自己PRで「リーダーシップ」は、多くの就活生に人気のある強みです。
しかし、リーダーシップについてアピールする就活生は非常に多く、上手く差別化できないと埋もれてしまうリスクがあります。
本記事では、企業が求めるリーダーシップ・上手く伝えるコツ・自己PR例文までを徹底解説!
リーダーシップの言い換え表現や注意点まで紹介しますので、面接官に刺さる自己PRを作成して内定に一歩近づきましょう!
キャリアアドバイザー 吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。
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【確認必須】企業が求めるリーダーシップ3つ
リーダーシップは、自己PRに使用する強みとして非常に有効です。
しかし、その分強みとして使う人も多いため、企業が求めるリーダーシップを知り、他の就活生とは違う角度からアピールするとより効果的になります。
ここでは、企業が求めるリーダーシップを以下の3つに分けて紹介しますね。
①自分で考えて行動できる
リーダーは常に能動的に動く必要があり、その上で現状分析をして次の行動をとることが重要です。
このように自分で考え、行動に移せる人材は効率的に業務を行え、リーダーシップ性が高いと、企業から評価されやすいでしょう。
また、自分で考えて主体的に行動できる人は、企業の持続的な成長にも貢献できるため、重宝されやすいですよ。
ただし、自分だけで勝手に動く人・協調性がない人だと思われないよう伝え方には注意しましょう!
②課題解決力がある
企業が求めるリーダーシップ性として、目標達成に向けて現状から問題点を発見し、解決するために取り組めることも挙げられます。
仕事では、さまざまな課題にぶつかることが多く、その課題に対して冷静に分析し、解決まで取り組み続ける姿勢が重要となります。
課題解決のために、最後まで諦めずに取り組んだ経験があれば、アピールするのが良いでしょう。
③協調性や巻き込み力がある
企業が求めるリーダーシップ性として、協調性や巻き込み力があることが挙げられます。
仕事は基本的に1人で完結することはなく、チームで目標達成を目指すことが多いためです。そのチームを目標達成に導くことがリーダーに求められる仕事なのです。
したがって、チームを巻き込みながら目標達成に導ける、協調性や巻き込み力があると高評価を得られます。
企業が求めるリーダーシップ経験がない時
ここまで、企業が求めるリーダーシップ性を紹介してきましたが、当てはまるようなエピソードや経験がないという人もいますよね。
実は、そういった人の多くは自己分析不足の場合が多いのです。自己分析が足りていないと、せっかくリーダーシップ性をアピールできるような経験があっても忘れていたり、もっと別にアピールできる強みがあるのに気づけない場合も。
こういったお悩みを解決するために、カリクルでは、キャリアアドバイザーが自己分析・ES添削・面接対策といった就活全般をサポートする無料サービスを行っています。
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リーダーシップを自己PRで伝える時のコツ3つ
先述したように、リーダーシップを強みとする場合、より具体的に言語化して伝えることが重要です。
リーダーシップを自己PRで伝える前に、必ず以下の3つのコツをチェックしておきましょう。
1つずつ詳しく解説していきますね。
①書き始め|リーダーシップを具体的に伝える
書き始めの文では、結論=アピールしたい強みを簡潔に伝えましょう。
また画像のように、「メンバーをマネジメントする」といった具体的なリーダーシップの内容に言い換えるとベストですよ。
また、例のようにどこでその強みを培った・発揮したのかも端的に伝えられると良いでしょう。
リーダーシップの言い換え表現に関しては、次で詳しく説明していますので、こちらからチェックしてみてくださいね。
②本文|具体的なエピソードを述べる
本文では、具体的にリーダーシップを発揮したエピソードを伝え、説得力や根拠を持たせましょう。
エピソードは、自己PRの核となる部分。何を考えてどのようにリーダーシップを発揮してどんな課題を解決したのかを示してくださいね。
リーダーをしていた期間やまとめていたメンバーの数といった数字も具体的に伝えられるとイメージを持ってもらえますよ。
所属していたグループ・活動内容・リーダー期間・メンバーの数などを具体的かつ端的に伝えましょう!
