「本格的に就活を始めたけれど、面接で上手く話せず毎回落ちてしまう…」「自信がなくなり、面接に対し強い苦手意識を感じている…」と悩んでいる就活生の方いませんか?
本記事では、面接で上手く話せない根本的な原因とその対策、面接で聞かれる頻出質問とマニアック質問など、面接に関するお悩みについ徹底的に解説していきます!
すでに大手内定をもらっている就活生から、面接の話し方や意識すべきことなども聞いたのでぜひ参考にしてください。
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面接で上手く話せなかったと感じるのはなぜ?原因を把握しよう

就活で一番内定に直結する面接。何が理由で上手く話せないのか、そもそも練習不足なのか、上手く話せない原因を把握し、改善することが非常に重要になります。
ここでは、面接で上手く話せない原因について詳しく解説します。自分が何が理由で話せないのかを理解し、的確に対処・改善していきましょう。
①そもそも練習不足で上手く話せなかった
面接で上手く話せない、失敗したと感じる一番の原因が面接練習が足りていないことにあります。そもそも就活を本格的にする前まで、面接経験が少ない方も多いはず。
面接時におけるマナーや正しい話し方がわからない、質問に対し自分の回答が適切かわからない、のように知識や経験不足から上手く話せないと感じることがほとんどです。
面接で上手く話せるようになるには、面接の場数を踏み、面接特有の空気間に慣れる必要があります。
とはいえ、面接練習はどこで誰とすればいいのかわかりませんよね。カリクルエージェントでは就活のお悩み相談からESの添削、面接練習まで就活のプロが無料でサポート。頼む相手がいない方や面接練習がはじめてな方はぜひ参考にしてください。
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②緊張して言葉が詰まってしまった
就活を始めたての人やそもそも面接自体に苦手な人は、緊張などから上手く話せなかったと感じる人も多いですよね。
緊張で何を聞かれているのかわからなくなり黙ってしまったり、逆に焦って早口になって相手に内容が伝わらなかったりすると、面接官からの印象は下がってしまいます。
事前に志望動機やガクチカなどを完璧にし、聞かれそうな質問や逆質問をしっかり準備することで「十分に準備してきたから大丈夫」と自信につながり、緊張を緩和できるでしょう。
完璧に準備しても緊張してしまう場合は、面接と力を入れすぎず、「会話の場」として言葉のキャッチボールを意識すると良いですよ。
③論理的に話せず何を言っているかわからなくなった
言いたいことや伝えたいことがあっても、文章として論理構造がなっていないと相手に上手く伝わらず終わってしまうことがあります。
志望動機やガクチカの内容がどれだけ濃くても、結論→動機→具体的な例や経験→結論の流れができていなければ意味がありません。
また、面接全体を通して御社を志望する根拠が一貫していないと、「この学生は嘘をついているのではないか」と疑われる可能性があります。
質問で痛いところを突かれたと感じたときは、自分の話に不足している部分があるor疑問点がある証拠。話す内容に根拠が伴っていることが大切です。
④正しい話し方ができているか自信がない
面接で最初のうちは自信があったのに、面接官に質問されるうちに、だんだん自分の話す内容に自信がなくなり、上手く話せなかったと感じるケースも多いです。
また、自信をもって臨んだ面接に何回も落ちた経験から、自分はダメな人間だと自己嫌悪になってしまうことも。
すでに就活を終えたOBに就活経験談を聞いたり、集団面接などで良い受け答えをしている就活生を分析したりして、自分には何が足りていないかを把握しましょう。
実際に大手内定をもらった就活生に面接での話し方や意識していたことを聞いたので参考にしてください!
⑤質問に上手く答えられなかった
考えてきた志望動機やガクチカの内容を全て伝えようとして、聞かれたことに対し必要以上に喋ってしまい、結局何が言いたいかわからなくなったことから上手く話せなかったと落ち込んでしまう人もいますよね。
自分をアピールするのも大切ですが、面接は会話をする場なので、相手との言葉のキャッチボールを大切にしましょう。聞かれたこと1つに対しなんでも話すのではなく、聞かれた内容に対し適切な内容を結論から話すことが重要です。
また、反対に聞かれたことに対し自分の答えが出てこず、時間を浪費してしまうケースも。黙りこんでしまうと印象が下がってしまうのでとにかく話すようにしましょう。
「〇〇ですか?」「△△を教えてください。」と聞かれたら、「私の~~~は……だからです。理由は~~」のようにまず結論を話し、その後簡潔に説明しましょう。
【原因別】面接で上手く話せない場合の対策
面接で自分が上手く話せない根本的な原因は何かを把握したら、原因にフォーカスして解決・改善することが重要です。
- 練習不足|面接練習を何回もする
- 緊張|相手の目を見て話す
- 緊張|鏡の前で笑顔で話す練習をする
- 話す内容|結論から話す
- 話す内容|話全体で一貫性を持たせる
- 話し方|声のトーンを上げる
- 話し方|早口にならないよう息継ぎのタイミングを作る
- 言葉につまった時|質問されたらまず「ありがとうございます」
ここでは原因別に面接で上手く話せない場合の対策を紹介します。原因を理解した上で解決策をいくつか試し、自分の苦手を克服し、失敗を繰り返さないようにしましょう!
