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【例文付き】農協(JA)に受かる志望動機の書き方!コツや注意点も解説

JAは安定性が高く地元に根差した業務をしており、就活生に人気の高い職種です。

ですが、いざJAに応募しようとしても「どんな志望動機を書けばいいの?」と悩んでしまう人もいるでしょう。

そこで、本記事ではJA向けの志望動機の書き方のコツや志望動機の例文、作成時に念頭に置いておきたいの注意点などを、くわしく解説します。

ぜひ、これからの就活の参考にしてみてくださいね。

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目次

志望動機の前に確認!JA(農協)の業務内容

志望動機を作る前に、まずはJAの業務内容について正確に把握しておきましょう

JAは、農業に関連する事業だけでなく、燃料事業や商品の提供、冠婚葬祭など生活に密着した事業もおこなっているグループで、その事業内容は多岐にわたります。

  1. 農業事業
  2. 信用事業
  3. 生活事業
  4. 共済事業

①農業事業

JAの農業事業は、組合員の農業生産性を高めるための総合的なサポート体制が特徴です。

農業技術の指導から農業経営の改善、生産活動に必要な農業資材の提供まで、幅広いサービスを展開していますよ。

具体的には、農家の技術向上を支援する営農指導、低コストでの資材共同購入、生産された農畜産物の販売支援など、農家と地域農業の発展に貢献する取り組みを行っています。

農家一人ひとりの課題に寄り添い、持続可能な農業の実現をサポートする組織として、地域農業の中核を担っているのです。

②信用事業

JAの信用事業は、農業と地域社会を支える金融サービスです。

貯金、融資、為替業務を中心に、組合員や地域住民のニーズに応えていますよ。

特に農業専門金融機関として、農業者への資金供給や生活改善資金の融資に力を入れており、地域の農業振興と経済発展に大きく貢献しています。

JA・JA信連・農林中金の3段階組織が連携し、「JAバンク」として全国最大級の店舗網を展開し、安定した金融サービスを提供しています。

③生活事業

JAの生活事業は、地域住民の日常生活を支える重要な役割を果たしています。

Aコープ店舗では、生鮮食料品から家庭雑貨まで、地域に密着した商品を提供しています。

特に、地元生産者による「もぎたて市」では、朝採れの新鮮な野菜を販売し、安全・安心な農産物を地域の皆さまに届けていますよ。

組合員向けの利益還元サービスや、多様な生活ニーズに応える店舗展開は、JAの生活事業の大きな特徴となっています。

④共済事業

JA共済は、「相互扶助」の理念に基づき、組合員の生活を総合的に支える保障制度です。

「ひと・いえ・くるまの総合保障」を提供し、病気、ケガ、火災、自然災害、交通事故などのリスクから組合員と家族を守ることが欠かせません。。

農業者向けの賠償責任共済や、地域貢献活動にも積極的に取り組んでおり、単なる保険事業を超えた、地域社会を支える役割を果たしています。

組合員一人ひとりに寄り添い、安心と満足を提供することを目指す、JA共済の事業は、地域の安全と安心を支える社会的機能を担っているのです。

JA(農協)に受かる志望動機の書き方3ステップ

JAに応募したいけれどどうやって志望動機を作ればいいか悩んでいる人向けに、ここでは志望動機の書き方を3つのステップに分けて紹介します。

志望動機作りに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 初めになぜ志望するのかを述べる
  2. 根拠となるエピソードを述べる
  3. どのように貢献するかを書いて締める

