
これから就活活動をスタートしていく中で、多くの人が迷うのがOB・OG訪問ではないでしょうか。ここでは一歩でも「内定」へ近づくためにも有効な、OB・OG訪問のやり方について説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【6ステップ!】OB・OG訪問のやり方
OG・OB訪問するためには、段階を踏んで進めていく必要があります。では一体どのような順序で、何をすればいいの?と不安になりますよね。
ここでは、訪問したいOB・OGを探すところから、OB・OG訪問を終えるまでを、6つのステップにして、OB・OG訪問のやり方を説明しますので参考にしてください。
- OB・OG訪問の相手を見つける
- メールか電話でアポイントを取る
- OB・OGと相談して日程を決める
- 質問リストを用意してメールで送信する
- 実際にOB・OG訪問して質問する
- 訪問後はお礼のメールを送信する
①OB・OG訪問の相手を見つける
OB・OG訪問する相手を探すことが、ファーストステップです。
訪問相手を見つけるには、主に下記のような手段があります。
- 大学で関わりのある先輩に話を聞く
- 大学のキャリアセンターでOB・OGを見つける
- 逆求人サイト経由でOB・OG訪問を依頼する
- OB・OG訪問専用のWebプラットフォームを活用する
それぞれの詳細(探し方)については、「訪問可能なOB・OGを探す4つの方法」へどうぞ。
②メールか電話でアポイントを取る
訪問できそうな相手が見つかったら、次にアポイントを取ります。なぜなら、アポイントを取らずに突然訪問することは、OB・OG訪問のやり方としてやってはいけないマナー違反だからです。
必ず相手にメールか電話で、OB・OG訪問をしたい旨を伝えます。
その際には失礼がないように、きちんと大学名や所属先から名乗り、簡潔に分かりやすくメールを書くか、電話でアポイントを取ってください。
③OB・OGと相談をして日程を決める
訪問相手が見つかったら、次は日程を決めていきます。
「いつがいいですか?」と漠然と聞いてしまうと、少し投げやりな印象を与えてしまう可能性があります。こちらから日程の候補をいくつかあげて、その中から選んでもらうのがおすすめです。
OB・OG訪問は平日のランチタイムに1時間ほど、というのが通常のようです。まずは平日のお昼の時間帯でお伺いを立ててみましょう。
④質問リストを用意してメールで送信する
OB・OG訪問が正式に決まったら、どんなことを質問するかまとめておきます。そしてOB・OGには前もって、質問リストを作ってメールでお知らせしておきます。
そうすることによって、あなたがどのようなことを知りたいと思っているのか、理解してもらえます。
主に下記のような点を記入して、質問リストを簡潔にまとめて訪問前日までにメールで送りましょう。
- 志望動機
- 学生時代に頑張ったこと
- 自己PR
- 訪問時に質問したいこと
⑤実際にOB・OGを訪問して質問をする
まずはきちんと挨拶をして、OB・OG訪問を受けてくれたことに、感謝の気持ちを伝えましょう。それから質問を始めてください。
OB・OG訪問の時間を有益なものするためにも、企業サイトや四季報などからでは得ることのできない情報や、実際にそこで働いている人にしか分からないことなどを、質問できるように準備しておきましょう。
そのためにも、企業研究や業界理解を事前にしっかり行うことが必須です。
⑥訪問後はお礼のメールを送信する
お礼のメールを送ることまでがOB・OG訪問です。これも社会人としての礼儀でありマナーです。
感謝の気持ちはもちろんのこと、訪問させてもらって得られた学びなども伝えると、より印象に残るでしょう。
そして今後もお世話になりたいということを、伝えてみましょう。就職活動が進む中で、また相談に乗ってもらえれば大きな支えとなります。
ぜひこの縁を大切に、就職活動が終わった時にも、それまでのお礼と共に報告の連絡を忘れずにしましょう。
OB・OG訪問の4つの目的

どうして大変な思いをしてまで、OB・OG訪問をするのでしょうか。