③締めくくり|仕事にどう活かせるか述べる
入社後は、リーダーシップ性をどのように仕事に活かせるのか、採用担当者がイメージできるように伝えましょう。
業務内容を調べ、実際に実現できるような内容を書くことがポイント。
「リーダーとして活躍したい」と書くのも良いですが、入社後すぐにリーダー職に就くことは多くないため、リーダーシップの長所である、主体的な行動力や課題解決能力などを活かしたいとアピールするのがおすすめですよ。
自己PRで使えるリーダーシップの言い換え10選
自己PRでリーダーシップについてアピールしたい場合、より具体性を持たせて言い換えることが鍵となります。
言い換え表現を使うことで、より具体的にどういったリーダーシップを発揮したのかを伝えられ、他の就活生と大きく差別化できるので、ぜひ活用してみてくださいね。
▼自己PRの言い換え表現一覧▼
リーダーシップの 言い換え例 | 例文 |
---|---|
◼︎チームを統率して成果を生み出せる | この例文を読む |
◼︎周囲を巻き込んだ行動ができる | この例文を読む |
◼︎目標達成のために先頭に立ち主導できる | この例文を読む |
◼︎メンバーの意見をまとめられる | この例文を読む |
◼︎チームの雰囲気をより良くする取り組みができる | この例文を読む |
◼︎チームのマネジメントができる | この例文を読む |
◼︎メンバーの潜在能力を引き出せる | GPTを使って この例文を作成する |
◼︎メンバーに1人1人にあった役割を与えられる | GPTを使って この例文を作成する |
◼︎チームを正しい方向へ導ける | GPTを使って この例文を作成する |
◼︎責任を持って意思決定を行える | GPTを使って この例文を作成する |
上記の言い換え表現を使った例文を、次で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
自己PRでリーダーシップを伝える時の例文5選
ここでは言い換え表現を活用したリーダーシップの自己PR例文を5つ紹介します。
リーダー経験がない人のための例文も用意しましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
①バイトリーダー
メンバーをマネジメントできる
私の強みは、メンバーをマネジメントできるリーダーシップ力です。
この強みは、カフェでのアルバイトリーダー業務で培いました。店舗が駅の付近にあるため、店はいつも混雑しており回転率が悪くサービスが不十分だとクレームを受けることが多々ある状況でした。
そこで一人ひとりの様子を観察し、メンバーにもヒアリングをしたところ、特定のメンバーに業務が偏ってしまっていること・接客時に笑顔が少なく声も小さいことが問題点として挙げられました。
そこで、全員が同じ業務に対して効率よく取り組めるよう、業務マニュアルの作成と2週間の接客研修を行いました。
その結果、3ヶ月後にはクレームが月10件から0件になり、店の回転率も上がったため、売上を1.5倍まで増加させることができました。
持ち前のリーダーシップを活かして、入社後も課題解決のために率先して主体的に行動しチームのパフォーマンス力を高めていきたいです。
この例文では、メンバーをマネジメントするリーダーシップ力があることを伝えています。
課題点から考えた改善策と、実際の結果で数字を使って示せていて分かりやすいですね。
具体的な数値を使うことで、採用担当者によりその状況を想像してもらいやすくなりますよ!
しかし、自己PRを書いた経験が少ない・初めて書く人の多くは、具体性を持たせたり、文章をうまくまとめることに苦手意識を感じやすいでしょう。
実際、ESは添削を繰り返し、ブラッシュアップさせていくもの。先輩や先生、エージェントに頼り、ES添削や面接対策を行うのが、効率的にストレスなく就活を成功させる秘訣なのです。
カリクルでは、ES添削や面接対策はもちろん、企業紹介といった就活の全てをサポート。志望動機や自己PR、ガクチカの作成ツールも配布しているので、就活に悩む人はぜひカリクルにお任せください!
