本記事では負けず嫌いを短所として回答する際の注意点や例文を紹介しています。
面接で短所を聞かれて「負けず嫌い」と答える就活生は多くいます。「負けず嫌い」は短所として回答しても問題ありませんが、伝え方を間違えれば悪いイメージを与える可能性もあるので注意が必要です。
この記事を読み「負けず嫌い」を短所として回答する方法をマスターしましょう。
とはいえ、まだ自分の長所や短所が良く分からない方もいますよね。また、本当に負けず嫌いを自分の短所として伝えても大丈夫なのか気になる方もいるはず。
自分の長所や短所が見つからない…..
負けず嫌いを短所として回答してもいいのかな……？
負けず嫌いは短所として回答して問題ありません。しかし、伝え方によってはマイナスな印象が強くなってしまうので、最後まで記事を読んで万全な対策を取りましょうね。
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また就活で使える長所を一覧で確認したい方は以下の記事を読んでみてください。長所の一覧と言い換え表現なども収録しているので、サクッと確認したい場合におすすめですよ。
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負けず嫌いは短所として回答しても大丈夫？
負けず嫌いを短所として伝えることは問題ありませんが、その伝え方次第で評価が大きく変わります。
負けず嫌いな性格は、適切にアピールすれば「向上心が強い」「粘り強い」といったポジティブな要素として捉えられるためです。
重要なのは、ネガティブな印象を与えない言い回しを選ぶことです。たとえば、「負けず嫌いで周りに対して競争心を抱きすぎる」ではなく、「自分の目標達成に熱中することがある」という表現にするのが良いでしょう。
また、克服や成長の具体例を加えることで、柔軟性や改善意識をアピールすることも大切です。自分の成長や強みを引き出す材料として活用することを意識し、ポジティブに伝えましょう！
短所は一見ネガティブな質問ですが、回答の最終着地はポジティブな表現になるように意識しましょう。
○○な短所がありますが、△△という努力をして改善に努めています。という具合に短所を改善している姿勢を示せるかが好印象を得るために必要ですよ。
【徹底調査】企業が面接で短所を質問する3つの理由
実際にカリクル就活攻略メディアでは、264社の企業の選考情報をもとに200人の就活生に面接で短所に関連する質問をされたかを調査しました。
その結果、168人以上の人が短所や短所に関連する質問をされたと回答し、短所に関して面接対策を取っておく必要があることが分かります。
短所に関連する質問を面接で聞く企業は多く、就活生が自身の短所や苦手にどのように向き合い、改善しようとしているかまで深掘りする企業が多いです。
ここでは、実際になぜここまで多くの企業が短所を聞くのかを以下の3つを中心に解説していきますね。
①自分を客観視できるか探るため
1つ目の理由は、就活生が自身を客観視できているか確認したいからです。
仕事はチームプレイなので、周りの社員との協力が求められます。しかし、自身を客観視できないとチームや組織の中での立ち位置が分からず、自分勝手な行動を取ってしまうケースも。
自分勝手な行動は仕事上のミスや人間関係の決裂などを生むので、自分を客観視できていれば答えられるはずである短所を質問するのです。
求められているのは、短所に対してどのように向き合っているかなので、短所だけを伝えて満足しないように意識しましょうね。
仕事はチームプレイが基本なので、自分勝手な行動は良くありません。そして、自分勝手な行動を取る人は、自分の短所に気付けない傾向があります。
なので、面接で実際に自分の短所を質問してまずは短所が回答できるかで自分勝手な人間性を持っていないのか確認しているのです。
②問題解決能力があるか判断するため
2つ目の理由は、問題解決能力があるか判断したいからです。
自分に短所があるという問題に対して、どのように改善を試みているのかを企業は見ています。
例えば、負けず嫌いな性格が周りの意見を聞かないという問題を起こしているとします。実際にその短所を改善するために、周りの意見をもとに目標を定めてから、目標達成のために負けず嫌いさを発揮するよう方向性を絞ったなど、具体的な解決策を提示しましょう。
短所が存在するのは全く悪いことではなく、短所による問題を解消し、組織や周りを煩わせないことが重要です。短所を長所に変えるように努力しているとアピールしましょう。
③企業に合った人材か判断するため
3つ目の理由は、企業の仕事内容や社風と合っている人材か判断したいからです。
