エントリーシートや面接において非常に重要なのが、志望動機。そして志望動機を考える際に、「地域貢献」について盛り込みたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、志望動機の題材に地域貢献を盛り込む場合のポイントや例文について、詳しく解説します。
地域貢献を就活の軸にしている方や、地域貢献について盛り込みたい方は、ぜひともここで一緒にチェックしてくださいね。
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志望動機に地域貢献を書く際は注意が必要
志望動機に地域貢献を盛り込んでも問題はありませんが、充分に注意する必要はあります。地域貢献は、全ての企業が行っていることだからです。
どんな企業でも事業を通じて何らかの地域貢献をしているため、安易に志望動機にすると「うちの会社でなくても良いのではないか」と思われかねません。
また、やはり企業は自社の事業に貢献できる人材を求めています。地域貢献も大切ですが、就活では企業に貢献できることもしっかりアピールしてくださいね。
「地域貢献」を志望動機の軸にする場合、アピールには工夫と準備が必要です。ありきたりな志望動機にならないよう、次の章を読んできっちり準備しておくのがおすすめですよ。
志望動機で地域貢献を書く際にするべき準備

志望動機に地域貢献を盛り込む場合、以下の点を意識して準備するべきだと言えます。
- 志望企業の事業と地域貢献の関連性を調べる
- 志望企業ならではの地域貢献を考える
- 社会貢献をより具体的に説明できるようにする
どんなに社会貢献をしたいと熱を持って伝えても、その企業の理念と一致していなくてはアピールにつながりません。
志望企業の理念や事業を研究し、社会貢献と結び付けられるのかはしっかりと考えておくべきです。
そして企業研究を行ったうえで、入社してどんな風に社会貢献をしたいのか具体的に説明できるようにする必要があるでしょう。
志望動機で地域貢献を題材に書く際のポイント3選

志望動機で地域貢献を題材に書く場合は、以下の3ポイントを押さえておくことが大切です。
上記を念頭において書き、書き終わったら上記の観点から問題ないか見直すようにしましょう。
①なぜ地域貢献がしたいのかを明確にする
地域貢献について書く場合、その理由を明確にすることがまず大切です。
「地域貢献をしたい」という結論だけでは、他の就活生との違いはなかなか出せません。
そのため、結論ではなく理由の部分で差別化を図る必要があります。理由を明確するために大切なポイントは、具体例を盛り込むことです。
地域貢献をしたいと思ったきっかけとなる具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力のある志望動機に練り上げられるでしょう。
②なぜその企業で地域貢献したいのかを明確にする
「なぜその企業でなくてはいけないのか」も、明確にしておくべきポイントに挙げられます。
地域貢献自体、アピールポイントとして使われがちです。そのため必然的に「それなら当社じゃなくても良いのではないか」と思われやすくなります。
つまり、応募する企業の理念や事業内容を徹底的に研究し、企業(事業)の独自性や魅力についても触れる必要があるのです。
企業研究が足りていないと、間違いなく「志望動機が浅い」「志望度が低い」と判断されると考えておきましょう。
③情熱や熱意の見える書き方を心がける
地域貢献を志望動機にする際は、情熱や熱意が伝わる書き方を心がけましょう。
「地域を良くしたい」などの漠然とした言葉ではなく、具体的な課題や自身の経験に基づいた理由を述べることが重要です。
たとえば、「地元の過疎化を解消したい」「地域の産業を活性化したい」等、具体的な目標を挙げ、それに向けて自分がどのように行動するかを明確に示してください。
自分の思いを具体的に表現することで、熱意が採用担当者にしっかり伝わる志望動機になります。
志望動機で地域貢献を題材に書く方法4ステップ

志望動機で地域貢献を題材に書く場合は、以下の4ステップで書くことをおすすめします。
①結論ファーストで志望理由として地域貢献を書く
志望動機を書く際にはまず、結論を最初に述べることが大切です。「わたしが貴社を希望したのは、〇〇だからです」などと、結論を最初に書きます。