やはりそれには沢山のメリットがあり、内定を勝ち取るまでのフローでその経験が大いに役立つからなのです。
それではその重要性を知るためにも、OB・OG訪問をする4つの目的について説明します。
- 業界/職種経験者にしか分からない情報を入手する
- 会社の実情や内情、雰囲気について知る
- 先輩社員にキャリアや人生設計について尋ねる
- 自己分析や採用面接の練習として活用する
①業界/職種経験者にしかわからない情報を入手する
OB・OG訪問では、そこで最前線で働く人にしか分からない、貴重なリアルな情報を聞くことができます。まさしく「生の声」が聞けるからOB・OG訪問をするのです。
その企業のサイトなどを見れば、企業理念や企業方針などは理解できます。しかしそれは不特定多数の人に向けた抽象的な情報です。
実際にOB・OG訪問をすることで、数値や実績などでは分からない情報を知ることが、目的の一つです。
②会社の実状や内情、雰囲気について知る
OB・OG訪問する目的は、外からでは分からない実情や会社の雰囲気を知るためでもあります。
自分もその会社で働く可能性がある以上、その会社はどのような社風で、自分と合う雰囲気なのかを知ることはとても重要です。
実際に入社してみて「こんなはずじゃなかった」と後悔したくありませんよね。
早期離職を避ける目的のためにも、OB・OG訪問で会社の実情や雰囲気を知ることは重要なのです。
③先輩社員にキャリアや人生設計について尋ねる

目的の1つに、先輩社員のキャリアや人生設計などについて聞くことがあげられます。その会社で働く先輩に、入社後のキャリアや人生設計を尋ねることによって、自分が入社してからの人生プランのヒントとなるのです。
実際にそこで働くOB・OGに会って、その会社ではどのようにキャリアを上げていけるのか、入社後の人生設計はどう考えているのかを聞くことは、とても重要なことです。
④自己分析や採用面接の練習として活用する
OB・OG訪問では、自己分析や面接の練習となる絶好の機会でもあります。
本番と同じ面接というわけにはいきませんが、自分が用意した志望動機や自己PRを、志望会社にいる人からの目で見た貴重な意見を聞けるチャンスです。
OB・OG訪問は、採用面接のリハーサルだと思って活用するのも良策です。
訪問可能なOB・OGを探す4つの方法
どのようにして、訪問可能な先輩たちを探したらいいのでしょうか。
これから紹介する方法ならOB・OGを探すことは、決して難しくありません。
4つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 大学で関わりのある先輩に話を聞く
- 大学のキャリアセンターでOB・OGを見つける
- 逆求人サイト経由でOB・OG訪問を依頼する
- OB・OG訪問専用のWebプラットフォームを活用する
①大学で関わりのある先輩に話を聞く
もし自分が所属しているゼミやサークルの先輩に、志望する業界や企業に勤務する人がいれば、ぜひお願いしてみましょう。
また直接の知り合いではなくても、先輩の友人などとコネクションを広げていけば、自分が探していた業界のOBやOGと出会えるチャンスは大きくなります。
比較的関係が近い先輩や知人に話を聞けるのは、お互い本音で話せるという利点があります。
②大学のキャリアセンターでOB・OGを見つける
大学のキャリアセンターで探すのも1つの手段です。
大学のキャリアセンターでOBやOGを見つけられれば、同じ大学出身の先輩に話を聞けるので、安心感があります。
ただし卒業生の全員が、大学のキャリアセンターに登録されているわけではありません。自ら申請した人だけが登録されているので、自分の志望業界に卒業生がいるか保証がないのが難点です。
③逆求人サイト経由でOB・OG訪問を依頼する
逆求人サイトを利用して、OB・OG訪問を依頼するのも有効な手段の一つです。
逆求人サイトは、登録をしておくと自分の情報を見て興味を持ってくれた企業が、オファーをしてくれます。
そしてメッセージ機能を利用して、OB・OG訪問の依頼ができるという、非常に画期的なシステムです。
人気のある逆求人サイトを3つ紹介します。
