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【完全版】面接までにやるべき準備と対策をおさえて就活を上手く進めよう

就活では、書類選考を突破すると面接での選考が始まります。「面接の準備って何をすればいいの?」「あまり準備してない…どうしよう…」と心配に感じる人も多いでしょう。

本記事では、面接までに準備することや、頻出質問とその回答例を紹介します。また、面接まで時間が無い人向けに、5分でできる準備も紹介しているので、是非参考にしてみてくださいね。

自分がすべき対策法と面接で見られるポイントを押さえて、自信をもって面接に挑みましょう!

吉田

キャリアアドバイザー 吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。

目次

「面接準備はしないほうがいい」は嘘?!事前準備が突破のカギ

面接前に何を準備しておくべきですか?

面接準備のやりすぎは良くないと聞いたのですが…

面接は対策なしでも突破出来る場合もありますが、非常に珍しいケースです。どこまで念入りに対策できるかが合否を握ってますよ。

「練習のしすぎは良くない」と耳にしますが、これは、予想した回答を暗記して台本を音読しているような答え方の練習は避けるべきという意味なのです。

回答を一言一句暗記するのではなく、面接官との自然な会話のように話すことを目標にして、準備や練習を徹底するのが良いでしょう。

就活面接が初めてで何をすべきか分からない人は、これから紹介する事前準備を試してみてくださいね。直前でもできる面接準備の必須項目も紹介しています。

面接突破には事前準備が不可欠。万全の準備で本番に挑みましょう!

面接前日までに準備すべきこと4

面接の準備といっても、何から始めていいか分からない人もいますよね。ここからは、前日までに準備しておくこと、前日にすること、当日にすることなど、段階別に分けて紹介していきます。

この章では、面接の前日までにやっておくべきことを4つ紹介します。1つずつこなして万全の状態を目指しましょう!

  1. 事業や商品など企業について把握しておく
  2. 自分なりの就活の軸を固めておく
  3. よく聞かれる質問の回答を用意しておく
  4. 模擬面接で本番の雰囲気に慣れておく

①事業や商品など企業について把握しておく

1つ目は、業界研究や企業分析によって業務内容や商品について理解を深めることです。業界の動向や応募企業の事業内容は、志望動機や自己PRを作成するうえで必要不可欠な情報になります。

特に、「なぜその企業ではたらきたいのか」の根拠に深みが出るため、説得力のある志望動機を作るためにも調べておくのがおすすめです。

また、業界や企業研究をすることで、あなたのスキルや性格にマッチしているかがわかるようになるメリットも。

「なぜその企業でないとダメなのか」「他の企業と比較してわかることは何か」などを業界研究によって明らかにしましょう。企業への理解が深まると、より説得力のある志望動機になりますよ。

自分の受ける企業に関する基本情報やその業界のことは、できるだけ事前に調べ把握しておきましょう。

➁自分なりの就活の軸を固めておく

2つ目は、自己分析によって就活の軸を固めることです。

就活の軸は、就活を始めた頃に定めた人が多いでしょう。しかし、面接前にもう一度確認したり自己分析し直したりすることで、より細かな部分まで定められ自信をもって話せるようになるのです。

自分の強みや価値観、スキル、どんな仕事をしたいかを明確にしましょう。過去の成功体験や失敗体験から学んだことを振り返り、ストーリーとして表現できるようにしておくと良いですよ。

1人での対策に行き詰ったときは、周りの友人や家族、就活のプロであるキャリアアドバイザーと一緒に面接対策を行なうのも良いでしょう。

第三者の目線を取り入れることで、自分を客観的に見れるのでおすすめです。

③よく聞かれる質問の回答を用意しておく

3つ目は、頻出質問を確認し回答を作ることです。

就活の面接では、どんな業界や企業でも必ずと言っていいほど聞かれる頻出質問があります。どんな質問が聞かれるのか事前に把握しておくことで、焦らずに回答できますよ。

頻出質問例

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 自己PR
  • 長所と短所
  • 学生時代に力をいれたこと(ガクチカ)
  • 入社後にやりたいこと