①初めになぜ志望するのかを述べる

志望動機の冒頭は、なぜJAに応募したのかを書きましょう。応募した理由を冒頭に持ってくることで、自分の考えを相手に素早く、かつ的確に伝えられます。

逆に、結論を後に持ってくると冗長でダラダラとした印象になり、「この人は何を伝えたいのだろう?」と思われてしまうでしょう。

結論を冒頭に持ってくる際は、一文で簡潔に伝えるのもポイントです。

志望理由はだらだら書くと説得力がなくなってしまうので、簡潔かつ分かりやすい内容を意識してくださいね。

②根拠となるエピソードを述べる

なぜJAを志望したのか、その根拠となるエピソードを志望動機に取り入れましょう。

なんとなくJAを目指したという理由では相手を納得させられません。JAを志した理由を、エピソードを添えて志望動機に書いてください。

このとき、エピソードをより具体的に書くとオリジナリティが増して、他の就活生と差をつけられます。

エピソードトークで印象的な志望動機にして、採用確率をアップさせましょう。

③どのように貢献するかを書いて締める

JAに採用された後、どんな貢献をしていきたいかを具体的に書きましょう。

こういう貢献をして役に立てるというアピールをすることで、採用担当者に「一緒に働きたい」と印象付ける効果があります。

ただし、漠然とした内容や実現不可能な内容は避けましょう。実現可能で具体的な内容を作るには、自分がJAで働いているイメージを思い浮かべてください。

より具体的なイメージができれば働くビジョンが明確になり、魅力的な志望動機が作れるでしょう。

【例文】JA(農協)の志望動機の例文を4つ紹介

ここでは、JAの志望動機の例文を4つ紹介します。

JAの志望動機でよく見る4つのパターン別に例文を用意したので、志望動機作りに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

  1. 地元に農業を通して貢献したい
  2. 日本の食糧問題解決に貢献したい
  3. 貴組合の理念に共感した
  4. 保険業で地域の人々を支えたい

①地元に農業を通して貢献したい

例文①

私は、地元の○○県の農作物を全国に広めたいと思い、志望しました。

○○県の農作物は全国1位の収穫数を記録していることを、県外の大学に出て初めて知りました。他には負けない誇れるところがあるのに、地元住民にあまり定着していないのはもったいないと感じました。

また、地元では有名な××や△△といった農作物が、県外の大学で知らない人が多いことを知り、もっと多くの人にその魅力と美味しさを知ってほしいと思ったのがきっかけです。

大学では農業に関する授業を専攻し、地元農作物に関する知識を深めてまいりました。この知識を活かし、貴組合で農作物のPR活動をおこなったり、知名度をアップさせる取り組みをしていきたいと考えています。

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農業を通してどういう形で貢献していきたいか、またそう思うようになったきっかけを、具体的なエピソードを書きましょう。

エピソードトークは他の就活生と差をつける志望動機の書き方の1つです。より具体的なエピソードを考えて、志望動機に盛り込みましょう。

②日本の食糧問題解決に貢献したい

例文②

私は、日本の食糧問題の解決に貢献したいと考え、貴組合を志望しました。

食糧問題に関心を持ったきっかけは、大学時代のボランティア活動です。さまざまな事情でご飯を満足に食べられない家庭に向けて、野菜や保存食などの食料品を提供するという活動をしていました。

しかし、食べるのに困る人がいる一方で、形が悪い野菜や賞味期限が近い食品はどんどん廃棄されています。この歪さをどうにか改善したいと思ったとき、貴組合ではフードロスをなくす独自の取り組みをしていると聞き、私もその取り組みに貢献したいと強く思いました。

農家とお客様を直接つなぐ営業をおこない、フードロスを少しでもなくしていければと思っています。

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JAに就職して何をしたいのか、志望動機の結論を冒頭に書きましょう。結論から述べることで、自分の伝えたい内容をスピーディーに伝えられます。

また、結論を冒頭に持ってくれば、その後に続く文章も作成しやすいです。

③貴組合の理念に共感した

例文③

「生産者と消費者を安心で結ぶ懸け橋」という経営理念に強く共感し、志望させていただきました。

近年は日本国内で米離れが進み、米価格の下落や米農家の減少など、さまざまな問題が起こっています。日本が世界に誇る和食は、米がなくては成り立ちません。米の素晴らしさを今一度皆さんに知ってもらい、米の消費促進につなげていきたいと考えています。

また、私の地元は米農業が盛んでしたが、米離れとともに田んぼが減少していき、美しい田園風景が失われつつあります。緑豊かな風景を守るためにも、米の消費促進は必要不可欠な取り組みです。

中学から続けている野球で培った体力と精神力で、米農家と消費者を強力に繋ぐ営業を実現したいと考えています。

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JAの経営理念と自分の考えがどのようにマッチするか、志望動機の中ではっきりと述べましょう。

