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手書きの自己PRの書き方・注意点を紹介|構成や求められる理由を解説

就職活動用に作成する履歴書の自己PRを、手書きで作成する人も多いでしょう。しかし「手書きの自己PRはどのように書けばいいの?」と悩みますよね。

そこで本記事では、手書きの自己PRの書き方や注意点をわかりやすく紹介します。手書きを求められる理由や、自己PRの構成も解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

企業が手書きの自己PRを求める理由3つ

まず、企業が手書きの自己PRを求める理由を3つ紹介します。

  1. 学生の熱量をはかるため
  2. 筆跡から人柄・個性を知るため
  3. 代筆応募を防ぐため

①学生の熱量をはかるため

1つ目の理由は、学生の熱量を測るためです。手書きの文章は応募者の真摯さや熱意が文字を通して表れやすく、その人の本質や意欲を垣間見ることができます。

また、文字だけでなく、筆跡や表現方法からも個性やコミュニケーション能力が窺え、面接や選考の前段階での判断材料としても活用されますよ。

②筆跡から人柄・個性を知るため

2つ目の理由は、筆跡から人柄・個性を知るためです。筆跡は個人の性格や特性を反映し、コミュニケーション能力や信頼性などを推測する手がかりとなります。

たとえば、丸文字や曲線が多い筆跡は柔軟性や創造性を象徴し、直線的な筆跡は決断力や堅実さを示す傾向があります。また、文字の大きさや間隔、筆圧なども性格を表す要素となりますよ。

また、大きな文字は外向的であり、小さな文字は内向的な性格を表すことがあります。このように、手書きの履歴書は応募者の性格や考え方を知るヒントとなり得るのです。

③代筆応募を防ぐため

3つ目の理由は、代筆応募を防ぐためです。履歴書の代筆は、基本的にNGとされます。

履歴書は自分で書くものであり、家族や友人に代筆してもらう行為はマナー違反なのです(ケガなど、やむを得ない場合を除く)。

ただ、PCで作成された履歴書の場合、それが代筆されたものであっても見抜くことが困難でしょう。

一方、手書きの履歴書の場合は、筆記試験や選考通過後の契約書類の筆跡と見比べることで代筆かどうかをチェックできます。このことから、企業が手書きの履歴書を求めることがあるのです。

手書きとPC作成の自己PRの違い2つ

続いて、手書きとPC作成の自己PRの違いを紹介します。

  1. かかる時間が違う
  2. 担当者への印象の残り方が違う

①かかる時間が違う

手書きとPC作成の自己PRには、作成にかかる時間に違いがあります

手書きでは文字を書くのに時間がかかり、きれいに仕上げるために手間がかかります。誤字脱字などのミスによって、最初から書き直さなければならなくなることもあるでしょう。

一方、PC作成ではテキストを入力するだけで簡単に修正や編集ができるため、書く内容さえ決まっていれば短時間で作成可能です。そのため、手書きに比べてPC作成の方が時間を短縮できます

②担当者への印象の残り方が違う

手書きの自己PRとPC作成の自己PRでは、担当者への印象の残り方が異なります。手書きの場合、書体などの個性が感じられるため、印象が強く残りやすい傾向があるでしょう。

一方で、PC作成の場合は、目立った特徴がないため印象を残しにくいという特徴があります。

手書きの自己PRは、応募者の個性や情熱が伝わりやすい一方で、PC作成の自己PRは、整然としていて整った印象を与えるでしょう。

手書きで自己PRを作成するメリット・デメリット5つ

続いて、手書きで自己PRを作成するメリット2個とデメリット3個を紹介します。

  • 【メリット①】志望意欲・熱意の強さを伝えやすい
  • 【メリット②】個性をアピールできる
  • 【デメリット①】時間と手間がかかる
  • 【デメリット②】修正が難しい
  • 【デメリット③】読みづらくなる可能性がある

