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自己PRのエピソードが思いつかない人必見!探し方から例文まで紹介

「自己PRのエピソードが弱い…」「特別な経験なんてないから書けない…」と悩んでいる就活生は多いのではないでしょうか。

他の就活生が持っていない特別なエピソードでないと、自己PRに使えないのでは?と思うことも。

実はそうではないんです!実は、特別なエピソードを持っている学生の方が少なく、多くの就活生が見つけ方に迷っています

「自己PRに使えるエピソードがない…」と悩んでいる人は、エピソードの見つけ方を知らないだけかもしれません。

本記事では、自己PRのエピソードの探し方や10個の例文などを紹介します。エピソード探しで困っている人は是非参考にしてみてくださいね。

吉田

キャリアアドバイザー 吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

自己PRのエピソードはありふれたものでOK!

「留学や変わったアルバイトなんかしたことない…」「ありきたりなエピソードしかない…」とエピソード探しに困っている人は多いでしょう。

しかし、自己PRのエピソードは特別なものでなくても問題ないです。

もちろん特徴的なエピソードがある場合は伝えるとより印象的ですが、基本的にそんなエピソードを持っている人の方が少ないですよね。

自分では自己PRに使えるエピソードはないと思っていても、視点を変えるとアピールに使える素材はたくさん出てきますよ。

企業が自己PRを聞く理由はマッチ度を図るため

企業は、ただ強みや長所を知りたいわけではなく、それらが企業の雰囲気に合うか、求めている力かを見極めています

自己PRには、強みや長所といった学生のアピールポイントのほかに、学生が大切にしている価値観や判断の基準などが現れます。

エピソードからわかる学生の価値観や考え方が、自社で活かせるか、社風と合うかを判断し、入社後のミスマッチを防いでいるのです。

企業は学生とのマッチ度を最優先に採用活動をしているため、自己PRを書く前に企業分析を入念に行っておくことが大切ですよ。

自己PRに使うエピソードの具体的な探し方

自己PRが聞かれる理由が分かったら、次はエピソードを探していきましょう。

自己PRに活かせるエピソードは必ずあるので、この章で紹介する5つの方法を試してみてください

「そもそも自己PRに使えそうなエピソードが思いつかない…」と悩んでいる人は必見ですよ。

  1. モチベーショングラフを作る
  2. 成功・失敗経験をひたすら書き出す
  3. 友人・家族に自分の特徴的なエピソードを聞く
  4. 自分史を作る
  5. キャリアアドバイザーに相談する

①モチベーショングラフを作る

エピソードの探し方の1つ目は、モチベーショングラフを作ることです。

モチベーショングラフとは、これまでの人生でどのような時にモチベーションの浮き沈みがあったかを表したグラフのこと。

モチベーショングラフをどうエピソード探しに使うのか、ピンとこない人もいるでしょう。

モチベーションの浮き沈みが激しいときは、感情の動きも激しくなっているため、自己PRのエピソードとして詳しく語れる出来事が見つかりやすいです。

これまでを振り返ってモチベーショングラフを作ってみましょう!振り返ることで忘れていたエピソードを思い出せ、自己PRの幅が広がりますよ。

②成功・失敗経験をひたすら書き出す

2つ目は、これまでの経験をひとつずつ振り返り、成功・失敗経験を書き出すことです。どんな些細なことでも良いので、できるだけ多く書いてみましょう。

成功経験は、他人から褒められたことや何か達成して嬉しかったことを思い浮かべると書きやすいです。

逆に、失敗経験は他人から叱られたり、アドバイスをもらったり、悔しかったことを思い浮かべると良いでしょう。

成功体験の例失敗体験の例
◇バイトでお客さんに「ありがとう」と言われた◆サークルメンバーとコミュニケーションが取れず企画書の提出期限に遅れてしまった
◇資格取得のために毎日資格の勉強を2時間できた◆大学でのプレゼンが準備不足でうまくいかなかった
◇サークルでの演奏会の集客を1.5倍にした◆バイトの閉め作業で作業に優先順位をつけられず2倍の時間がかかってしまった

成功経験はもちろん失敗経験も、そこから解決まで導いた経験がエピソードになるので、思いついたものはどんどん書き出していきましょう

すべて出し切ったら、自分の強みに合うようなエピソードはないか探します。エピソードが見つかったら、当時何を感じたか、何を頑張ったか、どう工夫したかなど詳しく考えてみましょう。

