就職活動で、企業側から必ず問われるのが志望動機です。履歴書やエントリーシートに書く際に、志望動機の文字数に悩んでいる就活生は、たくさんいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では適切な文字数で志望動機を書く際のコツや例文を紹介します。ぜひ、今後の就活対策の参考にしてみてくださいね。
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志望動機の文字数の目安は300文字!
履歴書やエントリーシートに志望動機を記載する際に、とくに指定がない場合の文字数は、300文字前後が一般的です。
書類には罫線がないため、行あたりの文字数や行数は記入者次第になるケースがよくありますが、1行30文字×10行を目安にしましょう。
文字数の指定がある場合には、記入欄の大半が空白だと読む前から悪い印象を与える可能性があるため、指定された文字数の9割は記入する必要があります。
また、一度文章を作って文字数や行数を確認してから、清書に移ることが大切です。採用担当者によっては老眼で小さい文字が読みにくいと感じる人もいるため、文字のサイズにも配慮してくださいね。
300文字の志望動機の適切な文字数配分は?
志望動機を300文字で書く場合、内容を効果的に伝えるためには適切な文字数配分が重要です。
ここでは、300文字の志望動機における各パートの目安の文字数と、その割合について解説します。
①80文字:志望理由を端的に
志望動機の冒頭80文字程度で、なぜその企業を志望するのかを簡潔に伝えることが重要です。
「貴社の〇〇という理念に共感し、〇〇業界で活躍したいと考え志望しました」といった具合に、企業の特徴や自身の目標を端的に述べましょう。
ここではあくまでも簡潔にまとめて詳細な説明は避け、後の文章で掘り下げていくのがおすすめ。
結論を80文字程度で明確に示すことで、面接官の興味を引き、残りの文章を読み進めてもらいやすくなります
②120文字:エピソードを具体的に
志望動機の中盤では、あなたの経験や価値観が企業の求める人物像と合致していることを示すエピソードを、約120文字で書きましょう。
エピソードは、あなたの思考や信条、気質的な特徴が明確に伝わるよう、具体的かつ簡潔に述べることが重要です。
例えば、「大学でのゼミ活動で、チームをまとめてプロジェクトを成功に導いた経験から、リーダーシップとコミュニケーション能力を身につけました」などです。
経験とそこから得た学び、そのときに感じたことなどを志望動機に関連づけて説明すると、より説得力が増します。
③100文字:入社後の展望と熱意
最後に、残った100文字程度で、入社後の展望と熱意を伝えましょう。
この部分では、企業のビジョンや事業内容を踏まえつつ、自身がどのように貢献できるかを具体的に述べてくださいね。
まず重要なのは、入社後に携わりたい業務や目指したいポジションを明確に示すこと。
次に、その実現に向けてどのようなスキルを磨きどのような成果を上げたいかを述べ、自身の成長が企業にどのような価値をもたらすかにも触れましょう。
また、自己中心的な内容ではなく、企業の発展に貢献する姿勢を示すことで、熱意と入社意欲を効果的に伝えられます。
【適切な文字数を確認】志望動機の例文を紹介

次に、応募職種別に志望動機の例文を3つ紹介します。具体的なイメージを作るためにも、例文を参考にしてくださいね。
➀営業職
営業職
私は貴社の新製品をより多くの人に広めたいと思い、営業職を志望しました。私は少子高齢化が進む現代で、さらに成長が見込まれる分野の一つが、ロボット産業だと考えております。
その中でも貴社は高齢者の隠れたニーズを掘り起こし、介護ロボットやアシストロボットのような新しい製品を常に提供しており、現状に固執しない貴社の考え方に深く共感いたしました。
私は家電販売のアルバイトをしており、たくさんのお客様に介護用ロボットに関する説明を行い、相手の希望を汲み取る力を身に付けたと感じております。たくさんの製品を売りたい気持ちだけでなく、必要な人に介護用ロボットを使ってもらいたいと考え、個人に合った正確な情報を伝えることを意識しました。