【メリット①】志望意欲・熱意の強さを伝えやすい

手書きで自己PRを作成するメリットの1つは、文字やレイアウトのデザインによって、志望意欲・熱意の強さを伝えやすいことです。

手書きならではの筆致や字の形、紙の使い方などが、個人の思いや情熱を直接伝える手段となります。

文字やデザインの背後にある思いや感情が、相手にリアルに伝わりやすくなるため、志望意欲や熱意を強くアピールすることが可能です。

【メリット②】個性をアピールできる

個性をアピールできる点も手書きで自己PRを作成するメリットのひとつです。手書きの文字には、その人の独自の個性や感情が表れやすく、印象に残りやすい特徴があります。

たとえば、文字の形や大きさ、筆圧、手書きのスタイルなどが、その人の個性や特徴を反映しています。

手書きで自己PRを作成することで、テキストだけでは伝えきれない自分の魅力や人柄をより生き生きと表現できるのです

【デメリット①】時間と手間がかかる

手書きで自己PRを作成するデメリットは、時間と手間がかかることです。

手書きでは、文字を丁寧に書く必要があります。そのため、文章を考えるだけでなく、文字を書く作業にも時間がかかります。

また、ミスを訂正する場合や、レイアウトを調整する場合も手作業で行う必要があり、それにも時間と手間がかかるでしょう。

このように、PCを使った場合に比べて、手書きで作成する場合は作業効率が低下する傾向があるのです。

【デメリット②】修正が難しい

修正が難しいことも手書きで履歴書を作成するデメリットのひとつです。手書きでは、ミスを見つけて修正するためには文書全体を書き直す必要があります。

そのため、修正が頻繁に必要な場合や文書の内容が変更される可能性がある場合、手書きで作成した自己PRは修正が非常に困難になるのです。

【デメリット③】読みづらくなる可能性がある

手書きの履歴書は、読みづらくなる可能性があります。なぜなら、文字の大きさや字の形を一貫させることが難しいからです。

また、手書きは応募者の個性や熱意を表現しやすい一方で、不適切な筆圧や字のゆがみなどがあればそれがマイナス評価にもつながりかねません

これらの理由から、手書きで自己PRを作成すると読みづらくなる可能性が高まるのです。手書きをする機会が少ない人や、字に自信がない人は注意が必要になります。

【4段階】手書きの自己PRの構成

続いて、手書きの自己PRの構成を紹介します。

  1. 結論を最初に書く
  2. 根拠・経緯を説明する
  3. 仕事でどう活かしていくか伝える
  4. まとめ

①結論を最初に書く

自己PRの構成において、結論を最初に書くことは重要です。これにより、企業に内容が伝わり、印象を残しやすくなりますよ。

自己PRの始めに自身の強みや価値を端的に示し、その後に詳細な説明や具体例を加えることで、その後の文章が書きやすくなります。

結論は難しく考えず「私の強みは〇〇です。」から始めれば問題ありません。

②根拠・経緯を説明する

次に、結論を裏付ける根拠や経緯を説明します。自己PRは自身の強みやスキルを明確に伝えるためのものであり、根拠や経緯を示すことで信憑性を高められるでしょう。

具体性を重視し、具体的な経験や実績を挙げることで、自己PRの説得力を向上させることができます。

なお、エピソードを使用する際には、長すぎないように注意することが重要です。1つか2つのエピソードを選び、簡潔にまとめることで、自己PRを効果的に構成できますよ。

➂仕事でどう活かしていくか伝える

自己PRの構成では、入社後に活躍できる人材であることをアピールすることが重要です。そのためには、強みを仕事でどう活かしていくか伝えましょう

アピールポイントは、入社後に活かせると確信させて初めて魅力的なものになります。どんなに素敵な強みや武器があっても、入社後に活かせなければ意味がないのです。

したがって、自分の順応性という強みは入社後にどう活かすことができるのか、具体的に伝える必要があるのです。強みを強調し、自分だからこそ貢献できることを伝えましょう

④まとめ

最後は、自己PRをまとめましょう。自己PRにおけるまとめは、最後に述べる部分であるため最も面接官の記憶に残りやすいと言われています。企業への貢献やあなたの熱意を伝えるようにしましょう。