結論から話すことは、報告文書の作成やプレゼンテーションなどビジネス全般における基本です。
結論から記述していないと、論理的な文章を書けないと判断されてしまいます。また、結論が最初にない文章は単純に読みにくいものです。
今後の練習もかねて、結論ファーストで書くことをまず徹底しましょう。
②具体的な地域貢献の内容を書く
地域貢献について記載する場合、内容を具体的に書くことも大切です。ただ「地域貢献」と書くだけでは、どうしても抽象的になってしまいます。
企業が行っている社会貢献につながる事業を具体的に把握し、「~に自分も携わりたい」とアピールすることが基本です。
たとえば、「貴社で販売している〇〇という薬を、〇〇の地域に普及させたい」などと回答します。
その企業ならではの地域貢献方法を確認し、自分がどのように活躍できるのかを採用担当者に伝えましょう。
③地域貢献をしたいと考えたきっかけを書く
地域貢献をしたいと書くなら、きっかけについても具体的に書く必要があります。地域貢献は汎用性が高い動機であり、差別化が難しいためです。
きっかけについて具体的に書くことで、他の就活生との自然な差別化を図れます。
「地域貢献」と言っても、特別な経験が必要なわけではありません。アルバイトや部活動の経験からでも、地域貢献につなげることは可能です。
具合的なエピソードを盛り込み、誰とも異なる自分だけの志望動機を練り上げましょう。
④入社後の仕事におけるビジョンと地域貢献との関わりを書く
入社後の仕事におけるビジョンと地域貢献の関わりについても、積極的に盛りこんでおきましょう。入社後に何をしたいのか伝えることで、仕事への意欲の高さをアピールできます。
また、そもそも企業は、内定辞退や入社後の早期退職をできるだけ避けたいと考えています。
入社後のビジョンが見えない就活生に対しては、「内定を出しても辞退されるかも」と思ってしまう可能性があるのです。
その企業に惹かれていることだけでなく、入社後にやりたいことについても言及するようにしましょう。
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【業界別】志望動機で地域貢献を題材にした例文2選

志望動機を考える際には、自分でゼロから無理に考えようとせず、例文を参考にすると効率的です。
そのためここでは以下の2つの業界に関して、志望動機で地域貢献を題材にした例文を紹介します。
例文①: 商社
例文①
私は、世界中のさまざまなものを持ち込むことで地域の人々の生活を豊かにしたいと考え、貴社を志望しました。
私には、大学時代にスーパーマーケットでアルバイトをしていた経験があります。スーパーマーケットには魚やお肉、野菜をはじめとして多種多様な商品が並びます。私たちが扱っている商品が地域の人々の生活を作り上げていると実感することが、仕事へのモチベーションになっていました。
そして、世界中に存在するまだ見ぬ素晴らしい商品を持ち込むことで地域の方々の生活をより豊かにできたら、非常に幸せだと考えるようになりました。
特に食品分野に関して強みを持つ貴社に入社し、地域の人々に素敵な食べ物を提供する仕事に携わりたいと考えております。
上記のように、自分オリジナルのエピソードであるアルバイト経験について盛り込むことで、理由の説得力を高められます。
また、その企業の強みや独自性についても言及することで、志望度の高さもアピールできるでしょう。
例文②: インフラ
例文②
私は、鉄道サービスを通じて地域の活性化や人々の生活を支える仕事をしたいと考えています。
私が中学に入学するタイミングで、生まれ育った地域に新たに貴社の鉄道の駅が設置されたことがありました。鉄道の駅ができたことで私たちの生活は一気に便利になり、地域に住む人々も徐々に増えていきました。貴社の鉄道によって生活を支えられている方が数多くいることや、地域の活性化に鉄道が欠かせないことを、身をもって実感しております。
このときから私は地域の活性化に関わる仕事をしたいと考え、大学時代には政治経済学部で経済政策について学びました。貴社に入社後は経済政策に関する知見を活かし、鉄道網による地域活性化に関わる仕事に携わりたいと考えています。
インフラ業界ヘの志望動機は、地域貢献との相性が比較的良いと考えられます。
