「初めての面接。通過したいけど、どうすればいいの…?」
「面接選考でなかなか通過できない。とにかくコツを知りたい…」
このように面接を控えているけど、不安が大きいため突破できるコツなどが分かれば少し安心できますよね。
本記事では、面接を好印象に切り抜けるコツをメインに紹介し、簡単にできる面接前のチェックリストも収録しています。
面接でうまく話すコツだけではなく、マナーや服装など細かいけど差がつく部分や、面接の形態ごとのコツも紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。
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小手先だけのコツは意味がない!面接の評価ポイントをまずは理解しよう
確かに、面接では様々なコツが存在します。しかし、面接官の質問の意図を理解せずに小手先のコツをただ実行してもあなたに魅力は最大限に伝わりません。
面接のコツを確認する前に、まずは「企業がなぜ面接を行っているのか?」「面接でどこを見て評価しているのか?」を理解し、そのうえでコツを実践することで初めて効果が出るのです。
ここでは、面接官が特に注目している3つの評価ポイントを紹介します。評価ポイントを知ることで面接のコツを臨機応変に使いこなすこともできるため、しっかりと確認しておきましょう。
- 人柄が良いか
- 入社意欲は高いか
- 入社後に活躍してくれそうか
① 人柄が良いか
面接でまず見られるのは「人柄」です。たとえば、話し方や表情、相手への姿勢などが丁寧だと、「一緒に働きたい」と感じてもらいやすくなります。
採用担当者は、スキルや経歴だけでなく、職場になじめるかどうかも重視しています。とくに新卒採用では、経験よりも将来性や協調性を評価する傾向があり、風土が合わないと早期離職の可能性もあるため注意深く見ているのです。
せっかく採用した人材が入社後すぐに離れてしまうのは、会社にとっても一つのリスクであるため、面接ではただ良い人かどうかではなく、会社にマッチする人柄なのかを見られています。
② 入社意欲は高いか
入社意欲の高さも、面接では重要な評価ポイントです。志望度が高いと感じられる学生は、早期離職の可能性が低く、内定辞退の可能性も低いと判断されます。
逆に「どこでも通用しそうな志望動機」では、本気度が伝わらず評価が下がってしまうでしょう。
企業は無数にあるため、採用担当者は「仮に内定を出したら、内定承諾をして入社してくれるのか」を不安に思っています。その不安をかき消すほどの入社意欲の高さを面接ではアピールする必要があるのです。
③ 入社後に活躍してくれそうか
入社後の活躍のイメージができるかも重要な評価ポイントです。
新卒採用は中途採用と異なり、ポテンシャル採用がメインになります。そのため「入社後の成長曲線がどれほどのものか」をある程度予測する必要があるのです。
そのため、面接では就活生の過去に目を向けて、過去経験の中での成長や成果を出すまでの過程なども意識して質問されます。
面接のコツを4つ紹介|マナー・姿勢・話し方・話す内容
採用担当者の評価ポイントが理解できたところで、ここからは実際に面接のコツを紹介していきます。
面接のコツを大きく「マナー・姿勢・話し方・話す内容」に分けて解説していき、記事の後半ではそれぞれの項目をさらに詳しく紹介しています。
ここでは、ざっくりと面接のコツの全体像を確認し、気になるコツがあれば記事の後半で紹介を確認してみてください。
- 面接でのマナー
- 面接に臨む姿勢
- 面接での話し方
- 面接で話す内容の質
① 面接でのマナー
面接におけるマナーは、第一印象を大きく左右します。たとえば入室時のノックやあいさつの仕方など、細かい動作も面接官は見ています。こうした基本ができていないと、「常識が欠けている」と評価されてしまいます。
就活面接のコツとしては、丁寧なあいさつと落ち着いた所作を意識してください。身だしなみや立ち居振る舞いから誠実さが伝わると、好印象を持たれる可能性が高くなります。
ビジネスマナーは社会人として、できて当たり前のものなので事前にしっかりと確認する必要がありますよ。
