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パワポ形式の自己PRの作り方を解説|構成例や成功させるコツも紹介

応募する企業・業界によっては、パワポ形式の自己PRを求められることもあります。

ただでさえ面接対策は悩ましいものなのに、パワーポイントを使用するとなると余計に気が重いものですよね。

しかし、ポイントを押さえて対策すれば、パワポ形式の自己PRも恐れる必要はありません

そのため本記事では、パワポ形式の自己PRの準備方法コツ注意点などを幅広く紹介します。

面接でパワポ形式の自己PRを求められる場合がある

就活の面接では、パワポ形式で自己PRを求められるケースがあります

その場でお題と発表時間が設定され、制限時間内にパワポ資料と原稿の両方を作成するように求められることが一般的です。

企業によっては、その他にも書式、スライド枚数などの条件を付けることもあります。また、制限時間は2~5分程度と短いケースが一般的です。

手早い作成が求められることから、本番の緊張の中でもスムーズに対応できるように事前の準備・練習が欠かせないでしょう。

企業がパワポ形式の自己PRで見ているポイント3つ

パワポ形式の自己PRを就活生に求める場合、企業は以下のポイントを見ています

  1. 資料作成の基本スキル
  2. 構成力や伝え方
  3. 人柄や個性

パワポでの自己PRは、メーカーやコンサルティング、IT、教育業界などプレゼンの機会が多い業種で求められやすい課題です。

①資料作成の基本スキル

企業がチェックしているポイントとしてまず挙げられるのが、資料作成の基本スキルです。

実務での使用機会があるパワーポイントを、どの程度使いこなせているか確認しようとしています。

ただし、決して高度なレベルでの作成を求めてはいません。パワポの基本機能が使えるか、ビジネスにおけるプレゼン資料が最低限作れるかが主な基準です。

また、近年ではスマホで大学のレポートを作成する学生も多いことから、基本的なパソコンスキルの有無を確認する意図もあります。

②構成力や伝え方

パワポ形式の自己PRを課すことで、就活生の構成力や伝え方も確認しています。

まず、理解しやすい文章の構成になっているか、視覚的に理解しやすい資料になっているかなどが重要なポイントです。

スライド内に情報を込めすぎず、できるだけ長文を避けることが望ましいでしょう。

また、パワーポイントは作成して終わりではありません。作成した資料を元に、プレゼンをするところまでが求められます。

意図していることが相手に伝わるように、言葉遣いや声のトーン、そして抑揚の付け方などを意識しましょう。

③人柄や個性

就活生の人柄や個性も、パワポ形式の自己PRから企業が確認したいポイントの1つです。通常の自己PRでも、一定の人柄や個性は確認できます。

しかし近年では多くの就活生が書籍やインターネットで情報を得られることから、どうしても似たような自己PRになってしまいやすいと言えるでしょう。

しかしパワーポイントであれば、資料の構成や話し方から文面のみでは伝わらない人柄・個性まで確認できます。

そのため、パワポ形式の自己PRにおいては自分の人柄や熱意を示す意識が大切です。

自己PRパワポの発表準備は3ステップ

パワポ形式の自己PRにあたっては、基本的に以下の3ステップで発表までの準備を行いましょう。

  1. PRする内容を考える
  2. パワポ作成に取り掛かる
  3. プレゼン練習をする

練習時から同じ流れでの準備を意識して取り組むことで、本番で緊張してもスムーズに作成しやすくなります。

①PRする内容を考える

パワーポイントの作成においては、まずPRする内容を検討・整理します。自分の強みを整理し、応募先の企業でどのように活かせるのかを考えましょう。

PR内容の検討は、面接前に準備できる工程です。本番でパワポをできるだけスムーズに作成するために、面接前にあらかじめ練り上げておくことをおすすめします。

自己分析を行って自分の強みを把握し、業界分析・企業分析を行って「強みを仕事にどう活かすか」までを考えることが大切です。

②パワポ作成に取り掛かる

自己PR内容を考えたら、パワーポイントの作成に取り掛かります。ポイントは、伝えたい内容をもとに大まかな構成を考えてから作り出すことです。

具体的には、まず最低限の内容を盛り込んだスライドを一旦最後まで作り、残り時間を確認しながらデザインやアニメーションなどの細部に手を入れます。

一旦最後までスライドを作成することで、時間内に最後まで作成できない事態を回避可能です。

また全体像を最初にイメージできることから、論理的で分かりやすい資料に仕上げやすいでしょう。

③プレゼン練習をする

パワーポイントが完成したら、余った時間でプレゼンの練習を行います。資料の完成度が高くても、上手にプレゼンできなければアピールにつながりません。

ここではまず、作成した資料をもとに話すことをまとめた簡単な原稿を作ることがおすすめです。

原稿が完成したら、残り時間でできるだけ練習を繰り返しましょう。また練習時にはできるだけ声を出すことで、本番に近い環境を再現できます。

時間に余裕がない場合は、自分が伝えたい部分を優先して練習しましょう。

自己PRパワポの構成パターン例3つ

ここでは、自己PR用のパワーポイントを作る際におすすめしたい構成パターンとして、以下の3つを紹介します。

  1. PREP法を用いたパターン
  2. 自己紹介も含むパターン
  3. 導入を工夫したパターン

自己PRである以上、自分の強みと仕事への活かし方は必須です。その他の情報や構成方法は、発表時間や好みで調整しましょう。

①PREP法を用いたパターン

おすすめの構成パターンとしてはまず、「PREP法」が挙げられます。PREP法とは、以下の順序で内容を組み立てる方法です。

  1. 結論(私の強みは~だ)
  2. 理由
  3. 具体例(具体的なエピソード)
  4. 結論(強みを活かして~したい)