仕事はうまくいかないことだらけです。しかし、その度に課題や問題を解決して前に進む必要があります。このように企業は課題や問題に対して向き合える人を求めているので短所を質問し、どのように自分に向き合っているかを見ているのです。
また、短所は時として長所になる可能性もあり、特定の短所は企業にとっては長所になるケースもあります。
入社後にどのような活躍をしてくれそうかの判断のために短所を質問しているのです。
自分では短所だと思っていることでも、周りの人からすると真似できない長所になることもあります。
長所と短所は表裏一体なので、自社とのマッチ度の判断のためにも質問するのです。
負けず嫌いの短所を持つ人の特徴3つ
ここでは、負けず嫌いが短所になる人の特徴を3つ紹介します。
①人の言うことをあまり聞かない
1つ目の特徴は、人の意見を受け入れにくいことです。 負けず嫌いな人は「自分の方が優れている」と感じやすく、その結果、周囲からの指摘やアドバイスを素直に聞けなくなる傾向があります。
「自分の方が優れている」「負けたくない」という強い意識が先行し、周囲の指摘やアドバイスを素直に聞き入れられないためです。
例えば、チームでプロジェクトが進んでいく中で、自分の考えを優先するあまり他のメンバーの意見を軽視してしまうこと、チームの雰囲気が悪くなることもあります。
負けず嫌いの良さを活かすためには、周囲の意見に耳を傾け、協力する姿勢を意識することが大切ですよ。
負けず嫌いを短所としてアピールする際は「勝ちにこだわるあまり他人意見がっミニ入らなくなる」などプラスの目的も伝えるようにしましょう。
何も目的がなく周りの意見を聞かない自分勝手な印象にならないように注意が必要です。
②勝ち負けにこだわる
2つ目の特徴は、勝ち負けにこだわるです。仕事においても勝ち負けは大切ですが、勝ち負けだけで物事を判断しすぎると負けず嫌いな性格が短所になる可能性が高ります。
勝ち負けにこだわる性格は、目標に向けた努力を惜しまない原動力となります。しかし、勝ち負けのためだけに行動してしまうと、例えば他人を貶めて自分の成果を出すという極端な行動を取ってしまう可能性も。
勝ち負けも大切ですが、極端になると短所になってしまうので注意しましょうね。
③プライドが高い
3つ目の特徴は、プライドが高いことです。
プライドの高さから誰にも負けたくなく、努力して成果を出せるパターンもありますが、過度にプライドが高いと他の人に意見に耳を貸すことができなくなります。
しかし、仕事は自分1人でうまくいくことはなく、上司や先輩のアドバイスを聞き入れることも重要です。また、自分の過ちを素直に認め、改善に努める姿勢を見せれば、謙虚さと共に好印象を与えるでしょう。
ただプライドが高いだけだと負けず嫌いが短所になる可能性が高いので注意が必要ですよ。
プライドが高い人は負けず嫌いな人も多いですが、プライドが高すぎるとチームプレイに支障が出るケースもあります。
負けず嫌いを短所として伝える際は、プライドの高さを自覚したうえで改善を進めていることも伝えましょうね。
短所が負けず嫌いであると答える時の4つの構成
「負けず嫌い」を短所として答える際に、構成が大切です。次の4つの順序で回答できるように、しっかり準備しておきましょう。
①結論
まずは、「あなたの短所」を簡潔に分かりやすく伝えます。
採用担当者は面接の限ら入れた時間の中で、あなたの魅力や適性を判断しています。その際に回りくどい表現をしていると、他の質問ができない可能性があります。
また、冒頭の表現が分かりづらいと聞き手側が話しを理解しづらく、ストレスを感じてしまいます。簡潔に分かりやすくを意識しましょう。
様々なエピソードや自分のことを話しすぎて、印象が下がってしまう学生が多いです。まずは相手が求めている情報を簡潔に伝えましょう。
また、簡潔に伝えたらすべてが伝わり切らないと考えがちですが、面接官が必ず深掘りの質問をしてくるので安心してくださいね。
②短所についてのエピソード
結論を言った後は、負けず嫌いが短所である理由を伝えましょう。
単に負けず嫌いだと伝えるだけでは、なぜ短所だと感じたのか不明確です。聞き手側からしたらその場しのぎでいる可能性もあると考えてしまいます。
例えば、負けず嫌いな性格で過去に困った経験を話すなど、面接官が負けず嫌いが短所である理由を理解できる工夫が必要です。
具体的に話すことで、面接官から質問して話を広げやすくなり、よりあなたのことを知ってもらうことができます。
③改善したいと思った理由
具体的なエピソードを紹介した後は、短所を改善する姿勢をアピールしましょう。
