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職業訓練の面接でよくある質問10選|回答のコツや対策方法を紹介

職業訓練の面接に不安があって、悩んでいる人はたくさんいるのではないでしょうか?面接担当者が評価する内容を理解して、説得力のある回答を準備しておくことが大切です。

そこで、本記事では職業訓練の面接前に準備すべきことや面接官から質問されやすいことを詳しく解説します。ぜひ、今後の対策の参考にしてくださいね。

職業訓練の面接は準備が大切!

職業訓練とは、希望する職種に就くための有用なスキルや知識が得られる公的制度のことです。

求職者を対象にしており、受講に必要な費用はテキスト代を除いて原則無料で、「公的職業訓練」や「ハロートレーニング」とも呼ばれています。

職業訓練の利用のためには、ハローワークの窓口で申し込んでから、書類選考・筆記試験・面接を通過する必要があり、職業訓練に通う意欲があるのを伝えるためにも面接は大事です。

一般的な受講期間は3~6ヶ月ですが、年単位の長期コースも中にはあります。

職業訓練の面接についての基礎知識

職業訓練を受講するためには、まず面接試験に合格しなければいけません。試験に合格するためには、以下の2つが重要です。

  1. 面接時間が短い
  2. 服装のマナー

①面接時間が短い

職業訓練の面接では、まず受付と注意事項が説明されます。受付の開始時間は9~10時が設定される場合が一般的です。筆記試験があれば、面接の前に行います。

職業訓練の面接時間は1人あたり5〜10分程度なので、一般企業の面接時間がおよそ30分である点と比べると、短時間で終了するのが特徴です。

すなわち、面接試験に合格するためには事前準備が重要であり、限られた時間内に自分のことをうまく伝えなければいけません。

②服装のマナー

職業訓練の面接に行く際の服装はスーツが無難ですが、社会人としての常識の範囲内であれば、カジュアルな服装でも問題ないでしょう。

ただし、スーツを着用すれば、面接に対する本気度や就職意欲をアピールできるはずです。スーツでは受けたくない場合には、オフィスカジュアルが適しています。

男性はチノパンとジャケット、女性はスカートとカーディガンで、オフィスでも違和感のない服装を心がけましょう

職業訓練の面接で見られている点3つ

続いて、職業訓練の面接で見られているポイントを3つ解説します。面接がないケースもありますが、面接がある訓練コースを想定しておきましょう。

  1. 就職に対しての意欲があるか
  2. 就職できる可能性が高いか
  3. 職業訓練に通い続けることが可能か

①就職に対しての意欲があるか

採用人数は決まっているので、しっかり事前準備をするとともに、志望動機を明らかにして、能動的な姿勢で挑むことが大切です。

職業訓練は就職を望む人のために準備された学びの場なので、面接では就職意欲が高い人を優先したいと考えているはず。

例えば「ハローワークで勧められた」「失業保険のもらえる期間を延長したい」と述べると、敬遠される可能性があります。

②就職できる可能性が高いか

職業訓練は就職率を上げることを重視しているため、実際に就職できそうかが大切です。

つまり職業訓練の目的は、スキルアップではなく就職なのです。スキルを身に付けて、その先の就職までの意気込みがある人が、面接に受かりやすいと言えるでしょう。

就職するために職業訓練を行うわけなので、「就職できる能力があるのか」「訓練を受ければ就職率が上がりそうか」がとくに考慮されています。

③職業訓練に通い続けることが可能か

職業訓練の面接では、継続して参加する意思があることも判断されています。

職業訓練にあまり来ない人や途中で学習をやめてしまう人を採用しても意味がないため、毎日しっかり通えることは、とても大切なポイントです。

したがって、他の仕事や子育てのように事情がある場合には、それらを前面に押し出してしまうと、通えなさそうだと思われてしまうかもしれません。

訓練への意欲があることも合格の条件と言えるでしょう。

職業訓練の面接でよくある質問10選【解説付き】

では、職業訓練の面接でよく聞かれる質問を10個紹介します。面接対策として、それぞれ事前に確認しておきましょう。

  1. 自己紹介
  2. コースの志望理由
  3. 現在の就職・転職活動の状況
  4. 前職を辞めた理由
  5. 職業訓練後、どのような職に就きたいか
  6. 最後まで職業訓練に通い続けられるか
  7. 職業訓練中に採用が決まった場合はどうするか
  8. 他の訓練生と協力できるか
  9. 自己PR
  10. 逆質問

