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歯科衛生士の志望理由の書き方や注意点を解説|参考例文も複数紹介

歯科衛生士として就職・転職するために欠かせないのが、効果的な履歴書(エントリーシート)の作成です。

特に志望理由については基本となる項目であるため、しっかりと練り込むことが求められます。しかし、実際に志望理由を書くとなると「どう書けばよいのだろう」と悩むものですよね。

そのため本記事では、歯科衛生士の志望理由を書く際のポイントステップ注意点などについて詳しく解説します。

歯科衛生士とは?仕事内容への理解を深めて志望理由に活かそう

歯科衛生士とは口腔内の健康をケアし、歯のトラブルやリスクを排除する役割を担う仕事を行います。具体的には、以下の業務を中心として行います。

  1. 歯科予防処置:歯石・歯垢の除去やフッ素化合物の塗布など
  2. 歯科診療補助:歯科医と連携しての診療のサポート
  3. 歯科保健指導:患者さんへの歯の磨き方や口腔ケアなどの指導

歯科衛生士になるには、国家資格である「歯科衛生士免許」を取得しなくてはいけません。

国家士試験を受験するには、専門学校や大学、短期大学などの専門養成機関にて3年以上所定のカリキュラムを学び、卒業する必要があります。

歯科衛生士の志望理由の書き方3ステップ

ここでは、歯科衛生士の志望理由の書き方を、以下の3ステップに分けて解説します。

  1. 志望理由を自分の言葉で具体的に書く
  2. 志望理由の根拠となるエピソードを書く
  3. 歯科衛生士としての活躍の展望を書く

上記ステップを活用すれば、分かりやすくなる上に、説得力が増すためおすすめですよ。

①志望理由を自分の言葉で具体的に書く

文章の最初では、結論である「志望した理由」を自分の言葉で具体的に書きます。結論を最初に示すことは、ビジネス文書の基本であるためです。

結論をまず書くことで、読み手である採用担当者に伝わりやすくなります。

結論がどこにあるのか分からないと、「何が言いたいのか分からない」と思われ、文章を最後まで読んでもらえない可能性もあるでしょう。

「私が貴院を志望したのは、~からです。」「~と考え、貴院を志望しました」と、最初に結論を明示するクセをつけることが大切です。

②志望理由の根拠となるエピソードを書く

結論である志望理由を最初に明示したら、次に志望理由の根拠となるエピソードを書きます。エピソードを交えることで、文章の説得力が高まるためです。

文章全体の構成で考えると、結論(志望理由)を述べた後にその理由(どうして志望するようになったのか)を示すパートであると言えます。

ただ志望理由を伝えるのみだと他の応募者との差別化が難しく、採用担当者からするとあまり印象に残りません。

しかし自分なりのエピソードを交えることで、自然と他の応募者との差別化を図れ、採用担当者の印象に残りやすくなるのです。

③歯科衛生士としての活躍の展望を書く

志望理由、エピソードの順に記載したら、最後に歯科衛生士としての活躍の展望を書きましょう。

今後どのように活躍するつもりか示せれば、歯科衛生士として働いている姿をイメージしてもらいやすくなります

また採用する側からすると、できるだけ仕事に対して前向きで将来のビジョンを持っている人材と仕事をしたいと考えるものです。

「貴院で~に貢献したいと考えている」と伝え、採用担当者に熱意を伝えましょう

歯科衛生士の志望理由を書く際のポイント3

ここでは、歯科衛生士の志望理由を書く際のポイントを、以下の3点に整理して紹介します。

  1. なぜ歯科衛生士になりたいかを明確にする
  2. なぜその病院で働きたいかを明確にする
  3. 歯科衛生士として活かせる強みをアピールする

①なぜ歯科衛生士になりたいかを明確にする

志望理由を書く際にまず大切なこととしてまず挙げられるのが、歯科衛生士になりたい理由を明確にすることです。

世の中には、歯科衛生士の他にも数多くの仕事が存在します。数ある仕事の中でなぜ歯科衛生士なのか、答えられるようにしなくてはいけません

「他の仕事でもやりたいことは実現できないか」と自分に問いかけて、納得できる理由に練り上げることが理想です。

あいまいなままエントリーシートを作成すると、説得力がなく熱意にかける文章になりやすいと言えます。

②なぜその病院で働きたいかを明確にする

応募先の病院を選んだ理由も、明確にすることをおすすめします。「他院でも良いのではないか」と思われたら、志望度が低いと認識されてしまうためです。

できるだけ応募先の医院にしか当てはまらない理由を考えると、説得力が高まり採用の可能性が高まります。

そして説得力がある志望理由を練り上げるためには、医院に対する研究が欠かせません

どんな特徴を持ち何に力を入れている医院なのかを研究し、志望動機につなげましょう。

③歯科衛生士として活かせる強みをアピールする

歯科衛生士として活かせる強みのアピールも、志望理由を書く際には盛り込みたいポイントです。

採用側に「この人材を採用したらどんなメリットがあるのか」を伝えることで、採用の優先度が高まります。

ただし、新卒の歯科衛生士の場合は業務スキルをアピールできません。新卒の場合は、これまでの経験で学んだことをアピールしましょう。

学校や実習で学んだことだけでなく、部活動やアルバイトなどで学んだことでも、歯科衛生士の業務に結びつくなら問題ありません。

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歯科衛生士の志望理由を書いた例文3選

実際に志望理由を書く際には、例文を参考にすると具体的にイメージしやすく効率的です。

そのためここでは、歯科衛生士の志望理由を書いた例文を以下の3パターンに分けて紹介します。

  1. 理念・方針に共感した志望理由
  2. 研修制度に魅力を感じた志望理由
  3. 実習での真摯な対応に魅力を感じた志望理由

①理念・方針に共感した志望理由

貴院を志望する理由は、貴院が掲げる「街のかかりつけ歯科になる」方針に共感しているからです。

私は幼い頃から歯科医院が苦手でしたが、中学生のときに訪れた歯科医院での経験が、歯科医院へのネガティブな考えを変えました。その際、歯科衛生士の方が笑顔で接してくれ、それがきっかけで緊張や恐怖を和らげてくれました。この歯科衛生士さんとの出会いにより、歯科医療に興味を抱くようになりました。