結論と具体的なエピソードを述べたことで、あなたの短所が十分示せたはずですが、単に言及しただけでは回答として十分ではありません。
ここで、短所である負けず嫌いを改善しようとしている姿勢や思いを伝えましょう。
負けず嫌いな性格のせいで、「友達に気を遣わせてしまった」「雰囲気を悪くしてしまった」などと述べれば、改善したい理由が伝わるはずです。
短所は誰にでもあるのですが開き直るのではなく、少しでも改善への思いがあることを示すと好印象を獲得できます。
仕事ではうまくいかないことばかりで、その度に自分と向き合い成長していく必要があります。短所は目をそむけたくなる部分だからこそ、どのように向き合っているかを面接官は聞きたいのです。
④具体的な改善案
そして最後に、具体的な改善方法を提案してください。
どういった改善策を試しているのか具体的に伝えれば、「短所を改善する努力をしている」と採用担当者も感じるでしょう。
改善したい思いは持っていても、実際に行動ができていないと意味がありません。主張に説得力を持たせるためにも、短所を改善するために具体的にどのような行動を取っているのかを伝えましょう。
以下の記事では、面接の際の長所と短所の答え方について詳しく解説しています。より詳細に答え方を知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
回答の覚えすぎに注意？面接を成功に導く長所・短所の答え方を例文付きで解説
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負けず嫌いを短所から長所に言い換える表現3選
ここでは負けず嫌いを短所から長所に言い換える表現を3つ詳しく紹介します。
他にも負けず嫌いの言い換え表現はありますが、好印象を獲得できる言い換え表現を徹底解説するのでしっかりと確認しておきましょう。
①向上心が高い
負けず嫌いを「向上心が高い」と言い換えると、前向きな印象を与えられます。
負けたくないという気持ちが、弱点を克服し成長する原動力となり、常に自分を高める努力を続ける姿勢が伝わります。
例えば、困難なプロジェクトでも積極的に新しいスキルを学び、成功へとつなげる行動は、向上心の高さを示す良い例です。
この特性は成長意欲が評価される職場で特に効果的なアピールポイントとなります。
負けず嫌いは目標達成をするために、現状の自分に負けたくなく努力し続けるというような具合に向上心の高さに言い換えができます。
負けず嫌いもアピール次第で長所になりますが、向上心と言い換えることでより明確な長所であることを伝られますよ。
②粘り強い
負けず嫌いを「粘り強い」と言い換えると、簡単には諦めずに最後まで物事に取り組む性格を示せます。
負けず嫌いな人は、どのような状況でも結果を出すまで努力を惜しまない傾向があります。
例えば、難しい課題にも挑戦し続けることで成功を収めたり、長期的な目標に向かって継続的に取り組む姿勢は、周囲からの信頼を得るきっかけとなります。
この表現は、逆境に強い人物としてアピールしたい場合に適しています。
以下の記事では実際に粘り強さを長所としてアピールする方法を詳しく解説しています。負けず嫌いを粘る強さに言い換えようと考えている方は読んでみてくださいね。
粘り強さを長所として自己PRしたい学生必見！ポイントや例文を解説
③責任感が強い
負けず嫌いな性格は「責任感が強い」という表現にも置き換えられます。
負けたくない気持ちから、自分が取り組んでいることを最後までやり遂げる意志の強さが際立つためです。
例えば、チームの一員として課されたタスクを着実に遂行し、周囲の期待に応える姿勢は、責任感の強さを効果的にアピールします。
この特性は、リーダーシップや信頼性が求められる場面で特に活きます。
チームで何か勝ちに行きたい時に、負けず嫌いを発揮しつつも責任感を持って勝利のためにチームをまとめる必要があります。
その際に負けず嫌いな性格が起因し、責任感をつよさを発揮するケースもあるので言い換えが可能になります。
短所が負けず嫌いであると伝える際の注意点2つ
次に、負けず嫌いを短所に使うときの注意点を2つ紹介します。
①嘘はつかない
面接では、良い印象を残そうとして嘘をつく人も中にはいますが、基本的には嘘によって良い結果は生まれません。
嘘のエピソードを話すと、面接官からの質問によって嘘だとバレる可能性があるからです。企業にとって嘘をつく人材は、リスクがありますよね。
また、嘘で作り上げられた印象を期待して企業があなたを採用しても、入社後に求められるものは嘘で作られたあなた自身なのです。
内定獲得はゴールではなく、社会人生活のスタートであることを忘れないようにしましょう。
