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400字の自己PRの書き方を解説!例文や文字数の調整方法も紹介

「自己PRを400字で書く指定があるけど、何を書けばよいか分からない…」「400字の自己PRの例文を見てみたい。」このように、自己PRの書き方について悩む就活生の方は多いのではないでしょうか。

定められた文字数の中でアピールするためには、事前に書く内容の大枠を掴んでおくことが必要です。そこで今回は、400字の自己PRについて下記内容を解説します。

加えて、400字の自己PRの例文を3つ紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

400字の自己PRを書く3つの手順

早速、400字の自己PRを書く手順を解説します。採用担当者に響く自己PR分を書くためには、大枠の流れの理解が必要です。

自己PRを書く際は、下記3つの手順で書き進めていきましょう。

  1. 最初と最後に自分の強みを書く
  2. 強みに関連するエピソードを一つ述べる
  3. 企業でどう活かせるか述べる

①最初と最後に自分の強みを書く

自己PRを書く際のポイントの1つは、最初と最後に自分の強みを書くことです。最初に30字程度で自分の強みを書くことで、次につながる文章が何の説明を書いているのか分かりやすくなります

加えて、相手により深く印象を残すためには、文章の締めの部分でもあらためて強みを述べることが大切です。

締めの部分で強みを述べる際は、最初の表現から少し変えた言い回しをすることで、より深く相手に印象付けられます。

冒頭で強みを書いた後は、強みを根拠付けるエピソードを一つ述べましょう。エピソードを書くことで、強みである根拠を理解でき、説得力が生まれます

エピソード部分は300字程度を目安にし、遭遇した困難や、困難を乗り越えた時の経験を書くことがポイントです。

エピソードは複数あると印象が薄くなってしまうため、自分が深く語れるエピソードを一つ選んで書くようにしましょう

③企業でどう活かせるか述べる

自己PRの最後の部分には、自分の強みを企業でどう活かせるかを書きましょう

採用担当者は、候補者の強みを自社でどのように活かせるかを考えています。そのため、自己PRの最終着地点では、自分の強みを活かして企業で活躍するイメージを伝えることが大切です。