② 面接に臨む姿勢
面接では、話の内容だけでなく「どんな姿勢で臨んでいるか」も評価されます。うなずきや相づち、目線を合わせる姿勢があると、「話をきちんと聞ける人だ」と安心感を与えられます。反対に、表情が乏しかったり目線が下がっていたりすると、自信がなさそうに見えるかもしれません。
就職面接のコツとしては、姿勢を通じて前向きさや素直さを伝えることが大切です。表情や姿勢には気持ちが出やすいため、明るく誠実な態度を心がけてください。
③ 面接での話し方
話す内容が良くても、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。面接では、結論から話す「結論ファースト」の型や、語尾をはっきり伝える意識が必要です。
また、ずっと同じトーンで話すと聞き手の印象に残りづらいため、強調したい部分では声の強弱をつけましょう。就活面接で印象に残る学生は、話し方に緩急があり、言いたいことが明確です。面接の極意は、「何を話すか」と同じくらい「どう話すか」にもあるのではないでしょうか。
④ 面接で話す内容の質
面接では、話す内容の「中身」が評価を大きく左右します。志望動機や自己PRが抽象的だと、企業への理解や熱意が伝わりにくくなります。
自分の経験や考えを具体的に語り、企業との接点がある話をすることで説得力が増します。面接に受かるためには、企業研究を踏まえたうえで、自分の強みや将来像と絡めて話を組み立ててください。内容に深みがあると、他の学生との差がつき、より印象に残りやすくなるでしょう。
面接のコツ①|面接でのマナー
面接を突破するためには、話す内容だけでなく、マナーを理解して守れている必要があります。どんなに素晴らしい話しをしていても、身だしなみが崩れている人の印象は悪くなってしまいますよね。
しかし、就活生の多くは、面接が初めてのビジネスシーンであるケースが多く、どのようなマナーがあるかの理解から必要になります。
そこでここでは、実際に面接におけるマナーの基本を5つの観点から徹底解説します。マナーを甘く見ていると、「面接がなかなか突破できない…」という状況になる恐れもあるため、しっかりと確認しておきましょう。
- 面接に必要な持ち物
- 入退室のマナー
- 身だしなみの整え方
- 到着時間の考え方
- 態度や言葉遣いの注意点
①面接に必要な持ち物
面接当日は、身だしなみや態度だけでなく、持ち物にも注意が必要です。忘れ物があると評価に悪影響があります。
企業案内やエントリーシートと履歴書のコピー、筆記用具、腕時計、ハンカチなどは前日までに準備しておくと安心です。
面接は実際に提出したエントリーシートや履歴書に基づいて質問されるため、コピーを持参しておくことで、面接対策にもなりますよ。
スマートフォンも持参すると思いますが、面接中に音がならないように、事前にマナーモードにしておくことも忘れないようにしましょう。
②入退室のマナー
入退室の所作は、第一印象を大きく左右します。入室前には3回ノックし「失礼します」と声をかけてから入りましょう。
ドアは静かに閉め、イスの横で名乗ってから、着席を促されるのを待ってください。退室時も「ありがとうございました」と一礼し、同様に静かにドアを閉めるのがマナーです。
③身だしなみの整え方
面接では、清潔感のある身だしなみが求められます。服装はリクルートスーツが基本ですが、シワや汚れがないかを事前に確認しましょう。
髪型は顔が見えるよう整え、爪や靴など細かい部分まで意識するのがポイントです。派手なメイクやアクセサリーは避け、ビジネスシーンである面接のフォーマルな雰囲気に合う身だしなみを選択しましょう。
④到着時間の考え方
面接には、10分前の到着を目安に行動しましょう。早すぎる到着はかえって迷惑になるため、仮に早く解呪に到着したとしても、会場近くで時間調整をしておきましょう。
また、逆にギリギリの到着は焦りにつながるので避けてください。当日は交通機関の遅延など予期せぬトラブルが発生することもあるため、経路確認や代替手段の確認を事前にしておくと安心です。
余裕を持った行動が重要ですが、人身事故による遅延や急な悪天候による交通期間の乱れなど、どうしようもないケースも発生します。