ただし、曖昧な内容は逆効果です。エピソードを添えると志望動機の説得力が増します。

④保険業で地域の人々を支えたい

例文④

私は、地域住民の方々がよりよい人生を送るためのサポートを保険で叶えたいと考え、志望させていただきました。

一般の保険会社ではなく貴組合を志望したのは、JA共済の幅広い補償内容に魅力を感じたからです。一般的な保険会社は保障の分野を限定しているので、自由度が低く補償内容も十分であるとは言えません。

一方貴組合は、人だけでなく、家や車などの所有物も手厚く補償しています。幅広い補償に取り組んでいる貴組合であれば、地域の保険加入者に安心感を与えることができ、よりよい人生を送るお手伝いができると考えています。

自治体の相談窓口のアルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かし、住民の方だけでなく同じ職場で働くみなさんにも頼ってもらえるような、心強い保険担当者を目指したいと思っています。

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保険業務を志望する場合、一般の保険会社ではなくJAを志望した理由を書く必要があります。JAと一般の保険会社の違いをきちんと把握して、志望動機に反映させてください。

また、今までの経験がどのような形で活かせるかもアピールするといいでしょう。

印象に残るJA(農協)の志望動機の書き方

印象に残る志望動機を書くには、以下の4つのコツを押さえておきましょう

JAを志望者する人は多いので、印象に残る志望動機で他の就活生との差をつけてください。

  1. その組合を志望する理由を必ず書く
  2. 求められる人物像に即して書く
  3. 関わりたい職種にも触れると良い
  4. 入社後どのように貢献したいかも述べる

①その組合を志望する理由を必ず書く

農協と一言でまとめても、1つの地域だけでも複数の農協が存在しています。他の組合ではなくなぜその組合を志望したのか、明確な理由を必ず記載しましょう。

場所や組合によって取り扱う商品やサービスが異なり、それに伴い業務内容も異なってきます。農協ごとの特色や業務内容をきちんと把握したうえで、志望動機に反映させて書いてください。

他の農協でもいいのでは?と思われるような志望動機はNGです。

②求められる人物像に即して書く

志望動機を書く前に、JAが求める人物像をしっかり把握して、その人物像に即して志望動機を書いてください

素晴らしい経歴やスキルを持っていても、JA側が求める人物像に即していなければ、採用の可能性は低いでしょう。

求める人物像は、採用後のミスマッチや早期退職を防ぐために採用側が事前に提示する条件の1つなのです。

ただし、嘘をついて無理矢理その人物像を演じるのはNGです。採用されたとしても、後々のトラブルの原因になってしまいます。

③関わりたい職種にも触れると良い

志望動機の項目では、関わりたい職種に触れておくことをおすすめします。

具体的な職種について記載しておくことで「この人はきちんと業務内容を調べているな」と、やる気のアピールや好印象につながるでしょう。

関わりたい職種を調べて働いている姿を具体的に想像することで、将来の展望や目標設定ができます。

ただし、必ずしもその職種に携われるわけではありません。JAの業務内容は多岐にわたるので、あくまで触れる程度にしておきましょう。

④入社後どのように貢献したいかも述べる

加えて、農協(JA)への志望動機では、入社後の具体的な貢献プランを明確に示すこともポイントです。

例えば、地域農業の活性化に向けて、若い世代の農業従事者支援や新規就農者のサポート体制づくりに取り組みたいという意志を伝えましょう。

また、農家の方々と直接対話し、彼らのニーズに寄り添いながら、地域の農業経営改善に貢献したいという熱意を表現することが大切です。

自分の経験や学んできたスキルを具体的に結びつけて、JAの発展にどのように貢献できるかを記述することで、採用担当者の心に響く志望動機を作成できます。

JA(農協)の志望動機を書く時の注意点3つ

JAの志望動機を作成する際は、以下の3つの点に注意してください。

この注意点に該当すると、せっかく作った志望動機もあま良い印象を与えず、逆効果となってしまいます。

  1. 漠然と「地元に貢献したい」はNG
  2. 「転勤したくないから」を理由にしない
  3. JAならではの表記に注意

①漠然と「地元に貢献したい」はNG

地元貢献はJAの志望動機でよく見られる内容ですが、漠然と「地元に貢献したい」という内容はNGです。漠然とした内容は研究不足の印象を与えてしまい、その後の採用試験に悪影響を及ぼします。

