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800字の自己PRの書き方を解説|例文や印象に残るまとめ方も紹介

「就活のESで800文字も自己PRを書けない…」
「そもそも800字で自己PRを求められることはあるの?」
「自己PRをどのようにまとめていいか分からない!」

800字もの自己PRを書くことは難しく感じるかもしれませんが、一度その全体像を把握すれば、難なく書けるようになります。

本記事では、800字の自己PRの構成から印象的に伝えるためのコツ、そして実際にどのように自己PRを構築するかの例文も挙げて解説します。

最後まで読むと、自分の強みや価値観、経験を800字でまとめて魅力的な自己PR文を作成する手助けとなるでしょう。

佐藤

人事 佐藤

2018年度新卒入社 新規営業を担当 入社後、新規営業に従事し、顧客開拓や提案活動を経験。 プロジェクト参画 その後、異動により大手外食チェーンや病院のプロジェクトに参画。プロジェクトマネジメントやシステム導入を担当。 2021年 人事部に抜擢 2021年に人事部に抜擢され、新卒採用と中途採用を担当。2024年9月現在も人事を担当している。

富樫

キャリアアドバイザー 富樫

早稲田大学卒業後、新卒で株式会社C-mindに入社し、キャリアアドバイザーを担当。年間2000名の就活相談実績を持つ。就活生に寄り添うことをモットーとし、特にファーストキャリアを重要視したアドバイスとケアを行なうことで、内定獲得実績において2024年度上半期MVPを獲得した。

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企業によって800字の自己PRが求められる場合がある

履歴書の自己PRの文字数は、多くの企業が300字程度を標準としています。しかし、企業によっては、独自のエントリーシート(ES)で、800字という長めの自己PRを要求する場合があります。

その理由は、学生の人間性や企業への適性をより深く、具体的に知りたいという企業側の思いがあるからです。

300~400字の自己PRでは、学生の表面的な情報や経歴を知ることはできても、その人の深層心理や実際の行動パターン、価値観に触れるのは難しいものです。

しかし、800字あれば、具体的なエピソードや経験を通じて、その人の本質や考え方をより詳しく知れます。

800字の自己PRでは「強みに関するエピソードをより詳しく知りたい」という狙いがあることも。強みに説得力を持たせるエピソードを、複数個用意すると書きやすいですよ。

800字の自己PRの構成は3ステップ

自己PRを800字で書く際、内容が散漫になってしまうのは避けたいもの。そこで、明確で印象的な自己PRを構築する3ステップを紹介します。

①結論ファースト

最初に、自分の持つ強みや特性を明確に述べることが大切です。

たとえば、「私の最大の強みはコミュニケーション能力です」や「私は解決志向の強い人間です」のように、自分の特性や能力を端的に打ち出します。

この段階での詳しい説明やエピソードは不要で、目的は、後続する内容への興味や期待を採用担当者に持たせることです。

ここでは「どんな状況でその強みを発揮できるか」も軽く混ぜて伝えてもらえると、企業でどう活躍できるか想像しやすく、企業側としては嬉しいですね。

②根拠となる具体的エピソード

次に、結論で述べた自分の強みや特性がなぜそう思えるのか、具体的なエピソードや経験を紹介します。

たとえば、大学のプロジェクトでリーダーとして活動し、チームをまとめ上げた経験や、留学先でのコミュニケーションの取り組みなどです。

実際の体験を元にした話をすることで、自分の強みの具体的な内容と、どのように発揮されたのかをアピールできます。

文字数上限が高いため、エピソードは2~3個用意しておけると安心です。しかし「サークル」と「アルバイト」のように、状況も前提も違うエピソードは混乱してしまいます。

用意するなら「サークル活動」の中で異なるエピソードを選ぶのがオススメですよ。

③仕事への活かし方を述べて締める

最後に、自己PRを締めくくる段階です。ここでは、先に紹介した強みや特性をどのように仕事に活かしていくのか、そしてそれによって企業にどのような貢献ができるのかを具体的に述べます。

自分の資質や経験が、実際の業務や企業のビジョンにどう結びつくのかをしっかりと伝えることで、採用担当者から「この人はうちの会社で活躍してくれそうだ」と思ってもらえる可能性が高まります。

