「自己PRの文字数上限が400字だけど、どういうふうにまとめたらいいか分からない」「400字の自己PRってどんな構成にすればいいの?」
ESや履歴書では自己PRを書く必要がありますが、文字数が決められている中で、どのような構成にすれば採用担当に魅力的に映るかが分からず、不安に感じる方は多いでしょう。
文字数が決められている中で強みをしっかり主張するには、事前に書く内容の大枠を掴んでおくことが必要です。そこで今回は、400字の自己PRについて下記内容を解説します。
加えて、400字の自己PRの例文を15個紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
企業が400字で自己PRを求める理由

はじめに、なぜ企業が400字を上限とした自己PRを求めるのか、その理由を解説します。企業がわざわざ400字という文字数を設定している意図を把握してから書かなければなりません。
企業が400字で自己PRの提出を求める理由は、下記の3つになります。
①簡潔に人柄を知るため
1つ目の理由は、簡潔に学生の人柄を知りたいからです。
400字は1分程度で読めるため、これまで経験したことや、どのようなことに興味関心があるのかすぐに理解できます。
また同時に、人に伝わるよう工夫して文章が書けているか確認するためです。
指定された文字数内で相手に自分の性格や、読みやすさを意識した自己PRを書いて、好印象を残せるようにしましょう。
②自分の強みを適切にアピールできているか見るため
2つ目の理由は、400字という設定の中で、きちんと自分の強みをアピールできているか見るためです。
自分の強みを400字以内にまとめて文章にするためには、まず自分の得意なことや、魅力と思ってもらえることを精査してアピールしないといけません。
そのためには、自己分析し、強みを1つに絞って文章にする必要があります。
社会に出ると相手の質問の意図に対して適切な対応力が求められ、時には最小限の言葉で相手に説明する場面もあるかもしれません。
自分の強みを適切に捉えるということは、相手にわかりやすく伝えるコミュニケーション力があるかどうか企業は見ているでしょう。
③企業に入社後も活躍できるか判断するため
3つ目の理由は、入社後も自分の強みをうまく使って成果を出せる人材か判断するためです。
企業は、自己PRに書かれている強みを活かし、学生時代のように入社後も引き続き成果を出せるのか、自己成長や利益に貢献できるか考えています。
また、入社後に職場の雰囲気とミスマッチが起きないか事前に確認して面接選考へ進む人材であるかを判断しているでしょう。
こうした理由から、企業は400字で自己PRを求めていると考えられます。
400字の自己PRを書く3つの手順
続いて、400字の自己PRを書く手順を解説します。採用担当者に響く自己PR分を書くためには、大枠の流れの理解が必要です。
自己PRを書く際は、下記3つの手順で書き進めていきましょう。
①最初と最後に自分の強みを書く
自己PRを書く際のポイントの1つは、最初と最後に自分の強みを書くことです。最初に30字程度で自分の強みを書くことで、次につながる文章が何の説明を書いているのか分かりやすくなります。
加えて、相手により深く印象を残すためには、文章の締めの部分でもあらためて強みを述べることが大切です。
締めの部分で強みを述べる際は、最初の表現から少し変えた言い回しをすることで、より深く相手に印象付けられます。
②強みに関連するエピソードを一つ述べる
冒頭で強みを書いた後は、強みを根拠付けるエピソードを一つ述べましょう。エピソードを書くことで、強みである根拠を理解でき、説得力が生まれます。
エピソード部分は300字程度を目安にし、遭遇した困難や、困難を乗り越えた時の経験を書くことがポイントです。
エピソードは複数あると印象が薄くなってしまうため、自分が深く語れるエピソードを一つ選んで書くようにしましょう。
③企業でどう活かせるか述べる
自己PRの最後の部分には、自分の強みを企業でどう活かせるかを書きましょう。
採用担当者は、候補者の強みを自社でどのように活かせるかを考えています。そのため、自己PRの最終着地点では、自分の強みを活かして企業で活躍するイメージを伝えることが大切です。
最後の70字程度で、「自分の⚪︎⚪︎力を活かして、△△をしていきます」といった、自分の強みの活かし方を伝えましょう。
