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文系学生の就職先は幅広い!人気業界や自分に合う職種の探し方も紹介

自分は文系学生だから就活には不利だ、と悲観的になっていませんか?一般的に、理系出身者は就活に有利といわれていますが、実は就職率においては文系も理系もほとんど違いがないのです。

逆に文系学生の就職先は幅広いため、色々な選択肢が考えられます。この記事では文系学生に人気の企業や自分に合う職種の探し方も紹介していきますので、参考にしてください。

文系学生の就職先は幅広いが倍率高め

文系学生の就職先は幅が広いけれど倍率が高めになるのが特徴です。文系の就活でのメリットは、選べる業界が幅広いことがあげられます。

そのため、自分がやりたい仕事や行きたい企業が見つかりやすくなるのです。しかし、理系の就職先よりも倍率が高くなるといわれています。

その例として、大手企業の一般職などは人気が高いわりに、募集人数が少ないためどうしても倍率が上がってしまい就活が厳しくなりがちなのです。

就活を成功させるには文系理系を問わず、念入りに就活対策を行う必要があります。自己分析をしっかり行い自分の理想と適応性を照らし合わせ、自分に合う企業を探していきましょう。

文系学生から就職先として人気のある業界9つ

ここからは、文系学生から就職先として人気のある業界9つを紹介していきます。いろいろな業界があることを知って、就職先の幅を広げましょう。各業界の人気企業も列記していきます。

  1. 商社
  2. コンサルティング
  3. メーカー
  4. 金融
  5. 不動産
  6. 広告
  7. マスコミ
  8. IT
  9. インフラ

①商社

商社の業務内容は、国内の卸売業や海外との貿易を中心にビジネス展開をし、他社の商品などを別の企業へつなぐ役割を果たしています。

商社には、総合商社専門商社があり、総合商社は幅広い商材を扱い、輸出入貿易などを行います。

総合商社が「なんでも屋」と呼ばれるのは、このためです。一方で、扱う商材が特定の分野に特化しているのが専門商社になります。

総合商社を代表する3社はこちらです。

  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 伊藤忠商事

②コンサルティング

コンサルティング業界は企業の問題を解決することが主な業務内容で、戦略コンサル・総合コンサル・ITコンサル・FASといった業種に分けられます。

戦略的コンサルは、クライアント企業が抱える経営戦略の問題解決を目的にサービスを提供します。ITコンサルは、ITシステムを使用し企業の業務効率化などをサポートします。

FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)は、企業に対し財務関連の助言やコンサルティングを行う企業です。

総合コンサルはその文字の通り、さまざまな業種のコンサル業をまとめて提供しています。

コンサルティング業界の主要3社はこちらです。

  • 野村総合研究所(シンクタンク)
  • ドリームインキュベータ(戦略コンサル)
  • アビームコンサルティング(総合コンサル)

③メーカー

メーカーは製造業とも呼ばれ、素材や材料に手を加え製品を作り上げる業界です。メーカー業には製品によって食品・素材・化学・電気製品・消費財といったさまざまな分類にわけられます。

またメーカー企業の中にも、営業や企画・商品開発、品質・メンテナンス等の部署にわかれ、必要とされる能力や技術、適性も変わってきます。

メーカー業界には数多くの企業があることから、選択肢が広いといえるでしょう。興味がある分野を中心に、企業研究をしていきましょう。

こちらが就活生に人気があるメーカー企業3社です。

  • トヨタ自動車
  • 日立製作所
  • サントリーグループ

④金融

金融界とはお金に関わる仕事で、社会を支える役割を担っています。そして金融業界の代表格といえるのが銀行です。

現在日本国内の銀行だけでも、メガバンク・信託銀行・地方銀行・第二地方銀行・信用金庫・労働金庫・信用組合といった数多くの銀行が存在しています。

また金融業界には銀行以外にも多くの企業があります。例えば、証券会社・生命保険会社・損害保険会社・クレジット会社・先物取引会社なども、金融業界に含まれます。

日本の3大メガバンクはこの3つの銀行です。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほフィナンシャルグループ

