企画職に就きたいけれど、自分に向いているのか不安に思っていませんか?
本記事では、企画職に向いている人の特徴と、企画職の仕事内容とやりがいを解説します。ぜひ参考にして、将来のキャリア選択に役立ててください。
企画職の3つの仕事内容
企画職とは、企画を立案しそれを実行し結果を検証する仕事です。企画職はどの業界でも必要とされ、その仕事内容は多岐にわたります。
ここでは、企画職の主な仕事内容を3つに分けて詳しく解説します。
- 商品企画
- 営業企画
- 広報・宣伝企画
①商品企画
商品企画は、新商品の開発や新サービスの提案を行う仕事です。世間のトレンド・ニーズに合ったサービスやサービスを考え出すことが求められます。
トレンドや顧客のニーズを分析し、それを具体的な形にする能力が必要です。また、自分のアイデアを周囲に分かりやすく説得力を持って伝える力も重要となるでしょう。
商品企画は、企画職の中でも特に創造力と分析力が問われる分野であり、自分のアイデアが形になる喜びを感じられる仕事ですよ。
②営業企画
営業企画は、営業活動をより効果的に進めるための企画を立てる仕事です。市場調査や顧客ニーズの分析を行い、その結果を商品やサービスの開発に活かします。
また、営業方針や販売目標の設定なども行い、営業担当者の生産性向上を後押しします。営業企画が顧客ニーズに合致した施策を立てることで、営業活動が最適化し、効率的に売上を上げられるのです。
③広報・宣伝企画
広報・宣伝企画は、自社の商品やサービスの認知度を高めるための企画を立てる仕事です。
マスコミに商品やサービスを広めてもらったり、動画広告などを作成して認知度を広めるなど、予算の範囲内で最大限の効果を狙います。
商品に合った宣伝媒体の選択、プレスリリース作成に加えて、イベントの企画なども担当。
広報・宣伝企画は、企画職の中でも特にコミュニケーション能力と創造力が求められる仕事であり、自社の商品やサービスが広く認知される過程を直接体験できる醍醐味があります。
企画職の仕事ならではの3つのやりがい

ここでは、企画職の仕事における3つのやりがいを解説します。
- 自分が企画したアイデアが世の中に展開できる
- 事業の成否に大きく関わることができる
- 業界を問わず人脈が広がる
①自分が企画したアイデアが世の中に展開できる
企画職の1つの醍醐味は、自分が考案したアイデアが具体的な商品やサービスとして、世の中に出て行く瞬間を見れる点です。
顧客のニーズを分析し、それを満たす商品・サービスを考案し、社内で提案してそれが形になって市場に出る、その一連の流れを自分の手で作り出すことは、大きな達成感を生むでしょう。
②事業の成否に大きく関わることができる
企画職は、商品やサービスの企画だけでなく、会社全体の経営や事業運営に関する企画も担当します。そのため、自分が関わる企画が会社の成長や業績に直結することもあるのです。
例えば、自社の営業活動がより効果的かつスムーズに進むように、さまざまな施策を企画することで、事業の成否に大きく関われます。その重責とやりがいを同時に感じれるのも、企画職の魅力の1つです。
③業界を問わず人脈が広がる
企画職は、社内外のさまざまな人と関わる機会が多い職種です。商品開発や広報活動、営業企画など、業務の性質上、多岐にわたる部署や企業との連携が必要となります。
したがって自然と人脈が広がり、業界全体の動向や情報を得られることはメリットとして挙げられるでしょう。また、多様な視点や意見を聞くことで、自身の視野も広がり、新たなアイデアを生み出す刺激にもなります。
企画職の仕事に向いてる人の3つの特徴

ここでは、企画職に向いている人の3つの特徴を紹介します。
- 流行やトレンドへの感度が高い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 変化を楽しむことができる人
①流行やトレンドへの感度が高い人
企画職は、新しい商品やサービスを生み出すために、市場の動向や消費者のニーズを敏感に察知する能力が求められます。そのため、流行やトレンドへの感度が高い人は企画職に向いているでしょう。
流行やトレンドに敏感な人は、これらの情報を素早くキャッチし、それを企画に反映させられます。また、好奇心旺盛な人は、新しい情報を探求する姿勢があり、これが企画の新鮮さや創造性につながります。
②コミュニケーション能力が高い人
企画職は、自分のアイデアを他人に伝え、理解してもらう必要があります。そのため、コミュニケーション能力が高い人は企画職に向いています。
また、企画職は他部署や社外関係者との協力が必要な場面が多いため、人間関係をスムーズに進める能力も重要です。コミュニケーションをとることが好きな人は、これらのスキルを活かして、企画職で活躍できるでしょう。
③変化を楽しむことができる人
企画職は、市場の変化や消費者のニーズの変動に対応するため、常に新しいアイデアを考え出す必要があります。そのため、変化を楽しめる人は、企画職に向いているでしょう。
また、企画職は、企画の立案から実行、検証、改善というPDCAサイクルを回す仕事です。このサイクルを楽しむことができる人は、企画職での仕事に対するモチベーションを保てますね。
企画職の仕事に有用な3つの資格

