就活では必ずと言っていいほど聞かれるガクチカ。しかし、いざエントリーしようとしても「ガクチカが無い…」と頭を抱えている就活生もいるのではないでしょうか。
「部活はやってたけど優勝しないとガクチカにならないのかな?」
「学生団体の代表だった友達に比べて、自分のガクチカは大したことない…」
「就活で話せるような活動をしていないけど、これから間に合うのかな?」
このように、ガクチカに関して様々な不安を抱えてしまうのも無理はありません。しかし、企業に高評価をもらえるガクチカを見つけることも作ることも、実はそこまで難しくないんです。
そこで、本記事では誰でもできるガクチカの見つけ方や作り方を詳しく解説していきますよ。
ぜひ最後まで読んで、あなたらしさ溢れるガクチカを見つけていきましょう。
キャリアアドバイザー 鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
人事 佐藤
2018年度新卒入社 新規営業を担当 入社後、新規営業に従事し、顧客開拓や提案活動を経験。 プロジェクト参画 その後、異動により大手外食チェーンや病院のプロジェクトに参画。プロジェクトマネジメントやシステム導入を担当。 2021年 人事部に抜擢 2021年に人事部に抜擢され、新卒採用と中途採用を担当。2024年9月現在も人事を担当している。
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「ガクチカがない」と思い込んでない?
就活を始めて、いざエントリーシートにガクチカを書き出そうとしても思いつかない、手が進まない…と悩んでいませんか?
特に、身近な就活生がインパクトのあるエピソードを持っていると、「それに比べて自分は…」と考えてしまいますよね。
実はガクチカは必ずしも特別である必要はなく、そのうえ誰でも作れるものなんです。普段のアルバイトはもちろん、趣味でもガクチカにできますよ。
また、そもそも「自分にガクチカがあることに気づいていない」場合が多いので、落ち込む必要はありません。ぜひこの記事を参考にして、一緒にガクチカを見つけていきましょう!
ガクチカとは|自己PRとの違いも解説
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」「学生時代に頑張ったこと」を指します。特に指定がない限りは、大学生活の中でのエピソードを聞かれていると考えて問題ありません。
エントリーシートでは通常400字程度で書くように求められることが多く、提出したエントリーシートをもとに面接でも聞かれる頻出質問です。
ガクチカと自己PRとの違い
ここで、「ガクチカと自己PRってどう違うんだろう?」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。どちらも自己アピールを目的としている頻出質問ですが、なかなか区別しづらいですよね。
そこで、ガクチカと自己PRの違いを表にまとめてみました。
ガクチカ | 自己PR | |
---|---|---|
内容の焦点 | 大学生時代に力を入れて取り組んだ特定の活動を一つ紹介 その過程や成果をアピール | 自分の強みや長所、スキルを全面に押し出してアピール |
伝えるポイント | 具体的なエピソードを通じて、課題に対する取り組み方や成果を中心に説明 | 特定のエピソードに限らず、自分の強みがどのように形成され、どんな状況でも活かせるかを伝える |
エピソード例 | サークル活動、アルバイト、ボランティア、ゼミ研究などの具体的な活動やプロジェクト | 強みを活かした具体的なエピソード エピソードは強みの裏付けに過ぎない |
目的 | 採用担当者に自分の問題解決力や行動力を伝える | 採用担当者に「この人を採用すれば会社に利益がある」と感じてもらう |
例えば、同じエピソードでも、使い方や伝え方次第でガクチカになるのか自己PRになるのかが変わります。
ガクチカ:「ゼミ活動での調査研究を通じて、地域の商店街の売上向上に貢献しました」
自己PR:「問題解決能力が強みであり、ゼミ活動で商店街の売上を増やすための提案を成功させた経験があります」
とはいえ、エピソードの使いまわしはマイナス評価になるため、ガクチカと自己PRで用いるエピソードは違う内容にしましょう。
ガクチカに期待されることは?採用担当者が見ているポイントを解説
続いて、企業の採用担当者は、就活生のガクチカで何を見て評価しているのかを解説していきますよ。
企業に期待されていることを把握することで、ガクチカが書きやすくなります。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
①人間性
採用担当者は、ガクチカで就活生がどんな人柄なのかを知りたいと考えています。
どんな環境にいて、どんな挑戦や努力をしたのかを知ることで、「1人でもコツコツ努力する」「大勢を巻き込んで行動できる」など就活生それぞれの性格が見えてくるからです。
エントリーシートや面接での質問は限られるため、どんな就活生が自社に応募してくれているのかをできるだけ把握しようとしているのです。
さらに、ガクチカからは、就活生がどのように人や環境と関わっているかが見えてきますよ。
たとえば、協調性やリーダーシップ、コミュニケーション能力、問題解決力など、企業で働く上で必要な素質を持っているかは分かりやすいです。
②物事への向き合い方
ガクチカでは、就活生がどんな風に物事に向き合うのかも見られています。
社会人においても、働く中で壁にぶつかることは珍しくありません。企業側としても、困難にも屈せずに対応してくれる人材は重要視されます。
