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自己PRで責任感をアピールする際のポイント解説|方法や例文も紹介

自己PRで責任感をアピールしたい就活生は多いでしょう。しかし「これで面接官の心を掴めるとは思えない」「そもそも何を話せば良いのか分からない」と不安に思う人も少なくないはずです。

そこで本記事では、就職活動で求められる責任感の種類自己PRで責任感を魅力的にアピールする方法をまとめました

就活で求められる3種類の責任感

まずは就職活動の自己PRにおいて求められる責任感を、3種類解説します。企業が知りたいと思っている責任感は、以下の3種類です。

  1. 自責の精神
  2. 物事を完遂させる力
  3. 当事者意識

それぞれどのような責任感なのか、具体的な例も含めて見ていきましょう。

①自責の精神

自責とは、自分自身の過ちを素直に認めることです。企業では基本的に個人で動かず、チームで動くケースが多くなります。

チームの中でトラブルが発生した際に、チームの一員として責任を持って行動できる精神があるのかを、企業は知りたいと思っています。

自責の精神がある人は、「自分が解決するべきだ」と高い使命感を持ち、問題解決に取り組めると思われるでしょう。

しかし自責の念が強いと、「自分のせいだ」「他人に迷惑はかけられない」といった思考回路から問題を周りに共有せず抱え込む危険性もあります。

注意点に関しては、記事後半の『自己PRで責任感をアピールする際に注意すべき2つのこと』をご覧ください。

②物事を完遂させる力

請け負った仕事やすべきことを途中で放り出さず、「責任を持ち完遂する力があるか」を企業は知りたいと思っています。

チームで仕事をする上で重要なのは、統率力です。しかしチームのひとりが仕事を放棄しがちだと、計画が崩れ他の人にしわ寄せが行くでしょう。

仕事をカバーした人からの不満が出ると、チームは円滑に回りません。そのため最後までやり遂げる責任感は、仕事をする上で必要不可欠な要素です。

③当事者意識

当事者意識がある人は、チーム内で問題が発生した際に、自分に問題の原因がなくても当事者として考えられる責任感を持つ人のことです。

自分に関係がない場所でトラブルが発生した際に、自分に何かできることはないかと考えて手助けをします。

また「この失敗を自分がしないためにはどのような対策を取れば良いのか」など、今後失敗しないために動く人もいるでしょう。このような当事者意識がきちんとある人を、採用したい企業もあります。

責任感を自己PRでアピールする時のポイント3つ

就職活動における自己PRで、責任感を魅力的にアピールするポイントは以下の3つです。

  1. 責任感を自分なりに具体的に言い換える
  2. 期待値を超える成果や取り組みをアピールする
  3. 社会人の基準で責任感をアピールする

責任感をかみ砕き言い換えたり、企業の期待を超える成果や取り組みを具体的なエピソードを用いて話すと強みになります。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