①練習不足|面接練習を何回もする
そもそも面接自体あまり受けたことがない人は、面接の雰囲気や話しの流れを掴み、慣れることから始めましょう。
いくら話す内容を準備していっても、慣れない環境では緊張したりこわばったりしてしまい本領発揮できないことがほとんどです。また、話す順番や適切な話し方なども、その場の空気感にふれることで知る機会になります。
とはいえ、「面接練習をするのに勇気が出ない」「自身がない状態で面接練習してもいいのか」と不安な方もいると思います。
カリクルでは面接が苦手な就活生向けに、面接修行を開催中。面接修行では、面接練習はもちろん、本番直前の相談もできるため、安心して面接に臨めますよ。
カリクルの就活サポートは完全無料で最後まで手厚いサポートが受けられるのが特徴です。まだ面接練習をしたことない方、面接で上手く話せず悩んでいる方はぜひ相談してみてくださいね。
②緊張|相手の目を見て話す

面接官の目を見たまま話せないことが、上手く話せない原因の一つでもあります。他人の目を見つめたまま話すのが苦手な人もいるでしょう。
目を見たまま話せるように日頃から癖をつけるのが地道な手段ですが、面接が近く、目を見て話すのに慣れる時間がない人は相手の顔の眉間や鼻あたりを見るのがおすすめです。
あまり相手の目を見すぎるのも怖い印象になりかねないので、相手の’目’ではなく‘顔全体’にぼんやり意識を向けると良いでしょう。
面接官は何人もの就活生の相手をしているので「失敗してもどうせ相手はすぐ忘れるだろう」というマインドで臨むことも、過度に緊張しすぎないためにおすすめですよ。
③緊張|鏡の前で笑顔で話す練習をする
「人は第一印象で決まる」と言われるくらい、その人の表情や態度は人柄を判断する過程に大きく影響します。面接では笑顔で話すようにしましょう。まずは、鏡の前で自分がどんな表情で話しているのか確認してください。
心理学で有名な「メラビアンの法則」によると、相手の印象は55%が視覚情報、38%が聴覚情報、残り7%が言語情報で決まると言われています。表情や態度、話し方や声のトーンといった表面上の情報で自分の印象がほとんど決まってしまうのです。
面接などの初対面の場ではなおさら第一印象が視覚や聴覚からの情報に影響されます。鏡を使ったり動画を撮ってみたりして、自然な笑顔で話せているかを確認、練習しましょう。
実際に元採用担当の人に聞いてみても、笑顔で話している就活生は素直さやポジティブな印象が伝わって良いという意見が多かったです。笑顔が苦手な方も諦めずに鏡の前で笑顔の練習をしましょう!
④話す内容|結論から話す
面接で話すときは結論を先に述べ、その後に具体的な理由や根拠など話を展開させるようにしましょう。最初に一文で簡潔に述べることで、面接官に伝わりやすくなります。
話のゴール=結論を伝えないと、相手に内容が伝わらない上、自分でも伝えたかった内容がわからなくなってしまいます。
言いたいことの結論→具体的な内容や説明、の流れを常に意識して話しましょう。PREP法などを用いるのもおすすめですよ。
次から次へと情報を足していくのではなく、要点を絞り、誰が聞いても理解できるように話すことがポイントです。
↓面接で上手く話せない人におすすめの記事
⑤話す内容|話全体で一貫性を持たせる
話す内容において特に大切なのが、話全体で一貫性を持たせることです。志望する理由や根拠・自分の性格などが一貫していないと、「本当に弊社が第一志望なのだろうか?」「話を盛っているのではないか?」と思われてしまうことも。
例えば、自己PRで「周りの状況は見て臨機応変に対応するのが得意」と話した場合、根拠となる過去のエピソードはその強みが十分に生かされた経験を話しましょう。
自己PR、志望動機、ガクチカなど話す自身の人間性や考えが一致していると説得力のある内容になります。自分のやりたいことは何か、自分はどんな性格でどんなことが向いているのか、自分自身に向き合い、自己分析を徹底的に行うことが大切です。
カリクルエージェントでは、ES添削や面接相談のほかに自己分析のサポートも行っています。自分自身で答えを出すのが難しいと感じた場合は気軽に相談してください!
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⑥話し方|声のトーンを上げる
声のトーンを上げて話すことで、自然と明るい印象になります。どうしても暗く、堅い印象になりがちな人は、自分の声のトーンを上げてみましょう。
先ほども言ったように、人の印象は表情や姿勢などの視覚情報と、話し方や声のトーンなどの聴覚情報に大きく影響されます。低く、静かな声で話すよりも、明るい声色でハキハキ話したほうが、明るく元気のある人と印象を持ってもらえるでしょう。
自分がどんな声のトーンで話しているかわからない場合は、面接練習を録音したり、実際に練習相手になってもらった人にどうだったか聞いたりするのがおすすめです。
⑦話し方|早口にならないよう息継ぎのタイミングを作る
質問されたときに早く答えなきゃ…!と焦って早口になってしまうこともありますよね。息継ぎのタイミングを作り、落ち着いて話すことを意識しましょう。
面接に慣れていないとついつい早口になってしまいがちですが、自分自身でも何を言っているかわからなくなってしまうので、呼吸を整えてゆっくり話すことからはじめましょう。
息継ぎが難しい場合は、長いと感じる文章を切って一文を短くすると良いですよ。一文一文が簡潔になることで、伝えたいことがはっきりして、聞き手も何を言っているか理解しやすくなるでしょう。
▼NG例(例:ガクチカ)
私は大学生のときに大学内のプロジェクトでVRを使ったワークショップを開催したのですが、/そこでチームリーダーとしてみんなをまとめ上げ、/ワークショップを成功させることを頑張りました。 |
文章が変に長くなり、論理展開もおかしくなっています。言いたいことは一文に1~2個におさめましょう。
▼OK例
私が学生時代に頑張ったことは、/VRを使ったワークショップを開催したことです。/観光経済学とVR技術を融合させ、/VRで地域の名所やおすすめスポットをPRする企画を立案・実行しました。 |
結論は最初で言い切る形にするとGOOD。なるべく一文で伝えたいことを簡潔に言えるようにしましょう。
⑧言葉につまった時|質問されたらまず「ありがとうございます」
質問の意図がわからず、急な質問に言葉に詰まってしまいそうなときは、まずは質問に対し「ありがとうございます」などと言って、時間を稼ぐようにしましょう。
質問に対して沈黙が続いたり、回答までの時間が長いと面接官からの印象は悪くなります。準備不足と捉えられる可能性もあるでしょう。
「〇〇について教えてください」と聞かれたら「私の〇〇は、~~」というように、主語を伸ばして時間を稼ぐ方法もあります。やりすぎると、この人は質問の意味をしっかり理解しているのか?と思われてしまうので注意が必要です。
沈黙は3秒以内に収めましょう!
大手企業から内定!お手本就活生の面接での話し方を解説
ここからは大手企業から早期内定を獲得した就活生の面接での話し方を徹底解説します。実際に、早期に内定を獲得し、就職活動を終えている学生Aさんに面接で意識したことについて質問しました。
お手本の良いところを真似して、面接で上手く話せるようになりましょう!
- 面接で意識したこと
- 面接での話し方
面接で意識したこと

面接で話す際に特に意識していたことは何ですか?