また、ガクチカは成果や実績を自慢するものではなく、あくまで過程や考え方をアピールするもの。そのため、結果が失敗に終わったとしても、自ら試行錯誤して動いた経験があると高く評価されやすいです。
③自社とのマッチ度
就活において、実はかなり重要視されるのが「就活生と企業とのマッチ度」です。企業の社風と学生の人柄、企業の求める人物像と学生の強みといった要素が一致していると、マッチしていると言えます。
①人間性で解説したように人柄も見られますが、知って終わりではありません。社員の雰囲気や求める人物像と照らし合わせてマッチ度を判断しているのです。
というのも、企業と就活生のミスマッチがあると、「居心地が悪い」「自分の理想のキャリアではない」などで早期離職に繋がる可能性が高くなるからです。
企業と就活生の双方にとってマイナスにならないよう、マッチ度を特に重視していることを忘れないようにしましょう。
このように、実は企業側は、特別な実績や珍しい経験で就活生を評価しているわけではないんです。
就活生がどんな人物か分かり、職場や社員たちと一緒に働くイメージができると「ぜひ採用したい!」と思いますね。
当てはまってない?ガクチカがないと感じる原因を4つ紹介
そもそも「ガクチカがない」と感じてしまう理由も様々です。
間違った思い込みやハードルを高く設定していることが原因で「自分には大したガクチカが無い…」と思ってしまっている場合も。
そこで、ガクチカがないと感じる原因を4つ紹介していきますよ。
①アピールできるガクチカの理想が高いから
ガクチカの理想が高いことが原因で「ガクチカがない」と感じてしまっている場合があります。
ガクチカのハードルを上げてしまうことで、すでにエピソードはあるのに「企業にアピールするほどではない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
しかし、ガクチカは必ずしも華々しい実績である必要はないんです。「ガクチカに期待されることは?採用担当者が見ているポイントを解説」で解説したように、企業側は結果の素晴らしさや活動の珍しさだけを期待しているわけではありません。
周りのレベルが高いと、「自分も同じようなエピソードにしなくちゃ…」と思い込んでしまいますよね。実際に、私と面談をした就活生の多くは同じように考えていました。
特に大手企業であればあるほど、「期待されるガクチカのレベルも高いのでは」と思ってしまう人もいます。
実績よりも「自分でどれだけ考えて行動したのか」の過程が大事であることを覚えていてくださいね。
②大会で優勝するなどの実績がないから
「部活は頑張ったけど、そこまでアピールするほどの結果ではないな…」と思っていませんか?
大きな実績を残していないことで、ガクチカにはできないと思いこんでいることも理由の1つです。
実は、部活動やサークルなどどんな組織でのエピソードでも、なにか練習で工夫したことや継続したことがあれば十分アピールになります。
例えば、「入った当初は苦手だったことを、毎日〇時間の練習・自分で組んだトレーニングメニューなどで克服した」というエピソードもガクチカになりますよ。
③何をガクチカでアピールして良いか分からないから
「そもそもガクチカにどんなエピソードを選べばいいのか分からない」という場合も考えられます。
それなりに色んな活動を経験していても、ガクチカにふさわしいエピソードなのかは1人ではなかなか判断しづらいですよね。
特に、ゼミや勉強に励んでいた人の中には、個人の経験はどうガクチカにしたらいいのか、そもそもガクチカになるのか分からないと思っている方もいるのではないでしょうか。
記事の後半では、様々なエピソードを題材にしたガクチカの例文を紹介しています。「どんな感じでアピールしたらいいんだろう?」と思う方は、ぜひ例文を参考にしてみてくださいね。
④大学で頑張ったことでアピールすべきと思っているから
「ガクチカ」と聞いて、大学で頑張ったことに限定して考えてしまっている場合もあるかもしれませんね。
しかし、学生生活のことであれば、必ずしも講義やゼミの話でなくても大丈夫です。飲食店のアルバイトやサークル活動、部活、留学、資格勉強など、ガクチカになり得るエピソードは色々あります。
あまり思いつめずに自分の経験を振り返ってみましょう。
「ガクチカがない」を卒業する3つの方法
ここからは、「ガクチカがない」を卒業するための3つの方法について紹介していきますよ。
「ガクチカがない」と思っていても意外とすんなり見つかることが多いので、ぜひ実践してみてくださいね。
「ガクチカがないのではなく、自分のガクチカに気づいていない」就活生は多くいます。
特に「このエピソードはガクチカになるのかな…」と不安になっている方は、ぜひ実践してみてくださいね。
これから紹介する方法は1人でできるものですが、「1人だと本当にガクチカが見つかるか不安だ…」という方はメンターに相談してみるのも1つの手です。
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①過去の経験を紙に書き出してみる
1つ目の方法は、「自分の過去の経験をリストアップしてみること」です。ここでは、具体的な実績や結果が無い場合でも、できるだけ詳しく書いてみてください。
すぐに思いつかない方は、ぜひ以下のポイントで考えてみるのがおすすめです。
活動・経験を見つける視点 | 具体例 |
長く続けている活動 | 小学生から大学生までバスケットボールを続けて、大会に出場した |
課題を見つけて自ら動いた経験 | アルバイトで「レジが混雑する」という課題を見つけ、改善策を提案して成功させた |
具体的な成果や数字を残した経験 | アルバイトでSNSを活用し、イベント参加者を増やしたなど、数値化できる成果を出した |
