就活豆知識

HOME > カリクル就活 > 就活豆知識 > 第一志望群とは?第一志望との違いと面接で与える印象について解説

第一志望群とは?第一志望との違いと面接で与える印象について解説

「第一志望群という言葉の意味を知りたい」「第一志望群という言葉を面接で使って良いのか知りたい」。このように第一志望群について、疑問を浮かべる就活生の方も多いのではないでしょうか。

第一志望群は、就活生であれば知っておいた方が良い言葉です。そこで今回は、第一志望群について下記内容を解説いたします。

  • 第一志望群の意味
  • 第一志望群の決め方
  • 面接で第一志望群と言ってはいけない理由

注意点を含めて、第一志望群の使い方を詳しく解説いたしますので、しっかりと理解していきましょう。

第一志望群って何?第一志望との違いを解説

第一志望群とは、第一志望に相当する複数の企業のことを指します。第一志望と違うのは、1社のみではなく、志望度が高い複数の企業をまとめている点です。

就活で、第一志望として明確に1企業が決まっている方ばかりではありません。業界で就職先を探していたり、職種で志望度を決める方もいるでしょう。このようなケースでは、入社意欲の高い企業が複数あるため、第一志望群としてグループ化を行います。

特徴としては、第一志望群のどの企業も内定をもらったら受諾するレベルだということです。気になる企業をすべて第一志望群に入れてしまっては、優先順位が成立しないため意味がありません。

第一志望群には複数の企業が含まれるものの、どれもが実際に働きたいと思う志望度が高い企業であることを理解しておきましょう。

第一志望群はどのように決める?決め方や目安の企業数を解説 

第一志望群を決めるためには、企業をしっかりリサーチしましょう。

企業研究をするうえで、企業のホームページや新卒採用の専用ページ、求人内容も確認が必要です。また、昨今では企業がYouTubeチャンネルを運営していたり、SNS運用をしていたりする企業も多いので、あわせてチェックしておくと良いでしょう。

加えて、OB訪問を積極的に行うことも大切です。実際に働いている先輩社員から、仕事をするうえでのやりがいや、苦労した点など生の声を聞くことで、入社意欲の優先順位をつけやすくなります。

入念に企業のリサーチをしたうえで、上位3~5社程度を第一志望群と定義しましょう。 第一志望群と定義した企業に注力して就活を進めることで、自分が強く志望する企業から内定を獲得できる可能性が高くなります。

面接で第一志望群と言うのは避けよう!理由を解説

続いて、面接での「第一志望群」という言葉の使い方について解説します。結論、面接では第一志望群と言うのは避けるべきです。

面接で第一志望群という言葉を使わない方が良いのには、下記3つの理由があります。

  1. 第一志望ではないと思われるため
  2. 志望度を深掘る質問をされるため
  3. はっきりしていない印象を与えるため

①第一志望ではないと思われるため

第一志望群という言葉からは、複数企業の志望が見えるため、「自社が第一志望ではない」と思われてしまうでしょう。

企業としては、内定を出したあとに辞退されることは避けたいと考えています。そのため、自社への入社意欲が高い候補者を優先して内定通知を出したいと考えるでしょう。

第一志望群の定義から志望度が高いことは分かりますが、第一志望でない限り、内定辞退のリスクをイメージするため、企業からの評価が下がる可能性があります

②志望度を深掘る質問をされるため

採用担当者が第一志望群という言葉を聞いた際、自社への入社意欲を疑う可能性もあります

第一志望群として複数の企業を志望している場合、「自社は第一志望群の中で何番目なのか」や「自社を第一志望群として定義したのは何故か」と深堀りされることもあるでしょう。

また、「自社より他社の方が良いと思っている点は何か」と答えづらい質問をされる可能性も

納得感のある答えを返答できれば良いですが、明確な優先順位付け定義ができない場合は、深堀りの質問を避けるためにも、第一志望群と言うべきではありません。

③はっきりしていない印象を与えるため

第一志望群という言葉から、「意思がはっきりしていない」といった印象を与えてしまうこともあります。

複数企業を志望していることから、明確な意思が見えづらく、優柔不断な印象を持つ採用担当者もいるでしょう。「すべてを優先にすることは、すべてを優先にしないこと」といった考えもあります。

ビジネスの世界では、取捨選択を迫られることが多いため、決断ができない人材は評価されません

ふわっとした印象を与えてしまう可能性もあるため、第一志望群という言葉は面接で使わないようにしましょう。

「第一志望群」についてのよくある質問

続いて、「第一志望群」についてのよくある質問と回答を紹介します。採用担当者へ第一志望であると意思表示をするにあたり、心配になることもあるのでは。

ここでしっかりと第一志望群について理解し、面接前に不安を解消しておきましょう

  1. 第一志望ではなくても第一志望と言うべき?
  2. 第一志望と言ったあとで内定辞退は可能?

①第一志望ではなくても第一志望と言うべき?

第一志望と言うには迷いがある企業から志望度を聞かれた場合でも、第一志望であると回答をした方が良いでしょう。

理由としては、第一志望ではないことを伝えた場合、第一志望でない企業=滑り止めの企業と認識されるため、企業側として良い気はしません。当然、企業としては、入社意欲の高い候補者へ内定を出したいと考えています。

志望度の優先順位がつけられない場合でも、各企業に何か魅力を感じたため応募をしているはずです。面接前に志望した理由を整理し、熱意を持って入社意欲を伝えるようにしましょう。

② 第一志望と言ったあとで内定辞退は可能?

第一志望と伝えている場合でも、内定辞退は可能です。

「第一志望と言ってしまうと、後々、内定辞退ができなくなってしまうのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、第一志望という言葉にも、内定通知辞退にも法的な拘束力はありません

実際、選考段階で複数企業を受けるにあたり、第一志望が変わるケースも少なくないでしょう。

第一志望と伝えたからといって内定辞退ができなくなることはありませんので、自信を持って入社意欲を伝えていきましょう

第一志望群は戦略的に定義するに留めておこう

今回は第一志望群の定義や使い方について詳しく解説しました。

第一志望群は、内部的に就活の戦略を練るために定義するものです。

エントリーシートや面接など、外部向けに使う言葉としては適していませんので注意しましょう。

  • フェイスブック
  • ツイッター

若林

この記事を書いた人

若林

青山学院大卒。 勉強が苦手過ぎた経験をもとに、学生時代に受験生への応援ブログを1年間毎日更新し、月間8000pvを記録。 新卒にて、C-mindグループの株式会社LEADに営業として入社し、初年度、年間個人売上900万以上達成。 2023年3月にメディア事業責任者に就任し、メンバーを集めつつ、半年でメディア記事を1000本公開し、現在は2000本以上の記事の監修をし、就活に役立つ情報を発信中。

PICKUPピックアップ記事

まずはカリクル公式LINEを友だち追加!

無料スーツレンタルはこちら