以下の記事では面接の際の嘘に関して詳しく解説しています。嘘をつく際のリストや実際に嘘をつかずに面接を突破する方法も解説しているので、気になる方は読んでみてくださいね。
面接での嘘は基本的にNG！嘘をつかずに面接を突破する方法も解説
②負けず嫌いにはポジティブな意味もあると理解する
短所の質問をされたときに、セットで短所が与える良い影響を問われるかもしれません。
長所としての負けず嫌いをどのように考えているか回答できるように、事前に負けず嫌いのポジティブなエピソードも答えられるように準備しておいてくださいね。
負けず嫌いは「向上心がある」「努力をする」「絶対に諦めない」のような言葉にも変換できます。
長所と短所は切っても切れない関係なので、どんな長所や短所を答えたとしても、ポジティブな点とネガティブな点の両方の側面を考えておきましょう。
長所と短所は表裏一体です。なので、負けず嫌いの長所の部分も理解しつつ、自分は短所に偏っているので改善の努力をしていることを伝えましょう。
長所である側面を理解していないと、過度にネガティブであると判断される可能性もありますよ。
【徹底解説】キャリアアドバイザーが添削した負けず嫌いを短所として伝える回答例5つを紹介
ここでは実際に年間1200人以上の就活生の内定サポートをしている最強キャリアドバイザーが本気で添削した負けず嫌いを短所として伝える例文を5つ紹介します。
実際にあなたが負けず嫌いを短所として伝えた時にどのような評価をされているのかも分かります。エピソードごとに例文を用意しているので、気になるものから確認してみてくださいね。
実際に負けず嫌いの短所をうまく伝えられるように、カリクルは全力で就活生を応援しています。
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無料のES添削サービス「赤ペンES」を本格解説！実際の活用レポも紹介
【例文①】サークル
負けず嫌いを短所で聞かれた際に、どのように答えるべきか知りたいです。
ただ負けず嫌いが短所と伝えても根拠が浅いのは理解しているのですが、大学ではサークル活動しかエピソードで話せるものがなく、回答に困っています。
他にも多くの大学生がサークルのエピソードをもとに面接で短所を伝えるので安心してくださいね。
ただ負けず嫌いは長所にもなりうるので、短所でアピールする際は致命的なマイナスアピールにならないようにしましょう。
今回はバスケサークルのエピソードをもとに短所を伝えるので、練習を自分勝手にさぼっていたなどのマイナス表現は避け、勝利のために勝ちにこだわりすぎていたなどの表現を使ってアピールしましょう。
サークルを通じた例文
【結論】私の短所は負けず嫌いな性格です。勝利のためだと視野が狭くなるほどの負けず嫌いな性格です。
添削コメント｜修正前は単なる性格の説明に留まり、短所を具体的に提示していませんでした。ただ短所を漠然と伝えるのではなく、負けず嫌いな性格は長所にもなりうるので、どのような負けず嫌いさが短所になれるのかを明確に伝えましょう。
【エピソード】大学のバスケットボールサークルでも試合の結果にこだわりすぎることがありました。 時に周囲への感謝や配慮を欠いてしまうことがありました。特に、自分のプレーが失敗すると納得できず、感情的になりつい周囲への感謝や配慮を忘れてしまうことがありました。 冷静さを欠くことでチームメイトとの連携が乱れることがありました。
添削コメント｜「結果を意識するあまり、感謝や配慮を欠いてしまう」と具体化し、短所の内容が分かりやすくなりました。「感謝や配慮を忘れる」と漠然とした表現を具体化しました。
【エピソード詳細】この態度が原因で、チームメイトとのコミュニケーションがぎくしゃくしてしまったこともあります。チームメイトとの意思疎通が難しくなり、チーム全体のパフォーマンスにも影響を及ぼす場面がありました。
添削コメント｜ぎくしゃくしてしまった」と曖昧でしたが、「意思疎通が難しくなり、パフォーマンスに影響」と短所の影響範囲を明確化しました。
【改善後】以降は、自分の役割を全うするだけでなく、試合中の冷静さを意識し、自分の役割を果たすとともに、他のメンバーをサポートすることを意識しました。例えば、練習後にはお互いにアドバイスをし合い、メンバーと積極的に意見交換を行い、試合中もチーム全体を鼓舞するよう心がけました。 試合中も積極的に声をかけてチーム全体を鼓舞しました。
添削コメント｜「お互いにアドバイス」だけで行動が不明瞭でしたが、「意見交換」「声をかける」と具体的な行動を示し、成果のイメージが鮮明になりました。
