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オリジナリティある自己PRとは? 採用担当者が教える、よくある例文にならない書き方

就活生にとって履歴書やエントリーシートの提出は、企業に向けて入社の想いを伝える最初のステップとなります。採用担当者はまず、エントリーシート内にある志望動機を読み込み、同時に応募者が学生時代に培ってきた経験などを見極めて合否判断を行います。

企業にとって書類選考とは、“魅力の発掘”です。フレッシュな人材に多く期待したいからこそ、応募者についての情報を提出書類からくみ取り、面接に進んでほしい学生を丁寧に選出していきます。

就活戦線を乗り切るためには、まず一次選考と呼ばれるこの書類審査をパスしなければなりません。就職活動に本腰を入れた際には、最初に力を入れて対策を練るのがエントリーシートの作成だと言えます。

こちらの記事では、採用担当者の興味を引く自己PRの書き方や、オリジナリティある文章の具体例など、実践で役立つ情報をお届けしていきます。

“定型文”になっていない?自己PR文を企業ごとに考えるべき理由とは!

エントリーシート内に“自己PRを書いてください”と指定があるのは珍しくありません。自己PRは、学生の情報が詳細に詰まる部分として採用側が注目する項目です。

人事は、応募者である学生がどのような人物で、何ができるのか、会社が求める人材像とマッチしているかなど、スキルや個性に観点を置き合否の判断材料にしたいと考えています。

ここで気を付けたいポイントは、自己PR文が“どこの企業でも通用するような定型文になっていないか”という点です。就活中は自己分析を行う機会も多く、自身の性格や経験値、能力といった強みを選び抜き文章作成を行うと思います。

しかし実は、長所が書き綴られただけの文章や、使いまわしが可能な文章では、採用側が求める自己PR文にはなっていない可能性が高いのです。その内容として求められているのは、応募者は長所をどのように会社で活かし、企業のさらなる発展のために何ができるのか、という点であり、企業視点で書かれた自己PR文を読みたいというのが採用側の本音です。

社長 鼻毛出てる

例えば航空会社の地上職に入社志望する学生は、大手航空会社を含め複数の関連企業にエントリーをするでしょう。その際に自己PRとして以下のような文面を提出した場合、新卒採用担当者はどのような印象を受けるでしょうか。

1.

「私の強みは語学力です。高校生の頃より航空会社へ入社したいと憧れを抱いていたものの、英語には苦手意識を感じてきました。そこで大学時代はアメリカにて1年間の留学を経験し、多文化や実用的な英語に触れるために現地で学業に専念をして参りました。英語を使った交流の輪を広げようとディベートクラブに参加するなど、積極的に語学の習得に臨んできたことが、TOEICスコア800点取得やビジネスレベルの語学力を身につける結果に繋がりました。このスキルを御社で活かし、御社の地上職にてお客さまの快適な空の旅のサポートを行っていきたいと考えています。」

2.

「私の強みは、努力を惜しまず習得した語学力です。高校生の頃に始めて御社のエアラインを利用して以来、入国ゲートで行われたその接客の素晴らしさに魅かれ、憧れを抱いていました。しかし就業に必須スキルとなる英語に苦手意識を感じていたため、大学時代はアメリカにて1年間の留学を経験することで、着実に語学力を伸ばして参りました。現地でディベートクラブに参加するなど実用的な英語に触れてきたことが、TOEICスコア800点取得やビジネスレベルの語学力を身につける結果へと繋がっています。“お客さまに快適な空の旅を提供するための努力を惜しまない”という企業方針にあるように、御社に入社した際には語学力を活かすだけでなく、空の安全な運航や、ゲストサービスにおいて最大限の力が発揮できるよう、日々努力を続けていきたいと考えています。」

1.は一見すると内容が上手くまとめられた自己PR文に思える文章ですが、企業視点で考えた際に「この語学力をなぜ当社で活かしたいのだろう」「この経験が会社でどのように活きてくるのだろう」「他社でも良いのではないか」など少々説得力のない仕上がりという印象を受けます。