400字の自己PRで魅力を伝えるときのコツ3つ

続いて、自己PRを400字以内に抑えつつ、自分の良さを主張するためのコツを解説します。400字の文字数制限の中では、書く内容の絞り込みが必要です。
400字の自己PRで魅力を伝えるためには、下記3つのコツを押さえましょう。
①具体的な成果だけでなく過程も書く
まず、自分の良さを正確にアピールするためにも、具体的な成果だけでなく、努力をした際の過程も書くようにしましょう。
採用担当者は、成果以上に成果までの過程を知りたいと考えています。なぜなら、成果を出した過程こそが、再現性を測る指標となるためです。
採用担当者は、候補者のエピソードを確認しながら、自社で働いた場合の状況へ置き換えてイメージを膨らまします。
自己PRでは、数字を交えた具体的な成果とともに、成果に至るプロセスをあわせて書くことで、採用担当者への説得力を高められます。
②課題や困難を克服したエピソードを書く
自己PRで強みをスムーズに強調するには、壁にぶつかりつつも、それを努力で克服したエピソードを書くとより効果的です。
課題や困難を乗り越えるときの工夫や、苦労した経験から得た学びを書くことで、採用担当者の印象に残る文章となります。
アルバイトやサークルでのトラブルや、留学先で課題となったことなど、自分が直面した困難をテーマに、その困難にどう対処したかを書きましょう。
あわせて当時の感情を交えて書くことで、候補者の人柄を知ってもらえる自己PRとなります。
③企業に合わせた業務内容とリンクする内容を書く
自己PRで自分の良さをうまく伝えるには、企業に合わせた業務内容とリンクする内容を書くようにしましょう。
そのためには、入社後に自分の強みが発揮できる場面や、今後貢献していきたいことを書きます。
また自己PRは、入社後の意欲も大切なアピールポイントの1つとなるので、応募した職種の具体的な業務内容に果敢にチャレンジしていきたい旨も書くと好印象をもってもらえるかもしれません。
自ら積極的に企業説明会に参加して、業界や職種の理解を深め、何ができるか考えて再現可能な業務内容をアピールしていきましょう。
400字の自己PRを書く時の注意点3つ

続いて、400字の自己PRを書く時の注意点について解説します。文字数ばかりを意識してしまうと、本来の目的からズレた文章となってしまうため注意が必要です。
400字の自己PRを書く際は、下記の3つに注意しましょう。
①文末は「だ」「~である」を避ける
400字の自己PRを書く際は、「だ・である調」で書かないようにしましょう。
文字数を少しでも減らしたいといった理由から、「だ・である調」を用いる人もいますが、採用担当者が目上の人であることを忘れてはなりません。
目上の人に読んでもらう文章を書く場合は、「です・ます調」で丁寧に書くのが好ましいです。
文章を書き終えた後は、文末の書き方にバラつきがないかをチェックしましょう。
②意味のない字数稼ぎを避ける
400字の自己PRを書く際は、文字数を埋めるための意味のない字数稼ぎはやめましょう。字数稼ぎのための中身の無い文章は、読み手にストレスを与えるだけです。
本来、濃いエピソードを入れられれば、400字内にまとめることが課題になるでしょう。もし文字数稼ぎが必要なのであれば、テーマとするエピソードが薄い、エピソードの深堀りができていないことが原因です。
小手先の文字数稼ぎをするのではなく、アピールする内容からしっかりと考える必要があります。
③エピソード内容の結果は事実のみを書く
400字の自己PRを書く際は、エピソード内容の結果は事実のみを書くようにしましょう。
自己PRでは、優秀な結果でなかったとしても不安や心配をすることはありません。
なぜなら、どんなに素晴らしい結果を残しても、企業が求める人材でなければ魅力に感じてはもらえないからです。
つまりエピソード内容は、自分が最善の努力をし続けてきたことをありのまま書けば問題ありません。
それよりも、なぜこのエピソード内容を自己PRの題材に選んだのかを面接でも説明できることが大切なポイントといえます。
自己PRが400字を超えるときの対処法2つ

続いて、自己PRが400字を超えるときの対処法を解説します。内容が充実していくほど、文章をスリムにしていく工夫も必要です。
自己PRが400字を超えてしまった場合は、下記2つの対処をしましょう。
