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メーカー業界の企業の年収・人気・売上ランキング!業界の魅力や将来性も徹底解説

就職・転職先に大手メーカーを希望していても、業界や企業の数が多すぎて悩む人は多いでしょう。

自分の適性や希望する労働条件に合致したメーカー業界の企業を見極めるのは、意外と難しいものです。

今回の記事では、電機メーカーから食品メーカーまで主要メーカー企業の年収ランキングを紹介します。

業界研究の視点・各業界の特徴・将来性・ランキングなどを参考に、自分に最適なメーカーの業界・企業を探しましょう。

目次

メーカー業界とは?

メーカー業界は製造業とも呼ばれ、原材料を加工して実用的な製品を生産し、企業や消費者に提供する業界です。

自動車や食品・医薬品・家電など多岐にわたる製品を生産しており、日本の経済を支える基幹産業の1つですよ。

日本は高品質なものづくりで世界的に評価されていますが、近年はコスト競争や人材不足などでグローバル展開が進んでいます。メーカー業界における主なジャンルは、以下のとおりです。

メーカーのジャンル概要
自動車メーカー自動車および部品の製造を行う企業
家電メーカー家庭用電化製品の製造を行う企業
食品メーカー食品・飲料の製造を行う企業
医薬品メーカー医薬品・医療機器の製造を行う企業
化学メーカー化学製品や素材の製造を行う企業
機械メーカー工業用機械や装置の製造を行う企業
電子部品メーカー半導体や電子部品の製造を行う企業
紙・パルプメーカー紙やパルプ製品の製造を行う企業
繊維メーカー繊維製品やアパレル関連製品の製造を行う企業
土木メーカー建築資材や住宅関連製品の製造を行う企業
玩具メーカーおもちゃやホビー商品の製造を行う企業
鉄鋼メーカー鉄鋼や金属素材の製造を行う企業

ひとくちにメーカー業界といっても多種多様な業種があるため、自分の適正にあわせた就職・転職先を検討しましょう。

メーカー企業の売上ランキングトップ10社

メーカー企業の売上ランキングトップ10社は、以下のとおりです。

  1. 1位:トヨタ自動車(45兆953億円)
  2. 2位:本田技研工業(20兆4,288億円)
  3. 3位:ソニーグループ(13兆207億円)
  4. 4位:日産自動車(12兆6,857億円)
  5. 5位:日立製作所(9兆7,287億円)
  6. 6位:日本製鉄(8兆8,680億円)
  7. 7位:パナソニックホールディングス(8兆4,964億円)
  8. 8位:デンソー(7兆1,447億円)
  9. 9位:スズキ(5兆3,742億円)
  10. 10位:三菱電機(5兆2,579億円)

売上の大きさをメーカー企業の事業規模を知るうえで有効な指標として活用し、有力な就職・転職先を探しましょう。

参考:Strainer「日本市場 – 売上高 ランキング

1位:トヨタ自動車(45兆953億円)

会社名トヨタ自動車株式会社
売上45兆953億円
本社愛知県豊田市トヨタ町1番地
設立年次1937年8月28日
参考:有価証券報告書

国内外で圧倒的な知名度のあるトヨタ自動車は、2024年3月期に売上高45兆953億円を達成しました。2024年3月期の売上高は前期比で7兆9410億円増加しており、過去最高の売上を記録しています。

トヨタの好調な業績は、「ハイブリッド車(HV)の販売増加」「円安による増収増益」の影響が大きく寄与しています。

加えて、電気自動車・人工知能・ソフトウェア定義車両など新たな技術への投資に積極的ですよ。

2位:本田技研工業(20兆4,288億円)

会社名本田技研工業株式会社
売上20兆4,288億円
本社東京都港区南青山2丁目1番1号
設立年次1948年9月24日
参考:有価証券報告書

本田技研工業は2024年3月期において売上収益が20兆4,288億円を記録し、メーカー業界で2位の売上規模を誇ります。

本田技研工業の売上や成長は、北米市場でのハイブリッド車やガソリンエンジン車の好調な販売に支えられていますよ。

二輪車事業においても世界的に高いシェアを持ち、とくにアジア市場での販売増加が顕著です。

さらに、汎用製品や小型ジェット機「HondaJet」など多様な事業を展開し、多角的な収益源を持っています。

3位:ソニーグループ(13兆207億円)

会社名ソニーグループ株式会社
売上13兆207億円
本社東京都港区港南1丁目7番1号
設立年次1946年5月7日
参考:有価証券報告書

ソニーグループは2024年3月期に売上高が13兆207億円を記録し、メーカー業界で3位にランクインしています。

ゲーム・音楽・イメージセンサーなどの事業分野での増収が大きく寄与しており、過去最高を更新しました。

とくに、ゲーム分野では自社制作以外のゲームソフトの販売が好調で、売上は前年比17.1%増となりました。音楽分野でもストリーミングサービスの収入増加により、売上は前年比17.3%増の1兆6189億円となっています。

ソニーグループは多角的な事業展開を行い、とくにエンターテインメントとテクノロジー分野での強みが際立つ企業です。

4位:日産自動車(12兆6,857億円)

会社名日産自動車株式会社
売上12兆6,857億円
本社神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
設立年次1933年12月26日
参考:有価証券報告書

日産自動車は2024年3月期に過去最高の売上高12兆6,857億円を記録し、前年から19.7%の増加を達成しました。

「販売台数の回復」「1台あたりの単価の改善」「北米や日本市場での販売が好調」などが、売上が増加した理由です。

現在、「Nissan NEXT」戦略で事業構造改革・電動化推進を進めており、電気自動車・ハイブリッド車が注目されています。

5位:日立製作所(9兆7,287億円)

会社名株式会社日立製作所
売上9兆7,287億円
本社東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
設立年次1920年2月1日
参考:有価証券報告書

日立製作所は2024年3月期に売上高が9兆7,287億円を記録し、メーカー業界で5位にランクインしています。

ITサービス・エネルギー・モビリティなど多様な事業を展開しており、デジタル・グリーンエネルギー分野での成長が顕著です。ITサービス分野ではDXを推進する「Lumada」事業が大きく貢献し、前年比22%増の売上を達成しました。

「Lumada」事業はAIやIoT技術を活用したソリューションに強みを持ち、グローバル市場での需要も高まっています。

ほかに、鉄道システムやモビリティ事業も拡大しており、タレス社の鉄道信号関連事業の買収でさらなる成長が見込まれていますよ。

6位:日本製鉄(8兆8,680億円)

会社名日本製鉄株式会社
売上8兆8,680億円
本社東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
設立年次1950年4月1日
参考:有価証券報告書

日本国内で最大かつ世界4位の鉄鋼メーカーの日本製鉄株式会社は、2024年3月期の売上高が8兆8,680億円でした。

国内2位のJFEホールディングスと比べて約3兆円の差があり、国内市場で圧倒的なシェアがうかがえます。

日本製鉄は国内市場の縮小に対応し、インドやアメリカなど海外市場への展開を強化しており、今後も成長が期待されていますよ。

2023年にはアメリカのUSスチールの買収計画を発表し、もし実現すれば売上高は10兆円を超える可能性が高いです。

7位:パナソニックホールディングス(8兆4,964億円)

