富士通
テレビやパソコンで有名な企業が勢揃いですね。ハードウェア製品は実際に人々の手に触れる分、知名度が高い傾向にあります。
③インターネット業界
インターネット業界とは、インターネット販売やアプリなど、インターネットを通してサービスを提供する企業を総称したものです。
インターネット業界は、企業向けのサービスを提供する「BtoBモデル」と、私たち消費者向けにサービスを提供する「BtoCモデル」の2つに大きく分かれます。
インターネットの普及により爆発的に拡大してきたこの業界は、消費者のインターネット利用増加に伴って更なる拡大が見込めるでしょう。
企業例
今後も拡大が見込めるインターネット業界の代表的な企業は以下の通りです。
- 楽天
- Zホールディングス
- エムスリー
楽天市場で有名な楽天や、Yahoo!を運営するZホールディングス、医療業界向けのサービスを展開するエムスリーなど、日本を代表する企業が揃っていますね。
④通信業界
通信業界は、電波や通信に関わるサービスの提供が主な仕事です。利用者に電波やネット回線を提供すると共に、ネットワーク設備の販売・点検なども行います。
通信業界の働きなしでは、インターネットの利用すらできません。通信業界は、まさにIT業界の根幹を担っていると言えるでしょう。
企業例
通信業界で有名な企業は以下のような企業が挙げられます。
- NTT
- KDDI
- ソフトバンク
どの企業も通信回線や携帯事業で聞いたことのある会社ですね。
通信業界は、各地にサーバーを設置する必要があるので、新規参入がしづらく歴史の長い大企業が多くなる傾向にあります。
⑤情報処理業界
情報処理業界は、非IT企業の、ITコンサルや設計、開発をすることが主な仕事です。
情報処理業界は企業を顧客とし、顧客の課題を解決するためにさまざまなサービスを提供します。顧客によって扱う領域が幅広く変化するのもこの業界の特徴です。
企業例
情報処理業界で有名な企業としては以下のような企業が挙げられます。
- NEC
- NTTデータ
- 日立製作所
日本を代表する名だたる企業が並んでいますね。ただ、情報処理業界には、特定の領域に特化した規模の小さい企業も多くあります。
早期内定獲得を目指そう!

早期内定を獲得する学生は徹底した業界・企業・自己分析を行っています。またなんとなくでESを提出するのではなく、選考管理が行き届いているのも特徴です。チェックリストで3つ以上チェックがない場合は要注意です。
ただ、頭では理解していても
- 企業分析のそもそものやり方が分からない
- 企業分析がめんどくさい
- 分析する企業が多い
など様々な理由で後回しになることも。
そこでカリクルでは、就活を応援して「企業分析・業界分析・企業比較」ができ、【選考も一括管理できる】エクセルシートをプレゼントしています。
エクセルシートの使い方が明確なので、スムーズな分析が可能で時間短縮になります。また、就活あるあるの「どこの企業にES出したっけ…?選考どこまで進んでいたっけ…?」もなくなります。
特典をうまく活用して、選考管理はサクッと終わらし、内定獲得を目指しましょう!
IT業界の特徴と現在のトレンド

IT業界の概要について分かったところで、これからのIT業界の動向について見ていきます。
特にIT業界への就職や転職を考えている人は、業界の将来について把握しておくことが重要です。IT業界の将来の理解のために、まずは以下の4つのポイントを意識しましょう。
- IT業界全体の需要は増えている
- IoTが発展している
- VRやARの開発が進んでいる
- AIが様々な場面で利用される
それぞれ詳しく見ていきます。
①IT業界全体の需要は増えている
まずIT業界全体として、より多くの人や企業がIT業界の発展・拡大を求めており、需要は拡大していると言えます。
特にコロナ禍で在宅勤務などが普及したことで、日常生活におけるITシステムの利用が身近になったことは需要の拡大に大きく影響しました。
教育や医療など、情報技術が活用される分野も広がっており、社会全体としてIT業界への需要は大きくなりますよ。
②IoTが発展している
IoTの利用が広がっていることにも注目が必要です。
IoTとは、従来はアナログに使われていたモノと人間をインターネットを使って繋ぐことを言います。
たとえば、家からテレビを予約したりエアコンの電源をつけるのもIoTの一種で、これから生活のさまざまな側面にIoTが導入されるでしょう。
③VRやARの開発が進んでいる
VRやARといった新たな世界の開発が進んでいることもIT業界のこれからを見る上で重要です。
VRは仮想現実、ARは拡張現実と訳され、ゴーグルを着用して全く新しい風景を見たり、現実世界に映像を重ねて見ることを可能にします。
現在はゲームで活用されることの多い技術ですが、これから先医療や教育など、他領域での実用化も進んでいくでしょう。
④AIが様々な場面で利用される
AI技術の発達もいよいよ見逃せなくなってきています。
OpenAI社が開発したChatGPTを初め、自動運転や翻訳などさまざまな領域でAI技術の活用が進められています。
今はまだ実用化が進みきっているわけではありませんが、今後数年で実用化が進むことは間違いありませんよ。
IT業界の3つの魅力

