エントリーシートや面接において非常に重要なのが、志望動機。そして志望動機を考える際に、「地域貢献」について盛り込みたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、志望動機の題材に地域貢献を盛り込む場合のポイントや例文について、詳しく解説します。
地域貢献を就活の軸にしている方や、地域貢献について盛り込みたい方は、ぜひともここで一緒にチェックしてくださいね。
志望動機に地域貢献を書く際は注意が必要
志望動機に地域貢献を盛り込んでも問題はありませんが、充分に注意する必要はあります。地域貢献は、全ての企業が行っていることだからです。
どんな企業でも事業を通じて何らかの地域貢献をしているため、安易に志望動機にすると「うちの会社でなくても良いのではないか」と思われかねません。
また、やはり企業は自社の事業に貢献できる人材を求めています。地域貢献も大切ですが、就活では企業に貢献できることもしっかりアピールしてくださいね。
「地域貢献」を志望動機の軸にする場合、アピールには工夫と準備が必要です。ありきたりな志望動機にならないよう、次の章を読んできっちり準備しておくのがおすすめですよ。
志望動機で地域貢献を書く際にするべき準備
志望動機に地域貢献を盛り込む場合、以下の点を意識して準備するべきだと言えます。
- 志望企業の事業と地域貢献の関連性を調べる
- 志望企業ならではの地域貢献を考える
- 社会貢献をより具体的に説明できるようにする
どんなに社会貢献をしたいと熱を持って伝えても、その企業の理念と一致していなくてはアピールにつながりません。
志望企業の理念や事業を研究し、社会貢献と結び付けられるのかはしっかりと考えておくべきです。
そして企業研究を行ったうえで、入社してどんな風に社会貢献をしたいのか具体的に説明できるようにする必要があるでしょう。
志望動機で地域貢献を題材に書く際のポイント2選
志望動機で地域貢献を題材に書く場合は、以下の2ポイントを押さえておくことが大切です。
- なぜ地域貢献がしたいのかを明確にする
- なぜその企業で地域貢献したいのかを明確にする
上記を念頭において書き、書き終わったら上記の観点から問題ないか見直すようにしましょう。
①なぜ地域貢献がしたいのかを明確にする
地域貢献について書く場合、その理由を明確にすることがまず大切です。
「地域貢献をしたい」という結論だけでは、他の就活生との違いはなかなか出せません。
そのため、結論ではなく理由の部分で差別化を図る必要があります。理由を明確するために大切なポイントは、具体例を盛り込むことです。
地域貢献をしたいと思ったきっかけとなる具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力のある志望動機に練り上げられるでしょう。
②なぜその企業で地域貢献したいのかを明確にする
「なぜその企業でなくてはいけないのか」も、明確にしておくべきポイントに挙げられます。
地域貢献自体、アピールポイントとして使われがちです。そのため必然的に「それなら当社じゃなくても良いのではないか」と思われやすくなります。
つまり、応募する企業の理念や事業内容を徹底的に研究し、企業(事業)の独自性や魅力についても触れる必要があるのです。
企業研究が足りていないと、間違いなく「志望動機が浅い」「志望度が低い」と判断されると考えておきましょう。
志望動機で地域貢献を題材に書く方法4ステップ
志望動機で地域貢献を題材に書く場合は、以下の4ステップで書くことをおすすめします。
- 結論ファーストで志望理由として地域貢献を書く
- 具体的な地域貢献の内容を書く
- 地域貢献をしたいと考えたきっかけを書く
- 入社後の仕事におけるビジョンと地域貢献との関わりを書く
①結論ファーストで志望理由として地域貢献を書く
志望動機を書く際にはまず、結論を最初に述べることが大切です。「わたしが貴社を希望したのは、〇〇だからです」などと、結論を最初に書きます。
結論から話すことは、報告文書の作成やプレゼンテーションなどビジネス全般における基本です。
結論から記述していないと、論理的な文章を書けないと判断されてしまいます。また、結論が最初にない文章は単純に読みにくいものです。
今後の練習もかねて、結論ファーストで書くことをまず徹底しましょう。
②具体的な地域貢献の内容を書く
地域貢献について記載する場合、内容を具体的に書くことも大切です。ただ「地域貢献」と書くだけでは、どうしても抽象的になってしまいます。
