Web広告業界は華やかな印象と将来性の高さで、就活生に人気の業界です。
とはいえ、志望動機の書き方がよくわからない……という人も多いですよね。
本記事では、Web広告業界の仕組みや仕事内容、志望動機の書き方を徹底解説します。志望動機の作成ができないと悩んでいる方は、参考にしてください。
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Web広告業界の仕組みとは?
Web広告業界では、インターネット上のサイトやメールを媒体として表示する広告を作成しています。Web広告業界における広告とは、いわゆるリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などです。
リスティング広告 | ・検索エンジン上に配信される広告 |
ディスプレイ広告 | ・WEBサイトの広告枠に掲載されるバナー広告 |
SNS広告 | ・Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTokなどのSNS上に配信される広告 |
動画広告 | ・主にYouTubeに配信される広告 |
Web広告に限らず、広告業界は広告代理店・広告制作会社・制作会社・媒体社の4つから成り立っています。
以下ではそれぞれについて詳しく解説するので、広告業界志望の方は参考にしてください。
①広告代理店
広告代理店とは、広告主と媒体の架け橋となる存在で、総合広告代理店と専門広告代理店の2種類があります。
それぞれの主な特徴は以下の通りです。
総合広告代理店 | ・テレビ、新聞、雑誌などの広告媒体を取り扱う ・商品をどの媒体で宣伝するか計画したり、最適な広告を制作したりする ・多くの媒体で同時に広告を展開できる |
専門広告代理店 | ・特定の媒体に特化 ・契約しているメディア企業の広告枠を販売 |
②広告制作会社
広告制作会社は広告の企画や制作を行い、広告クリエイティブを提供し、デザイン制作やコピーライティングが主要な業務です。
広告制作会社には、広告代理店系列の会社と独立系の会社の2種類があります。それぞれの主な特徴を以下の表にまとめました。
広告代理店系列の広告制作会社 | ・特定の広告代理店だけから仕事を受ける会社 |
独立系の広告制作会社 | ・複数の広告代理店や事業会社から直接仕事を受ける会社 |
③制作会社
制作会社とは、CM映像制作会社や画像制作会社、動画広告制作会社などです。会社ごとに得意な制作が違うため、企業研究を念入りに行いましょう。
企業研究としては、HPに掲載されている広告をみたり、OB・OG訪問をしたりしてください。
④媒体社
媒体社とは、広告を掲載する媒体を提供する会社のことで、自社媒体内にある広告枠を広告主に販売し、広告を掲載する事で利益を上げます。
媒体社を大きく分類すると、マスメディア・SPメディア・インターネットメディアの3種類です。
マスメディア | ・テレビ、ラジオ、新聞、雑誌 |
SPメディア | ・交通広告、看板広告、折り込みチラシ、フリーペーパーなど |
インターネットメディア | ・Google、Yahoo!、スマートニュースなど |
志望動機のヒントに!Web広告業界で働くメリット・やりがい
Web広告業界で働くことには多くのメリットがあります。
ここでは、業界ならではの魅力や特徴を紹介し、志望動機としてどのように活かせるかを見ていきましょう。
①最新技術で広告運用スキルを深められる
Web広告業界では、常に進化する最新のデジタル技術を活用し、広告運用スキルを磨くことができます。
Google Analyticsなどの分析ツールを駆使し、データに基づいた戦略立案ができるため、効果的な広告運用や精度の高いターゲティングを実現可能です。
また、SNSやデジタルプラットフォームの急速な変化に対応しながら、技術と創造性を兼ね備えたプロとして成長できる魅力があるといえるでしょう。
新しいテクノロジーに触れながら、常に最先端のマーケティング手法を習得できる点が、この業界の最大の魅力となっています。
②成長業界で自分の価値を高めるチャンスが多い
Web広告業界は、テクノロジーの進化とともに急速に成長している分野です。
デジタルマーケティングの最前線で働くことで、常に最新のトレンドや技術に触れることができるでしょう。
この業界では、データ分析やマーケティング戦略の立案スキルを継続的に磨くことができ、自分の市場価値を着実に高めていくチャンスがあります。
また、多様な業界のクライアントと関わることで、幅広い知識とネットワークを構築できるため、キャリア形成において大きな成長が期待できるのです。
③広告効果をデータで実感できて楽しい
広告効果をデータで実感できる楽しさも、Web広告業界ならではの大きな魅力です。
マス広告と異なり、インターネット広告では特定のターゲットに対して広告を配信し、その効果を厳密に数値化できます。
例えば、クリック率やコンバージョン率、購入率といった具体的なデータを通じて、自分が企画した広告戦略の成果を即座に把握できるでしょう。
このデータに基づいた改善プロセスは非常に魅力的で、クリエイターは自分の戦略の成果を直接数字で確認できる点がWeb広告業界の大きな醍醋味です。
④運用を通じて顧客と共に成長する充実感がある
Web広告業界では、顧客の課題解決に向けて広告戦略を共に作り上げていく過程で、深い達成感を味わえます。
単に広告を配信するだけでなく、クライアントの事業成長に直接貢献できるため、PDCAサイクルを回しながら顧客と伴走する喜びは格別でしょう。
例えば、広告効果を数値で可視化し、その改善プロセスを通じて成果を上げることができます。
これにより、クライアントから「問い合わせが増えた」「売上が向上した」といった感謝の言葉をもらえ、マーケターとしての自信と成長につながるはずです。
Web広告業界の職種と仕事内容について解説!

