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自己PRの構成を解説!例文や話すときのポイントも確認しよう

「自己PRがまとまらない」と悩んでいる就活生は多くいるでしょう。自己PRを上手く採用担当者に伝えるためには、構成を意識しながら作ることが重要になります。

そこで本記事では、自己PRのを話すときのポイント例文を解説します。ぜひ、今後の就活対策の参考にしてみてくださいね。

自己PRは構成が重要!

そもそもどうして自己PRの構成が大切なのでしょうか?構成を理解して明確に主張できると、相手に良いイメージを持ってもらいやすくなるからです。

言いたいことを自分の思うままに書いても、おそらく相手には正しく伝わりません。構成をしっかりと理解していれば、効率的に文章を作りやすく、内容もアレンジしやすくなります。

そのため、長所や理由の部分だけを変更して、他の企業の自己PRにも使いまわせるでしょう。

就活全般での回答方法の理解につながるため、自己PRに限らず、何事にも構成が重要なのです。

自己PRの基本構成

面接官から高評価が得られやすい自己PRの構成を紹介します。説得力を高めるためには、以下の4つの構成で作るのがポイントです。

  1. 強み
  2. エピソード
  3. 成果
  4. 入社後の活かし方

①強み

自己PRでは、最初に自分の長所や強みを述べてください。初めに結論を伝えると、どんな話をしたいか、相手も理解しやすくなります。

「私の強みは〇〇です。」「私は〇〇に自信があります。」のように、ハッキリ伝えることが重要です。

また、自己PRで使う強みは、志望企業や職種に合ったものを選ぶと良いでしょう。

もし営業職を志望するなら、「コミュニケーション能力」「計画力や実行力」を選べば評価されやすいですよ。

②エピソード

自分が述べた長所の説得力を上げるために、強みを発揮した具体的なエピソードを展開しましょう。

企業担当者は応募者がどんな人物か知らないので、理由がなく強みを説明されても納得できません。

話の信頼性を高めるためにも、曖昧な表現を避けて、状況を詳しく伝えるように心掛けてください。

「いつ」「どのように」のような具体性のある内容を盛り込み、明確な数字も取り入れれば、相手を納得させやすくなります。

③成果

続いて、あなたの強みから得た具体的な成果を書きましょう。成果は強みをアピールする根拠になります。

例えば、「メンバーも当事者意識を持つようになり、昨年のグループ目標を達成しました」「部員全員もやる気が上昇して、チーム一丸となりました」のように、自分の強みによってどんな成果が得られたのかを述べてくださいね。

内容に対してより信憑性を上げるために、第三者の評価もエピソードに取り入れるのがおすすめです。

④入社後の活かし方

最後に、自身の強みを企業でどうやって活かすのか述べれば、企業側も採用後のイメージをしやすいです。「あなたが応募企業の必要とする人材そのもの」だとアピールしましょう。

仕事を進める上で長所が役立ち、会社の発展につながると判断されると、他の就活生と差をつけて内定に一歩近づけるでしょう。

そのためには事前に企業分析を行い、企業理念や事業内容を踏まえて、強みと仕事がマッチしていることを伝える必要があります。

自己PRの例文とポイント3つ

ここで、自己PRの例文とポイントを3つ紹介します。自分に合ったテーマをチェックして、実際に作成する際の参考にしてくださいね。

  1. 向上心をPRする
  2. 勤勉さをPRする
  3. 素直さをPRする

①向上心をPRする

「向上心」を長所に選ぶ際には、向上心によって得られたことを、具体的に伝えましょう。例文では向上心があるため、「良い成績を残せた」と、得られた内容を具体的に述べています。

向上心があることが、私の強みです。

私は高校時代に、毎日必ず2時間ずつ自主学習をしました。日本と世界をつなぐ架け橋になりたいと、将来の目標を掲げているためです。自分自身に甘えを許さずに勉強を続けた結果、3年生のときには常に学年トップの成績を残しています。高校時代の経験から、高い目標に向かって努力すれば、ポジティブな評価が得られる喜びを得ました。

貴社でも、高い目標を設定して、自主努力を積み重ねながら、仕事に取り組みたいと考えております。

②勤勉さをPRする

以下の例文では、長所である「勤勉さ」や「計画性」を伝えています。また、読書によって蓄積された膨大な情報量も、大きなアピールポイントです。

そして、趣味から発展して、目標に向かう努力が表現されています。

私の長所は勤勉さです。

私は読書が趣味なので、空き時間にはいつも本を読んでおります。大学入学後にはビジネスの勉強をしたいと思い、マーケティングやマネジメント関連の実用書を数多く読みました。2日あたり1冊読了しており、最新情報を得るためにも毎週1冊以上の新書を選ぶように心がけています。この読書習慣によって、ビジネスに不可欠な最先端の情報にも目を向ける能力が得られました。

