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【例文付き】自己PRで計画性をアピールする書き方を解説

就活で計画性をアピールしようと考えている就活生は、たくさんいるのではないでしょうか。

ただし、言葉自体が漠然としているため、伝え方を工夫しないとあまり良い評価を得られないかもしれません。

そこで、本記事では自己PRで計画性を伝える際のポイント例文を紹介します。ぜひ、就活対策の参考にしてくださいね。

自己PRで企業が求める計画性の3つの種類

企業側が必要としている計画性は、主に以下の3つです。

企業によってどんな計画性が求められているか把握する必要があります。

  1. 優先順位を設定する力
  2. スケジュール管理能力
  3. リスクを管理能力

①優先順位を設定する力

計画性のある人は、物事を進めるために、事前に方法や手順をしっかり考えられます。

つまり、目標達成に必要な時間を想定して、前もって生じる可能性のあるトラブルを予想できる人のことを指すので、単に計画を立てるのみでは計画性が高いとは言えません。

会社では納期が決められた仕事を担当する機会が少なくないので、直前で慌てて取り組んだりせず、余裕を持って完了できる人材が必要とされているのです。

②スケジュール管理能力

計画性があり、自己管理も得意な人は少ないでしょう。

企業では、自分のキャパシティを把握したり、スケジュールを管理したり、計画遂行のために体調を整えるといった自己管理によって仕事を計画通り進める必要があります。

そのため上司の指導のもと、自分で業務を管理しながら実行できる人材を企業側は求めています。

③リスク管理能力

計画性があれば、想定外の理由によって仕事が遅れるリスクを回避できます。

社会人になると市場の状況や取引先の意向が変化して、物事が予想したようには進まないこともよくあるでしょう。

そのため、不測の事態が生じるケースも考えながら計画を立案して、不慮のトラブルにも迅速に予定を練り直して対応する必要があります。

仕事上のリスクを小さくできる人材を企業は採用したいのです。

自己PRで計画性アピールする際のポイント

計画性をアピールする際には、分かりやすい内容になるように心がけてください。評価されやすい自己PRを作成するポイントは2つです。

  1. 企業が求める人物像に適した計画性をアピールする
  2. 面接官に伝わるように簡潔な言葉で伝える

①企業が求める人物像に適した計画性をアピールする

自己PRに用いる強みは、企業側が求めている人物像に合わせたものにしましょう。

計画性はどの企業に対してもアピールできる強みですが、その言葉の持つ意味は幅広いです。したがって、事業内容・社風・企業理念をしっかり分析行うことが重要です。

志望企業が必要としている計画性がどんなものか把握してから、表現や切り口をしっかり考えて自己PRを作ることが大切になります。

②面接官に伝わるように簡潔な言葉で伝える

面接担当者にはあなたの強みを簡潔に伝えましょう。強みの説得力を上げるためには、エピソードを盛り込むことが大切ですが、内容が多いほど良いわけではありません。

エピソードをいくつも入れてしまって自己PRが長くなれば、相手のことを考えていない押しの強い人物だと思われてしまう危険性があるため、基本的にエピソードは1つだけ選んでくださいね

自己PRにおける計画性の書き方3ステップ

自己PRを書くときには、ストーリー構成や伝え方が大切です。以下の3つのステップを意識して作成しましょう。

  1. 結論ファーストで具体的な計画性の定義を伝える
  2. 計画性を発揮したエピソードを伝える
  3. 入社後の計画性を活かした活躍の展望を伝える

①結論ファーストで具体的な計画性の定義を伝える

自己PRを書く際には、まず自分の強みをはっきり示しましょう

初めに結論を述べると、聞き手もこれから何を話すのか把握できるので、相手も話が入りやすくなります。

また、より具体的な計画性を伝えられるとより良いアピールになるでしょう。

②計画性を発揮したエピソードを伝える

ただ単に「計画性がある」と述べても、具体的にどんな強みなのか相手には分かりません。自分の計画性が発揮されたエピソードを伝えて、長所である信憑性を高めてくださいね

固有名詞の使用を避けたり、初めて聞いた人にも伝わる内容になるように文章を整え分かりやすくエピソードを伝えられるように心がけましょう。

③入社後の計画性を活かした活躍の展望を伝える

あなたの長所がいくら優れていても、企業の仕事に活かされないと意味がありません。

したがって、自身の計画性を入社後にどう活かしていくか、締めの言葉として伝えることが大切です。

そのためには企業研究を行い、会社の特徴を事前に把握した上で、強みをどうやってアピールすべきか考えてくださいね。

自己PRで計画性をアピールするときの例文3選

次に、計画性をアピールできる例文を3つ紹介します。これまで解説してきた内容を、実際にどのように自己PRに落とし込むべきか、例を見ながら考えてみてくださいね。

  1. 英語の勉強計画
  2. 部活の経験
  3. アルバイトでの経験

例文①英語の勉強計画

私の強みは、設定した目標のために計画を立て必ず実行する点にあると思います。

私が大学時代に目標としていたのは、日常会話が容易にできるレベルに英語力を引き上げることです。

英語を日常的に使う環境に身を置くため、大学3年生のときにオーストラリアのメルボルンに留学しました。現地では留学経験だけに満足しないように、1ヶ月後・3ヶ月後・半年後にはこのレベルと、目標を達成するための道筋を整理して計画を立てて、行動指針を決めていました。