質問への回答は、自分の言葉で作るようにしましょう。ありきたりな文言では、他の就活生と差をつけられず埋もれてしまいます。

過去のエピソードをさかのぼって、自分が感じたことや考えたことを交えながら話すとオリジナリティのある回答になりますよ。

④模擬面接で本番の雰囲気に慣れておく

4つ目は、本番さながらの模擬面接で本番の雰囲気を掴むことです。

入室から退室までの一連の流れを、服装や髪型などの身だしなみも意識して行います。本番と同じ状況で練習を重ねることで、本番当日の緊張が軽減されて、本来の力が発揮しやすくなりますよ。

「面接官役の人がいないと練習にならないのでは?」と思うかもしれませんが、実は1人でも面接練習はできるのです。

1人で行なう際は、スマートフォンで練習場面を録画しておきましょう。後から客観的に見直しができ、改善点を見つけることで面接力が身に付きますよ。

以下の記事で面接の練習方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

プラスアルファ!面接前日までにできると安心な準備3つ

「もっと細かい部分まで念入りに準備したい!」「他の就活生と差をつけたい!」と感じている人もいるでしょう。

そこで、面接までに余裕がある場合にプラスアルファで準備しておくとよいことを3つ紹介します。

面接でより良い結果を残すために試してみてくださいね。

  1. 基本的なマナーや面接の流れを掴んでおく
  2. 逆質問を2~3個用意しておく
  3. 正しい言葉遣いを身に付ける

①基本的なマナーや面接の流れを掴んでおく

面接では、あらゆるアクションが評価に関わっています。好印象を与えるためにも、面接の流れを掴み、それぞれのマナーを確認しておきましょう。

場面やるべきマナー
訪問・受付◆スマートフォンの電源を切る
◆防寒着は会場に入る前に脱ぐ
待機中◆私語を控え、静かに待つ
入室◆3回ノックする
◆面接官の反応があったら「失礼いたします」
◆面接官に背を向けないようドアを丁寧に閉める
面接中◆適切な言葉づかいで話す
◆背もたれに寄りかからず姿勢を正す
◆面接官の目をみてゆっくりハキハキと話す
◆面接官が話している時は相槌などでリアクションする
退室◆椅子から立って「本日はありがとうございました」
◆ドアの手前で再度挨拶し、礼
◆会場や建物を出るまで気を抜かずに退室する

面接中に気を付けるべきポイントは以上のようにたくさんありますが、練習を重ねていくうちに自然と身に付くため、最初からすべて覚える必要はありません。その代わり、反復練習が非常に重要です。

「次は何をすればいいんだっけ…?」とならないよう、流れやその時々のマナーを把握しておきましょう。

➁逆質問を2~3個用意しておく

就活の面接の終盤では、「最後に何か質問はありますか?」などと、学生から企業に向けた質問を尋ねられることがあります。これらのいわゆる「逆質問」によって、企業は学生の意欲や関心を見ているのです。

逆質問は、自身の熱意をアピールするチャンスなので、いくつか質問を準備してしっかりと対策しておきましょう。

逆質問の例一覧

  • 入社前に勉強しておくべきことは何ですか?
  • 私は〇〇の資格を持っており、△△の業務でその資格を活かせると考えていますが、その他に活かせそうな業務はありますか?
  • 働くうえでやりがいを感じたときはどんなときですか?
  • 昨年〇〇部に入社した方々は現在どのような業務をされていますか?

企業分析を徹底した上でなお分からないこと、詳しく聞きたいこと、入社後の貢献についてなどの、志望度や意欲が伝わる質問を心掛けると良いでしょう。

しかし、実は逆質問にもNG質問があるのです。

NG質問例

  • 給料や賞与はどのくらいですか?
  • 休みは週にどれほどありますか?
  • 福利厚生にはどのようなものがありますか?
  • 御社ではどのような事業を展開しているのですか?