①修飾語を書かない
自己PRが400字を超えてしまった場合は、削れる修飾語を探してみましょう。
例えば、「とても」「しっかり」などは無くても意味が伝わる言葉です。修飾語を多用すると、稚拙な文章と感じたり、信憑性の薄い文章と思われたりする可能性があります。
自己PRを書き終えた後、無くても意味が伝わる修飾語を探して、不要な言葉は削除しましょう。
また、修飾語とは少し異なりますが、「~することができた」などは「~できた」に縮めることもできますし、「これ」「それ」などの指示語は削っても問題無いパターンも。
自分で気づきにくい場合は、友人などに読んでもらい、指摘を受けるのも良いですね。
②類語で置き換える
自己PRで規定の文字数を超えてしまう場合は、類語で置き換えられないか考えましょう。例えば、「コミュニケーション」という言葉であれば、「対話」や「交流」などに置き換えられます。
特にカタカナ言葉には文字数が長いものが多いため、文章全体の漢字、ひらがな、カタカナのバランスをみながら、他の言葉に置き換えることが好ましいです。
類語を調べる際は、「⚪︎⚪︎ 類語」でWeb検索をすれば、適した言葉を見つられますよ。
どうしても自己PRが400字未満になるときの対処法3つ

続いて、自己PRが400字未満になるときの対処法を解説します。文字数が少なくなった分だけアピール力も落ちてしまうため、規定の文字数を上手に使い切ることが大切です。
もし、自己PRが400字未満になった場合は、下記3つの方法で対処しましょう。
①エピソードを深堀りする
文字数不足となる要因として多いのが、エピソードを深堀りできていないことです。
自己PRでは、成果を得るまでに苦労したことや、困難を乗り越えるために工夫したことを、抽象的な表現で主張してしまいがちです。
エピソード自体がふんわりしてしまい、担当者も何が言いたいのか読み取りにくくなってしまいます。可能な限り数字や固有名詞を含め、自分が何をどう努力したのかを具体的に表現しましょう。
過去の体験を振り返って詳細な内容を整理し、一つひとつのことを具体的に伝えていければ、内容も正確に伝わり、アピールが正確に伝わる可能性も高くなります。
②どのような気持ちになったのか書く
自己PRで400字未満となってしまった場合は、エピソードの中でどのような気持ちになったのかを含めてみましょう。
採用担当者が候補者の人柄を理解するために知りたいと思っている要素が、候補者の感情です。採用担当者も人間であるため、感情に訴えかけるものがあれば、候補者への興味も強くなります。
当時の気持ちを振り返り、悔しさ、落胆、喜び、感謝など、エモーショナルな内容を加えていきましょう。
③経験を活かし入社後のビジョンを具体的に示す
自己PRに入社後のビジョンが書かれていたとしても、具体的な業務内容も合わせて書くようにしてください。
なぜなら入社後のイメージアップや、配属先を決める際の指標となるからです。
たとえば、コンサルタント業務を希望している場合の例文は以下のような書き方を参考にしてください。
「入社後にコンサルタント業務に配属された場合、意見がわかれた際には、私の強みである協調性を活かし、良い意見をまとめられるよう努めたいと考えます。」(71文字)
具体的なビジョンがあると、入社意欲も高く評価されるでしょう。
400字の自己PR提出前の最終チェック5つの項目

続いて、400字の自己PR提出前の最終チェックをしましょう。自分ではきちんと書けていると思っていても案外見落としている部分もあるので、下記5つの項目を参照してください。
①起承転結がわかりやすく書けているか
1つ目のチェック項目は、自己PRの起承転結がわかりやすく書けているか確認してください。
特に冒頭は結論から書き始め、最後の文章には、自分の強みや、これまでの経験を活かし入社後どのような職種で働きたいかを書くと良いでしょう。
起承転結を意識した書き方ができると、論理的思考力も備わっているものと考えられ、要点を掴んだ説明ができる人材として社外とのやり取りもスムーズに進められると捉えてもらえるかもしれません。
②入社への強い意思がわかる文章でまとめられているか
2つ目のチェック項目は、入社への強い意思がわかる文章でまとめられているか確認してください。
会社の魅力に感じたポイントや、なぜ自分が入社したいのかアピールして入社への意思の強さを伝えましょう。