会社名パナソニックホールディングス株式会社
売上8兆4,964億円
本社大阪府門真市大字門真1006番地
設立年次1935年12月
参考:有価証券報告書

1918年に松下幸之助によって創業されたパナソニックホールディングスは、2023年度の売上高が8兆4,964億円でした。

当初は「松下電気器具製作所」としてスタートし、その後、家電製品を中心に事業を拡大しました。

現在では家電のみならず、自動車関連・住宅設備・エネルギー分野など広範な領域で事業を展開しているのが特徴です。

パナソニックは今後も中長期的な成長が見込まれ、とくに自動車やエネルギー分野での拡大を目指しています。

8位:デンソー(7兆1,447億円)

会社名株式会社デンソー
売上7兆1,447億円
本社愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地
設立年次1949年12月16日
参考:有価証券報告書

日本の自動車部品メーカーとして世界的な知名度のあるデンソーは、2024年3月期の売上高が7兆1,447億円でした。

デンソーはトヨタグループの主要なサプライヤーであり、売上の多くはトヨタ自動車向けの部品供給です。

売上増加の要因として、北米市場を中心とした自動車販売の好調や、電動化や安全技術など注力領域製品の拡販があげられます。

とくに、電動化技術や先進運転支援システムなどの分野で技術革新を進めており、今後はますますの成長が期待されていますよ。

9位:スズキ(5兆3,742億円)

会社名スズキ株式会社
売上5兆3,742億円
本社静岡県浜松市南区高塚町300
設立年次1920年3月
参考:有価証券報告書

四輪車事業が中心のスズキは2024年3月期に売上高5兆3,742億円を記録し、はじめて5兆円超えを実現しました。

売上高の増加要因としては、「半導体不足の解消」「円安」「インドでの原材料価格の安定」などがあげられます。

スズキは1981年からインド事業を展開し、ニーズにあわせた車両開発などで現在ではシェアの40%を占めるまでになりました。

スズキは電動化にも注力しており、2025年までに欧州やインド市場向けに電気自動車の投入を計画しています。

10位:三菱電機(5兆2,579億円)

会社名三菱電機株式会社
売上5兆2,579億円
本社東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 東京ビル
設立年次1921年1月15日
参考:有価証券報告書

多様な事業を展開する三菱電機は、2024年3月期において売上高5兆2,579億円を記録して10位にランクインしました。

三菱電機の事業は多岐にわたり、主力分野には産業オートメーション・インフラ・ビルシステム・空調・家電などがあります。

地域別では国内が2兆5,595億円、海外が2兆6,984億円と海外市場が全体の売上の51.3%を占めていますよ。

三菱電機はインフラ・電力・防衛・宇宙などの成長分野に注力しつつ、FAシステム事業の回復をさせていく見込みです。

電機メーカーの年収ランキングトップ10社

電機メーカーの年収ランキングトップ10社は、以下のとおりです。

  1. 1位:キーエンス(2,182万円)
  2. 2位:レーザーテック(1,379万円)
  3. 3位:東京エレクトロン(1,285万円)
  4. 4位:ファナック(1,248万円)
  5. 5位:ソニーグループ(1,084万円)
  6. 6位:メガチップス(939万円)
  7. 7位:ルネサスエレクトロニクス(882万円)
  8. 8位:横河電機(877万円)
  9. 9位:オムロン(849万円)
  10. 10位:三菱電機(806万円)

就職・転職先として電機メーカーを考えているなら、ランキングを参考に就職活動で高年収を目指しましょう。

参考:東洋経済オンライン「「平均年収が高い会社」ランキング全国トップ500 上場企業で平均年収が高い会社はどこなのか | 賃金・生涯給料ランキング

1位:キーエンス(2,182万円)

会社名株式会社キーエンス
売上9,673億円
本社大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目3番14号
設立年次1974年5月27日
参考:有価証券報告書

キーエンスは高い利益率によって平均年収2,182万円を記録した、電機メーカー業界でトップクラスの給与水準の企業です。

キーエンスはファブレス経営で「製造を外部委託」「工場の維持費や管理コストを削減」などによって固定費を抑えています。また、営業活動も代理店を介さずに自社の社員が直接行う直販体制を採用しており、中間手数料を削減。

キーエンスは、「徹底した合理化・効率化」「ニーズに応じた製品開発や販売戦略」によって約50%もの営業利益率を誇ります。

営業利益の10%を全社員に還元する独自の制度によって、キーエンスの平均2,182万円という高い年収が実現したのです。

2位:レーザーテック(1,379万円)

会社名レーザーテック株式会社
売上2,135億円
本社神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目10番1号
設立年次1960年7月
参考:有価証券報告書

レーザーテックは平均年収1,379万円を記録し、電機メーカーの年収ランキングで2位に位置する企業です。

半導体関連装置の製造に特化し、EUV露光技術を用いたマスク欠陥検査装置で、レーザーテックは世界的なシェアを誇ります。

レーザーテックは基本給にくわえて賞与が大きな割合を占めており、役職者になると年収がさらに高くなる傾向にありますよ。

たとえば、マネージャー級では1,500万円から2,000万円以上が見込まれるなど、昇進による給与の上昇幅も大きいです。

3位:東京エレクトロン(1,285万円)

会社名東京エレクトロン株式会社
売上1兆8,305億円
本社東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
設立年次1963年11月11日
参考:有価証券報告書

半導体製造装置の分野で世界的な知名度を持つ東京エレクトロンは、電機メーカー業界3位の平均年収1,285万円でした。

東京エレクトロンの事業は、スマートフォン・自動車・データセンターなどの半導体製造装置の需要増加に支えられています。多様な産業での半導体需要が急速に拡大を受けて、安定した収益基盤を構築して高い給与水準を維持。

東京エレクトロンでは技術職やエンジニア職の給与が高く設定されており、専門性の高い人材に対して手厚い待遇が特徴です。

4位:ファナック(1,248万円)

会社名ファナック株式会社
売上7,952億円
本社山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番地
設立年次1972年5月12日
参考:有価証券報告書

産業用ロボット・工作機械制御装置など精密機械で競争力を持つファナックは、平均年収が1,248万円と非常に高い企業です。

年収の高さは20%~30%という優れた利益率に起因し、製造業全体の平均利益率である約7%と比較しても際立っています。

くわえて、残業代や各種手当が充実しており、月間平均残業時間35.2時間と多いのも年収に大きく寄与していますよ。

専門職としてのスキルや経験が給与に反映されるため、高度な技術力を持つ社員ほど高い報酬を得られる傾向が強いです。

5位:ソニーグループ(1,084万円)

会社名ソニーグループ株式会社
売上13兆207億円
本社東京都港区港南1丁目7番1号
設立年次1946年5月7日
参考:有価証券報告書

ゲーム・音楽・イメージセンサーでグローバルな競争力を持つソニーグループは、平均年収1,084万円の電機メーカーです。

ソニーグループは総合電機メーカーとしてだけでなく、エンターテインメントや金融など多様な事業を展開しています。

現在、ゲーム・音楽分野では、ストリーミングサービスの成長やゲームソフトの販売が好調で、大幅な増収増益を達成しました。

ソニーの給与体系は業績に応じて賞与が大きく反映される仕組みで、役職者や専門職ではさらに高い年収が見込まれます。

6位:メガチップス(939万円)