貴院では、患者様の恐怖心や痛みの軽減を重要視されている印象を受けました。この価値観に共感し、貴院で働き、地域の方が安心して通えるかかりつけ歯科を築くお手伝いがしたいと考えております。患者様の健康と笑顔を支える歯科医療に貢献することが、私の大きな目標です。

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新卒の場合、歯科遺影衛生士としての経験や技術をアピールすることはできません。そのため、仕事への熱意や資質をアピールするようにしましょう。

近年では予防歯科に注目が集まっているため、関連性を感じさせるエピソードを盛り込むこともおすすめです。

②研修制度に魅力を感じた志望理由

私が貴院を志望したのは、充実した研修制度と従業員のスキルアップを重視する方針に強く魅力を感じたためです。資格取得援助や教材費負担の制度もあり、支援が手厚く従業員思いな貴院の方針に感動しました。

私は大学近隣の病院で実習を行った際に、私の知識不足から患者様のご質問に対応できず、患者様を困らせてしまいました。その際に、病院に長く勤められている歯科衛生士の方がスムーズに回答し、患者様を安心させていました。この経験から、常に知識を蓄え続けたいと思い、貴院のような学べる環境が整った医院で働くことを志すようになりました。

貴院の一員となったら、日常的な業務への注力はもちろん、研修や勉強の機会も最大限に活かして成長し、患者様の口腔内の健康維持に責任感を持って取り組んでいきたいと考えています。

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歯科医衛生士としての経験がある場合は、これまでの経験や培ってきた考え方などをアピールすると良いでしょう。

また、転職の場合は前職の退職理由についてもほぼ間違いなく聞かれます。

そのため、「前向きな転職である」とのイメージを持ってもらえるように話すことが重要です。

③実習での真摯な対応に魅力を感じた志望理由

私が貴院を志望したのは、貴院が特に患者様への接遇を重要視していると感じたためです。実習で貴院へ伺った際に、患者様への真摯な対応を間近で拝見し、感銘を受けました。

私は貴院で実習をさせていただき、その際に歯科衛生士の方々が患者様の困っていることやご要望をはじめに伺う姿を見て、強い憧れを抱きました。歯医者に訪れる患者様は、恐怖心や不安を感じてる人も多く、患者様の不安を軽減したいという貴院の方針に感激しました。私も貴院の歯科衛生士として貢献したいと考えております。

私は貴院での実習を通じて、歯科衛生士として患者様への対応力を学んだと考えております。貴院の一員となったら、対応力をさらに磨き、患者様のお役に立てる歯科衛生士を目指したいと考えています。

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歯科衛生士としてブランクがある場合、ブランク期間にやっていたことや歯科衛生士に復帰したい理由をほぼ間違いなく聞かれます

そのため、転職の経緯は確実に説明できるようにしておきましょう。また、前職で培った能力を歯科衛生士として活かせることも示すとさらに好印象です。

歯科衛生士の志望理由を考える際の2つの注意点

歯科衛生士の志望理由を考える際には、盛り込むべきポイントだけでなく避けるべきポイントもあります

具体的には、以下の2つのポイントに注意しなくてはいけません。

  1. 待遇を志望理由にするのは避ける
  2. 個人的なスキルの獲得を志望理由にするのは避ける

①待遇を志望理由にするのは避ける

志望理由を考える際には、主な理由を待遇にすることは避けなくてはいけません。

採用側からすれば、「応募者がどんな活躍をするか、どんな風に貢献をしてくれるか」を把握したいと考えているためです。

待遇を一番の理由として応募してきた人材に対しては、「仕事への熱意や前向きさがない」と判断する可能性が高いと考えられます。

志望理由を考える際には、自分を採用するとどんなメリットがあるのかを相手に示すことを心がけましょう。

②個人的なスキルの獲得を志望理由にするのは避ける

個人的なスキルの獲得を志望理由にすることも、避けるべきポイントの1つです。待遇の場合と同様に、採用側にメリットが少ないと感じさせてしまいます

ただし、成長に対する意欲の高さを示すこと自体は重要です。

そのため、成長をして医院に貢献したい、患者さんの役に立ちたいとのスタンスで志望理由を作成すると良いでしょう。

自分の利益についてばかり語るのではなく、採用側の立場になって志望理由を練り上げることが重要です。

歯科衛生士の志望理由は自分なりの言葉で伝えよう

歯科衛生士は、患者さんの口腔内の健康維持に貢献できる魅力的な職業です。

志望理由を考える際には構成を意識し、採用側に「この人材と一緒に仕事をしたい」と思わせることを大切にしましょう。

本記事を参考にしていただき、ぜひとも歯科衛生士としての就職にお役立てくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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