最初はただ負けず嫌いと伝えてしまっていたので、マイナスな印象になっていたことに気付きました。
どのような負けず嫌いなのかを限定することで、改善していることも伝えやすくなりました！
そうなんです！抽象的なアピールだと自分勝手で適当な印象になってしますので、dのような負けず嫌いなのかまで伝えましょう。
実際の面接での回答添削も以下にまとめてきますね。
【足りない部分】「負けず嫌い」の短所が具体的にどのように影響を与えたかが不明瞭でした。また、改善や成長の具体例が弱く、読者にインパクトを与えにくい内容でした。
【添削内容】短所を具体化し、感情的になる点やチームへの影響を明確にしました。また、改善エピソードで「冷静さを意識する」「声をかける」など具体的な行動を追加しました。
【どう良くなったか？】短所が「負けず嫌い」から「冷静さを欠く」と具体化され、エピソードに説得力が増しました。また、改善プロセスを行動レベルで描いたことで、短所を克服し、協力的な姿勢を持つ成長した姿を印象付けられる内容になりました。
| ・具体的なエピソードを交える ・改善への取り組みを示す ・ポジティブな側面を強調する |
【例文②】アルバイト
負けず嫌いなをアルバイト経験で短所として伝えることはできますか？
大学でサークルや部活には所属していませんでした。大学3年間カフェでアルバイトしていたのですが、短所が負けず嫌いしか思いつかず、カフェのエピソードでどのようにアピールすべきか分からず困っています。
もちろんアルバイト経験の中でも、負けず嫌いを短所としてうまく伝えることができます。
アルバイト経験の中で負けず嫌いを短所として伝える場合は、自身の成長や周りの人の育成、店舗の業務改善などを中心に伝えるとうまく伝わります。
逆に、負けたくないから他の人のミスを陰で喜んでしまったなどの致命的なマイナス表現は避けましょう。
アルバイトを通じた例文
【結論】私は負けず嫌いな性格で、アルバイトでもその性格が顕著に表れていました。成長を急ぐあまり、自力でやることに固執してしまうことがありました。
添削コメント｜「負けず嫌い」という短所を具体的に説明し、それがどのように問題を引き起こすかを簡潔に述べることで、課題が明確になります。
【エピソード】当時アルバイトをしていたカフェでは、新人の頃、誰よりも早く仕事を覚えようと焦り焦るあまり、周囲のサポートに頼るのを避けて頼らず全て自分でやろうとしてしまうことがありました。その結果、効率が悪くなったり、ミスが増えたりして、チームに迷惑をかける場面もありました。
添削コメント｜具体的に、負けず嫌いによる影響がどのように表れていたのかを伝わりやすくしています。また、「全て自分でやってしまう」ことを強調し、短所がある一方で努力家な一面もアピールしています。
【エピソード詳細】この状況を見た先輩から「一人で頑張るだけでなく、チームとして助け合うことも大事だよ」とアドバイスをもらい、考え方を見直しました。それ以降は、分からないことがあればすぐに質問し、忙しい時には積極的に周囲に声を掛けて連携を取ることを心がけました。連携を意識して声を掛けるようにしました。また、他のスタッフのやり方を観察して学びました。学び、より効率的に作業を進められるよう努力しました。
添削コメント｜やや冗長的な表現は、簡潔な表現に言い換えています。また、「スタッフのやり方を観察して学んだ」だけではその目的が曖昧なので、「より効率的に作業を進められるよう」と追記することで明確にしています。
【改善後】結果として、仕事のスピードと正確さが向上し、スタッフ間の信頼関係も深まりました。この経験を通じて、負けず嫌いな性格を成長に活かす自己成長だけでなくチーム全体の成果に繋げる大切さを学ぶことができました。
添削コメント｜経験からの学びを自分の成長だけで終わらせず、「チーム全体の成果に繋げる大切さ」も出すことで、企業にも活かせそうな印象を持ってもらえます。
成長を急ぐあまり、他の人を頼らずに殻にこもってしまったと伝えることで、自身の成長のためというプラスの要素がうまく表現できました。
個人だけの成長からチームや組織の成長に目を向けるようになった過程を説明する中で、短所の改善への取り組みもうまく伝えられた自身があります。
今回の場合は、自分自身の成長したいという欲求が強すぎてチームへの配慮が明けていました。
負けず嫌いな性格は時に長所にもなりますが、個に固執しすぎると短所になってしまうことを意識しましょう。
実際の面接での回答添削も以下にまとめておきますね。
【足りない部分】短所である「負けず嫌い」が具体的にどんなデメリットをもたらしていたのかを、もう少し具体的にする必要がありました。