印象に残る800字の自己PRを作る2つのコツ

続いて、しっかりと採用担当者の印象に残るような自己PRを書くためのコツを2つ紹介します。

800字の自己PRは通常の自己PRとまったく勝手が異なるため、コツはできるだけ活用していきましょう。

①ナンバリングを使ってわかりやすくまとめる

情報量が多くなった際には、採用担当者が内容を理解しやすくするためにナンバリングを利用すると良いでしょう。

たとえば、「私の強みは1. コミュニケーション力、2. 問題解決能力、3. チームワーク」といった具体的な番号付けにより、内容が視覚的にもわかりやすくなりますよ。

ナンバリングは、情報の整理や重要なポイントをハイライトするのに役立ちます。また、ひとつひとつのポイントが明確になり、採用担当者の理解が深まります。

800字の自己PRでは強みを複数個用意することもあるため、その場合は分かりやすいようにナンバリングしましょう。エピソードが複数個ある場合も同様です。

②エピソードの具体性を高め独自性を出す

800字の自己PRは、具体的なエピソードを紹介するには十分です。この機会を利用して、エピソードの具体性を高め、自分の独自性をしっかりと伝えましょう。

たとえば、具体的な数字やデータを用いることで、説得力が増します。また、五感を用いた表現を取り入れることで、エピソードをよりリアルに伝えられます。

具体的には、「プロジェクトでは、3週間で20%の売上向上を実現した」といった具体的な数字や、「研修の際、緊張のあまり手が冷たくなった」といった五感を用いた表現は、採用担当者の共感を得られるでしょう。

【3つの強み別】800字の自己PR例文

800文字の自己PRは、多くの学生が苦手としています。だからこそ、800文字という文字数を活かして自分の強みや経験を具体的に示すことで、他の応募者との差別化を図れるのです。

ここでは3つの強み別に800字の自己PRの例文を紹介します。

また、例文だけでなく、実際に今も就活生を内定に導いている現役の就活アドバイザーが、3つの自己PRを徹底添削していきます!

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自己PRを100文字で指定されている場合

自己PRを400文字で指定されている場合

①コミュニケーション能力

ここでは、コミュニケーション能力をアピールする自己PRを実際に添削してみました。好印象を獲得するために、必要なポイントやコツも合わせて読んでみてくださいね。

アルバイト経験

【結論】私の強みはコミュニケーション能力です相手の状況や感情を理解し、信頼関係を構築する高いコミュニケーション能力です

添削コメント|単に「コミュニケーション能力」と述べるのではなく、この後に続くエピソードで特に伝えたい「強みによってできること」を、結論から明確にしています。

【エピソード】私は、大学2年生から3年間、カフェでアルバイトをしていました。当初は接客経験がなく、注文ミスやお客様との意思疎通がうまくいかない場面も多々ありました。しかし、「頑張ってお客様に満足してもらいたい」どんなお客様にも満足していただける対応をしたい」という思いから、接客のレベルアップを図りました。

添削コメント|少しカジュアルな表現を、この場にふさわしいフォーマルな表現に変えています。

【エピソード詳細】たとえば、急いでいるサラリーマンの方々には迅速かつ的確な対応を心がけ、一方で、時間がありそうな時間に余裕のあるお客様にはおすすめメニューを丁寧に説明するなど、柔軟に対応しました。また、常連のお客様には、積極的に話しかけ趣味や好みに合わせた会話を交えながら接することで、より親しみを持っていただけるよう工夫しました。

添削コメント|「時間がありそう」ではくだけた表現にあたるため「時間に余裕のある」に変更しています。また、「積極的に話しかけた」ではまだ具体性が足りないため、どのように話したのかを伝える表現をプラスしました。

【成果】ある日、初めて来店されたお客様が「メニューが多くて迷う」と困っていた際、その方が手にしていた雑誌の記事をきっかけに興味のあるトピックを会話に取り入れ、メニューを提案しました。その結果、そのお客様は満足してリピートしてくださり、「またあなたに会いに来る」と言っていただけました。一つひとつ丁寧に対応し続けた結果、リピーターの増加に繋がり、常連のお客様から「このカフェの良さはあなたがいること」と評価をいただくようになりました。さらに、新人スタッフの教育も任されるようになり、積極的にフォローしましたしたことで、チーム全体の連携が向上しました。

