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努力家は長所としてアピール可能!ポイントを解説|例文も紹介

就職活動において大切な自己PR、どんな点をアピールするかは就活生それぞれですが、努力家という強みをアピールしたい人はきっと多いでしょう。

より効果的にするためには、ただ努力家というだけでなく、入社後にどう活かせるか伝えることが重要です。


今回は努力家を効果的にアピールするためのポイントと例文を紹介していきます。

努力家は長所としてアピール可能!タイプ別に5つ紹介

一概に努力家といっても、とにかく諦めなかったり、熱心に取り組むことができたりと、努力の仕方にも様々なタイプが居ますよね。

ここでは努力家が自己PRしやすい理由を、タイプ別に解説していきます。

  1. 何事にも諦めないタイプ
  2. 取り組みがストイックなタイプ
  3. 負けず嫌いなタイプ
  4. 逆境に強いタイプ
  5. 継続的に取り組めるタイプ

①何事にも諦めないタイプ

まずはいつどんな時も努力ができる、何事にも諦めないタイプです。「向上心がある」「野心家」とも捉えられますね。

目標を目指す道中で壁にぶち当たっても諦めず、目標達成に向けて頑張り続けることができるというのは、そう簡単なことではありません。

特に業種によっては、日々トライアンドエラーが続く業務内容もあるでしょう。そんな時に諦めずに、成功するために試行錯誤し続けることができるというのは、会社にとって魅力的な人材です。

②取り組みがストイックなタイプ

目標に向かって自らを追い込むことができる、ストイックに取り組めるタイプの努力家です。自分に甘えず目標達成に向かって極限まで頑張れる人は、どんな業種でも魅力的ですよね。

同じ目標を持っている人同士でも、日々取り組む量に差を付ければ、必ず結果にも表れます。またストイックに取り組めるかどうかは、結局は自分の意思や計画性によるものです。

誰かに指示や指摘される前に、自らを追い込むことができるのは、社会人として大きな武器となります。

③負けず嫌いなタイプ

3つ目のタイプは負けず嫌いで、勝ちにこだわるタイプの努力家です。

負けず嫌いをマイナスに捉えてしまう人も居るかもしれませんが、これは就活生としてかなり魅力的な長所です。

負けず嫌いな人は努力した経過や内容だけでなく、とにかく結果を重要視しています。例えば営業成績や販売売上といった数字に表れる業務内容では、周りに対しての競争心は結果に反映されます

また職場に負けず嫌いなタイプが居ると、周りの従業員にも自然と闘争心が生まれるでしょう。

④逆境に強いタイプ

4つ目のタイプは、難しい時こそ力を発揮する、逆境に強いタイプの努力家です。

目標達成を目指すうえで、常に物事が順調に進むわけではありませんよね。何か困難や壁にぶち当たった時、人によってはそこで諦めてしまう人も居るでしょう。

そんな時に困難に飲み込まれず、上手く発想を転換して頑張り続けられる人が居ます。試練をチャンスに変えて、諦めずに試行錯誤することができる人達です。

与えられた試練から逃げてしまう人も居れば、向かい合い乗り越えられる人も居るからこそ、企業は努力できる人を欲しがります。

⑤継続的に取り組めるタイプ

最後は目標達成に向け長期で励む、継続的に取り組むめるタイプの努力家です。

短期間に集中的に取り組むことができるのも立派ですが、普段からコツコツと頑張り続けることも簡単なことではありません。

例えば学生時代のテストで、普段から一定の勉強を続けている人は、テスト期間に余裕を持って良い成績を残していましたよね。社会人も普段の些細な努力が、いざという時に大きな結果として表れます