【添削内容】負けず嫌いによるデメリットと、その克服までのプロセスを具体的にしました。また、経験からの学びを追記し、入社後にも活かせることを強調しています。
【どう良くなったか？】具体性が増したことで、採用担当者にもイメージしやすくなっています。また、採用するメリットが伝わる回答になりました。
| ・短所を具体的な表現に言い換えているか ・受け身な印象を与えていないか |
以下の記事ではアルバイトで学んだことを好印象にアピールする方法について解説しています。気になる方は読んでみてくださいね。
「アルバイトで学んだこと」のアピール方法｜面接で使える例文6選も
【例文③】部活動
部活動では、勝利のために負けず嫌いさを発揮した長所のようなアピールしか思いつかず、私は負けず嫌いさを短所としてアピールしたいので困ています。
部活動をエピソードにうまく回答ができますか？
部活動の中で負けず嫌いを短所としてうまく伝える際は、他のチームとの勝負の中での自分の課題を探してみると良いでしょう。
今回はチームのために点を取りたいが、負けず嫌いすぎて味方を頼れないエピソードです。その中でなぜ個人プレーに固執していて、そこからどのようにチームに目を向けることができたのかを伝えましょう。
部活動を通じた例文
【結論】私の短所は、負けず嫌いなところです。は負けず嫌いな性格から、視野が狭くなってしまう点が短所でした。高校時代、サッカー部に所属しており、負けず嫌いな性格が練習や試合でも強く表れていました。
添削コメント｜一言で「負けず嫌い」と言っても、どのような部分が短所だと考えているのかが分かりづらいため、「視野が狭くなってしまう」と結論部分で示しました。
【エピソード】特に、自分のミスで失点したときや試合に負けたとき、悔しさのあまり周囲に冷静な態度で接することができないことがありました。自分を責めすぎてしまい、周囲とのコミュニケーションを疎かにしてしまうことがありました。その結果、チームメイトから「自分だけを考えている」と誤解されることもありました。
添削コメント｜「悔しさのあまり周囲に冷静な態度を取れない」というのは、周囲に八つ当たりしているようにも見えてしまうので、「自分を責めてしまう」という1番の要因を明確にしています。
【エピソード詳細】そんな私を変えたのは、キャプテンからの一言でした。「サッカーはチームプレー。勝つためにはみんなを鼓舞する役割も必要だ」と言われたとき、自分の姿勢を見直すきっかけを得ました。それ以降は自分のプレーだけに集中するのではなく、他のメンバーの良いプレーを積極的に褒めたり、ミスが出ても励まし合うよう意識しました。
添削コメント｜「自分のプレーだけに集中するのではなく」という言葉を入れることで、「負けず嫌いで、悔しさのあまり視野が狭くなる」という短所の改善を分かりやすくしています。
【改善後】結果として、自分のことで頭がいっぱいになることも無くなり、試合でのパフォーマンスも向上しました。この経験を通じて、負けず嫌いを成長やチームの協力に活かすことができると学びました。負けず嫌いをプラスに転じる方法を学び、冷静かつ協調的に取り組む力が身につきました。
添削コメント｜学びを「冷静かつ協調的に取り組む力」と表現し、ビジネスに活かせる点を強調しました。
サッカーの試合では自分が点を取らないとという思いから負けず嫌いさが裏目に出ていたことをうまくアピールできました。
チームプレイの意識も高くなったことも伝えられ、好印象で締めくくれたと思っています。
部活の徳にスポーツでは、負けず嫌いな性格から個人プレーに走ってしまうこともありますよね。個人プレーでうまくいかなかった反省をどのように生かしているかを明確に伝えましょう。
以下は実際の回答添削のまとめです。
【足りない部分】短所が具体的にどう表れていたのかというイメージが湧きにくい点が課題でした。また、意図を正確に伝えるために表現を変える必要がありました。
【添削内容】「負けず嫌い」のどんな点が短所だと考えているのかを明確にしました。また、表現の変更や追記で、採用担当者にも意図が正しく伝わるよう工夫しています。
【どう良くなったか？】「負けず嫌い」の内容とそれによる影響が具体的になり、聞き手が短所を理解しやすくなりました。克服のプロセスと行動が具体的に描かれ、成長の説得力が向上しました。
| ・短所が具体的にどう表れたかを明確に伝える ・部活動特有のチームプレーに言及する ・数字や具体的な成果を盛り込む |
以下の記事では部活動の経験を自己PRでうまく伝える方法について解説しています。負けず嫌いを短所で伝えつつも最終的にどのように好印象に伝えるか気になる方は読んでみてくださいね。
自己PRで部活動経験を伝える例文を紹介｜ポイントや注意点も解説