その場合は、面接予定の企業に電話をし、遅れが判明した時点で連絡を入れておくと良いですよ。遅れての面接の開催やリスケなどの対応をしてくれます。
⑤態度や言葉遣いの注意点
面接中は、話す内容以上に態度や言葉遣いが見られています。背筋を伸ばして相手の目を見る、自然な笑顔を保つといった基本動作が印象を左右します。
言葉遣いも重要で、「ご苦労さま」など目上の人に使えない表現には注意が必要です。「お疲れさまでした」など、正しい敬語を選びましょう。
丁寧で落ち着いたふるまいは、面接官に安心感を与えるはずです。
面接のコツ②|面接に臨む姿勢
面接では「どんな話し方をすれば良いのか分からない」と感じる方が多いかもしれません。特に話し方や反応といった姿勢は、第一印象に大きく影響します。
この章では、面接官に好印象を残すために意識したい5つの基本的なコツを紹介します。いずれも、少しの意識で改善できる要素ばかりですので、就活面接の直前でも取り入れやすい内容です。
- 結論ファーストを心がける
- 端的な回答を心がける
- あいづちを心がける
- 否定的な発言は避ける
- 丸暗記は避ける
① 結論ファーストを心がける
面接での受け答えは、最初に結論を伝えることが基本です。話の要点が明確になり、面接官にも意図が伝わりやすくなります。
とくに就職面接では、短時間で多くの質問をこなすため、話の構造が整理されているかが重視されます。たとえば自己PRなら「私の強みは〇〇です」と結論から入り、その理由や具体例を続けると効果的です。
結論→理由→具体例の順で話すことで、相手に伝わる力が格段に上がるでしょう。
② 端的な回答を心がける
面接では、長く話しすぎると要点が伝わらなくなります。質問には簡潔に答えることが、スマートな印象につながります。
緊張していると、つい話が広がりがちですが、伝えたいことを1分程度でまとめる意識を持ちましょう。
就活面接のコツは、情報を詰め込みすぎず、相手が理解しやすい表現を選ぶことです。短く伝えることで、内容が明確になり、面接官の印象にも残りやすくなります。
③ あいづちを心がける
面接中のあいづちは、相手に安心感を与える大切なリアクションです。たとえば「はい」や「そうなんですね」といった言葉を適切なタイミングで入れると、面接官とのやり取りがスムーズになります。
反応がないと「話を聞いていないのでは?」と不安にさせてしまうかもしれません。
就職面接のコツとして、聞く姿勢も「伝える姿勢」の一部と考えてください。自然なあいづちが、信頼感を生み出します。
④ 否定的な発言は避ける
面接では、たとえ過去に嫌な経験があったとしても、否定的な言い方は避けたほうが無難です。たとえば「前のバイトは最悪でした」といった表現は、協調性がないと思われかねません。
そのような経験も「こういう気づきがあった」「成長につながった」と前向きに言い換えてみましょう。
就活で印象に残る学生は、どんな経験も学びとして語れる人です。ネガティブな体験もプラスに変える姿勢が評価されやすくなります。
⑤ 丸暗記は避ける
面接の受け答えを丸暗記すると、棒読みになりがちです。内容を思い出すことに意識が集中し、表情や声のトーンが硬くなってしまいます。
就職面接のコツは、自分の言葉で話すことにあります。話す内容は要点だけ整理し、自然な流れの中で伝えるようにしてください。
面接官が見ているのは、完璧さよりも誠実な姿勢です。自然なやり取りを心がけましょう。
面接のコツ③|面接での話し方
話す内容には自信があっても、「どう伝えればよいのか」に悩む就活生は多いのではないでしょうか。話し方は印象に直結するため、内容が良くても伝え方次第で評価が変わります。
この章では、表情や姿勢、声のトーンといった非言語の工夫に注目し、印象を良くするための話し方のコツを紹介します。いずれもすぐに実践できるものばかりなので、面接に受かるための準備として、ぜひ意識してみてください。
- 面接官の目を見て話す
- 口角を上げて話す
- 胸を張る
- 身振り手振りをつける
- 聞き取りやすいようにゆっくりと話す
- 抑揚をつけて話す
① 面接官の目を見て話す