企業が行っている社会貢献につながる事業を具体的に把握し、「~に自分も携わりたい」とアピールすることが基本です。
たとえば、「貴社で販売している〇〇という薬を、〇〇の地域に普及させたい」などと回答します。
その企業ならではの地域貢献方法を確認し、自分がどのように活躍できるのかを採用担当者に伝えましょう。
③地域貢献をしたいと考えたきっかけを書く
地域貢献をしたいと書くなら、きっかけについても具体的に書く必要があります。地域貢献は汎用性が高い動機であり、差別化が難しいためです。
きっかけについて具体的に書くことで、他の就活生との自然な差別化を図れます。
「地域貢献」と言っても、特別な経験が必要なわけではありません。アルバイトや部活動の経験からでも、地域貢献につなげることは可能です。
具合的なエピソードを盛り込み、誰とも異なる自分だけの志望動機を練り上げましょう。
④入社後の仕事におけるビジョンと地域貢献との関わりを書く
入社後の仕事におけるビジョンと地域貢献の関わりについても、積極的に盛りこんでおきましょう。入社後に何をしたいのか伝えることで、仕事への意欲の高さをアピールできます。
また、そもそも企業は、内定辞退や入社後の早期退職をできるだけ避けたいと考えています。
入社後のビジョンが見えない就活生に対しては、「内定を出しても辞退されるかも」と思ってしまう可能性があるのです。
その企業に惹かれていることだけでなく、入社後にやりたいことについても言及するようにしましょう。
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【業界別】志望動機で地域貢献を題材にした例文2選
志望動機を考える際には、自分でゼロから無理に考えようとせず、例文を参考にすると効率的です。
そのためここでは以下の2つの業界に関して、志望動機で地域貢献を題材にした例文を紹介します。
- 商社
- インフラ
例文①: 商社
私は、世界中のさまざまなものを持ち込むことで地域の人々の生活を豊かにしたいと考え、貴社を志望しました。 私には、大学時代にスーパーマーケットでアルバイトをしていた経験があります。スーパーマーケットには魚やお肉、野菜をはじめとして多種多様な商品が並びます。私たちが扱っている商品が地域の人々の生活を作り上げていると実感することが、仕事へのモチベーションになっていました。 そして、世界中に存在するまだ見ぬ素晴らしい商品を持ち込むことで地域の方々の生活をより豊かにできたら、非常に幸せだと考えるようになりました。 特に食品分野に関して強みを持つ貴社に入社し、地域の人々に素敵な食べ物を提供する仕事に携わりたいと考えております。 |
上記のように、自分オリジナルのエピソードであるアルバイト経験について盛り込むことで、理由の説得力を高められます。
また、その企業の強みや独自性についても言及することで、志望度の高さもアピールできるでしょう。
例文②: インフラ
私は、鉄道サービスを通じて地域の活性化や人々の生活を支える仕事をしたいと考えています。 私が中学に入学するタイミングで、生まれ育った地域に新たに貴社の鉄道の駅が設置されたことがありました。鉄道の駅ができたことで私たちの生活は一気に便利になり、地域に住む人々も徐々に増えていきました。貴社の鉄道によって生活を支えられている方が数多くいることや、地域の活性化に鉄道が欠かせないことを、身をもって実感しております。 このときから私は地域の活性化に関わる仕事をしたいと考え、大学時代には政治経済学部で経済政策について学びました。貴社に入社後は経済政策に関する知見を活かし、鉄道網による地域活性化に関わる仕事に携わりたいと考えています。 |
インフラ業界ヘの志望動機は、地域貢献との相性が比較的良いと考えられます。
鉄道業界を志望する理由やきっかけとなったエピソードを盛り込み、さらに自分がどのように活躍できるのかについても触れられると良いでしょう。
なぜ地域貢献がしたいのかを深ぼって志望動機を作成しよう
地域貢献を志望動機に盛り込む際には、他の就活生との差別化や話に説得力を持たせることを大切にすべきです。
地域貢献がしたいと感じた理由やきっかけとなるエピソードを盛り込み、志望度の高さや仕事への意欲の高さを伝えるようにしましょう。
この記事を書いた人
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。