苦手克服のため努力した経験 | 部活動で苦手の克服のために毎日3時間自主練に充てた |
成長できた経験 | ボランティア活動で最初はうまくコミュニケーションが取れなかったが、工夫して参加者との関係を築けるようになった |
何かスキルを身につけた経験 | TOEICの点数を600点から800点まで上げた |
目標を掲げて努力した経験 | レギュラーに入る目標を掲げて練習した |
趣味を突き詰めた経験 | 料理が趣味で、コンテストに応募した |
チームで活動した経験 | 学園祭の運営で、リーダーではないけれど、裏方でサポートしつつチームを円滑に進めた |
こうした視点で過去を振り返ると、普段は意識していなかった経験がガクチカとして輝くことがあります。特に日常的な活動や挑戦も、工夫や改善、成長があれば立派なエピソードになりますよ。
1つでも何か思い浮かんだ方は、ガクチカとして文章にするため深ぼっていきましょう。深ぼる視点は後ほど紹介しています。先に読みたい方は下のボタンをタップしてくださいね。
②今取り組んでいる活動に専念する
2つ目は、「現在取り組んでいる活動に力を入れて取り組む」ことです。
何となくで活動を始めてガクチカになるような話が無いという方でも、これからの取り組み次第ではもちろんガクチカでアピールできるエピソードができます。
ここでは、自主的に活動した経験を作ることがポイントですよ。チームの課題をそのままにせず自分が率先して動くなど、主体性や行動力はガクチカで特に重視されるポイントでもあります。
機会があれば思い切ってリーダーに立候補してみるというのも良いですね。
ガクチカだからと、必ずしもリーダーや代表にならないといけないわけではありません。自分のポジションや役割の範囲でできることでも十分ガクチカにできますよ。
現在の活動からガクチカを作るための具体的な方法は、後ほど紹介しています。先に見たい方は下のボタンをタップして読んでみてくださいね。
③新しく活動を始める
これまで経験したことのない、新しい活動を始めてみるのもガクチカを作る1つの手ですよ。
サークルやアルバイトを今から始めづらいという方は、学外のボランティア活動や地域活動がおすすめです。幅広い世代と交流することでコミュニケーション力もつけられます。
また、今から新しいコミュニティに入るのは気後れするという方なら、資格取得を目指すのもおすすめですよ。
新しく活動を始める例も、記事の後半で紹介しています。
まだ見つかっていないだけかも?あなたらしいガクチカの見つけ方
ここからは、今までの経験から自分らしいガクチカを見つけるための方法を3つ紹介していきますよ。
①過去の経験を深掘りする
自分らしいガクチカを書くために、大学生になってからの活動を深掘りしていきましょう。意外と自分なりの行動や工夫があったことにも気づけるかもしれません。
自分の経験を振り返る方法については、「過去の経験を紙に書き出してみる」でも解説しています。
「何となくエピソードは思い浮かぶけど、これはガクチカになるのかな?」と不安になってしまう方は、ぜひ以下の視点から過去を探っていきましょう。
過去の経験を深掘りする視点
①なぜその活動に取り組んだのか
②どんな課題や困難があったか
③初めは上手くいかなかったとしても、どう行動したのか
④工夫や具体的なアプローチはあるか
⑤結果や成果はどうだったか
⑥その経験から何を学んだか、どう成長したか
⑦学びはどのように企業に結びつきそうか
上記で挙げた視点に沿ってエピソードを深ぼっていくだけで、自信をもって企業に提出できるガクチカが見えてきますよ。
②自己分析をやり直してみる
実は、自己分析をやり直してみるのもガクチカを見つける1つの方法なんです。
自分の強みを再確認して、強みを活かした経験を振り返ってみると、その経験自体がガクチカになることも。例えば、協調性を活かし、多くの人とのサークル活動を円滑に進めた経験などが挙げられます。
自己PRに似ていますが、ガクチカと自己PRは違うエピソードや構成にする必要がある点に注意してくださいね。
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③メンターに相談してみる
自分1人だとどうしても視点が固まりやすくなるため、メンターなど第三者のアドバイスをもらうのも効果的です。
特に、カリクルのメンターはこれまで数千人以上の就活生と面談してきた就活のプロ。就活生自身がまだ気づいていないガクチカも見逃さないので、どうしても思い当たらない方は一度相談してみるのがおすすめですよ。
ガクチカがどうしても見当たらない方でも、1人だからこそ気づけていないだけの可能性があります。
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すぐ実践できる!現在の活動からガクチカを生み出す方法
ここからは、「なるべく早くガクチカを作りたい!」という方向けに、今取り組んでいることからガクチカを生み出す方法を解説していきます。
どの活動でもすぐに実践できる内容なので、ぜひ試してみてくださいね。
①目標を設定してみる
アルバイト、サークル活動、勉強、趣味などどの活動においても、目標を設定してみることはガクチカを作る第一歩です。
ただ何となく活動をするだけでは、手ごたえを得られないだけでなく、「この時間は何だったんだろう」と感じる結果で終わってしまうことも。
一方、目標を設定して活動することで取り組みの過程が具体的になり、評価の高いガクチカとしてアピールできますよ。
活動 | 目標の例 | 行動例 |
---|---|---|
アルバイト | 売上を上げるための施策を提案する | ・常連客を増やすための接客方法を工夫 ・新しいキャンペーンを提案する ・率先して清掃に取り組み、環境を整備する |