ただし、自分の能力に対して過信した文章や非現実的な内容は避け、きちんと自己分析をした強みを活かし、入社後に成長や努力したいと前向きな言葉で締めくくるようにまとめることが大切です。
③誤字・脱字・文字数オーバーがないか
3つ目のチェック項目は、誤字・脱字・文字数オーバーがないか確認してください。
初歩的なミスは絶対にあってはなりません。どこか必ず間違えていると思って、最低でも3回は音読して誤字・脱字がないか確認してみましょう。
その他の方法は、無料でできるチェックツールの活用もおすすめです。
また、文字数オーバーの確認方法には、Wordの文字数カウント機能で確認すると良いでしょう。
④適切に改行されているか
4つ目のチェック項目は、適切に改行されているか確認してください。
最初の改行は自分の強み、次の改行はエピソード、最後の改行は企業で自分の強みをどう活かせるかという、3つの改行を入れると良いでしょう。
内容(節)ごとに改行を行い、相手が読みやすくなるように自己PRを作成してください。
⑤数字は半角で統一されているか
5つ目のチェック項目は、数字が半角で統一されているか確認してください。
一般的に公的文書や、仕事内容に関するメールは、半角英数字で書きます。そのため、自己PRも半角で統一する方が無難です。
最終チェック項目で、きちんと半角で文章が作成されているか検索機能(検索ボックス)で確認すると安心ですよ。
400字の自己PRの例文15選

続いて、400字の自己PRの例文を紹介します。
アルバイトやサークルなどのエピソードのテーマと、責任感や向上心といったアピールしたい能力の違う15個の例文を紹介しますので、自身がアピールしたい内容に近いものを参考にしてみてくださいね。
- アルバイトでの責任感
- サークルでの責任感
- 勉強での向上心
- スポーツでの向上心
- アルバイトでの向上心
- 資格取得での忍耐力
- 留学経験での忍耐力
- 勉強での継続力
- ボランティア活動での継続力
- ゼミでの協調性
- サークルでの協調性
- インターンシップでの積極性
- ゼミでのリーダーシップ
- アルバイトでのコミュニケーション力
- 大学講義での論理的思考力
自己PRを100文字で指定されている場合は、こちらの記事がおすすめです。
自己PRを800字で指定されている場合は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
【例文①】アルバイトでの責任感
例文①
私の強みは、強い責任感を持って必ずやり遂げることです。
私は大学1年生からカフェでアルバイトをしています。
接客態度や商品提供のスピードが評価され、大学2年時からは新人アルバイトの育成担当を任されました。育成担当を任された当初は、新人へのレクチャ不足によりレジが混雑してしまったり、新人が定着せずに辞めてしまったりすることがあり、育成担当をするのが辛いと思った時期もありました。
それでも、「活躍するスタッフを育てる。」といった私に任せられた役割を全うしたいと思い、レクチャ内容のチェックリストの作成や、新人の悩みをヒアリングする時間を設けるなどの工夫をしました。結果、1ヶ月ある新人の研修期間の終了率が90%まで改善され、店舗で活躍するスタッフの育成に貢献できました。
経営コンサルタントとして働くなかでも、クライアントとの信頼関係のもとで、いただいた仕事に責任感を持って、期待以上の結果を出せるよう尽力する所存です。
最初の例文は、責任感をもってアルバイトの仕事に取り組んだエピソードです。具体的な数字を用いることでエピソード説得力が増しています。
【例文②】サークルでの責任感
例文②
私の強みは、結果を出すためにできることは全てやろうとする責任感の強さです。
私が学生時代に大事にしたことは、野球サークルでキャプテンとしてチームをまとめ、大会で1位を目指したことです。キャプテンという立場から、チーム全員が最高のパフォーマンスを発揮できる環境づくりを常に考えて行動しました。
チームの士気を上げるため、日々メンバーに声をかけていましたが、練習の意識に差が生じ、チームの一体感が欠けることが課題でしたが、継続した声かけにより次第に一体感が生まれるようになりました。また、自分も人一倍自主練習に励み、努力する姿勢を示すことで、メンバーのモチベーションを引き出しました。その結果、チームは大会で1位を達成しました。 この経験から、責任を持って周囲と信頼関係を築くことの重要性を学びました。