ここまでIT業界の概要と今後の動向について見てきましたが、その上でIT業界での仕事を選ぶ魅力とは何なのでしょうか。
ここでは特に注目すべき3つのポイントについて説明します。
- 将来性がある
- 変化が多くやりがいを感じられる
- 専門的な知識を身に着けられる
①将来性がある
まずIT業界には、まだ市場拡大の余地があり、十分に将来性に期待できると言えます。
市場が拡大するということは、人材の需要が大きくなるということなので雇用も安定するでしょう。
また将来性が高いので、新規事業の立ち上げも多く、責任者層への昇進も他業界に比べて早い可能性が高いと言えます。
②変化が多くやりがいを感じられる
IT業界は現在拡大中の業界であることから、次々といろんなサービスや技術が登場し変化が多い環境です。
変化が多い業界は、環境への適応が難しいともいえます。しかし、その分新たに学ぶ知識も多く、やりがいを感じやすい業界ですよ。
③専門的な知識を身に着けられる
IT業界では、他の業界では学べないような、ITに関する専門的な知識を身に着けられるのも魅力です。
IT業界に踏み入るまでは難しそうで理解を避けていた、複雑なITサービスや普段利用しているサービスの仕組みが簡単に理解できてしまいますよ。
IT業界に向いている人
ここまでIT業界について詳しく説明してきましたが、結局どういう人がIT業界での仕事に向いているのでしょうか。
ここでは特に重要な特徴を3つ厳選してお伝えします。
- 論理的に考えられる人
- 協調性がある人
- 変化に強い人
①論理的に考えられる人
IT業界には、物事を順序立てて、論理的に考えられる人が向いていると言えるでしょう。
IT業界では長期のプロジェクトをチームで担うことが多くあります。目標に向けて段階ごとに計画を立てて、それをチームに共有する上で論理的思考力は欠かせません。
②協調性がある人
IT業界での仕事は基本的にチームで取り組むので、協調性も絶対に必要です。
仕事のレベルが上がるにつれて、プロジェクトは長期化します。その間チームを良い雰囲気にまとめられるコミュニケーション能力がある人はIT業界に向いているでしょう。
③変化に強い人
IT業界では常に新しい技術が登場し、その都度求められる能力や仕事が変化します。
そのため、環境の変化に対応し、変化を楽しめる人材が求められているのです。
新しい知識や技術を積極的に学ぶ性格の人は、ぜひIT業界を目指してみましょう。
【例文つきで解説】IT業界の志望動機
ここまでを読んで実際にIT業界を目指したくなった人は、具体的に自分が取り組みたい業務について志望動機をまとめてみましょう。
ここでは、以下の2つの動機を例にとって、例文を紹介しておきます。
- アプリ開発をしたい
- 社会の発展に貢献したい
①アプリ開発をしたい
まずはプログラミング経験者がアプリ開発業務を志望する場合の例文を紹介します。
私は、御社でアプリ開発業務に携わりたいと考えています。 私は大学時代にJavaやRubyなどのプログラミング言語を独学で習得し、電卓アプリなどの簡単なツール開発に取り組んできました。 この体験を通じて私はアプリ開発の楽しさを知るとともに、チームで開発に取り組めばより高度なツールを作れるのではないかと思いました。 御社はビジネスマン向けのスマートフォンアプリを多数手掛けており、私もそのチームの一員としてより使いやすいアプリの開発に貢献させていただきたいと考えております。何卒ご検討よろしくお願いいたします。 |
②社会の発展に貢献したい
次に、プログラミングなどの経験はないが、社会の発展に貢献したいという動機の例文を紹介します。
私は、IT業界最大手の御社で社会の発展に貢献したいと考えています。 私にはプログラミングなどの経験はないのですが、大学時代にリーダーを務めていた学生団体において、ITツールを導入することで連絡や出欠席管理がとても楽になった経験があります。 ITサービスをもっと人々に普及させることができれば、社会がより効率的に回るようになり、様々な業界で効率化が狙えると思います。 もし御社で働けた暁には、ITサービスの営業員としてサービスの拡大に貢献させていただきたいと考えています。ぜひご検討ください。よろしくお願いいたします。 |
IT業界の業界研究をして志望動機を明らかにしよう
ここまで、IT業界について説明してきました。IT業界のなかにも様々な仕事があり、それぞれで求められる能力も異なります。
自分の能力と自分の志望動機に合致したものがあるかよく調べて、IT業界に挑戦してみましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。