- OfferBox https://offerbox.jp/
- キミスカ https://kimisuka.com/
- キャリアチケットスカウト https://media.careerticket.jp/
④OB・OG訪問専用のWebプラットフォームを活用する
専用のWebプラットフォームを利用するという方法もあります。
このサービスは、OB・OG訪問を手助けするサイトで、いわば就職活動をする人と社会人の先輩方とを結ぶ、就活のマッチングアプリ/サイトのようなものです。
このOB・OG訪問専用のWebプラットフォームを利用することによって、これまで自分の身近に訪問できる知り合いや先輩がいなかった人にも、OB・OG訪問をするチャンスができるようになりました。
ここでは代表的なサイトを3つ紹介します。
- ビズリーチ・キャンパス https://br-campus.jp/
- Matcher(マッチャー) https://matcher.jp/
- VISITS OB(HELLO VISITS) https://vis-its.com/
OB・OG訪問で解像度を上げたい2つの内容

OB・OG訪問をするにあたり、解像度を上げていきたいことが2つあります。
それは「会社や業務内との適合性」と「志望動機・自己PRが適切かどうか」です。
もし不安材料や、理解できていないことがあれば、一つ一つクリアにしていきましょう。
①会社や業務内容との適合性
自分が志望する会社や業務内容との適合性を、明確にしていくことが大切です。なぜなら1つの会社の中にも、業務内容はいくつもあって、職種によっても仕事内容が変わってくるからです。
会社や業務内容が自分が考えているものと相違ないか、またどのような業務内容が自分と適合性があるのかを、自分だけで企業研究する中で把握することは簡単ではありません。
そのためにも、実際にその企業で働くOB・OG と話せる貴重な機会を活用して、解像度を上げていきましょう。
②志望動機・自己PRが適切かどうか
自分が用意している志望動機や自己PR が、その企業にとって適切であるかを知ることは重要です。
なぜなら、志望する企業が求めていることをきちんと把握していないと、意味のない的外れな志望動機や自己PRになってしまうからです。
厳しい選考をくぐり抜けて内定を勝ち取り、その会社で働くOB・OGの志望動機や自己PRは、お手本となる模範解答といえます。
自分の志望動機や自己PRが、その企業が求めるものになっているか、もう一度チェックしましょう。
OB・OG訪問で聞きたい質問リスト

OB・OG訪問を有意義なものにするためにも、事前にどのような質問をするのか準備しておく必要があります。
内容の薄い質問には、内容の薄い情報しか得ることができません。有益な濃い情報を得るためにも、事前に次のような質問事項を準備しましょう。
- 会社や業務内容との適合性
- 志望動機・自己PRが適切か
①会社や業務内容との適合性
自分がその会社に合っているか、業務内容の理解にズレはないかなどを知るために、OB・OGに質問してアドバイスをもらいましょう。
入社してからギャップを生まないためにも、しっかり把握しておくことが大切です。
- 社風や働き方について
- 具体的な業務内容や事業内容について
- 会社が求める人物像について
- 会社が求める能力やスキルについて
- 入社してからのキャリアについて
以上のような点について、質問すると参考になります。
②志望動機・自己PRが適切か
どんなに素晴らしい志望動機や自己PRでも、自分のビジョンがその企業では実現が難しい内容だったり、企業の求める人物像と相違があると、「この人は我が社には合わない」と判断されてしまいます。
変更点が見つかったら、その都度ブラッシュアップしていきましょう。
- 志望動機がその会社への独自性を持っているか
- 自分の強みと会社の業務内容に関連性はあるか
- 自分の強みを活かせる業務内容か
- 入社後に期待するキャリアをその会社で実現可能か
- 自分のアピールポイントが会社の求める人物像に合っているか
このような質問をして、自分の志望動機や自己PRを見直していくと、更に内容が深まります。