会社名株式会社メガチップス
売上579億円
本社大阪市淀川区宮原1丁目1番1号 新大阪阪急ビル
設立年次1990年4月4日
参考:有価証券報告書

システムLSIを中心とした半導体製品を提供するファブレスメーカーであるメガチップスは、平均年収939万円を記録しました。

ファブレス経営により製造コストを抑えつつ、技術力と開発力に注力しているため、高い利益率を実現していますよ。

コスト抑制・高い技術力などの事業構造が利益率につながり、社員への報酬にも反映されています。

また、社員の成長を支援する環境作りにも力を入れており、自由な発想やチャレンジ精神を尊重する企業文化も特徴的です。

7位:ルネサスエレクトロニクス(882万円)

会社名ルネサスエレクトロニクス株式会社
売上1兆4,694億円
本社東京都江東区豊洲三丁目2番24号 豊洲フォレシア
設立年次2010年4月1日
参考:有価証券報告書

日本を代表する半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクスは、ランキング7位の平均年収882万円でした。ルネサスエレクトロニクスは、日立製作所・三菱電機・NECの半導体部門が統合して設立された企業。

車載用半導体や産業機器向けのマイコンなどで世界的なシェアを持っており、自動運転・電動化などの需要増加で業績が好調です。

技術者やエンジニアへの待遇がよく、専門的なスキルや経験を持つ社員にはさらに高い年収が期待できます。

賞与も業績に応じて支給されるため、個人の成果や会社全体のパフォーマンス次第で年収が大きく変動する仕組みです。

8位:横河電機(877万円)

会社名横河電機株式会社
売上5,401億円
本社東京都武蔵野市中町2丁目9番32号
設立年次1920年12月1日
参考:有価証券報告書

プラントの制御システムや運転監視システムを提供する横河電機は、ランキングでは平均年収877万円で8位。海外売上高比率が70%以上を占めており、グローバル市場での事業展開が横河電機の業績を支えています。

くわえて、堅実な経営方針により長期的に財務体質が健全で、自己資本比率も60%前後と高い水準を保っていますよ。

強固な経営基盤・財務状況が横河電機の特徴で、高い年収のみならず安定した雇用も期待できるのが魅力です。

さらに、福利厚生も充実しており、借り上げ社宅制度などによる手厚いサポートが社員の生活面でも支えとなっています。

9位:オムロン(849万円)

会社名オムロン株式会社
売上8,188億円
本社京都市下京区塩小路通堀川東入
設立年次1948年5月19日
参考:有価証券報告書

多様な事業分野で高い競争力を持つ電機メーカーであるオムロンは、平均年収849万円とランキング9位。産業用自動化機器(FA機器)やIoT技術の分野で強みを持ち、工場の自動化や省力化をオムロンは推進しています。

そのため、今後も成長が期待されており、技術者・エンジニアに対しても高い報酬が支払われていますよ。

福利厚生や手当制度も充実しており、通勤手当・超過勤務手当・育児支援・介護支援などが整備されているのも魅力です。

役職別では係長クラスで1,053万円、課長クラスで1,376万円と昇進によって年収が大幅に増加する仕組みとなっています。

10位:三菱電機(806万円)

会社名三菱電機株式会社
売上5兆2,579億円
本社東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 東京ビル
設立年次1921年1月15日
参考:有価証券報告書

総合電機メーカーとして幅広い事業分野を展開する三菱電機は、平均年収806万円を記録しました。

三菱電機の事業ポートフォリオは、エネルギーシステム・ビルシステム・自動車機器・宇宙・防衛関連など多種多様です。多角化された事業展開は安定した収益基盤を支え、高い給与水準の維持にもつながっています。

三菱電機の技術力が世界的に評価されるほど高いのは、技術職や研究開発職の待遇がよいのも理由の1つです。

福利厚生制度も充実しており、住宅手当や家族手当などが支給されるほか、社員の生活面でもサポートが行き届いています。

産業用含む機械メーカーの年収ランキングトップ10社

産業用含む機械メーカーの年収ランキングトップ10社は、以下のとおりです。

  1. 1位:ディスコ(1,140万円)
  2. 2位:ローツェ(1,122万円)
  3. 3位:SMC(853万円)
  4. 4位:住友重機械工業(806万円)
  5. 5位:クボタ(794万円)
  6. 6位:安川電機(787万円)
  7. 7位:豊田自動織機(775万円)
  8. 8位:ダイフク(767万円)
  9. 9位:ブラザー工業(767万円)
  10. 10位:コマツ(747万円)

安定雇用と高い年収が望める機械メーカーに就職・転職するなら、ランキングを参考に応募先を選びましょう。

参考:各有価証券報告書

1位:ディスコ(1,140万円)

会社名株式会社ディスコ
売上3,075億円
本社東京都大田区大森北2丁目13番11号
設立年次1937年5月5日
参考:有価証券報告書

半導体製造装置や精密加工ツールの分野で世界的なシェアを持つディスコは、年収1,140万円とランク1位の機械メーカーです。

製造過程において、「Kiru(切る)」「Kezuru(削る)」「Migaku(磨く)」といった高度な加工技術が強みです。とくに、半導体製造の重要な工程であるウェーハの切断や研削を行う装置やツールは高く評価されています。

年4回支給されるボーナスといったくわえ、成果主義を取り入れた評価制度によって若手社員でも高年収が可能です。

2位:ローツェ(1,122万円)

会社名ローツェ株式会社
売上932億円
本社広島県福山市神辺町道上1588-2
設立年次1985年3月30日
参考:有価証券報告書

半導体やフラットパネルディスプレイ関連装置を製造しているローツェは、好業績で平均年収1,122万円を記録しました。

ローツェはファブレス経営を採用しており、製造は外部委託してコスト削減による利益率向上を実現し、給与として還元しています。

ローツェは成果主義を重視しており、社員の貢献度に応じた報酬制度が整備されているのも大きな特徴です。

3位:SMC(853万円)

会社名SMC株式会社
売上7,768億円
本社東京都千代田区外神田4丁目14番1号 秋葉原UDX 15階
設立年次1959年4月27日
参考:有価証券報告書

空気圧機器を中心とした自動化装置の分野で世界的な知名度のあるSMCが、平均年収853万円で第3位にランクインしました。

工場の自動化や省力化に貢献する製品を提供しており、国内外の製造業や自動車産業など幅広い業界で使用されています。

係長クラスで1,056万円、課長クラスで1,381万円、部長クラスになると1,666万円とさらなる高年収も可能です。

4位:住友重機械工業(806万円)

会社名住友重機械工業株式会社
売上1兆815億円
本社東京都品川区大崎2丁目1番1号
設立年次1888年
参考:有価証券報告書

幅広い産業分野で展開する多様な製品と技術力が強みの住友重機械工業は、平均年収806万円と4位にランクイン。変減速機・射出成形機・環境プラント・造船など多様な事業を展開しており、産業機械・精密機械の分野で強みを持っています。