サークル | イベントの集客数を前年の倍にする | ・宣伝方法を見直し、SNSやポスター、チラシなどを駆使してアプローチする ・イベント内容の充実化を図る |
長期インターン | プロジェクトの業務効率を向上させる | ・現行の業務フローを見直し、無駄な手間を省く提案をする |
趣味 | 自作の作品(絵画、写真、音楽など)を1年間で10点完成させ、作品展やSNSで発表する | ・作品の制作計画を立て、定期的に進捗を確認する ・SNSで発信を行う |
ゼミ | 研究テーマに関連する論文を1年間で5本発表する | ・データ収集や分析、プレゼンテーションを行い、発表会や学会に積極的に参加する ・チームでの協力体制を整える |
②積極的に活動してみる
サークル活動やボランティアなど複数人で活動している場合は、まず積極的に取り組んでみることが大切です。
特に人数が多いほど、役割や仕事が分散するため「あまり活動していない…」と感じやすくなります。
自ら企画に参加したり、普段の活動以外では新歓活動に力を入れてみたりと、積極的に関わることで自然と「ガクチカにしたい!」と思えるエピソードも増えますよ。
また、機会がありそうならチームのリーダーに挑戦するのも効果的です。小さいチームであっても、何かしらの役職を持つことで、企業側がより活動や努力をイメージしやすくなります。
しかし、「急には役職につけない…」という方もいますよね。
その場合、チームの中で受け身な印象を持たれないようにするのがポイント。
例えば、「リーダーとメンバーとの仲介役として動き、円滑なコミュニケーションを築いた」「チーム目標を達成するために、自分自身の目標を立てて行動した」といったエピソードを作るのがおすすめです。
③数字で結果が出る活動に取り組んでみる
ガクチカを生み出すために、数字で結果が出る活動に取り組んでみるのもおすすめです。
例えばアルバイトの場合、「お店の雰囲気が良くなった」といった抽象的な結果よりも、「売り上げが先月より10%上がった」など数字を含んでいると、自分も企業側も成果が分かりやすいですよね。
「じゃあ具体的にどうすればいいんだ…?」と疑問に思っている方もいるはず。ぜひ下の表にある例をヒントにして、自分ならどう動けそうかを考えてみてくださいね。
活動 | 具体的な活動の例 | 期待できる結果 |
アルバイト | ・新人の研修 ・アルバイトリーダー ・アルバイトのチームワーク向上 | ・従業員満足度が上がる ・お客様満足度が上がる ・クレームの減少 ・売上が向上 |
サークル | ・サークルの宣伝 ・新歓 ・大会に向けて練習に集中 ・マニュアルの作成 | ・集客数の増加 ・メンバー数増加 ・活動費の収益増加 ・〇位入賞 |
ボランティア | ・活動の宣伝をする ・目的をもって参加 ・外国での活動に挑戦 | ・参加人数の増加 ・次回参加希望者の増加 ・認知度向上 |
趣味 | ・趣味の様子をSNSで発信してみる ・コンテストに応募してみる | ・フォロワー数の増加 ・入賞 |
長期インターン | ①データを整理する ②業務マニュアルの作成 ③ターゲット層の分析 | ・業務効率の向上 ・利益拡大 ・仕事数増加 |
就活まで時間がある方向け! 新しくガクチカを作る方法
この章では、「今の活動以外でガクチカを作りたい」「もっと魅力的なガクチカが欲しい」といった方に向けて、今から新しくガクチカを作る方法を5つ紹介します。
特に時間に余裕のある大学1・2年生の方は、今の時点でガクチカがなくても全く焦る必要はありません。自分に合いそうな方法に挑戦してみてくださいね。
ガクチカは新しい組織に入れば自然と生まれるものではありません。なんとなくで新しい活動を始めてしまわないように注意してくださいね。
どんな内容をアピールできそうか考えたり、目標を決めたりしてから選んでみると後悔なく活動でき、ガクチカとして書けますよ。
①新しくアルバイトをやってみる
アルバイト経験も、取り組み方次第ではガクチカとして効果的です。
特に、チームリーダーや新しい業務に挑戦するなど、自分なりの工夫や成果が出ると強力なエピソードになります。
例えば、「売上を伸ばすためにどう働きかけたか」「スタッフの教育や業務改善にどんな工夫をしたか」を説明することで、自分の成長や貢献度を伝えられますよ。
沢山の人と関われる飲食店や、目標設定をしやすい塾講師などのアルバイトがおすすめです。
②長期インターンシップに参加する
長期インターンシップへの参加も、ガクチカが生まれやすい活動の1つです。特に他の就活生との差別化を狙いたいという人におすすめですよ。
成果や学びがそのままガクチカとして活用できることが多く、企業側もインターン経験を評価する傾向があります。例えば、「どのような課題を見つけ、解決策を提案したか」「チーム内でリーダーシップを発揮したか」など、具体的な行動を示すエピソードが生まれやすいのが特徴です。
また、実際のビジネスの現場を体験でき、企業の業務プロセスやチームでの仕事の進め方を学ぶ貴重な機会にもなります。
サクッとガクチカを作ってしまいたいという場合でも、成果や学びを得るには不十分だと思われるため、1日~数日のインターンシップをガクチカにするのは避けましょう。
なるべく3~6カ月以上の長期で募集しているインターンシップがおすすめです。
③ボランティアに取り組んでみる
ガクチカを作るために、長期的なボランティア活動に参加するのもおすすめです。ボランティアは、社会貢献しながら自分のコミュニケーション能力や問題解決力を身につけられます。
たとえば、災害支援や地域の清掃活動などで、「困難な状況でどう対処し、どのように周囲と協力したか」といった自分の成長や貢献した経験を語れることが特徴です。