入社後にも、読書によって最先端の知識を得ることで、貴社に貢献してまいります。

③素直さをPRする

「素直さ」をアピールする際には、「優柔不断」のような短所だと思われない工夫が重要です。例文では「素直なため、最も早く仕事を覚えた」と強みとして述べられています。

私の強みは、他人の意見を聞き入れる素直さです。

私がアルバイトをしているレストランには、年下の先輩社員も働いています。経験者の意見を大切にしたいと思っているため、素直に指導を聞き入れた結果、同期の中で最も早く仕事を覚えました。

アルバイトでの経験から、私は年齢に関係なく、経験者のアドバイスには常に耳を傾けるようにしており、チームには欠かせない長所だと考えております。貴社でも、この素直さを活かして、業務を円滑に進めたいです。

自己PRが思いつかないときの対処法

自分の強みがすぐに思い浮かばずに、自己PRの文章が作れなくて悩んでいる人も、少なくないですよね。そこで、自分の長所の見つけ方を3つ紹介します。

  1. 友人や家族に自分の長所を聞く
  2. 短所を言い換える
  3. 過去の成功体験を思い出す

①友人や家族に自分の長所を聞く

自己PRの強みの根拠になるエピソードが、なかなか思いつかない人もたくさんいると思います。

その場合には、第三者に言われた内容を思い出したり、友人や家族に直接聞くのもおすすめです。

第三者からの評価を取り入れると、内容に信頼性が増すので、友人や家族に言われた内容に基づいて、自己PRを作成してみましょう。

面接中に自己PRの内容に自信を持つためにも、作成したエピソードを第三者に添削してもらうのもおすすめです。

②短所を言い換える

自分の長所が思い浮かばないなら、逆に自分の短所を考えてみましょう。まず、短所を思い浮かべて、それから長所に言い換えてみると、案外ピッタリの長所が発見できるかもしれませんよ。

例えば、短所が「飽きっぽい」なら「切り替えが早い」「好奇心旺盛」と長所に変換できますよね。

他にも「優柔不断」は「協調性」に、「大雑把」は「大胆さ」に変えられるでしょう。つまり、長所と短所は表裏一体なのです。

③過去の成功体験を思い出す

現在の長所がすぐに思いつかないなら、過去の経験から探してみてください。

小学生時代まで遡って、人生を振り返るために自分史を作り、時系列に沿ってあらゆるエピソードを思い出して、とにかくたくさん書き出していきましょう。

些細な出来事でも構わないので、成功体験を中心に書き出すのがおすすめです。

複数のエピソードに共通している特徴・性格・行動が見つかれば、自分の強みを発見する手がかりになるかもしれませんよ。

自己PRを話すときのポイント

面接で話すときに注意すべきポイントを3つ解説します。自信のなさが表れると台無しなので、相手に伝わりやすい話し方を常に心掛けましよう。

  1. 簡潔に伝える
  2. ハキハキと話す
  3. 口癖に注意する

①簡潔に伝える

面接で質問されたら、初めに結論となる強みをはっきり答えてくださいね。その後に、課題と結果を簡潔に伝えましょう。

どうして課題だと感じて行動したのか、背景や考えも話せるように準備して、最後に仕事での活かし方を一言述べることが大切です。

自己PRではなく、別の質問として強みや長所を聞かれる場合もあるので、自己PRをただ丸暗記せずにポイントを抑えておきましょう。

詳細を伝えようとして話が長くなる人もいると思いますが、余計な話はせずに、短くまとめる工夫が大切です。

②ハキハキと話す

面接官は就活生の話し方によって、客観的に人間性を見ているので、話す内容と同じく話し方も合否に影響する重要な要素です。

相手の目を見ながらハキハキ話すと、面接担当者にやる気や熱意も伝わるため、それだけでも良い印象を残せるでしょう。

話すのが苦手だと感じている人は少なくないと思いますが、本人が意識すれば話し方は大きく変わります。

したがって、日頃から丁寧に発音できるように意識して、相手の目を見て話すことにも慣れておきましょう。

③口癖に注意する

「えっと」のような口癖は、つい口に出してしまうものです。面接中に口癖を言い過ぎると、相手には聞きづらいことも多く、内容がぼやけてしまう可能性があります。

そもそも、本人が口癖を意識していないケースも少なくありません。まず、自分の話す様子を録音して、口癖を自覚するのが重要です。

客観的に自分自身を見直して、意図的に自分の口癖を避けられるように話し方を練習すれば、自信を持って話せるようになるでしょう。

自己PRは構成を意識して書こう!

今回は自己PRの構成で重要なポイントと例文を紹介しました。

自己PRを作成する際には、あなたの潜在的な魅力を相手に適切にアピールするために、説得力のある文章構成が非常に大切です。

自己PRが伝わりやすい構成を知ると、他の質問の回答にも使用でき、面接で想定外の質問が来ても対応しやすくなります。

他の就活生と大きく差をつけるためにも、しっかり事前準備を行い、自分の強みに自信を持って就活に臨んでくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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