Web広告業界の職種は、クリエイティブ職・営業職・マーケティング職の3種類です。
以下では、それぞれの仕事内容について解説します。
①クリエイティブ職
クリエイティブ職は、広告や制作物の制作に関わる専門的な職種の総称です。
クリエイティブ職とは、コピーライターやデザイナー、ディレクターなどを指し、最終的な制作物の品質向上のために協力して業務を進めます。
以下はそれぞれの仕事内容です。
職種 | 主な業務内容 | 補足説明 |
---|---|---|
コピーライター | 広告のキャッチコピーや本文の作成 | 商品やサービスの魅力を言葉で効果的に伝える |
デザイナー | グラフィックデザインやパッケージデザインの作成 | ビジュアル面で顧客の心を掴む表現を担当 |
映像ディレクター | 動画の撮影や編集 | 映像を通じて伝えたいメッセージを効果的に表現 |
ディレクター | 全体の制作進行やチームの管理 | プロジェクト全体の進行と品質管理を担う |
②営業職
営業職は、企業に対してインターネット上に表示されるバナーや動画などの広告枠を販売します。具体的な業務内容は以下の通りです。
- 顧客が抱える問題点のヒアリング
- ヒアリング内容をマーケターと共有し、顧客に最適な広告を提案
- 広告運用後の顧客対応、具体的な流入・流出経路や閲覧数を数値化
- データを基に仮説を立てながら、広告効果が高まるように検証・実行
営業職には広告の知識や高いコミュニケーション力、提案力などが求められるため、スキルアップできる職種と言えます。
③マーケティング職
マーケティング職は、営業職が顧客からヒアリングした内容を基に調査・分析を行い広告戦略を考えまる仕事です。顧客のデータを分析したり、市場や競合他社とデータを比較したりします。
広告運用後は、広告効果が高めるためデータを基に仮説を立てながら検証・実行を繰り返さなければなりません。
広告の力で顧客の課題を解決するという役割を担っています。
【職種別】Web広告業界の志望動機の例文を紹介

Web広告業界の志望動機の例文を職種別で紹介します。
ぜひ志望動機作成の参考にしてください。
【例文①】クリエイティブ職
クリエイティブ職
私が貴社を志望する理由は、購買活動に影響を与える動画広告の作成に携わりたいという軸をもとに就職活動を行っているためです。
私は大学時代にデジタル広告サークルに所属しており、研究の中で現代の若者のテレビ離れが進んでおり、特にSNS上の動画広告が購買活動に与える影響が大きくなっていることを学びました。
この経験を通して、現代の社会に合わせたより魅力的で購買を促進できるような広告作成にクリエイターとして携わりたいと考えるようになりました。
貴社は、Web広告制作へ特に力を入れていることに加え、映像ディレクターの教育も行っており、これまで専門学校で身につけた動画編集スキルを最大限に発揮し、商品・サービスの購買につながる優れた動画広告を制作し、自己成長に繋げられると考えました。
入社後は、私の経験とスキルを駆使し、貴社の発展に貢献したいと考えております。
例文のように、志望動機には自分がその職を選んだきっかけや考えを具体的に示しましょう。自分がどういう経緯でその職や企業を志望しているのか、自己分析を深めたうえで書きましょう。
特に、自分の経験に基づいて説明できるとより好印象になりますよ。
【例文②】営業職
営業職
私が貴社を志望いたしましたのは、貴社独自のノウハウやWeb広告の強みを活かし、より最適な提案をクライアントへ提供したいと考えたためです。
私は、大学時代に偶然目にした貴社の〇〇のSNS広告に深く心を動かされ、このように目にした人の心を動かすようなWeb広告制作に携わりたいと考えるようになりました。
マス広告では広範囲にアプローチする一方で、Web広告はエリア・性別・興味関心などを細かく設定し、効果的なターゲティングが可能です。商品を購入してもらうためには、正確なターゲットにリーチすることが不可欠であり、その点で私はWeb広告の有用性を確信しています。