資格は必須ではありませんが、持っていれば就活で大きな武器となります。企画職で特に評価される資格を3つ紹介します。
- 販路コーディネーター
- 商品プランナー
- ビジネスキャリア検定
①販路コーディネーター
販路コーディネーターとは、商品やサービスの販売経路を戦略的に構築し、最適な販売方法を提案する専門家です。
企画職においては、商品やサービスの価値を最大限に引き出すために、どのような販売経路を選ぶべきか、どのように販売を進めるべきかという視点が重要です。
販路コーディネーターの資格を取得することで、市場の動向を理解し、商品やサービスの特性に合わせた販売経路の選定や、販売促進策の立案が可能となります。
また、販売経路の構築だけでなく、その後の販売経路の管理や改善にも役立つでしょう。
したがって、販路コーディネーターの資格は、企画職における商品やサービスの販売戦略を考える上で非常に有用だと言えます。
②商品プランナー
商品プランナーとは、新商品の開発や既存商品の改良を行う専門家を指します。企画職においては、市場のニーズを捉え、それに応じた商品開発を行う能力が必要です。
商品プランナーの資格を取得することで、市場調査や競合分析、商品開発のプロセスを理解し、効果的な商品開発が可能となります。
また、商品開発だけでなく、商品の価格設定やプロモーション戦略の立案にも役立ちます。
したがって、商品プランナーの資格は、企画職における商品開発の全体像を把握する上で非常に有用だと言えるでしょう。
③ビジネスキャリア検定
ビジネスキャリア検定とは、ビジネスの基本的な知識やスキルを証明する資格です。企画職においては、ビジネス全般にわたる知識やスキルが求められます。
ビジネスキャリア検定の資格を取得することで、マーケティングや経済、経営戦略など、ビジネスに関する幅広い知識を身につけられます。
したがって、ビジネスキャリア検定の資格は、企画職におけるビジネスの基本的な知識やスキルを証明するため、非常に有用だと言えるでしょう。
企画職の仕事で大変な2つのこと

企画職というと、新しい商品やサービスを生み出すクリエイティブな仕事というイメージがありますが、その裏側には見えない苦労や大変な点が数多く存在します。
ここでは、企画職の仕事で特に大変な2つのことを解説します。
- 商品化するまでに時間がかかる
- アイデアが中々思い浮かばない
①商品化するまでに時間がかかる
企画職の仕事の一つに、新商品や新サービスの開発があります。その中で、仮に良いアイデアが浮かんでも、すぐに商品化できるわけではないのがデメリットとして挙げられるでしょう。
市場調査や競合調査といったリサーチ業務、商品の仕様やデザインの選定、価格設定、プロモーションの方法や販売戦略など、商品が実際に販売に至るまでには多くのステップが必要です。
商品化するには多くの時間と労力を要し、商品開発チーム全体で共通の認識を持ちながら進めていく必要があります。
②アイデアが中々思い浮かばない
企画職の仕事は、新しいアイデアを生み出すことが求められますが、常に新しいアイデアが思い浮かぶわけではありません。
アイデアを出すためには、市場のトレンドを把握し、顧客のニーズを理解し、それを元に新しい価値を提供する商品やサービスを考え出す必要があります。
しかし、市場のトレンドは日々変化し、顧客のニーズも多様化しています。そのため、新しいアイデアを常に生み出すことは容易なことではありません。
また、アイデアが思い浮かんでも、それが実現可能なものであるか、市場に受け入れられるものであるかを検証する必要があります。
企画職の仕事に向いてる人は敏感かつ柔軟な人
自分が企画したアイデアが世の中に展開できるやりがいや、事業の成否に大きく関わることが企画職の魅力です。さらに、業界を問わず人脈が広がるという利点もあります。
企画職には、流行やトレンドへの感度が高い人、コミュニケーション能力が高い人、変化を楽しめる人が向いています。ぜひ検討してみてください。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。