添削コメント|このままでも行動は伝わりますが、「行動の結果どうなったのか」まで伝えることで、「効果的な行動をとれる人だ」という印象を与えられます。

【入社後】今後、私はこのコミュニケーション能力をビジネスの場でも発揮したいと考えています業務や顧客対応で活かし、企業に貢献したいと考えています。チーム内の円滑なコミュニケーションは、プロジェクト成功の要だと考えています。自身の経験を活かし、企業内でのチームメンバーとの効果的なコミュニケーションを図りながら、業務の進行や問題解決に貢献していきたいと思っております。

また、外部の取引先や顧客とのコミュニケーションにおいても常に相手のことを考え相手の立場やニーズを的確に捉え、企業の利益やブランド価値向上に貢献するため、橋渡し役として果たしていきたいと考えています。

添削コメント|「ビジネスの場でも発揮したい」のみではどのように強みが活かせるかをイメージしづらいため、具体的な表現を用いています。また、「相手の立場やニーズを的確に捉える」という表現の変更で、ビジネスの場での活躍をより期待できる文章にしています。

【足りない部分】全体的に魅力的な自己PRではありますが、所々で「具体性がもう少し欲しい」と感じる文章がありました。また、くだけた表現はさらにフォーマルな表現に訂正する必要があります。

【添削内容】結論部分で「強みを活かして何ができるのか」を示す表現を追加し、具体性を上げています。また、行動の内容や成果の部分でもより詳細な表現を示し説得力を補強しました。

どう良くなったか?具体性が増したことで、採用担当者にもエピソードの詳細や、入社後に活躍するイメージがしやすい自己PRとなっています。

【コミュニケーション能力の自己PRチェックポイント】
・チームの円滑化に寄与した経験を述べているか
・具体的な成果を書いているか
・コミュニケーション能力を具体的に言い換えたか

こちらの記事では、コミュニケーション能力を効果的にアピールするポイントを詳しく紹介しています。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする方法|使える例文紹介

②継続力

ここでは、継続力をサークル活動でアピールする自己PRを実際に添削してみました。元々の自己PRをさらにレベルアップするコツを解説していきますよ。

サークル活動

【結論】私の強みは継続力です目標達成に向けて粘り強く取り組む継続力です。初心者からスタートした私が3年間の努力を重ね、競技会で銅メダルを獲得した実績がその証です。

添削コメント|この後に続くエピソード部分からも伝わりますが、「継続力を活かして目標達成まで粘り強く取り組む姿勢」を冒頭で示すことで、より印象的になります。

【エピソード】大学入学後、体力向上を目的に陸上部に入部しました。しかし、初心者だった私は周囲の経験者との差を痛感し、経験不足で、とても誰かと切磋琢磨できるような体力もなく、練習についていくのがやっとの状態でした。特に長距離走では記録が伸び悩み、当初は試合に出場することも難しい状況でした。

添削コメント|エピソードの最初の部分で「経験不足による体力のなさ」という課題をふんわり忍ばせておくことで、後で伝えている努力内容が課題に即したものであることをアピールする手助けをしています。

それでも、どうにか入賞したいと思い、「3年以内に入賞する」という目標を掲げ、努力を続ける決意を固めました。目標を達成するために、まずは日々の練習計画を見直し、基礎体力を向上させることから始めました。具体的には、朝4時に起きての自主練習や、をしつつ、つまづいた場合はコーチや先輩のアドバイスを積極的に取り入れるなど、自分なりの工夫を重ねました。、とにかく立ち止まらず努力し続けることを意識しました。また、フォームや走り方の分析のために動画を撮影しました。撮影し、自分の課題を客観的に把握する取り組みも行いました。

添削コメント|「入賞したい」という目標をより具体的に書いておくことで、その後の成果の部分でもインパクトが与えられます。また、「とにかく立ち止まらないことを意識した」と伝えることで、継続力を別の言葉でもアピールしました。

【エピソード詳細】特に印象深いのは、長距離の努力したのは持久力を鍛えるために挑んだ毎週末の30キロ走です。これにより体力が飛躍的に向上しました。向上し、以前は途中で脱落していた練習にも最後までついていけるようになりました。また、技術面では効率的な呼吸法やピッチ走法を習得するため、専門書を読み込むなど知識の向上にも努めました。