営業職はシビアに実力を問われる仕事だと思いますが、家電販売アルバイトでの経験を活かして、入社後にはお客様自身も意識していない要望を引き出し、貴社の新しい製品を幅広く提供できるように貢献したいです。
同じ業界に数多くの企業がある中で、応募企業を選んだ理由が提示されています。営業職はシビアだと述べることによって、仕事が嫌で安易に転職するわけではないと伝わるでしょう。
②システムエンジニア
システムエンジニア
貴社を志望した理由は、中小企業が抱える様々な課題を解決できるシステムを開発したいと考えたためです。貴社は中小企業をターゲットとして業務効率化を促す給与システムの提供に注力しており、一つの企業と真摯に向き合う姿勢に感動したため、貴社を志望しました。
また、私は人とのコミュニケーションが好きなので、たくさんの方々が喜ぶ姿を見るために、創意工夫する仕事をしたいと思っております。そのためには、ただプログラミングするだけでなく、お客様のニーズを確認しながらシステムを開発する必要がありますが、とくに貴社は中小企業をサポートするプロジェクトに関わっているため、私もその一員となって企業発展に貢献したいと考えております。
入社後には経験豊富なシステムエンジニアの方々からあらゆるノウハウを学んで、高度な技術を身につけながら活躍したいです。
システムエンジニアの仕事の特徴と自分の目指す姿の共通点が示されているため、応募企業を志望する理由が分かりやすいですね。仕事に必要な知識を学ぼうとする意欲も伝わるでしょう。
➂接客業
接客業
私は普段から貴社の家電製品を愛用しており、その便利さやスタイリッシュなデザインをよりたくさんの方々にも届けたいと思っているため、貴社の接客業を志望しました。
私は高校生のころから貴社製品の便利さに注目しており、母の家事の手助けをしたいと考え、父とともに貴社製品である食洗機をプレゼントしたことがあります。購入時のスタッフの方々に丁寧に対応にとても感動しました。
お客様に直接貴社製品の便利さ、デザインのスタイリッシュさを理解してもらいたく、貴社でお客様と直接会話ができる接客業がしたいと考えるようになりました。
実際にサービスを受けた際の感想を述べることで、応募企業での仕事への熱意をアピールしています。
人と接する仕事をしていた経験も書かれているので、コミュニケーション能力を活かして活躍してくれそうだと期待されるでしょう。
あなたの志望動機は何文字?文字数が少なくなる2つの原因

志望動機を書くときに、文字数が足りないと悩んでいる就活生もたくさんいると思います。文字数が少なくなる要因は、主に以下の2つです。
➀自己分析が足りない
文字数が足りない原因は、自己分析が不足しているためかもしれません。自己分析とは、今までの経験を振り返って、能力や性格を整理して自分の強み・弱みを見出すことです。
自己分析が十分でないと、志望動機に組み込むエピソードや成果の具体性がなくなり、結果的に文字数が少なくなってしまいます。
就活の際に自己分析ができていない就活生は意外と多いようなので、自己分析によって志望動機を具体性を持たせましょう。
自己分析が足りないと感じる人は、自分の思考回路を視覚的に表現するマインドマップが効果的!ぜひ以下の記事を参考に、質の高い自己分析を目指しましょう。
②企業分析をしっかりやっていない
文字数が少ない場合には、企業研究がもっと必要かもしれませんね。企業研究とは、志望企業を詳しく理解するために、あらゆる角度から調べて特徴を知ることです。
志望企業に対して企業研究が足りていないと、「どうしてこの会社に入社したいのか」「入社後に何を達成したいのか」を明らかにできません。
会社がどのような人物を求めているのかを理解するためには、社員インタビューを参考にして企業研究を深堀りしましょう。
「社員さんにインタビューするなんて、緊張する…」と考える人もいるでしょう。以下の記事ではOB・OG訪問の上手な進め方や、社会人マナーも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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適切な文字数で志望動機を書くための3つのコツ