PREP法は論理的な話をするために効果的な文章構成であり、ビジネス文書においても基本になる考え方だと言えます。

PREP法をテンプレートにすれば資料を作る際の迷いが減ることから、積極的に活用しましょう。

②自己紹介も含むパターン

もし時間的な余裕があれば、パワーポイントの最初にプロフィール紹介のスライドを入れることもおすすめします。

最初に自己紹介スライドを入れることで、採用担当者の印象により残りやすくなるでしょう。

具体的には、以下の流れでスライドを作成します。

  1. 自己紹介
  2. 結論(私の強みは~だ)
  3. 理由
  4. 具体例(具体的なエピソード)
  5. 結論(強みを活かして~したい)

ただし、重要なことはあくまでも自分の強みのアピールです。余裕がなければ、「強み」から「仕事への活かし方」までの部分を優先しましょう。

導入を工夫したパターン

より発展したパターンとして、導入部分を工夫する方法も紹介します。導入部分で上手にインパクトを残せれば、採用担当者の印象に残りやすいでしょう。

導入部分の工夫の具体例法としては、「投げかけ」の活用が挙げられます。

まず、採用担当者に「ところで、ボランティア経験をしたことはありますか?」「ある方は挙手をしてください」と投げかけます。

そして聞き手を巻き込んで場の雰囲気を作ったところで、自分の学生時代のボランティア経験につなげてアピールを始めましょう。

自己PRパワポをデザインするときの注意点3つ

自己PR用のパワーポイントをデザインする際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。

  1. 必要最低限の情報を載せる
  2. 色は3色程度に抑える
  3. イラストやアニメーションはほどほどにする

「できるだけアピールしたい」とやり過ぎてしまうと、逆効果になることが多々あります。

①必要最低限の情報を載せる

スライドには、必要最低限の情報のみを盛り込む意識が必要です。

パワーポイントは視覚的な分かりやすさを重視してシンプルに作成するものであり、情報が多すぎると要点が伝わりにくくなります。

できるだけシンプルな内容にした方が、面接の限られた時間でも作成しやすいでしょう。

原則としてスライド一枚には一つの要素だけを盛り込み、長文は避けます。また、箇条書きを活用する、キーワードを目立たせるなどの工夫もおすすめです。

②色は3色程度に抑える

パワーポイントに使用する色は基本的に2色まで、多くても3色程度に抑えます。色が多すぎると、見たときに余計な情報が邪魔をして、内容を理解しにくくなるためです。

以下の色づかいを基本にすると、シンプルなスライドに仕上がります。

  • 通常:黒の細字
  • 強調部分:黒の太字
  • 特に強調したい部分:赤の太字

他の就活生よりも目立とうと何色も使ってカラフルにすると、「読みにくい」「パワーポイントの基本を分かっていない」と判断されかねません。

③イラストやアニメーションはほどほどにする

色づかいと同様に、イラストやアニメーションの使用もほどほどにすることをおすすめします。装飾を多用すると、どうしても要旨が伝わりにくいためです。

また、ビジネスシーンに適さないポップな印象のイラスト・アニメーションも避けなくてはいけません。

実際の業務においても、適宜イラストを入れることはありますが、アニメーションを使用する機会はほとんどないでしょう。

見た目の派手さよりも、内容の伝わりやすさを重視したスライド作りを重視して下さい。

自己PRパワポを成功させる3つのコツ

ここでは、自己PRパワポを成功させるためのコツを紹介します。具体的なコツは、以下の3つです。

  1. 様々な時間指定を想定する
  2. グラフを使い分ける
  3. 質疑応答にも答えられるようにする

上記のポイントを押さえることで、幅広いケースに対して臨機応変に対処できるでしょう。

①様々な時間指定を想定する

大きな失敗を避けるためには、幅広い時間指定を想定することをおすすめします。当日発表される制限時間にその場で対応することは、非常に難しいためです。

また、スケジュールの都合で当初の時間よりも短くなることもあります。複数のパターンに対応できるように準備しておけば、慌てることが減るでしょう。

1分間に話せる文字数は、300字程度です。1~9分程度を想定し、自己紹介の有無やエピソードの具体性などで調整することをおすすめします。

②グラフを使い分ける

グラフの使い分けも、パワポ資料の作り込みにおすすめです。グラフには「棒グラフ」「円グラフ」などの種類があり、それぞれに適した使用方法があります。

以下のイメージで、グラフの種類を使い分けると良いでしょう。

  • 棒グラフ:カテゴリ別比較に
  • 円グラフ:割合を強調したいときに
  • 折れ線グラフ:変化の仕方、時系列の変化強調に

データを盛り込むことで説得力が増し、グラフを使うことで視認性が高まります。インパクトを残すには、装飾よりもグラフの活用がおすすめです。

③質疑応答にも答えられるようにする

パワポの作成とプレゼンの練習だけでなく、プレゼン後の質疑応答への対応も想定すべきです。

あくまでも面接である以上、自己PRに対する深掘りは行われます。また実際の業務でも、プレゼン後に参加者から質問を受けることはよくあることです。

自己PRを丸暗記するだけでなく、面接官からどんな突っ込みを受けるか想定して返答を考えておきましょう

可能であれば、家族や友人に自己PRを聞いてもらい、自由に質問してもらうことをおすすめします。

パワポ形式の自己PRを対策して選考突破につなげよう

パワポ形式の自己PRを求められたとき、対策が不足していると納得のいく結果はなかなか出せません

パワーポイントの作成やプレゼンの対策を行い、できるだけ余裕を持って本番に臨むようにしましょう。

本記事を参考にしていただき、ポイントを押さえて効率的に面接対策を進めてくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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