グローバル展開にも積極的であり、海外市場での売上比率が高く、欧州やアジア地域での事業拡大を進めているのもポイントです。

住友重機械工業では社員のキャリアアップや専門性向上を奨励しており、役職や経験年数に応じた昇給制度が整っています。

5位:クボタ(794万円)

会社名株式会社クボタ
売上3兆2,027億円
本社大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号
設立年次1890年2月21日
参考:有価証券報告書

農業機械・建設機械・環境関連製品などで世界的なシェアを持つクボタは、平均年収794万円とランキング5位に入りました。

農業機械は国内外で強い競争力を持っており、小型トラクターやコンバインは欧米市場やアジア市場でも高い評価を受けています。

クボタの給与体系は、基本給にくわえて年2回の賞与が支給されており、管理職になると年収が大幅に増加するのが特徴です。

たとえば、課長職レベルで1,000万円~1,200万円の年収が期待でき、優秀であれば30代中盤で管理職に昇進が可能です。

6位:安川電機(787万円)

会社名株式会社安川電機
売上5,756億円
本社福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号
設立年次1915年7月16日
参考:有価証券報告書

モーションコントロール技術や産業用ロボット分野で世界的に高い評価を得ている安川電機は、平均年収787万円でした。

産業用ロボット・インバータ・サーボモーターなどの分野が強みで、製造業の自動化や効率化を支える技術を提供しています。

安川電機はグローバル展開にも積極的であり、海外市場での売上比率も高く、グローバルな成長を目指しているのが特徴です。

安川電機では役職や経験年数によって年収が大きく異なり、管理職や技術職の給与が高く設定されています。

7位:豊田自動織機(775万円)

会社名豊田自動織機株式会社
売上3兆8,332億円
本社愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地
設立年次1926年11月18日
参考:有価証券報告書

フォークリフトやエアジェット織機などの分野で世界的な知名度を誇る豊田自動織機は、平均年収775万円でした。

フォークリフトでは世界No.1の販売台数を誇り、トヨタグループの源流企業としても豊田自動織機は有名な企業です。

とくに、産業車両事業ではグローバル市場での強力な競争力を持ち、安定した収益をあげて高い給与水準を維持しています。

管理職になると年収が1,000万円以上に達するほか、福利厚生・手当制度の充実やキャリア形成支援など好待遇が魅力です。

8位:ダイフク(767万円)

会社名ダイフク株式会社
売上6,114億円
本社大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11号
設立年次1937年12月28日
参考:有価証券報告書

物流システムやマテリアルハンドリング分野で世界的に有名なダイフクは、平均年収767万円と8位でした。

ネット通販の拡大や人手不足に伴う自動化の需要増加が、業績を押し上げている主な理由です。ダイフクの主力事業であるマテリアルハンドリング分野は、倉庫や工場内での自動搬送や仕分けシステムを提供。

現在、ネット通販の拡大や人手不足に伴う自動化の需要増加が、ダイフクの業績を押し上げて社員の年収にも好影響を与えています。

係長クラスで年収が約951万円、課長クラスでは1,243万円と昇進によって高い年収を実現可能です。

9位:ブラザー工業(767万円)

会社名ブラザー工業株式会社
売上8,229億円
本社名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
設立年次1934年1月15日
参考:有価証券報告書

プリンター・ミシン・工作機械など幅広い製品を手がけるブラザー工業は、平均年収767万円でランキング9位でした。

プリンティング・ソリューション事業や工作機械事業で世界的な競争力を持っており、成長と拡大を続けています。

役職ごとに年収が大幅に増加する仕組みになっており、年間ボーナスの平均額は123万円と業界平均を上回る水準です。

また、ブラザー工業は福利厚生や手当も充実しており、社員の働きやすさと報酬面での満足度が高いとの評価を受けています。

10位:コマツ(747万円)

会社名コマツ
売上3兆8,651億円
本社東京都港区海岸一丁目2番20号(汐留ビルディング)
設立年次1921年5月13日
参考:有価証券報告書

建設機械や鉱山機械の分野で世界的に有名なコマツは、平均年収747万円で産業機械メーカーランキング10位。主力製品である油圧ショベルやブルドーザーなどの建設機械は国内外で高い需要があり、業績も好調です。

くわえて、インフラ整備や鉱山開発が進む新興国市場でも強い存在感を示しており、安定した収益基盤を形成しています。

業績が堅調で年収も高水準を維持しており、キャリアアップして課長クラスになれば1,000万円以上も期待できるのも魅力です。

食品メーカーの年収ランキングトップ10社

食品メーカーの年収ランキングトップ10社は、以下のとおりです。

  1. 1位:味の素(1,046万円)
  2. 2位:サントリー食品インターナショナル(1,030万円)
  3. 3位:日本ハム(848万円)
  4. 4位:江崎グリコ(817万円)
  5. 5位:日清食品(796万円)
  6. 6位:カルビー(796万円)
  7. 7位:ヤクルト本社(791万円)
  8. 8位:キッコーマン(787万円)
  9. 9位:明治ホールディングス(753万円)
  10. 10位:不二製油グループ本社(769万円)

食品・飲食系の分野でキャリア形成を目指すなら、食品メーカーの年収ランキングを参考に就職先を探しましょう。

参考:各有価証券報告書

1位:味の素(1,046万円)

会社名味の素株式会社
売上1兆4,392億円
本社東京都中央区京橋一丁目15番1号
設立年次1909年5月20日
参考:有価証券報告書

調味料やアミノ酸製品などで世界的なシェアを持っている味の素は、平均年収1,046万円で食品メーカー第1位でした。

味の素は海外展開にも積極的であり、ベトナムやタイなどのアジア市場を中心に調味料の販売が好調です。

さらに、アミノ酸事業など食品以外の分野にも力を入れており、多角的な事業展開が高い収益性を支えていますよ。

上場している食品メーカーの平均年収618万円と比較しても、400万円以上高い水準を維持しています。

2位:サントリー食品インターナショナル(1,030万円)

会社名サントリー食品インターナショナル株式会社
売上1兆5,917億円
本社東京都港区芝浦三丁目1番1号 田町ステーションタワーN
設立年次2009年1月23日
参考:有価証券報告書

国内外で展開する飲料事業が好調のサントリー食品インターナショナルは、平均年収1,030万円で2位でした。

サントリーは清涼飲料水市場で大きなシェアを持ち、「伊右衛門」「BOSS」などのブランドが国内外で高い人気を誇っています。

そのため、売上高は堅調に推移しており、安定した収益基盤が社員への高い報酬を可能にしていますよ。

3位:日本ハム(848万円)

会社名日本ハム株式会社
売上1兆3,034億円
本社大阪市北区梅田二丁目4番9号 ブリーゼタワー
設立年次1949年5月30日
参考:有価証券報告書

国内外で幅広い食品事業を展開する日本ハムは、平均年収848万円を記録して食品メーカーの年収ランキング3位でした。

食肉加工品・ハム・ソーセージ分野で業界トップのシェアを誇り、「シャウエッセン」などのヒット商品は有名です。

また、プロ野球チーム「北海道日本ハムファイターズ」の親会社としても知られ、企業ブランド力が高いのも日本ハムの特徴。ブランド力・競争力に優れた日本ハムは、社員への報酬も業界平均を上回る水準となっています。

