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システムエンジニアの志望動機例文4つ|未経験・新卒用の書き方も紹介

システムエンジニアは顧客の希望を汲み取り、適したシステムを開発する仕事です。IT分野の中でニーズが高まっている仕事ですが、志望動機の書き方で悩んでしまう方もいるでしょう。

本記事では、システムエンジニアに求められる人物像・志望動機を書く際のポイント・未経験や新卒の場合の書き方も含めた例文について説明します。

先にシステムエンジニアの志望動機の例文をチェックしたい方は、こちらからご覧ください。

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目次

新卒がシステムエンジニアになった場合の仕事内容

ITテクノロジーの発展と将来性の高さから、新卒者の間でシステムエンジニア(SE)というキャリアパスへの注目が集まっています。

この記事ではまず、新卒がSEとして働き始めた際の具体的な業務内容と、プログラマーとSEの役割の違いについて詳しく説明します。

  1. システムエンジニアの業務工程
  2. システムエンジニアとプログラマーの役割の違い

システムエンジニアの業務工程

SEの仕事は以下の6段階で構成されています。

  1. 要件定義
  2. システム設計
  3. 開発作業
  4. 検証作業
  5. 導入作業
  6. 運用管理

各工程について詳細を解説していきましょう。

1.要件定義

システム開発の出発点となるのが要件定義です。

この段階では、顧客企業が抱える課題やニーズを綿密にヒアリングします。

システムに求められる機能や性能を多角的に分析し、具体的な仕様書として文書化していくのも、システムエンジニアの仕事ですね。

2.システム設計

要件定義で明確になった仕様を基に、システムの設計作業に入ります

この工程は大きく2つに分類されます。まず全体的な構造を決める基本設計、続いて個々の機能の詳細を決める詳細設計です。

この設計書が後工程の開発作業の基盤となるため、綿密な作成が求められます

3.開発作業

システム設計が完了すると、実際のプログラミング作業に移行します

通常、この作業はプログラマーが担当しますが、プロジェクトの規模や状況によってはSEも開発に携わることがあるでしょう。

そのため、JavaやC言語といったプログラミング技術の習得も必要となってきます。

4.検証作業

開発されたシステムの品質を確保するため、様々な角度からテストを実施します

設計通りの動作確認はもちろん、想定外の操作に対する安全性なども確認。ここで不具合が見つかった際は、プログラマーと協力して修正を行います

5.導入作業

検証を通過したシステムを、実際の環境に導入する段階です

本番環境での稼働状況を確認し、安定した運用が可能であることを確認します。

6.運用管理

システムの稼働後も、SEの仕事は継続します。

定期的なメンテナンスや突発的なトラブル対応はもちろん、予算管理や工数管理といったプロジェクトマネジメントも重要な責務となります。

システムエンジニアとプログラマーの役割の違い

新入社員がIT業界を目指す際、SEとプログラマーの違いが分かりにくい場合があります。最も大きな違いは、実際のコーディング作業との関わり方です。

SEは主にシステムの設計やプロジェクト管理を担当し、実際のプログラミング作業はプログラマーに依頼するのが一般的です。

対してプログラマーは、SEが作成した設計書に基づいて実際のコードを書き、システムを具現化していく役割を担います。

つまり、SEはプロジェクトの指揮官として全体を統括し、プログラマーは専門的な技術者として開発作業を遂行するという、異なる立場で協力してシステム開発を進めていくのです。