①自己紹介

ほぼ確実に自己紹介は聞かれるはずです。転職活動をする際にも自己紹介は行うため、この機会にしっかり用意してくださいね。

自分の名前や挨拶だけでなく、面接時間を作ってもらったお礼を述べることが大切です。自分のこれまでの経歴や業務内容を話して、今後取り組みたい目標も言及しましょう。

基本的にはコミュニケーション・対人印象・マナーが見られているため、ざっくりした内容を話せば問題ありません。

②コースの志望理由

受講するコースの訓練内容を聞かれる可能性もあります。あらかじめ希望したコースの内容を理解した上で、自分が何をしたいか伝えてください。

志望動機を考える際に、まとめて自分の受講する訓練内容や学習内容を詳しくチェックすれば、回答に悩まなくてもよくなるでしょう。

将来の目標として就職があることを見据えて、どのようなスキルを職業訓練を通じて獲得したいのか、事前に整理しておくことも大切です。

③現在の就職・転職活動の状況

今現在の就職活動や転職活動の状況を問われるかもしれません。努力していると伝われば、職業訓練への意思の根拠にもなるでしょう。

就活がうまく進んでいない場合でも、職業訓練を受けてから最終的に就職する意思を示すために、これまでどのように頑張っていきたいのか回答してくださいね。

例えば、「適宜進めていたものの、スキル不足で就職できませんでした」「一刻も早く就職したいため、訓練中も就職活動を続けます」と述べれば大丈夫ですよ。

④前職を辞めた理由

以前に働いていた経歴があれば、必ず前職を退職した理由を聞かれます。ネガティブな理由によって退職した場合でも、前向きな回答になるように気をつけてください

退職した理由に納得感があり、次に同じ理由で仕事を辞めないことを伝える必要があります。

「ただ辞めたかったから」のような内容の発言は印象が悪いので、「前職には物足りない部分があった」「他に興味がある業界が見つかった」のように、ポジティブな回答をしましょう。

⑤職業訓練後、どのような職に就きたいか

職業訓練後のビジョンを聞かれる可能性もあります。「学んだ内容を活かして、〇〇職に就きたいです」のように、自分が希望するコースの内容に合わせて答えましょう

就職後の具体的な目標も含めて、どのように活躍していきたいのか伝えてくださいね。

職業訓練を通じて目指す職業名を伝えるだけでなく、「どうしてその職に就きたいのか」「その後どうしたいのか」も説明できると、説得力が出てきますよ。

⑥最後まで職業訓練に通い続けられるか

非常に高確率で聞かれる質問は、「毎日訓練に参加できそうか?」です。ここで「あまり訓練に参加できない理由がある」と言うと、面接官からの印象が悪くなるかもしれません。

面接官に対して不必要な不安要素を持たせないためにも、嘘でも「参加できる」と答えることがポイントです。

例えば、育児や介護のような家庭の事情で、訓練に通えない場合があるなら、周囲のサポートを受けながら訓練を受けられると述べましょう

⑦職業訓練中に採用が決まった場合はどうするか

職業訓練を途中で終了して就職しても、全て終えてから就職しても問題ありません。この質問の回答に迷う人が多いと思いますが、自分の状況や考えに合わせて正直に答えてください。