面接で一番意識していたのは、言葉遣いと話し方です。
模擬面接で練習をしていたときに、言葉遣いの癖や抽象的に話してしまう点が自分の反省点と感じたので、本番の面接でも上記のことは毎回気を付けるようにしていました。
やはり癖で出がちな言葉などは直そうとしてもついつい出てしまいそうになります。
抽象的な話になってしまうと他の人と差別化できなかったり、何を伝えたいかわからなくなったりするので、特定の期間や達成した数値を出してなるべく具体的に話すことが大切です。曖昧なニュアンスは面接では避けるようにしましょう。
また、つなぎ言葉として出がちな「あの」「えっと」「まあ」などは印象が良くありません。無意識に出てしまう人も多いと思うので、出さないように強く意識することが大切です。
想定外の質問が来たときに、顔が少しこわばったり、少し声のトーンが下がったりする人が多いので、どんな質問が来ても声のトーンを上げて笑顔を崩さないことも意識しましょう。
面接での話し方
話し方についてはどのようなことに気を付けていましたか?
話し方は以下の3点を意識していました。
話し方で意識したこと
・主語をはっきりさせる
・「再現性」の高い取り組みを経験で話す
・ネガティブな質問は過去の経験をもとにポジティブな答えを出す
どれも抽象的なのですが、1つ目の「主語をはっきりさせる」のは、「〇〇の取り組みは、~~です。」のように主語と述語の関係を明確にするという意味です。
具体的に話そうとして陥りがちなのが説明が長く、何を一番伝えたいかわかりにくい文章になってしまうことです。
これを防ぐために、一番伝えたいことを主語に置き、何を伝えたいかがはっきりするように常に意識していました。
結論ファーストと言われても上手く実践できない方は、話のオチ(聞かれていること)を主語に持ってくることを意識しましょう。「△△を教えてください」と聞かれたら、「私が△△なことは、~~です。」とオウム返しを活用するのもおすすめです。
2つ目の「再現性の高い取り組みを経験として話す」というのは、ガクチカや自分の強みで過去の経験を話す際は、「どんな環境・状況であったとしても、自分の思考や行動によって成果を出せる」であろう経験を話すということです。
周りに影響されて得た結果ではなく、自分が周りに影響を与えて得た結果を経験として話すことがポイントです。
ガクチカについて話す際に重視されるのが、自分がしたことでどう周りを巻き込んで成果を出したかという点です。会社は組織で成り立っています。自分が主体的になって周りを巻き込みチームで成果を出せる人材は、企業にとってとても貴重な存在です。
自分ひとりで頑張った経験も大切ですが、自分の頑張りがどう周りに影響を与えたかまで話せると完璧でしょう。
3つ目の「ネガティブな質問は過去の経験をもとにポジティブな答えを出す」も常に意識してました。
これは、例えば「もし仕事で挫折したときはどうしますか?」とネガティブな質問をされたときに、「私は、~~します。過去の経験から~~」のように過去の挫折を克服した経験をもとに前向きかつ実現可能性の高い答えを出すことです。
面接では「好きなことで挫折したらどうするの?」「楽しいことばかりじゃないけれど大丈夫?」のように少しネガティブな質問が返ってくることがあります。その場合は、「それでも、頑張れます」というポジティブな姿勢とその根拠を話すことが重要です。
根拠を話す際は、過去の辛かった経験や挫折した経験を克服したエピソードを用いると説得力のある内容になるでしょう。
面接練習不足の人がやるべき事前準備
ここからは、面接の練習不足な人がまずやるべき事前準備について解説していきます。
練習不足といっても何をすればいいかわからない人は、まずは以下の5つを実践してみてください!
①頻出質問には全て答えられるようにしておく
その企業に志望する理由や学生時代に頑張ったことなど、就活の面接でよく聞かれる質問は完璧に応えられるようにしてください。
多くの就活生が、面接中に質問されたことに対し上手く答えられないときに失敗したと感じます。質問への答えが自分の中で決まってなかったり、答えるまでに時間がかかったりして焦りますよね。
事前に質問への回答を用意することでスムーズに答えられますし、「しっかり準備してきている」という印象を与えられます。
もちろん全ての質問の対策はできませんが、聞かれるとわかっている質問の答えだけでも準備しておくと、不安要素が減り緊張も和らぐでしょう。
面接でほぼ毎回聞かれる頻出質問とマニアック質問の答え方について解説しています!特にマニアック質問は即答できると強いのでぜひ確認してください!
②丸暗記厳禁は×話す内容の要点をまとめる
1つ目に質問の答えを用意しておくと述べましたが、丸暗記の文章のまま話すのは避けた方がよいでしょう。
聞かれている内容は同じでも質問の形式が少し異なる場合、暗記文のまま話すと、面接官の意図と少しずれた回答をしてしまうことがあります。また、緊張で暗記した内容が全て飛んでしまい、急に話せなくなることもあります。
伝えたいことと話の要点だけ頭に入れて、あとは前後の会話の流れに合わせて話すようにしましょう。そうすることで質問に対し、適切に答えられるようになります。
とはいっても、内容の大枠は変えず会話の流れに合わせて話すのは慣れないと難しいです。模擬面接などで練習を重ね、質問の意図に合った回答をする特訓をしましょう!
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③志望動機やガクチカなど深堀られる項目は詳細な内容まで用意する
面接で特に重要となるのが志望動機とガクチカ。深堀られてもすぐ答えられるように、志望するに至った根拠や具体的なエピソードなど詳細な内容まで用意する必要があります。
「〇〇したいから。」といった気持ちだけではなく、どんな経験をし、そこから何を考えたか、どう志望理由につながるのか、明確な根拠を示すようにしてください。
また、あらかじめ詳細な内容まで準備しておくことで、質問にすぐ答えられるだけでなく、自分の話に説得力を持たせられます。どんな質問をされてもすぐ答えられるように、質問を想定した回答も用意しておくと良いですよ。
実体験や具体的な数値を用いて話すのがポイントです!
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↓面接でガクチカを上手く話したい方におすすめの記事
④上手く話している人をお手本にする
ここまで上手く話すための手段や対策法を紹介してきましたが、頭で考えても実践できないと意味がないです。実際に上手く話している人の話し方をお手本にして真似てみるのがおすすめです。
就活を終えた大学の先輩に話し方のコツを聞いたり、就活中の同級生と模擬面接をしあって、相手の話し方の良いところを分析したり、他の人の良いところを吸収しましょう。
面接をする相手がいない場合はカリクルのエージェントや大学のキャリアセンターに相談するのも1つの手段です。1人で行き詰ったときは、周りの大人や先輩を積極的に頼ってくださいね。
集団面接で他の就活生が何を話しているか、どのような話し方なのか観察するのもおすすめです。「〇〇さんの話についてあなたはどう思いますか?」と聞かれることもあるので、集団面接で他の就活生の話はよく聞くようにしましょう!