未経験からシステムエンジニアを目指すには

システムエンジニアへの転向について、IT業界での経験有無によって必要なステップが異なります。

IT経験者は既存のスキルを活かしながら不足分を補うアプローチが効果的です。

一方、未経験者は基礎から築き上げる必要があるため、より多くの準備が求められます

  1. IT業界経験者の場合
  2. IT未経験者の場合

それぞれのケースに応じた最適なアプローチを詳しく解説していきましょう。

①IT業界経験者の場合

プログラマーやインフラエンジニアといったIT職種からシステムエンジニアへの転職は、比較的スムーズに進められます

これは日常的にシステムエンジニアと協働している経験があり、業務内容への理解が深いためです。

とりわけプログラマー経験は、開発工程全体を把握する上で大きなアドバンテージとなり、システムエンジニアとしての実務に直結するスキルとなります。

現在保有しているIT知識をベースに、新たなプログラミング言語の習得や専門資格の取得を通じて、さらなるスキルの拡充を図ることをお勧めします

特に資格保有は、転職市場での競争力を高める重要な要素となります。

②IT未経験者の場合

IT人材の需要は依然として高く、システムエンジニアも例外ではありません。そのため、IT業界未経験者や文系出身者の採用にも積極的な企業が数多く存在します。

ただし、システムエンジニアには多岐にわたる知識と実務経験が必要とされます。

そのため、最初はプログラマーとして基礎的な開発業務を担当し、その後テストや保守・運用といった比較的取り組みやすい業務から始めるのが一般的です。

本格的なシステムエンジニアとして活躍できるまでには、数年の実務経験を要すると考えておくべきでしょう。

新卒で目指す場合は、プログラミングの基礎知識とスキルを身につけることが重要です。あるいは、最初はプログラマーを目指して、将来的にシステムエンジニアに転向するのも1つの方法ですね。

システムエンジニアに求められる人物像

システムエンジニアの業務で求められる人物像を確認すれば、自身がシステムエンジニアに向いているかどうか判断できます

システムエンジニアとして望ましい特徴は、以下の3つです。

  1. ITへの興味・関心がある人
  2. コミュニケーション力に長けている人
  3. 論理的思考力がある人

①ITへの興味・関心がある人

IT技術に興味があり、発展速度が早い技術に関心がある人は、システムエンジニアとして好印象です。

IT技術は日々発展しているため、最新の技術も取り入れながらより顧客の悩みに合ったシステムを追求していく必要があります。

また最新の技術トレンドを捉えているシステムエンジニアは、顧客に対して新しい選択肢も提供できるため重宝されますよ。

新しい技術も吸収していく貪欲さを備えているかどうかが重要な仕事です。

IT業界の現状や課題について知っておくだけでも、志望動機に盛り込んで好印象を狙えます。以下の記事ではIT業界について詳しく解説しているため、気になる人は読んでみてくださいね。

②コミュニケーション力に長けている人

システムエンジニアの業務には、異なる部署や顧客と円滑に接するコミュニケーション能力がある人が向いています。

システムエンジニアは、システム開発業務を担当するだけでなく、各部署と連携しながら進めていく必要がある仕事です。また、顧客どんな機能を希望しているのか知るために、不可欠な力ですよね。

どんな問題を解決する必要があるのか情報を引き出したり、システム開発の進捗や機能について説明したりする場面もあるのがポイントです。

コミュニケーション能力は自己PRやガクチカでもアピールできます。以下の記事では、コミュニケーション能力をテーマに自己PRを書く方法を説明しているため、気になる人は合わせて読んでみてくださいね。

③論理的思考力がある人

システムエンジニアには、自身のIT技術から適切なサービスやシステムを導き出す論理的思考力も求められます。

技術への知識だけでなく、技術をどう活用するのか、どんな機能を備えたシステムを生み出せるのか、具体的に想定する力が必要です。

また想定したシステムを実現するためには、どのくらい作業期間が必要かあらかじめ考え、顧客に納期を提示して仕事を進めていくことも重要になります。

システムエンジニアの志望動機の書くポイント3つ

システムエンジニアの志望動機を書く際には、ポイントを押さえておくと魅力的な文章に近づけやすいです。

ここでは、志望動機の書き方のポイントを3つ説明します。

  1. 結論ファーストを意識する
  2. なぜその会社を選んだのかを書く
  3. ITへの興味・関心を具体的に述べる

①結論ファーストを意識する

志望動機を組み立てていく時には、結論ファーストを意識しましょう。結論から書くことで、何を述べたいのか採用者に伝えやすくなります。

採用者は何万人ものESを読んでいるため、言いたいことが伝わりづらい文だと、わかりやすい文章と比較されて選考通過率が下がってしまいます。

また、結論から述べている文章は構成が明確になるため、自身が伝えたいことが受け取り手に正しく伝わりやすいのも利点です。

②なぜその会社を選んだのかを書く

なぜその会社を選んだのかを重視して述べることも大切です。提出先の企業を意識した内容に仕上げることで、志望度の高さをアピールできます。

また、他社と比較してどんな点が強みだと感じるのか、差別化して説明することも重要です。企業研究をしっかりと行っている印象を与えられます。

また、そもそもシステムエンジニアの仕事内容が理解できていないと、企業研究をしてもうまく志望動機に落とし込めません。気になる人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