さらに、企業が求める「社会貢献」や「チームワーク」の価値観に共感していることをアピールしやすくなりますよ。
単発のエピソードではガクチカのためだけにさっと活動を済ませた印象に繋がるので、必ず長期のプロジェクトにしましょう。
単に「ボランティアに参加しました」だけで評価されるわけではない点にも注意が必要です。ボランティアを通して何を得たのかを明確にしておきましょう。
④資格を取得する
資格の取得も、計画的に取り組んで成果を出せば立派なガクチカになります。
比較的短期間で取得できるものもあり、企業側にも成果が分かりやすいのが特徴です。
特に、IT系の資格や語学の習得など、就活に直結するスキルを身に付けた経験はアピール材料になります。どのような方法で学び、困難にどう対処したか、自己管理能力や持続力を強調できるエピソードが効果的ですよ。
また、「取得のために毎日〇時間勉強した」「苦手を克服するために~~~を工夫した」など過程を詳しくアピールするのがコツです。
⑤留学する
海外留学を経験することも、ガクチカを作る1つの手段です。あまり時間が無い場合は、数週間から3カ月ほどの短期留学をする手もあります。
例えば、限られた期間で現地の習慣や考え方に触れる経験は、自分の柔軟性や適応力を示す良いエピソードです。「コミュニケーションの壁をどう乗り越えたか」といった話が具体的であるほど、面接官に伝わりやすくなりますよ。
また、語学力の向上を目的にした場合、その成果や成長をしっかりアピールできます。「現地での会話やクラスでの発表を通じて自信を持てるようになった」など、努力のプロセスや具体的な成果を示すと効果的ですよ。
簡単にはできない経験だからこそ、他の就活生と差をつけやすいガクチカです。
目的と結果を見失わないように注意し、留学する前と後の自分の変化を分かりやすくすると、企業側にも高評価をもらえますよ。
企業から高評価をゲット!好印象なガクチカを作る3つのコツ
新しい活動を始める場合と、今の活動で頑張る場合のどちらでも、「結局特に何もできなかった…」という結果で終わってしまうのは避けたいですよね。
そこで、自分も満足でき、そして企業側に好印象を与えられるガクチカを作るコツを紹介していきますよ。
いくつかエピソードが浮かんでいるという方でも、ぜひエピソードを絞る際に役立ててみてくださいね。
①自分の強みを他人の役に立つ場面で活用する
好印象なガクチカにしたい場合、自分の強みを活かして、誰かに貢献する経験を作るのがおすすめです。
単に強みを伸ばして「自分はこれだけ成長できた」とアピールするのももちろんOKです。一方、それを他人や組織の役に立てた経験があると、自己成長だけでなく社会貢献やチームへの貢献を強調できますよ。
「自分の強みを活かしたことで、どんな状況からどのように変わったのか」まで話せると、説得力が増します。
そもそも自分の強みがよく分かっていないという方は、ぜひAI強み診断で見つけてみましょう!簡単な6つの質問に答えるだけで強みが見つかりますよ。
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②ビジネスでも活かせる強みを身につける
ビジネスでも活きる経験や強みを獲得したガクチカにできると、企業に好印象を与えられます。
社会人になっても活かせる内容や強みを持っている場合、企業側も学生が貢献する姿をイメージがしやすくなりますよ。
具体的には、「課題発見力と解決力」を鍛えた過程を強調すると効果的です。例えば、「現場での課題を見つけ、それを解決するためにどんな工夫をしたか」というストーリーがあると、実践的なスキルを示せますよ。
例:カフェでのアルバイト
当初の状況:ピークタイムにレジでの待ち時間が長くなり、クレームが増加
課題発見: 原因を探ると、注文の際にメニューが見づらく、決定に時間がかかっていることが問題だと感じた
解決策: 顧客が並んでいる間に注文を決めやすくするため、入口付近にメニューの大きなポスターを設置することを提案。また、人気メニューを写真付きで目立つように配置し、選びやすくする工夫をした。
成果: この改善により、レジでの待ち時間が平均で30秒短縮され、クレームが減少。加えて、人気メニューの売上が前年比20%向上した。
上記のように、アルバイトで課題発見力と解決力を伝えるには、日常の業務でちょっとした工夫や改善を提案して、実際に結果を出したエピソードが効果的です。
③チームで活動するコミュニティに入る
チームで活動する経験を積むことも、好印象なガクチカのエピソードになりますよ。
部署内外に関わらず多くの人と仕事をする機会がある社会人としても、協調性があることは重要な強み。そのため、企業側としても、チームで活動してきた学生をより評価しやすくなるのです。
また、リーダーシップの発揮した経験が加わるとさらに差別化できます。チームで活動することは大切ですが、その中で自分がどうリーダーシップや主体性を発揮したかを伝えられると、さらに説得力が増します。
例えば、「チームをまとめるためにどんな工夫をしたか」「困難な状況でどうメンバーをサポートしたか」というエピソードを作ると良いですよ。
【見つからない人も必見】ガクチカの基本構成を確認しよう

ここからは、ガクチカを文章にするための基本構成を紹介します。基本構成をおさえておくことで、自信をもって企業のエントリーシートに記入できますよ。
まだ見つかっていないという方でも、ガクチカには何のエピソードが必要なのかを把握できるので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
- 【結論】力を入れた内容を一言で示す
- 【エピソード】①取り組んだ理由を明確にする
- 【エピソード】②自分が設定した目標を示す
- 【エピソード】③目標達成のために自分がどう動いたのかを示す