面接では、相手の目を見て話すことが大切です。視線が定まらないと、緊張している、自信がない、誠実さに欠けるといった印象を持たれる可能性があります。
特に就職面接では「伝える力」が問われるため、アイコンタクトは好印象を与える手段といえるでしょう。目の奥ではなく、目元を見るよう意識することで、自然な会話のリズムが生まれます。
まずはアイコンタクトを意識するだけで、面接全体の印象が変わってくるはずです。
② 口角を上げて話す
表情が硬いと、相手に緊張や不安を与えてしまいます。口角を少し上げるだけで、表情が柔らかくなり、安心感を持たれやすくなります。
特に「印象に残る学生」として評価されるためには、話す内容だけでなく、表情からも誠実さや明るさを伝えることが求められます。
声のトーンも自然に明るくなり、聞き取りやすさが増すでしょう。面接で良い印象を残すには、話し方だけでなく表情も大切なポイントです。
③ 胸を張る
姿勢は、話し方と第一印象に大きく関わるため、背筋を伸ばし、胸を張りましょう。猫背のままでは声がこもりやすく、自信がないと判断されてしまいます。
背筋を伸ばし、胸を張ることで声が通りやすくなり、堂々とした印象を与えることができます。特に最初のあいさつや自己紹介の場面では、第一印象を左右するため、姿勢に注意が必要です。
面接では話の内容と同じくらい、姿勢も評価につながる要素といえるでしょう。
④ 身振り手振りをつける
話す際に自身の熱量を伝えるために、身振り手振りを使うことも効果的なテクニックです。身動きのない受け答えでは単調な印象になり、聞き手の印象に残りにくくなってしまいます。
ただし、動きが大きすぎると落ち着きのない印象を与えるため、あくまで補助的に使うのが効果的です。
集団面接では他の学生と差がつきやすいため、適度なジェスチャーで自分らしさをアピールしてみてください。
⑤ 聞き取りやすいようにゆっくりと話す
緊張していると話すスピードが速くなりがちですが、面接では聞き取りやすさが何より重要です。
語尾まではっきり話し、1つ1つの言葉を丁寧に伝えることで、内容がより正確に伝わります。就活面接のコツは、早口よりも丁寧な話し方を心がけることです。
急いで話すよりも、落ち着いたテンポで話したほうが信頼感を与えられるでしょう。話す内容を確実に届けたいなら、話すスピードに気を配ってください。
⑥ 抑揚をつけて話す
抑揚のない話し方では、どれだけ内容が良くても印象に残りにくくなります。声の強弱やトーンに変化をつけることで、重要なポイントを強調し、聞き手の興味を引くことができます。
たとえば、成果や結論を述べる場面では、声に少し力を込めると説得力が増します。
就活では、何を話すかだけでなく、どう話すかも評価の対象です。話に抑揚をつけることは、伝える力を高める大切な工夫といえるでしょう。
面接のコツ④|面接で話す内容の質
面接では話し方だけでなく、伝える「内容の質」も評価の対象になります。特に「何を話せばよいのかわからない」「話が浅いかもしれない」と不安に感じている方にとって、事前の準備は非常に重要です。
この章では、面接に向けて話す内容をより深く、説得力のあるものにするための4つのポイントを紹介します。どれも、面接に受かるための実践的な準備になりますので、ぜひ取り組んでみてください。
- 企業分析を深めておく
- 自己分析した内容を振り返る
- 事前に質問内容を確認して回答を準備する
- 面接練習を行う
①企業分析を深めておく
企業分析は、「なぜこの会社を選んだのか」を説明するうえで欠かせません。表面的な志望理由では印象が弱くなってしまいます。企業理念や事業内容、競合との違いなどを調べることで、話に具体性が出て説得力も増すでしょう。
自分の価値観や経験と重なる部分を見つけると、より自然に語れるようになります。「この会社で働きたい」と伝える準備として、企業分析は就職面接に受かるコツのひとつです。
②自己分析した内容を振り返る
自己分析は、面接で自分らしさを伝える土台になります。特に自己PRや志望動機を語るときに、価値観や強みが明確になっていると一貫性のある話になります。
これまでの経験から得た学びや、自分なりに大切にしていることを言葉にできると、面接官に伝わる印象も変わってくるはずです。
