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自己PRで向上心をアピールする方法やポイントを解説|例文も紹介

「自己PRで向上心をどう表現すれば良いの?」
「向上心を自己PRでアピールするのは効果的なの?」

向上心は、組織やチームでの成果を生む原動力として、多くの企業が重視する項目です。しかし、単に「向上心があります」と言うだけでは伝わりません。

本記事では、自己PRでの向上心の伝え方・例文・注意点まで詳しく解説します。ぜひ、参考にしてくださいね。

早川

キャリアアドバイザー 早川

新卒でC-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして最前線に立つ。自身の就活で壁にぶつかった経験から、就活生の悩みに寄り添い、具体的かつ等身大のアドバイスを得意とする。

自己PRで向上心のアピールは有効!理由を解説

向上心は自己PRとして効果的な強みになります

仕事では常に新しいことや課題に向き合うことを求められます。その際に向上心を持てるか、嫌々対応するだけなのかに二分します。

課題や問題に対して向上心を持って対応する力は、そのまま「困難にくじけず立ち向かう力」とも言えます。企業としては、困難を目の前にしたときに逃げずに対処する人材は非常に魅力的なのです。

また、企業は向上心を持つ人材を高く評価するものの、多くの就活生が主張する強みなので、単に「向上心があります」というだけでは足りません。

そのため、向上心を持つというだけでなく、それを具体的な出来事や実績で示すことでより効果的なアピールに変わりますよ。

自己PRで向上心をアピールする際の3つのポイント

自己PRで向上心を強みとする際のポイントは以下の3つです。

  1. 自分なりの言葉で向上心を定義する
  2. 向上心が成果に結びついたエピソードを伝える
  3. 企業が求めている向上心をアピールする

それぞれ、詳しく解説します。

①自分なりの言葉で向上心を定義する

「向上心があります」だけでは、どんな向上心を持っているのか、詳細な内容が伝わりません。そこで、自分なりの言葉で向上心を定義する必要があります。

例えば、向上心とは「自分が今持っているスキルや知識を日々進化させ、未知の領域に挑戦すること」と定義する人もいれば、「自分の過去の成果や実績を常に超えていく意欲」と捉える人もいます。

自分自身が何をもって向上心と捉えているのかを明確にし、それを具体的な言葉で伝えることが大切です。

客観的に聞いて違和感がなく、かつ自分なりの言葉で表せていれば問題ありませんよ。

②向上心が成果に結びついたエピソードを伝える

向上心をもって行動した結果、どのような実績や成果を得たのか、詳細に伝えることが大切です。

抽象的な言葉だけではなく、自身のエピソードや体験をもとに説明することで、あなたの向上心の深さや真実性が採用担当者に伝わります。

たとえば、「アルバイト先で自分の提案が店舗の売り上げ向上に繋がった」という実績など、向上心が具体的な成果を生んだ出来事は非常に有効です。

③企業が求めている向上心をアピールする

自らの向上心を主張する際、企業の求める向上心とマッチしていることを伝えましょう。ただし、企業や業界に求められる向上心を理解するためには、十分な業界研究や企業研究が必要です。

具体的には、企業の公式サイトや求人情報、セミナーなどを通して、その企業がどのような人材を求めているのか、どのような成長や変革が期待されているのかを把握することが大切です。

そこで得た情報を基に、自らの向上心がどのように企業のビジョンや目標に貢献できるのかを詳細に伝えましょう。

自己PRで向上心をアピールする際の方法4ステップ

人の形をした木のブロック

向上心を強みとして効果的に伝える方法を以下の4つのステップに分けて解説します。内容も大切ですが、伝え方によっても印象は変わるので、しっかりと確認しましょう。

  1. 結論ファーストで自分の強みが向上心であることを伝える
  2. どのような向上心か具体的に伝える
  3. 向上心を発揮したエピソードを伝える
  4. 入社後に向上心を発揮してどのように活躍できるのか伝える

①結論ファーストで自分の強みが向上心であることを伝える

まずは、強みが向上心であることを簡潔に伝えましょう。

結論を先に述べることで、採用担当者の興味や期待を先に引き出し、その後の詳細な内容や具体的な出来事に興味引きができます。

また、どれほど良い内容の話でも、周りくどいと理解しづらいです。

②どのような向上心か具体的に伝える

「向上心がある」という抽象的な表現よりも、具体的なビジョンや目標を伝えることで、相手により深い理解を促せます。

たとえば、新しい技術への情熱やチームの生産性向上への取り組みを詳細に伝えることが大切です。

抽象的な表現だけだと説得力がなく、場合によっては適当な印象を与えてしまうかもしれません。根拠も一緒に伝えることが重要です。

具体的な例を示しつつ「私には〇〇なときにも△△のために努力し続けられる向上心があります」などの、簡潔な文で主張することを心がけましょう!