くわえて、福利厚生や手当も充実しており、ボーナスの平均額は136万円と業界平均を上回っているのも大きな魅力です。

4位:江崎グリコ(817万円)

会社名江崎グリコ株式会社
売上3,325億円
本社大阪市西淀川区歌島四丁目6番5号
設立年次1929年2月11日
参考:有価証券報告書

菓子業界を中心に幅広い事業で安定した成長を続けている江崎グリコは、平均年収817万円で食品メーカー業界4位となりました。

ポッキー・プリッツ・ビスコなどのロングセラー商品を展開しており、菓子分野で強いブランド力を持っています。

また、アイスクリーム・乳製品・加工食品など多様な製品を展開しており、安定した収益基盤が強みです。

そのため、キャリアアップすれば係長クラスで約1,013万円、課長クラスでは1,324万円と高い年収が期待できます。

5位:日清食品(796万円)

会社名日清食品株式会社
売上7,329億円
本社東京都新宿区新宿6丁目28番1号
設立年次2008年10月1日
参考:有価証券報告書

即席麺業界のリーダーとして国内外で強力なブランド力を持つ日清食品は、平均年収が796万円で5位にランクイン。日清食品はカップヌードル・どん兵衛などの人気商品を展開しており、国内外での即席麺事業が好調です。

くわえて、冷凍食品やチルド食品などの分野にも進出して多角的な事業展開で収益をあげており、年収にも反映されています。たとえば、キャリアアップすれば以下のような年収が期待できますよ。

役職給与水準
主任クラス600万円~800万円
係長クラス800万円~900万円
課長クラス1,000万円~1,200万円

日清食品は福利厚生や手当制度も充実しており、ボーナスは年3回支給されるのが特徴です。

6位:カルビー(796万円)

会社名カルビー株式会社
売上3,030億円
本社東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館22階
設立年次1949年4月30日
参考:有価証券報告書

スナック菓子市場で圧倒的なシェアを持つカルビーは、平均年収796万円と食品メーカー業界で6位にランクイン。ポテトチップス・じゃがりこ・かっぱえびせんなどの代表的な人気商品は、国内外で広く支持されています。

とくに、ポテトチップス市場ではトップシェアを誇り、強力なブランド力・競争力による収益が高い給与水準につながっていますよ。

カルビーは成果主義を取り入れており、社員の貢献度や業績に応じた報酬制度が整備されているのが特色です。

ほかにも、キャリアアップの機会が充実しており、昇進によってさらに高い年収が期待できるのも大きな魅力ですよ。

7位:ヤクルト本社(791万円)

会社名株式会社ヤクルト本社
売上5,030億円
本社東京都港区海岸1丁目10番30号
設立年次1955年4月9日
参考:有価証券報告書

乳酸菌飲料「ヤクルト」などの健康関連製品で強力なブランド力を持つヤクルト本社は、平均年収が791万円で7位でした。乳酸菌飲料市場で圧倒的なシェアを誇り、日本国内だけでなく、アジアや欧米などの海外市場でも事業を展開。

近年では、機能性食品や化粧品事業にも力を入れており、多角的な事業展開が収益の安定性に寄与しています。安定した収益が社員の給与に反映され、とくに昇進によって以下のように高年収が実現可能です。

役職給与水準
主任クラス600万円~800万円
係長クラス800万円~900万円
課長クラス1,000万円以上

福利厚生や手当制度も充実しており、育児支援や健康管理に関するサポートが手厚いのが特徴です。

8位:キッコーマン(787万円)

会社名キッコーマン株式会社
売上6,608億円
本社千葉県野田市野田250
設立年次1917年12月7日
参考:有価証券報告書

醤油をはじめとする調味料分野で世界的な知名度のキッコーマンは、平均年収787万円で8位にランクインしました。

主力製品である醤油は国内外で圧倒的なシェアを誇り、北米や欧州など海外市場での売上比率が7割を超えています。

ほかに、醤油だけでなく、トマト製品・飲料・豆乳製品など多様な食品事業を展開しているのも特徴です。

欧米などの海外市場にグローバル展開し、強いブランド力と競争力で収益基盤を築いたのが高い年収を支える要因となっています。

9位:明治ホールディングス(753万円)

会社名明治ホールディングス株式会社
売上1兆1,054億円
本社東京都中央区京橋二丁目4番16号
設立年次2009年4月1日
参考:有価証券報告書

乳製品・菓子・栄養食品で国内外において強力なブランド力を持つ明治ホールディングスは、平均年収が753万円と9位でした。

「明治」ブランドを通じてヨーグルトやチョコレートなどの食品分野で高いシェアを誇り、医薬品事業も展開。強い競争力で構築した安定性のある収益基盤が、食品業界の平均を上回る高い年収へとつながっています。

昇進で年収アップが可能なのはもちろんですが、非管理職でも長く勤めれば昇給できる年功序列的な要素が強い仕組みです。

明治ホールディングスは福利厚生や手当制度も充実しており、育児支援や健康管理に関するサポートが手厚いのも魅力ですよ。

10位:不二製油グループ本社(769万円)

会社名不二製油グループ本社株式会社
売上5,640億
本社大阪府泉佐野市住吉町1番地
設立年次1950年10月
参考:有価証券報告書

植物性油脂・チョコレート・製菓材料などの分野で競争力のある不二製油グループ本社は、平均年収が769万円と10位でした。

植物性油脂や大豆をもとにした製品開発で知名度が高く、健康志向や環境意識へのニーズに対応した製品が高く評価されています。

チョコレートや製菓材料の分野でも競争力が強く、収益の多角化による安定性が平均より高い年収へとつながっていますよ。

不二製油グループでは成果主義を採用しており、社員の貢献度や役職に応じた独自の報酬制度が特徴です。

土木メーカーの年収ランキングトップ10社

土木メーカーの年収ランキングトップ10社は、以下のとおりです。

  1. 1位:ショーボンドホールディングス(1,137万円)
  2. 2位:鹿島(1,127万円)
  3. 3位:大林組(1,025万円)
  4. 4位:清水建設(977万円)
  5. 5位:大成建設(963万円)
  6. 6位:東亜建設工業(936万円)
  7. 7位:奥村組(918万円)
  8. 8位:長谷工コーポレーション(910万円)
  9. 9位:建設技術研究所(903万円)
  10. 10位:戸田建設(876万円)

土木メーカーへの就職・転職を希望しているなら、ランキングを参考に高い年収の企業を探しましょう。

参考:各有価証券報告書

1位:ショーボンドホールディングス(1,137万円)

会社名ショーボンドホールディングス株式会社
売上854億円
本社東京都中央区日本橋箱崎町7番8号
設立年次2008年1月4日
参考:有価証券報告書

社会インフラの補修・補強専門のショーボンドホールディングスは、平均年収1,137万円で土木メーカーランキング1位でした。橋梁やトンネルなどの公共インフラの老朽化に対応するための補修・補強工事を中心に事業を展開。

1964年の新潟地震の復旧工事で使用された、エポキシ樹脂系接着剤「SHO-BOND」の技術力が高く評価されました。高度な技術力と長年の実績が高い年収へとつながっており、役職者になると以下の表のように年収が大幅に増加