添削コメント|「体力が飛躍的に向上した」ももちろん成長が伝わりますが、より具体的な文章を追加することで、「着々と自分の苦手を克服している」ことを印象的にしています。

【成果】こうした努力を重ねた結果、入部3年目の春に出場した大会で、3年後の大会で私はついに銅メダルを獲得しました。さらに、私の姿勢はチームメイトにも好影響を与え、「努力を惜しまない姿勢が部全体の士気を高めた」とキャプテンから評価されました。この経験は、目標を達成する喜びだけでなく、仲間と切磋琢磨する大切さも教えてくれました。

添削コメント|「入部3年目の春に出場した大会」はやや説明的なので、一番伝えたかった「3年間の努力が実を結んだ」という伝え方に修正しました。また、事実ベースの成果だけでなく、自分が自覚した成長や学びについても記し「自主的に学べる人間である」こともアピールしています。

【入社後】この継続力を活かし、貴社でも目標達成に向けて粘り強く取り組みたいと考えています。具体的には、困難な課題にも積極的に向き合い、長期的な視点で解決策を模索し、成果を出せるよう尽力します。また、チームの大切さで協力しながら目標に向かうことの重要性も経験から学んだため、同僚と良好な関係を築き、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

添削コメント|「チームの大切さ」は少し漠然とした表現のため、「チームで協力して目標に向かうことの重要性」と具体的に言い換えています。

【足りない部分】自らの目標を達成したという良いエピソードなのですが、「目標」自体が何なのか分かりづらいですね。また、積み重ねてきた努力やその結果を印象的にするため、当時の行動をより詳しく表現する必要がありました。

【添削内容】掲げた目標や努力の内容をより詳細にし、具体性を上げています。また、目標までの成長も詳しく示すことで、「目標を掲げ、達成のため効果的な行動ができる」ことを強調しています。

どう良くなったか?結論で示した通り、就活生の「目標達成まで粘り強く努力し続けられる」という強みがより印象に残る自己PRとなっています。

【継続力の自己PRチェックポイント】
・具体的な成果が出ているか
・課題やぶつかった壁も具体的に示しているか
・入社後の活用を具体化しているか

継続力をアピールしたいと考えている方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
自己PRで継続力をアピールしたい就活生必見!書き方や例文を解説

③主体性

ここでは、ボランティア活動を通じて主体性をアピールする自己PRを実際に添削してみました。高評価を得るためのポイントに注目してみてくださいね。

ボランティア活動

【結論】私の強みは、主体的に行動できるところです。状況を冷静に見極め、主体的に行動して周囲を巻き込む力です。この力は、大学時代のボランティアサークルでの活動を通じて培いました。

添削コメント|「主体的に行動できる」でも強みの表現としては正解ですが、具体的な表現を用いてより他の就活生との差別化を図っています。

【エピソード】大学3年生の時、所属していたボランティアサークルで被災地支援活動に参加し、想像以上の混乱と破壊の様子に直面し、ショックを受けました。その中で暗い顔をした子ども達に会い、私は子どもたちの心のケアが必要だと感じました。しかし、当時のボランティア活動の内容は物資の整理や配布など物理的な支援が中心で、心のケアに特化した取り組みは少なかったのです。

そこで、私は「子どもの遊び場プロジェクト」を提案しました。まずはサークルメンバーを集めて意見を聞き、趣旨に賛同する仲間を募りました。その後、プロジェクトに使えそうな場所を探しました。現地の自治体や学校に連絡を取り、使用可能な公園や空きスペースを調査しました。さらに、子どもたちに楽しんでもらえる内容を検討するため、教育学部の学生にアドバイスを求め、遊びと学びを融合させたイベント内容を作成しました。

添削コメント|「被災地に出向きショックを受けた」のみでは、「子どもの遊び場プロジェクト」の発案に至る動機としては少し不十分な説明となってしまうため、その地での子ども達との出会いを追記することで分かりやすくしています。

【エピソード詳細】実現に向けての準備は簡単ではありませんでした。協賛を募ったり、スケジュールを調整したりして、なんとか形にすることができました。特に、資金調達が大きな課題であったため、地元企業や大学内で協賛を募る活動を行いました。また、サークルメンバー全員がプロジェクトに参加できるよう、役割を分担し、スケジュール管理を徹底しました。その結果、初回のイベントでは50名以上の子どもたちが参加し、親御さんからも「子どもが久しぶりに笑顔になった」と感謝の声をいただくことができました。