③友人・家族に自分の特徴的なエピソードを聞く

3つ目は、友人や家族など第三者に聞くことです。自分で自分の経験を思いつくのが難しい場合は、第三者に聞くと、客観的な視点からの自分のエピソードに気づけます。

第三者に聞くやり方は、「他己分析」と呼ばれ、自分だけでは気づけなかった自分の強みやそれに関連するエピソードを知れますよ。

また、誰かと話しながら自己分析を行うことで、考えがまとまりやすくなるため、1人で悩んでいる人は積極的に取り組むと良いでしょう。

他己分析をすることで、自分では意識していなかった強みや、忘れていたエピソードに気づけます。また、自分1人で考えたものよりも客観的な視点となっているので、エピソードに説得力を持たせられますね。

④自分史を作る

4つ目は、幼少期から現在までの「自分史」を作ることです。

自分史とは、過去から現在までの自分を振り返って、経験を文章化したもので、時系列に沿って当時の考えたことや感じたことを書きます。

時系列に沿って振り返ることで、これまでの自分の考えや感覚がどう変化してきたかが掴め、傾向が分かりますよ。

また、自分がどう活躍して強みが活かされたのかが分かるため、自己PRのエピソードにつなげやすくおすすめです。

⑤キャリアアドバイザーに相談する

ここまで、いろいろと探し方を紹介してきましたが、1人で取り組むことが多く、全部やろうとすると難しいですよね。

モチベーショングラフや自分史を作ってみても、いまいちピンとこないこともあります。

また、「エピソードは見つかったけど、どうやって強みとつなげればいいのか分からない…」と悩む人もいるでしょう。

そんなときは、1人で悩まずキャリアアドバイザーに頼るのも1つの手です!カリクルでは自己分析指導をもとに、自己PRに活かせるエピソード探しや書き方をマンツーマンで教えてくれます。

そのほかにも、7~8回の手厚い面談サポートで就活関連の相談や面接指導も行っていますよ。気になる人は下のボタンからキャリアアドバイザーに相談してみましょう!

自己PRに有用なエピソードかどうかの判断基準3つ

これまでの自分を振り返ってエピソードを列挙できたら、自己PRにうまく使えそうなエピソードを選びましょう

せっかく良いエピソードを紹介できても、強みとズレていたり、入社後の展望と一貫性がなかったりすると良い評価にはつながりませんよね。

採用担当者からより良い評価を得るために、列挙したエピソードの中からどのエピソードが自分のアピールに最適か判断できるようになりましょう。

この章では、以下の3つに整理してエピソードの判断基準を紹介します。

  1. PDCAを回せた経験かどうか
  2. 何か得るものがあった経験かどうか
  3. 具体的に説明できるか

①PDCAを回せた経験かどうか

PDCAを回せた経験は、自己PRのエピソードとして最適だと言えるでしょう。なぜなら、困難に対して工夫した経験がエピソードに含まれるからです。

企業は、どれくらい立派な実績やエピソードかを見ているのではなく、エピソードを通して何をどう工夫したかなどの過程を見ています。

PDCAとは、それぞれ「P=plan(計画)」「D=do(実行)」「C=check(測定・評価)」「A=action(対策・改善)」の頭文字をとった言葉。これらを繰り返し行うのがPDCAサイクルと呼ばれています。

PDCAサイクルを実施できた経験は、困難に直面し工夫して乗り越えた経験を含んでいるため、自分の強みを生かした成長を伝えるのに効果的なエピソードになるのです。

②何か得るものがあった経験かどうか

経験を通して、新たに学ぶことがあったかどうかも、エピソードを選ぶ判断基準の1つです。

自分の強みをアピールするエピソードなら、何か学んだことや得たことが必ずあるはずなので、それらを確かめるよう意識しましょう。

もし得たものがない場合は、エピソードとしては弱い可能性があるため、再度エピソード選びから始めてみてくださいね。

特に、失敗経験では「失敗から何を学んだか」「同じことを繰り返さないようにどう対策するか」「もし似たようなことが起きたらどう活かせるか」など得るものが多いので、深掘ってみるといいですよ。