- 【結論】最終的な結果と学びを示す
【結論】力を入れた内容を一言で示す
まずは、結論として何に取り組んだのかを簡潔に示します。
ここで「私は大学時代に〇〇をしており、そこで△△が起きた際に~」と、結論のつもりがエピソード説明に入ってしまわないよう注意してくださいね。
どこに所属して、何に力を入れたのかを一文で言い切るのがポイントです。
【例文】 私が学生時代に力を入れたことは、飲食店のアルバイトとして、接客向上に努めたことです。 |
【エピソード】①取り組んだ理由を明確にする
次に、活動に取り組もうと思ったきっかけを明確にしましょう。
ここでは、なるべく具体的に述べることが大切です。例えば「やる気があったため」では曖昧で、取り組んだきっかけとしては説得力に欠けてしまいます。
【例文】 当初は自信が無く、よく日本人の友達と行動していました。しかし、せっかくの留学経験を無駄にしたくないと考え、積極的に学外のコミュニティに参加しました。具体的には、~~ |
力を入れた活動と、それに取り組もうと思ったきっかけがセットになることで説得力が上がり、印象的なガクチカになります。
上記の例からは、特に「向上心」という学生の強みが伝わり、同じ留学のエピソードであっても個性を出せますね。
【エピソード】②自分が設定した目標を示す
次に、自分が何を目標としていたのかを示しましょう。
【例文】 当初、お客様アンケートの満足度が低く、大半のお客様が再訪しないことが分かっていました。 そこで、多くのお客様の満足度を高め、リピートに繋げるために、まずは接客の改善に努めました。 |
目的意識をもって行動できることは、社会人になっても大きな強みとなります。そのため、受け身にならずに自分で目標を設定したことをアピールできると、好印象に繋がりますよ。
【エピソード】③目標達成のために自分がどう動いたのかを示す
続けて、目標を達成するためにどんな行動をとったのかを書いていきます。
なぜなら、「ガクチカに期待されることは?採用担当者が見ているポイントを解説」でも解説したように、企業側は物事への向き合い方も評価するためです。
その際、「接客マニュアルを再確認し実践しましたが、他のアルバイトスタッフと一貫したサービスを提供することが難しいと感じました。」など、ぶつかった困難と併せて書くのがポイント。
困難にぶつかっても試行錯誤して対応できる人は、社会人になっても重宝されます。自分が考えて活動した内容を具体的に伝えて、しっかりアピールしましょう。
【結論】最終的な結果と学びを示す
最後の結論部分では、結果を簡潔に示し、経験から何を学んだのかをまとめましょう。
結果は必ずしも素晴らしい実績でなくても構いません。しかし、努力の仕方が正しかったとアピールするためにも、目標が達成できたエピソードを選ぶと安心です。
【例文】 その結果、お客様の満足度アンケートのスコアが3か月で50%向上しました。この経験を通じて、チーム内でのコミュニケーションと役割分担の重要性を学びました。 |
学んだことに関しては、一分程度で短くまとめてしまって構いません。
結論をレベルアップ!企業で活かしたいことも示そう
さらに差別化した方は、ぜひ「経験を踏まえて、入社後どのように活躍したいか」を示す一文を入れましょう。
例えば、チームの一員として活動し、コミュニケーション能力の大切さを学んだとします。
この場合、「入社後も密なコミュニケーションを取り、貴社の○○チームとして、業務効率向上に努めていきたいです。」といった一文があると、入社後の貢献意欲があることもアピールできますよ。
ガクチカがなくても嘘はNG!他にも注意点を解説
ここからは、作成できたガクチカをアピールする際の注意点を紹介していきます。
せっかく自分をアピールする機会でマイナス評価にならないよう、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
注意点①嘘は面接でバレる
ガクチカがどうしても思いつかない場合でも、嘘のエピソードを書いてしまうのはNGです。
というのも、ESまではバレなくても、面接で嘘のガクチカを話した場合、深掘りされると上手く答えられずバレてしまう可能性が高いためです。
また、ガクチカに関する質問を切り抜けたとしても、面接全体での回答と矛盾が生じて不審に思われることも。
自分の首を絞める結果になってしまうため、必ず自分が身をもって体験したエピソードを話しましょう。
注意点②話しを盛り過ぎない
面接官にインパクトを与えたいあまり、話を盛ってしまうのは避けましょう。自分の実績や成果を過大に見せると、後々対応できなくなるリスクがあります。
面接官は本質を見抜こうとするため、事実に基づいて誠実に話すことが大切です。誇張しすぎたエピソードは逆に不自然に見え、「この人は信用できるのか?」と思われることも。
リアルな体験や感情を正直に伝える方が、面接官の共感を得やすいですよ。
インパクトを残したい気持ちは分かりますが、嘘や誇張がバレた場合、信頼性に大きなダメージを受け、採用が見送られることも。ありのままで勝負することを大切にしてくださいね。
注意点③抽象的なエピソードは避ける
ガクチカに抽象的なエピソードを使うことは避けましょう。
抽象的なエピソードだと、具体的に何を達成したか、どんな行動を取ったかがわかりにくく、面接官にインパクトを与えることが難しくなります。
言葉だけの説明ではなく、数字や具体例を使うことでより明確に伝えられますよ。
数字を使うメリットについては、次章の「できるだけ数字に置き換える」でも解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
【差をつけたい人へ】ガクチカをもっと魅力的にする方法