最後の70字程度で、「自分の⚪︎⚪︎力を活かして、△△をしていきます」といった、自分の強みの活かし方を伝えましょう。

400字の自己PRで魅力を伝えるときのコツ2つ

続いて、400字の自己PRで魅力を伝えるコツを解説します。400字の文字数制限の中では、書く内容の絞り込みが必要です。

400字の自己PRで魅力を伝えるためには、下記2つのコツを押さえましょう。

  1. 具体的な成果だけでなく過程も書く
  2. 課題や困難を乗り越えたエピソードを書く

①具体的な成果だけでなく過程も書く

自己PRで魅力を伝えるためには、具体的な成果だけでなく過程も書くようにしましょう

採用担当者は、成果以上に成果までの過程を知りたいと考えています。なぜなら、成果を出した過程こそが、再現性を測る指標となるためです。

採用担当者は、候補者のエピソードを確認しながら、自社で働いた場合の状況へ置き換えてイメージを膨らまします。

自己PRでは、数字を交えた具体的な成果とともに、成果に至るプロセスをあわせて書くことで、採用担当者への説得力を高められます

②課題や困難を乗り越えたエピソードを書く

自己PRで魅力を伝えるためには、課題や困難を乗り越えたエピソードを書きましょう

課題や困難を乗り越えるときの工夫や、苦労した経験から得た学びを書くことで、採用担当者の印象に残る文章となります。

アルバイトやサークルでのトラブルや、留学先で課題となったことなど、自分が直面した困難をテーマに、その困難にどう対処したかを書きましょう

あわせて当時の感情を交えて書くことで、候補者の人柄を知ってもらえる自己PRとなります。

400字の自己PRを書く時の注意点2つ

続いて、400字の自己PRを書く時の注意点について解説します。文字数ばかりを意識してしまうと、本来の目的からズレた文章となってしまうため注意が必要です。

400字の自己PRを書く際は、下記の2つに注意しましょう。

  1. 文末は「だ」「~である」を避ける
  2. 意味のない字数稼ぎを避ける

①文末は「だ」「~である」を避ける

400字の自己PRを書く際は、「だ・である調」で書かないようにしましょう

文字数を少しでも減らしたいといった理由から、「だ・である調」を用いる人もいますが、採用担当者が目上の人であることを忘れてはなりません。

目上の人に読んでもらう文章を書く場合は、「です・ます調」で丁寧に書くのが好ましいです。

文章を書き終えた後は、文末の書き方にバラつきがないかをチェックしましょう。

②意味のない字数稼ぎを避ける

400字の自己PRを書く際、文字数を埋めるための意味のない字数稼ぎはやめましょう。字数稼ぎのための中身の無い文章は、読み手にストレスを与えるだけです。

本来、濃いエピソードを入れられれば、400字内にまとめることが課題になるでしょう。もし文字数稼ぎが必要なのであれば、テーマとするエピソードが薄い、エピソードの深堀りができていないことが原因です。

小手先の文字数稼ぎをするのではなく、アピールする内容からしっかりと考える必要があります。

自己PRが400字を超えるときの対処法2つ

続いて、自己PRが400字を超えるときの対処法を解説します。内容が充実していくほど、文章をスリムにしていく工夫も必要です。

自己PRが400字を超えてしまった場合は、下記2つの対処をしましょう。

  1. 修飾語を書かない
  2. 類語で置き換える

①修飾語を書かない

自己PRが400字を超えてしまった場合は、削れる修飾語を探してみましょう

例えば、「とても」「しっかり」などは無くても意味が伝わる言葉です。修飾語を多用すると、稚拙な文章と感じたり、信憑性の薄い文章と思われたりする可能性があります。

自己PRを書き終えた後、無くても意味が伝わる修飾語を探して、不要な言葉は削除しましょう

②類語で置き換える

自己PRで規定の文字数を超えてしまう場合は、類語で置き換えられないか考えましょう。例えば、「コミュニケーション」という言葉であれば、「対話」や「交流」などに置き換えられます。

特にカタカナ言葉には文字数が長いものが多いため、文章全体の漢字、ひらがな、カタカナのバランスをみながら、他の言葉に置き換えることが好ましいです。

類語を調べる際は、「⚪︎⚪︎ 類語」でWeb検索をすれば、適した言葉を見つられますよ。

どうしても自己PRが400字未満になるときの対処法2つ

続いて、自己PRが400字未満になるときの対処法を解説します。文字数が少なくなった分だけアピール力も落ちてしまうため、規定の文字数を上手に使い切ることが大切です。

もし、自己PRが400字未満になった場合は、下記2つの方法で対処しましょう。

  1. エピソードを深堀りする
  2. どのような気持ちになったのか書く

①エピソードを深堀りする

文字数不足となる要因として多いのが、エピソードを深堀りできていないことです。

自己PRでは、成果を得るまでに苦労したことや、困難を乗り越えるために工夫したことを、抽象的な表現ではなく、可能な限り数字や固有名詞を含め、具体的に表現することで説得力のあるアピールとなります

過去の体験を振り返って詳細な内容を整理し、一つひとつのことを具体的に伝えていきましょう。

②どのような気持ちになったのか書く

自己PRで400字未満となってしまった場合は、エピソードの中でどのような気持ちになったのかを含めてみましょう

採用担当者が候補者の人柄を理解するために知りたいと思っている要素が、候補者の感情です。採用担当者も人間であるため、感情に訴えかけるものがあれば、候補者への興味も強くなります

当時の気持ちを振り返り、悔しさ、落胆、喜び、感謝など、エモーショナルな内容を加えていきましょう。

400字の自己PRの例文3つ

続いて、400字の自己PRの例文を紹介します。

アルバイトやサークルなどのエピソードのテーマと、責任感や向上心といったアピールしたい能力の違う3つの例文を紹介しますので、自身がアピールしたい内容に近いものを参考にしてみてくださいね