志望動機を書く際にはコツがあります。好印象を与えるためにも、以下の3つのポイントを意識しましょう。
➀最も伝えたいことを先に決めておく
志望動機は書き出し部分が非常に大切です。志望動機で最も伝えたい軸をまず決めて、そこから肉付けしていきましょう。
書き出しが不明瞭であったり、一般的な内容が書かれていた場合には、書類選考の段階で良い評価を得るのが難しくなります。
選考の通過率を上げるためには、書き出し部分で引き付けることが重要なのです。
②読みやすさを意識して余白を取る
小さな文字でびっしり書き込むのはNGです。文字が小さいと読みにくいのはもちろん、読み手に圧迫感を与えてしまいます。
「見出しを設ける」「箇条書きにする」「改行をする」のもおすすめです。文字の大きさを意識したり、適度に余白を取ることで、読みやすくて簡潔な文章を作ってくださいね。
「志望動機で箇条書きを使うのは、抵抗がある…」という人もいるでしょう。以下の記事で箇条書きの詳しい使い方や注意点について紹介しているため、参考にしてみてくださいね。
➂類語や言い換えられる表現を探す
文字数が合わない場合には変えられる表現を探して、文字数を調整しましょう。文字数がオーバーしたり、少なすぎた際には、言い換えが役立ちます。
それと同時に、TPOに合う言葉を選択しているか、重複表現がないかをチェックしてくださいね。ちなみにTPOとは、時・場所・場面を意味する単語の頭文字をつなげた言葉のことです。
志望動機の文字数が足りない場合の対処法3ステップ
志望動機の文字数が足りないと、自己アピールが不十分になる恐れがあります。
ここでは、適切に文字数を増やすための3つのステップを紹介します。これらを実践することで、より充実した志望動機を書くことができるでしょう。
①志望理由を深堀って強化する
志望理由を深堀ることで、文字数を増やしつつ内容も充実させることができます。なぜその業界に興味を持ったのか、その企業の何に惹かれたのかを具体的に考えましょう。
また、その企業で実現したい目標や、貢献できる点を明確にします。自己分析を行い、自分の強みや経験がどのように活かせるかを具体的に述べましょう。
さらに、入社後のビジョンを描き、どのようなキャリアを歩みたいかを示すことで、より説得力のある志望動機になります。
これらの要素を組み合わせることで、志望理由の内容が深まり、自然と文字数も増えていくでしょう。
②数字や発言を使ってエピソードを具体的にする
エピソードを具体化することで、志望動機の文字数を増やしつつ説得力を高められます。
たとえば、以下の通り言い換えるだけでも、文字数が増えより印象に残る内容になります。
- 修正前:「大学時代にボランティア活動に参加した」
- 修正後:「大学3年次に月2回、計24回の児童養護施設でのボランティアに参加し、子どもたちと触れ合う中で福祉の重要性を実感しました」
また、「上司から『君の企画力は素晴らしい』と評価された」といった具体的な発言を引用することで、自己アピールの説得力が増すとともに、文字数も自然に増やせます。
③企業の業務内容に触れて入社後の展望につなげる
企業の具体的な業務内容に触れることでも、志望動機の説得力を増しながら文字数を増やせます。
例えば、「入社後は△△の業務に携わり、◇◇のスキルを身につけたいと考えています。将来的には、□□のような専門性を発揮し、貴社の発展に貢献したいです」と書くだけでも、入社後のビジョンを明確に示すことができます。
文字数が増やせるだけではなく、しっかりと事前に調べていることや志望度の高さをアピールできるのでおすすめの手法です。
志望動機が何文字になるかを確認して適切にアピールしよう
今回は適切な文字数で志望動機を書くときのポイントや注意点を解説しました。
企業による指定がないなら、志望動機の文字数は300文字程度が目安です。文字数をチェックしながら、盛り込む内容を考えましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。