【例文④】大学のテスト
サークルやアルバイトもやっておらず、授業もグループワークなどもなかったので、大学のテストでうまく短所を伝えたいです。
負けず嫌いを短所として、大学のテストでどのように伝えれば良いですか？
大学のテストでは、友達と競った経験などがあれば伝えてみましょう。
テストの点数で友人に負けたことが悔しく、その際に負けず嫌いな性格がどのように表れたのかを伝えます。
大学のテストを通じた例文
【結論】私は負けず嫌いな性格が短所だと考えています。で、必死になるあまり視野を狭めてしまうところが短所でした。特に、大学のテストでもその性格が強く出ることがありました。
添削コメント｜結論部分で、自分がどのように短所を捉えていたのかが具体的に伝わるように追記しています。
【理由】難しい科目で友人に点数で負けると悔しさが募り、次回は必ず勝とうと独学に固執してしまうことがありました。しかし、独りよがりの勉強法では効率が悪く、さらに焦ってしまったことで焦るあまり視野がさらに狭くなることで、結果が思うように伸びませんでした。伸びないことが多々ありました。
添削コメント｜どんな点に苦労していたのかを具体的に表現することで、企業側にも、焦りなどその時の感情が伝わりやすくなります。
【具体例】あるとき、再試験になりかけた科目で、友人から「一緒に勉強しよう」と誘われ、初めてグループでの勉強に取り組むことにしました取り組みました。友人たちと疑問点を共有し、得意分野を教え合う中で、新しい視点や効率的な解き方を学ぶことができ、知識の定着が格段に向上しました。また、勉強会を通じて競争心だけでなく協力の大切さ競争心よりも素直に疑問を相談して解消することや、1人で抱え込まないことの大切さを実感しました。
添削コメント｜やや冗長的な表現は簡潔にしています。また、経験からの感じたことをより詳しくすることで、企業側にも「課題にぶつかっても自分の学びに変える力がある」と感じてもらうことができますよ。
【入社後】その結果、テストの点数も大幅に改善され、友人たちとの関係も深まりました。この経験を通じて、負けず嫌いな性格を努力の原動力にすることしつつ、1人にこだわらずに周囲と協力することでより良い結果を得られると学びました。
添削コメント｜学びが少なく、克服できたことの説得力が弱くなっていたため、経験からしっかりと「負けず嫌いによる視野の狭さ」を克服できたことをアピールする表現を追加しています。
大学のテストでも、テストの点数で競う中で負けず嫌いを短所としてうまく伝えられました。
サークルやアルバイトをしていなかったのでうまく伝えることができ、安心しました。
サークルやアルバイトの経験がないと、短所のアピールに困りますが、大学のテストでもアピールはできます。
些細な経験でもその過程をしっかりと説明しましょう。
実際の回答の添削も以下にまとめておきますね。
【足りない部分】全体的にエピソードや学びを簡潔にまとめすぎていて、学生のことを何も知らない企業側にはイメージしづらくなっていました。
【添削内容】短所の「負けず嫌い」によってどんな点に悩んでいたのか、また克服する過程で何を学べたのかを具体的に表現しています。
【どう良くなったか？】具体性が増したことで、短所による苦労や学びがストレートに伝わる回答となっています。また、壁にぶつかっても前向きに行動できる点もアピールする内容になりました。
| ・データや具体的な成果を加える ・テスト以外の場面への学びの応用を示す |
【例文➄】大学の授業
私はサークルもアルバイトもやっておらず、大学の授業でうまく短所の回答ができないか考えています。
大学の授業で負けず嫌いを短所にしてうまくアピールする方法を教えてください。
大学の授業で負けず嫌いを短所として、一人で受けている授業ではなく、複数でグループワークなどを行う授業があればそちらを選びましょう。
チームでグループワークを行う際に負けず嫌いが最初は短所として出てしましますが、改善してチームを1つの答えに導くことができた経験などは好印象ですよ。
大学の授業を通じた例文
【結論】私は、競争心を原動力に、チーム全体の成果を高めるために協調性を発揮できる人間です。
チームの目標達成のために熱くなりすぎて、論破したくなってしまう負けず嫌いさです。
添削コメント｜結論では、強みと具体的な成果を結びつけて明確に伝えることが重要です。競争心と協調性という相反する要素を両立させている点をアピールしました。
