エントリーシートに100字で自己PRを書く必要があるとき、「文字数が少なすぎてまとめられない」「自分の魅力を上手く伝えられない」と悩む就活生の方は多くいるのではないでしょうか。
本記事では、100字でも魅力的な自己PRを書く3ステップを紹介します。印象に残る例文や注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ESでは自己PRが100字指定の場合がある
ESを作成する際、履歴書であればフォーマットが定まっているため、文字指定はなく自己PRを記入できます。
一方、履歴書でないESの場合は、企業が独自で作った記入欄に様々な文字数を設定される場合が多くあります。設定される文字数は企業によって異なり、100字から400字まで様々です。
そのため、様々な文字数を想定して自己PRを作成しておくとESの作成が捗りやすくなるでしょう。
【印象に残る!】100字の自己PR作成は3ステップを意識
100字の自己PRを作成する際には、3つのステップを意識することで印象に残る文章が書けるようになります。
それぞれのステップについて解説します。
①最初に強みをキャッチーに述べる
1つ目のステップは、最初に強みをキャッチーに伝えていくことです。何事も結論から述べた方が印象に残りやすく、自分の強みを最初に伝えることでアピールポイントが伝わりやすくなります。
少なめな文字数とのバランスを取りつつ、より具体的に表現していくことで、面接官などがイメージしやすくなるでしょう。
例えば、比喩表現を用いていくことで、差別化を図り、リーダーシップがあることを表現したい場合に、「チームを鼓舞する令和のナポレオン」と表現すると面接官の食いつきがよくなるでしょう。
こちらの記事では、自己PRに使える強みを一覧形式で紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
②根拠となる具体的エピソードでオリジナリティを出す
2つ目は根拠となる具体的なエピソードでオリジナリティを出していくことです。
例えば、ボランティア活動に力を入れていたことを伝えたい場合、ただボランティア活動をしていたという事実だけを書いても、同じような経験をしている学生が多く目立ちません。
この時、具体的なエピソードや場所、数字を盛り込んでいくことで面接官などが質問しやすくなり、受け答えの中で詳細を伝えることができるようになります。
さらに情報の信憑性が増し、イメージもしやすくなるため、具体的な情報はなるべく盛り込んでいくことが大切です。
③強みを仕事にどう活かすか書いて締める
3つ目は、強みを仕事にどのように活用するかを書いて締めることです。
強みをアピールしたところで、仕事にどのように活かすかを書いていないと、その強みと業務にどんな関係性があるのかと疑問を持たれてしまいます。
一方で、強みをどのように仕事に活かすかを書くことで、仕事内容などを理解した上でアピールをしていることが伝わりやすくなるでしょう。
【7つの強み別】100字の自己PR例文
ここからは100字の自己PR例文を7つの強み別に紹介していきます。
自分の強みに該当する例文をチェックし、参考にしてくださいね。
自己PRを400字で指定されている場合は、こちらの記事も読んでみてください。
自己PRを800字で指定されている方は、こちらの記事がおすすめですよ。
①協調性
協調性
私は協調性が強みです。大学では野球部のマネージャーを務め、今できることを重視し、チームが集中しやすい環境を整えていました。入社後も協調性を大切にし、チームの円滑な動きに貢献します。
②継続力
継続力
私の強みは継続力です。4歳から大学まで柔道をやり続けてきました。基本的な練習を欠かすことなく継続し、インターハイ出場などの結果を出せたことが誇りです。入社後も最後まで責任をもって仕事をやり抜きます。
③リーダーシップ
リーダーシップ
私はリーダーシップが強みです。高校時代は野球部でキャプテンを務め、自らがお手本になるべく自分を厳しく律し続け、甲子園出場を実現させました。入社後は、皆をまとめて目標達成に貢献していきます。
④真面目さ
真面目さ