入社後も責任感を持ち、組織の視点として周囲と協力し、成果を出せる人材として貢献したいと考えています。
上記の内容は、サークル活動のキャプテンとして責任感をアピールした例文です。入社後にも責任感の強さを活かし貢献したいという意欲が感じられます。
以下の記事では、責任感をアピールするポイントについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【例文③】勉強での向上心
例文③
私の強みは、向上心を持って自発的に成長できることです。
私は、大学に入学するまで英語に苦手意識があり、他の科目と比較すると英語勉強にかける時間は少なめでした。しかし、英語が使えるようになれば、世界中の人とコミュニケーションを円滑にできたり、英語で情報収集ができたりとメリットが多いと考え、大学入学時から英語学習に力を入れ始めました。
当初は、英検準二級を目指して勉強を始めましたが、最初は分からない文法や単語が多くスムーズに勉強が進まず、挫折しかけた時期もありました。それでも、目標を再認識して基礎から英語学習をやり直すことで、徐々に英語が楽しくなり勉強する時間が増え、大学3年時には当初の目標を超える英検1級に受かることができました。
貴社に入社させていただいた際も、指示された業務をこなすだけではなく、常に一段上のレベルの仕事ができる営業として、高みを見据えて働いていきたいと考えています。
続いて、勉強の際に向上心が活かされたエピソードを紹介している例文です。困難にぶつかりながらも試行錯誤し、最終的に成果を出すことができています。ワンランク上の仕事ができる根拠がしっかりとあり、好印象なアピールになっています。
【例文④】スポーツでの向上心
例文④
私の強みは、誰にも負けない強い向上心です。
スポーツ推薦で大学に進学し、ライバルと切磋琢磨する環境の中で「自分に勝つ」という強い意思を持って立ち向かうことができました。毎日の練習では、今の自分にできる最大限の力を出し切りましたことを心がけていましたが、思うように伸びず、焦りや悔しさを感じる場面もありました。
そこで私は自己分析を行い、自分に足りない要素を見つけ、トレーニング内容を見直すことにしました。具体的には、フォーム改善のために体幹トレーニングや柔軟性向上に取り組み、効率的なスタートフォームの改善など、日々の小さな気づきを元に改善を積み重ねた結果、徐々に記録が向上し、大会では自己ベストを更新することができました。この経験を通じ、意欲を持って行動を続ければ必ず成果に繋がることを学びました。
貴社においても、常に自己成長を意識し、新しい課題にも前向きに挑戦することで貢献したいと考えています。
上記の内容は、スポーツにおける向上心を題材とした例文です。
大会で結果を出すために自己分析しながら少しずつ改善しようと努力したことがわかります。
【例文⑤】アルバイトでの向上心
例文⑤
私の強みは、向上心をもって行動することです。
私は学生の間、ホテルのレストランでアルバイトをしていました。早く一人前のスタッフとして働けるようになるために、まずはメニューを完璧に覚えて、どの注文にもスムーズに対応できるようにしました。また、他のスタッフの接客の良い点を見つけ、それを自分も実践するように意識しました。
慣れない業務に追われてミスをしてしまうことがありましたが、その都度反省し、改善方法を見つけることに全力を注ぎました。 特に、ベテランスタッフの働き方を観察し、自分との違いはどこだろうと見つける努力をしてきたところ、ミスを未然に防ぐ着眼力が鋭いと感じたのです。その後も、接客スキルを磨き続けた結果、責任ある業務も任せられるようになりました。この経験は私の大きな自信となりました。
入社後もこの姿勢で業務に取り組み、成長しながら会社に貢献したいと考えています。
上記の内容は、アルバイト経験を通じて責任ある仕事を任され、自信がもてたことをアピールした例文です。
アルバイトを通じて学んだことを入社後の業務でも活かして頑張ることができる文章となっています。
向上心を自己PRで活かすコツはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
【例文⑥】資格取得での忍耐力
例文⑥
私の強みは、資格取得のために忍耐強く勉強をしてきたことです。