ガクチカの基本構成や注意点を把握したところで、ここからはガクチカをさらに魅力的にするための3つの方法を紹介します。
実践するだけで、同じ内容でもさらにレベルの高いガクチカになりますよ。差をつけるためにも、一緒に確認していきましょう。
①志望企業ごとにガクチカを用意する
ガクチカを志望企業ごとに用意しておくことで、より企業とのマッチ度が伝わり、高評価を得やすくなります。
複数のエピソードを持っている場合は、より企業の特色に合う方を選びましょう。とはいえ、ガクチカが1つだけという方も焦る必要はありません。
ここでは、同じエピソードであっても、志望企業の求める人物像に合わせて書き方や話し方を変えるのがポイントです。
例えば、「サークル活動に参加し、チームに貢献した」というガクチカの場合、自ら積極的に仕事をしたことを強調すると「主体性」がアピールできます。一方、チームの人との関わりを強調すると「協調性」が印象的になりますね。
ガクチカを書く前に、志望企業はどんな人材を求めているのか、説明会やHPを通して確認してみてください。
②ガクチカの添削を依頼してみる
ガクチカを第三者に添削してもらうのも効果的です。自分では気づかなかったミスや不自然な箇所を無くして、ブラッシュアップできます。
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③できるだけ数字に置き換える
ガクチカを印象的にするために、できるだけ数字に置き換えるのもおすすめですよ。
数字を使うことで成果が明確になるというメリットがあります。例えば、「売上を上げた」と言うよりも、「売上を前年比10%増加させた」と書く方が、行動の結果が明確で分かりやすいですよね。
また、活動の規模感を伝えるために数字を使うのも効果的です。「100名の学生が参加するプロジェクトをリードした」と言えば、そのプロジェクトの規模が面接官にもすぐに伝わりますよ。
他にも、「5人チームでプロジェクトを成功させた」など数字を出すことで他の経験と比較されやすくなり、他の就活生と差別化できます。
一方で、むやみやたらに数字を使うのは逆効果になってしまうことも。
不自然な流れで数字を出していないか、インパクトを出したいあまり誇張していないかに気を付けましょう。
【例文7選】実際にガクチカの例文を見てみよう!
ここまで、ガクチカの基本的な見つけ方や作り方を紹介しました。いよいよここからは、エピソードごとのガクチカの例文を見ていきましょう。
ガクチカを文章にする際の構成にも注目してみてくださいね。
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①アルバイト
カフェでのアルバイト
私が学生時代力を入れたことは、カフェのアルバイト経験です。
当時は、平日夕方の売上が他の時間帯に比べて低かったため、スタッフに呼びかけてキャンペーンを提案しました。具体的には、夕方限定のドリンク割引を実施し、お客様にその魅力を丁寧に伝えるよう心がけました。その結果、夕方の売上は実施前と比べて20%増加し、月平均の売上目標を初めて達成しました。
貴社でも柔軟な対応力を活かし、売上拡大に向けたチームでの改善提案ができると考えています。私は接客業務で培った顧客対応力と売上向上に向けた改善提案を活かし、貴社の顧客満足度向上に貢献したいです。
自分から課題を見つけて、周りを巻き込める力があることがよく伝わるガクチカです!
成果が具体的な数字で書かれているので、イメージしやすいのもポイントですね。
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②インターンシップ
営業のインターンシップ
私が学生時代力を入れたことは、営業のインターンシップです。
インターンシップでは、商談に同行し、提案資料の作成を担当しました。あらゆる顧客ニーズを想定し、それに合わせた提案のパターンを複数用意したことで、インターン中に3件の商談で2件の成約を達成しました。また、通常の成約率が50%だったところを、66%にまで引き上げることができました。
入社後も、貴社の顧客中心のビジネススタイルに、私の顧客に合わせた提案力を活かせると感じています。的確にニーズをとらえて顧客の心をつかむ営業として、貴社の利益拡大に貢献していきたいです。
自分の経験がビジネスの現場でも通用できるというアピールを、説得力のある文章で印象づけていますね。
また、顧客中心のビジネススタイルという企業の特徴を理解できていることも同時にアピールしています。
③ゼミ
ゼミの研究活動
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、ゼミでの地域商店街の売上向上を目指した研究です。
この研究では、商店街の集客不足を解決するため、現地調査や顧客アンケート、売上データの分析を行いました。当初は、アンケートの回答率が20%と低く、十分なデータが得られないという課題に直面しました。そこで、スマホアプリを利用したアンケート方式を提案し、参加者が気軽に回答できる環境を整えました。これにより、アンケートの回答率を30%以上に引き上げることができ、集まったデータを基にして、商店街に新しいイベントの開催や、SNSでのプロモーションを推進する提案を行いました。
その結果、商店街の売上が前年比15%増加し、集客力が向上しました。この成功を通じて、柔軟に視点を変えて改善策を模索する重要性を実感しました。
貴社でも、私の分析力と提案力を活かし、データを基にした改善策を提案することで、プロジェクトの成果向上に貢献したいと考えています。
課題に直面しても柔軟に発想を変えて行動したエピソードは、まさにビジネスに役立つ「課題発見力と解決力」のアピールになりますね!