給与や福利厚生に関する質問や、企業HPや募集要項を見ればわかる初歩的な質問などは、質問すると逆に評価が下がってしまうこともあるため注意しましょう。

③正しい言葉遣いを身に付ける

マナーに関連して、言葉遣いにも注意しましょう。間違って使っていた言葉や、ついつい使ってしまいがちな言葉もあるため、以下の表で敬語表現を確認しましょう。

言い換え前謙譲語尊敬語
言う申す・申し上げるおっしゃる
見る見る・拝見するご覧になる
読む読む・拝読するお読みになる・読まれる
会うお目にかかるお会いになる・会われる
~するいたす・するされる・なさる
聞く伺うお聞きになる・聞かれる
行く伺う・参るいらっしゃる

敬語表現の中でも混乱しやすいのが、謙譲語と尊敬語。謙譲語は自分を下げ、尊敬語は相手を上げて敬意を表す言葉なので使いわけに注意が必要です。

また、その他にも面接では適さない言葉遣いをしてしまうことがあります。

その他面接で使う言葉の言い換え

  • 分かりません→存じ上げません
  • すごく・とても→非常に・大変
  • 個人的には~→わたくしとしましては~
  • 大丈夫です→問題ありません・結構です
  • よろしかったでしょうか→よろしいでしょうか
  • 参考になります→勉強になります
  • 僕・俺→わたし・わたくし
  • 会社→御社
  • 今日→本日

特に、「大丈夫です」は普段から使う人も多く、つい面接でも使ってしまいがちなため、何を意図しているかに注意しながら言い換えると良いですよ。

正しい言葉遣いで話すことで、相手へ礼儀正しさをアピールできます。言葉の言い換えにつまずいてしまわないよう、面接前日までに練習しておきましょう。

面接前日に準備すること4つ

いよいよ面接前日となり、明日の本番に向けての最終準備です。この章では、当日になって慌てないよう、前日に準備をすべき4つのことを紹介します。

ついつい忘れてしまいがちな項目なので、しっかりと確認しておきましょう。

  1. 当日の持ち物や時間を確認しておく
  2. 会場までのルートや日時を確認
  3. 企業の連絡先をメモしておく
  4. 翌日に向けて睡眠と栄養を十分にとる

①当日の持ち物を確認しておく

まずは、面接で必要な持ち物を確認しましょう。面接会場へ向かう途中で「忘れ物したかも…」と気づいてしまうと、それだけで面接への不安が増したり、自信がなくなってしまったりしますよね。

ここでは必須の持ち物と、あると便利な持ち物に分けて紹介します。忘れ物がないか、一緒に確認しながら準備を進めましょう。

必須の持ち物リスト

  • A4サイズの書類が入るカバン
  • 携帯電話
  • 筆記用具・メモ帳
  • 提出書類(ESや履歴書など)
  • クリアファイル
  • 財布・交通系ICカード
  • 腕時計
  • ハンカチ・ティッシュ

履歴書はもちろん、企業では自由にスマホを確認できないときもあるため、腕時計も必須で持っていきましょう。企業研究や自己分析が書かれたメモ帳は、本番前にサッと見直せるように一冊にまとめておくとよいですよ。

あると便利な持ち物リスト

  • 折り畳み傘
  • モバイルバッテリー
  • 学生証
  • 印鑑
  • ストッキングの予備
  • 予備の証明写真
  • 手鏡・櫛
  • メイク道具
  • 汗拭きシート
  • 歯ブラシ・口臭ケアグッズ

あると便利な持ち物としては、身だしなみを整えるアイテムが多いです。面接は第一印象が大事なため、清潔感を保つための汗拭きシートなどは特に夏場では必需品といえますね。

➁会場までのルートや日時を確認

持ち物の準備ができたら、面接会場までのルートや時間を確認しましょう。会場はオフィスのあるビルとは異なる場所になることもあるため、面接の案内メールやサイトをチェックすると良いですよ。