③具体的に説明できるか

エピソードの経験について具体的に説明できるかも重要な判断基準だと言えます。

せっかくエピソードを選んでも、具体的に説明できなければ自己PRは作りにくいですよね。

選んだエピソードが具体的に話せるかどうかを確認し、もし話せないなら別のエピソードを選ぶようにしましょう。

「なぜそのエピソードなのか?→なぜそう感じたのか?→直面した困難は?→工夫したことは?」などが具体的に自分の言葉で話せるものが良いエピソードです。

それぞれのエピソードを深掘りしてみて、より具体的に説明できるものを選びましょう。

エピソードを組み立てよう!効果的な自己PRの作り方

自己PRに使うエピソードが選べたら、実際に自己PRを作ってみましょう。

組み立て方をマスターすると、より伝わりやすい魅力的な自己PRになるため、是非実践してみてくださいね。

この章では、以下の4ステップで紹介します。

  1. 結論|強みを簡潔に示す
  2. エピソード|行動理由を示す
  3. エピソード|どう課題を乗り越えたかを示す
  4. 差別化|企業の特徴に合わせて締める

①結論|強みを簡潔に示す

まず最初に、自分の強みや長所は何なのか結論を言いましょう。結論ファーストで述べることで、聞き手や読み手はその後に述べられるエピソードについて理解しやすくなるからです。

「結論」の例

・私の強みは、チームの困難を自分事と捉え最後までやり抜く責任感です。

・私の強みは、周囲とコミュニケーションを取り、円滑に物事を進められるリーダーシップです。

・私の強みは、周囲の状況を読み取って柔軟に対応できることです。

「私の強みは~~」と始め、エピソードを通じてアピールしたいことを簡潔に述べましょう。

最初の結論部分では、あまり長くならないように必要な情報だけを述べるようにするといいですよ。

②エピソード|行動理由を示す

次に、エピソードで取り上げる経験をすることとなった理由を示しましょう「なぜそれをやろうと思ったのか」には学生の性格や人が表れるため、企業側も知りたい場合が多いのです。

行動に至るまでの考え方やきっかけとなる出来事を書くと良いですよ。

しかし、「アルバイト中に注文が殺到してしまった経験があり~」などのエピソードでは、「注文が殺到した」経験は自分の意志によって起こった出来事ではないため、行動理由を書きづらいですよね。

そのような場合や、エピソードの他の部分が長くなりそうな場合は削っても問題ありません。

③エピソード|どう課題を乗り越えたかを示す

直面した課題や困難をどう乗り越えたのかも述べましょう。困難を乗り越えるときにどう対処したかには、自分の強みがよく表れるからです。

乗り越えるにあたって、課題の原因と、その課題を改善するためにどのような工夫をしたのかを伝えましょう

また、工夫した内容だけではなく、成果についても必ず伝えましょう。成果と併せて周囲からの評価も伝えると、より好印象になりますよ。

数字や固有名詞などを使って評価や結果を表すと、より説得力のあるエピソードになるので、是非取り入れてみてくださいね。

④差別化|企業の特徴に合わせて締める

最後に、自分の強みと企業の雰囲気や事業などの特徴を合わせて自己PRを締めくくりましょう

これまでのエピソードで伝えた自分の強みが、企業でどのように発揮できるかを伝え、マッチ度の高さをアピールしましょう

また、再度自分の強みをアピールすることで、自己PRで最も伝えたいことが明確になり、相手にとってもわかりやすい内容になります。

企業研究を念入りに行い、企業と自分のマッチ度を示すことで、他の就活生との差別化を図りましょう。

【強み×エピソード別】自己PRの例文10選

ここまで、自己PRのエピソードの探し方や組み立て方を解説しました。

「自己PRの例文を参考にして自分のエピソードを書きたい!」という人もいるでしょう。

ここでは10種類の長所を具体的な場面と絡めて紹介します。自分と同じまたは似ている例文があれば、是非参考にしてみてくださいね。

  1. 慎重×アルバイト
  2. 集中力×学業
  3. 積極性×アルバイト
  4. 思いやり×サークル活動
  5. 行動力×ボランティア
  6. 素直さ×アルバイト
  7. 協調性×サークル活動
  8. 好奇心×趣味
  9. 向上心×留学
  10. 責任感×ゼミ活動

①慎重×アルバイト

慎重×アルバイトの自己PR例

私の強みは何事も丁寧に取り組む慎重さです。

私は以前、飲食店でホールのアルバイトをしていたのですが、その中でトレーにドリンクを乗せてお客様のテーブルへと運んだ際に、バランスを崩しグラスを落としてしまいました。