⑤不動産

不動産業界は土地を調査して仕入れ、そこに企画した建造物を作り販売したり賃貸仲介などをすることで利益を得る業界です。

また、不動産販売・企画(開発)・賃貸(仲介)・管理と大まかにわけることができます。

不動産業界を目指す中でよく耳にする「デベロッパー」とは、企画や開発事業を中心に行う企業のことを指します。

一方でハウスメーカーは、自社ブランドを持ち住宅設計や施工を行っています。各社オリジナルの商品を扱うことから、低コストで納期するまでのスピーが早いことが特徴です。

就活生に人気の不動産企業がこちらです。

  • 住友不動産
  • 東建コーポレーション
  • 東急リバブル

⑥広告

広告業界の主な仕事内容は、クライアント企業に代わってマーケティングや広告活動を行い、その企業の製品やサービスの売り上げを上げることです。

広告代理店にも種類があり、総合広告代理店・専門広告代理店・ハウスエージェンシーなどがあげられます。

総合広告代理店は、テレビや雑誌、新聞など多くの広告枠を用いて複数のメディアにアプローチできることが強みといえます。

またネット広告代理店では、広告運用の代理にGoogle広告やYahoo!広告といった、さまざまな媒体を利用したりプロモーションの企画や政策をしています。

こちらが主要な広告業界の3社です。

  • 電通
  • 博報堂
  • サイバーエージェント

⑦マスコミ

マスコミ業界はメディアを通し、様々な情報を多くの人に提供し、広告費がこの業界の主な収益源になります。

テレビ局・新聞社・ラジオ局・出版社・オンラインメディア等が、主なマスコミ業界の就職先です。

テレビ局は全国に放送配信するキー局や地方局、衛星で放送するBS・CS局があります。

新聞には一般紙と専門紙の2種類あり、一般紙では全国紙や地方紙、ブロック紙があり、専門紙にはスポーツ新聞や株式新聞等です。

出版社では書籍をはじめマンガやファッション雑誌、生活情報雑誌、参考書などの発行を行っています。

就活生に人気のあるマスコミ3社がこちらです。

  • 共同通信社
  • ニッポン放送協会(NHK)
  • 講談社

⑧IT

ハードウェア・ソフトウェア・情報処理システムなどのサービスを提供するのがIT企業の業務内容です。そしてIT企業には、Sler系Web系があります。

Sler系はクライアントからの要求に応じてシステムを構成していきます。主に企業や官公庁から仕事を請け負います。

Web系は自社開発をし、Webサービス運営や開発、提供をそれぞれの企業が手がけ、一般顧客へサービスを提供しています。

こちらが主要なIT企業3社です。

  • NTTデータ
  • 楽天グループ
  • Sky

⑨インフラ

インフラ業界は、交通インフラ・エネルギーインフラ・生活インフラ・空間インフラの4つの業種にわかれています。

例えば、私たちが普段利用する鉄道は交通インフラに含まれます。この他にも、航空業や海運業、運輸業、そして道路や橋といった公共施設の建築も交通インフラです。

エネルギーインフラの業種には、電気業やガス業、石油・石炭業があげられます。最近では電気やガスの自由化が進み、民間企業の参入が増加傾向です。

エネルギーインフラの主要3社がこの3社です。

  • 東京電力HD
  • 関西電力
  • 中部電力 

早期内定獲得を目指そう!

早期内定を獲得する学生は徹底した業界・企業・自己分析を行っています。またなんとなくでESを提出するのではなく、選考管理が行き届いているのも特徴です。チェックリストで3つ以上チェックがない場合は要注意です。

ただ、頭では理解していても

  • 企業分析のそもそものやり方が分からない
  • 企業分析がめんどくさい
  • 分析する企業が多い

など様々な理由で後回しになることも。

そこでカリクルでは、就活を応援して「企業分析・業界分析・企業比較」ができ、選考も一括管理できる】エクセルシートをプレゼントしています。

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特典をうまく活用して、選考管理はサクッと終わらし、内定獲得を目指しましょう!

文系学生が就職先として目指せる8つの職種

文系学生の就活では、文系の持つ強みを最大限に活かすことが大切です。ここでは、文系学生が就職先として目指せる8つの職種について解説していきます。

  1. 営業
  2. 企画
  3. マーケティング
  4. エンジニア
  5. 人事
  6. 広報
  7. 経理
  8. 公務員

①営業

文系の就職先では、営業が一番多いといわれています。営業とは自社の製品やサービスのよさを最大限にアピールして売り込み、顧客から成約をもらうまでが仕事です。

そのためにも、高度なコミュニケーション能力が必須になります。この他にも、ヒアリング力・トラブル対応力・ストレス耐性能力なども求められるスキルです。

一般的に、文系の人は対人スキルが高いといわれています。そのため営業職は、文系学生に向いている業種の1つです。

②企画

企画の仕事は、世の中に売れる商品を生み出すことが目的です。消費者はどんな商品を望んでいるのか、ということを徹底的にリサーチして、それをコンセプトやターゲットに基づいて立案していきます。

企画は消費者のニーズに合った商品を考える仕事ですが、企業として利益を生み出せることが最重要課題です。

企画の仕事をするには、情報収集能力やリサーチ力、商品のよさを言語化できるプレゼンテーション能力が求められるため、文系のスキルを活かせる就職先といえます。

③マーケティング

マーケティングは、自社の商品を売れ続けさせるシステムを、構築していく役割があります。

主に、マーケット調査・商品のコンセプト立案・ネーミング・価格の設定などが、マーケティングの業務内容です。

分析力や発想力、マネジメント能力、コミュニケーション能力などが求められます。文系の人でも活躍できる業種のため、人気が高く倍率も高くなる傾向があります。

④エンジニア

文系学生で未経験でもエンジニアとして就職できるチャンスが増えてきました。エンジニアにもさまざまな種類があり、仕事内容も変わってきます。

代表的なものは、システムエンジニア・プログラマー・AIエンジニア・IoTエンジニア、インフラエンジニアなどで、この他にもエンジニアの仕事は多岐にわたっているのです。