当日になって場所や時間が違うのに気づき、遅刻や無断欠席にならないよう、開場までの交通手段や乗り換えなどのルートを調べておきましょう。

また、面接会場に到着する時間は、早すぎても迷惑となってしまうことも。面接が始まる5~10分前に到着し待機しておいてください。

③企業の連絡先をメモしておく

面接当日は、電車の遅延や急な体調不良など、予期せぬ事態が起こることも少なくありません。

そんなときに備えて、採用担当者や面接担当者などにすぐに連絡できるよう、電話番号やメールアドレスをメモ帳などに記録するのがおすすめ。

面接直前の連絡になってしまう場合は、メールではなく電話で連絡しましょう

また、携帯電話の充電切れの場合に備えて、紙でメモしておくと良いですよ。

④翌日に向けて睡眠と栄養を十分にとる

面接当日は、緊張やストレスから体力を大きく消耗されがちです。そんな中、寝不足で本番を迎えてしまうと、さらに体力を削られてしまいますよね。

面接までに対策したことがしっかりと発揮されるよう、前日の夜は十分な休養を取りましょう

前日は「この部分の対策をもう少しやっておきたい…」と不安点をつぶそうと、ついつい詰め込みたくなってしまいますが、体調に気を配ることも重要な対策なのです。

不安点をすこしでも解消したい場合は、寝る前にESや志望動機を見返す程度でも企業につたえたいポイントを押さえられるので、実践してみてください。

面接当日の朝に準備すること3つ

面接当日となり、緊張している人も多いでしょう。ここでは、当日に面接までの時間ですべき準備を3つ紹介します。

最後まで気を抜かずに面接に向けて準備しましょう!

  1. 身だしなみを整える
  2. 志望動機や自己PRを復習する
  3. ニュースで時事問題をキャッチする

①身だしなみを整える

面接では、初対面の面接官に自分のアピールポイントや入社の熱意を伝えなければいけません。そのため、第一印象が非常に重要となってきます。

スーツの着こなし方は適切か、シワになっていないか、メイクや髪型は就活に適したものか、家を出る前に鏡で全身を確認してください。

面接の服装について、企業からの指定があった場合は指示に従いましょう。スーツの場合は、シンプルで落ち着いた印象のものを、私服の場合は、オフィスカジュアルにすると良いですよ。

どんな服装でも、清潔感がポイントです。カリクルでは就活生を対象にスーツを貸し出しており、「スーツが汚れてしまってクリーニングが間に合わない…」などのお悩みがある場合には、下のボタンからサービスを利用してみてくださいね。

➁志望動機や自己PRを復習する

面接に向かう前に、ESの自己PR欄や志望動機を見直しておきましょう。なぜなら、面接では、事前に提出した書類をもとに質疑応答が行われることが多いからです。

面接での質疑応答は、基本的に書類内容を深掘った質問がされます。そのため、志望動機や自己PRの内容を振り返り、書類と面接での回答に一貫性をもたせるようにしましょう。

書類には書ききれなかったエピソードや、自己PRや志望動機を補強するエピソードを自己分析と照らし合わせながら振り返るとより説得力のある回答になりますよ。

③ニュースで時事問題をキャッチする

ニュースや新聞で時事問題を把握することも効果的な対策の1つです。「時事問題なんて聞かれないよね?」と思うかもしれませんが、実は面接のアイスブレイクとして、最近のニュースの話題を振られることがあります。

前日や当日にあったニュースを簡単に確認しておくとよいでしょう。また、新聞やニュース番組で取り上げられている話題だけでなく、企業や業界に関するニュースも確認できるとさらに良いです。

あくまで目的はアイスブレイクなため、無難に回答できれば問題ありません。

しかし、振られた話題に対して「自分はこういう理由で〇〇だと感じた」と自分の考えを明確にできれば、問題解決能力や思考力を評価される可能性もあります。

余裕がある人は、当日の朝のニューズだけでなく、日ごろから社会の出来事に関心をもってすごしてみてください。情報収集能力や論理的思考力も鍛えられるので、おすすめですよ。

ギリギリになってしまった人へ!5分でできる面接準備4選

面接準備に時間をかけられないまま日にちが近づいてしまった…どうしよう…

ギリギリでも出来る対策はあります!これだけはやっておくべき面接準備を実践してみてください。諦めないことが大事ですよ!