結果として目標を達成することができ、それまでは自分の英会話の拙さにより諦めていましたが、外国人の友達との会話を楽しむこともできています。

上昇志向の強い貴社でも、私の強みを最大限発揮できると考えております。自己管理能力を活かし、常に目標を掲げて計画を立て必ず実現する人材として、営業成績トップを目指し全力を尽くしたいです。

まずは、大学生時代に英語の勉強を計画立てて行った例文です。徐々にレベルが上がっていった様子がわかりやすいのがポイントです。

例文②部活の経験

私の長所は、自分だけでなく複数の人を巻き込んだ計画を立てられる点です。

私は大学でダンス部の部長を務めていました。当初は、人数が多いためにそれぞれの実力やモチベーションの波に合わせ指示を出すことに苦労していました。全国大会出場を部の目標として掲げてからは、予選大会の当日まで日数から逆算して練習計画を立て、振りの変更などイレギュラーな事態にも対応しつつ、必ず間に合わせるように練習を続けました。

その結果予選1位で通過し、夢だった全国大会への出場を実現することができました。

貴社の職場においても、リスクを見越しながら、綿密な計画力やカバー力を発揮する所存です。そして、チーム内の業務を円滑に進め必ずプロジェクト成功に導きたいと考えております。

部活の経験から、リスクヘッジが出来ることをアピールしています。具体的に起こした行動を述べているのがポイントです。

例文③アルバイトでの経験

私は、優先順位を考えながら効率的に作業を進められる点が強みです。

私が学生時代にしていたアルバイトは、飲食店での接客です。団体客が来店するときもあり、料理をの提供、バッシング、飲み物の注文を確認するだけでなく、厨房では調理器具を洗う業務も担当していました。
お客様と調理担当の両方から次々と業務の依頼が来る中、お客様の対応を優先して、その合間に調理器具を洗って、問題なく業務をこなせるように工夫しました。結果的に、入店から3ヶ月ほどで、お客様からのクレーム件数を半減させることができました。

営業としても、培った計画性を存分に活かし、目標数値の達成に向け全力を尽くしていきたいと考えています。また、さらなるシェア拡大に力を入れる貴社において、より効果的なアクションを取れるよう精一杯努めて参ります。

飲食店のアルバイト経験で、効率の良さを考えられることをアピールしています。実際に働く様子が想像できるのがポイントです。

自己PRで計画性を伝える際に注意すべき2つのこと

計画性を自己PRとして述べるときに注意点があります。せっかくの長所がマイナスの印象にならないように、以下の2点に気をつけてくださいね

  1. 面接での態度と矛盾しないようにする
  2. 裏返しの短所を補強するエピソードを用意しておく

①面接での態度と矛盾しないようにする

面接のときには、自己PRに記載した内容と矛盾した受け答えや言動にならないように常に注意する必要があります。

例えば、長所として計画性を伝えてから、「私は急な対応を迫られたら、まず行動を大切にしている」のように「行動力」を強みとして述べてしまうと、少し矛盾した印象を与えるかもしれません。

このように、長所を複数用いてアピールすると、場合によっては矛盾した印象を与えてしまうでしょう。

また、長所と短所が矛盾する場合もあり、自分自身では矛盾に気づきにくいので、他の人の意見ももらってくださいね。

②裏返しの短所を補強するエピソードを用意しておく

強みと弱みは表裏一体なので、「計画性がある」ことは、「慎重すぎる」「行動力に欠ける」「融通が効かない」と思われるかもしれません。

これらの懸念を潰すためにも、計画性が高いことに伴う短所を、どうやって払拭しているか述べることが大切です。

計画を立てて取り組んだ結果、大きな危険を回避できた経験や、それまで以上に改善できた経験を伝えれば、計画性に対する悪いイメージを解消できるでしょう。

自己PRで計画性を伝える際は具体的に定義することが大事

今回は自己PRで計画性を伝えるときの注意点と例文を紹介しました。

計画性をより具体的に言い換えて、強みを活かせた経験をエピソードに盛り込むことで、あなたの魅力を伝えられるでしょう。

自分自身の長所を最大限にアピールして、上手に選考を突破してくださいね。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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