①責任感を自分なりに具体的に言い換える

就職活動において責任感を強みにする人は多いため、他の就活生と差別化するために、自分なりの言葉で言い換えましょう。

自己PR、学生時代に力を入れたこと、長所や短所を述べる場など、さまざまな場所で責任感というワードが飛び交います。

特に人気の企業では、ありきたりな言葉を使っても合格をつかみ取れません。

責任感とひとことで行っても千差万別なので、自分の強みである責任感について、いつ発揮されるのか、どのように発揮されるのかを具体的に考えていきましょう。

②期待値を超える成果や取り組みをアピールする

企業は期待以上の成果を出せる人を採用したいと考えているため、ポテンシャルの高さを伝えることが大事です。

企業の期待値を超えると予想できるエピソードや学生時代の取り組みがあるなら、自己PRに入れましょう。

求められたもの以上の成果を出せると思ってもらえるため、最も自信がある形で責任感をアピールすることが重要です。

他の学生がなかなか経験できない、自分ならではのエピソードを探してみましょう。

③社会人の基準で責任感をアピールする

あなたの考える責任感が、社会人から見ても妥当であるかを考える必要があります。例えば学生時代であれば、無遅刻であることは称えられたことかもしれません。

しかし社会人であれば、時間を守ることは当たり前のことです。そもそも責任感という言葉自体、当たり前のことであるという考え方もできるでしょう。

与えられた仕事や請け負った仕事を完遂するのは、社会人として当たり前のことといえます。

与えられた仕事をこなす中で、どれほど粘り強くできるのか、成果を上げられるのかを+αで考えることが重要です。

自己PRで責任感を伝える際の方法3ステップ

就職活動の自己PRで、より分かりやすく責任感を伝える3つのステップをまとめました。

  1. どのような責任感かを結論ファーストで伝える
  2. 責任感を発揮したエピソードを簡潔に伝える
  3. 入社後にどのような活躍ができるか伝える

結論から話し、根拠となるエピソードで肉付けし、責任感の強さがどのような利益をもたらすのかを伝えます。簡単に紹介していきます。

①どのような責任感かを結論ファーストで伝える

どのような責任感なのかを、最初に結論として伝えましょう。本記事の『責任感とは?就活の自己PRで求められる3つの種類を解説』を参考に、自分なりに肉付けをして構成を考えてみてくださいね。

自分らしい言葉遣い、言い換え表現を駆使して、分かりやすさを重視して伝えましょう。細かいことは、次のステップに組み込みます。

②責任感を発揮したエピソードを簡潔に伝える

責任感をがあることを伝えられるエピソードを入れましょう。エピソードを話すときは、簡潔に分かりやすく、時系列順にすると分かりやすいです。

時間がある場合は、最後に「このような経験から私は、◯◯の責任感(最初に話した結論)が持てるようになりました」など、結論をもう一度話してエピソードを締めましょう。

③入社後どのような活躍ができるか伝える

就職活動における自己PRでは、自分が企業に与えられる利益を明確にすることが大切です。責任感があることだけを伝えても意味がありません。

自分の強い責任感が企業に与えるメリットまで伝えたほうが、良い印象を与えられます。

入社後にどのような活躍ができるのかを、簡潔に伝えましょう。先ほど話したエピソードをふまえて、自己PRの総括をしてください。

【エピソード別】責任感をアピールする自己PRの例文3選

自己PRで責任感をアピールするための例文を、3つ紹介します。

  1. アルバイト
  2. サークル活動
  3. 部活動

上のエピソードに関する例文を、順番に見ていきましょう。

例文①: アルバイト

まずは、アルバイトの経験で責任感を発揮した例文を紹介します。

私の強みは、責任感が強いところです。

私は飲食店でアルバイトをしていました。レジ打ちで金額の誤差を出したことは0回ですが、同じアルバイト仲間のレジ打ちのミスが目立っているなどの課題がありました。

ミスの原因を把握するため、一人ひとりに不安な点をヒアリングしてみると、最初の研修の時点で疑問を残したままになっていることが原因だと分かりました。全員が共通の認識を持ち安心して取り組むことができるように、改めてレジ打ちの方法やミスをしてしまった場合の対処法をノートにまとめ共有しました。

その結果、誤差の発生が今までの1/10にまで減少し、他のバイト仲間から感謝の声を聞くこともできました。

他人事と思わず、周囲の状況をよく見てサポートする強みには自信があります。
御社に入社した後も、周囲に気を配り、自分だけでなくチーム全体での業務の精度向上に努めていく所存です。

レジ打ちのミスをしない当たり前の責任感にプラスして、さらに他の従業員のミスの対策をすることで人並み以上の責任感の強さをアピールしています

レジ打ちのミスをしないこと自体も難しいですが、採用者がその難しさを知っているとは限りません。当たり前の責任感以上のポイントを探しましょう

例文②: サークル活動

続いて、サークル活動の経験を活かした例文を紹介します。

私の強みは、自分の立場を考え責任をもって役割を果たせるところです。

学生時代は、バスケットボールサークルの代表を務めました。

当初は、場所と練習時間の確保、その他部員に連携が取れず練習が思うようにできないという課題が挙がっていました。サークルを率いる立場としてできることを考え、すぐに行動に移しました。