就活生の中には、Aさんのように面接対策に時間をかけられなかった人もいるでしょう。しかし、諦めずに面接ギリギリでも出来る面接準備はあるのです。

この章では5分でできる面接準備を4つ紹介します。手軽にできる対策ばかりなので、ぜひ皆さん実践してくださいね。

  1. ESに書いた内容を見直す
  2. 面接のマナーを確認
  3. よく聞かれる頻出質問に目を通す
  4. 当日の服装と身だしなみを整える

①ESに書いた内容を見直す

これだけはやってほしい面接準備の1つ目は、ESの内容を復習することです。就活の面接は、事前に提出したESや履歴書などの書類に書かれていることをもとにして質問が行われます。

そのため、ESの自己PR欄や志望理由に自分が何を書いたのかをもう一度見直すと、何が聞かれるかのおおよその予想がつくのです。

書類に書いたアピールポイントや強みと、面接での回答に一貫性を持たせるように心がけると良いでしょう。

書類と面接での回答が異なると、結論や内容がずれてしまい、話に説得力を感じられなくなってしまいます。

書類内容をサッと確認し、何について答えるべきなのか、何が質問されるのか予想しておくと、面接での質疑応答がやりやすくなりますよ。

➁面接のマナーを確認

面接では、質疑応答の内容だけでなく、入室から退室までの態度や所作、言葉遣いなどのマナーも評価の対象となっています。

特に一次面接では、そのような社会人の基礎的部分が大きな評価ポイントとなっていることが多いため、適切な言葉遣いや入退室の仕方などを実践することで、好印象を抱かせられるようにしましょう。

また、良い評価を得るための他に、気持ちのよい会話をするためにもマナーは必要となってきます。面接官と就活生の両者が良い雰囲気で面接を終えられるよう心がけましょう。

自己分析や企業研究と比べて後回しにしがちなマナーですが、面接では重要な項目なので必ず確認してください。

③よく聞かれる頻出質問に目を通す

どの企業の面接でも、必ず聞かれる「頻出質問」があります。目を通すだけでも良いので、どんな質問があるのかを確認しておきましょう。

頻出質問には、自己紹介や自己PR、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などがあり、どれも外せない項目です。

頻出質問に目を通し、どんな方向性で答えるかといったぼんやりとした回答を考えておきましょう。

「何が聞かれるのか」が分かっているだけでも、心の準備ができたり、回答の方向性が定まってちぐはぐな回答になるのを避けられたりします。

このあとに頻出質問とその回答例を詳しく紹介しているため、気になる人はチェックしてみてくださいね。

④当日の服装と身だしなみを整える

面接は書類選考と違い、面接官と直接顔を合わせて話す機会です。そのため、第一印象が非常に重要となってきます。

メラビアンの法則によると、会話中に相手の印象を判断する際、視覚情報と聴覚情報といった第一印象に関わる部分が判断材料の93%も占めているのです。

つまり、話の内容よりも、身振り手振りや声の大きさなどの「雰囲気」のほうが、印象の良さを左右することが分かります。

特に、視覚情報は55%と半分以上を占めるため、スーツやメイク、髪型といった身だしなみは一層気を付けたい部分です。

面接では清潔感が重要なため、スーツにシワはないか、髪はボサボサになっていないか、メイクは派手になっていないかを面接までに確認しておきましょう。

面接における頻出質問6つを紹介!

面接でよく聞かれる頻出質問やその回答について、「回答例をみて回答づくりの参考にしたい!」と思っている就活生も多いのではないでしょうか。

ここでは、頻出質問6つとその回答例を紹介しています。回答のポイントもあわせて解説しているので是非チェックしてみてくださいね。

  1. 簡単に自己紹介をお願いします
  2. 弊社の志望動機を教えてください
  3. ESでは自己PRに〇〇を挙げていましたが、詳しく教えてください
  4. あなたの長所と短所を教えてください
  5. 学生時代に力を入れたことは何ですか?
  6. 入社後にやりたいことは何ですか?

