志望動機に「魅力を感じた」と書くと、少し上から目線な表現だと感じませんか?
悪い評価につながる可能性もあるので、熱意が伝わりやすい別の言葉に言い換えることが大切です。
そこで、本記事では志望動機で「魅力を感じた」を言い換える方法や例文を紹介します。ぜひ、就活対策の参考にしてみてくださいね。
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志望動機で「魅力を感じた」は抽象的!
志望動機を書き始めると、「魅力を感じる」と何度も使いたくなると思います。
「魅力を感じたため、この会社で働きたい」と、あなたが率直な思いを持っていても、繰り返し同じ表現を使ってしまえば、語彙力がないと思われるでしょう。
また、「魅力を感じた」は抽象的な表現であり、強い気持ちではないと判断されやすいです。場合によっては上から目線と感じられて、印象が悪くなる危険性もあります。
限られた面接時間だけでは熱意が伝わらずに終わる可能性もあるので、言い換えて伝えることがおすすめです。したがって、「魅力に感じた」に変わる表現をいくつか準備しておきましょう。
志望動機で「魅力を感じた」の言い換え表現6選

「魅力を感じる」の類語や別の表現方法を6つ解説します。あなたの伝えたい気持ちと近いものを探して、参考にしてみてくださいね。
①「やりがいを感じた」
志望動機の一般的な決まり文句の一つが、「やりがいを感じる」です。「魅力を感じる」の代わりに「やりがいを感じる」と表現すると、仕事に価値や使命を見出していると伝わるでしょう。
「やりがいを感じる」は使いやすいだけでなく、相手に不快感を与えにくいです。また、「深い意義がある」「使命感を覚える」のような意味も持っているので、パターンに合わせて使い分けてみてください。
例文①「やりがいを感じた」
私は親身になって人を支えることにやりがいを感じるため、営業アシスタントを志望しています。
私は以前、地域のボランティアで……(中略)……
中でも貴社を志望する理由は、地域に密着して限られた範囲に絞った営業によって、お客様の要望を重視されていると感じます。地域の方々との関係を大切にしたいと思ったため志望いたしました。
例文②「やりがいを感じた」
貴社のマーケティング部で、数多くの方々に良質な商品を購入してもらうことに貢献したいと思っております。
本当に良いと思ったものの良さが、多くの方々にも伝わったときに、私はやりがいを感じるためです。(後略)
②「興味を惹かれた」
「興味」は「特別な関心」「面白味」を意味するため、「興味を惹かれる」は「何か特別だ」「面白みがある」と関心を持って注目したり注意する様子を表します。
自分の関心を引き付ける物事に対して使用でき、日常シーンやビジネスシーンで使えるでしょう。
ただし、「興味がある」と聞くと「面白そうだ」と解釈されやすいので、とくに面接では「興味本位で」とは言わない方が無難です。
例文①:「興味を惹かれた」
貴社の健康食品事業に興味を惹かれました。私は以前、マネージャーとして部員の体調管理のために、食事や栄養に関するアドバイスに力を入れていたことがあります。
……(中略)……
このように、部活動での経験から、食事や栄養を通じて人の健康をサポートする仕事に携わりたいと考え、貴社を志望いたしました。
例文②:「興味を惹かれた」
私は貴社の商品に強く興味を惹かれたため志望いたしました。私は以前からアトピーに悩まされており、同じように肌悩みを持つ人たちのためのクリーム用品を探していたことがあります。
そんなとき、貴社の製品を使用し、質の高さに非常に驚いたのを覚えています。
……(中略)……
他にも似た商品を試してみましたが、貴社の商品が最も性能や質が良く、違いも歴然だと感じます。貴社の魅力を知っている私だからこそ、数多くの方々に商品の魅力を伝えられると思っております。
③「ありがたい」
「ありがたい」は「助かる」「都合が良い」を意味し、企業の福利厚生や労働条件が充実しているときに使用しやすいです。
「介護をしながら働きたい」「子育てをしながら仕事をしたい」場合には、自分の状況も踏まえて魅力を感じたと伝えられるでしょう。
例えば、主婦の方や子育て中の方が家事や育児の合間に働ける職場であれば、「魅力を感じた」よりも「ありがたい」と表現するのは自然です。
例文①:「ありがたい」
フレキシブルに働けるのは、子育て中の私にとって非常にありがたく感じました。働きやすい職場づくりに力を入れられるのも、社会からの信頼度が高くて経営が安定している証拠だと考えております。