活動のスケジュール調整の仕方に問題があると感じ、まずは地域の複数の体育館に掛け合って練習時間と場所を常に確保できるようにしました。その後、月初に必ず活動の予定を記載したカレンダーや連絡事項を発信し、定期ミーティングを行うことで80人のメンバー全員が連携をとれるよう注力しました。

御社においても、チームでの業務を重視していると伺っております。この経験を活かし、自らが主体的に活動してチーム全体に必ず貢献していきたいと考えております。

成し遂げたエピソードを踏まえることで、最初に話す結論に説得力を持たせられます。責任感にプラスして、リーダーシップ力についても言及し、他の就活生との差別化を図りましょう。

例文③: 部活動

最後に、部活動の経験をもとにした例文を紹介します。

私の強みは、一度決めたことを完遂する責任感があるところです。

学生時代は、バドミントン部に所属していました。
入部当初からバドミントン部全体の士気が低く、2年前から大会に出場しても初戦敗退が続いていました。

部長に就任後、部員のモチベーションを上げるため、まずは「大会で3位以内」という目標を部員全体に共有しました。そして、部員の練習の様子を観察し、一人ひとり得意なところを褒めるとともに、苦手な点に合わせた練習メニューの提案を行いました。

結果として、成長を実感できたことでモチベーションも上がった部員が増え、活発に練習に励むようになりました。その上、大会で団体戦3位という目標を達成することもでき、大きな喜びを感じました。

組織の課題に対して全力で向き合い、解決策を模索していく姿勢は、働く上でも必須だと思います。
この経験を活かして、コンサルタントとして、クライアントの課題解決に向け根気強く取り組んでいきたいと考えております。

根気強く取り組む姿勢を見せることで、完遂する責任感をアピールしています。諦めずに積極的に問題解決に取り組めることを、アピールしていきましょう。

自己PRで責任感をアピールする際に注意すべき2つのこと

最後は自己PRで責任感をアピールする際に注意すべき2つのポイントを紹介します。

  1. 責任感をネガティブに受け取られないように気をつける
  2. やって当然のことを責任感として伝えない

1つずつみていきましょう。

①責任感をネガティブに受け取られないように気をつける

責任感が強すぎると、頑固であると思われるなどネガティブな要素として捉えられる可能性があります。

例えば一度決めたことを最後までやり遂げる力は賞賛されるべきことです。

しかし利益が出ない行為や成功する見込みがないことをやり遂げようとすることは、企業にとって意味がありません。

また自責の精神が強すぎることも、企業にとっては問題です。何事も自分に問題があると思っているタイプの人は、ミスを周りに共有しない可能性があるからです。

柔軟に周りの力を借りながら問題解決に歩んでいけるなど、不安を払拭できるエピソードを用意しておきましょう。

②やって当然のことを責任感として伝えない

責任感をアピールする上で、人間として当たり前のことを責任感として伝えないようにしましょう。

例えば「アルバイトに遅刻をしなかった」「必要な単位をすべて取得した」などは、当たり前のことです。

当たり前のことを最後までやり遂げる力も責任感のひとつですが、就職活動でアピールするには足りません。

プラスアルファの責任感を意識してアピールしましょう。『責任感を自己PRでアピールする時のポイント3つ』でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

自己PRでは自分なりの言葉で責任感をアピールしよう

自己PRで責任感をアピールする就活生は多いため、自分なりの言葉に言い換えることが重要です。

責任感とひとことでいっても、さまざまな種類の責任感があります。自分の強みはどんな責任感か、どんなときに発揮されるのか、どんなメリットをもたらすのかを考えてみましょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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