↓面接で上手く話している人を参考にしたい人におすすめの記事
⑤普段から人の目を見て話す癖をつける
目が泳いだり、うろついてしまうと「嘘をついているのではないか」「コミュニケーションが苦手なのだろうか」と思われることも。目を見て話すことは、性格や人柄を判断する要素にもなるので、面接において非常に重要なのです。
特に面接で緊張してしまう人やあがり症の方は、普段から人の目を見て話すようにして、緊張に慣れましょう。
とはいえ、面接官からじっとこちらを見られると不安になったり、責められたような気分になる方もいるでしょう。決して責めたり、圧をかけたりするためにこちらを見ているわけではないので安心してください。
目をそらさず話すことに慣れるには時間がかかります。友人や家族と会話するとき、お店で店員さんと話すときなど普段から目を見て話す癖をつけましょう!
これさえできれば上手く話せる!面接の重要質問を流れに沿って解説
ここからは面接で頻出の重要質問12個を面接の流れに沿って徹底解説します。話すときのポイントや実際に内定獲得した就活生の受け答えの内容も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
- 1分間程度で自己紹介をお願いします
- 志望動機を教えてください
- その中でも弊社を選んだ理由を教えてください
- 学生時代に頑張ったことを教えてください
- なぜその取り組みをしようと思ったのですか
- なぜそこまで頑張れたのか教えてください
- 自分の一番の強みを教えてください
- 弱みを教えてください
- 今までで一番の挫折経験を教えてください
- その挫折をどうやって乗り越えましたか?
- 就活の軸とその理由について教えてください
- 入社後にどう活躍していきたいですか
- 逆に質問したいことはありますか
①1分間程度で自己紹介をお願いします
話すときのポイント
・1分間ちょうどで終われるようにする
・ただ紹介するだけではなく成功体験や強みも伝えられると◎
・入社意欲や熱意を伝えることも忘れない
まずは、1分間程度で自己紹介をお願いします。
▼就活生Aさんの回答例
はい、私は〇〇大学〇〇学部〇年の△△ △△です。大学では情報学を専攻しており、現在はシステム設計・分析など主に上流工程について力を入れて学んでいます。研究室でも、データの分析やシステム設計に注力しつつ、自分達でシステム開発までしており、昨年の冬に行われた学会発表では、奨励賞をいただくことができました。 大学入学当初は、プログラミングや情報工学などについては初心者で、プログラムのコードを書くのにも苦戦しました。大学の授業で積極的に実践系の授業を取ったり、自分でシステム設計の著書を読んだりし、着々と力をつけました。 大学生活で学んだ幅広い情報の知識と実践的な力を活かし、御社でソフトウェアの設計、運用をしたいと思っております。よろしくお願いいたします。 |
最初の自己紹介は1分間程度で求められることが多いです。文章にすると300文字前後が、1分間で話す目安になります。
300字で書いてみたけどもっと時間がかかってしまうという方は、1分間ジャストで話せるまで何回も練習しましょう。1分間という限られた時間で、自分の魅力を最大限アピールすることが重要となります。
どうしても話しきれない、反対に時間があまってしまうという方は、文章の量を調整しましょう。話す内容がもうないという方は、これから話すガクチカや志望動機を少し含めるのもありですよ。
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②志望動機を教えてください
話すときのポイント
・結論ファーストで簡潔に話す
・結論(志望理由)→具体的な説明→過去のエピソードや例→結論の順
・話全体で理由と根拠が一貫しているか確認
次に、志望動機を教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
私は、大学で学んだプログラミングスキルや情報工学の知識を生かし、御社のITエンジニアとして技術発展に貢献したいと思い、志望しました。 御社のソフトウェアの開発技術は世界有数で、海外展開もしており、そのような世界規模で利用される製品開発に携わりたいと思っています。大学では、JavaやPython、C言語などさまざまなプログラミング言語を実践的に学んでいます。また、国際的に活躍できる人材であれるように、外国留学生との交流プログラムや海外インターンシップにも参加し、情報分野だけでなく、国際交流や語学力向上にも力をいれています。 御社では、海外経験から得た物事を多角的に広く見る視点やプログラミング能力を活かし、海外展開している事業に携わりたいと考えています。 |
結論(=志望理由)具体的な説明・理由→過去の経験→結論の順で文章を構成しましょう。また、これらの基本構造に加え、企業の魅力や自分の強みなども伝えられるとよいでしょう。
志望動機は特に一次・二次面接で重要となってくるので、具体的な例や根拠に基づいて話すことが重要です。内容が薄いと、深堀りされ詰められてしまう原因に。質問攻めされないためにもしっかり理由・根拠を明確にしましょう。
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③その中でも弊社を選んだ理由を教えてください
話すときのポイント
・競合と差別化が大切
・その企業でないといけない決定的理由を述べる
・他社にはない企業の特徴を言う
その中でも弊社を選んだ理由を教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
数あるIT企業の中でも御社を選んだ理由は、御社の「自社技術を最大限活用し、情報化社会を生きる人々の貢献する」とおいう理念が、自分のキャリアビジョンに一致していたからです。 私は、大学で情報技術を学ぶ上で「誰もが利用でき、誰にとっても役立つプログラムを作る」ということを一番大切にしてきました。情報技術は無形の印象が強くどうしても人というよりは機械や電子といったものがイメージにつきがちですが、私は情報技術は人間とのつながりなしでは存在し得ないものだと思っております。 人と人がつながり、人と社会がつながってやっと情報がこのつながりを強化してくれると考えます。ただ情報領域ついて、技術的な側面だけで学ぶのではなく、社会的な側面でも学ぶことが大切だと思い、教育学やコミュニケーション学も学びました。人と人、人と社会、人と情報のつながりを日頃から意識しながらプログラムの作成やシステム開発を心がけています。 自分がIT業界で情報技術に関わる上で大切にしたいことと御社の理念が一致し、ここで自分の知識やスキルを使って貢献したいと思ったため、御社を第一志望にいたしました。 |
自分と御社がマッチしていることを証明することが、その企業を選んだ理由を裏付ける上で重要です。自分の性格や価値観が企業の理念や求める人物像に一致していると、企業側も「このような学生と一緒に働きたい」と思うでしょう。
また、例文のように、ガクチカなどで話す過去の経験を深堀った内容を志望動機に結び付けることで、説得力のある文章になりますよ。
④学生時代に頑張ったことを教えてください
話すときのポイント
・志望動機同様に論理構造をしっかり組み立てて話す
・過去の経験やエピソード部分は数値やデータを用いると◎
・頑張った結果だけ言うのではなく、どう行動したか・何を学んだかも言おう
学生時代に頑張ったことを教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