①簡単に自己紹介をお願いします

自己紹介の回答例

〇〇大学〇〇学部の△△です。現在ゼミではマーケティングを学んでおり、特にデジタルマーケティングについて深く学んでいます。卒業論文では、SNSが消費者に与える影響について研究しています。

学業以外では、広告研究会というサークルに所属しています。こちらでは、副幹事長を務めていました。

本日は、このような貴重な時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介では、挨拶とともに自分がどんな人なのかを簡潔に伝えましょう。話す時間は1分程度を目安にしてみてくださいね。

自己紹介には、学校名、学部名、氏名などの基本情報に加えて、面接の話題となるような、学生時代にしてきたことや趣味、アルバイトなどの話を入れましょう。

学生時代の話題を話すと、ついつい「アピールポイントを言わなければ」と考えてしまいがちですが、その後の面接官とのやり取りで伝えていけば大丈夫です。

自己紹介は面接が始まる際の挨拶の一環と考え、最後には「本日はよろしくお願いいたします」と感謝の気持ちを伝えることを意識してみましょう。

以下の記事では、面接での自己紹介の回答例や評価ポイントを詳しく解説しています。自己紹介の答え方が不安な人は参考にしてくださいね。

➁弊社の志望動機を教えてください

志望動機の回答例

御社の持続可能な社会の実現に向けた取り組みに魅力を感じ、志望します。環境問題に真剣に取り組む御社であれば、私の研究成果を活かして貢献できると思ったからです。

大学では生分解性プラスチックの研究を行い、環境に優しい素材の開発を通して環境を配慮した素材開発の重要性を学びました。

具体的には、石油由来のプラスチックを代替するために、植物由来の原料を使用したプラスチックの特性を分析し、その生分解性を高めるための技術を研究しました。

御社の「環境に配慮した新素材開発プロジェクト」は、私が取り組んできた研究と方向性が似ており、特に環境負荷を最小限に抑えるための革新的な技術を導入している点に強く惹かれています。

他社にも同様の取り組みはありますが、御社はその中でも特にリーダーシップを発揮していると感じています。

御社の徹底した環境への真摯な姿勢と、持続可能な社会の実現に向けた取り組みに共感し、自身の知識と経験を最大限に活かして貢献したいと考えています。

志望動機では「なぜ他社ではなくこの企業なのか」「なぜ魅力を感じるのか」を明確にするのが大切。深掘り質問に備えて自分なりの意見を考えましょう!

志望動機は入社への熱意をはかる重要な質問です。「この企業でなくてはならない理由」をはっきりさせて入社の意志を伝えましょう。

特に、「なぜ他社ではなくこの企業か」の部分は、業界研究や企業分析によって深掘りしておく必要があります。

自分の学生時代の経験や学びと関連付けて、企業への志望度を示しましょう。以下の記事では、高評価を得られる志望動機の答え方をよくある理由別に紹介しているので是非読んでみてください。

③ESでは自己PRに〇〇を挙げていましたが、詳しく教えてください

自己PRの回答例

私の強みは、問題解決能力とリーダーシップです。大学時代入っていたゼミで、とある化粧品会社との化粧品開発のコラボ研究プロジェクトに参加し、学生リーダーを務めたことがあります。

開発中の新製品の成分にアレルギー反応が出るという課題に直面し、成分分析を精査した結果、ある特定の防腐剤が原因だと分かりました。

そこで、複数の文献を調査したり外部の専門家にも協力を仰いだりしながら、同様の防腐効果を持つがアレルギーのリスクが低い成分の特定を進めたのです。

そして、代替成分について化粧品の安定性や使用感に与える影響を実験で検証したところ、使用可能だと分かり無事にプロジェクトは成功しました。

御社に入社後も問題解決能力やリーダーシップを活かして、「高品質な製品を提供する」という御社のビジョンに貢献できると考えております。

自己PRでは、自分の強みと入社後の活躍を紐づけて話しましょう。具体的なエピソードを用いて説得力を上げるとより効果的です。

自己PRの質問では、面接官は自社で必要としている人物像とマッチしているかを見ています。

どれだけ入社したいかという熱意よりも、自分のどんな強みが業務で活かせるかを伝えるとよいでしょう。

また、具体的なエピソードを用いてどんな経験でどんな課題にぶつかり、どのように解決したのかという過程を説明することで、面接官が想像しやすい自己PRになります。

\自己PRの答え方・例文が見たい人はこの記事もチェック!/

④あなたの長所と短所を教えてください

長所・短所の回答例

私の長所は問題解決能力があること、短所は慎重になりすぎることです。

大学のサークル活動でイベント企画のリーダーを務めた際、予算オーバーの問題が生じましたが、予算オーバーの原因を冷静に見抜き、複数の業者と交渉してコスト削減を実現したことがあります。