自己PRの締めを書く際の3原則は、「仕事への貢献で終わる」「根拠のないことは書かない」「貢献+意欲で締める」です。

具体的な貢献のビジョンを述べたあと、入社に対する強い希望や情熱を伝えれば、印象を強く残せるでしょう。

手書きで自己PRを書く際の注意点5つ

最後に、手書きで自己PRを書く際の注意点を5つ紹介します。

  1. 修正液・二重線での訂正はしない
  2. 必ずボールペンを使用する
  3. 消せるボールペンは使用しない
  4. 文字のサイズをそろえる
  5. 下書きの消し忘れに注意する

①修正液・二重線での訂正はしない

履歴書に修正ペン・修正テープを用いたり、二重線で訂正することはNGです。履歴書などの正式書類を修正ペン・修正テープで訂正するのはマナー違反とされています。

修正ペン・修正テープで書類を訂正すると、「誰が手を加えたのか分からない信頼性のない書類」とみなされます。また、入社意欲を疑われる可能性もあるため要注意です。

履歴書でミスが発生した場合は破棄し、新しく書き直しましょう。

②必ずボールペンを使用する

就活用の履歴書は、ボールペンで作成しましょう。文字が消えるリスクがある鉛筆やシャープペンシルは避けるべきです。

なお、ボールペンを選ぶ際には、見出し用には1.0ミリ、本文用には0.5ミリなど、太さの異なるペンを用意すると、読みやすさが増しますよ。

また、鉛筆で薄く下書きした上からボールペンで清書することで、修正もしやすく書類全体の印象も良くなるため、鉛筆も合わせて用意しておくと良いでしょう。

③消せるボールペンは使用しない

履歴書を書く際はボールペンを使用するべきと紹介しましたが、フリクションなどの消せるボールペンを使用することはNGです。

消せるボールペンは、こすった際の熱によってインクが消える仕組みです。そのため、太陽光やコピー時の熱で消える可能性もあります。

また、消えるボールペンで書かれた履歴書は誰でも修正・改ざんできるため、信頼性のない書類とみなされる場合も。履歴書に限らず、公的書類には使用しないようにしましょう。

④文字のサイズをそろえる

履歴書では、各項目の文字サイズをそろえることが重要です。これにより、履歴書全体に統一感が生まれ、読みやすさが向上します。

特に、学歴や職歴などの重要な情報を記載する部分では、文字サイズを統一することで、情報が伝わりやすくなり、ストレスなく読んでもらえるでしょう。

なお、見出しやタイトルなど、目立たせたい部分は少し大きめの文字サイズで記載することで、履歴書の重要ポイントを強調できますよ。

⑤下書きの消し忘れに注意する

手書きの場合は下書きをすることが大切です。なぜなら、下書きをすることで、書き直す手間を省けるので、効率的に履歴書を完成させられるからです。

下書きする際は、鉛筆で薄く下書きし、最終的にはその上からペンでなぞります。そうすることで、ミスを減らし、整った見た目の履歴書を作成できますよ。

注意点として、下書きを消す際はきれいに消える消しゴムを使用し、用紙が破れたりシワがついたりしないよう注意しましょう。

手書きの自己PRのメリットを利用して就活に挑もう

本記事では、手書きの自己PRの書き方や注意点を紹介しました。

手書きの自己PRには、時間と手間がかかる、修正が難しいなどのデメリットがある一方で、あなたの個性や熱意が伝わりやすいというメリットもあります

手書きの自己PRを書く際は、ボールペンを使用し、文字のサイズに注意しながら丁寧に作成しましょう。手書きの自己PRのメリットを利用することで、好印象を得られますよ

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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