③ITへの興味・関心を具体的に述べる

ITへの興味・関心を具体的に述べ、将来性の高さをアピールするのもポイントです。

エンジニアとしての経験がない方であれば特に、興味を持った理由を具体的に書いて成長性があることを印象付けましょう。

また、システムエンジニアとしての経験や実績がある方は、具体例を交えて説明するのも有効となります。自身が携わったシステムでどんな利益を生み出したかアピールしましょう。

また、ITに興味を持ったエピソードが説明できるとなお良いでしょう。以下の記事ではエピソードの作り方を例文と一緒に紹介しているため、気になる人は合わせて読んでみてくださいね。

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ここまで、システムエンジニアの志望動機を書くポイントは以下の3つであると紹介しました。

  1. 結論ファーストを意識する
  2. なぜその会社を選んだのかを書くITへの興味・関心を具体的に述べる
  3. ITへの興味・関心を具体的に述べる

とはいえ、どのように書けば良いか未だにわからないと悩む人もいるはず。

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システムエンジニアの志望動機例4つ

次に、ここで紹介するシステムエンジニアの志望動機の例文を確認して、自分の志望動機分を作成する時の参考にしてくださいね

未経験や新卒、経験者の2つのケースに分けて例文を4つ説明します。

  1. 新卒で未経験者
  2. 未経験者のエンジニア志望
  3. エンジニア経験者
  4. エンジニア・マネージャー経験者

志望動機①新卒で未経験者

新卒で未経験者

私は、幅広いフィールドを対象にIT技術を活用している貴社で、顧客の課題を解決するための手助けがしたいという思いから志望いたしました。

学生時代にはキャンプ用品の接客バイトを経験し、そこではお客様の潜在ニーズに適した提案を行う力を磨きました。お客様との対話を通じて、問題の本質を見極めた的確なサポートをすることが得意だと自負しております。

システムエンジニアとしての経験はございませんが、人に寄り添ってコンサルティングからサポートまで携わる面で、過去の経験を活かしたいと感じています。貴社は、企業のパートナーとして上流から下流まで責任を持ち、課題を解決する事業を展開している部分が他社との強みであると感じております。

貴社での活動においては、お客様に寄り添ってニーズを汲み上げ、ベストな解決策を提供することで、貴社の成長に貢献したいと考えております。未経験ではありますが、意欲的に取り組み、沢山の知識を吸収しながら積極的に取り組みたいと思っています。

上記の例文では、企業の特徴について触れた上で志望動機を明確に示しています

また、過去の経験を活かし、システムエンジニアとしてどう働いていきたいのか将来性をアピールしているのも特徴です。

未経験新卒でエンジニア志望の志望動機は、以下の記事でも詳しく紹介しています。書き方から例文までそろっているため、よりクオリティの高い志望動機が書きたい人は参考にしてみてくださいね。

志望動機②未経験のエンジニア志望

未経験のエンジニア志望

これから需要が上昇し続けるIT業界において、金融・公共・法人の3つの分野で大規模なサービスを展開している貴社でこそ、多くの方に豊かな生活を提供できると感じ、志望いたしました。

学生時代にサークル活動を通じて、チームで一丸となって目標を超える成果を挙げる達成感にやりがいを感じるようになりました。協力と連携が生む力強い成果に満足感を覚え、それが私の成長にも繋がっています。

システムエンジニアとして、チームで団結して企業や組織の成長に貢献したいとの思いが強くあります。貴社はICTを活用し、企業のDX化を推進して広範囲のビジネス領域に大きな影響を与えていることに感銘を受けています。

未経験であるため今は、資格の取得に向けて勉学に励んでいる次第です。貴社で働くことが出来たら、さらに新たなITスキルを身につけ、経験値を積み上げた上で最前線の技術を用いたサービスを顧客に提案し、社会に変革をもたらしたいと考えています。