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②部活・サークルのリーダー
目標達成のために主導できる
私の強みは、目標達成のために先頭に立ち主導できるリーダーシップ力です。
この強みは、50人のメンバーを指揮したサッカー部のキャプテン経験で培いました。当時チーム目標として、県大会で優勝することを掲げていました。
しかし、大会の1ヶ月前、主力メンバー2名の怪我により、練習試合での負けが連続し、チームの指揮が大幅に下がってしまいました。
私は主力メンバーに頼りすぎている状況を課題に感じ、学年別で意見交流・課題点確認のMTGを週1度開催すること、メンバーのレベルや状況に合った練習メニュー考案を行いました。
一人ひとりのメンバーと向き合い理解を深めたことで、モチベーションや結束力が高まるようになり、練習の質も向上しました。
結果的に、県大会は準優勝という形に終わりましたが、目標達成のために積極的に行動し、丁寧なコミュニケーションを心がけることでチームに貢献できると学びました。
入社後も、どんな目標に対しても主体的に取り組み、チームに貢献していきたいです。
この例文は、強みを具体的に目標に向かって主導できることと伝え、経験や学びにも一貫性がありますね。
結果的に目標としていた優勝を逃してしまっていても、目標達成までの過程で努力している点で評価されるでしょう。
③ゼミのリーダー
周囲を巻き込める
私の強みは、周囲を巻き込んだ行動を取れるリーダーシップ力です。
私は大学時代に、地域観光のゼミに所属していました。ある時、他大学と合同で意見交流会を開催することになり、私たちのグループが代表として選ばれました。
しかし、メンバーの中には就活やサークルの忙しさから、交流会へのモチベーションが低い人も見られました。
私はリーダーとしてこの状況を課題に感じ、モチベーション維持のために、観光マップ作成係・司会進行係・調査係の3つに役割を分担すること、それぞれ得意分野を担ってもらう・時間確保のためにMTGをオンラインで行う・スプレッドシートで進捗記入をしてもらい、メンバー全員で確認し合える環境作りをする、3つの案を提案・実行しました。
メンバーが振り分けられた仕事に責任を持ち、できることにコツコツ取り組んだことで交流会で行った発表は高評価をいただき、特別賞をいただくことができました。
貴社でも、周囲を巻き込みコツコツと日々の業務に取り組みながらも、積極的なリーダーシップを発揮していきたいです。
周囲を巻き込むために、現状の課題から具体的に3つの案を提案・実行したと伝えられています。
行動力の高さやリーダーシップ性を感じられ、入社後の活躍が想像できるのも好印象ですね。
④委員会のリーダー
意見を効率よくまとめる
私の強みは、メンバーの意見を効率よくまとめられるリーダーシップ力です。私は大学時代、文化祭実行委員会で委員長を務めていました。
企画から運営までを務める実行委員会ですが、委員の数は15名程度であったため、効率よく意見を取りまとめて反映させる必要性がありました。
まず企画に関しては、学年ごとで代表を選抜しMTGを行い、一度精査されたものを全体MTGで共有することで、効率化を図りました。運営に関しては、1年生と上級生でペアを組んでもらい、わからないことは直属の先輩にすぐ聞ける環境を整えました。
その結果、効率的かつ円滑に文化祭への準備を進められ、当日も大きなトラブルを起こすことなく無事成功させることができました。
貴社でも、効率的かつ丁寧なコミュニケーションを心がけ、業績向上に貢献していきたいです。
この例文では、委員会で意見を効率よくまとめ、リーダーシップを発揮できたことを伝えられています。
効率さを重視しつつも丁寧なコミュニケーションも両立していることも示せており、好印象を与えられるでしょう。
⑤ボランティアのリーダー
チームを統率して成果を生み出せる
私の強みは、チームを統率して成果を生み出せるリーダーシップ力です。
私は大学時代にボランティアサークルを立ち上げ、リーダーを務めていました。当時メンバーは5名程度で、より多くの子ども支援をするためにも取り組みの輪を広げ、人員を30名まで拡大するために広報活動を始めました。
大学内でのビラ配りやインスタグラムでの発信を主に行っていましたが、知名度はなかなか広まらず、新規メンバーも集まらないことが課題でした。
そこで、サークル内で何度もミーティングを行い、他のボランティア団体と合同イベントを行う・インスタグラムの投稿頻度を週1から週3に増やす・ボランティアの様子をYoutubeで発信することを提案・実行しました。
その結果、メンバーは45名まで増え、〇〇市の施設で子ども支援の講演を行えるような大きな組織へ成長できました。
入社後も、チーム全体で目標に向かって取り組み、成果を出せるようリーダーシップ力を発揮して業務に取り組んでいきたいです。
この例文では、ボランティア経験からチームを率いて目標達成できたことを伝えられています。
課題解決に向けて、リーダーとして努力した過程が伝わってきますね。
⑥【番外編】リーダー経験がない場合
チームの雰囲気をより良くできる
私の強みは、チームの雰囲気をより良くする取り組みを行えるリーダーシップ力です。
この力は個人経営の沖縄料理屋のアルバイトで発揮できました。ある時、お店でインフルエンザが流行し、バイトリーダーや店長をはじめとする社員が1週間程度勤務できない状況になりました。
いつもお店に来てくれる常連さんのために、残ったメンバーとシェフのみでお店を回そうと決意しましたが、あまりの忙しさで協力して乗り越えるどころか、関係性が険悪になってしまいました。
業務効率の悪さや関係性の悪化を防ぐために、私は話し合いをすることを提案し、臨時のバイトリーダーを決めること、営業時間を短縮して一人ひとりの負担を減らすことを決定しました。
その結果、全員が無理のない範囲で働けるようになり、険悪になりつつあった仲を取り持つことができました。
この経験を活かして、入社後もチームの調和性を保つために行動し、チームのパフォーマンス力を高めていく所存です。
リーダーシップ経験がない場合でも、チームのために貢献できた経験をうまくアピールできれば好印象を与えられます。
この例文では、イレギュラーな状況に陥り、関係性が険悪になったが、リーダーシップを発揮して乗り越えられたことをアピールできています。
リーダーシップ=リーダー経験というわけではありません。肩書きよりも実際に考えて行動したことにフォーカスしてアピールしましょう!