④サークル
学園祭実行委員
私が学生時代力を入れたことは、学園祭実行委員としての活動です。
学園祭のステージイベントを担当し、前年の観客数が約200名だったのに対して、今年は500名以上に増やすことを目標に掲げました。SNSを活用した宣伝活動を行い、出演者との連携を密に取り、サインが貰えるキャンペーンなどを企画してイベントの魅力を効果的に発信しました。その結果、実際の観客数は目標を上回る600名を達成し、前年より高い評価を得ることができました。
貴社でも、マーケティング戦略において、私の企画力や情報発信力が貢献できると感じています。貴社のプロジェクトにおいて、より多くの人々に価値を伝える活動に貢献したいです。
自分がガクチカで得た力を、企業のどの分野で活かすつもりなのかに言及できていますね。入社後に貢献する意欲も伝わります。
⑤ボランティア
環境美化ボランティア
私が学生時代力を入れて取り組んだことは、地元の環境美化ボランティアです。
このボランティアでは、月に一度、地域の公園や河川周辺の清掃活動を行いました。当初は参加者が10人未満と少なかったため、活動をより多くの人に知ってもらう工夫をしました。SNSでは活動の意義や楽しさを強調し、視覚的に魅力的なポスターを作成した結果、半年後には毎回20人以上の方が集まるようになりました。
人数が増えたことで、1人あたりの過度な負担が解消し、「活動のやりがい」や「地域貢献の実感」を感じたと答えた参加者の満足度が80%を超えました。次回以降も参加したいという声を多くいただき、地域の美化活動に貢献することができました。
この経験を通じて、人を巻き込みながら行動に移すことの大切さを学びました。御社でも、顧客やチームメンバーと円滑なコミュニケーションを図り、目標達成に向けて貢献していきたいと考えています。
状況をそのままにせず、自分なりに考えて行動できたという経験から、学生の主体性が伝わりますね。また、複数人に貢献しているので「この学生ならリーダーも任せられそう」という期待もできます。
⑥趣味
写真撮影
私は学生時代、写真撮影の趣味を通じて、クリエイティブな発信力やコミュニケーション力を磨きました。
学生時代から趣味で写真撮影を続けており、Instagramに自分の作品を投稿していました。毎週1回、新しいテーマを設定して投稿を続けた結果、フォロワー数は半年間で300人から1,500人に増加し、投稿の反応率も約2倍に向上しました。また、撮影依頼を受けることも増え、他者とのコミュニケーションを大切にしながら、被写体に合った撮影を行う技術を磨きました。
写真撮影を通じて、創造力だけでなく、継続力や発信力を身に付けたことは、自分の成長につながっています。貴社のSNSマーケティングや広告戦略において、私の発信力やクリエイティブな視点が貢献できると確信しています。
一見すると企業と関係なさそうな「写真撮影」の趣味でも、自分が主体の活動や工夫がイメージできるので、入社後も自ら行動して活躍してくれそうな印象があります。
⑦資格
簿記2級取得
私が学生時代頑張ったことは、独学での簿記2級の取得です。
大学2年生の時に、就職活動に活かせると考えて簿記2級の資格取得を目指しました。忙しい大学生活の中でも、毎日最低3時間の勉強時間を確保し、1か月で過去問を10回解くという目標を立てました。その結果、合格率30%の試験に一発で合格することができ、時間管理能力や継続力の重要さを実感しました
貴社での業務においても、効率的な進行管理が求められると感じており、私の計画的な取り組み方が役立つと考えています。営業事務として目標達成のために着実に努力する姿勢で、営業チームのサポートに貢献したいです。
ただ資格を取得するまでの努力の過程が分かりやすいですね!ただ「沢山勉強しました」と言うよりも、毎日積み重ねができる持続力があることを効果的に伝えられています。
⑧留学
オーストラリアへの留学
私が学生時代に力を入れたことは、留学を通じた異文化理解と語学力の向上です。
大学3年次に、3カ月間のオーストラリアへの短期留学を経験しました。当初は自信が無く、よく日本人の友達と行動していました。
しかし、せっかくの留学経験を無駄にしたくないと考え、現地の語学学校での授業に加え、積極的に交流コミュニティに参加して、英語でのコミュニケーション力を磨きました。その結果、留学前に行った英語テストではTOEICのスコアが600点でしたが、留学後には850点に向上し、自信を持って話せるようになりました。
貴社でも、国際的な環境での業務や異文化理解が求められるため、私の留学経験が活かせると感じています。グローバルな視点と語学力を活かし、貴社の海外プロジェクトに貢献したいです。
自ら行動するまでの背景も伝わる文章ですね。ただ「英語力がつきました」ではなかなかイメージしづらいですが、TOEICの点数を提示することで具体的になっています。
「ガクチカがない」を解決して選考通過を勝ち取ろう!
ここまで紹介したように、ガクチカとしてアピールできるエピソードは多くあり、ガクチカを作る手段も様々です。
「ガクチカがない」と感じても、まずは本当にガクチカになる経験をしていないのかチェックするのが大切。本記事で紹介したガクチカの見つけ方や、魅力的なガクチカの作り方をぜひ実践して、自信をもって就活を始める準備をしましょう。
とはいえ「1人では全然見つからない、どうしよう…」と悩んでしまう方は、気軽にメンターの私たちに相談してくださいね。
一緒にあなたらしさ溢れるガクチカを作りましょう!
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。