上記の例文では企業が展開しているIT事業の強みについて触れることで、志望度の高さをアピールしています。

また経験を積んだ将来の自分が最前線で活躍している姿を想起させる文章で結んでいるのもポイントです。

志望動機③エンジニア経験者

エンジニア経験者

貴社の若手を育てる社風に魅力を感じ、前職の経験をもとにスキルを活かして貢献したいと考え、志望いたしました。

前職では証券会社の業務をサポートするシステム開発に従事し、プログラマーとして1年、システムエンジニアとしては2年の経験がございます。主にシステムの詳細設計工程を担当していたため、貴社のようにエンジニアの成長意欲を重んじて基本設計から担当させる環境を求めています。

また貴社の規模が大きい案件に対しても顧客から直接受注し、要件の定義から開発までを一貫して担当している点は他社と比べて強みであると感じています。これは私が求める挑戦と成長の舞台と思え、貴社での活躍がさらなるスキル向上とキャリアの発展に繋がると確信しております。

私は貴社で、ITとマネジメントのスキルを活かし、スタッフの実力を引き出せるよう働きかけながら、顧客の需要に応えるシステムを生み出し、貴社の成長に貢献したいと考えております。挑戦を惜しまず、共に成長し続けるためのプラットフォームとして、貴社での新たなキャリアを築きたいと思います。

上記の例文では、前職のスキルをアピールしつつも企業の社風に触れることで、実力があることと企業への志望度が高いことを同時に伝えています

また、経験年数や担当していた工程を具体的に記載しているのも特徴です。

志望動機④エンジニア・マネージャー経験者

エンジニア・マネージャー経験者

私は、介護事業に先進的な技術を活かしたITシステムを導入している貴社に魅力を感じています。またこれまでの経験した開発スキルやマネジメントスキルを活かし、事業に貢献したいと考え、志望いたしました。

前職ではシステムエンジニアとして新規システムの設計、開発業務を4年間担当し、4年目にはチームで最大限の成果を挙げるためにマネジメントスキルを磨きました。その中で、協力と連携がプロジェクトの成功に不可欠であることを痛感し、事業においても同様のアプローチをとりたいと考えています。

貴社はIT技術を駆使し、医療と介護の連携をスムーズにするためのシステム開発などに積極的に取り組んでおり、介護業界に新たな選択肢を提供しています。先進的な取り組みを行っている貴社であるからこそ、顧客との対話を通じて、適切なアプローチでシステムを設計することで、少子高齢化が進む社会において、ITシステムの新たな価値を創出できると考えています。

貴社での業務を通じて、介護事業におけるITシステムの力で社会に新たな可能性を切り開くお手伝いができれば幸いです。

上記の例文ではITシステムを活用して介護サービスの利便性を高めている会社の特徴について言及しています。

自身の経験している分野を紹介することで戦力として役立つ人材であることをアピールしているのもポイントです。

システムエンジニアの志望動機NG例2つ

最後に、志望動機を書く際のNG例を2つ紹介します。システムエンジニアの志望動機を書く上でどんなことに気を付ければよいか意識しやすくなるので、ぜひチェックしておきましょう。

  1. 自分の成長に重点を置いた内容
  2. 事業内容に触れない

①自分の成長に重点を置いた内容

自分のこれまでの成長を重点とした文章は、具体的な将来性ではなく自分の過去の情報のみをメインに伝えてしまうため、避けるようにしましょう。

過去の経験について描写を増やすよりも、企業にどう貢献できるのかを具体的に書いた方が好印象です。

また、これまでの経験について書く際には、曖昧な事柄に留めるのではなく、具体的にどういった実績を生み出したのか、何年経験を積んだのか説明しましょう。

「企業にどう貢献できるか」は「入社後にどう活躍するつもりか」と言い換えても良いですね。書き方が難しいと感じる人には、以下の記事もおすすめ。入社後の活躍イメージについて、例文付きで解説しています。

②事業内容に触れない

企業の事業内容に触れていない文章は、志望動機が浅い印象を与えてしまうため避けなければいけません。

企業ならではの強みに触れていない文章は、企業研究を進めずおろそかにした状態で就活に臨んでいる、と受け取られるリスクがあります。

なぜ該当企業で働きたいと考えているのか、競合の他社ではなく該当企業を選んだ理由は何なのかをはっきりと説明することを心がけましょう。

システムエンジニアの志望動機はITへの興味・関心を示そう

システムエンジニアの志望動機の作成時は、ITへの興味や関心を示すことを重視する必要があります。

システムエンジニアに求められる条件と自身の共通点を見出し、企業に対してどう貢献でき

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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