③向上心を発揮したエピソードを伝える

過去の経験や出来事を交えて向上心を伝えることで、説得力が増します。

具体的な挑戦や独学での新しいスキル習得の経緯、困難の乗り越え方など、自らがどのように成長してきたのかを詳細に伝えると良いでしょう。

強みの根拠をしっかりと用意することで好印象です。

④入社後に向上心を発揮してどのように活躍できるのか伝える

入社後の活躍イメージも伝えましょう

強みを主張する際は、入社後に強みをどう生かすかまで伝えることが重要です。

業界のトレンドや企業の現状に基づいて、自分の役割や将来的な貢献方法を具体的に述べると、採用担当者にポジティブな印象を与えられます。

【エピソード別】自己PRで向上心をアピールした例文3選

向上心をアピールする例文をエピソード別に3つ紹介します。書き方に迷ている方はぜひ参考にしてみてください。

  1. アルバイトで向上心をアピールした例文
  2. 部活動で向上心をアピールした例文
  3. 学業で向上心をアピールした例文

例文①:アルバイト

私の強みは、成果からの逆算を意識した向上心です。

私は現在カフェでアルバイトをしており、アルバイト先で、月間売上の目標を毎月5%上回るチャレンジを自ら立てて行動しました。

そのためには、新しいドリンクメニューの提案や効率的な業務フローの改善が必要と考え、店長とすり合わせをしながら継続的に改善に努めました。

その結果、目標を立ててから、2か月で目標を達成し、現在3ヶ月連続で目標を達成中となります。この経験から、目標を設定し、それを超える努力を継続的に行うことの重要性を学びました。

貴社に入社後は、成果から常に逆算して行動する向上心を発揮し、コミットします。

実際の取り組みやアクション(新しいメニューの提案、業務フローの改善)を伝えることで、向上心が具体的な行動に繋がっていることが伝わります。

例文②:部活動

私の強みは、チーム全体に目を向けた向上心です。

私は高校生の時、バスケットボール部に所属しており、部長を務めておりました。

バスケットボール部では、チーム全体の層を厚くするために、新人選手の練習メニューの改良を行いました。具体的には、一人ひとりの弱点を洗い出し、個別に合わせた特訓プラン作成しました。

その結果、新人選手たちのスキル向上が見られ、県大会に初出場するこ都ができました。

この経験から、チーム全体の成果を上げるための努力と、向上心の大切さを深く理解しました。

個人の枠にとらわれることなく、チームや組織も含めて向上心を発揮し、成果につながったことを効果的に伝えています。

例文③:学業

私の強みは、自身を常にスキルアップさせる向上心です。

私は大学で情報科学を専攻しており、一般的なカリキュラムに満足せず、最新のプログラミング言語を独学で学び、その知識を使って研究プロジェクトに取り組みました。

最初は新しいプログラミング言語だったので、苦戦しましたが言語を理解するために毎日の自学自習を怠りませんでした。

その甲斐あり、私の研究は学内のシンポジウムで発表の機会を獲得し、高評価もいただきました。
この学びの経験を通じて、自らの興味と向上心が新しい成果を生む原動力となることを実感しました。

貴社に入社後も、自分自身を常にアップデートし、成果が出るまえ成長し続けます。

取り組みが具体的な成果(シンポジウムでの発表)に結びついているため、向上心だけでなく、その努力が実際に結果として形になる様子を伝えられます。

向上心が具体的な成功につながった経験があるなら、ぜひ積極的にアピールしましょう!

自己PRで向上心をアピールする際の2つの注意点

注意換気する女性

向上心をアピールする際には注意すべき点がいくつかあります。印象ダウンにつながらないように事前に確認しておきましょう。

  1. 頑張って当然のことを向上心としてアピールするのは避ける
  2. 自己PRと選考中の態度が矛盾しないように気をつける

①頑張って当然のことを向上心としてアピールするのは避ける

当たり前の努力や成果を向上心として強調するのは避けましょう。

採用担当者は多くの学生との面接を経験しており、「毎日授業に出席した・提出課題を一度も遅れずに済ませた」という基本的な実績をアピールする就活生もいます。

しかし、これらの実績は、向上心の証としてではなく、社会人として当たり前として評価されます。

むしろ、マイナスな印象を与える原因にもなるので注意が必要です。

家族や友人に相談して、「そのアピールポイントが当たり前にするべき努力ではないか」を確認してもらってもいいですね。

②自己PRと選考中の態度が矛盾しないように気をつける

自己PRで伝えた内容と選考中の態度が一致するように心がけましょう。

自己PRで「向上心がある」と主張しても、選考過程でその姿勢を見せられなければ、信憑性がありません

たとえば、グループディスカッションや面接中に他者からのアドバイスや意見に耳を傾けない、または防御的な態度を示すと、主張した向上心が疑問視されます。

自己PRで向上心を伝える時はエピソードを軸に伝えよう

向上心を強みとして伝える際は、入社後まで想定して伝えるようにしましょう

個人的に向上心を発揮することもできますが、仕事はチームプレイです。入社後は自身の向上心で回りを巻き込んでいくことまで伝えることができれさらに好印象ですよ。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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