そのことをきっかけに商品の提供により気を配るようになり、以下の3点を改善しました。

1つ目はトレーに乗せる量を決めたこと、2つ目は大量に運ばざるを得ない状況をなくすために、従業員への声掛けをし分担したこと、3つ目は商品が安定するようこまめにトレーの拭き上げを行なったことです。

以上の点を徹底した結果、従業員全体のミスや食器を割ったことによる経費の出費が減りました。

入社後も、丁寧に仕事に向き合い慎重に取り組む姿勢は、御社の売り上げだけでなく、顧客の満足度にも貢献できると考えています。

アルバイト中の失敗経験をもとにしたエピソードですね。課題解決のために工夫したことが何点あるか最初に明示してから説明しているので、伝わりやすい文章になっています。

②集中力×学業

集中力×学業の自己PR例

私の長所は、短期間で目標達成できる集中力です。

ある資格取得を目指して勉強を始めたのですが、大学の試験期間と資格試験日程が被っており、勉強できる時間が限られている状況でした。

資格試験の範囲は広く、大学の試験と並行して効率的な学習計画を立てることが難しく、焦りを感じました。

そこで、大学の試験と資格試験の両方をこなすために、家を出るまでは大学の勉強、登校時間や休み時間は資格の勉強、というようにルーティンを作り集中して学習したのです。

結果として、どちらの試験も無事に終えられ、資格を取得できました。ルーティン化しつつ隙間時間を活用し、短時間でも集中して勉強を続けたことで目標達成できました。

私の集中力は、企業のプロジェクトや業務での効率的な作業方法の実施や目標達成において、貢献できると考えています。

学業面のエピソードを用いて、集中力をアピールする例文になっています。企業では、ある期間にどれだけの結果が出せたかなどの数字が重視されることも多いです。計画立てて集中して取り組める姿勢を示すのにピッタリな文章ですね。

③積極性×アルバイト

積極性×アルバイトの自己PR例

私の長所は、どんな状況でも自分から行動できる積極性です。

私は以前カフェでアルバイトをしていたのですが、混雑した昼時の予想外の大雨に来店が殺到し、注文が後を絶たずキッチンもオーダーで埋まっていた日がありました。

私は混雑の解消とお客さまに快適に過ごしてもらえるよう積極的に行動しました。

レジの混雑を解消するため、待ち時間にお客様にフリードリンクを提供したり、キッチンのオーダーを効率的に処理するために、短時間で提供できる料理を積極的に提案したのです。

これらの行動の結果、店内の混乱を最小限に抑え、お客さまに円滑なサービスを提供でき、お客さまからは待ち時間の短縮やサービスの質に対する好評をいただきました。

私の積極性はチームの調整や業務効率化に貢献できると思います。入社後は新たな状況にも柔軟に対応し、チーム全体の成果に寄与したいです。

アルバイト中の急なハプニングへの対応がエピソードとして取りあげられていますね。工夫した部分だけでなく、お客さんからの感謝の声をエピソードにいれられているのが注目ポイントです。第三者の評価を入れることで説得力や客観性のある自己PRになりますよ。

④思いやり×サークル活動

思いやり×サークル活動の自己PR例

私の長所は、思いやりを持って行動できることです。

大学のサークル活動でメンバーの一人が急な体調不良で練習に参加できなくなりました。

本番も迫っていたため、彼の体調を心配しながらも、練習の進行やメンバー全員のやる気を維持することが課題でした。

まず、彼に連絡を取り、症状や具体的な状況を確認した後、彼の状況を全員に伝え、彼の安心と回復を願うメッセージを送りました。私は、彼の代役を引き受けたり、薬や食事を届けたりしてサポートしました。

練習の進行や、彼の回復のためには必要だと思い、がむしゃらに行動していましたが、彼やメンバーから「本当にありがとう、おかげで安心して練習できた」と言われ自分の強みに気づけたのです。

人のために動くことをいとわない私の性格は、チームの結束を強め、全員が安心して活動できる環境づくりに役立てられると思います。入社後は、その強みを活かしてチームでの業務で活躍したいです。

サークル活動のエピソードで、思いやりをアピールする例文です。自分1人で課題解決に向かって行動するのではなく、他のサークルメンバーに働きかけて改善へと行動しているのが良いアピールポイントとなっていますね。