しかし、リーダー経験がなくてもリーダーシップをアピールできると分かっても、上手く文章にまとめられない。逆に、リーダー経験があっても自己PRとして伝えるのになんとなく難しそう、面倒臭い。
こういった漠然としたお悩みを抱えている方には、カリクルのチャットGPTを活用した自己PR作成ツールがおすすめ!
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自己PRでリーダーシップを伝える時の注意点3つ
最後に、自己PRでリーダーシップを伝える時の注意点を3つ解説していきます。
リーダーシップは強みとして伝えやすい反面、伝え方次第でマイナスに捉えられる可能性も。最後までチェックして、自己PR作成の参考にしてみてくださいね。
①自分勝手だと思われないようにする
リーダーシップについての自己PRを途中まで書いてみたのですが、うまく書けなくて…少し見てもらいたいです!
▼Aさんの自己PR▼
私の強みは周囲を巻き込んで目標に向かって取り組めるリーダーシップです。 この強みは、所属していたバレーボールサークルのサークル長を務めた経験で培いました。 私の所属していたサークルは、これまでに大きな大会で上位に入ったこともなくメンバーの多くが息抜きや軽い遊び目的で行っているような状態でした。 この状態を私は大きな課題に感じ、サークル長になったからには、〇〇大会でベスト8に入る程度にはサークル全体のレベルを引き上げたいと考え、練習の改善を行いました……(続く) |
課題として挙げている部分が少し自己中心的に思われるかもしれないですね。サークル長の勝手な考えで行動しているように見えてしまっています
確かに…。実際は私だけではなく、他のメンバーもこの状況を問題視していたので、うまく伝わるように書き直してみます!
限られた文字数の中で伝えるのって結構難しいですよね。カリクルでは、LINEでの無料ES添削も行っているので、一緒に納得のいく自己PRを作成しましょう!
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②役割ばかりを強調しない
リーダーシップは何か肩書きのある役職についていなくても使える強みです。役職や肩書きを強調するよりも、何を考え、何をしたのかが重要となります。
したがって、リーダー・キャプテン・部長といった肩書をむやみに強調するのは避け、できるだけその内容に具体性を持たせるようにしましょう。
逆に言うと何も肩書きがなくてもリーダーシップ性はアピールできますよ!
③具体的なエピソードで必ず根拠を持たせる
リーダーシップを強みとする自己PRに限らずですが、自己PRを伝える際には必ず具体的なエピソードで根拠を持たせましょう。
面接官は初対面の相手であるため、具体的なエピソードからしか、その強みを本当に持っているかどうかを判断できません。
模擬面接を繰り返し、客観的に見ても分かりやすく具体的にエピソードを話せているか確認しておきましょう。
自己PRでリーダーシップを伝えるなら具体的な言い換えが重要!
ここまで、リーダーシップの自己PRの作成方法や伝え方のコツなどについて解説してきました。
最後におさらい
◼︎企業が求めるのは、自分で考えて行動に移せる・課題解決力・巻き込み力・協調性がある人材
◼︎リーダーシップは必ず具体性を持たせて言い換える
◼︎役割を強調しすぎたり、自分勝手と思われかねない伝え方は避ける
本記事で紹介したコツをしっかり押さえ、例文も参考にリーダーシップを効果的にアピールしましょう!
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。