 2.の例文では、なぜこの航空会社に興味があるのかというエピソードから始まり、“努力”というフレーズに着目させつつ語学力の実績がわかる文章になっています。人柄を感じさせつつ、学生時代に何を学び、習得したスキルをどのように活かそうと考えているのか、文章に具体性があることで入社後のイメージがしやすい内容となっています。

 航空会社志望の就活生とあれば、語学力に長けた学生が多く存在します。大切なのは、応募先の企業カラーを考慮したうえで、なぜその会社でなければならないのか、この企業だからこそ自分のスキルを活かしたい、という“特別感”を出すことです。

自己PRの作成は、人事の目を引く文章に仕上げるだけでなく、文字数も制限されるために難しい作業であり、多くの学生が頭を悩ませるプロセスです。しかし、企業カラーをしっかりと研究したうえで一社ずつ丁寧に書きあげることが、書類選考通過の大切なポイントとなります。

キラリと光る自己PRにはオリジナリティがある!

自己PR文を作成する際に、参考書や例文にならって書き上げることはありませんか?実は採用担当者は、選考過程で「どこかで見たような文章」を度々目にしています。例えば「〇〇を立ち上げました」のような文章は意外と多く書かれているだけでなく、文脈が似ていたり、時として構成が同じものなど類似点の多いエントリーシートが見受けられます。

 自己PRではオリジナリティをもたせ、自分がどれだけ会社に貢献できるかという視点で強みを語っていきましょう。しかし、“オリジナリティを出す”と言ってもいきなり書くのはなかなか難しいものですね。

ここで、キラリと光る自己PRに共通する3つのポイントをお伝えします。

1.自分の強みがどのように培われたのかストーリーが語られている

2.私生活において、強みをどのように活かしているか具体例を語っている

3.その強みが企業にとってなぜメリットとなるのか提示されている

 オリジナリティを出すための最大のカギは、自分だからこそ経験したエピソードです。なぜその強みを獲得する経緯に至ったのか、そこに求心力や継続力、行動力、責任感などの具体的なストーリーを織り交ぜることで、人柄や性格をアピールしていきます。

その際、前述したように企業カラーをしっかりと捉え、会社が求める人材像に近づけることがとても大切です。例えばホテルに入社希望の場合、個人として成果を上げた経験を書き連ねるよりも、チームワークを駆使して困難を乗り越えた、といったエピソードの方が入社後の仕事ぶりがイメージしやすいものです。

 そして強調したいのは、培った強みをどのように企業で活かそうと考えているのか、この部分を明確にすることです。入社後、新社会人に求められることは「即戦力」ではありません。

会社の価値観や文化、方針など会社という組織を一から理解し、企業の成長を支えてくれる人材を求めているのです。そのために、自分が持っている“武器”が会社の利益になることを提示し、また仕事に意欲的だという姿勢を見せることが好印象を与えます。

新卒採用時に自己PRの提出を求める目的は、学生がどれだけ自社に貢献するスキルを所持しているか、またバイタリティーにあふれているか、という点です。一度企業視点に立ち、自分の能力がどのように役立つかという観点で内容をまとめることが、書類選考通過のポイントになると言えるでしょう。

まとめ

採用担当者は、学生の個性や性格を文面から感じ取りつつ、その能力ややる気を選考の判断基準としています。企業カラーに合わせ、内容を一社一社丁寧に書き上げていくのは確かに大変な作業ですが、使いまわしが可能な文面は、間違いなく採用のプロに見抜かれてしまいます。

 特に大手企業とあれば数百から数千人の応募者がいるために、オリジナリティあるエピソードで人事の興味を惹きつけなくてはなりません。内容を誇張するのではなく、自分の経験や強みが会社にとって利益になるという点を書き、アピールしていくことで企業にとってメリットある人材だということを記していきます。

学生時代に培った力というのは、社会に出たときに何よりも大きな武器となるものです。誰かの真似ではなく、自分の言葉で語られたストーリーは“人の魅力”を感じさせ、印象に残ります。3つのポイントを押さえつつ、全ての会社が第一志望という心づもりで作成することをオススメします。

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いずみ

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