一方、慎重になりすぎる短所を改善するため、日々の決断を迅速に行う練習をしています。具体的には、情報収集の時間を制限し、主要なポイントに絞って素早く意思決定を行うようにすることです。

その結果、課題や決断のスピードが向上し、学業やサークル活動でも成果を上げることができました。

長所と短所の質問では、一貫性を持たせた回答を心掛けましょう。また、短所の部分は克服に向けての取り組みを挙げると良いですよ。

長所と短所の質問について、「自分の短所ばかりに目がいってしまい長所が見つからない…」と悩んでいる就活生は多いでしょう。

そんなときは、「長所は短所の言い換え」と捉えると考えやすいですよ。言い換えることで、長所と短所に一貫性が感じられ、話の説得力が増すメリットもあるのです。

また、短所を話す際には、ネガティブな話で終えるのではなく、克服のための行動を示して自身の成長をアピールするとポジティブな雰囲気で話せるため、好印象につながります。

もっと詳しく長所と短所の答え方を知りたい人は、以下の記事も見てみてくださいね。

⑤学生時代に力を入れたことは何ですか?

ガクチカの回答例

私が学生時代に力を入れて取り組んだことはボランティア活動です。人々に役立ちたいという思いから、地域の老人ホームでのボランティア活動に参加しています。

ボランティア活動中に、老人ホーム利用者の孤独や精神的な不安の問題に直面しました。老人ホーム利用者の方は、老人ホーム以外での活動が少なく、閉鎖的な空間での生活が原因でした。

課題解決のために、私は地域の児童館と協力して、高齢者と地域の小学生が昔ながらのゲームをしたりやお話し会したりして触れ合いを行なうイベントを開催しました。

利用者の方々には笑顔が増え、楽しそうに小学生とお話ししている様子が印象的でした。その後も児童館とのイベントが定期的に行われるようになり、老人ホーム内は明るい雰囲気になりました。

御社の地域に密着型のプロジェクトでも、この問題解決能力やコミュニケーション能力を活かして貢献したいです。

ガクチカでは、「どう考え困難の解決に対処したか」「その経験からなにを学んだか」を入れると納得のできる具体的なエピソードになりますよ。

ガクチカでは物事に対する姿勢を評価しています。なにを頑張ったのか、どんな困難に直面したのか、解決するためにどう対処したのか、経験から得たことは何かを明確に示しましょう。

具体的に話すことで、入社後にどのように業務に取り組むのかを面接官がイメージしやすいのです。

自分の魅力が伝わるような具体的なエピソードになるよう、これまでの経験を振り返ってみましょう。

\もっと詳しくガクチカの例文や答え方を知りたい人はこちら!/

⑥入社後にやりたいことは何ですか?

入社後についての回答例

入社後にやりたいことは、自己成長に重点を置き、新しい技術や業務に挑戦することです。

大学時代、独学でプログラミングを学び、特に機械学習に興味を持ちました。データセットを用いてモデルを構築する経験を通じて、プログラミングスキルを磨きました。

入社後は、この経験を生かし、AIやデータ解析の分野で企業の業務効率化や価値創造に携わりたいと考えています。積極的な学習と挑戦を通じて、自身の成長と企業の発展に貢献したいです。