「塵も積もれば山となる」「ローマは一日にして成らず」といったことわざがあるように、大きな目標を持っている時こそ、普段から地道に努力できる人が報われます。

自己PRで努力家をアピールする際の3つのポイント

努力家という点は、伝えやすいアピールポイントです。ただ決して珍しい長所ではない分、他の就活生よりも効果的にアピールするために、工夫する必要があります。

ここでは自己PRで努力家をアピールする際の、3つのポイントを紹介していきます。

  1. どのような努力家なのかを自分なりに定義する
  2. 仕事でどのように活かせるかを伝える
  3. やって当然のことを努力としてカウントしない

①どのような努力家なのかを自分なりに定義する

努力家というのは、先述した通り様々なタイプが居ます。まずは自分がどう努力できる人間なのか、努力家という長所を自分なりに定義しましょう。

ただ努力家ということだけをアピールしても、「どう頑張れるのか」「他の人とどう違うのか」が分からなければ、面接官は長所がピンと来ずあまり魅力を感じません。

具体的にどう努力できるのか分かりやすく説明することで、より自らをアピールできます

②仕事でどのように活かせるかを伝える

どれだけ優れた長所を持っていても、ただそれを伝えるだけではアピールにはなりません。

自身の長所が企業にとってどうプラスになるのかを、面接官に説明する必要があります。

自分の努力家な面は、入社後の業務でどういった活かし方ができて、他の社員にはできないどんなことができるのでしょうか

あくまで就職活動なので、志望している企業に絡めて話すことで、「自分はこのようなことができる」と訴えられる自己PRを意識しましょう。

③やって当然のことを努力としてカウントしない

何をどう頑張っているのか、努力の形は人それぞれです。努力をどう定義するかは自由ですが、やって当然のことを努力と表現してしまうのは避けましょう

誰もがやっていて当然のことなのに「頑張っている」とアピールしてしまうと、かえってマイナスな印象に繋がります。

最低限のやるべきことをやったうえで、何か人と違うことに励むことで、初めて努力として認められるでしょう。

努力することは簡単そうに見えて、誰にでも真似できることではありません。「その努力は誰でもできることか」を基準に、考えてみると良いですね。

自己PRで努力家をアピールする方法3ステップ

努力家という長所をより上手くアピールするために、意識したいポイントがあります。

努力できる点を長所として伝える人は、少なくありません。そこで他の就活生の自己PRとは、なるべく差を付けたいですよね。

ここでは自己PRで努力家をアピールする際の、3ステップを紹介していきます。

  1. 結論ファーストで努力家が自身の強みであることを伝える
  2. 努力家として力を発揮したエピソードを伝える
  3. 入社後の活躍の展望を伝える

①結論ファーストで努力家が自身の強みであることを伝える

結論ファーストを意識して、まず1番に努力家が自身の強みであることを伝えましょう

面接官は、この人の長所は努力家だとすぐに理解できます。また最初に結論を伝えると、後の根拠や具体例に関する説明の内容がより頭に入ってきやすい、というメリットにもなります。

結論を最後の方に持っていくとなかなか話の要点がまとまらず、「結局この人は何を伝えたいんだろう」となってしまうかもしれません。

②努力家として力を発揮したエピソードを伝える

本当に努力ができる人間で、なおかつそれを普段の生活で活かせることを伝える為に、努力家として力を発揮したエピソードを伝えましょう

努力家に限らずどんな強みでも言えることですが、「私の強みは○○です」と宣言するのは簡単です。

実際に就活生の強みが努力家だとしても、それを証明するエピソードが無ければ面接官からの信用は得られません

③入社後の活躍の展望を伝える

自己PRではただ自分の強みを伝えるだけでなく、入社後に強みを活かしてどう活躍できるのかが重要です。

企業側は、ただ優れた就活生が欲しいというよりも、「弊社で活躍できる人材」を求めて人材募集をしています。

努力家という点は、入社後の業務の中でどう活きるでしょうか。また就活生自身はどう活躍していきたいと考えているのか、この展望を明確にする必要があります。

【エピソード別】自己PRに努力家を用いた例文3選

それでは実際に、努力家という長所を用いた例文3選をご紹介していきます。

これまでに紹介してきたポイントやステップを活用した例文となっているので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 部活動
  2. アルバイト
  3. ゼミ

例文①: 部活動

私の最大の強みは、目標達成のために努力を惜しまないことです。

大学時代、吹奏楽部での経験がこの強みをさらに磨き上げるきっかけになりました。コンサートごとに行われるメンバー選考テストでは、私は、楽器の経験がこれまでになく、何度も不合格という結果に直面しました。

多くの部員が数回の試みで合格する中、何度も挑戦を重ねる必要があり、その度に、諦めずに練習を続けました。基礎練習を毎日欠かさず、先輩からの客観的な意見を積極的に取り入れることで、最終的には合格することができました。

この経験から、目標に向かってコツコツと努力することの価値を学びました。入社後も、すべてがスムーズに進むとは限りませんが、困難に直面しても決して諦めず、持続的な努力を通じて自己成長を図り、貴社の発展に貢献することをお約束します。

諦めないで努力できるという強みを、学生時代の部活動での経験を交えてアピールしている例文です。

始めに自分の強みを明確に伝えることで、後のエピソードの解像度を上げられます。

特にエピソードが思いつかない時は、様々な経験をしたであろう部活動から考えてみると良いでしょう。その時はただ頑張ったという話で終わらせず、その部活動での経験を通して何を得たのかが重要です。

例文②: アルバイト

私は、目標達成のためにストイックな努力を惜しまない性格です。

アルバイト先のスポーツジムでの経験が、この性格を強みに変えるきっかけとなりました。
私が任されたのは、新規顧客の獲得という重要な業務であり、営業経験がないにも関わらず、私はこの挑戦を受け入れる必要がありました。