私が学生時代に頑張ったことは、3年生のうちに研究室での研究を完成させて、通常なら4年生でやる学会発表を、3年の冬に行ったことです。 研究内容はメディア情報学の中でも異文化コミュニケーションと情報デザインについてを対象に研究し、社会に還元できるような制作物の開発を目標に日々研究に精を入れました。配属先が決まった2年後半から研究を本格的にはじめ、3年前期のうちに完成までもっていきました。国内学会で発表した研究内容は良い評価をもらい、3年次の終わりには国際会議での発表も行いました。 早い段階から動きはじめ、必ず結果を残し良いものを作るという気持ちを常に持ち続けた経験が今の自分の行動力や全力でやるべきことをこなすことにつなげっていると実感しています。 |
ガクチカは、何を考えどう行動したのか、そしてその経験から何を学びどのように次の行動につなげるのかを伝えられるようにしましょう。
結果や経験の濃さよりも、どうしてそうしようと思ったのか、実際に自分はどう行動したのか、という過程が重要です。
頑張ったきっかけ、実際に行った行動、行動した結果から自分が学んだことを流れに沿って話すと、論理構造が自然で整った文章になりますよ。
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⑤なぜその取り組みをしようと思ったのですか
話すときのポイント
・ガクチカのときに疑問に思われたところが聞かれる
・友達がやっていたからなど受動的な理由ではなく、主体性のある理由だと◎
・「〇〇したいと思ったから」「〇〇したいから」など目標への姿勢や成長意欲をアピール
なぜその取り組みをしようと思ったのですか。
▼就活生Aさんの回答例
研究室に配属されたのが2年の12月だったのですが、3年生になるまで時間があり、この間に研究を進めることができないかと思い、早い段階から研究活動をはじめようと思いました。 3年生になる前の春休みの段階で大方の方向性や研究目標などが決まっていたため、3年生になってからの研究がスムーズに進んだと思います。また、早くから始めたことで、他の人よりも多くの時間を研究にさくことができ、3年生で学会発表や国際会議での発表ができたの思っています。 |
ガクチカで~~を頑張りましたと言ったときに、「なぜそもそもそれを頑張ろうと思ったのか」という質問をされることがあります。頑張ろうと思ったきっかけとなる経験や自分の感情を伝える良いでしょう。
このときに注意すべきなのが、周りがやっていいたから~、教授に言われたから~といった受動的な理由にならないことです。自分自身で意思決定をし、主体性を持って行動に移したことをアピールしましょう。
⑥なぜそこまで頑張れたのか教えてください
話すときのポイント
・目標への強い気持ちがあって継続できたことを伝えると◎
・挫折から立ち直る力や忍耐力をアピールできるチャンス
では、なぜそこまで頑張れたのか教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
絶対に研究成果を残したい、今後の社会に役立つものを開発したいという強い意思と目標があったからです。また、その目標を達成することで、自分の可能性が広がり、より高い新たな目標が見えると思ったからです。 正直、3年生のうちに研究物を完成形に持っていくことはとても大変でした。早く動き出したはいいものの、最初のうちはわからないことばかりで先輩や教授に頼ってばかりでした。ただ、絶対に研究成果を残すんだという強い気持ちで全力で走りつづけたことで実際に結果が出せたのだと思います。 また、3年生のうちに成果を出せたことで新たな目標ができ、よりいいものを開発するエンジニアとして社会に貢献したいという気持ちが強くなりました。 |
突然「なぜそんなに頑張れたのか」と聞かれとき、なんでだろうと少し考えてしまいますよね。答えに迷ったときは「目標への強い気持ち」を理由にするのがおすすめです。
ガクチカ=学生時代に何かに向かってひたすら頑張った経験。すなわちこの「何か」を明確にすればよいのです。みなさん、何か”目標”や”野望”があったからこそ頑張れたはずです。
ガクチカの中で何をモチベーションに、何を目的として頑張れたのか考えてみてください。きっと出てくるでしょう。
⑦自分の一番の強みを教えてください
話すときのポイント
・組織やチームの中で自分の強みが活躍することをアピール
・ガクチカなどで話した人物像とぶれないようにしよう
・わからない場合は他の人に聞いたり、弱みを強みに言い換えたりするのも〇
あなたの一番の強みを教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
私の強みは、目標達成力と継続力です。自分で短期間の目標と長期間の目標を設定し、達成したらより高い目標を立てるということを繰り替えして最終的な目標まで地道に努力しつづける力があります。 また、これらの目標達成のため、継続的に取り組むことができるのも私の強みです。このような強みは、チームでプロジェクトを遂行する際に、計画を立て、早く正確に目標達成することに役立てると考えています。 |
自分の強みを話すときは、①今まで話してきた人物像と一貫性していること②組織に入ったときに貢献できる未来像を立てることを意識しましょう。
ここでは専門的スキルよりも、人間性や人柄をアピールするのがおすすめ。新卒は特に、学生の人柄やポテンシャルが重視されます。
もし自己分析で強みを見つけられない場合は、友人や家族に自分がどんな性格か聞いてみるのが良いでしょう。また、自分の弱みを強みに言い換えるのもおすすめです。
⑧弱みを教えてください
話すときのポイント
・弱みを言った上で、どう解決していくかまで言うのが大切
・「このように改善していきたい」「今改善している良くなっている」
・強みを弱みに言い換えることもできる
反対に、あなたの弱みを教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
目標達成力が強みなのですが、反対に目標達成するために猪突猛進になりすぎてしまうことが欠点だと感じております。 達成するために、研究室での時間以外にも私生活の時間を削って研究をしていました。また、自分で自分自身に妥協できなかったため、納得できるまでやり続けてしまうのですが、結果的にそれが遠回りになってしまったり、納得してできたものが評価されなかったときに必要以上に落ち込んでしまったりするということがありました。 これらの経験から、今はがむしゃらになってしまっているときほど、一呼吸置いて冷静に考えてみたり、他の人に客観的な意見をもらったりするように心がけています。 |
弱みについて聞かれたときは、自分自身の弱みについてしっかり把握し、改善する意志や行動を伝えることがポイントとなります。
このポイントをおさえることで、自己理解がしっかりできていて改善意欲・成長意欲がある人だと思ってもらえるでしょう。
弱みについて完全になおせていなくても、改善する気持ちを行動に移していることが大切です。
⑨今までで一番の挫折経験を教えてください
話すときのポイント
・挫折したときに表れる人間性について見られている
・一生懸命頑張っても達成できなかったこと
・その時の心理状態や自分の行動まで話そう
今までで一番の挫折経験を教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
一番辛かった挫折経験は、国際会議での発表に向けた英語のプレゼンでした。英語は読み書きは得意でしたが、話すのが苦手で最初のうちは全く上手く話せず、教授にも英語力を指摘されておりました。 国際会議という非常に規模の大きな場所で話すプレッシャーや自分の能力不足に打ちひしがれてばかりでした。また、他の国際会議に行くメンバーが帰国子女であったり、英語力が堪能な人ばかりで、他人と比較してしまい辛く感じた時期もありました。 |
挫折経験を話すときは、どういう経緯で挫折に至ったか、また挫折したときの感情はどうだったかを伝えるようにしましょう。
能力的にも精神的にも挫折を経験した結果どうしたのか、そこからどう乗り越えたのか、心理状態や行動の変化が見られています。挫折経験を考える際は、挫折したときの自分の感情を書き出しておくとよいですよ。
⑩その挫折をどうやって乗り越えましたか?