役職給与水準
係長クラス約1,938万円
課長クラス約2,534万円
部長クラス約3,056万円

福利厚生や働きやすさにも配慮しており、「長時間労働の是正」や「休暇取得の促進」といった取り組みも行っています。

2位:鹿島(1,127万円)

会社名鹿島建設株式会社
売上2兆6,651億円
本社東京都港区元赤坂1丁目3番1号
設立年次1930年2月
参考:有価証券報告書

日本を代表するゼネコンである鹿島建設は、平均年収1,127万円を記録して土木メーカー業界で2位。土木・建築分野での技術力と実績が豊富であり、都市再開発・インフラ整備・大規模複合開発プロジェクトが鹿島建設の強みです。

高付加価値のプロジェクトが安定した収益を生み出し、結果として社員への高い報酬が可能となっています。

くわえて、国内外での事業展開を積極的に行っており、とくに海外市場での受注増加が業績向上に寄与している点も見逃せません。

技術職やプロジェクトマネジメント職では、専門性と責任の重さから給与が高く設定されているのも鹿島建設の特徴です。

3位:大林組(1,025万円)

会社名株式会社大林組
売上2兆3,251億円
本社東京都港区港南二丁目15番2号
設立年次1936年12月
参考:有価証券報告書

スーパーゼネコンとして国内外で大規模な土木・建設プロジェクトを手がける大林組は、平均年収1,025万円で3位。橋梁・トンネル・ビル建設などの大型インフラ事業を中心に展開しており、技術力と実績は国内外で高く評価されています。

都市再開発や海外のインフラ整備プロジェクトにも積極的に参入し、高い収益性と年収を実現していますよ。年功序列的な要素が強く、以下の表のように勤続年数が長くなると年収アップが可能です。

年代給与水準
30代750万円~980万円ほど
40代1,000万円以上
50代1,400万円以上

また、大林組は2024年4月から約7%の賃上げを実施し、物価上昇に対応するためのベースアップを行っています。

4位:清水建設(977万円)

会社名清水建設株式会社
売上2兆55億円
本社東京都中央区京橋二丁目16番1号
設立年次1937年8月24日
参考:有価証券報告書

大規模プロジェクトを手がける総合建設会社である清水建設は、平均年収977万円で土木メーカー業界4位。建築・土木分野で長い歴史と豊富な実績を誇り、超高層ビルや大型インフラプロジェクトなどを施工できる技術力が強みです。

清水建設は海外市場にも積極的に進出しており、アジアや中東地域でのインフラ開発プロジェクトも順調ですよ。

超高層ビルなど難易度の高いプロジェクトは利益率も大きく、好業績と安定基盤が従業員の年収にも反映されています。

5位:大成建設(963万円)

会社名大成建設株式会社
売上1兆7,650億円
本社東京都新宿区西新宿一丁目25番1号
設立年次1917年12月28日
参考:有価証券報告書

スーパーゼネコンの一角である大成建設は、平均年収963万円で土木メーカーの年収ランキング5位でした。

大成建設は橋梁・トンネル・ビル建設などの大型インフラ事業を展開しており、技術力と実績は国内外で高く評価されています。

都市再開発や海外のインフラ整備プロジェクトにも積極的に参入し、高い収益性・好業績・高年収を実現しました。

大成建設は2024年4月から約6%のベースアップを実施し、現場勤務者への手当も増額されるなどの賃上げが行われています。

6位:東亜建設工業(936万円)

会社名東亜建設工業株式会社
売上2,838億円
本社東京都新宿区西新宿三丁目7番1号 新宿パークタワー31階
設立年次1920年1月23日
参考:有価証券報告書

港湾・空港・ダム・河川・道路などの公共インフラの建設に強みを持つ東亜建設工業は、年収936万円であり6位となりました。

海上土木分野での実績も豊富で、地盤改良技術・津波対策など環境保全を考慮した先進的な施工方法を提供しています。

積み上げた高度な技術力が評価されて大規模プロジェクトを受注し、高い収益性と高年収を実現するに至りました。

東亜建設工業はグローバル展開にも積極的であり、ODA(政府開発援助)関連の海外プロジェクトにも取り組んでいます

7位:奥村組(918万円)

会社名株式会社奥村組
売上2,881億円
本社大阪府大阪市阿倍野区松崎町二丁目2番2号
設立年次1938年(創業:1907年)
参考:有価証券報告書

土木・建設業界において長い歴史と実績を持つ奥村組は、平均年収が918万円で7位にランクイン。橋梁・トンネル・道路などの公共インフラを中心に事業展開し、インフラ整備や大型建設プロジェクトで安定した業績をあげています。

とくに、耐震補強や環境配慮型の工事が安定した受注と収益につながっており、従業員の報酬にも反映されています。給与体系は年功序列の要素が強く、以下のように年齢を重ねるごとに年収アップが可能です。

年代給与水準
30代700万円~900万円程度
40代1,000万円
50代1,200万円以上

奥村組は福利厚生や手当制度も充実しており、現場勤務者への手当や住宅補助などが手厚く提供されています。

8位:長谷工コーポレーション(910万円)

会社名株式会社長谷工コーポレーション
売上1兆944億円
本社東京都港区芝二丁目32番1号
設立年次1946年8月22日
参考:有価証券報告書

マンション建設に強みを持つ長谷工コーポレーションは、平均年収910万円で8位にランクインしました。

国内でのマンション施工実績は業界トップクラスで、建設以外に企画・設計・販売・管理・修繕まですべて提供しています。

上記のような垂直統合型のビジネスモデルでの効率的な運営が、安定した収益と高い年収につながっていますよ。

長谷工コーポレーションでは役職や経験年数による昇給制度により、責任の大きさに応じて報酬が増加するのが特徴です。

9位:建設技術研究所(903万円)

会社名株式会社建設技術研究所
売上930億円
本社東京都中央区日本橋浜町3-21-1(日本橋浜町Fタワー)
設立年次1963年4月1日
参考:有価証券報告書

国内外でインフラ整備に関するコンサルティング業務を手がける建設技術研究所は、平均年収903万円で9位。河川・道路・橋梁などのインフラ整備にくわえ、環境保護や災害対策といった分野でも強力な技術力を持っています。

インフラの老朽化や自然災害への対応が重要視される現状で、建設技術研究所の技術力は好業績・高年収につながっていますよ。

基本給にくわえて年3回の賞与が支給される仕組みで、賞与額は年間8.6カ月分と非常に手厚いのが特徴です。

10位:戸田建設(876万円)