……(中略)……
働きやすい職場には、優秀な社員の方々がご活躍だと思います。先輩方から刺激を受けながら、貴社に貢献できる人材になりたいです。
例文②:「ありがたい」
他社とは異なり、貴社は福利厚生を整備しているため、私にとってありがたいです。将来的に企業の成長にもつながることだと考えております。
……(中略)……
私は思う存分、仕事に夢中になりたいので、誇りと愛情を持って働ける貴社を志望いたしました。
④「うれしい」
以前から興味を持っていた仕事や憧れの仕事に対して、素直な感情や率直な喜びを伝えられる表現として、「うれしい」を使用できます。
ただうれしいと述べるだけではなく、「心が踊るほどうれしい」「飛び跳ねるほどうれしい」のように、言い方を工夫できるでしょう。
具体的には、「貴社で働けたら、飛び跳ねるほどうれしい」「貴社に出会えたことを、心からうれしく思います」と伝えられます。
例文①:「うれしい」
アパレルの仕事には小さいころから憧れており、貴社に出会えたことを心からうれしく思います。
貴社の商品には機能性やデザイン性があるため、幅広い年齢層の方々が着用しており、接客面でも顧客に合わせて様々な提案ができるのではと思い、貴社を志望いたしました。
……(後略)
例文②:「うれしい」
私はいつか自社サービス開発に関わりたいと考えております。利益や売上の知識をしっかり身に着けて、ユーザーに喜んでもらえるサービスを開発し、貴社に貢献したいです。
そのため、憧れのシステムエンジニアとして働けたら、非常にうれしく思います。(後略)
⑤「貢献したい」
企業や仕事内容に魅力を感じて、自分の強み・長所・資格を活かして働きたいときに使いやすい言葉が、「貢献したい」です。
そのためには、「なぜあなたが志望企業に貢献できるのか」「あなたがどのように貢献するのか」述べなければいけません。
ある程度自分のやりたい仕事や目指す未来が決まっているなら、すぐに内容を思いつくため、「貢献したい」を用いた文章を作りやすいでしょう。
例文①:「貢献したい」
貴社の営業部は他社と比べて営業スキルが圧倒的に培われることで有名なので、この環境でこそ私のやりたい仕事ができると考えております。
私は大学時代、レストランでアルバイトをしていた経験があります。そのとき……(中略)……
アルバイトで培ったマネジメントスキルを活かして、貴社の発展に貢献したいと考えております。
例文②:「貢献したい」
貴社のサービスの認知度を高められるように貢献していきたいです。営業は個人プレーになりやすい仕事ですが、目標達成に向けて仲間同士でフォローしあいながら努力してきました。
……(中略)……
仲間と協力しながら業務に取り組んだ経験が、貴社でも活かせると考えております。
⑥「チャレンジしたい」
「チャレンジしたい」は自分の中にやりたいことや未来のビジョンがあって、それが志望企業の仕事内容と関連する場合に変換できます。「チャレンジしたい」は「挑戦したい」とも書けるでしょう。
「チャレンジしたい」「挑戦したい」と書く場合には、具体的に「何にチャレンジしたいのか」「どうしてチャレンジしたいのか」をしっかり伝えてくださいね。
例えば、「国内の物流だけでなく、海外での取引にもチャレンジしたい」と挑戦する内容を明らかにしましょう。
例文①:「チャレンジしたい」
私は貴社の新規事業を通じて、海外のトレンドを日本に広めることにチャレンジしたいです。
大学時代、私はサークル活動の一環でSNS運用をしていたことがあるのですが……(中略)……
入社後にはまずSNS運用の経験を活かして、広告主との折衝に挑戦するとともに、あらゆる経験を積んで将来的にはプロジェクトをマネジメントできる人材になりたいと考えております。
例文②:「チャレンジしたい」
個人の成果に合わせた報酬に重きを置いた評価制度に魅力を感じたため、貴社を志望いたしました。
……(中略)……
このように、私はより高い目標にチャレンジしたいと考えております。結果を出すと高く評価される機会が得られることが、私のモチベーションの源泉だからです。
以下の記事では、「魅力を感じた」ことを志望動機で伝える際の例文を紹介しています。気になる方は言い換え表現と合わせて読んでみてくださいね。
「魅力を感じた」についておすすめの志望動機の書き方
志望動機で「魅力を感じた」と表現するだけでは、説得力が弱い場合があります。
ここでは、実際に魅力を感じた際に、どのような手順を追って志望動機を書いていけばよいのか解説します。
①結論ファーストで志望理由を述べる