貴社は、Web広告に特に力を注いでおり、独自のノウハウを活かしながらクライアントに寄り添った提案を行っています。入社後は、貴社の優れたマーケターとクリエイティブ陣と協力し、顧客の期待に応える営業として貢献していきたいと考えています。
例文では熱意・やる気を示すため、広告への理解を示したり、企業の行っている事業の特徴を説明したりしています。
特に企業研究は深く進め、採用担当者に良い印象を与えましょう。
【例文③】マーケティング職
マーケティング職
私が貴社を志望した理由は、Web広告を通じて人々の日々の暮らしをより豊かにする手助けをしたいと考えたためです。
私は、以前SNSでインフルエンサーとして活動した経験があり、SNSなどの媒体の広告としての大きな可能性を強く感じていました。実際に企業様から案件をいただいた際には、どうすれば再生回数が伸びるか、商品の良さを伝えられるか分析や改善を繰り返してまいりました。
貴社は特にSNS広告運用の実績が豊富であり、インフルエンサーとして培った強みを最大限に生かせると考えています。
入社後の目標は、顧客の視点から課題を見つけ、解決するマーケターに成長することです。また、貴社での業務を通して、何度でも運用広告の分析・改善を繰り返し、顧客に信頼される存在となるよう尽力していきます。
これまでにSNS運用の経験がある方は、積極的にSNS運用経験をアピールしましょう。経験がある人はそれだけでアドバンテージになります。
自分がどのようにSNS運用をしてきたのか、どのような問題を乗り越えてきたのか、より詳しく説明できるようにしておくと安心ですね。
Web広告業界の志望動機の構成

Web広告業界の志望動機の構成は、以下の通りに進めてください。
紹介する構成の通りに志望動機を作成すれば、採用担当者から評価される志望動機が完成します。
①結論を簡潔に述べる
まず結論を簡潔に述べるべきです。初めに結論を述べることで、採用担当者にとって分かりやすい志望動機になります。
採用担当者にとって、分かりやすさは重要は選考基準です。
逆に初めに結論が述べられていない志望動機は、分かりにくい・読みづらいという理由で落選します。
初めに結論を簡潔に述べることは、選考通過の第一歩ですので意識してみてください。
②なぜWeb広告業界なのかを深掘りする
なぜWeb広告業界なのかを深掘りして、業界志望理由を明確にしましょう。広告業界の中でもなぜWeb広告を志望するのか、競合他社と比較して考えてみてください。
Web広告業界に憧れた理由や好きな理由を述べても構いません。
さらに、業界の良い面だけではなく、厳しい面も理解しているとアピールできれば採用担当者から一目置かれるはずです。
③その企業を選んだのか理由を明確にする
Web広告業界の中でも、なぜその企業を選んだのか理由を明確にしましょう。
企業の特徴や強み、作成している広告などを知れば、企業を選んだ理由を明確にできます。
企業研究を徹底的に行い、その企業にしかない特徴やその企業でしかできないことを発見しましょう。
どうしても独自の特徴が発見できない時は、社員の人柄や社風に惹かれたと書いても良いです。
④入社後のビジョンを詳細に書く
入社後のビジョンを詳細に書くと、採用担当者から将来活躍しそうな人材だと見込まれます。
入社3年未満の若手OB・OGの働き方を知れば、入社後のビジョンを詳細に書けるようになるでしょう。
OB・OG訪問では、できるだけ若い方や志望する職種の方からお話を聞くようにすべきです。ぜひ入社後に与えられる業務内容や志望職種ならではの働き方について深掘りしてください。
ここまでweb広告業界の志望動機の構成を説明してきました。以下の記事では、構成は分かっていても志望動機が書けない人向けに解決法を紹介しています。気になる方はぜひ読んでみてください。
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Web広告業界の志望動機作成の注意点3つ

Web広告業界の志望動機作成の注意点を3つ紹介します。
志望動機を作成する前に以下の注意点に気を付ければ、より良い志望動機が作成できるでしょう。
①単なる憧れや好きな気持ちだけを書かない