地元貢献はJAならではの志望動機です。JAは全国にある組織ですが、基本は地元に根差した事業で地域住民をサポートしています。

地元貢献というワードを最大限に活かして魅力的な志望動機にするには、JAのどういった業務を通じて地元に貢献したいのかを具体的に書くようにしましょう。

②「転勤したくないから」を理由にしない

JAは地元に根差した業務をおこなっているので、転勤がないと思い志望する人も少なくありません。

しかし、転勤がないという志望動機だけでは「JAでなく、一般企業でいいのでは?」と思われてしまします

また、転勤したくないというアピールはやる気がない姿勢に見られてしまい、採用担当者に悪い印象を与えてしまうでしょう。

さらに、JAは部署や組合によっては、一般企業と同じく転勤があります。JAのことを知らずに応募してきたのだなと思われないよう、転勤について触れるのは避けてくださいね。

③JAならではの表記に注意

JAは一般企業とは違い、会社組織ではなく組合となります。このため、志望動機に書く際は「貴社」ではなく「貴組合」と書くようにしましょう

JAならではの表記なのでうっかり忘れてしまいがちですが、記載ミスは相手に良い印象を与えないので、十分に注意が必要です。

また、農協とJAの二種類の表記がありますが、これに関してはどちらでも構いません。どちらも正しい名称なので、統一して書くことだけ注意してください。

一度志望動機を書いたら、記載ミスがないか確認するのをお勧めします。

志望動機の他にも!JA(農協)の面接でよく聞かれること3選

JA(農協)の面接では、農業や地域貢献への関心が重要視され、志望動機や自己PRに加えて、JAの業務に対する理解や意欲が問われることが多いです。

ここでは、面接でよく聞かれる質問とその対策をご紹介します。

  1. JAでの業務に対する理解や関心について
  2. 農業・地域活性化への意欲や考え方
  3. JAの組織文化や理念に対する共感度

①JAでの業務に対する理解や関心について

JAでの業務に対する理解や関心は、面接では欠かせないポイントです。

JAは農業事業、信用事業、共済事業、生活事業の4つの主要事業を展開しており、単なる農業支援にとどまらず、地域社会全体を支える幅広い役割を担っています。

志望動機では、これらの事業内容を具体的に理解し、自分がどの分野で貢献したいのかを明確に示すことが大切でしょう。

例えば、農業の持続可能な発展、地域経済の活性化、食の安全確保などへの熱意を具体的なエピソードと結びつけて説明することで、JAへの深い理解を伝えられます。

②農業・地域活性化への意欲や考え方

JAの面接では、農業や地域活性化への熱意も重要です。

単に「地域に貢献したい」という抽象的な表現ではなく、具体的な経験や課題解決への意欲が求められます。

例えば、大学時代の地域活性化プロジェクトや農業に関する学びを通じて得た知見を、どのようにJAの事業に活かせるかを明確に説明することが大切です。

地域の特性を理解し、農業振興、地域経済の活性化、担い手支援など、多角的な視点での貢献意欲を示すことで、面接官の共感を得られるでしょう。

③JAの組織文化や理念に対する共感度

JAの組織文化や理念に対する共感度を示すためには、農業への情熱と地域貢献の意志が求められます。

JAは単なる農業協同組合ではなく、地域社会全体の発展を目指す組織であることを理解し、その理念に深く共感していることをアピールすることが欠かせません。

具体的には、食の安全、地域活性化、農業振興といった社会的課題に対する自分の考えや、JAの「食と緑と水を守る」という基本的な使命への強い想いを明確に伝えることが大切です。

志望動機を工夫してJA(農協)の選考を突破しよう!

JAは人気の就職先なので、志望者も多く倍率が高いです。他の就活生と差をつけて選考を突破するには、志望動機に工夫が必要となります。

ここで紹介した志望動機の書き方を念頭に置いて、魅力的な志望動機を作成してください。

若林

このメディアの監修者

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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