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面接でのガクチカの種類を紹介|質問意図や伝え方のポイントも解説

ガクチカは、面接で必ず聞かれると言っても過言ではない質問です。ガクチカを上手く話せるかどうかで、合否が決定することも珍しくありません。

そのため、事前の準備が重要です。ここでは、面接でのガクチカについて、意図、有効な種類、使え方のポイントなどについて、解説していきます。ぜひこの記事を参考に、面接の対策を万全にしましょう。

企業が面接でガクチカについて質問する2つの意図

ガクチカは、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」「学生時代に熱中したことは何ですか?」などの問いのことです。なぜ企業は面接でガクチカについて質問するのでしょうか?

ここでは、主な理由について2つ挙げて紹介していきます。理由を把握しておくことで、的外れな回答をしてしまう危険を避けることができるでしょう。

  • 学生が企業にマッチするか確かめるため
  • 学生の論理的思考力を測るため

①学生が企業にマッチするか確かめるため

学生が企業にマッチしているかどうかを、ガクチカで判断します。なぜなら、人となりや課題に向かう姿勢、思考法などを垣間見られるからです。

たとえば、「真面目にコツコツ取り組める人なら、経理関係が良さそう」や「クラブ活動を頑張った経験から、体育会系の企業風土に合いそう」などの判断が挙げられます。

そのため、ガクチカはある程度企業によって使い分けるべきです。企業とうまくマッチングできるようなエピソードを用意しておきましょう。

②学生の論理的思考力を測るため

学生の論理的思考力を測るためにも、ガクチカは必要です。なぜなら、ガクチカは1つのエピソードを、プロセスと結果を含めた上で、相手に分かりやすく伝えなければならないからです。

たとえば、結論から始めてきっかけ、行動、考え方、結果などの一連の流れを論理的に組み立てて話す必要があります。

論理的思考力は、ビジネスにおいて重要な能力です。どの分野においても幅広く必要とされる能力なので、鍛えておいて損はありません。

面接で有効なガクチカの種類

面接で有効なガクチカの種類を捉えておくことで、どんな場面でも自信を持ってエピソードを披露できるでしょう。

それぞれの活動で与えられる印象についても簡潔に記載しているので、ぜひ参考にしてください。受ける企業に合わせて、ガクチカを変えるのもいいかもしれません。

  • 部活動・サークル活動
  • アルバイト
  • 留学
  • ボランティア
  • 長期インターン
  • 趣味・特技
  • 学業

①部活動・サークル活動

部活動・サークル活動では、複数のメンバーをまとめあげた経験や、チームワークを支えた経験などが生きてきます。

また、試合や大会があることで結果が見えやすいため、大きな印象のインパクトを与えられるかもしれません。

②アルバイト

アルバイトでは、業務効率化や売り上げアップに関する施策など、入社後の姿を想像しやすい経験がアピールできます。

また、周りと一緒に何かを成し遂げた経験から、協調性やリーダーシップもアピールできるでしょう。

③留学

留学では、成長した姿をイメージしやすい傾向にあります。たとえば、TOEICのスコアを上げた経験があれば、アピールしやすいでしょう。

また、伝え方に工夫が必要ですが、視野が広がった経験も主張することが可能です。グローバルに展開している企業や、海外進出に力を入れている企業では、うってつけのエピソードと言えるでしょう。

④ボランティア

ボランティアでは、アイディア立案力やチームワーク力などをアピールできます。また、結果が目に見えやすいため、活動内容と共にポジティブに捉えられる可能性が高いと言えるでしょう。

自らの信念も一緒に語ることができれば、好印象を与えられるかもしれません。

⑤長期インターン

長期インターンでは、就活への意欲やビジネス力が評価されやすいでしょう。長期インターンの経験からは、より実践的なビジネスの力が得られます。そのため、面接官の印象にも残りやすいでしょう。

⑥趣味・特技

趣味・特技では、他の就活生にはない自分だけの魅力をアピールできるチャンスです。

なぜなら、あまりエピソードが被らないからです。ユニークな経験かつ、真剣に取り組んできたないようであれば、評価されるでしょう。

⑦学業

学業は、学生に最も求められることです。大学生活を真面目に送ってきた人だと評価されやすいでしょう。また、理系学生においては、より自分の専門分野と能力をアピールできます。