話すときのポイント
・挫折しても諦めず立ち向かう姿勢が大切
・克服するためにした行動まで話そう
・どのように解決したかの過程が見られている
その挫折をどうやって乗り越えましたか?
▼就活生Aさんの回答例
私は2つのことを意識して行動することで挫折を乗り越えました。一つ目は、他人と比較しないことです。留学経験者や帰国子女に比べ、留学経験のない自分が短期間で語学力を同等にするのは難しいです。どんだけ流暢に話せるのかが一番重要ではなく、話す内容が大切だというマインドで練習することで、過度に不安になりすぎず、自分の最大限の努力を発揮できたと思います。 二つ目は、勇気を出して他の人に聞いてもらったり、国際交流の場に積極的に参加しに行ったことです。はじめのうちは自分だけでひたすら練習していたのですが、どうしても伸び悩んでしまいました。英語ができる友達に発表を聞いてもらってフィードバックしてもらったり、英語で話す機会を日常でも増やしたりしたことで、自分だけでは気づかなかった欠点や癖に気づき、集中的に改善することができたと思います。結果的に国際会議での発表も審査員から良い評価をもらえました。 |
面接官は、挫折を乗り越えようと努力する姿勢を見て、その人の人間性や立ち向かう積極性・行動力を知ろうとしています。
挫折して心が挫けたままでは、ストレス耐性がない、前へ踏み出す行動力がないと思われてしまいます。どんな困難も自分から積極的に解決していこうという姿勢は、社会人になってから非常に重視されるので、この質問でしっかりアピールしましょう。
⑪就活の軸とその理由について教えてください
話すときのポイント
・志望動機とズレがなく、一貫していることが重要
・過去の経験をもとに根拠を作ると説得力UP
・本音すぎる軸(給料や福利厚生)は避けよう
就活の軸とその理由について教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
プログラミングや情報学の知識を活かせるかつ国際的なフィールドで活躍できることの2軸から就活をしていました。 研究室で行ったシステム開発や国際会議での発表の経験から、自分の開発したものや考えたものを世界の人に利用してもらえるようになりたいと強く思いました。御社は、IT業界の中でもグローバル領域に特に力をいれており、自分のなりたいものと一致していると感じております。 |
就活の軸を話す際は、たとえ給料や休暇が良いからという本音があったとしても、これらについて話すことは避けましょう。
企業側は主体性をもって真剣に仕事に向き合える人材を探しています。また、本当に自社で活躍したいと強く思っている人を採用したいはずです。仕事への熱意が感じられる就活の軸を書きましょう。
就活の軸に説得力を持たせるためには、過去の実体験ををもとに理由をつくるのがおすすめ。軸をきめたきっかけや根拠に信憑性を持たせられます。
⑫入社後にどう活躍していきたいですか
話すときのポイント
・実際の事業内容やプロジェクトに触れながら話す
・自分の強みを活かした内容にする
・「その企業でないとダメな理由」も交えて話すと説得力が増す
入社後にどう活躍していきたいですか。
▼就活生Aさんの回答例
入社後は、御社で今力を入れておられる〇〇サービスのグローバルプロジェクトに携わり、自身のプログラミングスキルを活かして世界規模で使われるサービスを開発・運営していきたいと考えています。 そのためにも、まずは研修の期間で、社員の方々の良いところを全部吸収するつもりで、業務を着実にこなしていこうと思います。 |
実際に企業が展開しているプロジェクトや事業の内容にふれて話すことで、志望に対する熱意や入社後の成長意欲が伝わります。将来自社で働く姿が想像できると、採用する側もこのような志の人と働きたいと思いやすいでしょう。
また、競合他社ではなく自社でないといけない理由の根拠にもなります。他社と差別化し、絶対に御社でなくてはいけないということを伝えましょう。
⑬逆に質問したいことはありますか
話すときのポイント
・質問されて答えにくかった内容を逆に聞いてみる
・社員のモチベーションや目標について聞く
・自分の熱意や成長意欲が感じられる質問は◎
ここまでで、こちらに質問したいことはありますか。
▼就活生Aさんの回答例
海外展開しているプロジェクトに携わり、将来的には海外転勤も視野にいれているのですが、新卒で入ってからはどの程度まで語学力を必要とされますか?
社員の方々にとって、仕事でのモチベーションは何ですか?業務内で困難にぶつかったときにとる対処法やマインドの持ち方について教えてくださると幸いです。
リーダーとして業務を任されたときや新しく入社した社員に指導する際はどのようなことを意識されていますか。
将来自分が入った後のことを見据えており、前向きで学ぶ意欲のあることを逆質問でアピールできると良いでしょう。将来自分がリーダーなど重要な立場になったときにも役立ちます。
質問されて答えにくかった部分を質問するという方法もあります。例えば、挫折を乗り越えた方法を聞かれて答えにくいとかったときは、反対に「社員の方々は仕事で困難にぶつかった際どう対応しますか?今している対処法や心構えを教えてください」と聞いてみるのもありでしょう。
完璧にしたい人向け!すぐに回答できると強い面接のマニアック質問8選
就活では一次面接、二次面接、三次面接と選考が進むごとに「急に聞かれたらすぐ答えられないな」と思うようなマニアックな質問を聞かれることが増えます。
そこで、他の就活生と差別化できる、すぐ答えられると強いマニアック質問を8つ紹介します。
内定を獲得した就活生に「実際聞かれて、答えるのが難しかった質問」について聞き、答え方や準備する上で意識すべきポイントなどをまとめたのでぜひ参考にしてください。
- 座右の銘は何ですか?
- 大学に入るときにどんな目標を持っていましたか?