⑤行動力×ボランティア

行動力×ボランティアの自己PR例

私の長所は、周りの状況を素早く理解し、改善に向けて行動する力です。

大学時代、地域のボランティア活動に積極的に参加しており、地域の高齢者施設でのイベント準備中に予定外の停電が発生しました。

施設スタッフと連携して非常用の懐中電灯やキャンドルを用意して、参加者の安全確保や安心してもらうために情報を随時提供しました。

また、電気がなくても楽しめる遊びを行なって復旧の待ち時間を有効活用できるようにしたのです。

結果として、停電にもかかわらずイベントを順調に進行することができ、参加者からは停電の影響をほとんど感じることなく、楽しい時間を過ごせたと言ってもらえました。

入社後も、私の行動力は、変化に対応し迅速かつ効果的に業務を遂行することで、チームの成果に貢献できると考えています。

ボランティアイベント中に起きたトラブルへの柔軟な対応が、行動力へのアピールにつながっていますね。安全や参加者の気持ちも考えた行動を紹介することで、状況判断力や顧客満足度を表せられるため、入社後のビジョンに再現性を与えられそうですね。

⑥素直さ×アルバイト

素直さ×アルバイトの自己PR例

私の長所は、相手の言葉を素直に受け止められることです。

私は大学時代、初めての職種のアルバイトで、新しい業務に取り組む際、最初は手順や流れが分からず戸惑った経験があります。

最初は自分で解決しようとしましたが、うまくいかないことが多くありました。そこで、3分悩んだらすぐに先輩や上司に質問をすることを心がけるようにしたのです。

指摘やアドバイスを素直に受け入れ、自分が改善すべきだと思った部分に積極的に取り入れていきました。

結果として、先輩や上司からの指導を受けながら、業務をスムーズにこなせました。周囲とのコミュニケーションも円滑になり、以前より楽しんで取り組めるようになったのです。

私の素直さは、チーム内の円滑なコミュニケーションや業務効率の向上に活かせると思います。入社後は、素直な姿勢をもとに、新しいことに積極的に取り組み、チームの成果に貢献したいです。

自分1人で解決しようとするのではなく、より良い結果になるよう周囲の言葉を受け入れる素直さについての自己PRです。アドバイスを聞き入れる他に、自分から質問をする積極的な姿勢をアピールすることで、入社後も上昇志向を持って取り組むことを伝えられますね。

⑦協調性×サークル活動

協調性×サークル活動の自己PR例

私の長所は、仲間の意見を取り入れながら全員が満足できるように行動する協調性です。

大学のサークル活動で文化祭の企画・運営に関わっていたとき、企画段階で、メンバー間で演目や展示物の選定について意見の対立が生じ、円滑な準備ができなくなったことがありました。

そこで、ひとりひとりの意見やアイデアを丁寧に聞き、背景や理由を整理しました。その後、全員で会議を開き、メンバーの得意分野などを考慮しながら、最終的な演目や展示物の選定を行なったのです。

選定後はそれぞれの役割や責任を明確にし、サークル全体で目標達成のための計画を立てました。

その結果、私たちは意見の対立を乗り越え、魅力的な文化祭の開催に成功し、事後アンケートでは好評が得られメンバーの仲も深まりました。

私の協調性は、チーム内の意見の対立解消や円滑なコミュニケーションに貢献できます。企業では、チームワークを重視し、異なる意見を調和させながらチームの成功に役立ちたいです。

協調性のアピールは、コミュニケーション能力のアピールにもつながります。コミュニケーション能力は、求める人物像に含まれることが多いため、差別化が重要。意見の対立をどう工夫して解消したのか、解消した結果や他者からの評価はどうだったかを示すと、他の就活生との差別化ができますね。

⑧好奇心×趣味

好奇心×趣味の自己PR例

私の長所は何事にも興味を持って挑戦してみる好奇心です。

趣味の写真撮影を通じて、新しい場所や文化に興味を持ちました。

初めての外国旅行では言葉や文化の違いに戸惑い、特に、地元の人々との交流が難しく、十分な理解をもって撮影するのが難しかったです。

しかし、せっかくの旅行なのだから全力で楽しまなければ損だと思い、翻訳アプリを使いながらの交流や、地元のお祭りへの参加によって、言葉や文化などの知識を得る努力をしました。

これにより、地元の人々との円滑なコミュニケーションが可能になり、写真作品にもストーリーがより豊かに反映されるようになりました。地元の人々と自然な会話ができたのが嬉しかったです。