将来の目標に必要な資格と知り、毎日継続して勉強することを決意しました。テスト期間が重なると挫けそうになることもありましたが、そんな時こそ少しの隙間時間も無駄にせず、電車の移動時間などを活用して学習を続けてきました。年に1回しか資格試験が行われないため、毎回不安も大きかったのですが、何とか無事に在学中に資格取得ができました。
目標達成の喜びとともに、以前よりも自分が粘り強く取り組む姿勢が身についていたことに実感がもてるようになりました。自分のためとはいえ、これまでの間、毎日時間を決めて習慣にするまでやってこれたことは今後の自信にもつながります。また、家族の応援が励みとなり、ここまでやり遂げられたと思います。
この資格と培った忍耐強さを活かし、入社後も、困難な場面においても粘り強く業務に取り組み、貴社に貢献したいと考えています。
上記の内容は、資格取得と、試験勉強で培われた忍耐力をアピールした例文です。
資格を保有することは大きな強みですが、さらに勉強時間を捻出するために時間を有効活用している点が高評価に期待がもてるでしょう。
【例文⑦】留学経験での忍耐力
例文⑦
私の強みは、ドイツ留学の経験を通して培われた忍耐力です。
私は幼少のころにグリム童話の絵本に興味があり、将来は翻訳家になることが夢でした。そのため、大学もドイツ文学を学ぶために入学しました。そして大学在学中でなければ、なかなか長期で学ぶ機会がないと、本場ドイツへの留学を決意しました。
留学先が決まってから、これまで以上に語学の勉強に打ち込み、留学準備もすべて自分で行いました。初めての海外生活でしたが、現地での生活や学習に毎日忍耐強く努力を重ねました。現地の友人とも積極的に交流し、言語力の向上に努めた結果、授業での理解力や自己表現力が飛躍的に向上しました。この経験から、何事にも興味を示し、どのような状況でも臆すことなく、まずはチャレンジしてみることを学びました。
この時期に学んだ留学経験や忍耐力は、貴社での仕事にも活かすことができ、さらに今後も自己成長をしたいと考えています。
上記の内容は、留学経験で得た忍耐力をアピールした例文です。
自分の信じた道をひたすらまっすぐ進もうとする強さを感じることができる自己PRとなっています。
【例文⑧】勉強での継続力
例文⑧
私の強みは、目標達成のためなら厳しくとも継続的に努力できると自負しています。
私は授業で得た知識をさらに深堀りして勉強するようにしています。また、今後も専門性を極めていきたいと考えています。私はもともと理論物理学を専攻ですが、ある授業で素粒子論に興味が湧いてきてから、独学で勉強するようになりました。たくさんの原書や引用文献を読み、最新の情報を得るために学会にも参加して知識を蓄えてきました。
しかし、専門的な知識を独学で習得するには、思っていた以上の困難さがあり、理解するには相当な時間がかかりました。 ただ、私には専門的な学問を学ぶことへの探究心と、少しずつ自分のものにできている実感があったので続けることは苦になりませんでした。やがて学会でポスター発表する機会も得ることができました。
貴社での研究所でも、問題解決において、この継続力を発揮し、長期的な視点で貢献できると考えています。
上記の例文は、熱心に勉強をしてきたことについてアピールした例文です。自分の信念に突き動かされ、困難なことにも果敢に乗り越えてきたことがわかります。
また、結果として独学で学んだことが学会で発表することまでに至ったことは自己PRとしてもアピールポイントとして高評価に期待できるでしょう。
【例文⑨】ボランティア活動での継続力
例文⑨
私が力を入れてきたことは地域の児童館でのボランティア活動です。
保育士を目指す大学生ボランティアとして参加し、私は絵本の読み聞かせに力を入れていました。 このボランティア団体は、過疎化が進む地域での交流の場所を提供するという目的の一環として大学から助成金をもらい、SNSを通じて知り合った大学生の有志で立ち上げたものです。学業に支障がない程度で毎日当番制で通い、集まった子供たちが楽しい時間を過ごせるよう、それぞれの得意なことをして遊びました。
ただ来館する子供たちが日によって違うため、私の場合は、色々な絵本を持参して、その場の学年を見て選ばなければなりません。しかし、子供たちも回を追うごとに楽しみに来てくれ、スタッフの方からも感謝の言葉をいただきました。実践を通した多くの学びとなりました。