- 現在克服できていない苦手はなんですか?
- 就活をはじめてから弊社にたどり着くまでの過程を教えてください
- 弊社の志望度を教えてください/現在の他社の選考状況を教えてください
- どうして△△学部なのに〇〇業界を選んだのですか?
- 好きなことに関する仕事で挫折したときにどうしますか?
- ルーチンワークとチャレンジすることどっちが得意?
①座右の銘は何ですか
話すときのポイント
・性格や価値観などが見られている
・選んだ理由と根拠となる出来事を説明する
・成長意欲、協調性など自分の強みをアピールできるチャンス
座右の銘は何ですか?
▼就活生Aさんの回答例
私の座右の銘は、急がば回れです。国際会議での発表で英語のプレゼンをすることになった際に特に意識していました。時間がない中で能力を高めなければいけないときについつい焦って小手先の手段に頼ってしまいがちですが、近道に見える小手先の方法を繰り返しても0→1何度も繰り返すだけで結局振り出しに戻ってしまうことに気づきました。 どんなに限られた時間でも0から1、1から2へと小さい積み重ねを重ねることが結果的に目標に一番早く確実に近づけると実感しました。今では時間がないときほど、焦らず着実に努力を積み重ねるようにしています。 |
座右の銘を選ぶ際は、選んだ理由をセットで話しましょう。なぜその言葉を座右の銘として選んだのか、理由があることで説得力が増します。
話す際は自身の経験や考え方を含めて伝えると自分の人柄・性格が上手く相手に伝わります。座右の銘がなかなか決められない人は、過去の経験や行動をもとに探すと良いですよ。
②大学に入るときにどんな目標を持っていましたか?
話すときのポイント
・目的意識を持って行動できる人かどうかが見られている
・動機と行動が伴っていることが大切
・成長する中で考えや価値観は変わるものなので、入学当初と今で目標が違っていても〇
大学に入るときにどんな目標を持っていましたか?
▼就活生Aさんの回答例
大学に入った当初は、データサイエンティストになることを目指しており、プログラミングの授業はそこそこに、経済学・会計学に特化した授業を多くとっていました。私自身、システムを開発するよりも、プログラムを使いデータを用いて分析するほうが得意であると思っていました。 しかし、実際研究室に入り、システムを開発するようになって、自分で設計・開発することの楽しさに気づきました。また、開発を経験したことで、データをどのように扱うか、どう活かすかの幅が広がり、結果的にデータ分析を深く理解するのに非常に役立ちました。 大学入学当時と今で少しやりたいことは違いますが、当時の目標が今の自分につながっていると感じます。 |
大学に入るときに持っていた目標と今の目標が違っていても大丈夫です。目標が変化している=成長するにつれ新たな目標ができた、と捉えましょう。
入学当初の目標が今の異なる場合は、変化した過程を話すことが大切になります。目標が変わらない場合でも、その目標をもとに大学生活をどう過ごしてきたのか実際した行動をしっかり伝えてくださいね。
目標達成に向かって努力をしている途中の人も、今何をしているのか、どうしたら達成できそうなのかを話すようにしましょう。
③現在克服できていない苦手はなんですか?
話すときのポイント
・なぜ克服できていないのか、どう克服するつもりなのか原因と解決策を伝える
・解決のための具体的な行動を示そう
・克服するためにしている努力を伝えよう
現在克服できていない苦手はなんですか?
▼就活生Aさんの回答例
私が現在克服できていないことは、グループワークでリーダーになったときに、必要以上に責任感を感じて人に頼るのを戸惑ってしまうことです。個人の作業でも、チームの作業でも、自分ひとりの成果でチームの結果を左右してしまうと考えてしまう癖があります。チームのみんなを助けることはできるのに、助けてもらうことは苦手なところが自分の欠点だと思います。 自分ひとりで全てを背負うのではく、チームのみんなを信頼し、全体で一つ一つ目の前のことを達成していこうと心がけて最近は行動しています。 |
「どうやって挫折を克服しましたか」の質問とセットで聞かれやすいのが、「今現在克服できていない苦手/挫折はなんですか」という質問です。
この質問では、克服するために今現在どういった努力をしているか、努力の過程を見ています。また、なぜ今の時点で克服できていないのかの理由を聞き、本人の自己分析能力を判断しています。克服できていないポイントを把握しつつ、具体的な対処法を述べましょう。
急に聞かれると思いつきにくいと思うので、事前に話す内容を準備しておくと良いですよ。
④就活をはじめてから弊社にたどり着くまでの過程を教えてください
話すときのポイント
・何がきっかけでその企業を志望したのかを明確にする
・どのような点に惹かれたのか、企業の特徴や強みと結びつける
・過程に一貫性を持たせると◎
就活をはじめてから弊社にたどり着くまでの過程を教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
もともと私は情報系の学部ということもあり、IT関連の業界や職種に絞って就活をしていました。その中で、夏に御社のインターンシップに参加したときに、海外展開を想定した新規事業における開発立案に携わらせてもらいました。 そこで、御社の技術力の高さや現在の情報社会にいち早く対応し、より革新的なものを開発するという姿勢に強く惹かれました。他社のインターンシップにも参加した上で、誰もが向上心を持って主体的に行動している環境が一番整っているのが御社だと感じ、第一志望にさせていただきました。 |
就活ではさまざまな企業にエントリーを出すため、業界を絞った理由やその企業を知ったきっかけが記憶から曖昧になっている人もいると思います。
何をきっかけで知ったのか、何を判断材料として決めたのか、きっかけとなった具体的な出来事を明示しましょう。
このときに、企業を知る→決めるにいたった過程をしっかり説明することが重要です。他の比較した結果、御社が1番であることを伝えましょう。
⑤弊社の志望度を教えてください/現在の他社の選考状況を教えてください
話すときのポイント
・この質問は学生が内定を辞退しないかを図っている
・たとえ第一志望ではなくても「第一志望です」と言う
・選考状況は正直に言ってOK!その上で御社が第一志望であることを伝える
弊社の志望度を教えてください/現在の他社の選考状況を教えてください。
▼就活生Aさんの回答例
御社が第一志望です。同業界の他社から3社ほど内々定をいただいておりますが、御社で内定をいただいた場合は全て辞退する予定です。 |
本心では第一志望ではなかったとしても、「第一志望です」と言いましょう。この質問では、学生が内定後に辞退しないかが見られています。
企業は志望度の高く、入社意欲のある学生を求めています。同じ能力の学生がいるとして、入社意欲に差があるならば、志望度が高い学生を採用するでしょう。
他に第一志望の企業があったとしても必ず受かるわけではありません。「エントリーする企業はどれも第一志望で本番だ」という意気込みで受けてくださいね。
⑥どうして△△学部なのに〇〇業界を選んだのですか?