「何を話せばよいかわからない」という悩みを感じたら、まずは自己分析の振り返りから始めてみてください。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
③事前に質問内容を確認して回答を準備する
質問に対してうまく答えられるか不安な方は、よくある質問例を事前に確認しておくと安心です。特に「ガクチカ・長所・短所」など、定番の質問にはあらかじめ答えを考えておくと、焦らずに話せます。
また、PREP法を使って答えの構成を整えておくと、内容がより伝わりやすくなるでしょう。面接に受かるためには、事前準備の深さが緊張感を和らげることもありますよ。
④面接練習を行う
準備した内容を本番で自然に伝えるには、面接練習が効果的です。話す内容を声に出すことで、言葉の流れやテンポを確認でき、自信にもつながります。
自分の話し方を録音して客観的に振り返ったり、友人や大学のキャリアセンターを活用して模擬面接を受けたりすることで、改善点が明確になるでしょう。
選考フェーズごとの面接のコツを紹介
面接では、選考フェーズによって重視されるポイントが異なります。とくに「一次面接で落ちた理由がわからない」「面接の印象が悪かったかも」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、一次・二次・最終面接それぞれの特徴と、効果的な対策を紹介します。フェーズに応じた準備をすることで、面接に受かる確率が高まるでしょう。
- 一次面接のコツ|基本的なスキルをアピール
- 二次面接のコツ|企業との相性を伝えるポイント
- 最終面接のコツ|入社意欲を強く伝える方法
①一次面接のコツ|基本的なスキルをアピール
一次面接では、第一印象と基本的なコミュニケーション力が評価の中心になります。挨拶や話す姿勢、表情などのマナーは、「一緒に働けそうか」という印象を左右する大切な要素です。
また、質問に対して簡潔でわかりやすく答える力も求められます。内容よりも態度や伝え方が重視されるため、あらかじめ話す内容を整理しておくと安心でしょう。就活面接で受かるためには、まず基本を丁寧に押さえることが重要です。
②二次面接のコツ|企業との相性を伝えるポイント
二次面接では、企業との相性が重視されます。自分の考えや経験が、企業のビジョンや社風とどう結びつくかを説明できると印象が良くなります。
「なぜ他の企業ではなくこの会社を選んだのか」という視点を盛り込むと、志望理由に説得力が生まれるでしょう。自己分析に基づいたエピソードと、企業理解を組み合わせて語ることが、面接に受かるための効果的な対策といえます。
③最終面接のコツ|入社意欲を強く伝える方法
最終面接では、「本当に入社したいと思っているか」「将来どう成長したいのか」といった意欲とビジョンが見られます。過去の面接で話した内容と一貫性があるかも確認されるため、志望動機や自己PRの振り返りは欠かせません。
「この会社でどんなことを実現したいか」という目標を、自分の言葉で伝えてください。印象に残る学生になるには、納得感ある未来像を示すことが大切でしょう。
形式別|面接のコツを紹介
面接にはいくつかの形式があり、それぞれで求められる対応が異なります。「集団面接ではどう動けばよいか分からない」「WEB面接は緊張する」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
このパートでは、面接形式ごとに意識すべきコツを紹介します。形式に合った振る舞いを押さえておくと、面接に受かる可能性がぐっと高まります。
- 集団面接のコツ|周囲と差をつける立ち回り
- グループディスカッションのコツ|役割の見つけ方
- WEB面接のコツ|画面越しでも好印象を与えるポイント
①集団面接のコツ|周囲と差をつける立ち回り
集団面接では、他の学生と並んで評価されるため、自分をどう印象づけるかが鍵です。ただし、無理に目立とうとすると、かえって逆効果になることもあります。
自然に印象を残すには、他の人の発言をさえぎらず、しっかりと聞く姿勢を見せたうえで、自分の意見は簡潔に伝えることが大切です。面接官は全体の雰囲気を見ており、協調性と主体性のバランスが評価されます。大切なのは、目立つことよりも場に貢献する姿勢でしょう。