【例文①】アルバイトでの責任感

私の強みは、強い責任感を持って必ずやり遂げることです。

私は大学1年生からカフェでアルバイトをしています。
接客態度や商品提供のスピードが評価され、大学2年時からは新人アルバイトの育成担当を任されました。育成担当を任された当初は、新人へのレクチャ不足によりレジが混雑してしまったり、新人が定着せずに辞めてしまったりすることがあり、育成担当をするのが辛いと思った時期もありました。

それでも、「活躍するスタッフを育てる。」といった私に任せられた役割を全うしたいと思い、レクチャ内容のチェックリストの作成や、新人の悩みをヒアリングする時間を設けるなどの工夫をしました。結果、1ヶ月ある新人の研修期間の終了率が90%まで改善され、店舗で活躍するスタッフの育成に貢献できました。

経営コンサルタントとして働くなかでも、クライアントとの信頼関係のもとで、いただいた仕事に責任感を持って、期待以上の結果を出せるよう尽力する所存です。

1つ目の例文は、責任感をもってアルバイトの仕事に取り組んだエピソードです。具体的な数字を用いることでエピソード説得力が増しています。

【例文②】勉強での向上心

私の強みは、向上心を持って自発的に成長できることです。

私は、大学に入学するまで英語に苦手意識があり、他の科目と比較すると英語勉強にかける時間は少なめでした。しかし、英語が使えるようになれば、世界中の人とコミュニケーションを円滑にできたり、英語で情報収集ができたりとメリットが多いと考え、大学入学時から英語学習に力を入れ始めました。

当初は、英検準二級を目指して勉強を始めましたが、最初は分からない文法や単語が多くスムーズに勉強が進まず、挫折しかけた時期もありました。それでも、目標を再認識して基礎から英語学習をやり直すことで、徐々に英語が楽しくなり勉強する時間が増え、大学3年時には当初の目標を超える英検1級に受かることができました。

御社に入社させていただいた際も、指示された業務をこなすだけではなく、常に一段上のレベルの仕事ができる営業として、高みを見据えて働いていきたいと考えています。

続いて、勉強の際に向上心が活かされたエピソードを紹介している例文です。困難にぶつかりながらも試行錯誤し、最終的に成果を出すことができています。ワンランク上の仕事ができる根拠がしっかりとあり、好印象なアピールになっています。

【例文③】サークルでの協調性

私の強みは、多様性を認め、どんな人とも協調性を持って活動できることです。

私は大学で美術部の部長をしています。
私の在籍する⚪︎⚪︎大学では、留学生の受け入れを積極的に行っており、美術部にもカナダ、ドイツ、タイから来た3名の部員がいました。

大学3年時に美術部全員で共同制作の作品をコンクールに出展する機会があり、制作イメージを話し合いましたが、部員それぞれの価値観が違い、中々まとめることができませんでした。

特に、留学生のバックボーンである作品や感性が違うことが大きな壁となっていました。そのため、一旦、それぞれの好きな作品を共有し、価値観を理解する時間に注力しました。結果、共通する価値観が生まれ、部員全員が納得する作品を制作できました。さらに、コンクールでの入賞も実現することができました。

様々な人と働くなかでも、円滑なコミュニケーションのため協調性は必須かと思います。
御社に入社後は、私の強みを活かし、強いチーム力で大きな成果を出せるよう尽力する所存です。

最後に紹介する例文は、サークルで協調性が発揮されたエピソードを紹介する例文です。部長という立場でメンバーをうまくまとめつつ、成果を出したエピソードを効果的に伝えています。

400字の自己PRを書いて自分の魅力をアピールしよう

今回は、400字の自己PRの書き方について解説しました。

400字の制限は人によって多く感じたり、少なく感じたりするかも知れませんが、要点さえ押さえれば、しっかりと自分をアピールできる文字数です。

本記事の内容を参考に、文字数制限をフルに使って自分の魅力をアピールしていきましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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