志望動機を書く際の最大のポイントは、「結論ファースト」の方式を取ることです。
最初に「この会社を志望する理由」を冒頭で明示することが大切で、採用担当者に「何を伝えたいのか」がはっきりと伝わります。
結論を先に示すことで、採用担当者は事前に志望理由を把握でき、その後の内容をよりスムーズに理解可能です。
さらに、仮に採用担当者の集中力が途切れた場合でも、最低限伝えたい情報を確実に伝えられるというメリットがあるでしょう。
②志望したきっかけとなるエピソードを述べる
志望動機で「魅力を感じた」を伝える際は、具体的なエピソードを交えることも欠かせません。
例えば、企業の説明会に参加した際に感じた感動や、その企業の製品・サービスに触れて抱いた興味、あるいは企業の社会貢献活動に共感したストーリーなどを語りましょう。
「魅力を感じた」と表現するのではなく、自分がどのように企業の価値や特徴に惹かれたのかを、個人的な経験を交えながら具体的に説明することがおすすめです。
③入社後のビジョンを述べる
また、入社後のビジョンを述べる際は、具体的な目標と成長への意欲を明確に示すことが重要です。
「魅力を感じた」とだけ表現するのではなく、企業の事業内容や理念と自分のキャリアプランがどのように結びつくかを説明しましょう。
例えば、「貴社のイノベーティブな取り組みに共感し、入社後は新規プロジェクトに積極的に携わりたい」と伝えることで、熱意と将来性をアピールできます。
企業研究を十分に行い、自分の強みと企業の方向性を結び付けた説得力のある入社後のビジョンを描くことが、志望動機の質を高めるポイントとなります。
志望動機に「魅力を感じた」と書く時のコツ
志望動機で「魅力を感じた」と書く場合は、具体性が欠かせません。
ここでは、説得力を高めるためのポイントや工夫を詳しく解説します。
①魅力を感じたポイントを具体的に伝える
志望動機で「魅力を感じた」と伝えるだけでは、抽象的で説得力に欠ける表現になってしまいます。
企業や仕事の具体的な特徴を明確に説明し、事業内容、取り扱っている商品、企業理念などをしっかりとリサーチし、なぜその部分に魅力を感じたのかを詳細に伝えましょう。
「魅力を感じた」という表現は、上から目線に聞こえる可能性もあるため、具体的な企業や商品の特徴に言及することで、あなたの真剣な志望意思を示すことができます。
表面的な魅力ではなく、企業の本質的な価値や独自性を理解していることをアピールすることが大切です。
②業界研究・企業研究を抜かりなく行う
業界研究・企業研究も、志望動機の質を高める重要な準備作業です。
企業の事業内容、理念、社風を深く理解することで「魅力を感じた」という曖昧な表現から、具体的で説得力のある志望理由へと昇華できます。
インターネットの企業ホームページ、会社案内、インターンシップ、OB・OG訪問などを通じて、企業の特徴や独自の価値を徹底的に調査しましょう。
事業内容、経営者の考え方、業績データ、社員の働き方など、多角的な視点から企業を分析することで、なぜその企業で働きたいのかを明確に言語化できます。
③大学・部活動で得たスキルを活かす
大学の部活動経験も、就職活動で大きな武器になります。
部活で培った忍耐力、目標達成力、コミュニケーション能力は、企業が求める重要なスキルです。
志望動機で部活動の経験を語る際は、単に活動歴を述べるのではなく、具体的な課題解決の経験や、チームでの成長プロセスを伝えることが効果的でしょう。
例えば、部長としてチームの課題を分析し、練習メニューを改善した経験や、チームの成績向上に貢献した具体的なエピソードは、自分の強みを印象付けるポイントになります。
④社会貢献性に注目してみる
社会貢献も志望動機において重要なポイントです。
「魅力を感じた」という表現を社会貢献の観点から具体化することで、より説得力のある志望動機を作成できるでしょう。
企業のCSR活動や社会的な取り組みに着目し、その活動にどのように自分が貢献できるかを明確に示すことが大切です。
例えば、企業の社会貢献活動と自分の価値観がどのように一致するのか、具体的な社会課題の解決にどう取り組みたいかを伝えてみてください。
「魅力を感じた」を活用して好印象な志望動機を作成しよう
今回は志望動機で「魅力を感じる」を言い換える方法を解説しました。
自分の感情を表現できる言い方はたくさんあります。あなたに合った具体的な言い回しを選べば、志望動機の説得力が上がるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。