②グループディスカッションのコツ|役割の見つけ方
グループディスカッションでは、発言の内容そのものよりも、どのように議論に関わったかが評価されやすいです。司会や書記を担うのも良いですが、それ以上に重要なのは、議論全体を前向きに進めようとする姿勢です。
例えば、他人の意見を要約したり、意見をつなげたりする行動は高く評価されます。役割がはっきりしない場面では、「全体を支える」意識を持つことでも好印象につながります。議論への貢献度が鍵となるでしょう。
③WEB面接のコツ|画面越しでも好印象を与えるポイント
WEB面接では、表情や声のトーンがとくに重視されます。画面越しでは感情が伝わりにくく、無表情に見えてしまうこともあるため、少し大げさなくらいに表情や反応を意識するのが効果的です。
また、カメラ目線で話すと、アイコンタクトの代わりになり、真剣さが伝わりやすくなります。通信環境や背景、カメラの高さなども確認しておきましょう。WEB面接に受かるためには、内容だけでなく「見え方」まで意識することが大切です。
特殊な形態の面接のコツを紹介
通常の面接とは異なる形式では、想定していない質問や進行に戸惑うことがあります。
ここでは、圧迫面接・リクルーター面談・ケース面接の対策について、それぞれの特徴に応じたポイントをお伝えします。
苦手意識を和らげ、自信を持って臨むための準備に役立ててください。
- 圧迫面接の対策|冷静に対応するための心得
- リクルーター面談のコツ|企業理解を深める質問例
- ケース面接の対策|論理的に考える思考プロセス
①圧迫面接の対策|冷静に対応するための心得
圧迫面接は、あえて厳しい態度や質問を投げかけることで、就活生の対応力やストレス耐性を見ています。
想定外の指摘を受けても、感情的にならず冷静に対処することが大切です。
たとえば、「その経験は浅く感じますが?」と問われたときには、動揺せずに根拠や背景を補足して説明しましょう。
これは、面接に受かるコツとしても非常に有効であり、面接官に落ち着いた印象を与えます。圧迫面接の目的を理解しておくと、不必要に傷つかず、適切な対応ができるでしょう。
②リクルーター面談のコツ|企業理解を深める質問例
リクルーター面談は、選考の一環として行われることが多く、形式ばった質問よりも自然な会話が重視されます。
その場で好印象を残すには、企業への理解を深めたうえで、自分の志向とどう合致しているかを言語化できるかがカギです。
たとえば、「現場で大切にしている価値観は何ですか?」など、相手の話を引き出す質問が効果的です。
就職面接のコツとして、事前に企業情報を調べたうえで、自分の興味とつなげる意識を持って準備しておくと安心です。
③ケース面接の対策|論理的に考える思考プロセス
ケース面接では、与えられた課題に対し、限られた時間でどのような仮説を立て、筋道を立てて答えるかが評価されます。
大切なのは、正解を出すことではなく、課題を分解し、要素を整理したうえで自分の考えを展開する姿勢です。
「まず前提を確認し、次に顧客層を分類し……」といったように、論理の順序を明示しながら進めると説得力が高まります。
就活面接のコツとして、フレームワークを使った思考に慣れておくと、応用力も評価されやすくなるでしょう。
最終チェック|面接の頻出質問とその回答例を紹介
面接の終盤でよく問われる頻出質問に備えることは、内定への近道です。聞かれる内容はある程度パターン化されているため、あらかじめ準備しておくことで自信を持って臨めるでしょう。
ここでは、頻出の10の質問と、それぞれに対する回答の考え方を紹介します。
- 自己紹介をしてください
- 志望動機を教えてください
- 自己PRをお願いします
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- あなたの長所・短所は何ですか
- あなたの就活の軸は何ですか
- これまでに挫折した経験はありますか
- 入社後の展望を教えてください
- あなたの仕事への価値観を教えてください
- 何か逆に質問したいことはありますか
①自己紹介をしてください