初めは入会率が低く、苦戦していましたが、退勤後の長時間にわたるロールプレイ練習と、家での反省と改善の徹底により、入会案内のスキルを大幅に向上させることができました。

このような努力を通じて、目標に向かって着実に進むことの重要性を身をもって学びました。入社後も、貴社の売上向上に向けて、最大限の努力を惜しまず、目標達成に貢献することを約束します。

ストイックに努力ができるという長所を、アルバイトの経験を交えてアピールしています。

アルバイトという業務上での経験は、入社後のイメージに繋げやすいので、根拠として話すには効果的です。志望している企業と関連性や共通点がある業務から、エピソードを取り上げてみると良いでしょう。

例文③: ゼミ

私の長所は、継続的に取り組むことができる努力家な面です。

私がゼミで発表した地域環境に関する研究テーマは、1年間という長期間に渡る調査データが必要でした。厳密に言うと半月ごとの調査でも問題ありませんでしたが、毎日記録を取ることでより正確な研究に繋がるため、1年間の調査を行いました。

他の授業や課題、またアルバイトもあるなかで、日々調査に時間を割くのは、簡単なことではありませんでしたが、目標を最後までやりきるために、毎日30分調査記録を取ることを1年間実施し、そして研究発表は大成功となりました。

日々の小さな積み重ねが大きな結果に繋がることを知っているので、入社後も継続的に努力し、貴社の売上向上に、大きく貢献していきたいです。

継続的に努力できるという強みを、ゼミでの経験を交えてアピールした例文です。

ゼミでの研究や発表といった下準備が必要な出来事は、日々の継続的な取り組みをアピールするのに効果的です。この場合は、なるべく長期間の出来事をエピソードに選びましょう

自己PRに努力家を用いたNG例文2選

どれだけ要点を掴んだつもりでも、いざ文章を考えてみると上手くいかなかったりしますよね。1番良くないのは、間違った自己PRになっていることに気付かず、そのまま使用してしまう場合です。

ここでは自己PRに努力家を用いた際の、NG例文を紹介していきます。

  1. 周りが見えなくなってしまっている
  2. 闇雲に努力しているだけ

例文①: 周りが見えなくなってしまっている

私は所属していた研究室で、質の高い研究発表にするためにチームに尽力していました。

当時他のチームメンバーは、それぞれ他の授業の課題があったり就職活動が始まっていたり、またアルバイトがあったりとなかなか発表の準備に時間が取れていない状況でした。

このままでは良い発表ができないと考えた私は、他のメンバーの役割だった作業まで担当する程、1人発表準備に励みました。また他のメンバーに声掛けしたりと、自分が努力するだけでなく周りへの声掛けも忘れていません。

このように目標達成に向けて努力ができたり、周りへ良い影響を与えられるのは私の大きな強みだと考えています。企業に入社した際も、必ずこの強みは活かせるはずです。

目標に向けてひたむきに努力できるという良い長所ですが、エピソードから少々1人で突っ走ってしまっているような空回りな印象が見えますね。

また始めに長所を言わないせいで、最後までアピールしたいポイントが不明瞭になっています。

ストイックに努力できることは良いことですが、周りとの情報共有や気遣いといったコミュニケーションができていないんじゃないかと、誤解されてしまう内容です。

例文②: 闇雲に努力しているだけ

私は目標達成に向かって、諦めずに努力することができます。

私は大学時代バスケットボール部に所属していましたが、なかなか大会メンバーに選ばれませんでした。

なぜ選ばれないのかと原因が分からず辛い日々でしたが、きっと努力が足りないことが原因だと気付き、より練習に励みました。他の生徒よりも毎日2時間自主練習に励み、練習時間だけで言えば部員内でずば抜けていた程です。

残念ながら最後までメンバーに選ばれることはありませんでしたが、とにかく練習に励んでいた当時の自分を誇りに思っています。

入社後も、全ての業務に全力で取り組んでいきたいです。そうすることで、貴社にとって必要不可欠な人材になりたいと考えています。

文章の構成自体は問題ありませんが、エピソードからやみくもに努力してしまう印象を与えてしまいます

目標達成に向かう時に「原因は分からないがとにかく努力した」これはあまり良い手段にはなりません。特に効率性が重視される社会では、よりマイナスポイントになります。

長所として努力家をアピールして面接官に好印象を残そう

「努力に勝る天才無し」という言葉があるように、努力ができる人間はどんな業種に限らず力を発揮できます。

いつどんな時も頑張れるということが実は大きな可能性を秘めていることを、多くの就活生を見てきた面接官はよく知っています。

努力家という自分の長所が、入社後に大きく発揮できることを伝えて好印象を残しましょう

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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