鉄道業界を志望する理由やきっかけとなったエピソードを盛り込み、さらに自分がどのように活躍できるのかについても触れられると良いでしょう。
例文③: 金融系(地方銀行)
例文④: 医療系(看護師)
地域貢献をベースにした志望動機での注意点
地域貢献の志望動機は多くの企業で評価されますが、抽象的な表現や他地域を否定するような内容は避ける必要があります。
ここでは、地域貢献をテーマにした志望動機を作成する際の注意点について詳しく見ていきましょう。
①どの企業でも当てはまる志望動機にしない
地域貢献を志望動機にする場合、どの企業にも当てはまるような抽象的な内容は避けましょう。
その企業や組織が地域でどんな役割を果たしているのかをリサーチし、それに共感した具体的な理由を述べることが大切です。
さらに、自分のスキルや経験がその企業でどう活かせるかを示すことで、説得力のある志望動機を作れます。
②地域貢献に偏りすぎないようにする
地域貢献を志望動機にする際は、その内容に偏りすぎないよう注意が必要です。
地域貢献は魅力的なテーマですが、それだけを強調すると企業が求めるスキルや業務への意欲が十分に伝わらない可能性があります。
志望動機には、地域貢献を実現するために具体的にどんな業務で活躍したいか、自分のスキルがどう活かせるかを明確に盛り込みましょう。
地域貢献の思いと企業の目的が一致していることを示すことで、説得力のあるアピールができます。
③具体的にどう貢献したいのかを明記する
地域貢献を志望動機にする際は、具体的にどう貢献したいのかを明確にするのが重要です。
「地域を活性化させたい」などの抽象的な表現では、採用担当者に意図が伝わりにくくなります。
例えば、地元産業の支援や観光事業の拡大、環境保護活動への取り組みなど、自分が興味を持ち貢献したい分野を具体的に挙げましょう。
また、そのためにどのようなスキルや経験を活かせるかを説明するようにしてください。
④他の地域や都会を下げるような書き方をしない
地域貢献を志望動機にする際、他の地域や都会を下げるような表現は避けましょう。
「都会よりも地方が優れている」や「他の地域は魅力がない」という書き方は、ネガティブな印象を与えかねません。
志望動機には、応募先の地域に特化したポジティブな理由や、自分がその地域に貢献したいと思った具体的な背景を盛り込むことが重要です。
地域貢献の志望動機に関するよくある質問
地域貢献を志望動機にする際、どう具体化すればよいか悩む人も多いでしょう。
本章では、地域貢献をテーマにした志望動機に関するよくある質問を取り上げ、ポイントや注意点をわかりやすく解説します。
①地元以外でも地域貢献を理由にしていい?
地元以外でも地域貢献を志望動機にするのは問題ありません。重要なのは、応募先の地域に対する理解や具体的な貢献意欲を示すことです。
例えば、その地域の特性や課題をリサーチし、どう貢献できるかを明確に伝えると説得力が増します。
また、地元以外であっても「この地域で働きたい」理由を具体的に述べることで、熱意をアピールできるでしょう。
②地域貢献を面接で話すときのコツはある?
地域貢献を面接で話す際は、具体的なエピソードや計画を交えて話すのが重要です。
「地域に貢献したい」思いだけでなく、どんな形で貢献したいのかを明確に伝えましょう。
また、自分がその地域や企業を選んだ理由を補足することで、志望理由に一貫性を持たせることができます。
熱意と行動力を示すことが成功のポイントです。
③地元から離れたくないという動機はあり?
「地元から離れたくない」正直な気持ちも、志望動機として活用できます。
ただし、その理由を深掘りし、具体的に説明することが重要です。
例えば、「地元の発展に貢献したい」「地域の課題を解決したい」目標を挙げ、自分がどう貢献できるかを明確に伝えましょう。
また、地元で培った知識や人脈を活かせる点をアピールし、企業にとってのメリットを示すことも大切です。
なぜ地域貢献がしたいのかを深ぼって志望動機を作成しよう
地域貢献を志望動機に盛り込む際には、他の就活生との差別化や話に説得力を持たせることを大切にすべきです。
地域貢献がしたいと感じた理由やきっかけとなるエピソードを盛り込み、志望度の高さや仕事への意欲の高さを伝えるようにしましょう。
このメディアの監修者
若林
青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。