そもそも職業訓練は就職するのが最終目標ですが、訓練によって専門的なスキルを身に付けてから就職したい人もいると思います。

技術を習得したい場合には、「訓練が終わるまで入社を待ってもらう」と答えても良いかもしれません。

⑧他の訓練生と協力できるか

幅広い年齢・経歴・性別の人が職業訓練を受講するので、訓練の際には他の受講生と協力しながら、授業に参加する場合もあります。

そのため、自分と違う考え方や性格の人とも協力できる協調性やコミュニケーション能力も重要です。

非常に自分勝手な人は、就職できないだろうと見なされて、面接試験にも受かりません。

企業の面接でも重視されるスキルであり、その後の就活にも大きく影響するため、これらの点も含めて訓練を終えれば就職できそうなのか見極めています。

⑨自己PR

自己PRを聞かれたら、簡潔に述べられるように準備してください。自己PRは1分ほどの時間が指定されることが多く、簡潔にまとめることが重要です。

時間の指定がなかった場合でも、長々と話してしまうとイメージが悪くなるかもしれません。

事前に準備をして、自己PRを裏付ける経験やエピソードも含めて、1分程度に話をまとめておきましょう。

自己PRでは自分の就きたい仕事に、なぜ職業訓練が必要なのかも説明する必要があります。

⑩逆質問

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれて、「ありません」と答えると、あまり印象が良くありません。

逆質問がないと、職業訓練に「興味がない」「意欲がない」と思われるため、合格の確率を上げたいなら、意欲をアピールするため質問を準備しておきましょう。

事前に気になる点を、いくつかまとめるのをおすすめします。

例えば、「職業訓練が始まるまでに、今から用意しておくと良いことは何かありますか?」とやる気を見せる逆質問は、とくに効果的です。

職業訓練の面接でボロボロにならないための対策方法

本気で職業訓練に挑戦したい人は、以下の3点のような事前対策もしっかり行う必要があります。適切な準備をして、面接を通過できるようにしてくださいね。

  1. 面接対策をする
  2. 職業訓練の見学会に参加する
  3. これまでの経歴・今後の目標を明確にする

①面接対策をする

面接時間は短いので、限られた時間を有効活用するためにも、あらかじめ質問を想定して、回答を準備しておくことが大切です。

志望動機のような重要度が高い質問には、とくに説得力が出るように考えておきましょう。

そして、結論から話す癖をつけてくださいね。まず質問に対して回答して、それから補足すれば、聞き手に分かりやすく伝えられます。

面接に自信がないなら、家族や友人に頼んで模擬面接をすれば、本番で緊張しすぎることもなくなるかもしれませんよ。

②職業訓練の見学会に参加する

募集期間中に訓練校は見学会や説明会を何回か開催しているので、面接対策のためにも参加してみましょう。理解が深まるため、面接での回答の精度も上がります

訓練校がどんな場所で、どんな訓練を行うのか、前もって知っていれば、訓練を仕事に活かす方法が見えてきて、面接での受け答えの内容が変わるので、職業訓練に対する情報収集は重要です。

自己PRや志望動機を作りやすくなり、面接官に対して印象の良い答えを返せるようになるでしょう。

③これまでの経歴・今後の目標を明確にする

前職から現在までのことを答えられるように準備しておきましょう。

自分が目指している業界や職種への就職イメージをしっかり決めて、志望する職種のことだけでなく、次の就職のためにどうなりたいのかを伝えて、一歩踏み込んだ展望を述べることがポイントです。

前向きな理由で退職する人が少ないことは面接官も理解しているため、ネガティブに聞こえやすい退職理由でも嘘を言う必要性はありません。

万全な準備をして職業訓練の面接に挑もう

今回は、職業訓練の面接前に準備すべきことや面接官が聞くことを紹介しました。

職業訓練では面接試験が重視されるので、よく聞かれる質問を事前に確認して回答を準備しましょう。合格に近づくためにも、本記事の内容を踏まえて面接に臨んでくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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