会社名戸田建設株式会社
売上5,224億円
本社東京都中央区京橋一丁目7番1号
設立年次1936年7月10日
参考:有価証券報告書

日本有数のゼネコンである戸田建設は、平均年収が876万円と土木メーカー業界で10位にランクインしました。

医療・福祉施設や学校など公共施設建設の強みが、安定した収益基盤と高い年収水準を支えています。

国内外で多岐にわたる建設プロジェクトを手がけており、官公庁や大学関連のプロジェクトで高い評価を得ていますよ。

給与体系は年功序列だけでなく成果主義も取り入れており、成果や貢献度が昇給や昇進に反映される仕組みです。

ホワイトな大手メーカー企業ランキングトップ10社

ホワイトな大手メーカー企業ランキングトップ10社を、以下の表にまとめました。

順位企業名平均年収年間休日福利厚生の充実度月間平均残業時間
1アステラス製薬1,110万円120日★★★★★7.3時間
2味の素1,073万円124日★★★★★9.8時間
3日立製作所936万円126日★★★★☆7.8時間
4キヤノン832万円126日★★★★☆6.0時間
5島津製作所859万円123日★★★★☆7.4時間
6富士フイルム865万円124日★★★★☆14.4時間
7SMC865万円120日★★★★☆12.0時間
8コニカミノルタ744万円125日★★★★☆4.6時間
9ミネベアミツミ730万円125日★★★★☆4.8時間
10シャープ708万円125日★★★☆☆6.3時間

全体的に大手メーカー企業は、平均年収が高いほど残業時間が少なく、年間休日も多い傾向が見られます。上位企業では年収1,000万円を超える企業が多く、月間残業時間も10時間未満が多いです。

また、年間休日は120日以上が標準となっており、ほとんどの企業が125日前後の休日を提供しています。

全体として、大手メーカーは給与水準・休日数・福利厚生・残業時間のバランスがとれており、非常に良好な労働環境です。

参考:OpenWork 「OpenWork 該当メーカーの各ページ

人気の高い大手メーカー企業ランキングトップ10社

人気の高い大手メーカー企業ランキングトップ10社を、東洋経済の就職四季報をもとに作成しました。

順位企業名平均年収月間残業時間離職率平均勤続年数
1ソニー1,101万円6.5%16.4年
2バンダイ1,095万円15.0時間19.1年
3富士フイルムグループ1,074万円35.0時間24.3年
4パナソニックグループ908万円26.3時間3.6%18.3年
5トヨタ自動車900万円28.0時間3.8%16.2年
6日立製作所935万円40.0時間1.4%19.3年
7AGC863万円18.5時間7.5%17.2年
8味の素1,072万円20.0時間1.5%20.2年
9旭化成グループ753万円8.3%14.3年
10大日本印刷804万円18.2時間1.7%19.0年

ランキングに含まれる企業の平均年収は、約753万円から1,101万円までの広い範囲で分布しています。しかし、やはり年収の高い企業が上位にランクインしており、就活生にとって給与水準は重要な要素だと分かるでしょう。

・残業が少ない
・平均勤続年数が長い
・離職率が低い

また、安定した労働環境を求める就活生から支持されている要素は、上記のとおりです。ただし、人気のある企業は採用倍率が高くなる傾向にあるため、自分の適性を鑑みて応募先を検討しましょう。

参考:東洋経済オンライン「「就活生に人気が高い会社」男女別ランキング 2025年卒の就活生たちが投票した結果…!」,OpenWork 「OpenWork 該当メーカーの各ページ

メーカー業界や大手メーカーで働く魅力とは?

【2024年版】将来性のある業界ランキング10選!今後危ない業界も紹介

メーカー業界や大手メーカーで働く魅力やメリットは、以下のとおりです。

  1. 安定した雇用で安心できる
  2. 高い給与水準と福利厚生がある
  3. ものづくりのやりがいを得られる
  4. ホワイト企業が多い
  5. グローバルに活躍できる可能性がある

メーカー業界で働くメリットを理解し、自分のキャリアプランに最適な大手企業への就活にチャレンジしましょう。

①安定した雇用で安心できる

メーカー業界や大手メーカーで働く魅力のひとつとして、安定した雇用による安心感があげられます。

長年にわたって築いてきた強固な経営基盤を持っているメーカーが多く、景気変動や市場の変化にも柔軟に対応できるからです。

また、インフラや生活必需品を扱う企業は需要の途切れるリスクが小さく、安定した収益を確保しやすい傾向にあります。

そのため、日本の平均勤続年数が12.7年に対し、メーカー業界は14.8年と長いのが雇用が安定している証左です。

参考:国税庁「民間給与実態統計調査」,厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査の概況

②高い給与水準と福利厚生がある

高い給与水準と福利厚生の充実度が、メーカー業界や大手メーカーで働く大きなメリットの1つです。

とくに、大手メーカーは安定した収益基盤を持っているため、従業員に対して業界平均を上回る給与を提供する場合が多いですよ。

福利厚生も充実しており、健康保険・年金制度・住宅手当・通勤手当・家族手当などの各種手当が支給される傾向にあります。

育児休暇や介護休暇などのライフイベントに対応した制度も整備されており、社員が安心して働き続けられる環境が整っていますよ。

③ものづくりのやりがいを得られる

製品が世の中で使われるため、ものづくりのやりがいを得られるのも、メーカー業界で働く魅力の1つです。

メーカーは日常生活に欠かせない製品や社会インフラを支える部品を生産しており、自分の携わった製品が世の中で使われます。

自分たちの努力の成果が市場に出回り、多くの人々に利用されるのは非常に大きなやりがいとなるでしょう。

ほかにも、他部門との連携を通じてひとつの製品を完成させる喜びを共有するなど、多くの醍醐味がメーカーにはあります。

④ホワイト企業が多い

メーカー業界は労働環境の改善や社員のワークライフバランスを重視する傾向が強く、ホワイト企業が比較的多いです。

とくに、大手メーカーでは労働時間の管理が厳格に行われ、長時間労働の抑制や残業時間の削減に積極的です。

またメンタルヘルスケアやキャリア支援など、社員の健康管理や成長支援にも力を入れている企業が多いですよ。

メーカー業は高い技術力や研究開発コストが必要で、新規参入者が少なく競争率が低いのもホワイト企業の多い理由の1つです。

⑤グローバルに活躍できる可能性がある

多くの大手メーカーは、国内市場だけでなく海外市場にも積極的に進出しているため、グローバルに活躍できるかもしれません。

たとえば、自動車メーカーは欧米やアジアなどに多数の生産・販売拠点を持っており、海外市場でのシェア拡大を目指しています。

また、大手メーカーでは海外赴任や短期出張など海外での勤務機会も豊富で、国際的なビジネススキルも必要です。

そのため、海外研修制度・語学研修など、社員のグローバルスキル向上を支援するプログラムが充実している傾向にありますよ。

業界研究・業界規模から分析!メーカー業界一覧と将来性・おすすめ度

業界研究・業界規模から分析!メーカー業界一覧と将来性・おすすめ度を、以下の表にまとめました。

業界名市場規模成長率将来性おすすめ企業
電機・精密機械メーカー63兆円6.8%★★★★富士フイルム・島津製作所・キヤノン・デンソー・日本電産
産業用機械メーカー18兆円6.1%★★★★★クボタ・小松製作所・ダイキン工業・ファナック
自動車・輸送機器メーカー63兆円5%★★★★トヨタ自動車・本田技研工業・日産自動車・デンソー・アイシン精機
食品・飲料メーカー41兆円5.5%★★★★日本たばこ産業・アサヒグループHD・キリンホールディングス・サントリー・味の素
医療機器・医薬品メーカー13兆円6.0%★★★★オリンパス・テルモ・シスメックス・キヤノン・富士フイルム
土木・建築メーカー94兆円4.8%★★★★★大林組・清水建設・鹿島建設・竹中工務店・大成建設