添削コメント|企業側は、就活生がどのように課題を乗り越えたのかという行動の部分をよく見ています。そのため、「協賛を募る」や「スケジュールを調整する」とは具体的にどうしていたのかを明確に示す文章を追記しています。

【成果】この活動を通じて、主体的に動くことの重要性を実感しました。また、自ら行動して壁を乗り越えることで、大きな達成感を感じました。するだけでなく、周囲を巻き込み協力してプロジェクトを推進することで、個人では達成できない大きな成果を得られることを学びました。プロジェクトはその後も継続され、他大学のボランティア団体にも参考にされる取り組みへと成長しています。

添削コメント|冒頭に示した「主体的に行動して周囲を巻き込む力」や、エピソードで様々な立場の人たちと関わったことに結びつくような学びを追記しています。

【入社後】この主体性を活かし、入社後は貴社の新規プロジェクトにおいて新たな価値を創出する一翼を担いたいと考えています。も、積極的に周囲を巻き込みながら成果を出したいと考えています。特に、状況を把握し、必要な施策を提案・実行に移す行動力を発揮することで、チーム全体の目標達成に貢献したいです。また、多くの関係者を巻き込みながら進めるスキルを活用し、貴社の発展に寄与することを目指します。

添削コメント|「ボランティアで自分が主体となって人々を引っ張った」という経験に絡めて「主体性を持って周りを巻き込みたい」と主張しました。これで、「自分は強みである主体性をこう発揮できる」という本来の主張に説得力を持たせられます。

【足りない部分】エピソードで、「どういう動機からその行動を取ったか」が不明瞭な箇所があり、エピソード全体の説得力が薄れていました。また、経験からの学びと、押し出したい自分の強みとの結びつきも明記されていません。

【添削内容】行動の背景や自らどのように動いたのかを省略せずに表現することで、就活生のことを知らない採用担当者でもより、学生の気質や信念をイメージしやすくしました。

どう良くなったか?具体性が増したことで、他の就活生とも被らない自分だけのエピソードとなり、主体性という強みをより効果的にアピールできています。

【主体性の自己PRチェックポイント】
・具体的な成果が出ているか
・動機と行動に明確なつながりがあるか
・周囲へのポジティブな影響があるか

主体性をアピールするためのポイントは、こちらの記事でも解説していますよ。
【就活生必見】自己PRでの主体性を伝え方を解説|例文も紹介

【場合別】自己PRを800字にまとめられない時の対処法2つ

次に、自己PRを800字にまとめられない時の対処法を2つ紹介します。

どんなに頭を悩ませても、800字に収められない・はみだしてしまう場合は対処法を試してみてください。

①800字も書くことがない場合

800字も書くことがない場合は、自己PRで伝えたいエピソードや経験を詳細に記述しましょう。

たとえば、リーダーシップを発揮した場面があるなら、「リーダーシップを取った」という表現だけでなく、その時の具体的な状況や背景、果たした役割、得られた成果などを具体的に述べることで文章のボリュームが増えます。

また、自己PRでは強みや得意分野を中心に述べることが多いですが、スキルや性格の特徴、過去の学びや挑戦にも触れることで、文章が豊かになりますよ。

エピソード1つのみで800字の自己PRを作るのは難しいですよね。その場合は、自分の強みを発揮したエピソードを複数個用意しておくといいでしょう。

②800字をオーバーしてしまう場合

800字を超えてしまった際には、冗長な部分の削減や表現の変更を検討しましょう。文末の表現をシンプルにする、または修飾語の過度な使用を控えることで、文章を簡潔にできます。

必要な部分のみをしっかりと伝え、余分な情報は取り除くことで、インパクトのある自己PRを作成できます。

800字の自己PRをうまく使って企業にアピールしよ

自己PRを800文字でまとめるのは一見大変に思えるかもしれません。しかし、書くべきポイントや全体の構成が明確になれば、その枠内でしっかりとアピールする文章を書くことは決して難しくありません。

本記事で紹介した方法やアドバイスを取り入れることで、他の学生と差をつける魅力的な自己PRを作成できます。

企業の採用担当者にあなたの強みや経験を効果的に伝え、印象に残る存在となりましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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