私は真面目さが強みです。学生時代はサッカー部で補欠でしたが、用具係などの目立たない仕事を引き受け、丁寧にこなし、周囲からの信頼を得ることができました。入社後も丁寧にミスなく仕事をこなします。
⑤柔軟性
柔軟性
私は柔軟性が強みです。大学時代に半年程イギリスに留学し、世界各国の学生と一緒に勉学に励み、多様的な意見に触れて自分自身の成長につなげられました。入社後は多様な意見を取り入れチームを活性化させていきます。
⑥向上心
向上心
私の強みは向上心があることです。スキルアップを常に考えており、現在まで語学やビジネス系など、10以上の資格を取得し、現在も自己研鑽に励んでいます。入社後は自ら高い目標を設定し、成果を出したいです。
⑦主体性
主体性
私は主体性が強みです。学生時代のアルバイトでは店長の指示に従うだけでなく、自ら提案しながら行動し、円滑な組織運営に貢献してきました。入社後も提案を積極的に行い、組織に貢献したいです。
自己PRが100字に収まらない時の対処法3つ
自己PRを100字に収めたいけど、なかなか収まらない場合も出てきますが、その際の対処法が3つあります。
ここからは自己PRが100字に収まらない時の対処法について解説していきますね。
①一度必須項目を書き出してみる
1つ目は、一度必須項目を書き出してみることです。
自己PRで何を盛り込みたいかを必須項目として書き出してから、肉付けを行っていくやり方です。
すると、盛り込みたい内容を守りつつ文字数の調整が行えるので、文字数指定をクリアしながらしっかりと伝わる内容に仕上がります。
あれも書きたい、これも書きたいと悩む前に、まずは必須項目を書き出してみてはいかがでしょうか。
②修飾語から削る
2つ目は修飾語から削っていくことです。
「この」や「その」など、こそあど言葉を筆頭に不要な副詞や形容詞を削ることで全体の文字数を減らすことができます。
また表現を変えることで文字数を減らしつつ伝えたいことを保てるため、最初は多めに自己PR文を作成してから削ることがおすすめです。
削りすぎて意味が変わることがないように十分注意をしながら、削れる部分を削りましょう。
③文末を工夫する
3つ目は文末を工夫していくことです。
丁寧に説明しようとして文末が長くなりやすく、無駄な文字数が生じることから、文末を工夫するだけでも文字数を減らせます。
例えば、「~することができます」であれば「~できます」に置き換えられるため、5文字も削れるなど、文末の工夫でスリム化が図れるでしょう。
最初から文末を工夫する必要はなく、まずは自己PR文を作成してからの方がやりやすいです。
100字の自己PRを書く時の注意点2つ
100字の自己PRを書く際には2つの注意点に気を付けましょう。
ここからは100字の自己PRを書く際の注意点について紹介していきますね。
①100字オーバーはNG
1つ目は100字オーバーは避けることです。
100字という指定がある場合、100字を守ることがルールであり、文字数オーバーはルールを守れない人という印象を与える可能性があります。
一方で「100字程度」という指定があれば、若干オーバーしても許されますが、100字前後では前後20文字が許容範囲です。
100字程度でも、できれば100字ピッタリ、もしくは95字から100字あたりでまとめられるのが理想的でしょう。
②客観的に見て筋が通った文章か確認
2つ目は、客観的に見て筋が通っている文章かどうかを確認することです。
文字数を意識し過ぎて削り過ぎた結果、何を伝えたいのかよくわからない文章になってしまうことがあります。
重要なのは企業側にどんな強みを持っているかを伝えることなので、第三者が見て筋が通っている文章かどうかを重視しましょう。
その上で文字数の調整を行っていき、100字前後にまとめていければ自己PR文としてうまく仕上がります。
印象的な100字の自己PRで他の就活生に差をつけよう
100字でまとめることは大人でも大変であり、誰でもすぐにできるものではありません。
100字でまとめる練習を続けることで、端的に強みを伝えるスキルを磨けるようになります。
印象的な100字の自己PRを作り上げて、ライバルである他の就活生たちに差をつけていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。