文系でもエンジニアになることは可能ですが、論理的な物事の考え方が必要です。しかし理数系の専門知識がなくても、ITエンジニアはなりやすいといわれています。

⑤人事

人事は企業の採用担当や社員の研修・教育を担当する部署です。人事部で働くには、人間観察力や臨機応変に対応できるスキルが求めらるため、就職してから文系の強みを発揮できます。

ただし人事としての募集が少なく、一般的には総合職で採用になった人が、適性を買われて人事部に採用されるケースが多いようです。

それでも人事採用が全くないわけではなので、人事を目指す人は募集要項を見逃さずにチェックしておきましょう。

⑥広報

広報の仕事は、自社を世の中にアピールし、自社製品やサービスを知ってもらうための活動を行います。文系学生の適性に合い活躍を期待できるため、人気の職種です。

広報の業務内容は、社外広報と社内広報の2つにわけられます。社外広報は、報道機関やメディアを通して取材を受け情報を発信したり、自社のwebサイトやSNSなどを駆使し発信したりします。

またトラブルや重大問題発生時には、メディアの前で説明や質問に答えるといった、危機管理広報も重要な仕事です。

社内広報は、その企業で働く人に向けて情報を発信したり、メッセージを送信し社内の意識を高めたりする役割もあります。

⑦経理

経理の仕事は、企業の取引やお金の流れを管理することです。このことから、企業の金庫番といえます。

具体的な仕事内容は、売り上げ管理・仕入れ管理・税金の計算・給料の管理・決算書作成などです。

経理は日々、数字との戦いです。文系学生でも数字に苦手意識や抵抗がなければ、目指せる職種といえます。

経理には文系の人が得意とする簿記力が求められるので、簿記の資格があると有利です。またExcelでの計算が必須になるので、就職前にパソコンスキルもあげておくことを進めします。

⑧公務員

公務員には国家公務員をはじめ、地方公務員や税務署職員、裁判所職員と多くの職種があります。公務員の仕事は、事務系と技術系になるので、文系学生にとって事務系は目指しやすい職種です。

国家公務員は行政府(各府省や機関の職員など)・司法府(裁判所事務官など)・立法府(衆・参議員事務局職員など)で働く公務員を指します。

一方で地方公務員には、県庁職員・市役所職員・警察官・消防官・公立学校の教師など、私たちの生活に密着し地域社会を支える重要な仕事が多くあります。

【文系学生向け】自分に合った業界・職種の見つけ方3つ

これまで文系でも目指せる業界や業種を解説してきました。ここからは文系学生向けの、自分に合った業界や職種の見つけ方3つを紹介していきます。

  1. 自己分析から始める
  2. 業界研究を行う
  3. 就職の軸を定める

①自己分析から始める

文系と理系で共通していることは、就活では自己分析から始めることが最初のステップです。

まず自分自身のことを理解していないと、就活で求められる自分の強みや適応性をアピールすることができないだけなく、目標を設定することもできません。

これまで自分が経験したことを書き出して、何をやりたいのか考えましょう。もしどうしても分からない時は、家族や友人に他己分析をしてもらうのも有効な手段になります。

自己分析のやり方を詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

②業界研究を行う

自分がどのような就職先に進むべきかを考える上で、業界研究を行うことはマストです。詳しい業務内容や、求められる人物像を理解していないと、就活を成功させることができません。

また文系だから無理だと思っていたり、興味ないと思っていたりする分野の業界でも、調べてみると意外と興味を持ち、自分のスキルを活かしていけることに気づくことがあります。

色々な業界研究をすることで、新しい発見があり就活の選択肢を広げることができるでしょう。

③就活の軸を定める

自己分析と業界研究をしっかり行ったら、就活の軸を定めていきます。就活の軸をしっかり持っていないと、就活を進める中で方向性や目的意識がぶれてしまう可能性があるのです。

やりたいと感じる業界から自分に合った就職先企業を選び、そこからさらに職種まで見つけ出すことが大切になります。

企業が求めるスキルや適応性を理解して、自分は求められる人材であるか、文系の強みをを活かせる企業か確認することも重要なポイントです。

文系学生の就職先は幅広いため、しっかり業界研究を行おう

文系だからといって、就活で卑屈になる必要は全くありません。むしろ文系学生の就職先は幅広いため、しっかり業界研究を行い就活を進めていけば、納得のいく結果がついてくるでしょう。

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若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

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