生活に必要な製品・インフラなどを生産しており、総じて将来性の高いメーカー業界で、自分の適正にあった企業を見つけましょう。

①電機・精密機械メーカー

家電製品・電子部品・精密機器などを製造する電機・精密機械メーカーは、以下のような製品を取り扱っています

製品カテゴリ製品例
家電製品冷蔵庫・洗濯機・エアコン
半導体プロセッサ・メモリチップ
精密機器医療機器・計測器
工業用ロボット自動化ライン用ロボット
通信機器スマートフォン・ルーター
映像機器カメラ・ディスプレイ・プロジェクター
電子部品センサー・コンデンサー・モーター

日本の電機・精密機械メーカーは高い技術力で知られ、世界的にも競争力が高いのが大きな特徴です。電機メーカーは以下の表のように、4つの分野に分けられます。

分野製品例特徴
家電メーカー冷蔵庫・洗濯機などの生活家電一般家庭向けの製品を手がける
OA機器メーカープリンター・複合機などオフィス向け製品オフィスで使用される製品を提供
重電メーカー発電設備・工場用大型機器産業用の大型設備を扱う
時計メーカー精密な時計・関連製品高度な精密技術を活用した製品を製造

精密機械メーカーは、医療機器・光学機器・計測機器など非常に高度な精度が求められる製品を開発。

自動車の電動化・工場の自動化・5G通信の普及などによって、今後も電機・精密機械メーカーのニーズは高まると考えられます。

②産業用機械メーカー

産業用機械メーカーは製造業の根幹を支える重要な業界で、工場や生産ラインで使用される機械や設備を開発・製造しています。産業用機械メーカーが製造する機械の分野を、以下の表にまとめました。

製造する機械の分野主な用途
建設機械土木工事や建築作業用
農業機械農作業の効率化
工作機械金属加工や部品製造
プラント機械石油・化学工場などの設備
輸送用機械荷物の輸送や物流
自動化機械・ロボット生産ラインの自動化

たとえば、近年ではAI・IoT技術を活用したスマートファクトリーのための各種機械なども製造しており、注目を集めています。

産業用ロボットや自動搬送システムなどの需要は今後も増加すると見込まれており、大きな将来性を持った業界ですよ。

③自動車・輸送機器メーカー

自動車・トラック・バス・鉄道車両・航空機・船舶などの輸送用機器を製造するのが、自動車・輸送機器メーカーです。

自動車・輸送機器業界は日本の製造業のなかで大きなシェアを持ち、全製造業の出荷額の約2割を占めるほどの規模を誇ります。

電動化や自動運転技術が大きなテーマとなっており、イノベーションによって市場が急拡大する可能性が高いですよ。

一方、国内市場の成熟化に伴い新興国市場での競争が激化しており、どのように展開していくのかが今後の課題です。

④食品・飲料メーカー

食品・飲料メーカーは日常生活に欠かせない製品を提供するため、つねに安定した需要が見込まれますよ。

現在、「健康志向の高まり」「少子高齢化」などに対応しつつ、新しい商品開発や市場拡大を進める企業が多く存在します。

今後、国内市場の縮小が懸念されるものの、健康志向・環境問題・新興国市場への進出など新たな成長機会も多いです。

また、M&A(企業買収・合併)を通じて、他業種との連携や海外市場でのシェア拡大を狙う動きも活発化しています。

⑤医療機器・医薬品メーカー

医療機器・医薬品メーカーは、人々の健康維持に欠かせない医療機器や薬品の開発・製造・販売を行っています。

少子高齢化が進む日本では、高齢者の増加に伴い医療機器の需要が拡大しており、今後も医療市場は成長する可能性が高いです。

そのため、AIやロボティクスを活用した次世代医療機器の開発も進んでおり、さらなる発展・成長が予想されます。

⑥土木・建築メーカー

インフラ整備や建築物の設計・施工を手がける土木・建築メーカーは、社会の基盤を支える重要な役割を果たしています。

土木・建築メーカーが手がける設備やインフラは、以下の表のように多岐にわたりますよ。

手がける設備・インフラ分野主な対象物例
土木インフラ橋梁・トンネル・道路
建築インフラ高層ビル・商業施設・住宅
エネルギー設備ダム・発電所・送電線
交通関連設備鉄道駅・空港・港湾
水関連設備下水処理施設・河川護岸
防災関連設備防波堤・堤防・シェルター

国や地方自治体からの公共事業の受注では、防災・減災対策や老朽化したインフラの修繕・更新工事に対する需要が安定しています。

くわえて、日本政府による国土強靭化政策や大阪万博などの大型プロジェクトも控えており、今後も堅調な成長が見込まれていますよ。

メーカー業界ランキングに関するよくある質問

メーカー業界ランキングに関するよくある質問は、以下のとおりです。

  1. もっとも利益率の高いメーカー業界は?
  2. メーカー企業の営業はB to Bだから楽?
  3. 大手製造業の30歳の年収はどれくらい?

あらかじめ疑問や不安を解消しておき、メーカー業界ランキングを参考に適性にあう企業を探しましょう。

①もっとも利益率の高いメーカー業界は?

半導体業界は近年需要が急増しており、とくに製造装置を供給する企業は平均14.6%という高い利益率を維持しています。

参考:業界動向サーチ「業界別 利益率ランキング(2021-2022年)

②メーカー企業の営業はB to Bだから楽?

メーカー企業の営業はB to Bだから楽だと思うのはやや早計で、メリットもありますが、特有の難しさもあります。B to B営業のメリットを、以下の表にまとめました。

メリット詳細
長期的な関係構築が可能企業間取引のため、信頼を重視した取引ができる
飛び込み営業が少ないルート営業が中心で、新規開拓営業の頻度が低い
精神的負担が軽減される個人ノルマが厳しくなく、チーム目標が多い

一方、B to B営業には以下のようなデメリットも存在します。

デメリット詳細
意思決定に時間がかかる購買決定に複数の部署や担当者が関与するため
提案や調整が多い意思決定の過程で何度も提案や調整が必要
取引金額や契約内容が大きいひとつのミスや失敗が企業全体に影響を与える

B to B営業は単純に「楽」と捉えるのではなく、特性を理解して自分にあった働き方かどうかを検討しましょう。

③大手製造業の30歳の年収はどれくらい?

30歳での年収は製造業全体では約452万円、従業員1,000人以上の大手では550万円~600万円と推定されます。

なお、会社員でほかの業種も含めた30歳~34歳の平均年収は425万円であり、製造業全体としても年収は高めだといえますよ。

参考:厚生労働省「令和4年 民間給与実態統計調査

自分に向いているメーカー業界・メーカー企業を見つけよう!

日本のメーカー業界は自動車・食品・医薬品・家電など多岐にわたる製品を生産し、日本経済を支える基幹産業の1つです。

高品質なものづくりで世界的に評価される一方、近年はコスト競争や人材不足によりグローバル展開が加速しています。

国内の大手メーカーは平均年収800万円以上と高待遇で、福利厚生も充実しており、安定した雇用環境を提供していますよ。

就職・転職を検討するなら、企業の将来性・職場環境・自分の適性を見極めながら、希望するメーカー業界を選びましょう。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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