話すときのポイント
・この質問は根拠となるエピソードが重要
・その業界を選んだきっかけを明示する
・学部の専攻に近い業界を選ばない理由も伝える
どうして△△学部なのに〇〇業界を選んだのですか?
▼就活生Bさんの回答例(経済学部→IT業界)
私は経済学部に所属しており、入学当時からマーケティング戦略や経済学などに興味を持っていました。将来的に企業内のマーケティング部門で経営戦略を練ったり、どう製品を売れるか分析したりしたいと思っていました。 しかし、2年生のときに授業で少しふれたプログラミングが楽しく、興味を持ちはじめましたPythonを用いたデータ分析をしていくうちに、プログラミング言語に関心を抱き、独学でJavascriptやJavaなどの知識を付けました。 この業界では、大学で学んでいる経営学の知識とプログラミングなど情報学の知識をどちらも最大限発揮できると思い、IT業界を志望するようになりました。 |
学部で学んでいることと業界の種類がかけ離れていると、他の業界ほうがいいのでは?と思われてしまうことも。自分が志望業界に適性があることをアピールする必要があります。
「確かにその理由ならこの業界を選ぶよね」と思わせることが重要です。まずは、業界を選んだ決め手となる出来事や経験を自分自身で深堀ってみてください。
業界を選んだ理由がいまいち見つからない場合は、自分の意思と適性がどちらとも満たされているかもう一度分析してみると良いですよ。
⑦好きなことに関する仕事で挫折したときにどうしますか?
話すときのポイント
・「それでも続けられる」という答えと説得力のある根拠を求められている
・どう困難に対処するのか見ている
・好きなことだからこそ、真剣に向き合って解決する意思を伝える
好きなことに関する仕事で挫折したときにどうしますか?
▼就活生Aさんの回答例
なぜ心が折れそうなのか挫折の原因を解明します。「無理だ」「嫌いだ」と思うのは、思考するのを放棄して投げ出すことだと捉えています。好きな仕事だからこそ、今辛いのは何が原因かを解明して、はやく「仕事が好きだ」と思える状態まで戻すようにします。 また、嫌いという感情は滞りによる一時的な怒りや悲しみの場合がほとんどなので、一度呼吸を落ち着けて冷静になるようにします。気持ちの揺らぎは一時的なものだとして、目の前のやるべきことしっかりやることをいつも大事にしています。 |
面接官はこの質問で、「好きな仕事で挫折すると仕事を辞めてしまわないか」ということを確認しています。
大切なのは、たとえ好きな仕事で挫折しても、それでも続けられる意思と根拠があることです。この質問に対し、良い回答を導き出すのはなかなか難しいと思います。
一度視野を広げ、自分自身の人生や生き様を振り返り、過去に好きなものを続けるのがつらくなったときどう対処したのかを振り返ってみてください。
例えば、「高校時代にスポーツの強豪校に入り、サッカー部に入ったものの、周りのレベルの高さや練習の厳しさから心が挫けそうになった。けれど、そこであきらめず自分の足りない部分を自己分析し、人一倍練習したことで徐々に上達し、プレーするのも楽しくなった。」といった過去の経験から答えを探してみるのもおすすめです。
⑧ルーチンワークとチャレンジすることどっちが得意?
話すときのポイント
・その企業の方向性や社風に合わせる
・〇〇が得意だが、△△とのバランスを取るようにしている
ルーチンワークとチャレンジすることどっちが得意?
▼就活生Aさんの回答例
私はルーチンワークが得意です。目の前のやるべきことを一つ一つこなし、習慣化することで自分の長にもつながると考えています。しかし、ルーチンワークの中でも新しい視点や観点を取り入れることも大事であると感じています。ルーチンワークをする上で、何か違和感を感じたり、もっとこうするべきではないかと感じたときは、チャレンジすることも忘れないようにしています。 |
この質問は企業や業界によって捉え方が異なってくるので、その企業の方向性や方針、求めている人材像に近い方に寄せて答えるのをおすすめします。
また、どちらか一方にふりきるのではなく、「自分はこちらの方が得意だけれど、もう一つの精神も忘れず取り入れるようにしている」のように、どちらの良いところも両立していることをアピールすると良いでしょう。
面接で上手く話せなかったときは?おすすめのリカバリー方法
最後に、面接で上手く話せなかったときにすぐにできるリカバリー方法を説明します。
面接で上手く話せず不安に駆られている方や、失敗をもう繰り返したくない方はぜひ実践してください。
- 面接後のお礼メールを丁寧に行う
- 振り返りをして次に生かす
①面接後のお礼メールを丁寧に行う
「面接で上手く話せず、印象が悪く思われたかも」と不安な人は、面接後にお礼メールをすぐ送りましょう。
お礼メールを送ることが採用/不採用に影響する可能性は極めて低いです。しかし、たとえ面接時点で不採用が決まっているとしても、お礼のメールを送ることで礼儀正しい学生であるという印象を持ってもらえます。
面接で緊張し上手く話せなかったとしても、面接後すぐにお礼メールを送れば、面接官も緊張していたのかなと察してくれる可能性も。上手くいった・上手くいかなかった関係なく、お礼のメールは送ると良いですよ。
何もお礼を言わないのに比べて印象はずっと良くなるので、失敗したと感じたらまずは丁寧にお礼を言うのがおすすめです。
②振り返りをして次に生かす
面接で上手く話せるようになるには、毎回面接の内容を振り返り、反省・改善を繰り返すことが大切です。
面接で上手く話せず挫折を経験すると、自信がなくなってしまいますよね。しかし、ここで落ち込んで何もしない就活生と、反省して次の面接に活かす就活生では大きな差が生まれます。
失敗を乗り越えてこそ、人は学び、成長します。今後同じ失敗を面接繰り返さないために、どうすれば次はうまくいくのかを分析しましょう。
自分一人で上手く振り返りができない時は、カリクルのキャリアアドバイザーと一緒に反省点を洗い出し、どう改善していけばいいか考えましょう!
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上手く話せない人は原因を理解して次の面接に活かそう
この記事では、面接で上手く話せない原因や対策方法、実際の内定者の話し方ややるべき事前準備について解説しました。
面接で上手く話せず悩んでいる人は、自分が上手く話せない根本的な原因は何かについて知ることから始めましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。