受ける企業の職種や部門にマッチしていれば、ぜひ学業をガクチカのエピソードとして出すべきです。

面接でガクチカについて伝える際の3つのポイント

面接においては、限られた時間内でよりインパクトを与える伝え方が必要です。

また、面接官は複数の就活生を相手にしているので、できるだけ分かりやすく伝えましょう。以下にポイントを3つ挙げて説明していくので、ぜひ参考にしてください。

  • 結論ファーストで伝える
  • 状況説明の際は効果的に数字を交える
  • 結論の根拠となるエピソードを用いる

①結論ファーストで伝える

まずは結論から入るのが、何よりも大切です。なぜなら、結論が見えないまま話されても、頭に入ってこないことが多いからです。結論が分かっていると、その後のエピソードに説得力が生まれるでしょう。

結論は、結果のことです。たとえば「○○の大会で優勝しました」「TOEICのスコアを○○上げました」など、より具体的な結果を用意しておいてください。

②状況説明の際は効果的に数字を交える

状況説明の際は効果的に数字を交えましょう。なぜなら、数字で考えればイメージがつきやすいからです。たとえば、「始めは2回が限界でした」「6か月間の留学に行きました」などが挙げられます。

状況を説明する時は、曖昧な表現をできるだけそぎ落とし、数字を交えながら論理的に話していきましょう。

また、5w1h(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)も意識しながら話すと良いでしょう。

③結論の根拠となるエピソードを用いる

結論の根拠となるエピソードを用いることも重要です。なぜなら、結論と強く結びついていると、話の整合性や説得力が増すからです。

面接官側としても、聞きやすくイメージがしやすいガクチカになるでしょう。

たとえば、「自分が発案した新しい練習プランがチーム内で浸透しました」「留学でできるだけ多くの外国人と話すようにしました」などが有効です。

面接でのガクチカについての深堀り質問4つ

面接では、「学生時代に力を入れたこと」を聞いた後に、それについて深堀されることも珍しくありません。

そのため、ガクチカについてはいざ深堀されても、詳しく話せるくらいのエピソードを準備しておくことが重要です。以下に、よくある質問4つについて解説していきます。

  • ガクチカに取り組んだ動機
  • ガクチカに取り組んでいる時に困難だったこと
  • ガクチカに取り組んだ結果
  • ガクチカから得た学び

①ガクチカに取り組んだ動機

ガクチカに取り組んだ動機は、課題に向かう姿勢を把握できるため聞かれやすくなっています。

同じ課題においても、きちんと目標設定してから逆算で考えられる人材と、なんとなく始めた結果できた人材では、前者の方が魅力的です。

たとえば、「高校生の時に敗退したため、大学では全国大会出場が目標でした」「TOEICの点数が当初400だったので、倍の800に上げたかったです」などが挙げられます。

このように、ガクチカに取り組んだ動機は、深いところまで考えて話せるように準備しておきましょう。

②ガクチカに取り組んでいる時に困難だったこと

ガクチカは、どのようにして困難を乗り越えるのかを判断されている場合があります。そんな時、ガクチカに取り組んでいる時に当たった壁について質問されるでしょう。

困難だったことは何か聞かれた場合、具体的な問題と自分の考え方、壁の乗り越え方を具体的に話すようにしましょう。

たとえば「業務効率の良いやり方を発見したが、なかなかチーム全体に浸透しませんでした。そのため、マニュアルを作成したり、全てのメンバーと話せるようにシフトを調整してもらったり、ミーティングを開催したりしました」といったエピソードが挙げられます。

③ガクチカに取り組んだ結果

ガクチカに取り組んだ結果について、詳しく聞かれる場合もあります。次へのステップはどうしたのかを確認するためでもあるかもしれません。

聞かれた場合は、結果について具体的に話すこと、自分の成長した姿を説明すること、終わった後は何を目指してどう行動しているのかを話すことが重要です。

たとえば「TOEICは目標のスコア800を達成しました。今は900突破を目標に、勉強を継続しています」といったエピソードが挙げられます。

④ガクチカから得た学び

ガクチカから得た学びは、結果と共に重要なポイントの1つです。結果と似ているため注意してください。

得た学びに関して聞かれた場合は、自分の認識が変わったこと、課題に対する考え方や取り組み方が変わったことなどについて説明しましょう。

たとえば「人を動かすには、まず自分が行動しなければならないことを学びました」といったエピソードが挙げられます。ガクチカから得た学びで、企業においてどのように活躍できるのかを明示できるようにしましょう。

面接でガクチカは絶対に聞かれるので必ず準備をしよう

就活の面接において、ガクチカは必ず聞かれます。とっさの対応が難しく、準備が必須と言えます。

この記事では、面接でガクチカを聞かれる意図、ガクチカの種類、ポイント、深堀質問について見てきました。全て把握しておくことで、効率的にガクチカを準備できるでしょう。

できれば受ける企業によって内容を変えられるように、いくつかのパターンを準備しておいてください。この記事を参考に、効果的なガクチカを面接で披露できることを願っています。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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