この質問は、面接の最初に基本的な自己開示ができるかを見極めるものです。氏名・所属・簡単な経歴や経験、そして締めの一言という構成が適しています。
緊張しやすい場面ではありますが、自分のことを語る内容だからこそ、しっかり準備すれば安心して話せるでしょう。時間は1分以内を意識し、簡潔にまとめてください。
②志望動機を教えてください
志望動機では、企業への関心や理解度、将来のビジョンがあるかを確認されます。
業界・企業研究をもとに、なぜその会社を選んだのかを具体的に伝えるとよいでしょう。また、自分の経験や強みがどう活かせるかをセットで述べることで、より説得力のある内容になります。型にはまらず、自分の言葉で語る姿勢が大切です。
③自己PRをお願いします
自己PRでは、自分の強みとそれを活かした具体的なエピソードを伝えることが求められます。
PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)を使えば、わかりやすく整理された印象を与えられるでしょう。
たとえば「責任感が強い」ことを伝えるなら、実際に任された役割や成果を交えて説明してください。
④学生時代に力を入れたことは何ですか
この質問の狙いは、行動力や継続力、課題解決力を見極めることにあります。
取り組んだ背景、過程での工夫、成果を一連の流れで説明しましょう。
単に結果だけを話すのではなく、努力のプロセスや困難を乗り越えた点に触れることで、成長の軌跡が伝わります。
⑤あなたの長所・短所は何ですか
長所では、仕事に活かせる性格や姿勢を具体例と一緒に伝えてください。
短所については、そのまま述べるのではなく、改善に向けた取り組みや意識の変化を加えると好印象です。
たとえば「優柔不断」と答える場合、決断力を高める工夫などを補足すると前向きな印象を残せます。
⑥あなたの就活の軸は何ですか
就活の軸を問うこの質問では、自分の価値観や企業選びの基準が見られています。
「成長できる環境を重視している」などの回答には、その理由や背景を添えると説得力が増すでしょう。また、過去の経験と就活の軸の一貫性も面接官は注目しています。
⑦これまでに挫折した経験はありますか
この質問では、困難への向き合い方や成長姿勢が見られます。挫折しただけでなく、その経験から何を学び、どう乗り越えたのかを具体的に語ることが重要です。
マイナスの出来事でも、前向きに取り組む姿勢を示せば、かえって好印象を与えるでしょう。
⑧入社後の展望を教えてください
入社後のビジョンを聞くことで、企業はあなたの成長意欲やマッチ度を判断しています。「○年後には○○のような役割を担いたい」など、具体的な目標を伝えると評価されやすいです。
その上で、自分の強みや経験がどのように活かせるかにも触れると、現実的な視点を持っていると感じてもらえるでしょう。
⑨あなたの仕事への価値観を教えてください
仕事に対して何を重視しているかを通じて、企業との相性を測られる質問です。
たとえば「チームでの協働にやりがいを感じる」と答える場合、その価値観が育まれた経験や背景を一緒に伝えてください。自分の考えを具体的な体験と結びつけることで、説得力が増します。
⑩何か逆に質問したいことはありますか
逆質問では、企業研究の深さや志望度が見られています。「御社で活躍している社員の共通点は?」など、自分の将来像につながる質問が好まれます。
質問がまったくないと、関心が低いと捉えられるおそれがあるため、あらかじめ2~3個は用意しておきましょう。
面接のコツをマスターして内定を目指そう!
面接では完璧な受け答えよりも、「一緒に働きたい」と思ってもらえる印象を与えることが大切です。話し方や姿勢、表情といった非言語の要素も評価に大きく影響します。
また、事前の準備が不安や緊張を和らげ、自信を持って面接に臨むための支えになります。面接のコツとは特別なテクニックではなく、基本の積み重ねにすぎません。
たとえば、相手の目を見て話すことや語尾までしっかり伝えることなど、日常で実践できることを積み上げることが、自然な受け答えにつながるでしょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。