私の好奇心は、異文化への理解向上に繋がり、企業の国際展開や多様性推進に貢献できると考えています。

好奇心旺盛な姿勢がエピソードで示されています。入社後の姿勢に、積極的に挑戦する姿を連想させると、採用担当者からの印象は良くなるでしょう。また、当時感じたことも交えながら書かれているので、リアリティのある文章になっていますね。

⑨向上心×留学

向上心×留学の自己PR例

私の長所は向上心です。

大学時代に留学を経験したのですが、言語や習慣の違いに戸惑い、自分の思いをうまく伝えられずに、ホストファミリーとのコミュニケーションに不安を感じていました。

そのため、留学先の大学のクラスメートから積極的に地元の言葉を学び、地域の文化や習慣に関する知識を深めたり、楽しむことに焦点を当て、表情や身振り手振りを使って伝えるよう心がけました。

その結果、少しずつ言葉の壁が解消され、ホストファミリーや地元の人々との会話が円滑になったのです。自分の思いをより正確に伝えられ、周囲から褒められるまでに成長したのです。

入社後は、自己の成長する過程で仲間にも向上心を影響させ、企業やチーム全体の成長につながるよう貢献したいと考えています。

不安や苦手に感じていることに対して、積極的に克服しようと取り組む姿勢によって、向上心をアピールする自己PRになっています。入社後のビジョンで、自分だけが成長するのではなく、仲間へも影響力を発揮し企業全体の成長へと貢献しようとしている点がポイントですね。

⑩責任感×ゼミ活動

責任感×ゼミ活動の自己PR例

私の長所は、決めたことを最後までやりきる責任感です。

ゼミ活動で、私たちは市民参加型の地域改善プロジェクトを実施予定でしたが、地域住民のニーズや予算など、さまざまな要素を考慮する必要がありました。

そこで、ゼミ仲間と協力して住民の声を反映させるためのワークショップを開催し、市役所とも何度も会議を重ね、予算の効果的な管理やプロジェクトの進捗状況のモニタリングにも取り組んだのです。

これらの結果、プロジェクトは成功に終わり、住民へのオンラインアンケートでは、地域の環境や生活の質が改善されたとの声を頂きました。

私の責任感は、計画されたプロジェクトを最後までやり遂げることに役立てられます。入社後も仲間と協力しながら、顧客満足度を高められるよう丁寧な仕事を心掛けたいです。

ゼミ活動で取り組んだプロジェクトのエピソードで責任感をアピールできています。プロジェクトの目的と達成するための手段を明確にしているため、成功への具体的な取り組みが分かり説得力がありますね。また、アンケートでの住民の声は、エピソードの信ぴょう性を高めるのに効果的ですね。

自己PRのエピソードに関するよくある質問

最後に、自己PRのエピソードについてよくある質問を2つ紹介します。

同じような疑問を持っている人はチェックしておきましょう。

  1. 自己PRはESと面接で内容を分けるべき?
  2. 自己PRにエピソードを2つ入れてもいい?

①自己PRはESと面接で内容を分けるべき?

内容自体は同じもので構いません

ただ、面接ではESの内容をもとに質問されるため、ESの自己PR欄に書いた内容についてしっかりと把握しておきましょう。

自己PR欄の内容が深掘りされることを想定し、より詳しく説明できるように面接までに回答を準備しておくと良いですよ。

ESの内容と面接での回答に一貫性が持たせられるような回答にしましょう。

②自己PRにエピソードを2つ入れてもいい?

基本的に、ESの自己PR欄には文字数制限があるため、エピソードは1つにとどめておくべきです。

しかし、面接中に強みについて深掘り質問された際に、さらに強みを補強するために2つ目のエピソードを話すのは効果的ですよ。

エピソードを2つ話す際の注意点としては、長くしゃべりすぎないようにすること。いつの間にか結論や内容がズレていたり、自分ばかり話して面接官を困らせてしまうこともあります。

基本的には、1つの強みに1エピソードで用意し、補強する場合に2つ目を用意しておくと良いでしょう。

エピソードを見つけて自信を持って自己PRしよう!

自己PRに使えるエピソードがないことは絶対にありません。これまでの人生での経験を丁寧に振り返ってみると、必ずアピールポイントとして有効的なエピソードが見つかるはずです。

本記事では、自己PRのエピソードの探し方や話の組み立て方、例文などを紹介しました

「エピソードが見つからない…」「どう書けばいいのか分からない…」と悩んでいる就活生は、この記事の内容を読んで実践してみてくださいね。

エピソードを見つけて、採用担当に伝わる魅力的な自己PRにしましょう!

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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