志望動機に単なる憧れや好きな気持ちだけを書くことは賢明ではありません。
面接官は憧れだけで入社し、現実の仕事の厳しさを知って辞めた社員を数多くみています。
「Web広告業界の厳しい労働内容も覚悟したうえで貴社に入社をしたい」という姿勢をみせるべきです。
特に数字と向き合いながら、広告の分析・改善をくり返す過酷な労働への覚悟をみせましょう。
②どこの企業でもできることを書かない
志望動機にどこの企業でもできることを書くことは禁止です。
どこの企業でもできることを書くと、面接官に「企業研究をしてない」という悪印象を与えてしまいます。
公式HPを読んだり、OB・OG訪問をしたりして企業研究を念入りにしましょう。
競合他社との比較も有効で、企業研究をするほど、志望企業でしかできないことが書けるようになります。
③全体的に一貫性を持たせる
志望動機は、全体的に一貫性を持たせる必要があります。
業界を志望する理由や企業を第一志望とする理由などに一貫性がなければ、嘘っぽい志望動機になるため注意してください。
例えば、SNS広告運用が得意と自己PRする就活生がSNS広告を取り扱っていないWeb広告企業を志望していたら違和感を感じるでしょう。
採用担当者は、志望動機の一貫性のなさや違和感に敏感です。
Web広告業界の志望動機についてよくある質問

Web広告業界の志望動機についてよくある質問は、以下の通りです。
以下で各質問に詳しく回答しています。
Q1.|Web広告業界の今後の動向は?
現在はWeb広告費がテレビや雑誌などのマスメディア4媒体の広告費を追い抜いています。
さらに、5Gの普及も後押しており今後も業界として市場をどんどん広げていくでしょう。
経済産業省の調査によれば、2021年には既にネット広告費がテレビ広告費を上回っていました。
Q2.|Web広告業界で求められる人物像は?
Web広告業界では、コミュニケーション能力・柔軟な思考力・好奇心を持つ人材が求められています。さらに、トレンドに敏感であることも重要です。
以下にWeb広告業界で求められる人物の能力と特徴をまとめました。
Web広告業界で求められる人物の能力
- コミュニケーション能力がある
- 柔軟な思考力を持っている
- 好奇心に忠実である
- トレンドに敏感である
どれも努力で身に付けることができる能力と特徴です。今は求められる人物像と違ったとしても、Web広告業界を諦めずに挑戦してください。
Q3.|Web広告が全くの未経験でも大丈夫ですか?
Web広告業界は、未経験者でも就職可能な業界として知られています。
業界の需要が高まり、人材不足から、未経験からでも参入できるチャンスが広がっていますが、最低限の知識やスキルは必要です。
未経験者が最初に目指すべきは、営業職やアシスタント職でこれらの職種は比較的未経験者の採用が多く、業界への入り口として最適でしょう。
また、個人でWebサイトやブログを運営し、広告配信の経験を積むことや、Webマーケティングスクールで学ぶこともおすすめです。
Q4.|なぜ広告業界は激務なのでしょうか?
Web広告業界は、クライアントのニーズや締め切りに柔軟に対応する必要があるため、スケジュールが非常に厳しいと言われています。
広告キャンペーンやプロジェクトは、クライアントの商品販売やイベント開催に合わせて計画されるため、予期せぬ急な変更や追加要求が多く発生します。
そのため、夜間や土日に作業を行うことも珍しくなく、勤務時間外での対応も少なくありません。
クライアントのプロジェクト成功のために、緊急の修正や新たなアイデア提案が常に求められるため、広告業界は激務と呼ばれる傾向があるのです。
周囲と差をつけた志望動機でWeb広告業界の内定を獲得しよう
Web広告業界は人気があるため、周囲と差をつけた志望動機を作成しなければなりません。紹介した志望動機の構成や注意点を参考にしてください。
周囲と差をつけた志望動機を作成できれば、Web広告業界の内定獲得を実現できます。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。