貴園に入職後も、子供たちや保護者の方と信頼関係を保ちながら園での業務に貢献できるように努めたいと考えます。
上記の例文は、ボランティア活動を通じて学んだことを強みとした自己PRになります。
学業を優先して継続してきたことも、保育士を目指す学生に必要なスキルになるので好印象として捉えてもらえるはずです。
【例文⑩】ゼミでの協調性
例文⑩
私が大切にしていることは協調性です。チームで1つの目標に向かって進むときには、周りの状況をみながら動くことを意識しています。
私はゼミでの研究活動のデータ分析において、全員が協力して成果を出すためのサポート役として動きました。ゼミの報告会に向け、複数の視点を持つ仲間と意見を交わし、チームで一致団結して進めることにやりがいを感じていました。
しかし、各メンバーの見解が異なり、意見を集約していくことが難しい状況もありました。私はメンバーの意見に耳を傾け、全員が納得できる解決策を見つけるために積極的に調整を行いました。その結果、報告会ではまとまりのある発表を行い、指導教員から高い評価を受けました。この経験を通じて、チームで何かに取り組むときにはお互いの強みを活かし、協力することが大切だと実感しました。
入社後も、チームと共に目標を達成し、協調性を活かして企業の成長に貢献したいと考えています。
上記の例文は、ゼミでの報告会の経験から、改めて自分が大切にしているのは協調性であると主張した自己PRになります。
また自分の強みは、「周りの状況に応じたサポート役」と明確に書かれているため理解しやすい点が高評価につながるでしょう。
【例文⑪】サークルでの協調性
例文⑪
私の強みは、多様性を認め、どんな人とも協調性を持って活動できることです。
私は大学で美術部の部長をしています。
私の在籍する⚪︎⚪︎大学では、留学生の受け入れを積極的に行っており、美術部にもカナダ、ドイツ、タイから来た3名の部員がいました。
大学3年時に美術部全員で共同制作の作品をコンクールに出展する機会があり、制作イメージを話し合いましたが、部員それぞれの価値観が違い、中々まとめることができませんでした。
特に、留学生のバックボーンである作品や感性が違うことが大きな壁となっていました。そのため、一旦、それぞれの好きな作品を共有し、価値観を理解する時間に注力しました。結果、共通する価値観が生まれ、部員全員が納得する作品を制作できました。さらに、コンクールでの入賞も実現することができました。
様々な人と働くなかでも、円滑なコミュニケーションのため協調性は必須かと思います。
御社に入社後は、私の強みを活かし、強いチーム力で大きな成果を出せるよう尽力する所存です。
上記の内容は、サークルで協調性が発揮されたエピソードを紹介する例文です。部長という立場でメンバーをうまくまとめつつ、成果を出したエピソードを効果的に伝えています。
自己PRで協調性を活かしたいと考えている方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
【例文⑫】インターンシップでの積極性
例文⑫
私の強みは、積極的に行動できることです。
私は、自分のスキルを高めたいという思いから長期インターンシップに応募し、学業と並行して業務に励みました。インターン先では、積極的な姿勢が評価され、最終的にはクライアントとの会議にまで参加させてもらえる機会を得ました。
しかし、学業との両立には多くの課題がありました。特にスケジュール管理が難しく、睡眠時間が削られる日々が続きました。私は毎日の計画を見直し、効率よく行動するために、タイムブロッキングを活用することにしました。授業以外の時間で、進められる作業を区切って集中して取り組み、この困難を乗り越えました。その結果、業務の効率も上がり、一定の信頼を築くことができました。
この経験を通じ、積極性の大切さと効率的な行動は工夫次第で乗り越えられることに確信がもてました。貴社でも、自ら考え行動し、積極的にチームに貢献していきたいと考えています。
上記の例文は、インターンシップの経験を通して自己管理を見直し、積極的に行動してきたことをアピールした自己PRになります。
また学生のうちから、自分のスキルを磨くために長期インターンシップに応募したことは高評価が期待できるでしょう。
【例文⑬】ゼミでのリーダーシップ
例文⑬
私の強みは、ゼミでリーダーシップを発揮し、報告発表者として責任ある役割を全うできたことです。