OB・OG訪問の際の6つの注意点

OB・OG訪問の際には、社会人である先輩方が相手です。失礼のないように、社会人のマナーを心得て、行動しましょう。
ここでは常識のある就活生として、守っていただきたい6つの注意点についてお話しします。
- 連絡方法は電話よりもメールが堅実
- 服装は面接時を参考にする
- 持ち物は就活のスーツとカバンにする
- コミュニケーションでは言葉遣いに注意する
- 待ち合わせは遅刻厳禁
- お礼は帰宅後すぐにメールがベスト
①連絡方法は電話よりもメールが堅実
OBやOGとの連絡方法は、電話よりもメールが推奨されています。
なぜならメールでの連絡であれば、OB・OGの仕事の邪魔をしないで済むからです。メールであれば時間がある時に、確認することができます。
社会人の先輩方は、日々忙しい仕事に時間を迫られています。もしかするとクライアントと商談中かもしれません。
このような理由から、連絡方法はメールで行う方が堅実なのです。
②服装は面接時を参考にする
OB・OG訪問をする際の服装は、実際の面接時の服装を参考にします。
OB・OG訪問では、社会人としての一般常識をチェックされていることもあります。きちんとした服装は社会人としてのマナーです。
もし休日に訪問を指定された場合でも、リクルートスーツを着用することをおすすめします。リクルートスーツを着ていて、失礼になることはないからです。
OB・OG訪問の際の服装は、社会人の先輩に対して失礼にならないように、面接事の服装を参考にするといいでしょう。
③持ち物は就活用のスーツとカバンにする
先にも述べたように、OB・OG訪問をする際には基本的にリクルートスーツを着ます。そしてリクルートスーツに合ったカバンも、忘れずに準備しましょう。
服装がリクルートスーツでも、カバンがカジュアルな物だとバランスも悪くなる上に、マナーとしても好ましくありません。
またスーツやYシャツに皺はないか、汚れは付いていないか、靴は磨いてあるかなど、細かいところにも注意して、印象をよくするためにも身だしなみを整えて臨むことが大切です。
④コミュニケーションでは言葉遣いに注意する
OBやOGとの会話では、言葉遣いにも気をつけてください。正しい敬語が話せることも、社会人として必要なマナーです。
自分と年齢が近いOG・OGであっても、社会に出た人生の先輩ですので、友達同士のようなフランクな言葉遣いはマナー違反になります。
また相手が答えにくいプライベートなことやお給料の額などを、最初から遠慮なく質問することは控えましょう。とても失礼にあたります。
このようにOB・OG訪問では、言葉遣いや質問の内容にも注意しましょう。
⑤待ち合わせは遅刻厳禁
OB・OG訪問の待ち合わせで、遅刻は言語道断です。万が一、電車の遅延などで遅れそうな時は、なるべく早く、その旨を連絡しましょう。
「時間を守る」ということは、社会人としての最低限のマナーです。待ち合わせの時間を逆算して、余裕を持って家を出ることがポイントです。
OB・OG訪問の待ち合わせには5〜10分前には着くように、遅刻厳禁で行動することが鉄則です。
またもう1つの待ち合わせのマナーとして、コートや帽子を着用していたら先に脱いでおきましょう。
⑥お礼は帰宅後すぐにメールがベスト

無事にOB・OG訪問が終わったら、忘れずにお礼のメールを送ります。タイミングとしては、帰宅してすぐがベストです。
多忙な中、わざわざ時間を割いてくれたことへの感謝と、OB・OG訪問で得られた学びや気づきを伝えると、より一層印象を残すことができるかもしれません。
帰宅しながらメールの文面を考えて、帰宅したらすぐに送信できるようにしましょう。
OB・OG訪問はやり方さえ分かれば大丈夫!
これまで不安だった人も、少し安心していただけたでしょうか。OB・OG訪問のやり方さえ把握すれば、何も心配することはありません!
他の就活生と差をつけるためにも、ぜひ有意義なOB・OG訪問をしましょう。
みなさんのご健闘をお祈りしています。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。