なぜ入社後にやりたいのか、どんな点で貢献できると考えるのかを明確に示しましょう。自身の強みや過去の経験を交えると説得力がありますね。

入社後にやりたいことを聞くことで、就活生が自分のキャリアや未来を描けているかを評価しています。

そのため、自己分析はもちろん企業分析も徹底した上で、就活生と企業のマッチ度はどのくらいかを示すことが重要です。

また、具体的な事業や業務内容を交えて回答することで、面接官に企業で自身の活躍する姿をイメージしやすくさせられますよ。

「入社後にやりたいこと」への詳しい答え方やポイントを知りたい人は以下の記事も読んでみてくださいね。

Web面接の場合に準備すべきこと

Web面接の準備は、対面での面接準備と同様に面接そのものの準備に加えて、機材環境や電波のチェックをしましょう。

Web面接で準備すること

  • 面接で使用するツールやアプリのインストール
  • Wi-Fi環境を整える
  • 部屋の明るさを調節する
  • 充電が十分にされているか確認する
  • 携帯電話やPCの通知をOFFにする
  • 画面に映る背景を整える

オンライン上での面接は、画面を通したやり取りになるため、対面のときよりも相手の表情や雰囲気が読み取りづらいです。

そのため、対面の面接時よりもハキハキと喋るように意識するとよいでしょう。

面接準備に関するよくある質問3つ

面接の準備を進めていると、さまざまな疑問や気になることが出てくることがありますよね。

そこで、この章では、面接準備に関するよくある質問3つを紹介します。このQ&Aを参考に、自分の疑問の解消に役立ててくださいね。

  1. 面接準備はしすぎると良くない?
  2. 面接準備にどれだけ時間をかけるべき?
  3. 面接のお礼メールは準備しておくべき?

①面接準備はしすぎると良くない?

面接準備は念入りに行なった方が良いです。ぶっつけ本番では、重要なポイントや本当に伝えたいことが相手に伝えきれないことがあります。

「面接準備はやりすぎない方がいい」と聞いたことがある人も多いかもしれませんが、これは回答を丸暗記する練習は良くないという意味で使われているのです。

面接は、面接官との会話のキャッチボールを意識して、自然に言葉がでてくる状態になるまで練習しましょう。

文言を覚えるのではなく、面接官に伝えたいポイントを覚えるようにするのが練習のコツですよ。

➁面接準備にどれだけ時間をかけるべき?

人によって準備にかける時間は違いますが、数日~1週間くらいの時間をかけると自信をもって本番に挑めますよ

「面接の準備ってどれくらい時間をかければいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。企業にアピールしたいことがすらすら出てくるようになるまで時間をかけると安心です。

人によってもかける時間は異なりますが、企業の志望度の差によってもどれくらい準備するかは異なります。

1日で詰め込もうとするのではなく、数日~1週間ほどかけて反復練習のように対策すると記憶や体に定着し、本番でも本来の力を発揮できるようになりますよ。

③面接のお礼メールは準備しておくべき?

当日中に送信できるように、余裕があればあらかじめ準備しておきましょう!

面接を終えた後は、必ず企業に面接のお礼メールを送信しましょう。当日に何件も面接が入っていたり、面接の前後に予定があるとついつい送信するのを忘れてしまうことも。

そんなときに備えて、余裕があれば前日に準備しておきましょう

面接で印象に残ったことや学んだこと以外の部分を埋めておき、面接終了後に埋めていない部分だけ入力するようなフォーマットを作っておくと便利ですよ。

お礼メールに書くこと

  • 宛名
  • 挨拶
  • 氏名
  • 面接への感謝の言葉
  • 面接で印象に残ったこと・学んだこと
  • 締めの挨拶

フォーマットを作成しておけば、面接当日にバタバタしていてもすぐに送信できるのでおすすめです。

事前準備をしっかりとして面接突破を目指そう!

就活の面接は、徹底的な事前準備が合格のカギです。事前準備をしっかりと行なうことで、面接に対する不安要素が軽減され、余裕を持って本番に挑めます。

自分の強みやアピールポイントを面接官に最大限伝えることを目標に、本記事で紹介した面接までの準備を実践してみてくださいね。

面接までに準備時間を十分にとれない場合は、これだけはやっておきたい5分でできる面接準備を取り入れてみると良いですよ。

少しでも不安を自信に変えて面接突破を目指しましょう!

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若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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