仲間の協力を得て、ゼミの研究報告を成功させたいという強い意志が行動の原動力となりました。しかし、チーム内で意見が分かれたときや、発表準備が思うように進まない時期があり、リーダーだけでなく、調整役としても率先して行動しました。
指導教員へ相談し、客観的なアドバイスをもらい、チーム全体が納得して、同じ方向を向いて進められるにはどうすればいいのか自分なりの結論を出すよう真剣に考えました。その結果、報告会を無事に終え、ゼミ仲間から「任せてよかった」と言ってもらえたときは大きな達成感を感じました。この経験を通じて、状況に応じて臨機応変に動く大切さと、周囲と協力して目標を達成するリーダーシップの重要性を学びました。
入社後もこの経験を活かし、プロジェクトチームで成果を上げるために貢献したいと考えています。
上記の例文は、ゼミでリーダーシップを発揮したエピソードを書いたものです。
ゼミのチームリーダーとして報告発表者になったことがガクチカの強みとしてアピールされている点が高く評価されるでしょう。
さらに、臨機応変に対応することの大切さも学ぶことができたことも書かれていることも良い点といえます。
【例文⑭】アルバイトでのコミュニケーション力
例文⑭
私の強みはコミュニケーション力です。この強みを活かし、アルバイトの接客業務で同僚やパートの方々と仲良く協力しながら働いてきました。
最初は年齢の異なる方々との距離感に戸惑いましたが、勤務前後の挨拶や短い会話を積極的にとるようにしました。特に、年配のパートの方々には「お疲れ様です」と自ら挨拶をしたり、仕事の休憩時間に話を聞いたりすることで、信頼関係を築くことに努めました。その結果、年齢や役職に関係なく、スムーズに意思疎通ができ、仕事の連携も取りやすくなりました。さらにサービス提供も格段と早くなり、お客様アンケートに高評価が書かれていました。
この経験から自ら積極的に人とのコミュニケーションを図ることで、周囲との信頼関係が強化され、業務が円滑に進むことを学びました。
貴社でも良好な人間関係を築き、社内外との調整役として積極的に取り組むことで、組織全体の成果向上に貢献したいと考えています。
上記の例文は、自らのコミュニケーション力を活かして入社後も成長したいということをアピールした自己PRになります。
良好な人間関係を築くには、自ら積極的に挨拶や、話を聞く姿勢が大切です。
アルバイト経験を通して学んだことを活かし、活躍の場を広げたいという強い意気込みを感じる文章となっています。
【例文⑮】大学講義での論理的思考力
例文⑮
私の強みは論理的思考力です。この力は大学の講義でレポート作成や、グループディスカッションを通じて鍛えられました。根拠に基づいて仮説を立て、それを分かりやすい文章にまとめることは、当初は難しく、思うように書き表せない課題がありました。
この課題を克服するために、私はまず情報収集を徹底的に集めてから、仮説を支える根拠となりそうか整理をして、文章に落とし込むよう心掛けました。また、講義内のディスカッションでも、論理的に話を組み立てる練習を積み重ね、段階的に思考をまとめられるように努めました。その結果、レポートや発言に対して周囲から分かりやすいと評価を得るようになり、自信を持って発表できるようになりました。
この経験から、物事を客観的かつ論理的に分析する力が身につきました。この強みを活かして、貴社においても課題を根拠に基づいて解決策を導き、戦略的な判断をサポートする存在になりたいと考えています。
上記の内容は、大学に入学後に論理的思考で物事を捉えるよう努力してきたことをアピールした例文です。
論理的思考のメリットの1つに、説得力のあるコミュニケーションスキルがあります。
仕事の意思決定の場や交渉で相手に理解や同意を求める際の手段として重要視されています。そのためビジネススキルとしても強みとなるでしょう。
400字の自己PRを書いて自分の魅力をアピールしよう
今回は、400字の自己PRの書き方について解説しました。
400字の制限は人によって多く感じたり、少なく感じたりするかも知れませんが、要点さえ押さえれば、しっかりと自分をアピールできる文字数です。
本記事の内容を参考に、文字数制限をフルに使って自分の魅力をアピールしていきましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。