【エピソード】大学時代、ディスカッション形式の授業において、負けず嫌いな性格が強く現れ、特に自分の意見を主張しすぎてしまう場面がありました。負けず嫌いな性格から、自分の意見を主張しすぎてしまうことがありました。その結果、他のメンバーの意見を十分に聞けず、議論が停滞することがありました。周囲の意見を十分に尊重できず、議論が停滞する事態を招きました。
添削コメント｜課題やエピソードを具体的に示すことで、どのような状況に直面したかを明確に伝えることが大切です。また、言葉を簡潔にすることで読み手の負担を軽減しました。
【エピソード詳細】この状況を改善するため、自分の姿勢を見直しました。自分の姿勢を見直し、改善に向けた具体的な行動を起こしました。その後の授業では、全員の意見をメモして整理する役割を担い、議論の方向性が不明瞭になった際には質問を投げかけて活性化を図りました。全員の意見をメモして整理し、議論が停滞した際には質問を投げかけて活性化を図りました。また、意見が対立した場合には、双方の考えを引き出し、共通点を探して合意を形成する努力をしました。意見が対立した際には、双方の考えを引き出し、共通点を見つけて合意形成に努めました。
添削コメント｜具体的な行動や工夫を細かく描写することで、努力や成長が伝わりやすくなります。簡潔でわかりやすい表現に変更することで読みやすさも向上させました。
【改善後】その結果、議論がスムーズに進み、チーム全体で高品質な成果物を完成させることができました。議論が円滑に進み、チーム全体で高品質な成果物を完成させることができました。
特に、周囲からは「意見を整理してまとめてくれる存在」として信頼を得ることができました。周囲からは「議論を整理し、チームをまとめてくれる存在」として信頼を得ることができました。
この経験を通じて、負けず嫌いという特性を協調性と結びつけ、建設的な議論をリードするスキルを身につけました。競争心を協調性と結びつけ、建設的な議論をリードするスキルを身につけました。
添削コメント｜成果は定性的な表現でも十分効果的です。第三者の評価を入れることで、客観性を強調し説得力を高めました。
負けず嫌いさが原因で、熱く討論しがちだったことを正直に伝えつつ、意見をまとめるために周りの意見に耳を傾けたエピソードがうまく回答できました。
大学の授業は少しアピールが難しく思いがちですが、複数人でグループワークをしたり、隣の席の人と議論した中でのエピソードで問題ありません。
議論に負けたくないが、最終的にチームとしての意見をまとめなくてはいけないシーンに冷静になれたのかを企業側も見ていますよ。
実際の回答例も以下にまとめておきますね。
【足りない部分】文章全体に具体性が不足しており、課題や行動が抽象的でした。特に、「負けず嫌いな性格」がどのような影響を与え、どのように克服したのかが曖昧で、具体的な努力や成果の描写が弱い印象でした。また、第三者からの評価を示すことで、客観性を補強する要素が必要でした。
【添削内容】「協調性を発揮できる」という表現を具体的な成果に基づいて改善し、努力のプロセスや第三者評価を明示して信頼性を高めました。また、原因・結果や具体的な行動を簡潔に記述し、読みやすく伝わる構成に工夫しました。
【どう良くなったか？】添削により、課題克服のプロセスが具体的になり、努力や成長が明確に伝わる内容となりました。「第三者からの信頼」や「議論を円滑に進める役割」を明示することで客観性と信頼性が向上し、簡潔な表現で読みやすく説得力のある自己PRに仕上がりました。
| ・具体的な成果として講義や課題でどのように表れたかを示す ・自分だけでなく第三者からの評価を入れる |
様々なエピソードをもとに「負けず嫌い」を短所として伝える回答例を紹介しました。回答例を見てまだ長所や短所が見つかっていない方は長所短所ツール、すでに長所・短所が見つかっている場合は添削をしてもらいましょう！
すべて「完全無料」で利用できますよ。
負けず嫌いは短所にも長所にもなりうる！
面接では自己理解ができているか判断するために短所を質問されます。その際に短所をスムーズに伝えられるように事前に自身の短所を書き出しておきましょう。
また、短所を理解しているだけではなく、長所にするために努力している思いや具体的な行動までしっかりと伝える必要がありますよ。
短所の見つけ方や、すでに見つかっているけど伝え方が不安な場合もありますよね。
シーマインドキャリアでは、あなたの専属メンターが見つかり、長所や短所を深掘りして一緒に見つけてくれます。
また、ただ見つけるだけではなく、面接でそのように伝えるべきなのかまで徹底さぽーとしています。
不安を感じている場合は、あなたの専属メンターに相談してみませんか？
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。
